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第1学年 英語科学習指導案

学  級 1年 X 組
日  時 XX 年 XX 月 XX 日(金) 6 校時
場  所 英語科教室
授 業 者 秋葉 由樹子

1. 単元名 Program 7 The Wonderful Ocean


教材名 SUNSHINE English Course 1 開隆堂

2. 単元の学習目標
 疑問詞 Who や When, Which, Whose を使った表現の意味を理解し、それらの表現を使って人の名前や
物事を行うとき、持ち主についてたずねたり答えたりできる。また人称代名詞の目的格 him, her の用法
を理解し、正しく運用することができる。

3. 指導事項 (【 】は学習指導要領の内容に対応)
〇聞くこと
・質問や依頼などを聞いて適切に応じること。【ア(ウ)】
〇話すこと
・自分の考えや気持ち,事実などを聞き手に正しく伝えること。【イ(イ)】
〇読むこと
・書かれた内容を考えながら黙読したり,その内容が表現されるように音読すること。【ウ(イ)】
・物語のあらすじや説明文の大切な部分などを正確に読み取ること。【ウ(ウ)】
〇書くこと
・語と語のつながりなどに注意して正しく文を書くこと【エ(イ)】

4. 単元の考察
(1) 単元・教材について
 本単元は、由紀とマイクが北海道でシャチウォッチングに参加し、ガイドの笹森さんからシャチや
イルカの生態について説明を受ける場面である。父を中心に家族で一緒に過ごすシャチや、子供を育
て食べ物を得るために移動するイルカの様子が、私たち人間の暮らしとどのように異なり、どのよう
に似ているのか、人生そのものについても考えさせられる内容である。
 本単元の新出文法項目としては、疑問詞の Who, When, Which, Whose と人称代名詞の目的格 him,
her、所有代名詞がある。これらの文法項目は日々のコミュニケーションでもよく使われており、様々
な疑問詞を使うことで、人の名前や行う時、持ち主について尋ねたり答えたりすることができる。人
称代名詞の目的格 him, her も頻繁に使われる語で、その形だけでなく文の中で使われている位置や代用
している内容をつかむことで、生徒は英語の文構造についてより深く理解できるようになる。会話の
基礎となる文法項目が多いので、生徒が興味を持ち続けられるように工夫し、くり返し練習して知識
とその運用能力を定着させたい。

(2) 生徒について
 1年 X 組(男子 XX 名、女子 XX 名、計 XX 名)は、集中して話を聞き、元気に活動することができ
るクラスである。英語の授業中は、教師の質問や発問に挙手をする生徒も多く、積極的に取り組んで
いる様子だ。また、理解力に優れている生徒も多いため、授業では教科書の内容を理解するにとどま
らず、学習内容と生徒の持っている様々な知識を関連させて、より多くの学びを得ることができる授
業になるよう工夫している。その一方で、活動の取り組み方には差があり、英語学習への苦手意識を
感じている生徒も一部いる。特に新しい内容を扱う際には、理解力の高い生徒の思考力を伸ばしなが
ら応用的な力を身に付けさせると同時に、机間指導などを通してつまずいている生徒への支援もしっ
かりと行っていきたい。

5. 単元の観点別学習目標と評価規準
観点 学習目標 評価規準
コミュニケーショ コミュニケーションに関心をもち、積 コミュニケーションに関心を持ち、
ンへの関心・意 極的に言語活動に取り組み、外国語で 積極的に言語活動に取り組み、外国
欲・態度 コミュニケーションを図ることができ 語でコミュニケーションを図ろうと
る。 している。
外国語表現の能力 外国語で話したり書いたりして、自分 外国語で話したり書いたりして、自
の考えなどを相手に伝えることができ 分の考えなどを相手に伝えようとし
る。 ている。
外国語理解の能力 外国語を聞いたり読んだりして、相手 外国語を聞いたり読んだりして、相
の考えなどを理解することができる。 手の考えなどを理解しようとしてい
る。
言語や文化につい 言語の仕組みや、使われている言葉の 言語の仕組みや言葉の意味・働きな
ての知識・理解 意味・働きなどを理解することがで どについて理解しようとしている。
き、また言語の背景にある文化につい また言語の背景にある文化について
て理解を深めることができる。 より深く理解しようとしている。

