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クリスマス・アドベント・カード

めいれい
12. ローマからの 命令

こうてい
そのころ、ローマの 皇帝アウグストから、
ていこく じんこう ちょう さ
ローマ帝国の 人口調査を するようにとの
めいれい で
命令が 出ました。それで みんな、
とうろく じ ぶん う こきょう
登録を するために、自分の 生まれ故郷へ
かえ
帰らなければ なりませんでした。
かく ち いき なんにん す
(人口調査とは、各地域に 何人 住んで
しら ちょう さ
いるかを 調べるための 調査です。)

ふくいんしょ
ルカによる 福音書 2:1-3

まい ねんまえ はじ ものがたり はなし せいしょ ふくいんしょ さいしょ しょう


この24枚のカードには、2,000年前の初めてのクリスマスの物語がつづられています。お話は、聖書のルカによる福音書とマタイによる福音書の最初の2章を
わかりやすくしたものです。

つか かた
使い方
ぶん ぜん ぶ しろ くろ あつ がみ
6ページ分全部(カラーまたは白黒)を、厚紙に
いんさつ
印刷する。

かく ふと じっせん そ よっ
各ページを、太い実線に沿って、4つのセクションに
き わ ま なか てんせん ふた お
切り分ける。各カードは真ん中の点線に沿って2つ折りにし、
うら つ は あ
裏にスティックのりを付けて貼り合わせる。
かざ つ
カードは、クリスマスツリーの飾り付けと
つか うえ ぶ ぶん あな あ
しても使えます(上の部分に穴を開け、ツリーに
とお しょくじ
つか ば あい
アドベント・カレンダーとして使う場合は、 かけるためのリボンを通す)。クリスマスの食事を
とき
がつついたち はじ まいにちいちまい あたら
12月1日から始め、毎日1枚ずつ新しいカードを する時に、テーブルを飾り付けるのに使っても
かざ あか さま たんじょう む
飾る。赤ちゃんのイエス様の誕 生に向けて、 いいでしょう。
とうじょう じんぶつ み
登場する人物を見ていきましょう。

え ぶ ぶん ものがたり ぶ ぶん べつべつ き はな
絵の部分と物語の部分を別々に切り離せば、
あ つか
絵と物語を合わせるゲームに使うこともできます。
しろ くろばん え
白黒版もあるので、クリスマスのぬり絵の
つか
アクティビティに使って下さい。

文と絵とデザイン:ディディエ・マーティン Copyright © 2022年、ディディエ・マーティン 許可を得て使用


“Christmas Advent Cards”--Japanese
しんでん
1. エリサベツと ザカリヤ 2. 神殿に いる ザカリヤ
ひ しんでん
エリサベツと ザカリヤは、 ある日、ザカリヤは 神殿で
むら す さい し つと
ユダヤの 村に 住んでいました。 祭司の 務めを していました。
さい し ふたり しゅ かんれい したが えら
ザカリヤは 祭司で、2人とも 主の 慣例に 従って 選ばれた ザカリヤは、
まも ひ せいじょ こう
おきてと いましめを ことごとく 守り、 その日、聖所で 香を たくことに
かみ み まえ ただ せいかつ ひとびと
神の 御前に 正しい 生活を なっていました。人々が
おく そと いの あいだ
送っていました。エリサベツには 神殿の 外で 祈っている 間、
こ ども なか はい
子供が できなかったので、2人には ザカリヤは 神殿の 中に 入りました。
とつぜん てん し あらわ
子供が おらず、2人とも、 すると 突然、天使が 現れました。
とし お
すでに 年老いていました。 ふくいんしょ
ルカによる 福音書 1:8-11
ふくいんしょ
ルカによる 福音書 1:5-7

てん し くち
3. 天使から ザカリヤへの 4. 口の きけない ザカリヤ
メッセージ てん し い
ザカリヤは 天使に 言いました。
てん し み こと え

天使を 見た ザカリヤは、おどろいて 「どうして そんな事が、あり得るでしょうか?


