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Ā民事訴訟法 ︵ 平成八・六・二六
法 一 〇 九
︶ 第四節 送達︵九八条︱一一三条︶
第五節 裁判︵一一四条︱一二三条︶
第一編 総則 る地位等を失う等の事情がある場合でも、それ自体として
は具体的な権利又は法律関係の存否をめぐる紛争とはいえ


  第六節 訴訟手続の中断及び中止︵一二四条︱一三二条︶ ず不適法である。︵最判平4・1・ 民集四六・一・一︿教覚寺事


第六章 訴えの提起前における証拠収集の処分等︵一三二条
ć︻民事裁判権の限界︼
施行 平成一〇・一・一︵附則参 照 ︶ 件﹀重判平4民訴四︶
改正 平成一一法一五一、平成一 三 法 九 六 ・ 法 一 三 九 ・ 法 の二︱一三二条の九︶  原告が被告宗教法人の代表役員であることの確認を求め

&
一五三、平成一四法六五・法一〇〇、平成一五法一 第 七 章   電 子 情 報 処 理 組 織 に よ る 申 立 て 等︵一 三 二 条 の 一
一 法律上の争訟 る訴えは適法であり、その前提として住職の地位の存否が
〇八・法一二八、平成一六法七六・法八八 ︵平成一 〇︶
1 定義 問題となる場合、憲法上の宗教の自由という要請から、宗
・法 一 二 〇・法 一 四 七・法 一 五 二、平 成
七 法 八 七︶ 第二編 第一審の訴訟手続
 ﹁法律上 の 争訟﹂と は 法令 を 適用 す る こ と に よ っ て 解決 教団体により自治的に決定されるべき教義や宗教活動に関
第一章 訴え︵Ă︻訴え︼・一三三条︱一四七条︶ !
一七法五〇・法七五・法一 〇 二 、 平 成 一 八 法 七 八 ・
し得べき権利義務に関する当事者間の紛争をいう。村議会 する事項につき審理、判断をすることは許されないが、住
法一〇九 第二章 計画審理︵一四七条の二・一四七条の三︶
の予算議決は、これに基づき課税その他の行政処分が行わ 職選任の手続準則が何であるか、右準則が遵守されたかに
  第三章 口頭弁論及びその準備


れて初めて村民の具体的権利義務に直接関係を生じるので つ い て 審判判断 す る こ と は 妨 げ ら れ な い。︵最判昭 ・4・


  第一節 口頭弁論︵一四八条︱一六〇条︶


あ る か ら、議決 の 無効確認 を 求 め る 訴 え は、不適法 で あ 判時九七三・八五︿本門寺事件﹀重判昭 民訴三②︶


第二節 準備書面等︵一六一条︱一六三条︶


注 ここに掲げた判例は、ほとんど本法施行前の旧民事訴訟法 る。︵最判昭 ・2・ 民集八・二・四一九、民商三一・一・六〇︶  ︿錯誤による贈与の無効を理由とする宗教法人に対する寄附金返還

'


第三節 争点及び証拠の整理手続
︵平 成 八・六・二 六 法 一 〇 九 に よ る 改 正 前 の 民 事 訴 訟 法 第一款 準備的口頭弁論︵一六四条︱一六七条︶ 2 抽象的法律問題 請求において﹀訴訟が具体的な権利義務ないし法律関係に関
[明治二三・四・二一法二九]︶の下でのものであるが、新  裁判所は、特定人の具体的法律関係につき紛争の存する する紛争の形式をとっており、信仰の対象の価値ないし宗
第二款 弁論準備手続︵一六八条︱一七四条︶

"
法の下でも妥当する判例及び新法の解釈の参考になる判例 教上の教義に関する判断は請求の当否を決する前提問題に
第三款 書面による準備手続︵一七五条︱一七八条︶ 場合にのみ司法権を発動し得るのであるから、警察予備隊
を厳選し、旧法各条に対応する新法各条に移し替えて掲載
第四章 証拠 が憲法九条に違反するものであることの抽象的な判断を求 とどまるものとされていても、それが訴訟の帰趨 [きすう] を
した。判例要旨中の[旧○○条]は、新法当該条に対応す


第一節 総則︵Ă︻証明責任︼・一七九条︱一八九条︶ める訴えは不適法である。︵最大判昭 ・ ・8民集六・九・七 左右する必要不可欠な紛争の核心であり、法令を適用する


る旧法の条数を示す。


第二節 証人尋問︵一九〇条︱二〇六条︶ 八 三︿警 察 予 備 隊 違 憲 訴 訟﹀憲 百 選 Đ [四 版]一 九 九、判 民 昭 ・五 ことによっては解決することのできない問題である場合に



第三節 当事者尋問︵二〇七条︱二一一条︶ 二︶↓憲八一条 は、結局、訴訟 は 法律上 の 争訟 に 当 た ら な い。︵最判昭 ・


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  第四節 鑑定︵二一二条︱二一八条︶  地家裁支部・出張所の統廃合に関する最高裁規則のうち 4・7民集三五・三・四四三︿板 ま ん だ ら 事件﹀民訴百選 [二版]一︶

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  第五節 書証︵二一九条︱二三一条︶ 福岡地裁及び家裁の甘木支部を廃止する部分につき、同支 ↓憲七六条 *

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*
4
*
目次 第六節 検証︵二三二条・二三三条︶  ︿N宗の被包括寺院であるX︵蓮華寺︶は、その住職Yが異説を唱
部管内の住民が憲法違反等を理由として提起したその取消

(
第一編 総則 第七節 証拠保全︵二三四条︱二四二条︶
しを求める訴えは、具体的な紛争を離れて裁判所に抽象的 えたとしてN宗管長Aにより懲戒処分を受けたので、これによりYは
ā︻民事裁判権の限界︼ 第五章 判決︵二四三条︱二六〇条︶
な法令の違憲性の判断を求めるものに帰し、法律上の争訟 X寺の住職・代表役員たる地位を失ったとして、その占有する寺院付
第一章 通則︵一条︱三条︶ 第六章 裁判によらない訴訟の完結︵二六一条︱二六七条︶


と は い え な い。︵最判平3・4・ 民集四五・四・五一八、行政百 き住宅の明渡しを請求した。これに対してYが、Aは管長ではない、


第二章 裁判所 第七章 大規模訴訟等に関する特則︵二六八条︱二六九条の
選Đ [五版]一四七︶↓二四条 、憲八一条 自 分 の 説 は 異 説 で は な い と し て、占有権限︵住職・代表役員︶の前提

$
第一節 管轄︵Ă︻国際裁判管轄︼・四条︱二二条︶ 二︶
3 宗教上の紛争 と な る 懲戒処分 の 無効 を 主張 し た 事件﹀当事者間 の 具体的 な 権
第二節 裁判所職員の除斥及び忌 避 ︵ 二 三 条 ︱ 二 七 条 ︶ 第八章 簡易裁判所の訴訟手続に関する特則︵二七〇条︱二
 原告が被告包括宗教法人に所属する末寺の住職たること 利義務ないし法律関係に関する訴訟であっても、宗教団体

$
第三章 当事者 八〇条︶
第三編 上訴 の確認を求める本件訴えは、具体的な権利ないし法律関係 内部においてされた懲戒処分の効力が請求の当否を決する
ā︻当事者の確定︼
第一節 当事者能力及び訴訟能力 ︵ 二 八 条 ︱ 三 七 条 ︶ ā︻上訴一般︼ の存否についての確認を求めるものとはいえないから、不 前提問題として紛争の本質的争点をなすとともに、それが
第二節 共同訴訟︵三八条︱四一 条 ︶ 第一章 控訴︵二八一条︱三一〇条の二︶ 適法である。しかし、他に具体的な権利又は法律関係をめ 単なる手続上の準則に従ってなされたかどうかにとどまら
第三節 訴訟参加︵四二条︱五三 条 ︶ 第二章 上告︵三一一条︱三二七条︶ ぐる紛争があり、その当否を判断する前提問題として特定 ず、宗教上 の 教義、信仰 の 内容 に 深 く か か わ っ て い る た
第四節 訴訟代理人及び補佐人︵ 五 四 条 ︱ 六 〇 条 ︶ 第三章 抗告︵三二八条︱三三七条︶ 人につき住職たる地位の存否を判断する必要がある場合に め、これに立ち入ることなくしてその効力の有無を判断す
第四章 訴訟費用 第四編 再審︵三三八条︱三四九条︶ は、その判断の内容が宗教上の教義の解釈にわたるもので ることができず、しかも、その判断が訴訟の帰趨を左右す
第一節 訴訟費用の負担︵六一条 ︱ 七 四 条 ︶ 第五編 手形訴訟及び小切手訴訟に関する特則︵三五〇条︱三 あ る よ う な 場合 は 格別、そ う で な い 限 り、そ の 地位 の 存 る必要不可欠なものである場合には、右訴訟は、裁判所法
第二節 訴訟費用の担保︵七五条 ︱ 八 一 条 ︶ 六七条︶ 否、すなわち選任ないし罷免の適否について裁判所が審判 三 条 に い う﹁法 律 上 の 争 訟﹂に 当 た ら な い。︵最 判 平 元・
第六編 少額訴訟に関する特則︵三六八条︱三八一条︶


第三節 訴訟上の救助︵八二条︱ 八 六 条 ︶ 権を有するものと解すべきである。︵最判昭 ・1・ 民集三 9・8 民 集 四 三・八・八 八 九︿日 蓮 正 宗 蓮 華 寺 事 件﹀民 訴 百 選 Ħ [補


【判プ】P0001-0022_◎民訴

第七編 督促手続


第五章 訴訟手続 四・一・一︿種徳寺事件﹀重判昭 民訴三①⋮⋮被告により末寺住職 正]一⋮⋮訴え却下を維持︶↓憲七六条

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*

第一節 訴訟の審理等︵八七条︱ 九 二 条 ︶ 第一章 総則︵三八二条︱三九六条︶ を罷免された原告による住職たる地位確認請求を却下。この事件と併   と同じ事案で、Yが原告となりXを被告として、Yが

)
(
第二節 専門委員等 第二章 電子情報処理組織による督促手続の特則︵三九七条
合された、末寺を原告とする本堂等明渡し請求を認容︶ Xの代表役員たる地位の確認を求めた事例につき、 と同

(
第一款 専門委員︵九二条の二 ︱ 九 二 条 の 七 ︶ ︱四〇二条︶
 被告包括宗教法人により、宗務所を不法占拠し教団の秩 旨 ︵最 判 平 元・9・8 判 時 一 三 二 九・一 一、民 商 一 〇 二・三・三 七

%
第二款 知的財産に関する事件 に お け る 裁 判 所 調 査 官 の 第八編 執行停止︵四〇三条︱四〇五条︶
序を乱したとの理由で懲戒処分を受けた原告がその無効確 七⋮⋮訴え却下を維持︶
事務等︵九二条の八・九二 条 の 九 ︶  

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認を求める訴えは、仮に当該処分により原告が被包括宗教  ︿ 宗においては、代表役員は法主をもって充てることとなってお

Y1
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第三節 期日及び期間︵九三条︱ 九 七 条 ︶  
法人︵教覚寺︶の代表役員たる地位及び被告の宗務役員た り、か つ、同宗 の 法主 と な る に は、﹁血脈相承﹂な る 宗教的儀式 を 経
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  民事訴訟法 総則 ā︻民事裁判権の限界︼
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  民事訴訟法 総則 ā︻民事裁判権の限界︼
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ることが必要であるのに、現 はこれを経ていないとして、 は の  政党が党員に対してした除名その他の処分の当否につい 務管理的行為については、各国の制定法等による国家実行 る国と米軍との法律関係は条約に基づくものであるから、


Y2

Y2

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代表役員たる地位を有しないことの確認を、 宗 の 僧 侶 ら が 求 め た 事 ては、処分が一般市民法秩序と直接の関係を有しない内部 の蓄積と﹁国家及び国家財産の裁判権免除に関する国際連 国は条約ないしこれに基づく国内法令に特段の定めがない


Y1

件﹀宗教法人 の 代表役員 た る 地位不存在確認 の 訴 え に お い 的な問題にとどまる限り、裁判所の審判権は及ばない。ま 合条約﹂の採択とにより、法廷地国の民事裁判権から免除 限り、米軍の本件飛行場の管理運営の権限を制約し、その


て、右地位の存否を判断する前提として、その者の当該宗 た、処 分 が 一 般 市 民 と し て の 権 利 利 益 を 侵 害 す る 場 合 で される旨の国際慣習法はもはや存在しない。外国国家の私 活動を制限し得るものではない。原告の本件差止請求は、
教団体における宗教活動上の地位の有無が問題となるとき あっても、その当否は、当該政党の自律的に定めた規範が 法的ないし業務管理的行為について我が国の民事裁判権の 国に対してその支配の及ばない第三者の行為の差止めを請
には、裁判所は、原則としてこれを審判し得る。しかし、 公序良俗に反するなどの特段の事情のない限り右規範に照 免除を認めることは、取引相手方に対して合理的理由なく 求 す る も の で あ っ て、 主 張 自 体 失 当 と し て 棄 却 を 免 れ な


その審判にあたり当該宗教団体の教義ないし信仰内容に立 らし、右規範を有しないときは条理に基づき、適正な手続 司法的救済を否定することとなるから、我が国の民事裁判 い。︵最判平5・2・ 民集四七・二・六四三︿厚木基地公害訴訟﹀


ち入ることが不可欠なときは、裁判所は同地位の存否につ にのっとってされたか否かによって決すべきであり、その 権の行使により当該外国の主権が侵害されるおそれがある 環境百選四一、法協一一二・三・四二六⋮⋮民事訴訟としては不適法
き審判することができないから、代表役員たる地位不存在 審 理 も 右 の 点 に 限 ら れ る も の と い わ な け れ ば な ら な い。 など特段の事情がない限り、外国国家は我が国の民事裁判 却下とした原審は誤りだが、不利益変更禁止により上告棄却︶↓憲七

確 認 の 訴 え は、
﹁法 律 上 の 争 訟﹂に 該 当 し な い。︵最 判 平 ︵最判昭 ・ ・ 判時一三〇七・一一三︿共産党除名処分事件﹀憲 権から免除されない。 六条 、行訴一条

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5・9・7民集四七・七・四六六七、憲百選Đ [四版]一九七︶ 百選Đ [四版]一九五⋮⋮除名処分された党員に対する党所有家屋の明    私法的ないし業務管理的行為か否かにかかわらず、外 三 天皇を被告とする訴訟
 ︿ ないし と類似の事実関係を背景として、宗教法人Y寺の住職 渡請求を認容︶↓憲七六条 国国家は、特定の事件につき進んでそれに服する意思を表  ︿知事による昭和天皇の病気快癒を願う記帳所の設置及びそのため
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を本山N宗により罷免されたXが、同宗の管長Aが﹁血脈相承﹂の秘 5 行政上の義務の履行を求める訴訟 明したときは我が国の民事裁判権を免除されないところ、 の 公金支出 を 違法 と し て 現天皇 に 対 し 不当利得返還 を 求 め た 住民訴


伝を受けた正統な管長ではなく、処分権限のないAによる右処分は無  国又は地方自治体が、専ら行政権の主体として国民に対 そのためには、原則として、当該外国国家と私人との間の 訟﹀天皇 は 日本国 の 象徴 で あ り日本国民統合 の 象徴 で あ る
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効であるとして、Yに対しXがその代表役員の地位にあることの確認 し行政上の義務の履行を求める訴訟は、法律上の争訟に当 契約書面の中の明文の規定において、当該契約から生ずる ことにかんがみ、天皇には民事裁判権は及ばない。︵最判平



を求めた事件﹀本件は、宗教団体とその外部の者との間にお た ら ず、不適法 で あ る。︵最判平 ・7・9民集五六・六・一一 紛争につき我が国の民事裁判権に服する旨の意思が明確に 元・ ・ 民集四三・一〇・一一六〇、民訴百選Ħ [補正]六、法協一



ける一般民事上の紛争とは異なり、宗教団体内部における 三四、民訴百選 [三版]A1⋮⋮宝塚市 が、パ チ ン コ 店等建築規制条例 表明されていれば足りる。︵最判平 ・7・ 判例集未登載⋮⋮ 一〇・二・二七五⋮⋮訴状却下すべきであるが、訴えを却下した原判


教義及び信仰の内容を本質的な争点とし、これについての に基づき発令した建築中止命令の不遵守を理由として、パチンコ業者 日本法人のパキスタン国に対する、売買代金を目的とする準消費貸借 決を破棄するまでもない︶
評価が訴訟の争点の判断に不可避であるから、法令の適用 に 対 し 建築工事 を 続行 し て は な ら な い 旨 の 裁判 を 求 め る 訴 え は 不適 に基づく金銭請求。同国国防省の関連会社で同国代理人であるA社と 四 行政権に対する限界
による最終的解決が不可能であり、訴えを却下すべきであ 法︶↓憲七六条 、行総ā︻ł︼ 、行訴一条 日本法人との間で、本件に関して紛争が生じた場合には我が国の裁判  国営空港における航空機の規制については、空港管理権

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)

る。︵最判平 ・9・ 判時一六八九・七八、重判平 憲一︶ 6 試験・教育をめぐる紛争 ↓行訴一条 所で裁判手続を行うことに同意する旨の書面による契約があった︶ に基づく管理と航空行政権に基づく規制が、両権限の主管


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 ︿X寺 が 罷免 し た 住職Y に 対 す る 寺院明渡請求﹀本件 に お い て 7 学術的業績の評価をめぐる紛争  外国国家の主権的行為については民事裁判権が免除され 者たる運輸大臣により不可分一体的に行われているから、
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<
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は、N宗の管長として本件罷免処分をしたAが正当な管長  原告主張の研究業績の先行権を認めるには、比較さるべ るとの国際慣習法の存在は今日なお肯定できる。本件差止 航空機の離発着の差止めを求める訴えは、当然航空行政権
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*

で あ る か 否 か が 同処分 の 効力 を 判断 す る た め の 争点 で あ き二つの研究論文の先後の評価が必要であるが、その評価 請求及び損害賠償請求の対象である在日米軍の航空機の横 の行使の取消し・変更を求める請求を包含することになる


り、これを判定するには、AがN宗において血脈相承を受 は、単 に 時 間 の 先 後 の み な ら ず、当 該 各 研 究 の 内 容、方 田基地における夜間離発着は在日米軍の公的活動そのもの ので、行政訴訟により何らかの請求をなし得るかはともか



けて法主の地位︵管長︶についたか否かの判断が必要であ 法、程度、結果の発表態様、学説の当否もしくは優劣等、 であり、その活動の目的ないし行為の性質上主権的行為で く、民事訴訟 と し て は 不適法 で あ る。︵最大判昭 ・ ・ 民



り、その判断のためには、N宗の教義ないし信仰の内容に 種々の要素に依存するのであり、こうした学問的評価はそ あることは明らかであるから、本件請求について合衆国は 集 三 五・一 〇・一 三 六 九︿大 阪 国 際 空 港 公 害 訴 訟﹀民 訴 百 選 [三 版]


立ち入り血脈相承の意義を明らかにすることが不可避であ の研究の属する分野の学者にゆだねられるべく、裁判所が 民事裁判権 を 免除 さ れ る。︵最判平 ・4・ 民集五六・四・七 三︶↓一三五条 、憲七六条 、行訴一条 、民七〇九条

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るから、本件訴訟は、その実質において法令の適用による 法令を適用して解決することのできる法律上の争訟ではな 二九、国私百選七九、法協一二〇・五・一〇五九︶  防衛庁長官による自衛隊機の運行を統括する権限の行使

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+
終局的解決に適しないものであり、法律上の争訟に当たら いから、原告の先行権侵害の主張は失当であり、請求棄却  不動産は領土主権の対象であり、互いにこれを尊重する は、飛行場周辺住民への騒音の影響をも配慮してなされる

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+


な い。︵最 判 平 ・2・ 判 時 一 七 七 九・二 二 ①、民 訴 百 選 [三 版] を免れない。︵東京地判平4・ ・ 判時一四七二・一三〇︶ ことが国際間の礼譲とされ、不動産を直接目的とする訴訟 ものであって、周辺住民に対し自衛隊機の運航に必然的に


二︶ 8 スポーツの順位をめぐる紛争 はその所在国の裁判権に専属することは多くの国により承 伴う騒音の受忍を義務付ける公権力の行使というべきであ
 宗教法人Yの檀徒たる地位が具体的権利義務又は法律関  スポーツ競技における順位、優劣等の争いについては、 認され、かつ、外国が当事者である場合でも承認されてき る。したがって、原告住民らが国に対し自衛隊機の本件飛
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係か否かは、Yの規則における檀徒の位置づけいかんに係 それが私人の法律上の地位に直接影響しない限り、司法審 たから、ビルマ連邦を債務者とする土地処分禁止仮処分に 行場の離発着の差止め及び航空機騒音の規制を求める訴え


るところ、Yの規則によれば、Yにおいては、檀信徒名簿 査 の 対象 と な る 法律上 の 争訟 で は な い と こ ろ、本訴請求 つ き 我 が 国 は 裁判権 を 行使 し 得 る。︵東京地判昭 ・6・9下 は、公権力の行使の取消変更ないしその発動を求めるもの


が備え付けられていて、檀徒であることがYの代表役員を は、本件競技会における順位という事実の確認そのものを 民五・六・八三六、渉外百選 [二版]八八︶ として、行政訴訟としてはともかく、民事訴訟としては不


補佐する機関である総代に選任されるための要件とされて 求める請求︵それは当然不適法︶ではないが、本件ペナル 2 外国国籍の存在確認 適法 で あ る。︵最判平5・2・ 前出 ︶↓憲七六条 、行訴一条

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おり、予算編成、不動産の処分等のYの維持経営に係る諸 ティの有効無効によって自動的に順位が確定されるから、  アメリカ合衆国の国籍を有することの確認を求める訴え

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+

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【判プ】P0001-0022_◎民訴

般の事項の決定につき、総代による意見の表明を通じて檀 実質的には順位の確認請求と異ならず、それが認容されて は、アメリカ合衆国の裁判権に専属し、我が国の裁判権に 五 訴訟事件と非訟事件



徒の意見が反映される体制となっており、檀徒によるYの も原告の法律上の地位に直接影響するものでもないから、 属 し な い。︵最判昭 ・ ・ 民集三・一二・五〇七、民商二七・  [旧]金 銭 債 務 臨 時 調 停 法 七 条 の 調 停 に 代 わ る 裁 判 は、

9
+




維持経営の妨害行為が除名処分事由とされているのである 法律上の争訟に該当しない。︵東京地判平6・8・ 判時一五三 五・三二三、判民昭 ・三九︶ 既存の債務関係につき利息・期限等を形成的に変更する、


から、Yにおける檀徒たる地位は具体的な権利義務又は法 三・八四︶ 3 条約上の義務に抵触する請求 性質上非訟事件に関するものに限られ、当事者の主張する


律関係といえる。︵最判平7・7・ 民集四九・七・二七一七、民 二 民事裁判権の対外的限界  原告は、米軍機による騒音被害を理由として、人格権、 権利義務の存否を終局的に確定する裁判を含まないから、

5
+

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訴百選Ħ [補正]A ︶ 1 主権免除 環境権に基づき、国︵被告︶に対し民事訴訟として米軍機 家屋明渡し、占有回収に関する純然たる訴訟事件につき、


4 政党による党員処分  外国国家の主権的行為は別として、その私法的ないし業 の離発着の差止めを請求するが、国が管理する飛行場に係 [旧]借地借家調停法 の 準用 す る 同条 に よ り 調停 に 代 わ る

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裁判をすることは、同条に違反するばかりでなく、同時に . 三 四. 三 八. 九
八︱八 六 七︵会 社 法 上 の 訴 え︶、 民 執 三 三 第三条 この法律に定めるもののほか、民事訴訟に関す ていること、我が国を債務の履行場所とする旨又は準拠法

〇︵執行法上 の 訴 え.

憲法八二条、三二条 に 違反 す る。︵最大決昭 ・7・6民集一 ︶ 民執一五七︵取立訴訟︶、 破一七三、会 を日本法とする旨の合意があったわけではないこと、被告


る 手 続 に 関 し 必 要 な 事 項 は、最 高 裁 判 所 規 則 で 定 め

. 九 七︵否 認 訴 訟・否 認 異 議 訴 訟︶、 破 一 二 六︱一 三


更九五

四・九・一六五七、憲百選Đ [四版]一三二︶↓憲八二条 る。 が長年ドイツに生活上・営業上の本拠を置いており、防御


!

三、会 更 一 五 二︵債 権 確 定 訴 訟・査 定 異 議 訴 訟.


︶ 会更一〇二
 家事審判法九条一項乙類一号の審判は、夫婦の同居義務 のための証拠方法も同国内に集中していること、他方、原
:
+

︵損害賠償請求権の査定異議の訴え︶、特許一七八︱一八四の二 ︻最高裁の規則制定権↓憲七七︻規則による一般的な定め↓民

等の実体的権利義務自体を確定するものではなく、その存 訴規︻個別的に規則に委任する例↓ 四③、民訴規六︵大使公使 告はドイツからの自動車等の輸入業者であってドイツでの


︵特許関係訴訟︶、行訴︵行政事件訴訟︶、自治二四二 の 二︵住民


在を前提として、同居の時期、場所、態様等につき家庭裁 訴訟︶、公選二〇三︱二二〇︵選挙関係訴訟︶、 の 普通裁判籍︶
、 七一②、民訴規二七︵費用額 の 相殺 の 例外︶、 訴訟の提起が過大な負担にならないこと、等の事情は、我


判所が合目的の見地から裁量権によりその具体的内容を定 七六、民訴規二九
ァ ︵担保提供 の 方法︶
、 一七〇③、民訴規八 が 国 の 国際裁判管轄 を 否定 す べ き 特段 の 事情 に 当 た る。

ァァ


める、本質的に非訟事件の裁判であり、審判確定後はその ︵裁判所及び当事者の責務︶ 八︵音声 の 送受信 に よ る 弁論準備手続︶、 一七六③、民訴規九 ︵最 判 平 9・ ・ 民 集 五 一・一 〇・四 〇 五 五、国 私 百 選 八 一、法 協


形成的効力を争い得ないものの、その前提たる同居義務自 一︵音声の送受信による書面による準備手続の協議︶
、 二〇四、


第二条 裁判所は、民事訴訟が公正かつ迅速に行われる 一一七・九・一三五六︶
民訴規一二三︵映像等 の 送受信 に よ る 尋問︶、 二七九④⑤、司


体については公開の法廷における対審及び判決を求める道 2 管轄原因の調査
ように努め、当事者は、信義に従い誠実に民事訴訟を 委規︵司法委員の資格等︶、 三一五、民訴規一九〇︱一九四
︵上


が保障されているから、右審判は、憲法八二条、三二条に  ︿日本法人Xが著作権者である本件著作物につき、タイ人Yが、日

#
追行しなければならない。 告理由 の 提出期間・記載 の 方式︶、 三二四、民訴規二〇三︵最


違反 し な い。︵最大決昭 ・6・ 民集一九・四・一〇八九、民訴 本以外の国における独占的利用権を取得したと主張して、Xから日本


. 七 六 ③. 七 八. 八 二︵憲 法 上 の 保 高裁 へ の 移送︶
、 三六八①、民訴規二二三︵少額訴訟 を 求 め 得


︻裁 判 の 公 正 ↓ 憲 三 二


百選 [三版]一、判民昭 ・四六︶↓憲八二条 、民七五二条 国外における同著作物の商品化事業を許諾された日本法人に対し、右


障︶、二三︱二七︵除斥・忌避. ︵証拠.

"

"

る 回数︶、 三七二③、民訴規二二六︵音声 の 送受信 に よ る 証人


︶ 一七九︱二三三 ︶ 二八
 家事審判法九条一項乙類三号の婚姻費用の分担を定める 一︱三三七︵上訴. 尋問︶、三九七︱四〇二
︵電子情報処理組織を用いて行う督促手 事業 が Y の 独占的利用権 を 侵害 す る と の 警告文 を 送付 し た た め、X
;
+

︶ 三三八︱三四九︵再審︶
︻手続の迅速↓九八

審判につき、 と同旨 ︵最大決昭 ・6・ 民集一九・四・一一 ︱一 一 〇︵職 権 送 達. . 一 四 七 の 三︵計 画 審 続の特則︶ が、① 右 警 告 文 送 付 に よ る X の 業 務 妨 害 を 理 由 と す る 損 害 賠 償 の 支


:
+

︶ 一四七の二

理.
︶ 一五六︱一五七の二︵攻撃防御方法の提出時期.

一四、続民訴百選八五、判民昭 ・四七︶↓民七六〇条 ︶ 一六一   払、②日本における本件著作物についてのYの著作権の不存在確認等


 家事審判法九条一項乙類一〇号の遺産の分割に関する処 ︱一 六 三︵準 備 書 面.
︶ 一 六 四︱一 七 八︵争 点 整 理 手 続︶、民 訴 を 求 め 提 訴﹀民 訴 法 五 条 九 号 の 不 法 行 為 地 の 裁 判 籍 に 依 拠
<
+

規 九 五︱九 八︵進 行 協 議 期 日︶、一 八 二︵集 中 証 拠 調 べ.


︶ 二五
第二章 裁判所
分の審判につき、 と同旨。 して我が国の国際裁判管轄を肯定するためには、原則とし
:
+

   右審判を行うにつき、その前提たる相続権、相続財産 一︵判決言渡期日︶、民訴規二二二︵少額訴訟手続の教示︶、裁判 第一節 管轄 て、被告が我が国においてした行為により原告の法益に損


迅速化︻信義誠実↓民一②
︵権利行使・義務履行 の 基本原則︶

等実体的権利義務関係の存否が争われる場合、審判手続で   害が生じたとの客観的事実関係が証明されれば足りる。請
. 一七四. 二九八②︵攻撃防御方法の提出が時機に後
一六七

これを判断してもその判断に既判力は生ぜず、別途民事訴 Ə︻国際裁判管轄︼ 求①につき、Yが警告書を我が国内で送付したことにより


れ た こ と の 説 明 義 務. . 一 五 九. 二 四 四. 二 六 三
︶ 一五八

ァァ
訟を提起し得るから、審判手続で右前提問題を審理・判断 Xの業務が妨害されたことは明らかであり、我が国は国際
︵当 事 者 の 弁 論 懈 怠. . 二 〇 九. 二 二 四. 二 二 九
︶ 二〇八
  一 財産関係事件


の上、分割の処分を行うことは憲法三二条、八二条に違反 . 二三〇︵証拠調べにおける当事者の協力義務︶ 裁 判 管 轄 を 有 す る。︵最 判 平 ・6・8 民 集 五 五・四・七 二 七、



し な い。︵最大決昭 ・3・2民集二〇・三・三六〇、家族百選 [五 1 原則 国私百選八二、法協一一九・一〇・二〇九五︶↓


%
'
  一 訴訟行為と信義則

版]九二、判民昭 ・一八︶↓憲八二条 、民七〇九条 イ 債務不履行による損害賠償請求 3 義務履行地の裁判籍


 借地法八条の二第一項による借地条件変更の裁判の前提  執行債務者の住所における動産仮差押えの執行に際し、  被告航空機のマレーシアにおける墜落事故で死亡した日  日本で締結された、日本の銀行の原告預金口座への振込


3
,

$
!
と し て 借地権 の 存否 が 争 わ れ る 場合 に つ き、 と同旨 ︵最 ! 本人乗客の遺族による損害賠償請求訴訟につき、被告が日 指定の合意のある消費貸借契約の義務履行地は日本国内に
第三者が執行債務者の財産は別に自分が預かっているから
<
+

決昭 ・5・ 民集二四・五・三七七、民商六四・二・二六二︶↓借 それを差し押えてほしいと執行吏に頼み、その所在場所に 本に営業所を有することにより、民訴法四条の規定する裁 あ る か ら、民訴法五条一号 [旧五条]の 裁判籍 は 我 が 国 に


! 