6. 単元の言語活動
 新出文法項目を理解し、それらを使って人に尋ねたり答えたりする活動を行う。また新出文法項目
を用いたライティングやリーディング活動も行い、「聞くこと」「話すこと」「読むこと」及び「書
くこと」の4技能の育成を目指す。

7.単元の指導計画(全 8 回)
時 学習内容(●)及び学習活動(〇) 評価(◆)
1 ●疑問詞 Who の導入・理解 ◆疑問詞 Who の用法を理解し、人の
〇 Who の用法を、アクティビティを通して理 名前を訪ねたり答えたりすることが
解し運用する。 できる。(知識・理解)
2 ●教科書 p.69 の本文の内容を理解する ◆教科書 p.69 の本文の内容を理解し
〇 p.69 の本文のリスニング、リーディング、 ている。(理解)
内容理解及び音読活動を行う。
3 ●人称代名詞の目的格 him, her の導入・理解 ◆人称代名詞の目的格 him, her の用
〇人称代名詞の目的格の用法を、アクティビ 法を理解し、正しく運用することが
ティを通して理解し運用する。 できる。(知識)
4 ●教科書 p.71 の本文の内容を理解する。 ◆教科書 p.71 の本文の内容を理解し
〇 p.71 の本文のリスニング、リーディング、 ている。(理解)
内容理解及び音読活動を行う。
5 ●疑問詞 When の導入・理解 ◆疑問詞 When の用法を理解し、も
〇 When の用法を、ALT を交えたアクティビ のごとを行う時を訪ねたり答えたり
ティを通して理解し運用する。 することができる。(知識)
6 ●既習の疑問詞(what, where, when, what time な ◆既習の疑問詞で始まる簡単な質問
ど)を活用する。 をし、またそれに答えることができ
〇既習の疑問詞の運用能力を、アクティビ る。(表現)
ティを行うことを通して高める。
7 ●教科書 p.73 の本文の理解 ◆教科書 p.73 の本文の内容を理解し
〇教科書 p.73 の本文のリスニング、リーディ ている。(理解)
ング、内容理解及び音読活動を行う。
8 ●疑問詞 Which, Whose と所有代名詞の導入・ ◆疑問詞 Which, Whose と所有代名詞
(本時) 理解 の用法を理解し、正しく運用するこ
〇疑問詞 Which, Whose と所有代名詞の用法 とができる。(知識)
を、アクティビティを通して理解し運用す
る。
5. 本時の指導計画
(1) 本時の学習目標
 疑問詞 Which, Whose と所有代名詞の用法を理解し、正しく運用することができる。(知
識)
 持ち主をたずねたり答えたりできるようになる。(表現)

(2) 本時の展開 (T: Teacher, S: Students)


時配 学習活動 指導上の留意点(〇)及び評価(◆)
1 〇 Greeting ○元気よく行う。
T: Good morning, class.
S: Good morning Ms. Akiba
T: How are you today?
S: I’m good, how are you?
T: I’m good too.

3 〇 Warm-Up ○テンポよく行う。
(4) 前回できなかった海の生物ボキャブラリークイズを
行う。(本文で出てきた内容をさらに発展させたア
クティビティ)

5 〇 Introduction 1: Which + 名詞
(9) 「Which + 名詞~?」に関する文を使った物語を聞
く。(PowerPoint 参照)
例:Which axe is yours, gold one or silver one.
They’re not mine.

3 〇 Listening
(12) 教科書 P.74 の会話を 2 回聞く。一回目は生徒に教科
書を見ないで、どんな内容か予想させる。一回目の
後に生徒にどんな内容だったかを聞いた後、今度は
教科書を開いてもう一度会話を聞く。

5 〇内容理解、音読練習
(17) ① 「Which + 名詞」の新出文法を確認。 ○明確に指示を出す。
② A, B のスキットの音読を T の後に続いて行 ◆疑問詞 Which と所有代名詞の用
う。 法を理解し、正しく運用すること
③ ペアで役割を決めて音読する。 ができる。(知識)
(役割をスイッチしてもう一回)

5 〇 Introduction 2: Whose + 名詞 ○授業の前に、事前に生徒からい


(22) 「Whose + 名詞~?」の導入を行う。 くつかものを借りて大きなカバン
例:Whose autograph is this? の中に入れておく。
It’s Mayuyu’s.