わたし ろうじん つま とし

しまいました。天使は ザカリヤに 私は 老人ですし、妻も 年を とっています。」


い こた

言いました。
「おそれるな、ザカリヤよ。 すると、天使が 答えて 言いました。
かみ いの き い かみ み まえ た

神が、あなたの 祈りを 聞き入れて 「わたしは 神の 御前に 立つ ガブリエルで


くだ つま よろこ し

下さったのだ。あなたの 妻エリサベツは あって、この 喜ばしい 知らせを あなたに


おとこ こ う こ かた つた

男の子を 産むであろう。その子を 語り伝えるために、つかわされた


な づ かれ しゅ とき く じょうじゅ

ヨハネと 名付けなさい。彼は 主の ものである。時が 来れば 成就する わたしの


み まえ おお もの こと ば しん

御前に 大いなる 者と なり、 言葉を 信じなかったから、あなたは


おお くち こと お

イスラエルの 多くの 子らを、主なる 口が きけなく なり、この事の 起こる


かれ た かえ ひ

彼らの 神に 立ち帰らせるであろう。」 日まで、ものが 言えなく なる。」

ふくいんしょ ふくいんしょ

ルカによる 福音書 1:12-17 ルカによる 福音書 1:18-25


こんやく てん し もと おとず
5. ヨセフと マリヤが 婚約する 6. 天使が マリヤの 元を 訪れる
なん み ろっ げつ め

何キロも はなれた ナザレという エリサベツが 身ごもって 6か月目に、


まち わか じょせい かみさま てん し

町に、マリヤという 若い 女性が 神様は 天使ガブリエルを、


す もと

住んでいました。マリヤは、 ナザレの マリヤの 元へ つかわしました。


ひと けっこん やくそく い

ヨセフという 人と 結婚する 約束を ガブリエルは 言いました。


おう めぐ おんな

していました。ヨセフは ダビデ王の 「恵まれた 女よ、おめでとう、


し そん だい く はたら しゅ とも

子孫で、大工として 働いていました。 主が あなたと 共に おられます!


み おとこ こ

ふくいんしょ
あなたは 身ごもって 男の子を
ルカによる 福音書 1:26-27 う
産むでしょう。その子を イエスと

な づ き
名付けなさい。」それを 聞いた
なん わけ
マリヤは、何だか 訳が

分かりませんでした。

ふくいんしょ
ルカによる 福音書 1:26-31

かみ ふ か のう おとず
7. 神には 不可能は ない 8. マリヤが エリサベツを 訪れる
かれ おお もの たか
「彼は 大いなる者と なり、いと高き者の あと いそ


そのすぐ後、マリヤは 急いで
子と、となえられるでしょう。」 もと い

い わたし
エリサベツの 元へ 行きました。
マリヤは 言いました。「でも、私には いえ はい

おっと マリヤは ザカリヤの 家に 入って、


まだ 夫が ありません。」 ガブリエルは
こた かみ ちから エリサベツに あいさつしました。
答えました。「神の 力が、この子を
こ ども ふくいんしょ
もたらすのです。子供が できないと ルカによる 福音書 1:39-40
しんせき
言われていた、あなたの 親戚の
ろうれい み
エリサベツも、老齢なのに、身ごもって
ろっ か げつ
6ヶ月が たっていますよ。神には、
なん
何でも できない ことは ないのです!」
しゅ
「わたしは、主の はしためです。」と
マリヤが 言うと、ガブリエルは
さ い
去って行きました。
ふくいんしょ
ルカによる 福音書 1:32-38

9. マリヤと エリサベツ 10. エリサベツが ヨハネを 産む
つき み

エリサベツが マリヤの あいさつを いよいよ 月が 満ちると、エリサベツは


おとこ こ う あか
き あか
聞くと、おなかの 赤ちゃんが 男の子を 産みました。みんな、赤ちゃんの
な まえ とう な まえ
こわだか
はねました。エリサベツは 声高く 名前は お父さんの 名前に ちなんで
おも