地借家一七条 案内した上、自己の占有中の動産を提供してその仮差押手 判籍が我が国内にあるときには、被告を日本の裁判権に服 あることになるので、被告︵アメリカ法人︶は我が国の裁



 民法八九二条の趣旨は、同条の要件がある場合に被相続 続を積極的に容認したときは、後に第三者異議の訴えを起 させるのが、当事者の公平、裁判の適正・迅速を期すると 判権に服する。︵東京地中間判昭 ・ ・ 判タ四六〇・一一八︶
4
,





人に廃除権ないし廃除請求権を付与したものではなく、形 こ し て 自己 の 所有権 を 主張 す る こ と は 信義則上許 さ れ な い う 理念 に よ り 条理 に か な う。︵最判昭 ・ ・ 民集三五・ 4 財産所在地の裁判籍




式上右要件に該当する場合であっても、なお家庭裁判所を い。︵最判昭 ・2・1民集二〇・二・一七九、民商五五・三・四九 七・一二二四︿マ レ ー シ ア 航空事件﹀民訴百選 [三版]一二三、法協一  ︿ の事案において﹀我が国は、請求②につき財産所在地の

#


して諸般の事情を総合的に考察の上、廃除の相当性を判断 五、判民昭 ・九︶ 〇五・七・九七四︶ 裁判籍︵民訴法五条四号︶に依拠する国際裁判管轄を有す


せしめようとしたものであるから、推定相続人廃除請求手  先に第三者異議訴訟を起こしそこで営業譲受けの事実を ロ 預託金返還請求 る。︵最判平 ・6・8前出 ︶↓著作Ă︻国際裁判管轄︼[一一二条 の

"

#
続は純然たる訴訟事件ではなく、これを非訟事件として扱 主張していた者が、営業譲受人の責任を追及する本件訴え  国際裁判管轄については、国際的に承認された一般的な

"
前]

!

う こ と は 憲 法 三 一 条、八 二 条 に 違 反 し な い。︵最 決 昭 ・ でその事実を否認したとしても、その否認が真実に合致し 準則 が 存在 せ ず、国際的慣習法 の 成熟 も 十分 で は な い た  金銭債務の不存在確認請求において、財産所在地である

&

3・ 家月三六・一〇・七九、家族百選 [五版]六八︶ た主張であり、かつ、前訴が民訴法二六三条 [旧二三八条] め、当事者間の公平や裁判の適正・迅速の理念により条理 債務者の住所地の存在をもって国際裁判管轄を認めるとす


によって終了しているときは、信義則に反しない。︵最判昭 に従って決定するのが相当であり、我が国の民訴法の規定 れば、原告である債務者は常に自己の住所地に訴えを提起


【判プ】P0001-0022_◎民訴


・7・ 民集二七・七・八九〇、民訴百選Ħ [補正]一二︶ する裁判籍のいずれかが我が国内にあるときは、原則とし し得る一方、被告債権者は自己と何ら関連のない国での応


二 信義則による後訴の排斥 ↓一一四条 て、我が国の裁判所に提起された訴訟事件につき、被告を 訴を強いられ、当事者間の公平が著しく害されることにな

+
4
5
+
第一章 通則
三 信義に反する方法で入手された証拠の証拠能力 ↓二 我が国の裁判権に服させるのが相当であるが、我が国で裁 るから、財産所在地の裁判籍を国際裁判管轄の原因とすべ
︵趣旨︶


四七条 ∼ 判を行うことが当事者間の公平、裁判の適正・迅速を期す き で は な い。︵東京地判昭 ・7・ 判時一二七五・七七、渉外百


3
+

5
+
第一条 民事訴訟に関する手続については、他の法令に るという理念に反する特段の事情があると認められる場合 選 [三版]九八︶

CMYK
定めるもののほか、この法律の定めるところによる。 には、我が国の国際裁判管轄を否定すべきである。自動車 5 併合請求の裁判籍
︻他の法令の例↓人訴︵婚姻・養子縁組・親子事件︶、会社八二 ︵最高裁判所規則︶ の買付け等を内容とする本件契約がドイツ国内で締結され  ︿ の事案において﹀ある管轄原因により我が国の国際裁判

'

#


3
  民事訴訟法 ︵ ︶
一条︱三条︱Ə︻国際裁判管轄︼ 総則 通則 裁判所 管轄
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  民事訴訟法 ︵ ︶
四条︱五条 総則 裁判所 管轄
4

管轄 が 認 め ら れ る 請求 の 当事者間 に お け る 他 の 請求 に つ る場合には、Xにドイツでの提訴を要求しても同確定判決   一   渉 外 事 件︵二 項 関 係︶ ↓Ă︻国際裁判管轄︼[四条 の 前] くもの

)
き、併合請求の裁判籍︵民訴法七条︶に依拠した国際裁判 の存在を理由に訴え却下となる可能性が高く、日本で離婚 ∼ ハ 会社からの発起人若しくは
4
*

管轄を肯定するには、国際社会における裁判機能の合理的 の訴えを提起する以外にはXの救済の途がなく、日本の国 二 渉外事件︵四項∼六項関係︶ ↓Ă︻国際裁判管轄︼[四条 発起人であった者又は検査役


な分配及び裁判の長期化回避という観点から、両請求間の 際裁判管轄を認めることは条理に適う。︵最判平8・6・ 民

の前] 若しくは検査役であった者に
!

密接な関連性が必要である。︵最判平 ・6・8前出 ︶ 集五〇・七・一四五一、民訴百選 [三版]A 、法協一一五・五・六八


対する訴えで発起人又は検査
6 国際裁判管轄の合意 九︶
役としての資格に基づくもの
 国際裁判管轄の合意の方式としては、少なくとも当事者
(

︵財産権上の訴え等についての管轄︶ ニ 会社その他の社団の債権者
の一方の作成した書面に特定国の裁判所が明示的に指定さ
れ、合意の存在と内容が明白であれば足りる。 第五条 次の各号に掲げる訴えは、それぞれ当該各号に からの社員又は社員であった
   外国を指定した専属的国際裁判管轄の合意は、当該事 定める地を管轄する裁判所に提起することができる。 者に対する訴えで社員として
︵普通裁判籍による管轄︶
件が我が国の裁判権に専属的に服さず、指定された外国の 一 財産権上の訴え 義務履行地 の資格に基づくもの
第四条① 訴えは、被告の普通裁判籍の所在地を管轄す
裁判所がその外国法上当該事件につき管轄権を有するとき 二 手形又は小切手による金銭の 手形又は小切手の 九 不法行為に関する訴え 不法行為があった
る裁判所の管轄に属する。
には、我が国国際民訴法上原則として有効であり、当該外 支払の請求を目的とする訴え 支払地 地
② 人の普通裁判籍は、住所により、日本国内に住所が
国法上右合意が有効であること、当該外国判決の承認につ 三 船員に対する財産権上の訴え 船舶の船籍の所在 十 船舶の衝突その他海上の事故 損害を受けた船舶
ないとき又は住所が知れないときは居所により、日本
き相互の保証あることを要しない。 地 に基づく損害賠償の訴え が最初に到達した
   被告の普通裁判籍あるアムステルダムの裁判所の専属 国内に居所がないとき又は居所が知れないときは最後
四 日本国内に住所︵法人にあっ 請求若しくはその 地
的 管 轄 を 定 め る 船 荷 証 券 上 の 約 款 は、
﹁原 告 は 被 告 の 法 廷 の住所により定まる。
ては、事務所又は営業所。以下 担保の目的又は差 十一 海難救助に関する訴え 海難救助があった
に従う﹂原則にも一致し、国際海運業者の経営政策上保護 ③ 大使、公使その他外国に在ってその国の裁判権から
この号において同じ。︶がない者 し押さえることが 地又は救助された
するに足ることから、著しく不合理で公序に反するときを の免除を享有する日本人が前項の規定により普通裁判
又は住所が知れない者に対する できる被告の財産 船舶が最初に到達

除 き、有 効 で あ る。︵最 判 昭 ・ ・ 民 集 二 九・一 〇・一 五 五 籍を有しないときは、その者の普通裁判籍は、最高裁


四、国私百選八五︶ 財産権上の訴え の所在地 した地


判所規則で定める地にあるものとする。
二 身分関係事件 五 事務所又は営業所を有する者 当該事務所又は営 十二 不動産に関する訴え 不動産の所在地
④ 法人その他の社団又は財団の普通裁判籍は、その主
 離婚の国際裁判管轄の決定に当たっては、被告の住所が に対する訴えでその事務所又は 業所の所在地 十三 登記又は登録に関する訴え 登記又は登録をす
)

たる事務所又は営業所により、事務所又は営業所がな
我が国にあることを原則とすべきであるが、原告が遺棄さ 営業所における業務に関するも べき地
いときは代表者その他の主たる業務担当者の住所によ
れた場合、被告が行方不明である場合その他これに準ずる の 十四 相続権若しくは遺留分に関 相続開始の時にお
り定まる。
場合においては、原告の住所が我が国にある以上、たとえ 六 船舶所有者その他船舶を利用 船舶の船籍の所在 する訴え又は遺贈その他死亡に ける被相続人の普
被告が我が国に最後の住所をも有しない者であっても、我 ⑤ 外国の社団又は財団の普通裁判籍は、前項の規定に
する者に対する船舶又は航海に 地 よって効力を生ずべき行為に関 通裁判籍の所在地
かかわらず、日本における主たる事務所又は営業所に

が 国 が 管轄権 を 持 つ。︵最大判昭 ・3・ 民集一八・三・四八


関する訴え する訴え
六、国私百選八八︶ より、日本国内に事務所又は営業所がないときは日本
七 船舶債権その他船舶を担保と 船舶の所在地 十五 相続債権その他相続財産の 同号に定める地
 原告︵在日アメリカ人たる夫︶主張の離婚原因事実︵在 における代表者その他の主たる業務担当者の住所によ
3
*

米アメリカ人たる妻による虐待︶は、原告が遺棄された場 する債権に基づく訴え 負担に関する訴えで前号に掲げ


り定まる。
合、被告が行方不明である場合その他これに準じる場合に 八 会社その他の社団又は財団に 社団又は財団の普 る訴えに該当しないもの︵相続
⑥ 国の普通裁判籍は、訴訟について国を代表する官庁
関する訴えで次に掲げるもの 通裁判籍の所在地 財産の全部又は一部が同号に定


該当しないから、日本に管轄権はない。︵最判昭 ・4・9家 の所在地により定まる。


月一六・八・七八、渉外百選 [二版]九二︶ イ 会社その他の社団からの社 める地を管轄する裁判所の管轄
︻普通裁判籍 に よ る 管轄 の 決定 の 他 の 例↓五 
 ︵社団・財団 に



 渉外離婚事件の国際裁判管轄の判断においては、当事者 関 す る 訴 え. 員若しくは社員であった者に 区域内にあるときに限る。︶
4
*

︶ 五 十
 四  ︵
十 五 相続 に 関 す る 訴 え︶
、人訴四︵婚姻・
間の公平や裁判の適正・迅速の理念により条理に従い決定 養子縁組・親子事件︶、破五︵非営業者の破産事件︶︻特許権等に 対する訴え、社員からの社員 ︻特別裁判籍↓五︱七︻特許権等に関する訴えでの移送↓二〇



するのが相当であり、被告の住所地の存する国に国際裁判 関 す る 訴 え で の 移送↓二〇 の 二① Ƽ︻所在地 を 管轄 す る 裁判 若しくは社員であった者に対 の 二 ① 
[ 一]
︻法 定 の 義 務 履 行 地 ↓ 民 四 八 四、商 五 一 六 ① 
管轄を肯定するのが当然ではあるが、原告が被告の住所地 所↓裁二②、下裁管轄︻法定専属管轄があるときの本項の不適 [ 二]
︻手形による金銭の支払の請求↓手二八
︵為替手形の引受人
する訴え又は社員であった者
. 二〇①︻法定専属管轄があるときの本項適用の特 の 義 務. . 一 五. 四 三︱五 四︵為 替 手 形 の 引 受・支 払
【判プ】P0001-0022_◎民訴

の あ る 外国 で 離婚 の 訴 え を 提起 す る こ と に つ い て の 法律 用↓一三① ︶ 手九


. 二〇② ƽ︻住所・居所↓民二二︵住所.
則↓一三② ︶ 民二三 からの社員に対する訴えで、 拒絶 に よ る 遡求.
︶ 手三二︵保証人 の 義務.
︶ 手五八︵参加引受
上、事実上の障害の有無とその程度を考慮し、原告の権利
︵居所︶ ƾ︻外交官の外国の裁判権からの免除↓外交約三一︻最 社員としての資格に基づくも 人 の 義 務.
︶ 手六三︵参 加 支 払 の 場 合.
︶ 手 七 七 ① 
 四 
 .七


保護に欠けることのないよう留意すべきである。ドイツに
高裁 の 定 め る 地↓民訴規六︵東京都千代田区︶ ƿ︻主 た る 事務 の 八①
︵ 約 束 手 形 の 支 払 ・遡 求 ・ 参 加 支 払 ︶
︻小切手 に よ る 金銭 の
居住するドイツ人Yが日本に居住する日本人Xに対し既に
所・営業所↓一般法人四、会社四︻法人でない社団・財団の当 . 一八. 三九︱四七︵小切手の支払拒絶
支払の請求↓ 小一二


ロ 社団又は財団からの役員又
ドイツで離婚の訴えを提起し、Y勝訴が確定したものの、 事者能力↓二九 ǀ
︻外 国 の 社 団・財 団 ↓ 民 三 五︵外国法人︶、 に よ る 遡求.
︶ 小二七︵保証人 の 義務.
︶ 小五五︵支払保証 の 場

CMYK
右判決は民訴一一八条 [旧二〇〇条]二号に抵触し日本で承 会社八一七︵外国会社︶ ǁ
︻国 を 代表 す る 官庁↓法務大臣権限
は役員であった者に対する訴 合︶
︻手形の支払地↓手一 
 . 二③. 七五  四. 七六③︻小切手

認される余地がないため、日本ではなお婚姻は継続してい 一 えで役員としての資格に基づ の支払地↓小一 
 . 二②③︻手形・小切手訴訟↓
四 三五〇︱三


Fri Jun 15 11:36:12 2007

六七、民訴規二一三︱二二一
︵原告 の 選択 に よ り 利用可能︶
︻手 きない。︵大判大 ・4・6民集一・一六九︶ は、東京高等裁判所の管轄に専属する。ただし、第二 対する訴えについては、第三十八条前段に定める場合

形・小切手 に つ い て の 支払督促 の 管轄↓三八三② 


 二 [ 三]
︻船 二 不法行為地︵九号関係︶ 十条の二第一項の規定により移送された訴訟に係る訴 に限る。︵平成一五法一〇八本条改正︶
. 二、商七〇五︱七二一︻船籍↓船舶四 [ 四]︻居
員↓船員一  本条九号 [旧一五条一項]の 立法趣旨 は 証拠調 べ の 便宜 に えについての終局判決に対する控訴については、この
"

︻訴えの客観的併合↓一三六︻訴えの主観的併合↓三八︻請求



所又は最後住所による普通裁判籍↓四②︻差押えできない財産
あるから、加害者とされる者の提起する不法行為による損 併合の際の訴額↓九︻法定専属管轄があるときの本条の不適用
. 一五二︻債権の所在地↓民執一四四②、破
の例↓民執一三一 限りでない。︵平成一五法一〇八本項追加︶
五②︻工業所有権の所在地↓ 特許一五、新案二の五②、意匠
害賠償債務不存在確認 の 訴 え に も 適用 さ れ る。︵京都地決昭
︵平成一五法一〇八本条改正︶
. 二〇①︻法定専属管轄があるときの本条適用の特則
↓一三①

. 二〇②︻人事訴訟の場合↓人訴五

・2・2判時六〇五・八四︶ ↓一三②

六八②、商標七七②︵特許管理人の住所居所・特許庁所在地︶、 Ƽ︻特許権に関する訴訟↓特許一〇〇︱一〇六︻実用新案権に関

 当事者の立証上の便宜を根拠とする不法行為地の裁判籍
#

種苗四三︵農林水産省所在地︶ [ 五]
︻事務所↓ 一般法人三〇
ァァ

する訴訟↓新案二七︱三〇︻回路配置利用権に関する訴訟↓半   一 管轄選択権の濫用
一 ② 
 . 三〇二②  三︵法人 の 登記︶︻営業所↓
三 商 八、会 社 九 の 趣旨 に 照 ら し、
﹁不法行為 に 関 す る 訴 え﹂と は、民法所 導体二二︱二六︻プログラムの著作物についての著作者の権利
. 九一一︱九一四︵商業登記︶ [ 六]︻船舶↓船舶一、国際   外 形 上 本 条 [旧 二 一 条]の 要 件 を 満 た す 場 合 で も、本 来

!
〇七 定の不法行為のほか、違法に権利を侵害され又は侵害され に関する訴訟↓著作一一二︱一一八︻裁判所の管轄区域↓裁二
. 七三
海運二①、商六八四 ︻船舶所有者↓商六九〇︱七〇四 るおそれのある者が提起する侵害の停止又は予防を求める 管轄なき請求について自己に便利な裁判所へ管轄を生じさ

②、下裁管轄︻本条の管轄の特例によらない訴訟の例↓意匠三
. 七三九. 七五九︻船舶利用者↓商六九三. 七〇〇. 七〇
八 差止めの訴えを含む。不競法三条一項による侵害の停止等 . 四. 一 四︻併 合 管
七︱四 一、商 標 三 六︱三 九、不 正 競 争 三 せるだけの目的で、その裁判所の管轄に属する、訴訟追行
. 四1︻船籍↓船舶四 [ 七]︻船
四、国際海運五、船荷約三1
の 差止 め を 求 め る 訴 え 及 び 差止請求権不存在確認 の 訴 え 轄・合 意 管 轄・応 訴 管 轄 の 特 則 ↓ 一 三 ②︻移 送 の 特 則 ↓ 二 〇 の意思のない請求を併せてするのは、管轄選択権の濫用で
舶債権↓商八四二︱八五一︻船舶をもって担保する債権↓商八 . 二〇の二︻中間確認の訴えにおける特則↓一四五②︻反訴


② 許 さ れ な い。︵札幌高決昭 ・9・ 高民一九・五・四二八、民訴


は、本条九号 に 該当 す る。︵最決平 ・4・8民集五八・四・八

四八、国際海運一九︻未登記船舶に対する質権↓商八五〇︻船 における特則↓一四六②︻合議体の特則↓二六九の二︻控訴審 百選 [三版]A2︶


.一 二五、重判平 民訴一、法協一二三・二・四一九︶↓不正競争三条

&
舶 に 対 す る 強制執行・担保権実行 の 場所↓ 民執一一三

における主張制限の特則↓二九九②︻絶対的上告理由における 二 行政訴訟の併合
. 一 八 九︵船 舶 所 在 地︶ [ 八]︻社 団 ↓ 一 般 法 人、会 社 三  不法行為地は、行為のなされた地のみならず損害の発生
$

一九 特 則 ↓ 三 一 二 ② 
 三 ƽ︻簡 易 裁 判 所 ↓ 裁 三 二︱三 八 ƾ︻東 京  関連請求たる民事訴訟の管轄裁判所に、同裁判所が管轄
. 二七︱三

"
︻財団↓一般法人︻社団 の 社員↓一般法人一一① 
  し た 地 を も 含 む。︵東 京 地 判 昭 ・5・ 下 民 一 六・五・九 二 三



高等裁判所専属↓裁一七


. 五 七 六︻社 団・財 団 の 役 員 ↓
〇、会 社 一 〇 四 一般法人六 ︿映画﹁海の勝利﹂事件﹀渉外百選 [増補]八二︶
を有しない行政事件訴訟たる取消訴訟が併合提起された場

. 七 六︱八 九. 一 九 七︵理 事.
〇 . 九 九︱一
︶ 一般法人六〇 三 渉外事件 ↓Ă︻国際裁判管轄︼[四条の前] 合 に 本 条 [旧 二 一 条]を 準 用 す る の は、取 消 訴 訟 を 中 心 と


. 一九七︵監事.
〇六 ︶ 一般法人二〇八︱二二四︵清算人︶︻会社 ︵意匠権等に関する訴えの管轄︶ して関連請求の併合を規定する行訴法一三条、一六条、一
. 三四九. 三六四︵役員. 第六条の二 意匠権、商標権、著作者の権利︵プログラ


の 役員↓ 会社三二九 ︶ 会社五九 七 条 の 法 意 に 反 す る。︵大 阪 高 決 昭 ・7・ 行 裁 二 四・六  
喝 


. 六〇一. 六〇二︵持分会社代表.
九 . 六五〇
︶ 会社四八二 ム の 著 作 物 に つ い て の 著 作 者 の 権 利 を 除 く。︶、出 版

七・六一七︶↓行訴一三条

!
︵清 算 人︶ . 二〇
︻発 起 人 ↓ 会 社 二 五 以 下︻検 査 役 ↓ 会 社 三 三
権、著作隣接権若しくは育成者権に関する訴え又は不 三 渉外事件 ↓Ă︻国際裁判管轄︼[四条の前]
︵特許権等に関する訴え等の管轄︶

'
. 三五八︻イの訴えの例↓会社四二三. 八四七、一般法人二

. 二七九︻ロの訴えの例↓一般法人二三. 一一一︻ハの訴
七八 第六条① 特許権、実用新案権、回路配置利用権又はプ 正競争︵不正競争防止法︵平成五年法律第四十七号︶
. 五八九. 六〇
えの例↓会社五三︻ニの訴えの例↓会社五八〇 ログラムの著作物についての著作者の権利に関する訴 第二条第一項に規定する不正競争をいう。︶による営業
. 六一二. 五八六. 四六三② [ 九]︻不法行為↓民七〇九︱
九 え︵以下 ﹁特許権等に関する訴え﹂という。︶について、 上の利益の侵害に係る訴えについて、第四条又は第五 ︵訴訟の目的の価額の算定︶
七二四、一般法人七八︻製造物責任↓製造物三︻国家の賠償責
条の規定により次の各号に掲げる裁判所が管轄権を有 第八条① 裁判所法︵昭和二十二年法律第五十九号︶の
前二条の規定によれば次の各号に掲げる裁判所が管轄
任↓憲一七、国賠一︻鉱害賠償責任↓鉱業一〇九 
[ 十]︻船舶↓ 規定により管轄が訴訟の目的の価額により定まるとき
権を有すべき場合には、その訴えは、それぞれ当該各 す る 場合 に は、そ れ ぞ れ 当該各号 に 定 め る 裁判所 に
船舶一、国際海運二①、商六八四 ︻船舶の衝突↓商七九七︻共

も、その訴えを提起することができる。 は、その価額は、訴えで主張する利益によって算定す
同 海 損 ↓ 商 七 八 八︱七 九 六 [ 十一]
︻海 難 救 助 ↓ 商 八 〇 〇︱八 号に定める裁判所の管轄に専属する。
一四︻船舶↓船舶一、商六八四  [ 十二]
︻不動産↓民八六①   一 前条第一項第一号に掲げる裁判 東京地方裁判所 る。
一 東京高等裁判所、名古屋高等裁 東京地方裁判所


[ 十三]
︻登記・登録 を す べ き 地 の 例↓不登六、商登一 の 三、工 所︵東京地方裁判所を除く。︶ ② 前項の価額を算定することができないとき、又は極
判所、仙台高等裁判所又は札幌高
抵一七、鉱抵三、農動産一二、非訟一一七、立木登記規則一、 めて困難であるときは、その価額は百四十万円を超え
等裁判所の管轄区域内に所在する 二 前条第一項第二号に掲げる裁判 大阪地方裁判所
. 五、漁 業 五 〇、鉱 業 五 九 ② ③、特 許 二 七、新 案 四 九、
車両四
所︵大阪地方裁判所を除く。︶ るものとみなす。︵平成一五法一二八本項改正︶
意 匠 六 一、商 標 七 一、著 作 七 八 [ 十四]
︻相 続 権 者 ↓ 民 八 八 六 地方裁判所
︵平成一五法一〇八本条追加︶ Ƽ︻訴額による事物管轄↓裁二四 
 . 三三①  一︻算定の基準時


︱八九五︻相続回復請求↓民八八四︻遺留分↓民一〇二八︱一 二 大阪高等裁判所、広島高等裁判 大阪地方裁判所
〇四四︻遺贈↓民九八五︱一〇〇三︻その他の死因行為↓一般 ↓一五
︵起訴の時︶
︻手数料額の基礎算出でも同一の算定↓民訴
所、福岡高等裁判所又は高松高等 ︻意匠権↓意匠二〇︱四一︻商標権↓商標一八︱三九︻著作者



. 八八
法人一五八、民五五四︻相続開始の時及び所↓民八八二 の権利↓著作一〇︱七八の二︻プログラムの著作物についての
費四① ƽ︻非財産権上の訴訟の手数料↓民訴費四②
︵訴額百六
裁判所の管轄区域内に所在する地 十万円とみなす︶︻財産権上の請求で訴額算定が極めて困難な訴
三︻自然人の普通裁判籍↓四② 
[ 十五]
︻相続財産の負担の例↓ の.
著作者の権利↓著作二① 十  二 一〇① 
 九 
③︻出版権↓著作七
民八八五︵相続財産 に 関 す る 費用.
︶ 民一〇二一︵遺言執行 の 費 方裁判所 九︱八八︻著作隣接権↓著作八九︱一〇四︻著作権等に関する
えの手数料↓民訴費四②
︵訴額百六十万円とみなす︶

用︶  ︻法定専属管轄 が あ る と き の 本条 の 不適用↓一三① ② 特許権等に関する訴えについて、前二条の規定によ 訴訟↓著作一一二︱一一八︻育成者権↓種苗一九︱三二

【判プ】P0001-0022_◎民訴

  算定の具体例

二〇①︻法定専属管轄があるときの本条適用の特則↓一三② り前項各号に掲げる裁判所の管轄区域内に所在する簡
二〇② 1 謝罪広告
易裁判所が管轄権を有する場合には、それぞれ当該各 ︵併合請求における管轄︶
 謝罪広告を新聞紙上に掲載することを求める訴訟の訴額

!
  一 義務履行地︵一号関係︶ 号に定める裁判所にも、その訴えを提起することがで 第七条 一の訴えで数個の請求をする場合には、第四条 は、新聞広告掲載に要する普通の広告費により算定する。
きる。︵平成一五法一〇八本項追加︶ から前条まで︵第六条第三項を除く。︶の規定により一


 義務履行地とは、訴訟に係る義務の存在する場合におけ ︵最判昭 ・8・8民集一二・一二・一九二一、民訴百選 [初版]三︶
!

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るその履行地をいうのであるから、原告がある地を履行地 ③ 第一項第二号に定める裁判所が第一審としてした特 の請求について管轄権を有する裁判所にその訴えを提 2 仮登記抹消請求
と主張するの一事で直ちにその地を履行地とすることはで 許権等に関する訴えについての終局判決に対する控訴 起することができる。ただし、数人からの又は数人に  所有権に関する仮登記の抹消請求の訴額は、所有権に基

"
5
  民事訴訟法 ︵ ︶
六条︱八条 総則 裁判所 管轄
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  民事訴訟法 ︵ ︶
九条︱一二条 総則 裁判所 管轄
6

づく物の引渡︵明渡︶請求に準じ、目的不動産の価額の二 で あ り、そ れ ぞ れ に 独立 し た も の と は 認 め ら れ な い と き 第一一条① 当事者は、第一審に限り、合意により管轄 送付し、原告が何ら変更を加えず承諾したときは、合意管


分の一を基準として定める。︵最判昭 ・6・ 民集二三・七・ は、例外的に合算しないのが相当である。原告らは、平和 裁判所を定めることができる。 轄の趣旨は被告の意思、したがって被告の利益により決せ


一一〇九、続民訴百選二︶ 的生存権ないし納税者基本権の侵害を主張するものの、原 ② 前項 の 合意 は、一定 の 法律関係 に 基 づ く 訴 え に 関 られるから、被告本店所在地の専属的管轄を定めたものと


告らに帰属するそれら権利の侵害による、各人固有の不利 解すべきである。︵大阪高決昭 ・8・ 判時六一三・六二、続民


し、かつ、書面でしなければ、その効力を生じない。
益の発生の予防・回復を訴求しているわけではないから、 訴百選三︶
③ 第一項の合意がその内容を記録した電磁的記録︵電
︵併合請求の場合の価額の算定︶ 本件訴えにより主張する利益が原告各人ごとに別個に存在 三 専属的合意の効力
子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識
す る も の と は 認 め ら れ な い。︵大阪高決平5・8・9判 タ 八三 1 応訴管轄の成立
第九条① 一の訴えで数個の請求をする場合には、その することができない方式で作られる記録であって、電
四・二一八︶  専属管轄 の 合意 が あ っ て も、応訴管轄 の 成立 を 妨 げ な

%
価額を合算したものを訴訟の目的の価額とする。ただ 子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。


ロ 合算した例 い。︵大判大 ・5・ 民録二七・九三九、判民大 ・七六︶


し、その訴えで主張する利益が各請求について共通で 以下同じ。︶によってされたときは、その合意は、書面
 林地開発許可処分に対する取消訴訟において、複数の原 2 法定管轄裁判所への提訴
$

ある場合におけるその各請求については、この限りで 告らが主張する利益は、処分取消しにより回復される原告 によってされたものとみなして、前項の規定を適用す  専属的合意管轄ある場合でも、その管轄とされた裁判所

&
ない。 らの水利権、人格権、不動産所有権の一部をなすものであ る。︵平成一六法一五二本項追加︶ 以外の裁判所に密接な関連を持つ別訴が係属中で、訴訟遅
② 果実、損害賠償、違約金又は費用の請求が訴訟の附 り、算定困難な利益ではある。したがって、その訴額は九 ︻特許権等に関する訴えでの移送↓二〇の二①︻法定専属管轄 滞や裁判の矛盾を回避する公益上の必要あるときは、合意



帯の目的であるときは、その価額は、訴訟の目的の価 五万円であるが、その性質上原告が各々有するものであっ . 二〇①︻法定専属管轄が
があるときの本条の不適用↓一三① の効力は排除され、訴えを法定管轄を有する別訴の裁判所
. 二〇② Ƽ︻第一審の土



額に算入しない。 て、全員に共通ではないから、合算すべきである。︵最決平 あ る と き の 本条適用 の 特則↓一三② に 提起 し て も 管轄違 い に な ら な い。︵大阪高決昭 ・ ・2判



地管轄の例↓四︱七、下裁管轄︻第一審の事物管轄↓裁二四 

・ ・ 判時一七三一・三、行政百選Đ [五版]二一五︶↓行訴七条  一
時一〇四七・八八︶
Ƽ︻一の訴えで数個の請求をする場合↓一三六︵訴えの客観的併
& 

︵地 裁.

︶ 裁 三 三 ① 
 ︵簡 裁︶
︻専 属 的 合 意 管 轄 の 効 果 ↓ 一六
合. ︵訴 え の 主 観 的 併 合.
︶ 一 四 三︵訴 え の 変 更.


︶ 三八 ︶ 一四 3 遅滞を避けるための移送 ↓二〇条

( !
五︵中間確認の訴え︶
︻財産権上の訴えと非財産権上の訴えの併
. 二〇. 一四五①. 一四六①. 二九九︵法定専属管轄 と の

四 渉外事件 ↓Ă︻国際裁判管轄︼[四条の前]
合の際の手数料の算定↓民訴費四③︻利益共通の例↓四〇︵必要
違 い︶ . 二〇②. 二〇
︻特許権等 に 関 す る 訴 え の 特則↓一三②
的 共 同 訴 訟.
︶ 四 一︵同 時 審 判 の 申 出 の あ る 共 同 訴 訟︶ ƽ︻果
. 一 四 五 ②. 一 四 六 ②. 二 九 九 ②. 三 一 二 ②  三 ƽ ƾ
の二
実↓民八八︻損害賠償↓民四一五︻違約金↓民四二〇③︻費用
︵管轄裁判所の指定︶ ︻本項の準用↓二八一②
︵飛越上告の合意︶ ƾ︻電磁的記録↓一
の 例 ↓ 手 四 八 ① 
 . 四 九  三︵拒 絶 証 書 作 成 費 用︶、 民 四 一
三 第一〇条① 管轄裁判所が法律上又は事実上裁判権を行 . 三九七︱四〇二
三二の一〇

. 五四一︵催告の費用の生ずる場合の例︶︻手形・小切手によ
二 うことができないときは、その裁判所の直近上級の裁 ︵応訴管轄︶
  一 合意の方式
る 請求 と 附帯請求↓ . 三六七. 三八三②  二︵手形・
三五〇
判所は、申立てにより、決定で、管轄裁判所を定める。 第一二条 被告が第一審裁判所において管轄違いの抗弁

 ︿表面に管轄を定める申込みがあり、裏書欄に承認ある為替手形に

!
小切手訴訟、手形支払督促の対比︶ を提出しないで本案について弁論をし、又は弁論準備
② 裁判所の管轄区域が明確でないため管轄裁判所が定 つ い て﹀管轄 の 合意 は 一箇 の 書面 に 表示 さ れ る こ と は 必要
  利益共通性 まらないときは、関係のある裁判所に共通する直近上 手続において申述をしたときは、その裁判所は、管轄
でなく、申込みと承諾が各別の書面でなされることを妨げ
級の裁判所は、申立てにより、決定で、管轄裁判所を 権を有する。
1 財産的請求の場合 な い。ま た、申込 み は 不特定人 に 対 し て も な す こ と が で
定める。 .一
︻管轄違いによる移送の申立て↓一六︻本案の弁論↓八七



 ホテルの営業責任者たることの確認、総支配人であるこ き、管轄裁判所は一定し得るものであれば申込み当時具体
!

