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それでは 4 回目の講義を始めましょう

4 回目の講義のテーマは
ブレーンストーミングを使ってみようです
前回は自分自身のアイデアを他人に
聞いてもらうことの重要性についてお話をしました
最後のところでは、共感を得るためには観察や
インタビューが必要になるということもお話をしました
でも、最初の振り出しに戻ってしまうようですが
やっぱりアイデアがない、アイデアが出てこないという
チームもあるかもしれません。今回と次回は
そのようなときに使える方法を紹介します
まず、実際にあった話を元に作成した
スライドから始めましょう
バイキング料理はご承知のとおり
決まった金額でレストランにあるものを
好きなだけ食べてもよいというものです
でも、たくさん食べる人がいたり
お皿の上に食べ残しが大量に発生したり
さらには食事が終わったタイミングが
よくわからないので、お客さんが
勘定をしないでそのまま帰ったりする
そういうことがありますので
なかなか利益が出ないという状況が多いそうです
これを何とか改善したいというのが
今回のブレーンストーミングのテーマ
つまりお題になります
お題、もしくはテーマから思いつくことを
どんどん言っていきますが、この場合
スライドのような展開になりました
貼り紙をするという意見には
厳しいコメントもうなづけますが
この段階ではとにかく思いついたままのことを
どんどん挙げていくことが大切です
それではこのスライドをご覧ください
ここでは食べ残し対策に焦点を当てて
その防止策として、あまりコストがかからない方法を
見つけることにテーマを絞り込んでいます
ここでは最終的に食べ残した場合は
罰金を取ることになっていますが
これは実際にあった話で
このレストランでは今もこの方針を貫いています
このようにブレーンストーミングは
非常にシンプルな方法ですが
やはりアイデアは頭の中にしまい込んでいると
なかなか発展しないので、口に出すきっかけを作る
誰かに聞いてもらうきっかけを作る
そういう意味ではアイデア発想法としては
優れた方法といえるでしょう
それでは、これから 3 枚のスライドを使って
ブレーンストーミングを進めるときのルールについて
解説していきます。第 1 はテーマを決めることです
何となくアイデアを出し合おうというのではだめです
第 2 は時間を決めることです
ブレーンストーミングは集中してやるほうがよいので
10 分ぐらいをめどに時間を決めてください
第 3 は、複数でやることは理想ですが
1 人でビジネスプランに取り組んでいる人も
いらっしゃると思いますので 1 人でもやってみましょう
どのようにして 1 人で行うかは、のちほど説明します
そして第 4 ですが、これは発言内容を可視化
つまり目に見えるようにすることが重要です
第 5 はブレーンストーミングをやるときは
座ってやるのではなくて
立ってやったほうがいいでしょう
第 6 は、必ず筆記用具や付箋を持ちながらすることです
アイデアは一瞬でひらめき
一瞬で消えてしまうことが多いものです
筆記用具を探してる間に、せっかく頭に浮かんだ
アイデアがなくならないようにしてください
第 7 は質より量を重視することです
どれだけ多くの発言があったのかが重要であり
30、50、100 枚の付箋などの数値目標も効果的です
そして第 8。これは絶対に守ってほしいものですが
相手の発言を否定するのは
ブレーンストーミングをしてるときは
絶対にしないことです
流れがそこで止まってしまいます
最後の第 9 はできるだけ発言同士の
関連付けをしながら進めることです
関連付けは一度休憩を取って行ってもいいですし
ブレーンストーミングがストップしないで
誰かが関連付けの役割を引き受けてもいいでしょう
先ほども少しふれましたが、ブレーンストーミングは
複数で行うことが望ましいのですが
1 人でビジネスプランを作成してる人も
少なくないと思いますので、もし 1 人で行う場合は
例えば、楽観的な自分と悲観的な自分
また、自分の中の異質なところを取り出して
違う性格になりきって進めてみてください
それでは最後はまとめです
これで 4 回目の講義を終わります

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