さけんで 言いました。「あなたは、 ザカリヤに なるのだと 思っていました。

おんな なか さいこう しゅくふく
ところが、エリサベツが 言いました。
女の 中で 最高に 祝福されています! こ
「いいえ! この子の 名前は、ヨハネに
そして、おなかの 赤ちゃんも!」
わたし こころ
しなくては。」 そこで、みんなは
マリヤは 言いました。「私は 心から
しゅ さん び たましい すく ぬし
ザカリヤに、赤ちゃんを どんな 名前に
主を 賛美し、私の 魂は 救い主である
かみ いま したいのかと たずねました。ザカリヤは、
神を たたえます。今からは、みんなが いた か な
板に こう 書きました。「その名は ヨハネ」。
私を 祝福された 女と 言うでしょう。 しゅんかん ふたた
せい かみさま ちから すると その瞬間、ザカリヤは 再び
聖なる 神様、力ある 神様が、私のために はな
おお くだ 話すことが できるように なり、
大きな ことを して下さったからです。」 かみさま はじ
神様を ほめたたえ始めたのでした。
ふくいんしょ
ルカによる 福音書 1:41-56 ふくいんしょ
ルカによる 福音書 1:57-80

てん し あらわ
めいれい
11. 天使が ヨセフに 現れる 12. ローマからの 命令
マリヤが ナザレに もどると、ヨセフは、 こうてい
かのじょ み おも そのころ、ローマの 皇帝アウグストから、
彼女が 身重に なっている ことを ていこく じんこうちょう さ
し ただ ひと ローマ帝国の 人口調査を するようにとの
知りました。ヨセフは 正しい 人だったので、 めいれい で
命令が 出ました。それで みんな、
すでに 身重に なっている マリヤと とうろく じ ぶん う こ きょう
けっこん り えん 登録を するために、自分の 生まれ故郷へ
結婚することは できず、離縁しなければ かえ
おも
帰らなければ なりませんでした。
ならないと 思いました。ところが、 かく ち いき なんにん す
しゅ てん し ゆめ なか あらわ
(人口調査とは、各地域に 何人 住んで
主の 天使が 夢の 中で ヨセフに 現れて、 しら ちょう さ
い しんぱい
いるかを 調べるための 調査です。)
こう 言いました。「ヨセフ、心配しないで
つま
マリヤを 妻として むかえなさい。 ふくいんしょ

かのじょ み せいれい ルカによる 福音書 2:1-3


彼女が 身ごもって いるのは、聖霊による
おとこ こ
ものなのだから。マリヤは 男の子を
う こ
産むであろう。その子を、イエスと
な づ
名付けなさい。」
ふくいんしょ
マタイによる 福音書 1:18-25
たび へ や
13. ベツレヘムへの 旅 14. 部屋が ない
か けい ふたり つ
ヨセフは ダビデの 家系だったので、 2人が ベツレヘムに 着いたころは、
まち で しゅっさん じ き
ガリラヤの 町ナザレを 出て、 マリヤの 出産時期でした。
おう う
ダビデ王の 生まれた 町である、 けれども、ヨセフと マリヤには、
い ところ
ユダヤの ベツレヘムへ 行かなければ とまる 所が ありません。
まち
なりませんでした。それで、 あちこちの 町から
み おも かえ き ひとたち
ヨセフと 身重の マリヤは、 帰って来た 人達で、
とお たび だ
遠い ベツレヘムへと 旅立ちました。 どこも いっぱいだったのです。

ふくいんしょ ふくいんしょ
ルカによる 福音書 2:4-5 ルカによる 福音書 2:6-7

うま ご や お つ の やま ひつじか たち
15. 馬小屋に 落ち着く 16. 野山の 羊飼い達
こうがい
とうとう、マリヤが ベツレヘムの 郊外では、
しゅっ さん み しんせつ ひと ひつじか たち ひつじ む ばん
出産しそうなのを 見た 親切な 人が、 羊飼い達が 羊の 群れの 番を
うま ご や なが よる さむ
馬小屋に とまって いいと していました。長い 夜は 寒く、
い び
言ってくれました。 羊飼い達は たき火に あたって
どうぶつたち あたた
そこなら、動物達と いっしょですが、 暖まっていました。
あたた す よる あた じつ しず そら
暖かく 過ごせます。その夜、 辺りは 実に 静かで、空には
さま う まんてん ほし
イエス様が 生まれたのでした! 満天の 星が かがやいていました。