四八︱一六〇︻弁論準備手続の申述↓一六八︱一七四︻本案の


との確認、営業の妨害禁止、営業受託者たる地位が消滅し ③ 前二項の決定に対しては、不服を申し立てることが 的 に 一定 し て い な く と も よ い。︵大判大 ・3・ 民録二七・


弁論、弁論準備手続 の 申述 を し た こ と の 他 の 効果↓二四︵忌避
た旨の宣伝禁止の請求は、経済的利益が共通であり、印紙 四三四、民訴百選 [初版]四︶↓手一条
できない。 権の喪失. ︵補助参加に対する異議権の喪失.

)
︶ 四四② ︶ 七五③
額算定の基礎となる訴額は数個の請求のうち最も多額な請  空港の搭乗受付カウンターに、運送契約上の紛争につい ︵担保提供 の 申立権 の 失権.

"
︻申立ての方式↓民訴規一︻債権者による指定↓三九八③ Ƽ ︶ 二六一②︵訴 え の 取下 げ の 制限︶



求 の 価 額 に よ り 定 め、請 求 の 価 格 を 合 算 す べ き で な い。 . 二四、民訴規一二︵裁判官の
︻法律上 の 行使不能 の 例↓ 二三 ての管轄条項を含む約款を掲示しただけでは、申込みが到 . 二〇①
︻法 定 専 属 管 轄 が あ る と き の 本 条 の 不 適 用 ↓ 一 三 ①


. 二〇②

︵最判昭 ・2・5民集二八・一・二七、民訴百選 [三版]五︶ 除斥・忌避及び回避︶


︻管轄に関する事項の職権調査↓一四︻事 達したこと、相手方が明示・黙示に承諾したこと、合意の ︻法定専属管轄があるときの本条適用の特則↓一三②

 住民訴訟としての損害賠償請求を複数の住民が提訴する 実上 の 職務執行不能 に よ る 訴訟 の 中止↓一三〇 ƽ︻管轄区域 締結 が 書面 に 記載 さ れ た こ と、の 三 つ の 要件 を 満 た さ な


"

  一 事物管轄と応訴管轄


場 合、訴 え を も っ て 主 張 す る 利 益 は 同 一 で あ る。︵最判昭 ↓下裁管轄 ƾ︻申立却下に対する不服↓三二八① い。︵大阪高決昭 ・6・ 下民一六・六・一一五四︶


 裁判所法三三条一項は訴訟物の価額のいかんによる専属

二 付加的合意と専属的合意

!
・3・ 民集三二・二・四八五、行政百選Đ [五版]二一六︶

  専属管轄の複数
2 非財産的請求の場合 1 傷害保険普通約款 管轄を定めたものではなく、簡易裁判所において管轄違い
 養子縁組無効確認の訴えにおいて被告養父母の普通裁判 の 抗弁 を 提出 し な け れ ば 応訴管轄 が 生 じ る。︵名古屋高判昭

!
イ 共通として合算しなかった例  管轄約款の趣旨が専属的管轄を定めたものか否かは解釈

#
籍が異なり、二つの専属管轄裁判所があるときは、そのい


【判プ】P0001-0022_◎民訴

 原告らの国に対する自衛隊のカンボジアへのPKO派遣 により決するほかなく、それが専属的なものであれば保険 ・ ・4高民六・一二・八一四︶


#

ず れ に も 訴 え を 提起 し 得 る か ら、本条 [旧二四条]に よ る 二 本案の弁論


差止め、派遣違憲確認等請求は、いずれも非財産権上の請 会社には便利だが、一般の保険契約者には著しく不利であ



指定の申立てはできない。︵最決昭 ・ ・ 民集一〇・一〇・  本案の弁論とは、被告が原告主張の訴訟物たる権利又は



求であるが、非財産権上の請求が主観的に併合される場合 るから、疑わしくは消費者の利益に解釈すべきであり、本

"
一三九八、民商三五・四・六一八、法協七五・二・二二九︶ 法律関係 に つ き 事実上又 は 法律上 の 陳述 を 行 う こ と を い
にも、訴えによって主張する利益は観念できなくはないか 件約款 は 付加的管轄 を 定 め た も の と 解 す べ き で あ る。︵札
い、事実や理由を付すことなく単に請求棄却の判決を申し


ら、そ の 訴 額 は 本 条 [旧 二 三 条]一 項 に 準 じ、擬 制 訴 額 で 幌高決昭 ・4・ 下民二一・三 四・六〇三、民訴百選 [二版]九︶
喝 

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ある九五万円を合算して算定するのが原則であるが、数個 2 建築請負約款 立 て る だ け で は、本 案 の 弁 論 と は い え な い。︵大 判 大 9・


の請求をもって主張する非財産的利益が全請求につき共通 ︵管轄の合意︶  被告元請会社が管轄条項を含む注文書を原告下請会社に ・ 民録二六・一四九五︶


$
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︵専属管轄の場合の適用除外等︶ に 属 し な い と 認 め る と き は、申立 て に よ り 又 は 職権 訴えと同一の訴訟手続での審判を認めたものだから、離婚  本条 [旧三一条]の﹁著 し い 損害又 は 遅滞﹂の う ち、﹁著

!
第一三条① 第四条第一項、第五条、第六条第二項、第 で、これを管轄裁判所に移送する。 の訴えの係属が消滅すれば、訴訟手続では審判できず、右 しい損害﹂の有無の判断は、当事者の訴訟遂行上の具体的


六条の二、第七条及び前二条の規定は、訴えについて ② 地方裁判所は、訴訟がその管轄区域内の簡易裁判所 申立ては不適法却下される。︵最判昭 ・2・3民集三七・一・ な利益を中心として判断されるべきであり、直接的には被


四五、民訴百選Ħ [補正]三三、法協一〇一・一〇・一六六七︶↓民七 告側の受ける不利益が考慮されるべきであるが、それと同
法令に専属管轄の定めがある場合には、適用しない。 の 管轄 に 属 す る 場合 に お い て も、相当 と 認 め る と き
六八条 時に移送により原告側が受けることとなる不利益について
)
② 特許権等に関する訴えについて、第七条又は前二条 は、前項の規定にかかわらず、申立てにより又は職権
 ︿給付を命じる家事審判の執行力ある正本に基づく強制執行の不許 も十分な配慮が必要である。これに対し﹁著しい遅滞﹂を
%

の規定によれば第六条第一項各号に定める裁判所が管 で、訴訟の全部又は一部について自ら審理及び裁判を
を求め、債務者が家庭裁判所に対し請求異議の訴えを提起した後、右 避ける必要があるか否かの判断は、主として公益的な見地
轄権を有すべき場合には、前項の規定にかかわらず、 することができる。ただし、訴訟がその簡易裁判所の
強制執行が完了したため、訴えを不当執行に基づく損害賠償請求に変 からなされるものであり、結局右損害及び遅滞の両要件を
第七条又は前二条の規定により、その裁判所は、管轄 専属管轄︵当事者が第十一条の規定により合意で定め 更 し た 事案 に お い て﹀請求異議 の 訴 え が 家庭裁判所 の 管轄 に 総合的 に 比較考量 し て 判断 す べ き も の で あ る。︵大阪高決昭
権を有する。︵平成一五法一〇八本項追加︶ たものを除く。︶に属する場合は、この限りでない。


属する以上、その係属中の訴えの交換的変更については家 ・2・ 判時九二三・八九、民訴百選Ħ [補正]三四⋮⋮旧三一条 の


︵平成一五法一〇八本条改正︶ ︻裁 判 所 の 管 轄 ↓ 裁 二 四 
 . 三 三 ①  一︵事 物 管 轄︶、 四︱
一 庭裁判所 が 受訴裁判所 と し て そ の 許否 を 決 め る 権限 を 有 下での判例。医療過誤訴訟で病院所在地への移送申立てを却下︶


Ƽ︻法定専属管轄 の 訴訟法上 の 効果↓一六①︵必要的移送.
︶ 一 七、下裁管轄︵土地管轄︶、一一︵合意管轄︶ Ƽ
︻反訴提起 に 基 し、訴えの変更の要件に欠けるところがなければ、これを  本条が旧三一条の﹁著しい損害⋮⋮を避けるため﹂の要

"

六②︵自庁処理の制限.
︶ 二〇︵移送の制限.
︶ 一四五①︵中間確 づく地裁への移送↓二七四︻申立ての方式↓民訴規七︻移送の
許した上、新訴が家庭裁判所の管轄に属さない場合には管 件を﹁当事者間の衡平を図るため﹂と緩和したことに照ら
認 の 訴 え の 制限.
︶ 一四六①︵反訴 の 制限.
︶ 二九九︵上級審 に . 二二︻管轄違いの主張の制限↓二九九 ƽ︻地裁
裁判↓二一


轄地方裁判所 に 移送 す べ き で あ る。︵最判平5・2・ 民集四 し、福岡市に居住する被告が合意管轄地である大阪で応訴


おける管轄違いの抗弁.
︶ 三〇九︵違反判決の取消移送.
︶ 三一 の 自庁処理↓一八︵簡裁 の 裁量移送︶
︻家 裁 の 自 庁 処 理 ↓ 人 訴 六
七・二・六三二、重判平5民訴三、法協一一一・一〇・一五七三⋮⋮ することに伴う旅費等、資力の乏しい被告にとっての経済
︻簡裁 の 専属管轄↓三四〇①︵再審︶、 民執三三② 
 二 
︱ .三



二② 
 ︵絶対的上告理由︶
三 ︻専属管轄の定めがある場合の例︱Ȧ
. 三五③︵執行法上の訴え︶ 第一審は請求異議の訴え自体を家裁の管轄でないとして却下、控訴審 的負担は消費者金融業者である原告が福岡で訴訟を追行す
上級裁判所の職分管轄↓裁一六︵高裁.
︶ 裁七︵最高裁︶
︻同前︱ 四③
は家裁の管轄を肯定したが、交換後の新訴は家裁の管轄に属さないか る 負担 よ り も 大 き い か ら、本条 に よ る 移送 が 許 さ れ る。
︵確定判決変更 の 訴 え.
ȧ土地及 び 職分管轄↓一一七 ︶ 三四〇


ら 訴 え 変更 は 不適法 と し、訴 え の 利益欠缺 [け ん け つ]を 理由 に 請求異 ︵大阪地決平 ・1・ 判時一六九九・九九、民訴百選 [三版]七︶


︵再審︶、民執一九︵民事執行法 に 定 め る 管轄︶、人訴四︵人事訴
. 六︵破産事件.
訟︶、 破五 ︶ 破一二六②︵破産債権確定訴訟︶、 一 審級管轄違い 議 の 訴 え を 却 下。原 判 決 破 棄、第 一 審 判 決 取 消 し、管 轄 裁 判 所 に 移  本条にいう﹁その他の事情﹂には、知的財産権につき高

#

民 再 五︵民 事 再 生 事 件. . 一三五②. 一四五


︶ 民再一〇六② 1 控訴審管轄 送︶ 度の専門知識を有する裁判所が処理するのが適切な種類の

②︵再生手続中 の 訴 え︶、会更四︱六︵会社更生事件.
︶ 会更九  被告が、松山地裁大洲支部における敗訴判決に対する控 三 裁判所支部の地位 事件であって、移送先の裁判所に知的財産専門部があると
ァァ

. 一〇二②. 一五二②︵会社更生手続中の訴え︶、 船主責


七②



訴状を広島高裁に提出した場合には、広島高裁はこれを高  事件 を 地方裁判所本庁又 は 支部 の い ず れ で 審理 す る か い う こ と も 含 ま れ る。︵東京高決平 ・ ・ 判時一六七四・七

&



. 六三、油賠三一︵責任制限事件︶、 会社八三五. 八
任制限九

松高裁へ移送すべきであり、この手続を怠り、控訴状を大 は、地裁内部の事務分配に関する事項であり、訴訟法上の 八︶
. 八五六. 八五七. 八五八③. 八六二. 八六七︵会社法
四八
洲支部へ回送したことにより生じた控訴期間徒過を理由と 管轄の問題ではない。執行証書に対する請求異議訴訟にお 二 専属的合意管轄がある場合の移送 ↓二〇条

!
上 の 訴 え︶
︻専 属 管 轄 の 競 合 ↓ 三 八 三、民 執 四 四 ② ③、民 保 一


す る 高 松 高 裁 に よ る 却 下 判 決 は 違 法 で あ る。︵最 判 昭 ・ ける債務者が支部区域に住所を有する場合でも、本庁に右


二、船主責任制限九︻法定専属管轄と専属的合意管轄との差異




. 二〇. 一四五①. 一四六①. 二九九 ƽ︻特許権 ・ 民集四・一一・六〇三、民訴百選Ħ [補正]三二、判民昭 ・四 訴 え を 提起 す る こ と は 管轄違 い で は な い。︵最判昭 ・3・




↓一六②


等に関する訴え↓六①︻特許権等に関する訴えの他の特則↓二 八︶ 判時四四三・三一︶ ︵簡易裁判所の裁量移送︶


. 二 〇 の 二. 一 四 五 ②. 一 四 六 ②. 二 九 九 ②. 三 一 二
〇② 2 原裁判所を経由しない抗告状の提出 ↓民執一〇条 第一八条 簡易裁判所は、訴訟がその管轄に属する場合

"
② 
 三 二 地家裁相互間の移送 においても、相当と認めるときは、申立てにより又は
  本 条 [旧二〇条]一 項 は、移 送 さ れ た 事 件 が 移 送 さ れ た ︵遅滞を避ける等のための移送︶

"
職権で、訴訟の全部又は一部をその所在地を管轄する
︵職権証拠調べ︶ 裁判所においても訴訟手続により処理されることを前提と 第一七条 第一審裁判所は、訴訟がその管轄に属する場
地方裁判所に移送することができる。
第一四条 裁判所は、管轄に関する事項について、職権 しているから、非訟事件たる準禁治産宣告取消請求が訴訟 合においても、当事者及び尋問を受けるべき証人の住
︻地裁の自庁処理↓一六②︻簡裁の管轄↓裁三三① 
 一、下裁管



で証拠調べをすることができる。 事件 と し て 地裁 に 提起 さ れ た 場合、特別 の 規定 の な い 限 所、使用すべき検証物の所在地その他の事情を考慮し . 二二︻裁量移送における取扱い↓民訴
轄︻移送の裁判↓二一
︻申立てによる証拠調べの原則↓一八〇︻各種の証拠調べの手 り、本 条 に よ り 家 裁 に 移 送 す べ き で な く 却 下 す れ ば 足 り
て、訴訟の著しい遅滞を避け、又は当事者間の衡平を 規八︻法定専属管轄がある場合の本条の不適用↓二〇



続↓一九〇︱二三三 る。︵最判昭 ・ ・ 民集一七・一一・一三六四、民訴百選 [初版]



図るため必要があると認めるときは、申立てにより又
五︶ ︵必要的移送︶
は職権で、訴訟の全部又は一部を他の管轄裁判所に移
︵管轄の標準時︶  婚姻費用分担及び扶養義務者間の扶養料分担については

#
第一九条① 第一審裁判所は、訴訟がその管轄に属する
送することができる。
第一五条 裁判所の管轄は、訴えの提起の時を標準とし 家事審判法により家裁が審判すべきである。家事審判事件
場合においても、当事者の申立て及び相手方の同意が
. 三三①  一、四︱七、下裁管轄、
【判プ】P0001-0022_◎民訴

︻裁判所 の 管轄↓裁二四 
 一



て定める。 が訴訟事件として地裁に提起された場合、特別の規定のな
一一︻証人尋問↓一九五︵裁判所外で行える場合︶︻検証↓二三二 あるときは、訴訟の全部又は一部を申立てに係る地方
︻裁判所 の 管轄↓ 裁二四 
 . 三三①  一︵第一審の事物管轄︶、
一 い 限 り、本条 [旧二〇条]に よ り 家裁 に 移送 す べ き で な い。
. 二二︻裁量移送における取扱い↓民訴規

ァィ


︻移送 の 裁判↓二一 裁判所又は簡易裁判所に移送しなければならない。た


四︱六、下裁管轄︵土地管轄︶
︻訴えの提起の方式↓一三三 ︵最 判 昭 ・2・ 民 集 二 三・二・三 九 九、民 訴 百 選 [二 版]一 〇、法


八、人訴規五︻類似の規定↓人訴七︻法定専属管轄があるとき だし、移送により著しく訴訟手続を遅滞させることと
二七一 協八八・四・四八二︶↓民七六〇条 ・八七七条
. 二〇①︻法定専属管轄があるときの

&
の本条の不適用↓一三①
なるとき、又はその申立てが、簡易裁判所からその所
 人事訴訟手続法一五条一項 [現・人事訴訟法三二条一項]に . 二〇②

$
本条適用の特則↓一三②

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︵管轄違いの場合の取扱い︶ よる財産分与の申立ては、家庭裁判所の権限に属する審判 在地を管轄する地方裁判所への移送の申立て以外のも
第一六条① 裁判所は、訴訟の全部又は一部がその管轄 事項につき、訴訟経済と当事者の便宜から例外的に離婚の   一 裁量移送の要件 のであって、被告が本案について弁論をし、若しくは
7
  民事訴訟法 ︵ ︶
一三条︱一九条 総則 裁判所 管轄
Fri Jun 15 11:36:12 2007

  民事訴訟法 ︵ ︶
二〇条︱二三条 総則 裁判所 裁判所職員の除斥及び忌避
8

弁論準備手続において申述をした後にされたものであ 特許権等に関する訴えに係る訴訟が同項の規定により  専属管轄に反する移送決定に対して即時抗告がなされな 服を申し立てられた前審の裁判に関与したとき。


!

るときは、この限りでない。 その管轄に専属する場合においても、当該訴訟におい いまま、右決定が確定した場合には、右決定は移送を受け ② 前項 に 規定 す る 除斥 の 原因 が あ る と き は、裁判所



② 簡易裁判所は、その管轄に属する不動産に関する訴 て審理すべき専門技術的事項を欠くことその他の事情 た 裁判所 を 拘束 す る。︵東京高決昭 ・ ・ 下民七・一〇・二 は、申立てにより又は職権で、除斥の裁判をする。



九七六︶
訟につき被告の申立てがあるときは、訴訟の全部又は により著しい損害又は遅滞を避けるため必要があると Ƽ︻裁判官↓裁五︻受託裁判官↓八九  [ 一]
︻共同権利者の例


一部をその所在地を管轄する地方裁判所に移送しなけ 認めるときは、申立てにより又は職権で、訴訟の全部
二 再移送の許否 ︵共有.
↓民二四九 . 四二八︵債権者の多数.
︶ 民四二七 ︶ 民


 本条二項 [旧三二条二項]は 移送 を 受 け た 裁判所 が 他 の 事 . 八九九︵共同相続人︶︻共同義務者の例↓民四二七. 四
八九八
"

ればならない。ただし、その申立ての前に被告が本案 又は一部を第四条、第五条若しくは第十一条の規定に
由に基づいて事件を他の裁判所に移送することを禁止する . 四 三 二. 四 四 六. 七 一 九︻償 還 義 務 者 の 例 ↓ 民 三 五
二八
について弁論をした場合は、この限りでない。 よれば管轄権を有すべき地方裁判所又は第十九条第一 . 四四二. 四五九. 五〇〇、手四七、小四三 [ 二]︻親族の

趣旨ではないから、管轄違いを理由とする移送を受けた裁
︻裁 判 所 の 管 轄 ↓ 裁 二 四 
 . 三 三 ①  一︵事 物 管 轄︶、 四︱
一 項の規定によれば移送を受けるべき地方裁判所に移送 範囲↓民七二五︻親等の計算↓民七二六 [ 三]︻後見人↓民八三

判所が一八条 [旧三一条の二]の規定による移送を行うこと
七、下 裁 管 轄
︵土 地 管 轄︶ . 二二 Ƽ︻事前
︻移 送 の 裁 判 ↓ 二 一 することができる。 九︱八 四 七︻後 見 監 督 人 ↓ 民 八 四 八︱八 五 二︻保 佐 人 ↓ 民 一



は違法でない。︵東京高決昭 ・ ・ 東高民八・一〇・二五〇︶



の書面による合意↓一一︵合意管轄︶
︻手続遅滞による自庁処理
② 東京高等裁判所は、第六条第三項の控訴が提起され
. 八七六の二︻保佐監督人↓民八七六の三︻補助人↓民八七

 本件訴訟 は、東京簡易裁判所 か ら 民訴法一八条 [旧三一

#
↓一七︵手続遅滞を避けるための移送︶
︻簡裁 か ら 地裁 へ の 移送 六の七︻補助監督人↓民八七六の八 [ 四]︻証人↓一九〇︱二〇
↓一八︻本案の弁論、弁論準備手続の申述をしたことによる管 た場合において、その控訴審において審理すべき専門 条 の 二]に 基 づ く 移送決定 に よ り、当裁判所︵東京地裁︶
六︻鑑定人↓二一二︱二一八 
[ 五]
︻訴訟上 の 法定代理人↓二
轄の発生↓一二︵応訴管轄︶
︻特許権 等 に 関 す る 訴 え で の 移送↓ 技術的事項を欠くことその他の事情により著しい損害 に移送されたものであるが、本条二項 [旧三二条二項]の下 . 三 五. 三 七︻訴 訟 代 理 人 ↓ 五 四︱五 九︻補 佐 人 ↓ 六 〇 

二〇 の 二① ƽ︻不動産訴訟 の 事物管轄↓ 裁二四 
 . 三 三 ① 
一 又は遅滞を避けるため必要があると認めるときは、申 でも、別個の事由によって再移送することは妨げられない [ 六]
︻仲裁判断↓仲裁三九 ƽ
︻申立ての方式↓民訴規一〇︻除

︵競合管轄︶

一 ︻本案 の 弁論 を し た こ と に よ る 移送申立 て の 制限
立てにより又は職権で、訴訟の全部又は一部を大阪高 と 解 さ れ る か ら、当 裁 判 所 と し て は、一 七 条 [旧 三 一 条] . 二六  ︻本条違反 の 効果↓三一二②  二︵絶
斥 の 裁判↓二五


↓一二  ︻法定専属管轄がある場合の本条の不適用↓二〇 により本件を更に岡山地裁新見支部に移送することが許さ 対的上告理由.
︶ 三三八① 
 ︵再審事由︶
︻専門委員 の 除斥↓九


等裁判所に移送することができる。
二の六︻調査官の除斥↓九二の九①︻参与員の除斥↓人訴一〇


れ る。︵東京地決昭 ・1・ 判時一一八二・一〇三、民訴百選 [三


︵平成一五法一〇八本条追加︶
︵専属管轄の場合の移送の制限︶ 版]A3︶

Ƽ
︻特許権等 に 関 す る 訴 え ↓六①︻専門技術的事項↓裁五七②

第二〇条① 前三条の規定は、訴訟がその係属する裁判 一 一項六号の除斥原因
︵調査官︶︻遅滞を避ける等のための移送↓一七︻移送された事件
1 
﹁前審﹂の意義
所の専属管轄︵当事者が第十一条の規定により合意で .二
の控訴↓六③︻特許権等に関する訴えの他の特則↓一三②

. 一四五②. 一四六②. 二九九②. 三一二②  三 ƽ︻大  本条一項六号 [旧三五条六号]に い う﹁不服 を 申 し 立 て ら

!
定めたものを除く。
︶に属する場合には、適用しない。 〇② 第二節 裁判所職員の除斥及び忌避
阪 高 等 裁 判 所 ↓ 下 裁 管 轄  ︻裁 量 移 送 に お け る 取 扱 い ↓ 民 訴 れた前審の裁判﹂とは、当該事件について直接又は間接に


② 特許権等に関する訴えに係る訴訟について、第十七 ︻裁判官・裁判所書記官の回避↓民訴規一二 . 一三



規八 下級審のした裁判を指すところ、本件離縁請求は所論の養
条又は前条第一項の規定によれば第六条第一項各号に
︵裁判官の除斥︶ 子縁組婚姻の離婚請求とは全く別の事件であるから、後者
定める裁判所に移送すべき場合には、前項の規定にか


︵即時抗告︶ 第二三条① 裁判官は、次に掲げる場合には、その職務 に 関与 し た こ と は 前審関与 に 該当 し な い。︵最判昭 ・4・


か わ ら ず、第 十 七 条 又 は 前 条 第 一 項 の 規 定 を 適 用 す 第二一条 移送の決定及び移送の申立てを却下した決定 7民集一五・四・七〇六、民商四五・五・六七〇︶
の執行から除斥される。ただし、第六号に掲げる場合
る。︵平成一五法一〇八本項追加︶ に対しては、即時抗告をすることができる。  再審の訴えにおいて不服を申し立てられた確定判決の裁

"
にあっては、他の裁判所の嘱託により受託裁判官とし
Ƽ︻法定専属管轄↓一三 ︻専属的合意管轄↓一一 ƽ︻特許権 判に関与した裁判官が右再審の訴えに関与するのは、本条

︻移送↓一六︱一九︻即時抗告↓三三二︻反訴提起に基づく地 てその職務を行うことを妨げない。



等に関する訴え↓六①︻特許権等に関する訴えの他の特則↓一 裁への移送の場合↓二七四②︵不服申立て禁止︶
︻上訴審におけ 一項六号 [旧三五条六号]にいう前審関与に当たらない。︵大
. 二 〇 の 二. 一 四 五 ②. 一 四 六 ②. 二 九 九 ②. 三 一 二 一 裁判官又はその配偶者若しくは配偶者であった者
三② . 三二五︻人事訴訟における移送↓人訴七. 八


る移送↓三〇九 判昭 ・6・ 民 集 二 二・五 五 一、民 商 一 九・三・二 七 三、判 民 昭


② 
  が、事件の当事者であるとき、又は事件について当



・三三︶


︵移送の裁判の拘束力等︶ 事者と共同権利者、共同義務者若しくは償還義務者  認知請求につき調停手続が係属し、不調となった後認知

#
  専属的合意管轄と移送
第二二条① 確定した移送の裁判は、移送を受けた裁判 の関係にあるとき。 の訴えが提起された場合、右調停を前審の裁判ということ
 信販会社と消費者との間で定型的に作成された契約書に
!


所を拘束する。 二 裁判官が当事者の四親等内の血族、三親等内の姻 は で き な い。︵最判昭 ・3・ 民集九・三・三九五、民商三三・


東京を管轄地とする条項がある場合において、証人が原告
② 移送を受けた裁判所は、更に事件を他の裁判所に移 族若 し く は 同居 の 親族 で あ る と き、又 は あ っ た と 二・二六〇、法協九三・一二・一八六九︶
の居住する広島に集中しており、東京で審理することに伴
き。  仮差押決定に関与した裁判官が本案訴訟手続に関与した

$
う 費用等 の 負担及 び 審理 の 遅延、被告 が 破産宣告 [破産手 送することができない。
三 裁判官が当事者の後見人、後見監督人、保佐人、 と し て も、右仮差押決定 は 前審 の 裁判 と は い え な い。︵大
続 開 始 決 定]を 受 け 免 責 申 立 て 中 で あ る こ と、各 地 に 支 店 ③ 移送の裁判が確定したときは、訴訟は、初めから移


判昭 ・7・2新聞四一五七・一六︶


を有する原告が広島で審理されても大きな経済的負担がな 送を受けた裁判所に係属していたものとみなす。 保佐監督人、補助人又は補助監督人であるとき。︵平
【判プ】P0001-0022_◎民訴

 上告審 に よ り 破棄 さ れ た 控訴審判決 に 関与 し た 裁判官

%
い こ と に 照 ら し、本条 に よ る 移送 を 認 め る べ き で あ る。 . 三二五
︻移送↓一六︱一九︻上級審 に お け る 移送↓三〇九 成一一法一五一本号改正︶



が、破棄後の控訴審判決に対する再度の上告事件に関与す


︵東京地決平 ・3・ 判タ一〇一九・二九四、民訴百選 [三版]六︶ ︻移送による記録の送付↓民訴規九 Ƽƽ
︻移送を求められた裁 四 裁判官が事件について証人又は鑑定人となったと


る こ と は、本条一項六号 [旧三五条六号]に よ り 妨 げ ら れ な
判所 が 拘束 さ れ る 例↓船主責任制限六六②、油賠三八 ƾ
︻移 き。


. 三三二. 三三七︻起訴に基づく時効中 い。︵大判昭 ・2・ 新聞三九五九・一一︶


送の裁判の確定↓二一
五 裁判官が事件について当事者の代理人又は補佐人  前判決を下した裁判官のうち一名が、日弁連懲戒委員と

&
断の効果↓一四七

CMYK
︵特許権等に関する訴え等に係る訴訟の移送︶ であるとき、又はあったとき。 して、不服申立てに係る懲戒処分の審理に関与したとして
第二〇条の二① 第六条第一項各号に定める裁判所は、   一 移送の裁判の拘束力 六 裁判官が事件について仲裁判断に関与し、又は不 も、懲戒委員会は懲戒処分に対する異議訴訟の前審とはい
Fri Jun 15 11:36:12 2007


えないから、右事実は民訴法三三八条 [旧四二〇条]一項二 妨げるべき事情があるとはいえない。︵最判昭 ・1・ 民集 ③ 裁判官は、その除斥又は忌避についての裁判に関与 判 決 は 有 効 と な る と 解 す る の が 相 当 で あ る。︵最 判 昭 ・



号 の 再 審 事 由 に 当 た ら な い。︵最 判 昭 ・8・7 民 集 一 三・一 九・一・八三、民訴百選 [三版]九︶ することができない。 ・ 民集八・一〇・一九七九、民商三二・三・三四九︶


〇・一二七三、民商四二・二・二一二、法協七八・三・三四三︶ 2 別訴での裁判官との対立関係 ④ 除斥又は忌避を理由があるとする決定に対しては、
 競落許可決定を行った裁判官が、これに対する即時抗告  裁判官が当事者の一方と別訴で対立当事者の関係にある
'

"

不服を申し立てることができない。
の 裁判 に 関与 す る こ と は、本条一項六号 [旧三五条六号]に 場合でも、それが一般の民事紛争事件であれば格別、裁判 ︵裁判所書記官への準用︶
⑤ 除斥又は忌避を理由がないとする決定に対しては、

違反 す る。︵大決昭5・4・ 民集九・四一一、民訴百選 [初版]六、 官の職務執行︵訴訟指揮及び実体判断︶の当否を問う国家 第二七条 この節の規定は、裁判所書記官について準用


即時抗告をすることができる。
判民昭5・四〇︶ 賠償事件であるときは、紛争の特質上、特段の事情のない する。この場合においては、裁判は、裁判所書記官の
︻除 斥・忌 避 に つ い て の 裁 判 官 の 意 見 陳 述 ↓ 民 訴 規 一 一 Ƽ



