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うさぎの病気一覧

※異変を感じたらまずは病院に連れて行ってね!

【こんな症状に気をつけて!】
• 目やにが出ている
• 涙が溢れている
• よだれが出ている
• 食欲不振
• 頻繁にくしゃみをする
• 下痢・首が傾いている
• 目が揺れている
• 足を引きづっている
• 血尿・頻尿
• 耳が赤く、元気がない

不正咬合
食欲不振、ごはんを食べにくそうにするほか、歯ぎしり、糞が小さくなる、
顎を触った時に凸凹感があるなどの症状が現れる。噛む必要のない食べ物
ばかりを与えたり、金属ケージを噛んだりする癖などが原因で起こる。

胃腸うっ滞
多くのうさぎにみられ、早急な治療が必要な病気。不適切な食事やストレ
スが原因となって胃腸の動きが弱くなり、食欲不振、便が少なくなる、腹
痛(痛みで体を丸める、歯ぎしりをする)という症状があらわれます。ネ
ザーランドドワーフは特に神経質な性格のため、環境変化などのストレス
で胃腸うっ滞になりやすいものです。軽いものであれば、お腹のマッサー
ジで徐々に食欲が回復して良くなることもありますが、急激に症状が悪化
し、痛みでショック死することもあります。人間と同じ感覚で単なる胃腸
の不良とあなどらず、早めに動物病院を受診するようにしましょう。
鼻涙管狭窄(るいびかんきょうさく)
鼻涙管(びるいかん)という目と鼻をつなぐ細い管が詰まって狭くなるこ
とです。完全に詰まった場合は鼻涙管閉塞といいます。原因には不正咬合
にともなう歯根の伸びすぎ、歯根の炎症、細菌の感染、先天性のものがあ
ります。ネザーランドドワーフは丸顔のため不正咬合になりやすく、また
先天的に鼻涙管が狭くなっていることもあり鼻涙管狭窄・閉塞になりやす
くなっています。
通常であれば涙は鼻涙管を通って鼻へ流れますが、鼻涙管が詰まると流れ
ることができなくなり、目から溢れだします。この状態が続くと目の周囲
の脱毛や皮膚炎を起こしてしまいます。涙が続く限り、こまめに拭いてケ
アをする必要があります。目の病気が原因で涙が流れることもある。

ソアホック(足底皮膚炎)
うさぎの足の裏の皮膚が炎症を起こし、ただれてしまう病気です。
ミニレッキスは足の裏の毛が短いため、ソアホックにかかりやすいです。
足の裏に体重がかかりすぎると、足の裏の炎症がひどくなり、膿瘍になっ
てしまったり、骨髄炎や関節滑膜炎などを引き起こす可能性も。
ケージの中の床材を変えたり、爪の伸びすぎ防止することでソアホックの
予防をすることができます。

中耳炎
うさぎは鼻の中にパスツレラという細菌を保有している割合が非常に高い
と言われています。多くのうさぎは問題なく過ごしますが、ストレスや老
化などにより免疫力が低下すると、この細菌が増えて炎症を引き起こし、
これが耳まで波及して中耳炎になります。いつもは立っている耳がぺたん
としている、耳を痒がる、首をかしげているしぐさが続く、横によろめい
たり円を描くように動き回る症状が特徴できです。ひどくなると目が左右
に揺れる、またはぐるぐる回っている症状が出ます。中耳炎を疑う症状が
出た場合はすぐに動物病院を受診してください。
毛球症
毛づくろいの時に飲み込んだ毛が糞と一緒に排泄されずに、胃腸に溜まっ
て毛球ができて、胃腸の働きが低下する病気です。繊維質の不足、異物の
飲み込み、運動不足などが原因で起こり、食欲低下、下痢、糞便量の減少
などの症状がみられます。

尿路結石症
カルシウムやタンパク質の過剰摂取のほか、水分不足などにより、尿路に
結石ができる病気です。不活発(元気がない)、頻尿、血尿などの症状のほ
か、膀胱まわりの膨張などがみられます。

スナッフル
パスツレラ菌、緑膿菌、黄色ブドウ球菌などが鼻腔内に感染することで、
上部気道で炎症が起こる病気です。頻繁なくしゃみ。鼻水、いびき、咳、
目やになどの症状が現れます。

斜頸
脳に炎症が起こって平衡感覚がなくなる病気です。
斜頸(首が傾く)、眼振(目が揺れる)、ローリング(体が回る)などの症
状が現れます。

子宮癌
うさぎは子宮癌になりやすい動物で、特に 3 歳以上のうさぎに多くみられ
ます。子宮癌にかかると、陰部からの出血のほか、貧血、食欲低下などの
症状がみられます。子宮癌は避妊手術を受ければ予防することができます。
手術を受けさせる場合:生後 6 ヶ月前後が理想です。できれば 1 才までに
受けさせましょう。
皮膚病
ノミやダニなどの寄生が原因で、うさぎの体にフケや脱毛などの症状がみ
られることがあります。そのほか、床材が硬かったり、太っていたりする
と、踵部分の毛が抜けるソアホック(足底皮膚炎)を引き起こす場合もあ
ります。

骨折
うさぎの骨は薄いので、ケージの金網に足を引っかけたり、高いところか
ら飛び降りたりした時などに骨折することがあります。歩き方がおかしか
ったり、あまり動かなかったり、尿や糞をしなかったりするなどの異常が
ある場合には、骨折を疑う必要があります。手足の骨折のほか、腰の骨を
折る場合もあります。

熱中症
熱中症になると、異常な呼吸やよだれなどのほか、痙攣などの症状を起こ
すことがあります。熱中症になった時には、急激に冷やさずに、冷たいタ
オルで顎を冷やすなどしてから病院へ。熱中症で命を落とすうさぎは少な
くないので、ご注意ください。
※理想の気温は 18~24℃程度。夏場などは飼育環境の温度を 24℃以下に保
つようにしましょう。

下痢
不適切な食事やストレスなどが続くと下痢をします。下痢に伴って食欲や
元気がなくなる、腹痛で体を丸めて座っている・歯ぎしりをしているなど
の様子が見られることも。子うさぎでは下痢でも命にかかわることがある
ので、早急な対処が必要です。
うさぎは痛いときや苦しいときでも表情や行動にあらわれないことが多い
ので気づかないうちにストレスを溜め込んでいることがあります。環境や
温度、食事の変化はちょっとしたことでもうさぎにとっては大きな変化に
感じることがあるので注意しましょう。

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