ふくいんしょ ふくいんしょ
ルカによる 福音書 2:6-7 ルカによる 福音書 2:8
てん し ひつじか たち あらわ おおぜい てん し うた
17. 天使が 羊飼い達に 現れる 18. 大勢の 天使が 歌う
とつぜん しゅ てん し あらわ てん し
突然、主の 天使が 現れて、 すると、おびただしいほどの 天使が
あか ひかり じゅう て あらわ かみさま さん び うた
明るい 光が そこら中を 照らしました。 現れ、神様への 賛美を 歌いました。
ひつじか たち ち じょう ひとびと あい あらわ くだ
羊飼い達は、びっくりぎょうてん 「地上の 人々に 愛を 表して 下さった、
い たか ところ かみ
しました。天使が 言いました。 いと高き 所に おられる 神に、
えいこう
「こわがる ことは ありません! 栄光が あるように!」
おお よろこ つた てん し たち てんごく い
わたしは、大きな 喜びを 伝えるために 天使達が 天国に もどって行くと、
き きょう ひつじか たち かた あ
来ました。今日、ベツレヘムに、 羊飼い達は たがいに 語り合いました。
すく ぬし う
救い主が お生まれに なりました! 「ベツレヘムへ 行って、
あか しゅ おし で き ごと
あなたがたは、その 赤ちゃんが 主が 教えて下さった 出来事を
か ば み こ
飼い葉おけに ねかされて いるのを 見て来よう。」

見るでしょう。」 ふくいんしょ
ルカによる 福音書 2:13-15
ふくいんしょ
ルカによる 福音書 2:9-12

はか せ たち ほし はっけん はか せ たち
19. 博士達が星を発見する 20. 博士達が エルサレムに

いっぽう とお ひがし くに やって来る
一方、遠く はなれた 東の 国では、
てんもんがく けん きゅう はか せ たち はか せ たち
天文学の 研究を している 博士達が、 博士達は、ユダヤよりも
あたら ほし あらわ もくげき ひがし とお くに
新しい 星が 現れるのを 目撃しました。 ずっと 東の 遠い 国から、
い だい おうさま あたら う あか
博士達は それを、偉大な 王様が 新しく 生まれた 赤ちゃんを
う かみさま たび き
生まれたという 神様からの おがむために 旅して来ました。
う と おうさま
しるしとして 受け止めました。 博士達は、この 新しい 王様への
おく もの おうごん にゅうこう

ふくいんしょ 贈り物として、黄金と 乳香と


マタイによる 福音書 2:1-2 もつやく も き
没薬を 持って来ました。

ふくいんしょ
マタイによる 福音書 2:1-2, 11
はか せ たち おう たず はか せ たち
21. 博士達が ヘロデ王を 訪ねる 22. 博士達が ベツレヘムに
やって来る
エルサレムでは、
あたら う おうさま はか せ たち む
新しく 生まれた 王様は どこかと 博士達が ベツレヘムに 向かうと、
はか せ たち おう かれ い ぜん ひがし くに み
博士達に たずねられた ヘロデ王が、 彼らが 以前 東の国で 見たのと
さい し ちょう りっぽうがくしゃたち おな ほし あらわ
祭司長や 律法学者達に たずねました。 同じ 星が 現れました。
う おおよろこ すす ほう
「メシヤは どこで 生まれるのか?」 彼らは 大 喜びで、星の 進む 方へ
まち
「ユダヤの ベツレヘムの 町で 向かいました。そして 星は、
かれ こた おさな ご と
ございます。」と、彼らは 答えました。 幼子が いるところで 止まったのでした。
それで、ヘロデ王は 博士達に ふくいんしょ