2 裁判への﹁関与﹂ 限 り 直 ち に 忌避事由 に な る と は い え な い。︵神戸地決昭 ・

. 一八. 二六. 三一の四②③︻一人制


︻合議制の裁判所↓裁九 所属する裁判所がする。

 本条一項六号 [旧三五条六号]に い う 前審 の﹁裁判 に 関与 ・ 判時一一〇九・一二六︶


. 三一の四. 三五 ƽ︻地裁の一人制の例
(

の裁判所↓裁二六① ︻裁判所書記官↓裁六〇 ︻本法における裁判所書記官の権限



した﹂とは、裁判という国家意思の形成に関与したこと、 3 釈明権の行使 外↓裁二六② 
 四 ƾ︻そ の 裁判官 が 却下 で き る 場合↓刑訴二四 ︵費用額確定.
↓七一︱七四 ︶ 九一
︵訴訟記録 の 閲覧・謄本・複
具体的にはその評決及び裁判書の作成に関与したことをい  裁判所が既に提出された証拠資料等からみて別個の法律 製 の 許可. . 一〇〇. 一〇七. 一一一︵送達.
#

② ǀ︻即時抗告↓三三二 ︶ 九八② ︶ 一


うのであって、準備手続又は準備的口頭弁論を行ったとい 上の主張が可能であると思料し、当事者に対し右法律構成 . 二五四②︵口頭弁論調書.
六〇 ︶ 三 八 二︱四 〇 二︵支 払 督 促︶
  忌避申立権の濫用と簡易却下

う が ご と き は、こ れ に 含 ま れ な い。︵最判昭 ・ ・ 民集一 を示唆したとしても、それは釈明権の範囲内にあるから、 ︻裁判所書記官の処分に対する異議↓一二一



八・八・一六一九、民訴百選 [三版]八︶ これをもって裁判の公正を妨げる事情ありとはいえない。  本条 [旧三九条∼四一条]は 通常 の 場合 に つ い て の 規定 で

!
   民訴法二三条一項六号 [旧三五条六号]の 前審関与 と は 裁

 前審において口頭弁論を指揮し証拠調べをしても、その あり、忌避申立てが濫用された場合には、刑訴法二四条二

!
︵東京高決昭 ・4・3判タ二六三・二二六︶
)

裁判 の 評決 に 加 わ ら な い 限 り、前審関与 に 当 た ら な い。 4 事件と無関係な裁判官の思想・行状 項のように明文の規定はないが、忌避された裁判官が自ら 判の評決に加わることであり、書記官がこの意味で裁判に


関与 す る こ と は な い か ら、同号 は 書記官 に は 準用 さ れ な

︵最 判 昭 ・6・ 民 集 七・六・七 八 三、民 訴 百 選 [二 版]一 二、法 協   具 体 的 事 件 と 無 関 係 な 裁 判 官 と し て の 適 格、行 状、思 却下の裁判をすることができると解するのが相当である。


$


い。︵最判昭 ・7・ 民集一三・八・一〇九五、民商四二・一・八


想、単なる法律上の見解に関しては、裁判官弾劾、裁判官


七三・一・九九︶ ︵東京高決昭 ・1・ 下民一五・一・四︶


二 除斥原因ある裁判官の職務執行 分限の制度が設けられているから、そうした事由は忌避原  合議体を構成する裁判官に対する忌避申立ての濫用の場 四︶

"

 裁判の言渡しは既に成立した裁判を外部に発表する手続 因 と な ら な い。︵東京高決昭 ・5・8判時五九〇・一八︶↓刑訴 合、合議体自 ら が 却下 し 得 る こ と に つ き、 と 同 旨 ︵高松

!
3
*



にすぎないから、第一審裁判に関与した裁判官が第二審裁 二一条 ∼ 高決昭 ・ ・ 高民一七・八・六〇三︶



%

'


判 の 言渡 し に 関与 す る こ と は 何 ら 妨 げ ら れ な い。︵大判昭 5 最高裁判所規則制定をめぐる訴訟で同規則制定の 第三章 当事者

5・ ・ 民集九・一一四〇、判民昭5・一一四︶ 裁判官会議への参加  

 ︿福岡地・家裁甘木支部の廃止に反対する住民が、これを最高裁判 ︵訴訟手続の停止︶
%

ć︻当事者の確定︼
所規則︵平成元年五号︶により定めた最高裁判所を被告として同規則
第二六条 除斥又は忌避の申立てがあったときは、その
︵裁判官の忌避︶ 制定の取消しを求めた行政事件において﹀最高裁判所が、最高裁   一 氏名冒用訴訟
申立てについての決定が確定するまで訴訟手続を停止
第二四条① 裁判官について裁判の公正を妨げるべき事 判所規則を制定するとともに、これをめぐる訴訟の上告事 1 原告側の氏名冒用
しなければならない。ただし、急速を要する行為につ
情があるときは、当事者は、その裁判官を忌避するこ 件を担当することは、現行司法制度上予定されているとい  第三者が原告の氏名を冒用して訴訟代理人を選任の上、

!
いては、この限りでない。
とができる。 うべきであり、そうであれば、同訴訟において、同規則の 訴えを提起し敗訴した場合、原告は当事者の地位を取得せ
制定に関する裁判所会議に参加したということを理由に、 ︻除斥・忌避の申立ての方式↓民訴規一〇︻決定の確定時期↓



② 当事者は、裁判官の面前において弁論をし、又は弁 ず、右判決の効力は原告に及ばないため、原告には再審の
同 会 議 に 参 加 し た 最 高 裁 判 所 の 裁 判 官 に つ い て 本 条 [旧三
. 三三二. 三三七︻急速 を 要 す る 行為 の 例↓二三四
二五④⑤
必要なく、再審事由にも当たらないから、原告の同一の請
論準備手続において申述をしたときは、その裁判官を ︵証拠保全︶ ︵仮差押 え.
、民保二〇 ︶ 民保二三
︵仮処分︶、 四〇


七条]一項 に 基 づ き 忌避 の 申立 て を す る こ と は で き な い。 求 に つ き 裁 判 所 は 直 ち に 審 理 判 断 す べ き で あ る。︵大判昭
忌避することができない。ただし、忌避の原因がある . 三二②. 三六. 三七 ︵執行停止 の 仮 の 処
三、民 執 一 〇 ⑥



︵最 決 平 3・2・ 民 集 四 五・二・一 一 七、重 判 平 3 民 訴 一 ②︶↓ ā 2・2・3民集六・一三、民訴百選 [初版]八、判民昭2・三︶


ことを知らなかったとき、又は忌避の原因がその後に 分︶
︻専門委員の場合↓九二の六②︻調査官の場合↓九二の九②
︻民事裁判権の限界︼[一編名の後] 、憲七七条 2 被告側の氏名冒用

#
︻参与員の場合↓人訴一〇②︻仲裁人の場合↓仲裁一九⑤
生じたときは、この限りでない。
二 忌避申立権の濫用と簡易却下 ↓二五条  ︿氏名冒用による判決に基づく強制執行を受けた被冒用者が再審の

!
"

"
Ƽ︻公正 な 裁判 を す べ き 責務↓二︻申立 て の 方式↓民訴規一〇   忌避申立てある場合と判決

訴えを提起した事案において﹀氏名冒用による偽造委任状によ
︻手 数 料 の 額 ↓ 民 訴 費 別 表 第 一 ⑰ イ ƽ . 一四八
︻弁 論 ↓ 八 七
 忌避申立てがあるにもかかわらず終局判決が言い渡され り 訴訟代理人 に 被冒用者名義 の 訴訟行為 を な さ し め た 場

!
︱一 六 〇︻弁 論 準 備 手 続 ↓ 一 六 八︱一 七 四︻忌 避 の 裁 判 ↓ 二
た場合には、当事者は上訴の理由として右違法を問責する 合、被冒用者は当事者となり、冒用を看過して下された判
. 二六︻除斥申立てには失権なし↓二三  ︻専門委員の忌
五 ︵除斥又は忌避の裁判︶


【判プ】P0001-0022_◎民訴

避↓九二の六︻調査官の忌避↓九二の九①︻鑑定人の忌避↓二
ことができ、上訴審は忌避事由の存否を判断すべきである 決の効力は被冒用者に及ぶから、判決確定後は再審の訴え
第二五条① 合議体の構成員である裁判官及び地方裁判



一四︻参与員の忌避↓人訴一〇︻仲裁人の忌避↓仲裁一八 が、忌避申立てそのものは判決のあった以上理由を失い棄 を 提起 し 得 る。︵大判昭 ・ ・ 民集一四・一七八五、民訴百選



所の一人の裁判官の除斥又は忌避についてはその裁判


却 さ れ る べ き で あ る。︵大決昭5・8・2民集九・七五九、民訴 [三版]一〇、判民昭 ・一一六︶↓三三八条

&
  一 ﹁裁判の公正を妨げるべき事情﹂ 官の所属する裁判所が、簡易裁判所の裁判官の除斥又 百選Ħ [補正]三七、判民昭5・七四︶ 3 被冒用者による冒用者の行為の追認
1 訴訟代理人との縁戚 関係 は忌避についてはその裁判所の所在地を管轄する地方  忌避申立てに対する裁判確定以前に、忌避申立てを受け  ︿XがYの代理人である長男Aを通じてY所有農地を買い受けたと

"
[えんせき]

CMYK
 裁判官が被告の訴訟代理人の女婿であるからといって、 裁判所が、決定で、裁判をする。 た裁判官が下した判決は違法であるが、判決後忌避の申立 して移転登記を請求。AがYの氏名を冒用して答弁書を作成提出した
!
直 ち に 本条 [旧三七条]の い う 裁判官 に つ き 裁判 の 公正 を ② 地方裁判所における前項の裁判は、合議体でする。 てが理由なしとする決定が下されそれが確定したときは、 が出頭はせず、答弁書の陳述擬制により第一審が進行。上告審におい
9
  民事訴訟法 ︵ ︶
二四条︱二七条 総則 当事者 ā︻当事者の確定︼
Fri Jun 15 11:36:12 2007

  民事訴訟法 ︵ ︶
二八条︱二九条 総則 当事者 当事者能力及び訴訟能力
︵成 年 被 後 見 人 の 無 能 力.



10

て初めて第一審の氏名冒用の瑕疵 [かし]が主張された例﹀第一審 に は、誤 記 の 訂 正 に す ぎ な い。︵最 判 昭 ・ ・ 民 集 一 三・一 者 の 行 為 能 力︶、民 九 ︶ 民 一 三 ① 


 四 の我が国における権利享有の承認についての国家的監督に


AによるYの氏名冒用という訴訟行為の瑕疵があるとして 二・一五〇〇、民商四二・四・四九七︶ ︵被 保 佐 人 の 訴 訟 行 為.
︶ 民一七①︵被 補 助 人 の 訴 訟 能 力 の 制 関 す る 規 定 で あ る 民 法 三 六 条 [現三五条]一 項 の 認 許 の 有
限︶ . 一四︵人事訴訟における訴訟能力︶︻法定代理
、 人訴一三



も、Yが第一審判決に対し自ら控訴しその選任した訴訟代  A社代表取締役B振出しの手形金請求で、A社の商号変 無は問題となる余地がない。︵東京高判昭 ・ ・ 高民二七・


)



↓ . 八 二 四︵親 権 者.
民八一八 . 八 五 九︵後 見
︶ 民八三八


理人が本案につき弁論をして訴訟を遂行し原判決を受けて 更と本店移転により原告がA社を不存在と錯覚して表示し 七・九八九、重判昭 国際四︶↓二九条

5
*
人︶ . 三一. 三三
︻特別の定め↓二九
いる場合には、追認により補正がなされたものというべき た 被 告﹁A 社 こ と B﹂の 記 載 を、変 更 さ れ た 商 号 に 従 い 二 訴訟能力

である。︵最判平2・ ・4判時一三九八・六六︶ ﹁C社代表取締役B﹂に 変更 す る の は 表示 の 訂正 で あ る。   1 意思無能力者の訴訟行為


二 死者を当事者とする訴訟 ︵大阪地判昭 ・6・ 下民五・六・九四九、民訴百選 [三版]一二︶ 一 当事者能力  成年後も一二、三歳程度の精神能力しか有しない者が、

'

 ︿第一審判決言渡し後に、初めから死者の相続人の親権者によって 2 当事者の変更とされた例 1 当事者能力存否の﹁基準時﹂ 自己に対する家屋所有権移転登記、明渡し等を命じる判決


$

訴状が受領されていたことが判明。死者を相手とする訴訟は不適法と  ﹁A商事株式会社﹂を 被告 と す る 訴状 が 送達 さ れ、同被  事実審がその弁論終結時において代表者の定めなきこと に対し控訴を提起し、かつ、それを取り下げた場合、重大


3
*

!
して原告の訴えを却下した控訴審判決に対し上告を申し立てた事案に 告より答弁書が提出された後、被告を﹁株式会社A商事﹂ を 理 由 に 民 訴 法 二 九 条 [旧 四 六 条]の 当 事 者 能 力 の 不 存 在 な結果を招来することを理解せずになされた控訴の取下げ
お い て﹀死者 を 被告 と す る 訴 え に お い て、実質上 の 被告 は に訂正した場合、新旧両被告は互いに何の関係もなく、し を確定した以上、その後の事情の変動により当事者能力が は無効であるが、自己に有利な趣旨を理解し得た控訴の提


相続人であり、被告の表示に誤りがあるにすぎず、そのこ かも共に実在する別個の法人であるときは、当初の訴状が 取得されたか否かはもはや審理判断の必要がない。︵最判昭 起は有効である。︵最判昭 ・6・ 民集八・六・一〇五五、民訴



と に よ り 訴 訟 関 係 が 不 成 立 と な る と は い え な い。︵大判昭 新被告を相手方とする趣旨が明らかでない以上、右訂正は ・6・ 判時四九三・三六、重判昭 ・ 民訴一︶ 百選 [三版]二一、法協一〇二・一・二三八︶




・3・ 民 集 一 五・九 七 七、民 訴 百 選 [三 版]一 一、判 民 昭 ・六 当事者 の 変更 を 来 す。︵大阪高判昭 ・ ・ 下民五・一〇・一 2 解散した法人の当事者能力 2 法定代理



五︶ 七八七︶  被告が清算結了の登記をしたとしても、現に本訴︵所有  家庭裁判所の選任した不在者財産管理人による、不在者

(
"
 死者を被告とする訴状がその相続人に受領される等、相 五 当事者の異別性と法人格否認 権移転登記請求︶が係属している以上、清算手続は終了し に対する建物収去土地明渡請求を認容する判決に対する上
%

続人が訴訟係属を覚知し得る事情のない限り︵本件は公示  原告の旧会社に対する賃貸借解除による居室明渡請求を ていないから、右登記がなされたからといって被告の当事 訴の提起及びそのための訴訟委任は、民法一〇三条一号の


4
*


送達である︶、死者を被告として言い渡された判決の効力 誤らせる目的で、旧会社の商号を変更︵日本築土開発株式 者能力 が な く な る わ け で は な い。︵最判昭 ・1・ 判時五四 不在者の財産の現状を維持する保存行為に当たるから、同


は相続人に及ばないから、相続人の再審の訴えは不適法で 会 社 ↓ 石 川 地 所 株 式 会 社︶す る と と も に、旧 会 社 と 代 表 八・六九︶ 法二八条所定の家庭裁判所の許可を必要としない。︵最判昭


あるが、訴えの本旨は判決の無効確認等にあり、請求原因 者・本 店 所 在 地・営 業 所・電 話・什 器 [じ ゅ う き] ・備 品・従 3 法人・公法人の下部組織 ・9・1民集二六・七・一二八九、民商六八・三・四八九︶↓三四


に つ き 適 切 な 釈 明 を 行 わ ず に 却 下 す る の は 違 法 で あ る。 業員等を全く同一とする別の新会社が、旧会社商号︵日本  一村内の部落は、財産を有し又は営造物を設けていなけ 条 、民二八条

!

︵大 判 昭 ・3・ 民 集 二 〇・一 九 一、民 商 一 四・一・一 五 〇、判 民 築土開発株式会社︶をもって設立され、原告がこれを知ら れば、財産区として法人格を有さず、したがって当事者能 三 訴訟行為をなすに必要な授権 ↓三七条


(
)


昭 ・一三︶ ずに同会社に対して訴えを提起した場合において、被告会 力 を 有 し な い。︵最判昭 ・3・8民集一一・三・五〇二、自治百


三 死者を当事者とする訴訟の承継 社代表者が新会社設立の事実を何ら主張せず、旧会社に対 選 [二版]一〇八︶
1 原告死亡後の訴え提起 する賃貸借解除の事実を自白したときは、後になって新旧  原告病院は、社会福祉法人S会の一部を構成する東京都 ︵法人でない社団等の当事者能力︶

$
 死者の委任した訴訟代理人により死者を原告とする訴え 会社の別人格を主張し右自白の撤回を主張するのは、会社 S会の一施設にすぎず、民法上権利能力を有するものでな 第二九条 法人でない社団又は財団で代表者又は管理人
&

が提起され、相続人等による承継が認められて判決され、 制度の濫用であり、許されない。新会社は旧会社の債務に いから訴訟当事者能力を有しないのであり、原告病院が自 の定めがあるものは、その名において訴え、又は訴え


控訴審において、遺産分割により権利を承継しなかった者 つき旧会社と並んで責任を負わなければならない。︵最判昭 己を名あて人とする救済命令を維持した中労委の再審査命 られることができる。



の訴え取下げにつき被告が同意しているという事情がある ・ ・ 民集二七・九・一二四〇、民訴百選 [三版]A4︶↓会社三 令︵これは表示上の名あて人を原告病院としているにすぎ



︻法人である社団・財団↓一般法人︻法人でない社団等の当事



、一二四条 [旧二〇八条]
と き は、民訴法五八条 [旧八五条] 条 ず、実質的 に は 法人 た る S会 を 名 あ て 人 と し た 命令 で あ

%
者能力↓民訴規一四︵判断資料 の 提出︶
︻代表者・管理人 の 訴訟
の類推により、訴え提起は適法で、相続人が本件訴えを承 る︶の取消しを求める訴えは不適法却下さるべきである。 法上の地位↓三七
︵法定代理・法定代理人に関する規定の準用︶


継したと解すべきである。︵最判昭 ・3・ 判時八一四・一一 ︵最判昭 ・7・ 民集三九・五・一二六六︶↓労組二七条の一二

4
*
四︶ 4 外国の当事者能力   一 法人でない社団
第一節 当事者能力及び訴訟能力
2 送達前の被告死亡・信義則  我が国にとって、原告︵台湾︶が政府承認の取消しを受 1 意義

%
 訴状提出後送達前に被告とされた者が死亡した場合にお ︵原則︶ けた事実上の政府であること及び日中共同声明があること  本条の社団といい得るためには、団体としての組織を備
'

!
いて、相続人が異議を述べずに訴訟を承継して訴訟行為を 第二八条 当事者能力、訴訟能力及び訴訟無能力者の法 は、我が国の裁判所が原告を当事者とする私的な法律上の え、多数決の原理が行われ、構成員の変更にもかかわらず
行ったときは、一、二審で敗訴した後に、上告審において 定代理は、この法律に特別の定めがある場合を除き、 紛争︵中国人留学生寄宿舎明渡請求︶につき原告に当事者 団体そのものが存続し、代表の方法、総会の運営、財産の


死者が被告であることによる自らの訴訟行為の無効を主張 民法︵明治二十九年法律第八十九号︶その他の法令に 能力を認めることの支障とならない。︵大阪高判昭 ・4・ 管理その他団体としての主要な点が確定していなければな


【判プ】P0001-0022_◎民訴



す る こ と は、信義則上許 さ れ な い。︵最判昭 ・7・ 民集二 従う。訴訟行為をするのに必要な授権についても、同 高民三五・一・七〇︿光華寮事件﹀民訴百選Ħ [補正]二三︶ ら な い。︵最判昭 ・ ・ 民集一八・八・一六七一、民百選Ħ [五





〇・六・一一七三、民訴百選Ħ [補正]一三、判民昭 ・六一︶ 5 外国法人の当事者能力 版補正]八、法協九六・一・一〇七︶↓民ā︻権利能力 の な い 社団・財


様とする。
四 表示の訂正か当事者変更か  外国法により設立された財団法人の当事者能力は、条理 団︼[一編四章名の前]

&
︻当事者能力↓民三︵自然人 の 権利能力. . 三五︵法

!
︶ 民三四



1 表示の訂正とされた例 上法廷地法により決せられ、本条は法人格ある者に当事者  ある団体に法人でない社団として当事者能力を認めるた
人 の 権 利 能 力. . 八八六. 九六五︵胎児 の 権利能

"
︶ 民七二一


 控訴状における被控訴人・被告の﹁東京都中央区銀座東 能力を認めているところ、原告はその属人法たる韓国法上 めには、代表の方法、総会の運営、財産の管理その他団体
(

力︶︻清算法人の権利能力↓一般法人二〇七、会社六四五、破三

CMYK
七丁目七番地A社代表取締役B﹂の 表示 を、
﹁東京都千代 五︻国 の 当 事 者 能 力 ↓ 四 ⑥︻行 政 庁 の 当 事 者 能 力 ↓ 行 訴 一 一 法人格を有しているから、原告は本条により当事者能力を としての主要な部分が確定している必要があるが、その財
田区丸ノ内一丁目一番地A社代表取締役C﹂に変更するの . 三八︻訴訟能力↓
② . 六①、会社五八四︵未成年
民五①③ 有する。当事者能力の有無の判断に当たっては、外国法人 産的側面については、当該団体が固定資産ないし基本的財


Fri Jun 15 11:36:12 2007

産を有していることは不可欠ではなく、団体として、内部 ロ 沖縄の門中 2 抹消登記請求 1 給付の訴え


的に運営され、対外的に活動するに必要な収入を得る仕組  血縁団体たる門中において、家譜等により構成員が確定  認許のない外国財団法人は、登記請求権に関しては我が  債権に対する仮差押えがあることは、仮差押えに反する
(

5
*

!
みが確保され、かつ、その収支を管理する体制が備わって され得、また有力家の当主が代表となり、かつ、毎年恒例 民法上権利能力のない財団として移転登記を請求すること 支払、譲渡等の行為が仮差押債権者に対抗し得ないことを
い る な ど、他 の 諸事情 を 併 せ、総合的 に 考察 す れ ば 足 り の集会に参集した構成員の総意により業務執行者が選任さ はできないが、この財団の資産たる不動産につき被告名義 意味するにすぎず、仮差押債務者が右債権につき第三債務

る。︵最判平 ・6・7民集五六・五・八九九、民訴百選 [三版]一三 れる不文の規約があり、祖先が寄付した土地とその地上の の登記がなされている場合には、財団は所有権の確認・抹 者に対する訴訟追行権を失うわけではなく、無条件の給付



⋮⋮預託金会員制ゴルフ場の会員が構成するゴルフクラブと同ゴルフ 祠堂 [しどう] の管理等から生じる収益により祭祀 及び
[さいし] 消登記請求につき当事者適格を有する。︵東京高判昭 ・ ・ 判決を得ることができる。︵最判昭 ・3・ 民集二七・二・三



場の経営会社との間の訴訟で、両者の間にゴルフクラブの運営経費は これに付随する事業を行っている場合、右門中は本条 [旧 高民二七・七・九八九、重判昭 国際四︶↓二八条 四四、執保百選一一九、法協九一・六・九九四︶↓民保五〇条

&

!

経営会社が負担する旨の規約がある場合に、ゴルフクラブの当事者能 四六条]による当事者能力を有する。︵最判昭 ・2・8民集三 四 渉外事件穎英米法上のパートナーシップ 2 確認の訴え ↓一三四条 ∼


<
*

;
+

力を認めた例︶ 四・二・一三八、重判昭 民一、法協九九・三・五一〇︶  ニューヨーク州法に準拠して設立された、構成員の加入 3 形成の訴え


6
*

2 組合穎一般 ハ 公害訴訟の原告団 脱退、内部組織、財産管理方法及び代表者の定めある、弁 イ 原告適格


イ 原告側の場合  ︿横田基地夜間飛行差止訴訟原告団の一員で同訴訟の原告でもある 護 士 事 務 所 た る パ ー ト ナ ー シ ッ プ は、本 条 [旧四六条]に  民執法九〇条の配当異議の訴えは、不動産の配当手続に
Z

"


 訴外会社の債権者である三つの銀行が、各々訴外会社に 者が、原告団に対しその管理する帳簿の閲覧を求めたが拒否されたの よ り 当事者能力 を 有 す る。︵東京地判昭 ・5・ 下民二三・五 おいて、執行裁判所が作成した配当表中の、債権又は配当
#


対して有する債権を出資し右会社の経営管理・営業の再建 で、原告団 を 被告 と し て 慰謝料 の 支払 を 求 め 提訴﹀被告 に は、団 ∼八・二三〇︶ の額に対する実体上の不服につき、争いある当事者間で個
整備及び各々の有する右債権の保全回収を目的として結成 体の目的、会員資格を定めた規約があり、意思決定機関と 別的、相対的に解決するための手続であるから、その原告
し た、代表者 の 定 め あ る 民法上 の 組合 は、本条 [旧四六条] しての総会及び執行機関としての幹事会があり、その活動 適格は配当表に記載された債権者に限られる。競売物件上

に よ り 当 事 者 能 力 を 有 す る。︵最 判 昭 ・ ・ 民 集 一 六・一 資金として会員から入会費及び年会費を徴収するなどして ︵選定当事者︶ に存する抵当権及びその被担保債権の一部を法定代位によ


二・二 四 二 二︿三 銀 行 団 債 権 管 理 委 員 会 事 件﹀民 訴 百 選 [三 版]A 5 いるから、団体としての主要な点が確定しており、団体構 第三〇条① 共同の利益を有する多数の者で前条の規定 り取得したものの、抵当権移転の附記登記を経由しなかっ


⋮⋮譲渡を受けた会社債権の支払請求︶ 成員の変更にかかわらず同一性を保有しつつ存続する独立 に該当しないものは、その中から、全員のために原告 たため配当表に記載のない者は、自己が配当を受けるべき
ロ 被告側の場合 の存在であるから、本条による当事者能力が認められる。 債権者であることを主張してこの訴えを提起することはで
又は被告となるべき一人又は数人を選定することがで


 ︿相被告会社の従業員により、相被告工場の運営を維持し社運の挽 ︵東京高判平 ・5・ 判時一九〇八・一三六︶ き な い。︵最 判 平 6・7・ 民 集 四 八・五・一 一 〇 九、執 保 百 選 五
$


きる。
回 [ばんかい]を 期 す こ と を 目的 と し て 結成 さ れ た、代表者 あ る 組合 に 二 法人でない財団 〇⋮⋮配当を受けるべき債権者であるのに配当表に記載されなかった
② 訴訟の係属の後、前項の規定により原告又は被告と
対する、工場の不法占拠を理由とする明渡請求において﹀民法上の 1 設立中の財団 者は、執行異議の申立てにより是正を求めるべきである、と判示︶
組合といえども代表者の定めのあるときは本条 [旧四六条]  遺言執行者が、遺言による寄附行為に基づく財団の設立 なるべき者を選定したときは、他の当事者は、当然に ロ 被告適格
3
*

訴訟から脱退する。

に よ り 当事者能力 を 認 め 得 る。︵大判昭 ・5・ 民集一四・ の た め 自 ら 設 立 準 備 委 員 長 と な り、寄 附 行 為 に よ る 出 捐  詐害行為取消しの効果は相対的であって、訴訟に関与し

#

③ 係属中の訴訟の原告又は被告と共同の利益を有する

一一九一、民訴百選 [初版]九、判民昭 ・七一︶ 財産たる株式を自己名義に書き換えて他の相続財 ない者の法律的地位に何ら影響することはなく、受益者な


[しゅつえん]
ハ 民法上の組合と任意的訴訟担当 ↓三〇条 産 と 分別管理 し、自 ら の 名義 で 議決権 を 行使 し て い る 場 者で当事者でないものは、その原告又は被告を自己の いし転得者と債権者との間で法律行為の効力を否認し債務
9
*

3 頼母子 [たのもし] 講 合、遺言執行者は設立中の財団の代表機関であり、右設立 ためにも原告又は被告となるべき者として選定するこ 者の財産の確保の実を挙げれば足りるのであるから、債務


 頼母子講は民法上の組合であるが、世話人は、講規約上 中 の 財 団 は 本 条 [旧四六条]に よ る 当 事 者 能 力 を 有 す る。 とができる。 者は詐害行為取消しの訴えの被告適格を有しない。︵大連判
%


講金の取立て等講会に関するすべての行為を特別の委任な ︵最判昭 ・6・ 民集二三・七・一一七五、民商六二・五・八三二、
④ 第一項又は前項の規定により原告又は被告となるべ 明 ・3・ 民録一七・一一七、民訴百選Ħ [補正]四六︶↓民四二四

! 


くして裁判上及び裁判外においてなす権限を有するから、 法協八八・五 
喝 六・六三四︶↓民ā︻権利能力のない社団・財団︼[一 条

3
,
5
,
6
-
き者を選定した者︵以下 ﹁選定者﹂という。︶は、その
講 会 の 代 表 者 で あ り、頼 母 子 講 は 本 条 [旧 四 六 条]に い う ・一〇一二条  ︿取消しの対象たる決議により選任された取締役で現在その地位を

$
編四章名の前]

6
*

!
選定を取り消し、又は選定された当事者︵以下 ﹁選定
権利能力のない社団で代表者の定めあるものに該当する。 2 認許のない外国財団法人 ↓ 失 っ た 者 に よ る 会社側 へ の 共同訴訟参加申出 の 事案 に お い て﹀株主

5
*
当事者﹂という。︶を変更することができる。

︵大 判 昭 ・7・ 民 集 一 九・一 二 一 〇、民 商 一 三・一・一 四 七、判 三 本条の当事者能力者による登記請求 総会決議取消しの訴えの被告適格は会社に限られ、かつ、


⑤ 選定当事者のうち死亡その他の事由によりその資格

民昭 ・六九︶ 1 移転登記請求権 共同訴訟参加人たるためには当該訴訟の当事者適格が必要


を喪失した者があるときは、他の選定当事者において


 頼母子講 に お け る 管理人 の 訴訟追行権 ︵最判昭 ・6・  権利能力のない社団の資産は社団構成員全員に総有的に であるから、本件参加申出は不適法であり、これを却下し
&

4
*


全員のために訴訟行為をすることができる。


民集一四・八・一五五八︶↓三〇条 8
* 帰属し社団自身が私法上の権利義務の主体となるものでは た 措置 は 正当 で あ る。︵最判昭 ・ ・ 民集一五・一〇・二五


! 


