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7. おばあさん も よろこんで おんなのこ を だきしめました。ふたり は おんなの
こ を たからもの の ように して だいじ に そだてました。
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Part 2 : Born to be a princess
8. ふしぎな こと に つぎ の ひ から おじいさん が たけ を きる たび に こがね
が ざくざく と でて きました。
9. おじいさん は たちまち むらいちばん の おかねもち に なりました。
10. おんな の こ は すくすく そだって、 やがて むすめさん に なりました。
11. まる で かがやく ように うつくしく、かぐわしい ほど に きれいな ところ から
かぐやひめ とよばれる ように なりました。
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Part 1 : The Old Man and Old Woman
1. むかし、 むかし、 ある ところ に
おじいさん と おばあさん が いました。
2. おじいさん が やま へ き を きり に いけば、
おばあさん は かわ へ せんたく に でかけます。
3. 「おじいさん、 はよう もどって きなされ。」
4. おばあさん も き を つけて な。」
5.まいにち やさしく いい あって でかけます。
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6. ある ひ、 おばあさん が かわ で せんたく を して いたら、
どんぶらこ どんぶらこ もも が ながれて きました。
7. ひろって たべたら、 なんとも おいしくて ほっぺた が おちそう。
8. おじいさん にも たべさせて あげたい と おもって、
「うまい もも こっちゃ こい。 にがい もも あっちゃ いけ。」 と いったら、
9.どんぶらこ どんぶらこ でっかい もも が ながれて きました。
10. おばあさん は よろこんで、 もも を いえ に もって かえりました。
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ちからたろう – Strongman Taro (Power Boy)
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8. 「まっくろ だ が、 かわいいこ が できた な。
9. あか で つくった んだ から、あかたろう と な を つけよう。」
10. おじいさん と おばあさん は、 おおよろこび です。
11. にんぎょう の あかたろう 、 こどもりかご に いれて、ほんとう の こども の よ
う に そだてました。
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かちかちやま – Kachi Kachi Mountain
Part 2 : A Revenge
10. そこで、 つぎ の ひ、
11. たぬき の すわって いた きりかぶ に とりもち を べっとり ぬりつけておきまし
た。
12. おじいさん が まめ を まいて いたら たぬき が やって きて、きりかぶ に こ
し を かけ、
13. せん つぶ まいたら ひと つぶ に なあれ, ひと つぶ まいたら くさって しまえ
と からかい だしました。
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さるかに – The Monkey and The Crab
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8. そこ へ、 さる が やって きました。
9. くいしんぼう の さる は、 にぎりめし を みる と、ほしく なりました。
10.「かに さん。 にぎりめし より、 おれ が ひろった かき の たね の ほう が、
いい よ。
11. にぎりめし は たべちゃえば なく なって しまう けど、
12. かき の たね は つち に うめて そだてれば、いくら でも おいしい み が なっ
て、
13. たべられる から ね。」
14. さる の はなし を きく と、 かに は 「なるほど」 と おもいました。
15. そして、 にぎりめし を かき の たね と とりかえる と、
16. いえ に かえって つち の なか に うめました。
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つるのおんがえし – The Grateful Crane
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4. はずんだ こころ で やま を おりて いく と、かたわら の しげみ の なか で、
ごそごそ おと が しました。
5.「はて、 きつね でも いる の かな?」
6. そっと ようす を うかがう と、しろい おおきな はね が みえました。
7. 「つる だ。 つる が わな に かかって いる。
8. まて、 まて。いま たすけて やる ぞ。」
9. わかもの は かわいそう に おもって、
10. あし に かかった わな を はすそう と しました。
Part 3 : An Exchange
11. そこ へ、 りょうし が あらわれました。
12. 「なに を する。
13. おまえ は わし の えもの を よこどり しよう と いう の か。」
14. りょうし は、 わかもの を にらみました。
15. 「かわいそうだ から、 にがして やって くれ。
16. いや なら、 ここ に おかね が ある。
17. この つる を うって くれぬ か。」
18. わかもの は、 ふとん を かう おかね を りょうし に わたしました。
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うらしまたろう – The Tale of Urashima Taro
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8. そこで こども たち の ところ へ いって、
9.「これ これ、 その かめ を どう する つもり だ。」と いいました。
10. 「まち へ うり に いく。」いちばん としうえ の こども が いいました。
11. 「そん なら わし に ゆずって おくれ。」
12. うらしまたろう は こども たち ひとり ひとり に おかね を あげました。
13. こども たち は よろこんで かめ を わたして くれました。
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