それを 伝えました。
つた
マタイによる 福音書 2:8-9

ふくいんしょ
マタイによる 福音書 2:3-7

きゃく さま おうさま
23. お客さん 24. イエス様は 王様
ひつじか たち かれ な まえ
羊飼い達は、ヨセフと マリヤが 彼の 名前は イエスです。
うま ご や み さま たか かみさま こ
とまっていた 馬小屋を 見つけました。 イエス様は、いと高き 神様の 子です。
てん し い とお しゅ かみ さま おうさま
そこには、天使の 言った通り、 主なる 神は、イエス様を 王様に
か ば あか せん ぞ
飼い葉おけに 赤ちゃんが しました。そして、先祖である
はか せ たち おう おう ざ あた
ねかされて いました。博士達が ダビデ王の 王座を 与えました。
こ ども もと とうちゃく とき さま くに げんかい
子供の 元に 到着した 時は、 イエス様の 国には 限界が なく、
おうごん にゅうこう もつやく けっ ほろ
ひざまずいて、黄金と 乳香と 没薬の 決して 滅びることも ありません!
おく もの あたら おうさま
贈り物を 新しい 王様に ささげました。 ふくいんしょ
ルカによる 福音書 1:31–33
ふくいんしょ
ルカによる 福音書 2:16-19と
マタイによる 福音書 2:11
しんでん
1. エリサベツと ザカリヤ 2. 神殿に いる ザカリヤ
ひ しんでん
エリサベツと ザカリヤは、 ある日、ザカリヤは 神殿で
むら す
さい し つと
ユダヤの 村に 住んでいました。 祭司の 務めを していました。
さい し ふたり しゅ
かんれい したが えら
ザカリヤは 祭司で、2人とも 主の 慣例に 従って 選ばれた ザカリヤは、
まも
ひ せいじょ こう
おきてと いましめを ことごとく 守り、 その日、聖所で 香を たくことに
かみ み まえ ただ せいかつ
ひとびと
神の 御前に 正しい 生活を なっていました。人々が
おく
そと いの あいだ
送っていました。エリサベツには 神殿の 外で 祈っている 間、
こ ども
なか はい
子供が できなかったので、2人には ザカリヤは 神殿の 中に 入りました。
とつぜん てん し あらわ
子供が おらず、2人とも、 すると 突然、天使が 現れました。
とし お
すでに 年老いていました。
ふくいんしょ
ルカによる 福音書 1:8-11
ふくいんしょ
ルカによる 福音書 1:5-7

てん し くち
3. 天使から ザカリヤへの 4. 口の きけない ザカリヤ
メッセージ てん し い
ザカリヤは 天使に 言いました。
てん し み こと え

天使を 見た ザカリヤは、おどろいて 「どうして そんな事が、あり得るでしょうか?