4 その他 ないから、社団の資産たる不動産につき社団はその権利主 Ƽƾƿ
︻共同の利益の例↓三八
︵共同訴訟︶︻選定、その取消し・ 八三、民訴百選 [三版]一一一︶↓五二条 、会社八三四条

!
イ 住民団体 体ではなく、故に社団名義の登記請求権を有しない。 変 更 ↓ 民 訴 規 一 五 ƽ . 一 三 八 ƾ︻第 三
︻訴 訟 係 属 ↓ 一 三 三   商 法 二 五 七 条 三 項 [会 社 八 五 四 条]の 取 締 役 解 任 の 訴 え

%
【判プ】P0001-0022_◎民訴


﹁三田市一一番区﹂は、そ の 地域 の 住民 に よ り、福祉事    権利能力のない社団の代表者は、総有に属する不動産 者 に よ る 追加選定↓一四四︵選定者 に 係 る 請求 の 追加︶ ǀ
︻選 は、会社と取締役との間の法律関係の解消を目的とする形
'

定当事者 の 資格喪失原因 の 例↓民七︵後見開始審判︶


︻選定 の 取
業 を 営 む た め 結成 さ れ た 任意団体 で あ る が、代表者 の 選 の受託者たる地位に基づき自己名義の登記をすることがで 成の訴えであるから、その法律関係の当事者である双方を
消し・変更による資格喪失と通知↓三六②、民訴規一七︻資格


出、総会 の 運営︵そ の 議決 は 多数決︶
、財産 の 管理、事業 き、自己名義の登記をした代表者が交替したときには、新 被告 と す べ き 固有必要的共同訴訟 で あ る。︵最判平 ・3・


喪失 の 効果↓五八③︵訴訟代理権不消滅︶
︻全員 の 資格 の 喪失 と


の運営に関する規約の下に存続・活動しているから、本条 たに受託者たる地位を取得した新代表者は、旧代表者に対 民集五二・二・六六一、民訴百選 [三版]A7、法協一一八・六・九


中断・受継↓一二四① 
 六 
②  ︻選定者に対する既判力・執行




[旧四六条]に よ る 当事者能力 を 有 す る。︵最判昭 ・ ・ 民 し 自己 へ の 移転登記 を 訴求 す る こ と が で き る。︵最判昭 ・ 八六︶



力の拡張↓一一五① 
 二、民執二三① 
 二

CMYK
集二一・八・二〇七八、自治百選 [三版]五、法協八五・一〇・一四二 6・2 民 集 二 六・五・九 五 七、民 訴 百 選 [三 版]一 四、法 協 九 〇・一 4 再審の訴え ↓三三八条

!
"
二︶↓民ā︻権利能力のない社団・財団︼[一編四章名の前] 〇・一三三四︶↓民ā︻権利能力のない社団・財団︼[一編四章名の前]   一 当事者適格一般 二 法定訴訟担当
11

"

(
  民事訴訟法 ︵ ︶
三〇条 総則 当事者 当事者能力及び訴訟能力
Fri Jun 15 11:36:12 2007

  民事訴訟法 ︵ ︶
三一条 総則 当事者 当事者能力及び訴訟能力
12

1 債権者代位 は、特段の事情がない限り、遺産分割方法の指定の性質を たることができ、このことは講自体に当事者能力があるこ 連帯保証契約を締結し、これに基づき右一七名がその第三


 債権者が代位訴訟を提起し、この事実を債務者に通知し 有し、相続開始により即時にかつ何らの行為を要せずして と に よ り 妨 げ ら れ な い。︵最判昭 ・6・ 民集一四・八・一五 者に対し保証債務の履行を求める場合には、訴訟物たる権
&


又は債務者が右事実を了知した後は、債務者は代位された 当該不動産が甲に承継されるが、だからといって遺言の内 五八︶ 利は全員につき同一の事実上及び法律上の原因に基づき、
権利を自ら行使する権能を失うのであるから、債務者によ 容を実現するための執行行為が当然に不要になるのではな 2 業務執行組合員 かつ、主要な防御方法が共通であるから、右一七名は共同


る 訴 え の 提起 に よ り 代位訴訟 は 何 ら 影響 を 受 け る こ と な く、不動産取引における登記の重要性に照らせば、甲に所  民法上の組合の規約により業務執行組合員に組合財産に の利益を有するといえる。︵最判昭 ・4・ 民集一二・六・八
9
*


く、故に右事実を理由として代位訴訟を却下したのは違法 有権移転登記を取得させることは、民法一〇一二条一項に 関する訴訟追行権が与えられている場合、それは実体上の 七三、民訴百選 [三版]一六︶

で あ る。︵大 判 昭 ・5・ 民 集 一 八・五 五 七、民 訴 百 選 Ħ [補 正] いう﹁遺言の執行に必要な行為﹂に当たる。相続させる遺 管理権・対外的執行権と共に授与されているのであり、か 2 審級限りの選定



四七、判民昭 ・三八︶↓民四二三条 言 に お い て は、不動産登記法二七条 [平成一六法一二三 に よ かる任意的訴訟信託は、当事者選定手続を経たものではな  選定は総員の合意により将来に向けて取り消し得るもの

4
+

5
+

 債権者︵土地の賃借人︶が債務者︵賃貸人︶に代位して る全部改正後の六三条二項]により甲が単独で登記申請できる いが、弁護士代理の原則の回避又は信託法一一条の潜脱で であるから、当初から審級を限っての選定も有効である。


'

第三債務者︵占有者︶に提起した訴訟︵建物収去土地明渡 から、当該不動産が被相続人名義である限り遺言執行者の はなく、特段の事情のない限り合理的必要があり、適法で この場合判決の送達と共に被選定人は資格を失い訴訟手続


し︶に債務者が当事者参加した場合には、代位原因︵賃借 職務は顕在化しないが、甲への移転登記の前に他の相続人 あ る。︵最 大 判 昭 ・ ・ 民 集 二 四・一 二・一 八 五 四、民 訴 百 選 の中断・受継の手続を要するが、受継すべき者自ら上告を


権︶があれば、参加請求は訴訟追行権を欠き不適法である が自己名義の移転登記を経由したため、遺言の実現が妨害 [三版]一九︶ 提起すれば受継したものとみなされる。︵大判昭 ・4・9前


が、代位原因 の 不存在 が 判明 す れ ば 参加請求 は 適法 で あ された場合には、遺言執行者は右登記の抹消登記及び甲へ 3 入会団体構成員による総有地の登記請求 出 ︶

<
*

り、代位請求が却下される。︵最判昭 ・4・ 民集二七・三・ の真正な移転登記の回復を原因とする所有権移転登記を求  権利能力 な き 社団 で あ る 入会団体 の 規約上 の 手続 に よ  審級を限定した選定も許されなくはないが、訴訟手続の

:
*

5
+


五九六、民訴百選 [三版]A ︶↓四七条 ・一 四 二 条 、民 四 二 三 条 めることができ、甲が自ら当該不動産の所有権に基づき同 り、代表者でない特定の構成員が構成員全員の総有に属す 簡素化・単純化による訴訟の効率的進行を図る選定制度の


"

様の請求ができることは、遺言執行者の右職務権限に影響 る入会地の登記名義人となることとされた場合、右構成員 趣旨に照らすと、本件選定書の﹁第一審手続について﹂と


6
+

2 遺言執行者 し な い。︵最判平 ・ ・ 民集五三・九・一九八九、家族百選 [六 は、任期満了に伴う代表者の交代の度毎に登記名義を変更 の記載は事件名と共に選定に係る事件を特定するためのも


 遺言執行者は遺言の執行に必要な一切の行為をする権利 版]八八︶ する煩瑣を避けるため、構成員の全員から登記名義人とな の で、選定 の 効力 を 第一審 に 限定 す る 趣旨 で は な い。︵最


(


義務を有し、相続人はそれを妨げる行為をなし得ないので 3 相続財産管理人 ることを委任されかつ当該入会地に係る登記請求訴訟を自 判昭 ・9・ 判時八七三・三一、重判昭 民訴一⋮⋮控訴上告も被


あるから、特定不動産の遺贈を受けた者によるその遺言の  共同相続財産につき民法九三六条一項により相続財産管 己の名において追行する権限を与えられたのであり、その 選定者が追行した事案︶
5
*

執行としての所有権移転登記請求訴訟においては、相続人 理人が選任された場合、この者は相続人の法定代理人とし 原告適格を肯定しても弁護士代理原則及び訴訟信託禁止の 3 選定当事者の権限



で は な く 遺言執行者 の み が 被告適格 を 有 す る。︵最判昭 ・ て 相続財産 の 管理・清算 に 関 す る 訴訟 に 関与 す る の で あ 趣旨に反しない。︵最判平6・5・ 民集四八・四・一〇六五、民  選定当事者 は 代理人 で は な い か ら 民訴法五五条 [旧八一

6
+


5・ 民集二二・五・一一三七、家族百選 [二版]一二二、法協八六・ り、相続財産管理人たる資格で訴訟追行権を有するのでは 訴百選 [三版]一五︶ 条]二項の適用を受けず、訴訟上の和解を特別の委任なく



七・八三〇⋮⋮相続を原因とする移転登記をした相続人に対する受遺 な い。︵最判昭 ・ ・9民集二六・九・一五六六、民訴百選 [三版] 4 登記名義人たる妻による夫所有不動産の明渡請求 して行う権限を有し、和解を禁ずる限定ある選定をしても


者の移転登記請求︶↓民一〇一二条 A6、法協九三・二・二八八︶↓民九三六条   任 意 的 訴 訟 担 当 は、弁 護 士 代 理 原 則 及 び 訴 訟 信 託 禁 止 限定部分は無効である。︵最判昭 ・8・ 判時五三四・四八︶

;
*
"


 遺贈の目的不動産につき遺言の執行として既に遺贈によ 4 労働組合 ︵信託法一一条︶の 趣旨 を 潜脱 す る 危険 が な く、か つ、こ
)

る移転仮登記がなされ、相続人がその抹消登記手続を求め  労働組合は、独自の権利として自己の名において組合員
6
* れを認める合理的必要性があるときには許容されるが、夫
る場合、遺言に従った登記を保持することは遺言の執行と たる労働者が使用者に対して有する労働契約上の権利につ がその所有不動産を真実に反し妻名義としている場合に、
︵未成年者及び成年被後見人の訴訟能力︶



はいえず、受遺者に登記が経由した以上遺言執行者が右登 いて訴訟を追行する権能を有しない。︵最判昭 ・ ・ 民集 夫に異議がないからといって、直ちに妻が自己の名におい



記につき権利義務を有するともいえないから、遺言執行者 一四・一二・二六五一、民訴百選 [初版]一一︶ て 訴訟 を 追行 す る 合理的 な 必要性 が あ る と は 認 め ら れ な 第三一条 未成年者及び成年被後見人は、法定代理人に


ではなく受遺者が被告適格を有する。︵最判昭 ・7・ 民集 5 いわゆる紛争管理権 い。本件建物の所有者でないことを自認する妻には、原告 よらなければ、訴訟行為をすることができない。ただ


三〇・七・七〇六、民訴百選 [三版]一七、法協九五・四・七八一︶↓  訴訟提起前の紛争の過程で相手方と交渉を行い、紛争原 として、被告︵占有者︶にその明渡しを求める訴えの利益 し、未成年者が独立して法律行為をすることができる

7
*


民一〇一二条 因の除去につき持続的に重要な役割を果たしている第三者 を肯定すべき事情もない。︵名古屋高判平 ・2・ 判タ一〇〇 場合は、この限りでない。︵平成一一法一五一本条改正︶
$


 特定の不動産を特定の相続人に相続させる旨の遺言をし は、訴訟物につき法的利益ないし管理処分権がなくとも、 七・三〇一︶
. 六. 七五三︻未成年者の法定代
3
*

︻未成年者の行為能力↓民五



た者の意思は、右相続人に相続開始と同時に遺産分割手続 紛争管理権による訴訟追行権を取得するとの見解は、法律 四 選定当事者 . 八三八. 八五九︻未成年者が独立して法律行
理人↓民八二四
を経ないで当該不動産の所有権を帰属させることにあり、 上の規定又は当事者からの授権なくして第三者が訴訟追行 1 
﹁共同の利益を有する者﹂ . 六、会社五八四、労基五
為 を す る こ と が で き る 場合↓民五
. 五九︻成年被後見人の無能力↓民九︻成年被後見人の法定


その占有、管理も右相続人が所有権に基づき自ら行うこと 権 を 取得 す る 根拠 に 乏 し く 採用 で き な い。︵最判昭 ・ ・  本条 [旧四七条]に い う 共同 の 利益 を 有 す る 多数者 と は、 八

<
*


. 八五九︻人事訴訟における訴訟能力↓人訴


を期待しているのが通常であるから、遺言執行者がある場 判時一一八一・七七︿豊前火力発電所差止請求事件﹀民訴百選 [三 相互 の 間 に 於 て 共同訴訟人 と な り 得 べ き 関係 を 有 し、か 代理人↓民八三八


【判プ】P0001-0022_◎民訴

合であっても、遺言書に当該不動産の管理及び相続人への 版]一八︶ つ、主要な攻撃・防御の方法を共通にする者を意味する。 一三︻成年被後見人に関する訴え↓人訴一四︻法定代理人↓二


八 ︻法 定 代 理 人 の 訴 訟 法 上 の 地 位 ↓ 一 三 三 ② 
 ︵訴 状 に 記


引渡しを遺言執行者の職務とする旨の記載があるなど特段 三 任意的訴訟担当 被告の原告に対する賃借権の存否が他の被告の原告に対す
載.
︶ 一 五 一 ① 
 一、民 訴 規 三 二 ①
︵呼 出 し︶
、一 〇 二 ①︵送


の事情がない限り、右不動産についての賃借権確認請求訴 1 頼母子 講管理人 る不法占有の成否の要件となっている場合には、被告等は
達. ︵当事者尋問.
[たのもし]
︶ 二一一 ︶ 一二四① 
 ︵中断事由︶
三 ︻代理権欠


訟の被告適格者は、遺言執行者ではなく、右相続人である  頼母子講管理人が、講金の取立て、支払等につき一切の 共同 の 利益 を 有 す る と い え る。︵大判昭 ・4・9民集一九・ ︵絶 対 的 上 告 理 由.

8
*


缺 の 効 果 ↓ 三 一 二 ② 
 四 ︶ 三 三 八 ① 
 ︵再 審


と 解 す べ き で あ る。︵最判平 ・2・ 民集五二・一・二九九、 権限を有し、落札給付を受けた被告との間でその返還債務 六九五、民訴百選 [初版]一二、判民昭 ・三八︶


事由︶

CMYK

重判平 民訴二︶ につき準消費貸借契約を締結した事実に照らせば、右契約  同一人に対する売掛代金債権を有する一七名のうちの一

3
+

 特定 の 不動産 を 特定 の 相続人甲 に 相続 さ せ る 旨 の 遺言
4
* に基づく支払請求につき、管理人は自己の名において原告 名が、他を代理して債務者以外の第三者との間で一括して   一 法定代理人となる者
Fri Jun 15 11:36:12 2007

 禁治産者 [平成一一年改正 に よ る 成年被後見人 に 該当]に 対 す Ƽ︻被保佐人 の 訴訟行為↓民一三① 


 四︻被補助人 の 訴訟行為↓ のに必要な授権を欠くときは、裁判所は、期間を定め 場合、上告審において権限ある代理人は一、二審での無権
!

. 八四


る私生子認知請求において、後見人の代理権を否定すれば 民 一 七 ①︵制 限 す る こ と が で き る︶
︻後 見 人 ↓ 民 八 三 九 代理行為 を 追認 し 得 る。︵最判昭 ・9・1民集二六・七・一二
て、その補正を命じなければならない。この場合にお


私生子は終生私生子たる不利益を甘受せざるを得ず認知制 . 八四三︻本項の準用↓四〇④︵必要的共同訴訟人の一人の
〇 八九、民商六八・三・四八九︶↓二八条
いて、遅滞のため損害を生ずるおそれがあるときは、

(
提起 し た 上訴 に つ い て す る 訴訟行為︶
︻保佐人↓民八七六 の 二
度 の 趣 旨 が 没 却 さ れ る 上、人 事 訴 訟 手 続 法 [現・人 事 訴 訟  無権代理人が訴えを提起したうえ第一審、控訴審、上告

%
︻保佐監督人↓民八七六の三︻補助人↓民八七六の七︻補助監督 裁判所は、一時訴訟行為をさせることができる。
法]に よ れ ば 後見人 は禁治産者 を 代理 し て 離婚離縁及 び 嫡 審及び差戻後控訴審を追行し、かつ、差戻後控訴審判決に
人↓民八七六の八︻後見監督人↓民八四八︱八五二 ƽ︻授権の ② 訴訟能力、法定代理権又は訴訟行為をするのに必要
出否認の訴えを提起し得るのであるから、認知請求におい 証明↓民訴規一五︵書面 で す る︶
︻授 権 欠 缺 の 場 合 の 補 正 命 令 ↓ 対し上告した場合において、本人により適法に委任された
な授権を欠く者がした訴訟行為は、これらを有するに

ても後見人は禁治産者を代理し得る。︵大判昭 ・ ・ 民集 . 三一二②︻授権欠缺の効果↓三
三四①︻授権の追認↓三四② 訴訟代理人が、右上告を追認した上、前記各訴訟手続にお

至った当事者又は法定代理人の追認により、行為の時
︵絶対的上告理由.

一四・一八〇五、民商三・四・七六三、判民昭 ・一一八︶ 一二② 


  ︶ 三三八① 
 ︵再審事由︶ 
[ 一]
︻訴 ける無権代理を理由に原判決の破棄を求めているときは、

四 三
二 民法八二五条の適用 . 二六四. 二六五. 二七五
え の 取 下 げ ↓ 二 六 一︻和 解 ↓ 八 九 にさかのぼってその効力を生ずる。 不適法な訴えにつき本案判決を下した違法があるから、原
 ︿父が単独でした父母連名による訴訟委任に基づいて締結された訴 . 二六七、民執二二  七. 三三②  六. 三九①  二  四︻請求の放
① ③ 前二項の規定は、選定当事者が訴訟行為をする場合 判決を破棄し、第一審判決を取り消して訴えを却下すべき
"

. 二六七、民執二二  七 [ 二]︻控訴・上告の
棄・認諾↓二六六 について準用する。


訟上の和解の効力が争われた事案において﹀訴訟は各行為の有機 である。︵最判平7・2・ 判例集未登載︶


的結合により形成される手続であり、他の訴訟行為の前提
. 三一三︻上告受理 の 申立 て ↓三一八 [ 三]
取下 げ ↓二九二
. 三三︻法定代理権↓三一 ︻必要な授権↓
︻訴訟能力↓二八 四 訴訟行為の一部の追認



︻手形判決に対する異議↓三五七︱三六四  ︻人事訴訟におけ

となる訴訟行為の効力は一義的に明白であることが必要で 三二②︻法定代理権等の証明↓民訴規一五
︵書面でする︶
 Ƽ︻裁  訴訟行為は相互に関連しつつ審級ごとに終局的判断を形

&
る特則↓人訴一三
あるから、その効力を善意にかからしめる民法八二五条は 定期間↓九六①︻急速を要する行為の例↓二六  ƽ
︻追認と上 成するものであるから、ある審級の終了後に無権代理行為


告理由↓三一二②︻追認のなかったときの訴訟費用の負担↓六
訴訟行為に適用されない。同条を適用することは、未成年   被保佐人の上訴 を追認する場合、その審級での訴訟行為を一体不可分のも
九② ƾ︻選定当事者の資格の喪失↓三〇④⑤  ︻本条一項二


者の適法な代理の存在を職権調査事項、絶対的上告理由、  準禁治産者 [平成一一年改正による被保佐人に該当]の訴えの のとして追認すべきであり、控訴提起行為のみを選択して
!

項の準用↓五九︵訴訟代理︶


再審事由とする民訴法と相容れない。︵最判昭 ・ ・ 民集 提起に当たり特段の留保を付けずに保佐人の同意が与えら 追認することは許されない。︵最判昭 ・9・ 判時九八五・七


三六・一一・二二九六、重判昭 民一〇、法協一〇六・八・一五三一 れた場合には、準禁治産者は更にその同意を受けなくとも   六、民商八五・二・三四一⋮⋮確定した控訴判決に対する再審事件︶


一 訴訟能力の欠缺 と補正



⋮⋮訴訟委任を有効とした原判決を破棄︶ 右訴訟につき上訴をすることができる。︵最判昭 ・ ・ 判 [けんけつ]



 代表権なき者に対し訴えが提起された場合には、訴状の

!
時五三九・四三︶
補正が必要であり、また被告会社に代表者がないときには
︵被保佐人、被補助人及び法定代理人の訴訟行為の特 特別代理人の選任により正当な代表者に訴状を送達するこ ︵特別代理人︶
則︶ とを要するが、右手続は性質上第一審裁判所がなすべきで 第三五条① 法定代理人がない場合又は法定代理人が代
︵外国人の訴訟能力の特則︶
第三二条① 被保佐人、被補助人︵訴訟行為をすること あるから、代理権欠缺を看過した第一審判決を取り消すに 理権を行うことができない場合において、未成年者又
第三三条 外国人は、その本国法によれば訴訟能力を有
につきその補助人の同意を得ることを要するものに限 当たり、控訴審裁判所は直ちに訴えを不適法却下すること は成年被後見人に対し訴訟行為をしようとする者は、
しない場合であっても、日本法によれば訴訟能力を有 は 許 さ れ ず、補正 の た め 事件 を 差 し 戻 す べ き で あ る。︵最
る。次項及び第四十条第四項において同じ。︶又は後見 遅滞 の た め 損害 を 受 け る お そ れ が あ る こ と を 疎明 し
すべきときは、訴訟能力者とみなす。



判昭 ・ ・ 民集二四・一三・二〇七二、民訴百選 [三版]二三︶↓ て、受訴裁判所の裁判長に特別代理人の選任を申し立



人その他の法定代理人が相手方の提起した訴え又は上
︻訴訟能力↓二八︵原則規定︶︻外国人の権利能力↓民三②︻外国 三七条 、会社三五四条


&
訴について訴訟行為をするには、保佐人若しくは保佐 てることができる。︵平成一一法一五一本項改正︶
人の能力の準拠法↓法適用四 二 追認の擬制
監督人、補助人若しくは補助監督人又は後見監督人の ② 裁判所は、いつでも特別代理人を改任することがで
 ︿被告会社の前代表者に対して送達が行われ第一審本案判決が下さ

"
  一 外国人の当事者能力 ↓二八条 ・二九条 きる。
同意その他の授権を要しない。

%
&

6
*
れ た 事案 に お い て﹀控訴審 で は 被告会社 が 真正 な 代表者 に よ
② 被保佐人、被補助人又は後見人その他の法定代理人 二 外国人の訴訟能力 ③ 特別代理人が訴訟行為をするには、後見人と同一の
り代表され、同人の委任した訴訟代理人が本案につき弁論
 被告たる子らの訴訟能力は、法例三条 [法適用四条]によ 授権がなければならない。

!
が次に掲げる訴訟行為をするには、特別の授権がなけ し控訴追行の上判決を受けた以上、被告の右行為は第一審
れ ば 人 の 能力 は そ の 者 の 本国法 に よ っ て 定 め ら れ る と こ . 三一. 三七︻法定代理権を行えない場


ればならない。 での訴訟行為を追認したことになる。︵最判昭 ・8・ 民集 Ƽ︻法定代理人↓二八



一 訴えの取下げ、和解、請求の放棄若しくは認諾又
ろ、被告らは中国の国籍を失っていないから、別段の事由
一三・一〇・一二九三、民商四二・二・二三四、法協七八・六・六八 . 八六〇︻未成年者↓民五︻成年被後見人↓
合の例↓民八二六
なき限り中国の法令を適用して判断すべきである。中華民 民八︻疎明の方法↓一八八︻申立ての方式↓民訴規一︻手数料
は第四十八条︵第五十条第三項及び第五十一条にお 九︶
国政府 の 法令 に よ る も 中華人民共和国政府 の 法令 に よ る の額↓民訴費別表第一⑰イ︻裁判長↓一四八  Ƽƽ
︻特別代理


三 追認の時期
いて準用する場合を含む。
︶の規定による脱退 も、被告子らは行為能力を有せず、被告母がその法定代理 人の選任・改任の裁判↓民訴規一六︵特別代理人への告知︶ ƾ
  産 業 組 合︵原 告︶の 理 事︵被 告︶に 対 す る 訴 え に お い

#
二 控訴、上告又は第三百十八条第一項の申立ての取 ︻後見人に対する授権が必要な場合↓三二②、民八六四  ︻民


人になるから、訴訟においても被告子らを訴訟無能力者と
【判プ】P0001-0022_◎民訴

て、監事が組合を代表すべきにもかかわらず、理事が行っ 事執行法上の特別代理人↓民執四一②③


下げ し 被 告 母 を そ の 法 定 代 理 人 と す べ き で あ る。︵最 判 昭 ・


た 第 一 審 訴 訟 行 為 に つ き、監 事 は 控 訴 審 で 追 認 し 得 る。


三 第三百六十条︵第三百六十七条第二項及び第三百 ・ 家月一二・二・一〇五、国私百選一八︶   一 特別代理人の選任


︵大 判 昭 ・2・1 民 集 一 六・七 七、民 商 六・一・一 〇 九、判 民 昭


七十八条第二項において準用する場合を含む。︶の規


・八︶  相続人不分明による相続財産法人に代表者がなければ、

!

定による異議の取下げ又はその取下げについての同  不在者の財産上の訴訟につきその妻がなした訴訟委任に 利害関係人は民法一〇五二条 [現九五二条]により裁判所に

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意 ︵訴訟能力等を欠く場合の措置等︶ よる弁護士が一、二審の訴訟を追行し、その後不在者の財 管理人選任を請求し得るが、このことは、その選任を待て
︵平成一一法一五一本条改正︶ 第三四条① 訴訟能力、法定代理権又は訴訟行為をする 産管理人に選任された妻が改めて同弁護士に訴訟委任した ない事由ある者が相続財産法人に対し訴えを提起するに際
13
  民事訴訟法 ︵ ︶
三二条︱三五条 総則 当事者 当事者能力及び訴訟能力
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  民事訴訟法 ︵ ︶
三六条︱三八条 総則 当事者 共同訴訟
14

し 本 条 [旧五六条]に よ る 特 別 代 理 人 選 任 を 申 請 す る こ と 後の右売買の効力が実質上原告の相続人に帰属すべきもの は な く、会社 に つ き 代表権 を 有 す る の は 代表取締役 で あ 九五条 [旧四四二条一項]に よ り 訴 え 提起 が 擬制 さ れ る 場合


を 妨 げ な い。︵大 決 昭 5・6・ 民 集 九・六 四 〇、判 民 昭 5・六 と解さざるを得ない場合においても、なお原告の当事者適 り、右損害賠償請求権についての株主による提訴請求に基 に も、地 方 自 治 法 九 六 条 一 項 一 一 号 [昭和六一法七五 に よ る


三︶ 格 を 否 定 す べ き で な い。︵最 判 昭 ・4・ 民 集 七・四・三 九 づき会社を代表して訴えを提起する場合の会社の代表者を 改正後の一二号]により訴え提起に必要とされる議会の議決



二 原告側に代理人なき場合 六、民商二九・三・一九四、法協七二・六・七二三︶ 監査役 と す る 同条後段 [会社三八六条二項]は、こ の 解釈 の を 経 な け れ ば な ら な い。︵最判昭 ・5・ 民集三八・七・一〇



 株式会社が代表取締役を欠く場合、利害関係人は商法二 妨げとはならない。同条を準用する農業協同組合法三九条 二一、重判昭 行政九︶
"


六一条三項、二五八条二項 [会社二五一条二項]に よ り 仮代 二項 [現三五条 の 五第五項]の 解釈 と し て も 同様 で あ る。︵最  普通地方公共団体が被告となって住民訴訟に応訴する場

)


表取締役の選任を裁判所に請求し得るが、この方法による ︵法人の代表者等への準用︶ 判平 ・

・ 民集五七・一一・二二六五、重判平 民訴一︶↓会社 合には、議会の議決を必要としない。︵最大判昭 ・7・ 民

! 


と遅滞のため損害を受けるおそれがあるときは、本条 [旧 三八六条 集一三・八・一一〇三、自治百選 [二版]四〇︶
第三七条 この法律中法定代理及び法定代理人に関する
五六条]の 類推 に よ り 利害関係人 は 特別代理人 の 選任 を 裁 三 訴訟上の代表と表見法理
規定は、法人の代表者及び法人でない社団又は財団で
判所に申請し、この者が会社を代表し原告として訴訟を追  私立学校法二八条一項二項の規定は、学校法人と実体法

$
その名において訴え、又は訴えられることができるも

行 し 得 る。︵最 判 昭 ・7・ 民 集 二 〇・六・一 二 六 五、民 商 五 上の取引を行う第三者保護のための規定であって、公権力  


のの代表者又は管理人について準用する。 第二節 共同訴訟

六・三・四四四、判民昭 ・六七︶ により実体上の法律関係を確定する民事訴訟には適用がな


民訴規一八︻非法人の社団・財団の当事者能力↓二九︻法定 く、代表者交替につき登記がなくとも代表権を有するのは ︵共同訴訟の要件︶



代理及 び 法定代理人 に 関 す る 規定↓二八 . 三一. 三二. 三四 新代表者であり、旧代表者に対してなされた訴訟行為は追 第三八条 訴訟の目的である権利又は義務が数人につい


. 四〇④. 五八①  四. 六九. 一〇二①. 一〇三①.
︱三 六


認 な き 限 り 取消 し を 免 れ な い。︵最判昭 ・9・ 民集二〇・ て共通であるとき、又は同一の事実上及び法律上の原
︵法定代理権の消滅の通知︶ . 一 〇 六 ②. 一 二 四 ①  三. 一 三 三 ②  一. 一 五 一 ① 




一〇四①
. 二 一 一. 二 五 三 ①  五. 二 五 四 ②. 二 八 六 ②  一. 三 一 二 七・一五二三、民商五六・四・六二一、判民昭 ・七七︶ 因に基づくときは、その数人は、共同訴訟人として訴


第三六条① 法定代理権の消滅は、本人又は代理人から  

. 三三八①  三  七. 三四三  一. 三八七  三  ︿代表取締役でない者が登記簿に代表取締役として記載され、この

%
相手方に通知しなければ、その効力を生じない。 ② 
 四 え、又は訴えられることができる。訴訟の目的である
者を被告会社代表者とした訴えにおいて、民法一〇九条、商法二六二
② 前項の規定は、選定当事者の選定の取消し及び変更 権利又は義務が同種であって事実上及び法律上同種の
  一 法人その他の代表者 条[会社三五四条]の適用が主張された事案において﹀民法一〇九
について準用する。 原因に基づくときも、同様とする。
 取締役選任決議無効確認訴訟を本案とする代表取締役職 条及び商法二六二条は、取引の安全のための規定であるか
!

︻法定代理権 の 消滅等 の 届出↓民訴規一七 Ƽ︻法定代理権 の ︵共有.


︻権利義務 が 共 通 な 場 合 の 例↓民二四九 ︶ 民四二八︵不



ら、取引行為と異なる訴訟手続において会社の代表者を定

務執行停止・職務代行者選任の仮処分が行われている場合
︵親権喪失宣告.
消滅事由↓民八三四 ︶ 民八三五
︵管理権喪失宣 可分債権.
︶ 民四三〇︵不可分債務.
︶ 民四三二︵連帯債務︶、信
において、本案たる決議無効確認訴訟において被告会社を めるに当たっては適用されない。会社を相手に訴訟をする
告. ︵親 権 管 理 権 の 辞 退.
︶ 民八三七 ︶ 民八四四
︵後 見 人 の 辞 託七九
︵共同受託者︶
︻同一の原因に基づく場合の例↓民七一九
代表すべき者は、職務執行を停止された代表取締役ではな 場合には、真正な代表者を表示すべく、代表権のない者を .四
任.
︶ 民八四六︵後見人 の 解任︶
︻代理権消滅 と 中断事由↓一二 ︵共同不法行為︶
︻人事訴訟と必要的共同訴訟↓人訴一二②



く、職 務 代 行 者 で あ る。︹平 成 二 法 六 四 に よ る 商 法 改 正 前 の 事 表示 し た 訴状 は 補正 の 対象 と な る。︵最判昭 ・ ・ 民集二



四① 
 三︻本項 の 準用↓五九︵訴訟代理権︶ ƽ︻選定当事者 の 選 三② 
 一︻行政事件訴訟における共同訴訟↓行訴一七


件︺
︵最 判 昭 ・9・ 民 集 三 八・九・一 一 二 一、民 訴 百 選 Ħ [補 正] 四・一三・二〇七二、民訴百選 [三版]二三︶↓三四条 、会社三五四

!
定の取消し・変更↓三〇④


五三、法協一〇五・一〇・一四三五︶↓会社三五二条 条   一 通常共同訴訟とされる場合 ↓三九条 ∼

&
#

8
*
  一 通知の有無と相手方の知・不知 二 法人を訴訟上代表すべきもの  ︿前清算人の辞任に伴う臨時株主総会がAB二つに分裂し、A総会 二 必要的共同訴訟とされる場合 ↓四〇条 ∼

&

7
*
 ︿第一審係属中に被告の法定代理人が親権を喪失。敗訴した被告が  農業協同組合と理事との間の訴訟については監事が組合 で新清算人とされ登記された甲が乙を清算人に選任したB総会の決議 三 本条の要件を欠くときの効果
!