3 〇 Listening
(25) 教科書 p.74 のスキット B を 2 回聞いて、意味をつか ○practice は時間がないので、回答
む。 を配るのみとする。

10 〇内容理解、音読練習 ◆疑問詞 Whose と所有代名詞の用


(35) ① 「Whose + 名詞」の説明をする。 法を理解し、正しく運用すること
② His, hers, theirs, ours まで触れる。 ができる。(知識)
③ T の後に続いて音読練習を行う。
④ スキット B の下線部を変えてスキットを作り、
隣同士で練習する。練習の前に、WORD BOX の
単語の発音と意味を確認する。練習後、クラス
で何組か発表する。

10 〇 Activity 〇活動中は机間巡視をしながら生
(45) Whose を使った Activity を行う。S は、模造紙に自分 徒の会話に耳を傾け、よい点を褒
のサインを書く(write one’s autograph)。その後回収し めたり、支援が必要な生徒の手助
てランダムに混ぜ、Whose autograph is this? を使って けをする。
持ち主を探していく。 ◆持ち主をたずねたり答えたりで
きるようになる。(表現)

5 〇 Closing ○元気よく行う。
(50) : That’s all for today. Good-bye everyone.
S: Good-bye Ms. Akiba.
T: See you next week.
S: See you.
<PowerPoint とスクリプト>

The Golden Axe

A man is in the forest. He has an axe and cut trees.


One day, his axe slips from his hand and fall into a lake.

He is very sad.

Then, a woman comes up from the lake and says, “which


axe is yours, this golden one or silver one?” The man
says, “No, they’re not mine. Mine is old and not
beautiful.”

Then, the woman says, “you’re very honest.” I’ll give you
the golden and silver axes to you. The man says, “Thank
you.” He got three axes.
Another man heard this story, and he also wants the
golden axe.

He throws his axe into the lake on purpose and wait.

The woman comes up from the lake and says, “which axe
is yours, this golden one or silver one?”

The man answers, “The golden one is”.


Then, the woman gets very angry. “No, you’re not
honest. You’re lying. They’re not yours.”

She takes the golden axe back to the lake and never
comes back. The man didn’t get the golden axe and lost
his own axe, too.
<プリント>
持ち主をたずねる表現:Which, Whose
Class_____ Name________________

〇<Which+名詞>「どの~、どちらの~」

_______ ________ ___ ______? どのかさがあなたのものですか?

― The red one is. その赤いのです。

〇<Whose+名詞>「誰の~」

_______ ________ ___ _____? これは誰のかさですか?

― It’s _____. 私のものです。

※ Whose is this umbrella? とも言えるが、Whose+名詞のほうがよく使われる。

・私のもの  __________

・あなたのもの __________

・彼のもの __________

・彼女のもの __________

・私たちのもの __________
「(人)のもの」というときは、“ -’s”を付ける。
・彼らのもの __________
「’」はアポストロフィと呼ばれる。

・~~~(人の名前)のもの  ~~~’s

 Practice
1. This is his bag. → This bag is _____.    この鞄は彼女のものです。
→ Which _____ ___ ____? どの鞄が彼のですか?
→ Whose _____ ___ _____? これはだれの鞄ですか?
2. That is her umbrella. → That umbrella is _____. あの傘は彼女のものです。
→ Which ______ ___ ____? どの傘が彼女のですか?
            → Whose _______ ___ _____? あれはだれの傘ですか?

3. These are their books. → These books are _______. これらの本は彼らのものです。


→ Which _____ ____ _____? どの本が彼らのですか?
→ Whose _____ ____ _____? これらはだれの本ですか?

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