You are on page 1of 2

THE WIZ ジャズワークショップ

年に数回、名古屋で開催しています。

Do You Know What It Means To Miss New Orleans

基本データ

作曲年
1946年
作詞
Eddie DeLange (1904-1949)
作曲
Louis Alter (1902-1980)

参考⾳源

Billie Holiday (1947)


この曲の初演は1947年の映画New Orleansで、メイド役のホリデイがルイ・アームストロングと共
演している。キーはF。
Louis Armstrong (1956) / The Great Chicago Concert
。キーはCではじまり途中でFに転調する。

曲⽬解説

キーをFとして解説する。

メロディとコード
1-2⼩節⽬

Holiday(1946)では、Fmaj7 C7 | Fmaj7 | としているが、Armstrong(1956)はFmaj7 C7 | Fmaj7 C7 | と


している。

仮にArmstrong(1956)のように、1・2⼩節ともにC7を加えるとした場合、このC7は、C7(♯5)のよう
に演奏される。イントロがこのコードの繰り返しになっていて、この部分も含めてよく聴くと、♯5
の⾳が鳴っているのがわかる。これは⼀⾒♭13のように解釈することもできる。⼀般的に♭13は♭9
を伴うとされているのだが、2⼩節⽬2拍⽬のメロディがDの⾳であり、これはC7に対して♮9にあた
る。よって、細かいことをいうようだが、♭13というよりはやはり♯5と書いておくほうが誤解が少
ないだろう。ここでスケールを想定するならホールトーンスケールということになるだろう。

5-6⼩節⽬

B♭maj7 Bdim | F/A D7 | となる。6⼩節⽬のトニックが第2転回形になることでベースのスムーズな


上⾏をつくりだしている。この進⾏は古典的だが覚えておくとよいだろう。5⼩節⽬後半の♯IVdim
はトニック・ディミニッシュIdimの転回形なので、スケールはディミニッシュ・スケールとなる。

31⼩節⽬

Holiday(1947)ではG7 C7としている。いっぽうArmstrong(1956)では、Gm7 C7 である。ここは好み


だが、Gm7ではなくG7とするほうがやや和声的にストレスがかかって印象深い響きになる。

WordPress.com Blog.

You might also like