"
不変期間経過後に第一審判決正本の送達と同時に訴訟手続は中断した を代表すると定めた農業協同組合法三三条︵平成四法五六 取消訴訟を登記未了の丙を代表者として会社に対し提起し勝訴した。  本条 [旧五九条]の 要件 を 欠 く 訴 え 又 は 併合 を 禁止 さ れ

!
と主張して、受継の申立てとともに控訴状を提出。原告は法定代理人 による改正前のもの。改正後は、同法三九条 [現三五条の五 そ の 上訴審 に お い て 会社側 が 登記未了 に よ る 商法一二条[現九条一 る 訴 え が 併合提起 さ れ た 場合 に は、弁論 を 分離 す れ ば 足
の 姉﹀仮 に 民訴法二八条 [旧四五条]に よ り 法定代理権 の 消 第五項]に よ り 商法二七五条 の 四前段 [会社三八六条一項]が 項、会社九〇八条一項]の適用を主張した事案において﹀商法一二 り、他に訴訟要件を欠く場合は格別として、併合提起が直


滅 に つ き 民法一一二条 を 適用 す れ ば 訴訟関係 が 錯雑 と な 準用される︶の趣旨は、なれ合い訴訟により組合の利益が 条は、会社と実体法上の取引関係に立つ第三者を保護する ち に 訴 え の 不適法却下事由 と な る の で は な い。︵大判昭 ・



り、こ れ を 避 け る た め 本条 [旧五七条]が 設 け ら れ た の で 害されることを避けるためであり、右規定は、単に訴訟に ための規定であり、それ自体実体法上の取引行為でない民 4・ 民集一四・一一七五、判民昭 ・七〇⋮⋮養子が実父の借金の




あるから、代理権消滅の通知なき限り、相手方の知・不知 おける代表権のみならず、組合の利益のため理事に対し訴 事訴訟 に は 適用 さ れ な い。︵最判昭 ・ ・1民集二二・一二・ 保証をしたことを知った養親が累が養家に及ぶことを恐れ、養子及び




に か か わ ら ず 代 理 権 消 滅 の 効 果 を 生 じ な い。︵大 判 昭 ・ 訟 を 提起 す る か 否 か の 決定権 を も 監事 に 与 え る 趣旨 で あ 二四〇二、総則・商行為百選 [四版]七︶↓商九条 そ の 妻 に 離縁及 び 離婚 の 各届書 に 署名押印 さ せ て 届出 を 了 し た と こ

#


4・5民集二〇・四二七、判民昭 ・二八︶ る。組合の訴訟提起には理事会の決議を要する旨の組合規 四 代表者の交替 ろ、養子から養親に対する離縁無効確認、妻に対する離婚無効確認の

二 本条の趣旨 約の規定は、理事に対する訴訟提起の事例をも適用対象と  訴訟代理人のある法人につき代表者の交替があった場合 訴えを併合提起した事例︶

'
 ︿出征兵士たる原告が父に対し財産管理の包括的授権をし、これに するものであればその限りで無効であり、右事例には適用 は、民 訴 法 五 八 条 一 項 [旧 八 五 条]に よ り 訴 訟 代 理 人 は 実 四 主観的予備的併合 ↓四一条 ∼
"

#
【判プ】P0001-0022_◎民訴


基づき父が代理人として本件試掘権を買い受け、かつ、原告が生死不 されないと解すべきである。︵最判平9・ ・ 判時一六二七・ 質上新代表者の委任に基づき訴訟追行をなし得るのである 五 主観的追加的併合


明の間に父が不在者財産管理人に選任され試掘権移転登録の本訴を提 一四四︶ か ら、三 六 条 [旧 五 七 条]に よ る 通 知 が な く と も、判 決 に  原告 が、係属中 の 訴訟︵土地 の 売主 に 対 す る 瑕疵

"
[か し]


起した後に、右契約締結以前に原告が戦死していた事実が判明した事  商法二七五条 の 四前段 [会社三八六条一項]が 会社 と 取締 新代表者を表示することも許される。︵最判昭 ・4・ 民集 担保による損害賠償請求︶に第三者を被告とする請求︵土

" 


案 に お い て﹀本 人 死 亡 後 通 知 な き 限 り 代 理 権 消 滅 を 認 め な 役との間の訴訟の代表権を監査役に与えている趣旨がなれ 二二・四・九二九、民訴百選Ħ [補正]A7︶↓五八条 地の不当鑑定を理由とする損害賠償請求︶を追加して一個
い 本 条 [旧 五 七 条]及 び 五 八 条 一 項 [旧 八 五 条]は、法 定 代 合い訴訟による会社の利益の侵害防止にあるとする前出 五 地方公共団体の訴訟 の 判 決 を 得 よ う と す る 場 合、本 条 [旧五九条]の 要 件 が 存

"

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理人及び訴訟代理人の訴訟行為の効果を実質上死者の相続 の趣旨に照らせば、退任した取締役に対し在任中の義務違  普通地方公共団体の申立てに基づいて発せられた支払督 在するときであっても、当然に併合の効果を生ぜしめるこ

(
人に帰属せしめる趣旨であるから、本件のごとく原告死亡 反を理由に損害賠償を請求するときにはなれ合いのおそれ 促に対し債務者から適法な異議の申立てがあり、民訴法三 とは、明文の規定がなく、これを認めたとしても必ずしも
Fri Jun 15 11:36:12 2007

訴訟経済にかなうものではなく、かえって訴訟の複雑化、 各自係争物件の全部につき侵害行為を除去すべき不可分債 必要的共同訴訟とすることは、一部の共有者が提訴に不協 後婚の妻のみが控訴した例︶


濫訴、訴訟遅延等の弊害もあるので、原告は別訴を提起し 務であるから、所有者は全員に対し同時に訴えを提起する 力な場合に不当であり、個別提訴を許容しても、審決取消 二 証拠共通の原則

弁論の併合を裁判所に促すべきである。︵最判昭 ・7・ 民 必要はなく、そう解しても、相続人全員に対する判決又は しの確定判決の効果は共有者全員に及び、請求棄却が確定  共同訴訟人の一人が提出した証拠は、その相手方に対す

9
*

集四一・五・一四〇二、民訴百選 [三版]一〇五、法協一〇六・一・一 その同意がなければ強制執行はできないのであるから相続 すれば、他の共有者の出訴期間徒過により全員につき商標 るだけでなく、他の共同訴訟人とその相手方に対する関係


四五⋮⋮新訴提起に伴う印紙の再度貼用 [ちょうよう]を命じる補正命令 人 の 保護 に 欠 け る こ と は な い。︵最判昭 ・3・ 民集二二・ 権はさかのぼって不存在となり、複数の共有者が提訴すれ に お い て も 証拠資料 と す る こ と が で き る。︵最判昭 ・1・



不遵守を理由として訴えを却下した原審の措置を適法とした例︶ 三・六〇七、民訴百選 [三版]一〇三︶ ば類似必要的共同訴訟となるから、合一確定の要請には反 判 時 五 八 九 ・ 五 〇 ⋮ ⋮ 建 物 の 二 重 売 買 の第 一 買 受 人 に よ る 、 売 渡 人



 不動産について被相続人との間に締結された契約上の義 し な い。︵最判平 ・2・ 民集五六・二・三四八、特許百選 [三版] 及び第二買受人に対する請求において提出された証拠を、それと併合
&


務 の 履 行 を 主 張 し て、所 有 権 移 転 登 記 手 続 を 求 め る 訴 訟 五四︶↓民二四九条 、特許一三二条 されている第二買受人の売渡人に対する請求において利用した例︶

!
は、その相続人が数人いるときでも、必要的共同訴訟では  特許権の共有者の一人が提起した、特許異議の申立てに 三 主張共通の原則
4
*
︵共同訴訟人の地位︶ ないと解するのが当裁判所の判例であり︵民八九八条 ︶、 基づく当該特許の取消決定の取消訴訟につき、前出 と同  通常共同訴訟においては、共同訴訟人間に共通の利害関

:
*
3
*

3
*
第三九条 共同訴訟人の一人の訴訟行為、共同訴訟人の


本件のように、贈与を理由として、贈与者の相続人に対し 旨 ︵最 判 平 ・3・ 民 集 五 六・三・五 七 四、重 判 平 知 財 二︶↓ 係ある場合でも、補助参加の申出なき限り共同訴訟人の一

% 


一人に対する相手方の訴訟行為及び共同訴訟人の一人 所有権移転登記手続を求める訴訟は、必要的共同訴訟では 民二四九条 、特許一三二条 人の訴訟行為は他の者のために効果を生じない。共同訴訟

"

について生じた事項は、他の共同訴訟人に影響を及ぼ な い。︵最判昭 ・4・ 民集二三・四・七八五、不動産百選 [二版] 2 複数の登記義務者に対する抹消登記請求等 人と相手方との関係から、その共同訴訟人の訴訟行為につ


さない。 四三⋮⋮共同相続人一四名中一名を漏らし、一三名を被告としていた  順次移転登記のある建物の中間取得者のみを被告とする き他の者のために当然の補助参加の効果を認めることは、

5
*
︻共同訴訟の要件↓三八︻必要的共同訴訟の特則↓四〇 点が上告審に至って問題とされた事案︶ 抹消登記請求は、その判決が確定しても転得者の承諾がな その効果を生ずべき場合の明確につき基準を欠く。︵最判昭


 賃借人による賃貸人の共同相続人に対する賃借権確認の ければ抹消手続の実行ができないものの、そのことによっ ・9・ 民集二二・九・一八九六、民訴百選 [三版]一〇一︶
'


  一 通常共同訴訟とされたもの 訴えは、相続人が各自賃借人に対して不動産を使用させる て、転得者をも共同被告としなければならなくなるもので 四 一人の者による期日指定の申立て


1 共有・共同相続関係等 べき不可分債務を負担するから必要的共同訴訟ではない。 は な い。︵最 判 昭 ・6・6 民 集 一 五・六・一 五 二 三、民 商 四 六・  当事者双方が期日を欠席した後、共同訴訟人の一人が期

;
*

イ 共有持分権の確認請求穎原告側 ︵最 判 昭 ・5・ 民 集 二 四・五・四 一 五、続 民 訴 百 選 一 八︶↓ 民 四 一・八二︶ 日指定の申立てをした場合、裁判所は他の共同訴訟人のた


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 共有持分権 の 範囲 は 共有地 の 全部 に わ た る の で あ る か 三〇条 ・八九八条 3 主債務者と連帯保証人に対する請求 めにも新期日を指定すべく、右申立てにより、他の者のつ


!

&

ら、各共有者は持分権に基づき単独で、土地の所有権を主 6
*
ホ 入会部落構成員の使用収益権確認請求穎原告側  主債務者と連帯保証人を共同被告として訴えが提起され いても民訴法二六三条 [旧二三八条]の取下擬制の効果は生

6
*



張する第三者に対し、係争地が自己の共有持分権に属する  入会山林につき入会権を有し入会団体の構成員であると ても、必要的共同訴訟ではないから、不出頭の連帯保証人 じ な い。︵大 判 昭 ・ ・ 民 集 一 九・二 四 〇 二、民 商 一 三・六・
(




こ と の 確認 を 求 め る こ と が で き る。︵最判昭 ・5・ 民集一 主張する者が、他の入会権者に対し自己の入会権の確認を に つ き 弁論 を 分離 し て 敗訴判決 を 言 い 渡 し て も 適法 で あ 九九一、判民昭 ・一三二︶



九・四・八五九、民商五四・一・八〇、判民昭 ・三六︶↓民二四九 求める訴えは、入会団体構成員に総有的に帰属する入会権 る。︵最判昭 ・ ・ 民集六・一二・一二五五、民商三六・四・五

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条 そのものの存否を確定するものではなく、原告の構成員た 九七、判民昭 ・八二︶


#

ロ 他の共有者に対する持分権確認請求穎被告側 る地位又はそれに基づく入会山林の使用収益権の確認を求 4 詐害行為取消しの訴えの相手方 ↓三〇条

#
︵必要的共同訴訟︶
 係争山林が原告一三名、被告一名及び訴外一名の共有に めるものにすぎないから、固有必要的共同訴訟ではなく、 5 身分関係
"

第四〇条① 訴訟の目的が共同訴訟人の全員について合


属することの確認を求める訴えは、原告の持分権の確認を 各 自 単 独 で 提 起 し 得 る。︵最 判 昭 ・2・8 判 時 一 〇 九 二・六 イ 嫡出父子関係と嫡出母子関係


一 に の み 確定 す べ き 場合 に は、そ の 一人 の 訴訟行為
求めるものであるから、原告以外の全員を被告とする必要 二、民商九〇・一・一〇八︶↓四〇条 、民ā︻入会権︼[二九四条の後]  ︿亡父の先妻の子である原告が、亡父と後妻間の嫡出子として戸籍

7
*
&
は、全員の利益においてのみその効力を生ずる。

はない。︵大判大 ・5・ 民集三・二一一、判民昭 ・四三︶ 上記載されている他人間の子と後妻を被告として、嫡出親子関係不存

$


ハ 共同相続人による抹消登記請求穎原告側 ヘ 共有に属する要役地のための地役権設定登記請 在確認を求めた事案において﹀嫡出親子関係不存在確認 の 訴 え ② 前項に規定する場合には、共同訴訟人の一人に対す
 不動産の共有権者の一人がその持分権に基づき所有名義 求穎原告側 においては父子関係と母子関係の各不存在を合一にのみ確 る相手方の訴訟行為は、全員に対してその効力を生ず
#


人に対し登記の抹消を請求することは、妨害排除請求にほ  要役地が共有に属する場合、各共有者は単独で、共有者 定 す る 必 要 は な い。︵最判昭 ・6・ 民集三五・四・七九一、 る。



かならず保存行為であるから、各共同相続人は単独で登記 全員のため保存行為として、要役地のため承役地上に地役 重判昭 民訴二、法協一〇一・九・一四七四⋮⋮嫡出親子関係といえ ③ 第一項に規定する場合において、共同訴訟人の一人



の全部の抹消を請求することができる。︵最判昭 ・5・ 民 権設定登記手続を求める訴えを提起でき、右訴えは固有必 ども父子関係と母子関係は可分であり、後者の不存在確認により被告 に つ い て 訴訟手続 の 中断又 は 中止 の 原因 が あ る と き


集 一 〇・五・四 八 七、民 商 三 四・六・九 九 五、法 協 七 四・三・三 六 要的共同訴訟 で は な い。︵最判平7・7・ 民集四九・七・二六 子と原告との間の姻族関係の不存在を確定する法律上の利益はなく、
は、その中断又は中止は、全員についてその効力を生


九︶↓民二四九条 八四、法協一一五・一・一三一︶ 仮に母子関係につき合一確定を必要とすると、みだりに他人間の親子
!

ずる。
ニ 共同相続人に対する請求穎被告側 ト 知的財産権の共有者がする知的財産権の無効・ 関係 へ の 容喙 [ようかい]を 許 す こ と に な り 適切 で な い、と し た 原審 の
④ 第三十二条第一項 ︿保佐人等の同意不要﹀の規定は、第
【判プ】P0001-0022_◎民訴

 原告所有の家屋につき、家屋台帳に原告の兄からの相続 取消審決の取消しの訴え穎原告側 措置を適法としたもの︶


$

一項に規定する場合において、共同訴訟人の一人が提
を原因としてその名義が記載されている数名を共同被告と  商標登録出願により生じた権利が共有に属する場合、同 ロ 前婚の離婚無効確認と後婚の取消し

3
*
して所有権の確認を求める請求は、それぞれ独立したもの 権利についての審判請求は共有者の全員が共同してするこ  前婚の離婚無効確認請求と後婚の取消請求とは固有必要
起した上訴について他の共同訴訟人である被保佐人若

8
*
しくは被補助人又は他の共同訴訟人の後見人その他の


で、固有必要的共同訴訟 で は な い。︵最判昭 ・7・3民集一 とを要するが、いったん登録された商標権につき商標登録 的共同訴訟 に も 類似必要的共同訴訟 に も 該当 し な い。︵最


法定代理人のすべき訴訟行為について準用する。︵平成


三・七・八九八、民商四一・六・九一七、法協七七・五・五九〇︶ の無効審決がなされた場合には、出訴期間を徒過すると商 判昭 ・9・4家月三九・一・一三〇、民訴百選Đ [補正]一六五⋮⋮

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 土地の所有者が、地上建物の共同相続人を被告としてそ 標登録が遡及的に不存在となるから、共有者の一人は、保 前婚の妻が、夫死亡後離婚の無効確認と重婚を理由とする後婚の取消 一一法一五一本項改正︶
%
の収去及び土地明渡しを求める場合、共同相続人の義務は 存行為として単独で右審決の取消訴訟を提起できる。固有 しを検察官と後婚の妻とを被告として提起し第一審勝訴。これに対し Ƽ
︻合一にのみ確定すべき場合の例↓民執一五七③︵取立訴訟︶、
15


  民事訴訟法 ︵ ︶
三九条︱四〇条 総則 当事者 共同訴訟
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  民事訴訟法 ︵ ︶
四一条 総則 当事者 共同訴訟
民六六八︵組合財産 に つ い て の 権利主張.
16

︶ 民八九八︵分割前 の  土地共有者が隣地との境界の確定を求める訴えはその全 間の紛争の解決に資するのであるから、右訴えは、共同相 支払義務を負うところ、右義務が不履行であると主張して、住民らが


%

. 四三
相続財産 に 属 す る 権利 の 主張︶、信託七九、人訴一二② 員が原告となるべき固有必要的共同訴訟であるが、訴え提 続人全員が当事者として関与し、その間で合一にのみ確定 地方自治法二四二条の二第一項四号に基づき承諾料の支払を市に代位
② 
  . 八 三 八. 八 四 七. 八 五 三. 八
一、会 社 八 二 八︱八 三 三
起に同調しない者がいたとしても、隣接する土地との境界 す る こ と を 要 す る 固有必要的共同訴訟 で あ る。︵最判平元・ して求める代位請求住民訴訟を提起。第一審、原審ともに請求を棄却
. 一二七. 一二九. 一三一
五四、破一二六④ ︻共 同 訴 訟 参


に 争 い が あ る と き に は そ の 確定 が 必要 な こ と に 変 わ り な 3・ 民集四三・三・一六七、民訴百選 [三版]A ︶↓一三四条 したため、住民らのうち一名のみが上告﹀契約上の義務の履行を

6
*
加 ↓ 五 二︻行 政 事 件 訴 訟 に お け る 参 加 人 の 地 位 ↓ 行 訴 二 二 ④ 
く、同訴えにおいては、裁判所は当事者の主張に拘束され  共同相続人間における遺産確認の訴えは、共同相続人全 求める請求は適法な住民訴訟に当たらないから、承諾料請
. 一 三 一  ƿ
)

ƾ︻訴訟手続 の 中断・中止 の 生 ず る 場合↓一二四


ず、当事者の主張しない境界線を確定しても民訴法二四六 員について判決による紛争解決が矛盾なくなされることが 求を棄却した原判決は違法であり、これを破棄し、上告人
. 三一一. 三二七①. 三二八①. 三三六. 三
︻上 訴 ↓ 二 八 一
三七  ︻本条一項︱三項の準用↓四七④︵独立当事者参加︶︻人 条に違反しないという特質に照らせば、共有者全員が共同 要請される固有必要的共同訴訟と解すべきところ、いった 及び上告人とならなかった住民らの被上告人に対する訴え

事訴訟における参加↓人訴一五 歩調をとることは必要でなく、全員が原告又は被告のいず ん そ の 全員 が 関与 し て 遺産確認 の 訴 え が 適法 に 係属 し た を却下するが、訴訟費用については、本件は、住民らのう


れかの立場で訴訟に関与しておれば足り、提訴に賛成する 後、第一審において原告側が被告側共同訴訟人のうち一部 ち上告人のみが上告したものであるから、上告人と被上告
  共有者は、隣地所有者と共に非同調共有者を被告として訴 の者に対する訴えを取り下げた場合には、この効力を認め 人 と の 間 で 生 じ た 費用 に つ い て の み 負担 の 裁判 を す る。
一 必要的共同訴訟とされたもの



1 共有権の確認請求等穎原告側 えを提起することができる。この場合、隣地所有者は相隣 ることは右訴訟の本質と相容れないから、右訴え取下げは ︵最判平 ・ ・ 判時一八〇七・七九︶




  土 地 の 共 有 者 全 員 が 共 同 原 告 と な っ て、共 有 権 に 基 づ 接する土地の境界をめぐり右共有者全員と対立関係にある 効力を生じない。︵最判平6・1・ 民集四八・一・四一、重判平 9 取締役解任の訴え


!

き、共有権を争う登記名義人に対して、その確認、登記の から、隣地所有者が原告側共有者のみを相手方として上訴 6民訴四︶   商 法 二 五 七 条 三 項 [会 社 八 五 四 条]の 取 締 役 解 任 の 訴 え

7
*
移転を求める訴訟は、共有者の一個の所有権が紛争の対象 し た と き は、同 法 四 七 条 四 項 を 類 推 し て、本 条 二 項 に よ  前訴たる共同相続人間の所有権確認請求訴訟で請求棄却 は、会社と取締役の双方を被告とすべき固有必要的共同訴

3
*


であって、共有者全員にとって矛盾なき解決の必要がある り、被告側共有者にも上訴の効力が及び、この者は被上訴 判決を受けた原告も、後訴たる遺産確認の訴えにおいて原 訟 で あ る。︵最判平 ・3・ 民集五二・二・六六一、民訴百選 [三




から、固有必要的共同訴訟とされるべきであり、原告の一 人の地位に立つ。︵最判平 ・ ・9民集五三・八・一四二一、民 告適格及び訴えの利益が認められる。︵最判平9・3・ 判時 版]A7、法協一一八・六・九八六︶↓三〇条

%




名による訴えの取下げは無効である。︵最判昭 ・ ・7民集 訴百選 [三版]一〇二⋮⋮非同調共有者を被告とする取扱いは、境界確 一六〇〇・八九②、民訴百選 [三版]A ︶↓一三四条 二 必要的共同訴訟でないとされたもの ↓三九条 ∼

!
8
*

7
*


二五・七・八八五、民訴百選 [三版]A ︶ 定の訴えが本質的に非訟事件であることにより便法として許容される 7 共同相続人間における相続人たる地位不存在確認 三 必要的共同訴訟と一人の者の訴訟行為


 共有に係る実用新案権を受ける権利を目的とする実用新 もので、固有必要的共同訴訟一般に類推すべきではないとする千種裁 の訴え 1 一人の者による訴え取下げ ↓

!
"

案登録申請につき拒絶査定を受けた共有者が、共同で申し 判官の補足意見がある︶  特定の共同相続人が相続欠格を理由に被相続人の遺産に 2 一人の者に対する訴え取下げ ↓

4
*

)
立てた審判請求を理由なしとする審決に対して提起する取 4 入会 権確認の訴え つき相続人たる地位を失ったか否かは、遺産分割手続の前 3 一人の者による上訴提起 ↓

"
[いりあい]
消訴訟は、共有者全員が提起すべき固有必要的共同訴訟で  入会権は権利者である一定の部落民に総有的に帰属する 提問題であり、その地位の不存在確認の訴えは、共同相続 四 固有必要的共同訴訟の瑕疵 の治癒
&

[かし]
ある。右訴訟における審決の違法性の有無の判断は共有者 ものであるから、その確認を求める訴えは固有必要的共同 人全員が当事者として関与し、その間で合一に確定するこ  被告側につき必要的共同訴訟が成立する場合において一

8
*



全員の有する一個の権利の成否を決めるものとして、全員 訴訟 で あ る。︵最判昭 ・ ・ 民集二〇・九・一九二一⋮⋮総員 とを要する固有必要的共同訴訟である。︵最判平 ・7・6民 部の者のみに対し訴え︵親族会決議取消しの訴え︶が提起





につき合一確定の必要があり、実用新案法四一条が共有に 三三〇人のうち三一六人が訴えを提起した事案で、原告敗訴の本案判 集五八・五・一三一九、重判平 民訴四︶ されたときでも、残りの者が被告に共同訴訟参加すれば適


係る実用新案権を受ける権利についての審判請求は共有者 決 に つ い て、職権 に よ り 破棄自判、訴 え 却下︶↓民ā︻入会権︼[二九 8 住民訴訟 法 と な る。︵大判昭9・7・ 民集一三・一四三八、民商一・三・


全員ですると定めていることも同旨に出たものだからであ  公益の代表者たる住民に提訴権が与えられる住民訴訟の 四七〇、判民昭9・一〇三︶

5
*
四条の後]

#
る。︵最 判 平 7・3・7 民 集 四 九・三・九 四 四、特 許 百 選 [三 版]五 5 入会部落構成員の使用収益権に基づく地上権仮登 性質上、その判決の効力は、当事者となった住民のみなら  原告が共有者の一部のみを被告として共有物分割の訴え

9
*
五、法協一一四・三・三三九︶↓特許一三二条 記抹消請求 ず、当該地方公共団体の全住民に及ぶものであり、複数の を提起した場合でも、原告が残りの者に訴えを提起し両訴
#


2 共有登記名義人に対する登記抹消請求穎被告側  入会山林につき地上権設定仮登記があるだけでは、入会 住民 の 提起 し た 住民訴訟 は、本条一項 [旧六二条一項]に い の 弁論 が 併合 さ れ れ ば 適法 な 訴 え と な る。︵大判大 ・ ・

'



 建物につき、競売申立て前に付けられた所有権移転請求 部落構成員が山林原野における使用収益につき格段の妨害 う﹁訴訟の目的が共同訴訟人の全員について合一にのみ確 民集二・六八四、判民大 ・一二三︶


#

権保全の仮登記に基づき所有権本登記を経由した者が、競 を受けるとはいえず、右登記が入会権自体に対し侵害的効 定すべき場合﹂に該当する類似必要的共同訴訟である。し 五 上訴との関係


落により所有権移転登記を経由した共有名義人に対しその 果を有するとしても、その抹消請求は、入会権自体の管理 かし、住民訴訟の請求は、公益の代表者たる住民が同一の  複数の株主が追行する株主代表訴訟は類似必要的共同訴

:
*
抹消を求める訴えは、必要的共同訴訟であり、被告の一人 処分事項であり、各構成員は部落の一員として入会権の管 違法行為の是正予防を求める公益上のものであって、複数 訟であり、合一確定の必要上、一人の者の上訴により原判
につき控訴期間が徒過しても、他の者の控訴により全員が 理処分に参与し得るにすぎないから、単独で行うことはで の住民が提訴した場合でも、共同訴訟人各自が自己の個別 決の確定が遮断され、訴訟が全体として移審し、上訴審の



控訴人 と な る。︵最判昭 ・3・ 民集一七・二・三一〇、民商四 き な い。︵最判昭 ・7・1民集三六・六・八九一、民訴百選Đ [補 的利益を有するわけではなく、提訴後の原告数の減少は審 判決の効力は上訴しなかった共同訴訟人にも及ぶが、自ら



九・五・七二四︶ 正]一六一、法協一〇三・六・一二一〇︶↓民九四条 ・ā︻入会権︼ 判の範囲、判決の効力に影響しないから、自ら上訴をせず 上訴をする意思のない者をその意思に反して上訴人とする

8
,
3 共有者による境界確定の訴え [二九四条の後] 公益の代表者たる意思を失った共同訴訟人をその意に反し のは相当でない上、同訴訟では株主個人の利益は直接問題

%
【判プ】P0001-0022_◎民訴

 隣接する土地の一方又は双方が共有に属する場合の境界 6 遺産確認の訴え て 上訴人 の 地位 に 就 か せ る 効力 ま で が 行政事件訴訟法七 とならず、提訴後の原告数の減少は審判の範囲や判決の効


$

確定の訴えは、共有者全員が訴え又は訴えられることを要  遺産確認の訴えは、当該財産が現に共同相続人による遺 条、本条一項によって生ずると解するのは相当でなく、自 力に影響しないから、上訴しなかった株主は上訴人になら


する固有必要的共同訴訟である。原告側共有者のうち行方 産分割前 の 共有関係 に あ る こ と の 確認 を 求 め る 訴 え で あ ら上訴をせず、又は上訴を取り下げた共同訴訟人は、上訴 な い。︵最判平 ・7・7民集五四・六・一七六七、民訴百選 [三版]


不明の一人を除く一三人により提起された訴えは、当事者 り、その原告勝訴の確定判決は、当該財産が遺産分割の対 人にはならないものと解すべきである。︵最大判平9・4・2 一〇四︶↓会社四二三条

"
3
+


適格 を 欠 き 不適法 で あ る。︵最判昭 ・ ・9民集二五・九・一 象である財産であることを既判力をもって確定し、これに 民集五一・四・一六七三︿愛媛玉串料訴訟上告審﹀自治百選 [三版]七


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四五七、民訴百選Đ [補正]一六二、法協九一・五・八六八︶↓民二四 続く遺産分割審判の手続及び右審判の確定後において、当 六、法協二六・八・一三八二︶
九条 該財産の遺産帰属性を争わせないことによって共同相続人  ︿市有地の賃借人は賃借権を譲渡するには契約上市に対して承諾料 ︵同時審判の申出がある共同訴訟︶

6
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第四一条① 共同被告の一方に対する訴訟の目的である   申出人にとって法律上の利害関係には当たらない。 特に認めた客観訴訟であり、国の請求を認容する確定判決


権利と共同被告の他方に対する訴訟の目的である権利 第三節 訴訟参加    ② 本件不支給処分が取り消され、遺族補償が支給さ も、行政機構内部において通常の方法で意思決定があった
とが法律上併存し得ない関係にある場合において、原 ︵補助参加︶ れることになれば、法令により、次々年度以降の労災保険 のと同様の効果をもらたすにすぎず、行政機構内部におけ
第四二条 訴訟の結果について利害関係を有する第三者 の保険料を増額される可能性がある参加申出人は、本件訴 る意思決定過程に介入することが認められていない外部者
告の申出があったときは、弁論及び裁判は、分離しな
訟 に お い て 被告 の 敗訴 を 防 ぐ こ と に 法律上 の 利益 を 有 す が、右訴訟に関与することは同法は予定していないから、
いでしなければならない。 は、当事者の一方を補助するため、その訴訟に参加す


る。︵最決平 ・2・ 判時一七四五・一四四、重判平 労働五︶ 同訴訟に民訴法一〇一条 [旧一六四条]を準用する余地はな


② 前項の申出は、控訴審の口頭弁論の終結の時までに ることができる。
 廃棄物の処理及び清掃に関する法律一五条二号が管理型 く、こう解することが参加申立人の裁判を受ける権利を害
%
しなければならない。 ︻訴訟の結果について利害関係を有する第三者の例↓民四四六


最終処分場 の 設置許可 の 要件 と し て 定 め る 技術上 の 水準 す る も の で も な い。︵最 決 平 8・2・ 民 集 五 〇・二・二 七 四
︵保証人.


︶ 民九九︵代理人︶
︻補助参加の許否↓四四︻補助参加
③ 第一項の場合において、各共同被告に係る控訴事件 は、同施設から有害物質が排出された場合に重大な被害を ⋮⋮沖縄米軍基地用土地代理署名職務執行命令訴訟に収用対象土地の
人がすることができる訴訟行為↓四五︻補助参加人に対する判
が同一の控訴裁判所に各別に係属するときは、弁論及
決 の 効 力 ↓ 四 六︻他 の 訴 訟 参 加 ↓ . 四九︱五二︵当事者
四七 被ることが想定される範囲の住民の生命、身体の安全を個 地主らが補助参加を申し立てた例︶

び裁判は、併合してしなければならない。 参 加︶
︻訴 訟 告 知 ↓ 五 三︻行 政 事 件 訴 訟 に お け る 参 加 ↓ 行 訴 二 別的法益として保護する趣旨であるから、同条に基づき県 二 共同訴訟人間の補助参加関係 ↓三九条

:
*
Ƽ︻各共同被告 に 対 す る 請求 が 法律上併存 し 得 な い 場合 の 例↓ . 二三︻人事訴訟における参加↓人訴一五. 一六②
二 知事がした廃棄物処分場設置不許可処分に対し申請者が提 三 共同訴訟的補助参加 ↓四五条

#
$

. 七一七︻弁論・裁判の不分離↓ 一五二①. 二四三


民一一七 起した取消訴訟について、設置予定地を水源とする水道水

︻同 時 審 判 の 申 出 の 撤 回 等 ↓ 民 訴 規 一 九    一 利害関係を有する第三者
②︵分 離 可 能 の 原 則︶ 又は井戸水を飲用する住民は﹁訴訟の結果について利害関
ƽ︻口 頭 弁 論 の 終 結 の 時 ↓ 二 五 三 ① 
 四 ƾ
︻弁 論 の 併 合 ↓ 一 五


1 意義 係 を 有 す る 第三者﹂に 当 た る。︵最決平 ・1・ 裁時一三三 ︵補助参加の申出︶


二  ︻本条一項三項の準用↓五〇③︵訴訟引受け︶

  本 条 [旧 六 四 条]に い う 利 害 関 係 と は、法 律 上 の 利 害 関 二・三、行政百選Đ [五版]一九二︶ 第四三条① 補助参加の申出は、参加の趣旨及び理由を


!

