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裏ナット検出・排出装置

電元社トーア株式会社

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はじめに
背景
製品に問題が無い場合でも、取扱説明書の注意を守らずに使
用された場合、ナットが正しく選別されずに送られてしまう問題
があります。

・油が過剰に付着しているナットを使用している場合
・バイブレータボウルの振動ボリュームが適切で無い場合
・ホッパーのレベルスイッチの調整が不十分で、ボウル内に適
正量以上のナットが供給された場合

裏ナット検出・排出装置で解決

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装置概要
表ナット

検出ピン

1. 検出ピンを押し当て、ナットの高さを測定します。 フィードユニットへ
2. 基準高さに対するナットの高さを比較して表裏 裏ナット
の判別をします。
3. 判別結果よりナットをそれぞれの出口から飛ば
します。
検出ピン

基準高さ

排出
表ナット 裏ナット 3
特長
裏ナット検出・排出装置はナットが電極に供給される前にセパレー
タで排出するため、裏ナットが供給されたことによるライン停止を防
ぐことができます。
溶接機側で検知する場合、裏ナット検知後に改めて電極にナットを
供給し直す必要があります。

・裏ナット検出・排出装置
セパレータ部で排出
・溶接機で検知
ガイドピンおよび上部電極
の移動量によって判別。
裏ナットの場合エラー信号
を出す。

溶接機 ナットフィーダー

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表→裏→表の順でナットがセパレータに送られた際の動作を比較すると、
裏ナット検出・排出装置はセパレータで裏ナットを検知するため、裏ナット
が送られた場合でもわずかな時間で供給し直すことができます。
溶接起動 溶接起動 溶接起動

フィードユニット
ナット供給完了
電極加圧
標準 溶接機側で
セパレータ 裏ナット
セパレータ 裏ナット検知
除去
エアブロー
ワーク搬送

フィードユニット ナット供給完了
電極加圧
裏ナット検知
裏ナット検出・ 検出装置
排出装置 セパレータ

エアブロー
裏ナット排出
ワーク搬送

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供給サイクル
溶接機へのナット供給と同時に表裏判定を行うため、表ナットの場合は
標準セパレータと同様のサイクルタイムで使用可能です。
また、裏ナットを排出した後にナットを供給した場合でも通常、次の溶接
起動までに供給することができます。
溶接+ワーク移動

ON
フィードユニット スピンドル 0.5s
OFF
ON
セパレータ OFF 供給
標準セパレータ ON
エアブロー OFF
ON
検出装置
OFF 0.3s
ON
表ナット セパレータ OFF 供給
裏ナット ON
エアブロー
検出・ OFF
ON
排出装置 検出装置 OFF
ON
裏ナット セパレータ OFF 排出 供給
ON
エアブロー OFF
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特長

標準のセパレータとほぼ同じスペースで
設置可能です。(幅方向に+18mm)

接触式高さ検知なので画像認識と違い、
汚れても誤検知を起こしにくいです。

標準セパレータ 裏ナット検出・排出装置

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仕様
– ナット供給量:30個/分以上
– 制御装置はPLCのみ(PCBは不可)
– 振動式
– 対象ナット
• ナットサイズ
:M6、M8、M10、M12
(外形26mm以下、高さ16mm未満)
• ナット形状
・四角ナット ・丸型ナット ・六角ナット

※ただし、検出ピンを押し当てた際、ナットの表裏で高さの差が
0.5mm以上必要です。(突起の高さ0.5mm以上) 8
型式表記
下記型式例の通り、VNの後のアルファベットを
“U”にすることにより、裏ナット検出・排出装置
であることを表します。
<型式例>
– VNU-00-S8-DLH-B

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