わたし ろうじん つま とし

しまいました。天使は ザカリヤに 私は 老人ですし、妻も 年を とっています。」


い こた

言いました。
「おそれるな、ザカリヤよ。 すると、天使が 答えて 言いました。
かみ いの き い かみ み まえ た

神が、あなたの 祈りを 聞き入れて 「わたしは 神の 御前に 立つ ガブリエルで


くだ つま よろこ し

下さったのだ。あなたの 妻エリサベツは あって、この 喜ばしい 知らせを あなたに


おとこ こ う こ かた つた

男の子を 産むであろう。その子を 語り伝えるために、つかわされた


な づ かれ しゅ とき く じょうじゅ

ヨハネと 名付けなさい。彼は 主の ものである。時が 来れば 成就する わたしの


み まえ おお もの こと ば しん

御前に 大いなる 者と なり、 言葉を 信じなかったから、あなたは


おお くち こと お

イスラエルの 多くの 子らを、主なる 口が きけなく なり、この事の 起こる


かれ た かえ ひ

彼らの 神に 立ち帰らせるであろう。」 日まで、ものが 言えなく なる。」

ふくいんしょ ふくいんしょ

ルカによる 福音書 1:12-17 ルカによる 福音書 1:18-25


こんやく てん し もと おとず

5. ヨセフと マリヤが 婚約する 6. 天使が マリヤの 元を 訪れる


なん み ろっ げつ め

何キロも はなれた ナザレという エリサベツが 身ごもって 6か月目に、


まち わか じょせい かみさま てん し

町に、マリヤという 若い 女性が 神様は 天使ガブリエルを、


す もと

住んでいました。マリヤは、 ナザレの マリヤの 元へ つかわしました。


ひと けっこん やくそく い

ヨセフという 人と 結婚する 約束を ガブリエルは 言いました。


おう めぐ おんな

していました。ヨセフは ダビデ王の 「恵まれた 女よ、おめでとう、


し そん だい く はたら しゅ とも

子孫で、大工として 働いていました。 主が あなたと 共に おられます!


み おとこ こ
あなたは 身ごもって 男の子を
ふくいんしょ
う こ
ルカによる 福音書 1:26-27 産むでしょう。その子を イエスと
な づ き
名付けなさい。」それを 聞いた
なん わけ
マリヤは、何だか 訳が

分かりませんでした。

ふくいんしょ
ルカによる 福音書 1:26-31

かみ ふ か のう
7. 神には 不可能は ない おとず
8. マリヤが エリサベツを 訪れる
かれ おお もの たか
「彼は 大いなる者と なり、いと高き者の あと いそ
こ そのすぐ後、マリヤは 急いで
子と、となえられるでしょう。」 もと い
い わたし エリサベツの 元へ 行きました。
マリヤは 言いました。「でも、私には いえ はい
おっと
マリヤは ザカリヤの 家に 入って、
まだ 夫が ありません。」 ガブリエルは
こた かみ ちから
エリサベツに あいさつしました。
答えました。「神の 力が、この子を
こ ども
もたらすのです。子供が できないと ふくいんしょ

しんせき ルカによる 福音書 1:39-40


言われていた、あなたの 親戚の
ろうれい み
エリサベツも、老齢なのに、身ごもって
ろっ か げつ
6ヶ月が たっていますよ。神には、
なん
何でも できない ことは ないのです!」
しゅ
「わたしは、主の はしためです。」と
マリヤが 言うと、ガブリエルは
さ い
去って行きました。
ふくいんしょ
ルカによる 福音書 1:32-38

9. マリヤと エリサベツ 10. エリサベツが ヨハネを 産む
つき み

エリサベツが マリヤの あいさつを いよいよ 月が 満ちると、エリサベツは


おとこ こ う あか
き あか
聞くと、おなかの 赤ちゃんが 男の子を 産みました。みんな、赤ちゃんの
な まえ とう な まえ
こわだか
はねました。エリサベツは 声高く 名前は お父さんの 名前に ちなんで
おも

さけんで 言いました。「あなたは、 ザカリヤに なるのだと 思っていました。

おんな なか さいこう しゅくふく
ところが、エリサベツが 言いました。
女の 中で 最高に 祝福されています! こ
「いいえ! この子の 名前は、ヨハネに
そして、おなかの 赤ちゃんも!」
わたし こころ
しなくては。」 そこで、みんなは
マリヤは 言いました。「私は 心から
しゅ さん び たましい すく ぬし
ザカリヤに、赤ちゃんを どんな 名前に
主を 賛美し、私の 魂は 救い主である
かみ いま したいのかと たずねました。ザカリヤは、
神を たたえます。今からは、みんなが いた か な
板に こう 書きました。「その名は ヨハネ」。
私を 祝福された 女と 言うでしょう。 しゅんかん ふたた
せい かみさま ちから すると その瞬間、ザカリヤは 再び
聖なる 神様、力ある 神様が、私のために はな
おお くだ 話すことが できるように なり、
大きな ことを して下さったからです。」 かみさま はじ
神様を ほめたたえ始めたのでした。
ふくいんしょ
ルカによる 福音書 1:41-56 ふくいんしょ
ルカによる 福音書 1:57-80