  係 を 指 す。入 会 権 者 の 本 訴 請 求︵入 会 権 侵 害 排 除 請 求︶ 2 一般債権者 明らかにして、補助参加により訴訟行為をすべき裁判


は、後日同様の別訴を起こすことにより本件山林に隣接す  債権者は民法四二三条で債権者代位をなし得るから、債

&
所にしなければならない。
る山林の所有者に対して単独採取権を認めさせることを目 務者が第三債務者に対して債務の履行を求める訴訟につき
② 補助参加の申出は、補助参加人としてすることがで
主観的予備的併合


的とするものであっても、隣接山林所有者は本訴につき事 補 助 参 加 の 利 害 関 係 を 有 す る。︵大決大 ・7・ 民集一・三


1 否定例 きる訴訟行為とともにすることができる。
実上の利害関係を有するにすぎず、被告への参加は許され 九八︶

  訴 え の 主 観 的 予 備 的 併 合 は 不 適 法 で あ る。︵最 判 昭 ・ Ƽ︻申出↓民訴規二〇︵申出書の副本の当事者双方への送達︶︻手


ない。︵大決昭7・2・ 民集一一・一一九、判民昭7・一二︶ 3 株主代表訴訟の被告側への会社の補助参加
!


数料の額↓民訴費別表第一⑰ニ︻補助参加の場合の訴訟費用の

3・8民集二二・三・五五一、民訴百選 [三版]A ⋮⋮原 告 X よ り 被   本 条 [旧六四条]に い う 利 害 関 係 と は 本 訴 訟 の 判 決 の 効  取締役の個人的な権限逸脱行為でなく、取締役会の意思


'
"

負担↓六六︻参加の取下げのあったときの費用の負担↓七三① 
告 への所有権移転登記は仮装売買であると主張して提起された移転 決定が違法であるとして提起された株主代表訴訟の請求が
Y1

力又は内容につき法律上影響を受ける地位にあれば足り、
ƽ︻参加人としてすることができる行為↓四五  ︻本条の準用


登記請求訴訟の係属中に、 が本件土地を買い受け登記したため、 認容されると、当該意思決定により形成された会社の公法
Y2

Y2

判決が直接実体権に影響を与えることを要しない。協議に . 五二②︵当事者参加︶
↓ 四七④


に対し、訴訟引受けを申し立て移転登記を請求し、それがいれられな よる村全体の寄附金負担を理由として、ある村民が出納員 上又は私法上の法的な地位又は利益に影響が生ずるから、
いことを条件とし に対する損害賠償請求を併合したもの。 の地位 会社は取締役の敗訴を防ぐことに法律上の利害関係を有す
Y1

Y1

から支払を求められた場合、後日同様の請求を受ける可能 ︵補助参加についての異議等︶
不安定、不利益を理由として不適法とした原判決を相当とした例︶ 性のある他の村民は補助参加し得る。︵大決昭8・9・9民集 る。株主代表訴訟につき中立を維持するか被告側に補助参 第四四条① 当事者が補助参加について異議を述べたと
2 肯定例 一二・二二九四、民訴百選 [初版]一六、判民昭8・一五六︶ 加するかは、経営判断の一種であり、会社の補助参加を認
きは、裁判所は、補助参加の許否について、決定で、
 主位的請求の被告と予備的請求の被告とが、国又は地方   本 条 [旧 六 四 条]の 利 害 関 係 に は、判 決 理 由 中 の 事 実・ めても、訴訟運営の公正を損なったり、訴訟の著しい遅延
"

#
裁判をする。この場合においては、補助参加人は、参
公共団体の行政主体とその機関であるときには、両者は実 法律関係についての利害関係も含まれるが、被参加人敗訴 又は複雑化を招くものでなく、かえって会社からの訴訟資
質的に一体であり請求の客観的併合と異ならないから、そ 加の理由を疎明しなければならない。
により参加申出人が一定の請求を受け若しくは責任を分担 料、証拠資料の提出により、審理の充実が図られる利点も
認められる。︵最決平 ・1・ 民集五五・一・三〇、民訴百選 [三 ② 前項 の 異議 は、当事者 が こ れ を 述 べ な い で 弁論 を


の よ う な 予備的併合 は 適法 で あ る。︵神戸地判昭 ・3・ 訟


させられる蓋然性を要する。参加申出人が本訴と同じ事実


し、又は弁論準備手続において申述をした後は、述べ


月二三・三・六一七︶ 上・法律上の原因で別訴で訴えられているとの一事では足 版]A ︶↓会社八四九条

"
 土地収用委員会 に 対 す る 収用裁決 の 取消請求 と 起業者 ることができない。


り な い。︵東 京 高 決 昭 ・4・ 下 民 二 五・一∼四・三 〇 九、民 訴 4 共同被告の原告側補助参加
#


︵広島市︶に 対 す る 損失補償金増額請求︵増額請求 は 性質 百 選 Đ [補正]一 六 九⋮⋮参 加 申 出 人 は キ ノ ホ ル ム 剤 の 投 与 を し た 医  共同不法行為︵交通事故︶による損害賠償請求の共同被 ③ 第一項の裁判に対しては、即時抗告をすることがで

(
上収用採決が適法であることを前提とする︶は、別個の訴 師、被参加人は国及び製薬会社︶ 告のうち、第一審で一方が敗訴、他方が勝訴した場合、前 きる。
訟によるものとされるが、主観的予備的併合が許されない  ︿夫の死亡がその業務に起因︵過労死︶するとして労災保険法によ 者は、後者も敗訴して損害賠償責任を負うことになれば求

$
Ƽ︻疎明の方法↓一八八︻異議により生じた訴訟費用の負担↓六


【判プ】P0001-0022_◎民訴

とすれば、収用裁決と損失補償金のいずれにも不服のある る遺族補償給付を申請し不支給処分を受けた妻が労働基準監督署長を 償できるという利益を有するから、原告が自己の敗訴判決 六︻異議の取下げのあったときのその費用の負担↓七三① ƽ


原告は、取消訴訟の敗訴を考え、結果的に無用ともなり得 . 一四八︱一六〇︻弁論準備手続↓一六八︱一七


相手に提起した同処分の取消訴訟につき、亡夫の使用者が被告側に補 に 控訴 し な い と き は 原告側 に 補助参加 し 得 る。︵最判昭 ・ ︻弁論↓八七


べき損失補償増額の別訴の提起を強いられる一方、予備的


助参加を申出﹀① 本件訴訟における業務起因性に関する判 3・ 判時八一四・一一二、民訴百選 [三版]A ︶ 四 ƾ
︻即時抗告↓三三二


被告は、別訴によるとしても取消判決が確定すれば別訴が 断は判決理由中のもので、不支給処分取消訴訟と︵使用者 5 職務執行命令訴訟への県民の補助参加
無意味となる不利益を受ける点では同じであるから、この に対する将来あり得べき︶安全配慮義務違反に基づく損害  職務執行命令訴訟は、機関委任事務に関する行政機構内 ︵補助参加人の訴訟行為︶

)


CMYK
場合 の 主観的予備的併合 は 許 さ れ る。︵広島地判昭 ・ ・ 賠償請求訴訟とでは審判の対象・内容が異なるから、本件 部の意思決定過程において国と都道府県知事との間に法令 第四五条① 補助参加人は、訴訟について、攻撃又は防



行裁二五・一二・一六一四︶↓行訴一七条 訴訟で業務起因性が認められるとしても、そのことは参加 解釈の対立が生じた場合に、調整手段として地方自治法が 御の方法の提出、異議の申立て、上訴の提起、再審の

!
17
  民事訴訟法 ︵ ︶
四二条︱四五条 総則 当事者 訴訟参加
Fri Jun 15 11:36:13 2007

  民事訴訟法 ︵ ︶
四六条︱四七条 総則 当事者 訴訟参加
18

訴 え の 提起 そ の 他一切 の 訴訟行為 を す る こ と が で き 選択したものというべく、右補助参加をいわゆる共同訴訟 ︵独立当事者参加︶ 仮登記の名義人であるXに対しては、右本登記手続の承諾


る。ただし、補助参加の時における訴訟の程度に従い 的 補 助 参 加 と 解 し、民 訴 法 四 〇 条 [旧 六 二 条]一 項 の 類 推 第四七条① 訴訟の結果によって権利が害されることを を求めてした参加の申出は、本件土地の所有権の所在を確
することができないものは、この限りでない。 適用 を 認 め る の は 相当 で な い。︹平成一四法四 に よ る 改正前 の 主張する第三者又は訴訟の目的の全部若しくは一部が 定する申立てを包含していないので、XYZの三者間で右

事 案︺
︵最 判 昭 ・2・ 民 集 四 二・二・一 二 〇、民 訴 百 選 [三 版]A 所有権を合一に確定する関係になく、また他に合一に確定

② 補助参加人の訴訟行為は、被参加人の訴訟行為と抵 自己の権利であることを主張する第三者は、その訴訟

⋮⋮原告 に よ る 控訴取下 げ に よ り、補助参加人 の 控訴 は 効力 を 失 さるべき権利関係が訴訟の目的となっているわけでもない


触するときは、その効力を有しない。 の当事者の双方又は一方を相手方として、当事者とし
い、訴訟は終了︶ の で、本 条 [旧 七 一 条]の 参 加 に 当 た ら な い。︵最 判 平 6・
③ 補助参加人は、補助参加について異議があった場合 てその訴訟に参加することができる。


9・ 判時一五一三・一一一、民訴百選 [三版]一〇九⋮⋮控訴審 で な


においても、補助参加を許さない裁判が確定するまで ② 前項の規定による参加の申出は、書面でしなければ
された参加は実質新訴の提起であるから、控訴審は管轄一審裁判所に
の間は、訴訟行為をすることができる。 ならない。 移送すべきであったとした例︶
④ 補助参加人の訴訟行為は、補助参加を許さない裁判 ︵補助参加人に対する裁判の効力︶ ③ 前項の書面は、当事者双方に送達しなければならな 三 独立当事者参加の構造
が 確定 し た 場合 に お い て も、当事者 が 援用 し た と き 第四六条 補助参加に係る訴訟の裁判は、次に掲げる場 い。  参加人が確認の請求を立てて原告・被告を相手として参

$
は、その効力を有する。 合を除き、補助参加人に対してもその効力を有する。 ④ 第四十条第一項から第三項まで︿必要的共同訴訟﹀の規 加の申出をなした場合、相手方の一方が争わなくても他方
. 三五七.
Ƽƽ︻攻撃防御方法 の 提出↓一五六︻異議↓三二九 一 前条第一項ただし書の規定により補助参加人が訴 定は第一項の訴訟の当事者及び同項の規定によりその が 争 え ば 民 訴 法 四 〇 条 [旧六二条]の 準 用 に よ り 双 方 争 っ

. 三一一. 三一八. 三二七. 三二八.



三八六︻上訴↓二八一 訴訟に参加した者について、第四十三条 ︿補助参加の申 ていることになり、確認の利益がある。︵最判昭 ・ ・ 民




訟行為をすることができなかったとき。
. 三三六. 三三七︻再審の訴え↓三三八. 三四九︻訴訟
三三〇
出﹀の規定は同項の規定による参加の申出について準
集一九・七・一七八八、民商五四・五・七〇九、判民昭 ・七八︶


. 一五七の二
の 程 度 に 従 い す る こ と が で き な い も の ↓ 一五七 二 前条第二項の規定により補助参加人の訴訟行為が
 ︿キューピー人形のイラストの著作権を持つ外国の財団が同人形の

%
︵時 機 に 後 れ た 攻 撃 防 御 方 法 の 提 出.
︶ 二四五
︵中 間 判 決 の 効 効力を有しなかったとき。 用する。
複製等を頒布した銀行に対して提起した著作権侵害差止請求訴訟に、
力.
︶ 二九九︵控訴審 に お け る 管轄違 い の 抗弁. .三
︶ 三一二 三 被参加人が補助参加人の訴訟行為を妨げたとき。 Ƽ
︻訴訟の結果によって権利が害されることを主張する例↓会


同財団から著作権を譲り受けたと主張する者が銀行のみを被告として
二一︵上告審における事実審理の禁止︶
︻本条一項二項 の 準用↓ 社八五三︵詐害再審︶
︻訴訟の目的が自己の権利であることを主
四 被参加人が補助参加人のすることができない訴訟 当事者参加。原告の脱退申出に対し被告が承諾せず、第一審は、原告
. 四五② ƾƿ︻補助参加についての異議と許否の
行訴二三③ 張する例↓民五六〇
︵他人の権利の売買︶
︻参加による脱退↓四
. 三三
裁 判 ↓ 四 四︻補 助 参 加 を 許 さ な い 裁 判 の 確 定 ↓ 四 四 ③
行為を故意又は過失によってしなかったとき。 ︵補助参加.
八︻他の訴訟参加↓四二 ︶ 五二︵共同訴訟参加︶
︻人 の訴訟と参加人の訴訟の弁論を分離し、原告の請求を棄却した後、参
. 三三〇. 三三七︻本条三項四項の準用↓行訴二二⑤
二 ︻訴訟告知と本条の効果↓五三④ 事訴訟 に お け る 検察官 の 関与↓人訴二三 ƽ︻手数料 の 額↓民 加人の請求をも棄却した。参加人が控訴﹀片面的参加についても

訴費別表第一⑦︵訴 え の 提起 と 同 じ︶
︻過納手数料 の 還付↓民訴 民訴法四一条が準用されるから、三当事者を名あて人とす
  一 補助参加人の地位   参加的効力 費 九 ③ 
 一 ƾ
︻送 達 ↓ 九 八   ︻本 条 二 項 三 項 の 準 用 ↓ 五 二 る一個の判決のみが許され、当事者の一部について判決を



 補助参加人は独立して上訴の提起その他一切の訴訟行為   本 条 [旧 七 〇 条]の 効 力 は、補 助 参 加 人 が 自 己 の 利 益 を ② することは許されない。合一確定の要請に照らし、参加人
!
!

をなし得るが、補助参加の性質上被参加人のなし得ない行 守るべく被参加人に協力して訴訟追行することが認められ の請求を棄却する判決に対する同人の控訴は原告に対して



為はもはやできないのであるから、被参加人の控訴申立期 た以上は被参加人敗訴の際その責任を参加人にも分担させ 一 詐害防止参加 も効力を生じ、原告は被控訴人の地位に立つとともに、参
るという特殊な効力であって、既判力とは異なる。この効

間経過後は控訴の申立てをなし得ない。︵最判昭 ・1・ 民  不動産につき強制競売開始決定を得た差押債権者は、債 加人に対する判決の送達がないため未確定である原告の請

!


集一六・一・一〇六、民商四七・二・三二〇︶ 力 は 判決主文 の み な ら ず 判決理由中 の 判断 に つ い て も 及 務者を被告とする当該不動産の所有権移転登記抹消請求訴 求棄却判決もまた当審に移審しており、原告の請求と参加



 補助参加人が適法に上告を提起した後にした被参加人の ぶ。︵最判昭 ・ ・ 民集二四・一一・一五八三、民訴百選 [三版] 訟につき本条一項 [旧七一条前段]による参加をなし得る。 人の請求を各別に棄却した原判決は共に違法であり取消し



"



上告の提起は、二重上告であり、不適法として却下すべき 一〇七︶ ︵最 判 昭 ・2・ 民 集 二 一・一・一 六 九、続 民 訴 百 選 二 五、法 協 八 を免れない。︵東京高判平 ・5・ 判時一七九七・一三一︶



である。︵最判平元・3・7判時一三一五・六三︶  ︿建物の建築業者Aの注文により家具を納入したと主張してXが提 四 参加をなし得る時期

"
五・二・二八二︶↓民八二六条

3
*
二 共同訴訟的補助参加 起した前訴代金支払請求において、Aは注文したのは建物の施主Yで 二 権利主張参加  上告審 に お い て は 本条 [旧七一条]に よ る 参加 の 申出 を

&


 行政処分︵農地買収計画に関する訴願の棄却裁決︶取消 あると主張し、Yに訴訟告知したが、Yが参加しないまま、前訴判決  債権者代位の通知が債務者になされた場合又は債務者が す る こ と は 許 さ れ な い。︵最判昭 ・7・ 民集二三・八・一五
#

"


訴訟における取消判決は第三者に対しても効力が及ぶ。こ は注文者はYであるとの認定を基に請求を棄却し、同判決は確定。X 了知した場合には、債務者は代位権行使を妨げる処分行為 三二、民訴百選Đ [補正]一七六︶
の訴訟の被告行政庁に補助参加した利害関係人は、本条二 がYに対し代金支払を求めた本訴において、参加的効力を主張した﹀ と考えられる訴訟提起をなし得なくなる。しかし、債権者 五 原告の訴えの取下げ
項 [旧六九条二項]の 適用 を 受 け ず、四〇条 [旧六二条]二項 前訴におけるXのAに対する代金支払請求訴訟の結果によ が代位の目的たる権利につき訴訟追行権を有しないことが   本 条 [旧 七 一 条]に よ る 参 加 後、原 告 は 被 告 及 び 参 加 人

'
の準用により共同訴訟人のごとく訴訟行為をなし得る共同 りXのYに対する代金支払請求権の有無が決せられる関係 審理の結果明らかになった場合には債務者の本条四項 [旧 双方の同意を得て訴えを取り下げることができ、訴訟は参
になく、Yは前訴の結果につき法律上の利益を有していな


訴訟的補助参加人となる。被参加人だけで控訴を取り下げ 七 一 条 後 段]の 参 加 は 適 法 で あ る。︵最 判 昭 ・4・ 民集二 加人と原告の間及び参加人と被告の間の二当事者対立関係


【判プ】P0001-0022_◎民訴

いから、訴訟告知を受けたからといって、Yに判決の効力


ても、これによって当然控訴が効力を失うものではない。 七・三・五九六、民訴百選 [三版]A ︶↓ 三 〇 条 ・一 四 二 条 、民 に 転 化 す る。こ の 場 合 参 加 人 と の 関 係 で も 二 六 一 条 五 項

'

%
は及ばない。しかも、前訴の判決理由中、Aは買主でない



︵最 判 昭 ・6・ 民 集 一 九・四・一 〇 〇 一、行 政 百 選 Đ [四 版]二 一 四二三条 [旧二三六条六項]の 適 用 が あ る。︵最判昭 ・3・ 判時一一六


6
+
との記載は主要事実に係る認定であるが、Yが買受人であ



六、判民昭 ・四三︶  XがYに対し売買契約に基づき本件土地の所有権移転登 八・六六、重判昭 民訴三︶



 地方自治法二四二条の二第一項四号に基づく住民訴訟が るとの記載は主文を導き出すに必要な判断ではない傍論で 記を求めた本訴に対し、Zが、Yに対しては、本件土地の 六 参加後の判決
$

係属している場合において、適法な監査請求手続を経た他 あるから、同記載を以て本訴において自分が買主ではない 代物弁済予約又は売買一方の予約による予約完結の意思表  参加後の訴訟については原告・被告及び参加人の三当事

CMYK
の住民が、その固有の出訴期間内に補助参加の申出をした と す る Y の 主張 が 許 さ れ な く な る も の で は な い。︵最判平 示をしたことを理由として、所有権移転請求権保全の仮登 者 を 判決 の 名 あ て 人 と す る 一個 の 終局判決 の み が 許 さ れ


ときは、共同訴訟参加が可能であるところ補助参加の道を ・1・ 判時一七七六・六七、民訴百選 [三版]一〇八︶ 記に基づく本登記を求め、右仮登記後になされた処分禁止 る。仮に一部判決をした場合でも残余の者につき追加判決


Fri Jun 15 11:36:13 2007

をすることは許されない。︵最判昭 ・4・ 民集二二・四・八 当事者の申立てにより、決定で、その第三者に訴訟を 定は訴訟の係属中その訴訟の目的である義務の全部又 の 義務↓会社八四九③︵代表訴訟︶ ƾ︻書面 の 送達・送付↓民


七七︶ 引き受けさせることができる。 は一部を承継したことを主張する第三者の訴訟参加に 訴規二二 ƿ . 八六︻被告


︻告知 に よ る 時効 の 中断↓手七〇③
知者の不参加↓四六  ︻訴訟係属の通知・公示↓人訴二八︵父


七 上訴との関係 ② 裁判所は、前項の決定をする場合には、当事者及び ついて、前条の規定は訴訟の係属中第三者がその訴訟
死亡後の認知の訴え︶
 参加後は原告・被告及び参加人の三者が鼎立し、一人の
)

第三者を審尋しなければならない。 の目的である権利の全部又は一部を譲り受けた場合に
上訴で全当事者につき移審する。一当事者が一当事者のみ  
③ 第四十一条第一項及び第三項 ︿同時審判の申出がある共 ついて準用する。
を 相 手 と し て 上 訴 す れ ば 民 訴 法 四 〇 条 [旧六二条]二 項 の 訴訟告知の効力
同訴訟﹀並びに前二条の規定は、第一項の規定により訴 ︻義務承継人の訴訟引受け↓五〇︻権利承継人の訴訟参加↓四


準用で残る一当事者にも効力を生じ、この者は被上訴人と  ︿前訴で売買契約が代理権のない者によってなされたとして所有権

!
訟を引き受けさせる決定があった場合について準用す 九

し て の 地 位 に 立 つ。︵最判昭 ・3・ 民集二九・三・二三三、 確認・登記移転を請求した原告が代理人であった者に訴訟告知したと


民訴百選 [二版]三六︶
る。 ころ、この者が被告に補助参加し、裁判所は少なくとも表見代理の成
︵共同訴訟参加︶
 参加後 の 訴訟 は 三当事者間 で 合一確定 が 要請 さ れ る の ︻一 般 承 継 の 場 合 の 中 断・受 継 ↓ 一 二 四  Ƽ︻申立 て の 方式↓

立が認められるとして原告の請求を棄却した。後訴で前訴原告が代理
3
*

民訴規二一︻手数料の額↓民訴費別表第一⑰イ ƽ︻決定手続と
第五二条① 訴訟の目的が当事者の一方及び第三者につ
で、原告の被告・参加人に対する控訴のみによって第一審 人に無権代理を理由に損害賠償を請求した事案において﹀訴訟告知
当事者の審尋↓八七②③ いて合一にのみ確定すべき場合には、その第三者は、
判決中参加人の被告に対する請求を認容した部分も確定を は、告知によって被告知者に参加の機会を与えたことを理
共同訴訟人としてその訴訟に参加することができる。
遮断され、かつ、被告の控訴・附帯控訴の有無を問わず、   一 承継人の範囲 由に告知者が参加的効力を取得するためのものであって、
裁判所は合一確定に必要な限度で右部分を参加人に不利益
② 第四十三条︿補助参加の申出﹀並びに第四十七条第二項 本 条 [旧七六条]の 第 三 者 に 当 た る か 否 か は 被告知 者 の 利
 土地賃貸借終了を理由とする建物収去土地明渡訴訟の係
!

及び第三項 ︿参加申出の方式、書面の送達﹀の規定は、前項

に 変更 し 得 る。︵最判昭 ・7・ 民集二七・七・八六三、民訴百 益でなく告知者の主観的利益を基準とすべきである。被告


属中第三者が被告から当該建物を賃借して建物・敷地の占
選 [三版]一一〇︶ の規定による参加の申出について準用する。 知者 の 利害 が 告知者 の そ れ と 反 す れ ば、相手方 に 補助参
有を承継した場合には、建物収去義務の一部といえる退去
Ƽ
︻一方 と 第三者 に つ き 合一 に の み 確定 す べ き 場合 の 例↓会社 加、あ る い は 当事者参加 す れ ば よ い の で あ っ て、参加 を


義務に関する紛争が第三者との間に移行し、かつ、従前の
. 八三一. 八四〇. 八四九︵代表訴訟︶、民執一五七①
八三〇 怠った被告知者は利害の一致しない場合であっても参加的
訴訟資料を利用して実効的解決を図り得るから、当該第三
︵取立訴訟における他の差押債権者の参加︶
︻共同訴訟人間で合


︵訴訟脱退︶ 効力 を 及 ぼ さ れ て よ い。︵仙台高判昭 ・1・ 高民三三・一・


者 は 本 条 [旧七四条]の 承 継 人 と い え る。被 告 へ の 請 求 が 一にのみ確定すべき場合の例↓四〇 ︻合一にのみ確定すべき


第四八条 前条第一項の規定により自己の権利を主張す 一、民訴百選 [二版]一一一︶
債権的請求、第三者への請求が物権的請求であっても同様 場合 の 規制↓四〇︵必要的共同訴訟︶
︻手数料 の 額↓民訴費別表
 ︿同一建物の東側の老朽化した電灯線の漏電に起因する出火によっ
. 九③  一︻他の訴訟参加↓四二︵補助参加.

"
るため訴訟に参加した者がある場合には、参加前の原 


で あ る。︵最判昭 ・3・ 民集二〇・三・四八四、民訴百選 [三版]
 第一⑦ ︶ 四七
︵独立


て建物が全焼した場合において、西側賃借人Xが、東側賃借人Yに対
告又は被告は、相手方の承諾を得て訴訟から脱退する 一一三、判民昭 
・二六︶
 当事者参加︶
︻人事訴訟における検察官の関与↓人訴二三
し、右電灯配線は建物と一体をなす土地工作物であるとして、占有者
ことができる。この場合において、判決は、脱退した  占有移転禁止仮処分 の あ る 不動産 の 占有承継人 ︵最判昭
"

  参加人の範囲 責任に基づく損害賠償請求をした事案。ところで、別訴たるXの家主


当事者に対してもその効力を有する。 ・1・ 民 集 二 五・一・二 五、民 訴 百 選 Đ [補 正]一 八 三、法 協 九


  本 条 [旧七五条]に よ り 第 三 者 が 参 加 し 得 る に は、訴 訟 Aに対する、所有者責任に基づく損害賠償請求において、XはYに訴

!
︻特 別 授 権 の 必 要 ↓ 三 二 ②︵制 限 訴 訟 能 力 者・法 定 代 理 人.
三・一・一二五︶↓一一五条 、民保六二条

!


が当該第三者についても合一に確定すべき場合であること 訟告知 を し た が、﹁電灯配線 は 土地工作物 に 該当 し な い﹂と の 理由 で


五五② 
 ︵訴訟代理人︶
二 ︻既判力 の 主観的範囲↓一一五︻本条 の 二 申立時期
とその者が当事者適格を有することが必要である。株式会 Xは敗訴している。そこで、Yが、電灯配線が土地工作物でないこと
. 五一︵訴訟引受け︶
準用↓ 五〇③   本 条 [旧七四条]に よ る 訴 訟 引 受 け の 申 立 て は 事 実 審 の
#

社の元取締役は自己を選任した総会決議の取消訴訟につき について参加的効力を主張した。裁判所は土地工作物と認定した上、
口頭弁論終結前に限られ、上告審においては許されない。
被告適格 を 有 し な い の で、本条 の 参加 を な し 得 な い。︵最 占有者 と し て の 注意義務 を 尽 く し て い た と し て、X の 請求 を 棄却﹀



︵権 利 承 継 人 の 訴 訟 参 加 の 場 合 に お け る 時 効 の 中 断 ︵最決昭 ・ ・ 民集一六・一〇・二一二八、民商四九・一・八七︶



判昭 ・ ・ 民集一五・一〇・二五八三、民訴百選 [三版]一一一︶ 訴訟告知により被告知者が参加的効力を受けるのは、実際


$ 


等︶ 三 申立権者
↓三〇条 、会社八三四条 に訴訟に参加し訴訟追行がなされた場合と異なり、実体関

!
 係争物の譲受人は自ら進んで訴訟参加し得るのであり、

$
第四九条 訴訟の係属中その訴訟の目的である権利の全 係に基づく協力が法的に期待される場合で、その不利益に
譲渡人には譲受人に訴訟を承継させるべく引受申立てをす
部又は一部を譲り受けたことを主張して、第四十七条 のみ作用すると解されるから、被告知者が補助参加をなし


る 利益 は な い。︵東京高決昭 ・9・ 下民三〇・九∼一二・四四


第一項の規定により訴訟参加をしたときは、その参加 ︵訴訟告知︶ 得る場合に限る。別訴におけるYに対する訴訟告知は、土


三、民訴百選 [三版]A ︶


は、訴訟の係属の初めにさかのぼって時効の中断又は 第五三条① 当事者は、訴訟の係属中、参加することが 地工作物占有者たるYの注意義務違反があったから所有者
四 引受決定への不服申立て
法律上の期間の遵守の効力を生ずる。 できる第三者にその訴訟の告知をすることができる。 たるAには責任がないとされる場合に備え、その判断につ
 本条 [旧七四条]に よ り 訴訟 の 引受 け を 命 じ た 決定 に 対

%
︻時効中断・期間遵守の効力発生時の原則↓一四七、民一四七  きYに参加的効力を及ぼすためであり、その点につき別訴


し て は 不 服 申 立 て は 許 さ れ な い。︵大 決 昭 ・4・ 民 集 二 ② 訴訟告知を受けた者は、更に訴訟告知をすることが


︻法律上の期間の例↓一四七 ︻義務承継人の訴訟参加↓五一
  に お い て X と Y は 訴訟追行 を 協同 に す る 立場 に あ る が、



〇・四八二、民商一四・四・六五五、判民昭 ・三一︶↓三二八条 できる。

"
. 五一︻一
【判プ】P0001-0022_◎民訴

︻当事者の申立てによる承継人の訴訟引受け↓五〇 ﹁電灯配線 が 土地工作物 か 否 か﹂に つ い て は、訴訟追行 を



般承継の場合の中断・受継↓一二四︻本条の準用↓ 五〇③
③ 訴訟告知は、その理由及び訴訟の程度を記載した書
協同にする補助参加の関係になく、この点につき訴訟告知


五一︵訴訟引受け︶ 面を裁判所に提出してしなければならない。


の 効 力 は 生 じ な い。︵東京地判平元・7・ 判時一三三二・一〇


︵義 務 承 継 人 の 訴 訟 参 加 及 び 権 利 承 継 人 の 訴 訟 引 受 ④ 訴訟告知を受けた者が参加しなかった場合において 三︶
︵義務承継人の訴訟引受け︶ け︶ も、第四十六条の規定の適用については、参加するこ  訴訟告知による参加的効力は判決の論理的前提たる事実

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第五〇条① 訴訟の係属中第三者がその訴訟の目的であ 第五一条 第四十七条 か ら 第四十九条 ま で ︿独立当事者参 とができた時に参加したものとみなす。 関係・法律関係に及ぶ。前訴の交通事故損害賠償請求訴訟
る義務の全部又は一部を承継したときは、裁判所は、 加、訴訟脱退、権利承継人の訴訟参加による時効の中断等﹀の規 Ƽ . 四七. 四九︱五二︻訴訟告知
︻参加のできる第三者↓四二 において、原告被害者を診療した病院が被告加害者から告
19


  民事訴訟法 ︵ ︶
四八条︱五三条 総則 当事者 訴訟参加
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  民事訴訟法 ︵ ︶
五四条︱五五条 総則 当事者 訴訟代理人及び補佐人
20

知されたものの原告側に補助参加して判決中で診療上の過 1 弁護士法関係 訟代理人となることまでを禁止するものではない。︵最判昭  訴訟代理人は特別の授権を受けることなく攻撃防御の方

!

失が認定されたとしても、被告と病院は異時的共同不法行 イ 弁護士法二五条︵双方代理︶ ・2・ 民集四〇・一・三二、会社法百選八二、法協一〇五・一・ 法として相殺の主張をなし得るし、その前提として受働債




為者 と し て 各自全損害 に つ い て 賠償義務 を 負 う の で あ っ  弁護士法二五条一号違反の訴訟行為については相手方は 九一︶↓会社三三五条 権 の 存在 を 承認 し 得 る。︵最判昭 ・ ・ 民集一四・一四・三
#



て、結局診療上の過失の判断は傍論にすぎないから、告知 異議を述べてその排除を裁判所に求め得る。しかし同条違 一六六、民訴百選 [初版]七〇︶

に よ る 参加的効力 は 及 ば な い。︵東京高判昭 ・6・ 判時一 背を知り又は知り得たにもかかわらず異議を述べないまま  訴訟代理人は攻撃防御方法として相手方に対し契約を解

"


一六〇・九三、民訴百選Đ [補正]一七二︶ 控訴審の口頭弁論終結に至ったときは、訴訟手続の安定・ 除する権限を有する。︵最判昭 ・4・7民集一五・四・七一六、


︵訴訟代理権の範囲︶
訴訟経済・委任者保護の見地からして、相手方はもはや無 民訴百選 [初版]二一︶
第五五条 ①   訴 訟 代 理 人 は、委 任 を 受 け た 事 件 に つ い

効 を 主 張 で き な い。︵最大判昭 ・ ・ 民集一七・九・一二六 二 特別委任



  て、反訴、参加、強制執行、仮差押え及び仮処分に関
六、民訴百選 [三版]二六︶ 1 二号
第四節 訴訟代理人及び補佐人 する訴訟行為をし、かつ、弁済を受領することができ
ロ 弁護士法七三条︵譲受債権の訴求︶  本条 [旧八一条]の 特別 の 委任 を 受 け て い な い 代理人 の

#
︵訴訟代理人の資格︶  他人から譲り受けた権利を訴訟提起により行使する場合 る。 なした請求の一部取下げは無効であって、その部分は依然
$

第五四条① 法令により裁判上の行為をすることができ ② 訴訟代理人は、次に掲げる事項については、特別の


でも、紛議・濫訴の誘発、弁護士法七二条の禁止する非弁 その裁判所に係属している。︵最判昭 ・7・5民集九・九・一


る代理人のほか、弁護士でなければ訴訟代理人となる 活動の助長等、国民の法律生活上の利益を侵害するおそれ 委任を受けなければならない。 〇一二、民訴百選Đ [補正]一四一、法協九四・一〇・一五六九︶
ことができない。ただし、簡易裁判所においては、そ がなく、社会経済的に正当な業務行為の範囲内であるなら 一 反訴の提起  貸金債権請求訴訟の被告訴訟代理人に特別に与えられた

$
の許可を得て、弁護士でない者を訴訟代理人とするこ ば、同 法 七 三 条 に 違 反 し な い。ゴ ル フ 会 員 権 の 売 買 業 者 二 訴えの取下げ、和解、請求の放棄若しくは認諾又 和解権限には、互譲の一方法として被告所有不動産に抵当


とができる。 が、業として、会員権市場において相当な価格で会員権を は第四十八条︵第五十条第三項及び第五十一条にお 権 を 設定 す る こ と も 含 ま れ る。︵最判昭 ・2・ 民集一七・


② 前項の許可は、いつでも取り消すことができる。 購入し、社会通念上相当な方法で、ゴルフ場経営会社に対 一・一八二、民訴百選 [三版]二五、法協八二・一・一三八︶
いて準用する場合を含む。︶の規定による脱退
し預託金返還請求をすることは、営利の目的があり、同種  ︿A社とYの間には、Yは所有する保養所をA社に賃貸し、A社に

%
Ƽ︻訴訟代理権の証明等↓民訴規二三︵書面でする︶︻法令により 三 控訴、上告若しくは第三百十八条第一項の申立て

裁判上 の 行為 が で き る 代理人 の 例↓商二一①、会社一一①︵支


の訴訟を複数提起しているとしても、直ちに同条違反とは B厚生年金基金の団体向け保養施設として利用させる、Yは保養所の
又はこれらの取下げ


配 人︶、商 七 〇 〇 ①︵船 舶 管 理 人.
︶ 商 七 一 三 ①︵船 長︶、 中 協 い え な い。︵最 判 平 ・1・ 民 集 五 六・一・一 二 三、民 商 一 二 現実 の 管理運営 に 当 た り、什器 [じ ゅ う き]備品等設備一切 を 負担 す る


四 第三百六十条︵第三百六十七条第二項及び第三百
四四②、農協四一③、水協四五③︵協同組合の参事︶、法務大臣 七・一・一〇二︶ が、光熱費等の諸雑費は利用客の実費負担とし、Yからの月々の請求
. 五︱八、自治一五三①︻弁護士による訴訟代理↓弁護
権限二  貸金業者が提起する訴訟のほとんどが譲受債権に関する 七十八条第二項において準用する場合を含む。︶の規 に基づきA社が支払う旨の契約があった。経費の負担をめぐり紛争が
%

三①︻外国法事務弁護士による訴訟代理の禁止↓外事弁護三①  ものであって、この債権譲渡が自己の貸金債権に対する弁 定による異議の取下げ又はその取下げについての同 生じ、Yは契約を解除してBと直接契約した。YはA社に対し未払経


︻法律事務の取扱いに関する取締り↓弁護七二︱七四︻代表訴


済に代えての譲受けでなく、譲受債権を訴訟により回収し 意 費の支払を請求し、A社はYに対し光熱費等の水増請求により被った
訟における弁護士報酬の支払↓会社八五二︻簡裁事件↓裁三三
たときは自己の貸金債権の弁済に充当し回収不能のときは 五 代理人の選任 損害の賠償を請求。弁論が併合され、A社の訴訟代理人CとYとの間
① 
 一︻許可申請の手数料の額↓民訴費別表第一⑰イ︻弁護士の
貸金債権 は 存続 す る と の 合意 の 下 で 行 わ れ て い る 場合 に ③ 訴訟代理権は、制限することができない。ただし、 で、両債権の相殺による消滅の確認、その他の権利義務の放棄及び不
付添命令↓一五五②、民訴規六五︻弁護士の選任↓人訴一三②
③︻当事者本人の出頭命令↓一五一① 
 一、民訴規三二、人訴二
は、右債権譲渡は訴訟により権利を実行する目的で業とし 弁護士 で な い 訴訟代理人 に つ い て は、こ の 限 り で な 存在確認を内容とする和解が成立したが、和解期日にA社代表取締役
一 て行われたものであり、弁護士法七三条に違反し無効であ Xは出頭しなかった。その後Xは、YB間の直接契約の締結によりA
い。


る。︵東京高判平3・6・ 判時一三九六・六〇︶ 社が被った損害の賠償請求権を譲り受け、Cには和解権限がなかった


④ 前三項の規定は、法令により裁判上の行為をするこ
  一 法令による代理 ハ 弁護士法五七条︵業務停止︶ と 主張 し て、賠償金 の 支払 を 求 め 本訴 を 提起﹀本件請求権 と 前訴
とができる代理人の権限を妨げない。
  信 販 会 社 が、商 法 三 八 条 [現 二 一 条、会 社 一 一 条]を 利 用  弁護士の懲戒処分たる業務停止が公にされていない事情 の各請求権は本件保養所の利用に関し同一当事者間で生じ

&
!

Ƽ︻訴訟代理人 に な り 得 る 者↓五四 . 三〇〇


︻反訴↓一四六


して、実質上支配人といえない従業員を支配人として登記 の下では、訴訟関係者の利益・訴訟経済・裁判の安定の見 た一連の紛争に起因するもので、前訴事件につき和解を授
︻参加↓四二︱五二︻強制執行↓民執二二︱一七四︻仮差押え↓
し、この者に裁判上の行為をなさしめようとするのは、本 地から、業務停止中の者の訴訟行為も有効と解すべきであ 権されていたCには、本件請求権についての具体的委任が
. 四七︱五一︻仮処分↓民保二三︱二五の二.
民保二〇︱二二


条の制限を潜脱する違法行為として無効であり、追認も認 る。︵最大判昭 ・9・ 民集二一・七・一九五五、民訴百選 [三版] . 三〇〇 [ 二] なくとも、これを含む和解の締結権限が与えられていたと


五二︱六五 ƽ[ 一]
︻反訴の提起↓一四六 ︻訴え


 . 二六二︻和解↓八九. 二六四. 二六五.


め ら れ な い。︵仙台高判昭 ・1・ 下民三五・一∼四・七、民訴 A 、法協八五・九・一二九九︶ の 取下 げ ↓二六一 解すべきである。︵最判平 ・3・ 民集五四・三・一一二六、重



. 二 七 五、民 執 二 二  七. 三 三 ②  六. 三 九 ①  二  四︻放


百選 [三版]二四︶ ニ 弁護士法一七条︵登録取消し︶ 二六七 判平 民訴五︶


 商工ローンの支店で専ら債権管理・回収及びそのための  訴訟代理人たる弁護士の登録取消し後、同人に対してな . 二 六 七、民 執 二 二  七. 三 九 ①  二 [ 三]
棄・認 諾 ↓ 二 六 六 2 三号

'
"

訴訟活動に従事し、融資や人事を含む支店における営業全 された訴訟行為は、本人又は権限ある者が追認するか、そ . 二九二︻上告・上告受理 の 申


︻控訴及 び そ の 取下 げ ↓二八一   本 条 [旧 八 一 条]二 項 の 特 別 委 任 を 受 け た 代 理 人 は、上

&
. 三 一 八. 三 二 七. 三 一 三 
【判プ】P0001-0022_◎民訴

立て及びその取下げ↓三一一


般に及ぶ包括的代理権を付与されていない者が支配人とし の 他特段 の 事情 の 存 し な い 限 り、無効 で あ る。︵最判昭 ・ 告提起だけでなく、相手方の上告に対する応訴その他上告


[ 四]
︻手 形 訴 訟 の 終 局 判 決 に 対 す る 異 議 と そ の 取 下 げ ↓ 三 五


てした訴え提起行為は無効であるが、その訴訟行為の内容 6・ 民集二二・六・一二九七、重判昭 民訴七、法協八六・七・八 審における一切の訴訟行為をなす権限を有するのであるか


. 三六〇 [ 五]︻代理人の資格↓五四、民訴規二三︻復代理

自体に明白な違法行為が存在するなど特段の事情がない限 四六⋮⋮判決の送達につき本人の手に現実に入ったことを特段の事情 ら、原審判決の送達後上告提起期間内に当事者が死亡して
人 の 選任 の で き な い 場合↓法務大臣権限八 ƾ
︻弁護士 で な い



り、支配人性が争われた後に就任した訴訟代理人弁護士に と認めて有効とした事例︶ も 訴訟手続 は 中断 し な い。︵最判昭 ・ ・ 民集二・一四・五



訴訟代理人↓五四①但 ƿ
︻法令 に よ り 裁判上 の 行為 が で き る



よ る 追認 は 許 さ れ る。︵千葉地判平 ・3・ 判 タ 一〇八八・二 2 監査役による訴訟代理 〇〇、民商二五・四・二四一、判民昭 ・三八︶↓一二四条

6
*
代理人↓五四①

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八六︶  商法二七六条 [会社三三五条二項]は、弁護士資格 を 有 す 3 五号 ↓五八条

#
二 弁護士による代理 る監査役が特定の訴訟事件につき会社から委任を受けて訴   一 通常委任 三 訴訟代理権の証明
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 ﹁訴訟代理人の権限は書面を以て之を証することを要す﹂ ︵更 生 管 財 人・保 全 管 理 人︶、商 八 一 一 ②︵船 長︶、信 託 八︵信 託 ︵訴訟費用の負担の原則︶ . 一七四. 三〇一︻期日及 び 期間↓九三︱九七
︱一五七 の 二
'

との規定︵旧八〇条一項︶は将来に向かって代理行為をす 管理人︶
︻既判力 の 主観的範囲↓一一五① 
 二 ƾ
︻選定当事者 の
第六一条 訴訟費用は、敗訴の当事者の負担とする。 . 一五九③. 一六〇︻費用負担の裁判
︻期日の不遵守↓一五八
る場合の証明の方法を定めたものであり、既になされた代 . 三六②. 一二四①  六
資格喪失↓三〇⑤ ↓六七
︻訴訟費用の範囲↓民訴費、民訴費規、執手数規︻訴訟費用に

理行為についての権限を証明するには委任状その他の書面
  一 相続による訴訟承継 算入 さ れ る も の ↓二四一︵証拠保全費用.
︶ 二七五②︵和解手続
︵一部敗訴の場合の負担︶
の 費用.

の 有 無 に と ら わ れ る 必 要 は な い。︵最 判 昭 ・1・ 民 集 一 ︶ 三九五︵督促手続 の 費用︶


︻訴訟費用 の 担保↓七五︱

 被相続人の訴訟代理人は、相続による訴訟承継の結果新 第六四条 一部敗訴の場合における各当事者の訴訟費用
!

五・一・一七五、民商四五・二・二五二、法協八〇・一・一〇三⋮⋮ 八一︻訴訟上の救助↓八二︱八六︻検察官を当事者とする人事
当事者たる相続人の訴訟代理人となり、受継手続をとるこ 訴訟↓人訴一六︻仲裁における費用↓仲裁四九 の負担は、裁判所が、その裁量で定める。ただし、事
民事調停調書作成代理権の欠缺 [けんけつ]を理由とする請求異議事件︶
となく訴訟行為をなし得るし、裁判所は相続人、代理人を
情により、当事者の一方に訴訟費用の全部を負担させ
  不法行為訴訟における弁護士費用

判 決 に 表 示 で き る。︵最判昭 ・9・ 民集一二・一三・二〇六


ることができる。
二、民商四〇・四・六五〇︶  訴訟活動は専門化、技術化しているため、一般人は弁護
!
︵個別代理︶ ︻敗訴者負担の原則↓六一



二 法人の代表者の交替 士に委任しなければ十分に訴訟追行をなし得ないのである
第五六条① 訴訟代理人が数人あるときは、各自当事者
 訴訟代理人の代理権は法人の代表者の権限消滅後も存続 から、不法行為による損害賠償請求における原告の弁護士
"

を代理する。 ︵共同訴訟の場合の負担︶
、三六条
す る か ら、代表者交替後民訴法三七条 [旧五八条] 費用は、事案の難易、請求額、認容額その他諸搬の事情か
② 当事者が前項の規定と異なる定めをしても、その効 第六五条① 共同訴訟人は、等しい割合で訴訟費用を負
[旧五七条]の 代表権消滅 の 通知 が な さ れ る 前 で あ っ て も、 ら相当と認められる範囲で、相当因果関係に立つ損害とい
力を生じない。 担する。ただし、裁判所は、事情により、共同訴訟人


訴訟代理人は新代表者の委任に基づき訴訟行為をなし得る え る。︵最判昭 ・2・ 民集二三・二・四四一、民訴百選 [二版]二


に連帯して訴訟費用を負担させ、又は他の方法により


︻共同代理 の 例↓会社一一︵支配人︶
︻共 同 代 理 の 場 合 の 送 達 ↓ し、裁 判 所 は 新 代 表 者 を 判 決 に 表 示 で き る。︵最 判 昭 ・

七︶↓民七〇九条

I
=
一〇二②︻共同代理の場合の期日変更の制限↓民訴規三七  負担させることができる。

 一
4・ 民集二二・四・九二九、民訴百選 [三版]A9︶↓三七条

'
三 復代理人がいる場合の原代理人の死亡 ② 裁判所は、前項の規定にかかわらず、権利の伸張又
︵当事者による更正︶
 訴訟代理人の選任した訴訟復代理人は、独立して当事者 ︵不必要な行為があった場合等の負担︶ は防御に必要でない行為をした当事者に、その行為に
#

第五七条 訴訟代理人の事実に関する陳述は、当事者が 本人の訴訟代理人となるのであって、訴訟代理人の死亡に 第六二条 裁判所は、事情により、勝訴の当事者に、そ よって生じた訴訟費用を負担させることができる。


直ちに取り消し、又は更正したときは、その効力を生


よ っ て 当然 に 代理権 を 失 う も の で は な い。︵最判昭 ・ ・ . 五二︻連帯↓民四三二︱四四〇
︻共 同 訴 訟 人 ↓ 三 八︱四 一


の権利の伸張若しくは防御に必要でない行為によって



じない。 9民集一五・一〇・二四五一、民商四六・五・八二三︶ ︻費用負担の裁判↓六七
生じた訴訟費用又は行為の時における訴訟の程度にお
︻補佐人の陳述に対する更正権との対比↓六〇③ 四 法令による訴訟代理人

いて相手方の権利の伸張若しくは防御に必要であった ︵補助参加の場合の負担︶
  本 条 [旧八五条]は 法 令 に よ る 訴 訟 代 理 人 に も 適 用 が あ
$

︵訴訟代理権の不消滅︶ 行為によって生じた訴訟費用の全部又は一部を負担さ


る。︵大阪高中間判昭 ・ ・1高民一五・七・五二五︶ 第六六条 第六十一条から前条まで ︿訴訟費用の敗訴者負担


第五八条 ①   訴 訟 代 理 権 は、次 に 掲 げ る 事 由 に よ っ て せることができる。 の 原 則 と 特 則﹀の 規 定 は、補 助 参 加 に つ い て の 異 議 に
は、消滅しない。 ︻敗訴者負担の原則↓六一︻費用負担の裁判↓六七
よって生じた訴訟費用の補助参加人とその異議を述べ



一 当事者の死亡又は訴訟能力の喪失 ︵法定代理の規定の準用︶ た 当事者 と の 間 に お け る 負担 の 関係及 び 補助参加 に
  訴えの利益が喪失した場合の訴訟費用
二 当事者である法人の合併による消滅 第五九条 第三十四条第一項及 び 第二項 ︿訴訟能力等 を 欠 よって生じた訴訟費用の補助参加人と相手方との間に
 村会議員除名決議取消しを認容した原判決に対し上告が

!
三 当事者である受託者の信託に関する任務の終了 く場合の措置﹀並びに第三十六条第一項 ︿法定代理権の消滅
なされたところ、上告審係属中に議員の任期が満了して原 おける負担の関係について準用する。
四 法定代理人の死亡、訴訟能力の喪失又は代理権の の通知﹀の規定は、訴訟代理について準用する。
告の訴えの利益が喪失したため、原判決を破棄し請求を棄 ︻補助参加に対する異議↓四四︻費用負担の裁判↓六七



消滅若しくは変更 ︵補佐人︶ 却する場合でも、上告人︵被告︶主張の上告理由が認めら
② 一定の資格を有する者で自己の名で他人のために訴 第六〇条① 当事者又は訴訟代理人は、裁判所の許可を ︵訴訟費用の負担の裁判︶


れ な い と き は、訴訟費用 は 上告人 が 負担 す る。︵最判昭 ・


得て、補佐人とともに出頭することができる。 第六七条① 裁判所は、事件を完結する裁判において、


訟の当事者となるものの訴訟代理人の代理権は、当事 2・ 民集六・二・八八、民商三三・四・六一七、判民昭 ・八︶


者の死亡その他の事由による資格の喪失によっては、 ② 前項の許可は、いつでも取り消すことができる。 職権で、その審級における訴訟費用の全部について、
消滅しない。 ③ 補佐人の陳述は、当事者又は訴訟代理人が直ちに取 その負担の裁判をしなければならない。ただし、事情
③ 前項の規定は、選定当事者が死亡その他の事由によ り消し、又は更正しないときは、当事者又は訴訟代理 ︵訴訟を遅滞させた場合の負担︶ により、事件の一部又は中間の争いに関する裁判にお
り資格を喪失した場合について準用する。 人が自らしたものとみなす。 第六三条 当事者が適切な時期に攻撃若しくは防御の方 いて、その費用についての負担の裁判をすることがで
【判プ】P0001-0022_◎民訴

Ƽ︻訴訟代理権の範囲↓五五︻民法の委任代理の消滅原因↓民一 Ƽ
︻補佐人 と の 関係 に お け る 裁判官 の 除斥原因↓二三① 
 五︻補 法を提出しないことにより、又は期日若しくは期間の きる。


. 六五三︻中断事由と訴訟代理人がある間の不中断↓一二
一一 佐人の陳述禁止↓一五五①︻調書の記載事項↓民訴規六六① 
 四  不遵守その他当事者の責めに帰すべき事由により訴訟 ② 上級の裁判所が本案の裁判を変更する場合には、訴
四①② 
[ 一]
︻訴訟能力↓二八 
[ 二]
︻法人の合併による消滅↓ ƽ︻訴訟代理人の陳述に対する当事者の更正権との対比↓五七
を遅滞させたときは、裁判所は、その当事者に、その 訟の総費用について、その負担の裁判をしなければな
. 七 五 一︱七 五 六、保 険 一 五 九︵相 互 会 社︶ [ 三]
会社六四一  
勝訴の場合においても、遅滞によって生じた訴訟費用 らない。事件の差戻し又は移送を受けた裁判所がその
︻信託に関する任務の終了↓信託五六︱五八 
[ 四]
︻法定代理権
第四章 訴訟費用

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. 三六 ƽ︻自己の名で他人のため訴訟の当
と そ の 消滅↓二八 の全部又は一部を負担させることができる。 事件を完結する裁判をする場合も、同様とする。
. 三四
事 者 と な る 者 の 例 ↓ 破 八 〇︵破 産 管 財 人︶、 会 更 七 四 第一節 訴訟費用の負担 ︻敗訴者負担の原則↓六一︻攻撃防御方法の提出時期↓一五六 Ƽ︻終局判決↓二四三︻訴訟費用負担の裁判の脱漏↓二五八②︱
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  民事訴訟法 ︵ ︶
五六条︱六七条 総則 訴訟費用 訴訟費用の負担
Fri Jun 15 11:36:13 2007

  民事訴訟法 ︵ ︶
六八条︱七六条 総則 訴訟費用 訴訟費用の担保
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④︻一部判決↓二四三②③︻中間判決↓二四五︻本条の特則↓ ︵訴訟費用額の確定手続︶ ︵訴訟が裁判及び和解によらないで完結した場合等の ︵担保提供命令︶


三六三︵手形判決に対する異議後の訴訟費用の裁判︶
︻行政事件
第七一条① 訴訟費用の負担の額は、その負担の裁判が 取扱い︶ 第七五条① 原告が日本国内に住所、事務所及び営業所
. 四五 ƽ︻上級審に
訴訟 に お け る 訴訟費用 の 裁判↓行訴三五
執行力を生じた後に、申立てにより、第一審裁判所の 第七三条① 訴訟が裁判及び和解によらないで完結した を有しないときは、裁判所は、被告の申立てにより、
. 三二五. 三二六
お け る 本案 の 裁判 の 変更↓三〇五︱三〇八
. 三〇八. 三二五︻移送↓一六︱二二. 二七
︻差戻し↓三〇七 裁判所書記官が定める。 ときは、申立てにより、第一審裁判所は決定で訴訟費 決定で、訴訟費用の担保を立てるべきことを原告に命
. 三〇九. 三二四  ︻費用負担の裁判に対する独立上訴の
四 ② 前項の場合において、当事者双方が訴訟費用を負担 用の負担を命じ、その裁判所の裁判所書記官はその決 じ な け れ ば な ら な い。そ の 担保 に 不足 を 生 じ た と き

禁止↓二八二︻費用額の確定↓七一︱七四 するときは、最高裁判所規則で定める場合を除き、各 定が執行力を生じた後にその負担の額を定めなければ も、同様とする。


当事者の負担すべき費用は、その対当額について相殺 ならない。補助参加の申出の取下げ又は補助参加につ ② 前項の規定は、金銭の支払の請求の一部について争
︵和解の場合の負担︶
があったものとみなす。 いての異議の取下げがあった場合も、同様とする。 いがない場合において、その額が担保として十分であ
第六八条 当事者が裁判所において和解をした場合にお
③ 第一項の申立てに関する処分は、相当と認める方法 ② 第六十一条から第六十六条まで ︿訴訟費用の負担の原則 るときは、適用しない。
いて、和解の費用又は訴訟費用の負担について特別の
で告知することによって、その効力を生ずる。 と特則﹀及び第七十一条第七項 ︿即時抗告﹀の規定は前項 ③ 被告は、担保を立てるべき事由があることを知った
定めをしなかったときは、その費用は、各自が負担す
④ 前項の処分に対する異議の申立ては、その告知を受 の申立てについての決定について、同条第二項及び第 後に本案について弁論をし、又は弁論準備手続におい
る。
け た 日 か ら 一週間 の 不変期間内 に し な け れ ば な ら な 三項︿対当額の相殺、処分の告知﹀の規定は前項の申立てに て申述をしたときは、第一項の申立てをすることがで
. 二六四. 二六五. 二六七. 二七五︻和解で負
︻和解↓八九

い。 関する裁判所書記官の処分について、同条第四項から きない。
担を決めた場合の費用額の確定↓七二︻和解により費用を負担
することとされた者からの費用の取立て↓民訴費一四︱一六
⑤ 前項の異議の申立ては、執行停止の効力を有する。 第七項まで ︿異議申立期間、執行停止、裁判所による負担額の ④ 第一項の申立てをした被告は、原告が担保を立てる
⑥ 裁判所は、第一項の規定による額を定める処分に対 決定、即時抗告﹀の 規定 は そ の 処分 に 対 す る 異議 の 申立 まで応訴を拒むことができる。
︵法定代理人等の費用償還︶ す る 異議 の 申立 て を 理由 が あ る と 認 め る 場合 に お い てについて準用する。 ⑤ 裁判所は、第一項の決定において、担保の額及び担
第六九条① 法定代理人、訴訟代理人、裁判所書記官又 て、訴訟費用の負担の額を定めるべきときは、自らそ Ƽ . 二六七︵放棄・
︻裁判・和解によらない訴訟完結↓ 二六六 保を立てるべき期間を定めなければならない。


の額を定めなければならない。 認 諾. . 二六二︵訴 え の 取下 げ.
︶ 二六一 ︶ 二九二︵控 訴 の 取 ⑥ 担保の額は、被告が全審級において支出すべき訴訟


は執行官が故意又は重大な過失によって無益な訴訟費
下 げ.
︶ 二八四︵控 訴 権 の 放 棄. . 三 一 八 ⑤︵上 告・
︶ 三一三


用を生じさせたときは、受訴裁判所は、申立てにより ⑦ 第四項の異議の申立てについての決定に対しては、 費用の総額を標準として定める。
上告受理の申立ての取下げ・上告権の放棄︶︻補助参加の異議↓
又は職権で、これらの者に対し、その費用額の償還を 即時抗告をすることができる。 四四︻申立ての方式↓民訴規二四︻弁護士又は執行官が当事者 ⑦ 第一項の申立てについての決定に対しては、即時抗
命ずることができる。 Ƽ
︻訴訟費用の負担の裁判↓六二︱六七︻裁判の執行力の発生時 に代わり申し立てる場合↓八五 告をすることができる。

② 前項の規定は、法定代理人又は訴訟代理人として訴
. 二五九. 一一九. 三三二︻申立ての方式↓民訴
期↓一一六 Ƽ︻住 所・事 務 所・営 業 所 ↓ 民 二 二︱二 四、一 般 法 人 四、会 社


規二四︻裁判所書記官↓裁六〇︻弁護士又は執行官が申し立て
︵費用額の確定処分の更正︶ . 八一七︻訴訟費用↓六一 ︻申立ての方式↓民訴規一︻担


訟行為をした者が、その代理権又は訴訟行為をするの . 二六︵処分のや
る場合↓八五︻費用額確定処分↓ 民訴規二五 . 七八


保提供の方法↓七六︻担保の提供・不提供の効果↓七七
に必要な授権があることを証明することができず、か り 方・方 式︶
、民 執 二 二 四 
の︵二 債 務 名 義︶ ƽ
︻双 方 が 訴 訟 費 用
第七四条① 第七十一条第一項、第七十二条又は前条第
︻担保の取消し↓七九︻担保の免除↓民訴手続特一〇 ƽ
︻請求
つ、追認を得ることができなかった場合において、そ を負担する場合の例↓六二︱六四︻規則で定める場合↓民訴規 一項の規定による額を定める処分に計算違い、誤記そ . 二 六 七 ƾ︻弁 論 ↓ 八 七. 一 四 八︱一 六 〇
の 認諾↓二六六
の 訴訟行為 に よ っ て 生 じ た 訴訟費用 に つ い て 準用 す 二七︻相殺↓民五〇五① ƾ︻裁判所書記官の処分の告知↓一一 の他これらに類する明白な誤りがあるときは、裁判所 ︻弁論準備手続↓一六八︱一七四 ƿ︻応訴↓一六二︵答弁書・
九︵決定・命令 の 告知︶ ƿǀ︻裁判所書記官 の 処分 に 対 す る 異
る。 書記官は、申立てにより又は職権で、いつでもその処 準備書面の提出︶
 ǀ︻期間の算定↓九五︻裁定期間↓九六①︻期
議の申立て↓一二一 ‫︻ؤ‬即時抗告↓三三二  ︻本条三項︱五


間 内 に 担 保 を 提 供 し な い と き の 効 果 ↓ 七 八  ǁ︻訴訟費用 の 範
③ 第一項︵前項において準用する場合を含む。︶の規定 分を更正することができる。
項・七項の準用↓七四②︵更正処分とこれに対する異議申立て︶ 囲↓六一  ‫ؤ‬︻即時抗告↓三三二  ︻原告が担保を立てるべ


に よ る 決定 に 対 し て は、即時抗告 を す る こ と が で き ② 第七十一条第三項から第五項まで ︿処分の告知、異議申
き他の場合↓八一


る。 立期間、執行停止﹀及び第七項 ︿即時抗告﹀の規定は、前項
︵和解の場合の費用額の確定手続︶ の規定による更正の処分及びこれに対する異議の申立 ︵担保提供の方法︶
Ƽ︻法定代理人↓二八︻訴訟代理人↓五四︻裁判所書記官↓裁六

〇︻執行官↓裁六二︻申立 て の 方式↓民訴規一 ƽ︻法定代理
第七二条 当事者が裁判所において和解をした場合にお てについて準用する。 第七六条 担保を立てるには、担保を立てるべきことを
. 二三︻訴訟行為をするに
権・訴訟代理権の証明↓民訴規一五 いて、和解の費用又は訴訟費用の負担を定め、その額 ③ 第一項に規定する額を定める処分に対し適法な異議 命じた裁判所の所在地を管轄する地方裁判所の管轄区
. 五九 ƾ︻即
必 要 な 授 権 の 証 明 ↓ 民 訴 規 一 五︻追 認 ↓ 三 四 ② を定めなかったときは、その額は、申立てにより、第 の申立てがあったときは、前項の異議の申立ては、す 域内の供託所に金銭又は裁判所が相当と認める有価証
.二
時抗告↓三三二  ︻証人 に 対 す る 費用負担命令↓一九二 一審裁判所︵第二百七十五条の和解にあっては、和解

. 二〇一⑤
〇〇 ることができない。 券︵社債、株式等の振替に関する法律︵平成十三年法
【判プ】P0001-0022_◎民訴

が成立した裁判所︶の裁判所書記官が定める。この場 Ƽ
︻計算違い・誤記その他明白な誤り↓二五七
︵判決の更正︶︻申 律第七十五号︶第二百七十八条第一項に規定する振替


合においては、前条第二項から第七項までの規定を準 立 て の 方式↓民訴規二八 ƾ︻費用額確定処分 に 対 す る 異議↓ 債を含む。次条において同じ。︶を供託する方法その他
︵無権代理人の費用負担︶
用する。 七一④︱⑥︵裁判所 が 自 ら 額 を 決定︶  ︻本条一項二項 の 準用


第七〇条 前条第二項に規定する場合において、裁判所 最高裁判所規則 で 定 め る 方法 に よ ら な け れ ば な ら な
︻和解の場合の各自負担の原則↓六八︻申立ての方式↓民訴規 ↓三八九①︵支払督促の更正︶
い。ただし、当事者が特別の契約をしたときは、その



が訴えを却下したときは、訴訟費用は、代理人として
二四︻和解の費用額確定処分↓民執二二 四 
の︵二 債務名義︶
︻裁判
  契約による。︵平成一四法六五、平成一六法八八本条改正︶

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訴訟行為をした者の負担とする。 所書記官↓裁六〇︻弁護士・執行官が当事者に代わり申し立て
︻敗訴当事者負担の原則↓六一︻不適法な訴えの却下↓一四〇 る場合↓八五 第二節 訴訟費用の担保 注 平成一六法八八による本条中﹁社債等の振替に関する法律﹂

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