てん し あらわ めいれい
11. 天使が ヨセフに 現れる 12. ローマからの 命令
マリヤが ナザレに もどると、ヨセフは、 こうてい

かのじょ み おも そのころ、ローマの 皇帝アウグストから、


彼女が 身重に なっている ことを ていこく じんこうちょう さ

し ただ ひと ローマ帝国の 人口調査を するようにとの


知りました。ヨセフは 正しい 人だったので、 めいれい で
命令が 出ました。それで みんな、
すでに 身重に なっている マリヤと とうろく じ ぶん う こ きょう
けっこん り えん 登録を するために、自分の 生まれ故郷へ
結婚することは できず、離縁しなければ かえ
おも 帰らなければ なりませんでした。
ならないと 思いました。ところが、 かく ち いき なんにん す
しゅ てん し ゆめ なか あらわ (人口調査とは、各地域に 何人 住んで
主の 天使が 夢の 中で ヨセフに 現れて、 しら ちょう さ
い しんぱい いるかを 調べるための 調査です。)
こう 言いました。「ヨセフ、心配しないで
つま
マリヤを 妻として むかえなさい。 ふくいんしょ

かのじょ み せいれい
ルカによる 福音書 2:1-3
彼女が 身ごもって いるのは、聖霊による
おとこ こ
ものなのだから。マリヤは 男の子を
う こ
産むであろう。その子を、イエスと
な づ
名付けなさい。」
ふくいんしょ
マタイによる 福音書 1:18-25
たび へ や
13. ベツレヘムへの 旅 14. 部屋が ない
か けい ふたり つ
ヨセフは ダビデの 家系だったので、 2人が ベツレヘムに 着いたころは、
まち で しゅっさん じ き
ガリラヤの 町ナザレを 出て、 マリヤの 出産時期でした。
おう う
ダビデ王の 生まれた 町である、 けれども、ヨセフと マリヤには、
い ところ
ユダヤの ベツレヘムへ 行かなければ とまる 所が ありません。
まち
なりませんでした。それで、 あちこちの 町から
み おも かえ き ひとたち
ヨセフと 身重の マリヤは、 帰って来た 人達で、
とお たび だ
遠い ベツレヘムへと 旅立ちました。 どこも いっぱいだったのです。
ふくいんしょ ふくいんしょ
ルカによる 福音書 2:4-5 ルカによる 福音書 2:6-7

うま ご や お つ の やま ひつじか たち
15. 馬小屋に 落ち着く 16. 野山の 羊飼い達
こうがい
とうとう、マリヤが ベツレヘムの 郊外では、
しゅっ さん み しんせつ ひと ひつじか たち ひつじ む ばん
出産しそうなのを 見た 親切な 人が、 羊飼い達が 羊の 群れの 番を
うま ご や なが よる さむ
馬小屋に とまって いいと していました。長い 夜は 寒く、
い び
言ってくれました。 羊飼い達は たき火に あたって
どうぶつたち あたた
そこなら、動物達と いっしょですが、 暖まっていました。
あたた す よる あた じつ しず そら
暖かく 過ごせます。その夜、 辺りは 実に 静かで、空には
さま う まんてん ほし
イエス様が 生まれたのでした! 満天の 星が かがやいていました。

ふくいんしょ ふくいんしょ
ルカによる 福音書 2:6-7 ルカによる 福音書 2:8
てん し ひつじか たち あらわ おおぜい てん し うた
17. 天使が 羊飼い達に 現れる 18. 大勢の 天使が 歌う
とつぜん しゅ てん し あらわ てん し
突然、主の 天使が 現れて、 すると、おびただしいほどの 天使が
あか ひかり じゅう て あらわ かみさま さん び うた
明るい 光が そこら中を 照らしました。 現れ、神様への 賛美を 歌いました。
ひつじか たち ち じょう ひとびと あい あらわ くだ
羊飼い達は、びっくりぎょうてん 「地上の 人々に 愛を 表して 下さった、
い たか ところ かみ
しました。天使が 言いました。 いと高き 所に おられる 神に、
えいこう
「こわがる ことは ありません! 栄光が あるように!」
おお よろこ つた てん し たち てんごく い
わたしは、大きな 喜びを 伝えるために 天使達が 天国に もどって行くと、
き きょう かた あ
ひつじか たち
来ました。今日、ベツレヘムに、 羊飼い達は たがいに 語り合いました。
すく ぬし う
救い主が お生まれに なりました! 「ベツレヘムへ 行って、
あか しゅ おし で き ごと
あなたがたは、その 赤ちゃんが 主が 教えて下さった 出来事を
か ば み こ
飼い葉おけに ねかされて いるのを 見て来よう。」

見るでしょう。」 ふくいんしょ
ルカによる 福音書 2:13-15
ふくいんしょ
ルカによる 福音書 2:9-12

はか せ たち ほし はっけん はか せ たち

19. 博士達が星を発見する 20. 博士達が エルサレムに


いっぽう とお ひがし くに やって来る


一方、遠く はなれた 東の 国では、
てんもんがく けん きゅう はか せ たち はか せ たち

天文学の 研究を している 博士達が、 博士達は、ユダヤよりも


あたら ほし あらわ もくげき ひがし とお くに

新しい 星が 現れるのを 目撃しました。 ずっと 東の 遠い 国から、


い だい おうさま あたら う あか

博士達は それを、偉大な 王様が 新しく 生まれた 赤ちゃんを


う かみさま たび き

生まれたという 神様からの おがむために 旅して来ました。


う と おうさま

しるしとして 受け止めました。 博士達は、この 新しい 王様への


おく もの おうごん にゅうこう

ふくいんしょ
贈り物として、黄金と 乳香と
マタイによる 福音書 2:1-2 もつやく
没薬を 持って来ました。
も き

ふくいんしょ
マタイによる 福音書 2:1-2, 11
はか せ たち おう たず はか せ たち
21. 博士達が ヘロデ王を 訪ねる 22. 博士達が ベツレヘムに
やって来る
エルサレムでは、
あたら う おうさま はか せ たち む
新しく 生まれた 王様は どこかと 博士達が ベツレヘムに 向かうと、
はか せ たち おう かれ い ぜん ひがし くに み
博士達に たずねられた ヘロデ王が、 彼らが 以前 東の国で 見たのと
さい し ちょう りっぽうがくしゃたち おな ほし あらわ
祭司長や 律法学者達に たずねました。 同じ 星が 現れました。
う おおよろこ すす ほう
「メシヤは どこで 生まれるのか?」 彼らは 大 喜びで、星の 進む 方へ
まち
「ユダヤの ベツレヘムの 町で 向かいました。そして 星は、
かれ こた おさな ご と
ございます。」と、彼らは 答えました。 幼子が いるところで 止まったのでした。
それで、ヘロデ王は 博士達に ふくいんしょ
つた
マタイによる 福音書 2:8-9
それを 伝えました。

ふくいんしょ
マタイによる 福音書 2:3-7

きゃく さま おうさま
23. お客さん 24. イエス様は 王様
ひつじか たち かれ な まえ
羊飼い達は、ヨセフと マリヤが 彼の 名前は イエスです。
うま ご や み さま たか かみさま こ
とまっていた 馬小屋を 見つけました。 イエス様は、いと高き 神様の 子です。
てん し い とお しゅ かみ さま おうさま
そこには、天使の 言った通り、 主なる 神は、イエス様を 王様に
か ば あか せん ぞ
飼い葉おけに 赤ちゃんが しました。そして、先祖である
はか せ たち おう おう ざ あた
ねかされて いました。博士達が ダビデ王の 王座を 与えました。
こ ども もと とうちゃく とき さま くに げんかい
子供の 元に 到着した 時は、 イエス様の 国には 限界が なく、
おうごん にゅうこう もつやく けっ ほろ
ひざまずいて、黄金と 乳香と 没薬の 決して 滅びることも ありません!
おく もの あたら おうさま
贈り物を 新しい 王様に ささげました。 ふくいんしょ
ルカによる 福音書 1:31–33
ふくいんしょ
ルカによる 福音書 2:16-19と
マタイによる 福音書 2:11

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