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ドイツにて文章作成 2020年12月

© 2001-2020 Volume Graphics GmbH.All rights reserved.VGLはVolume Graphics GmbHの商標です。


本書に記載されているVGSTUDIO MAXソフトウェアはライセンス製品です。本ソフトウェアは、契約条件
に従って使用またはバックアップできます。本書の情報は予告なく変更される場合があります。また、
Volume Graphics GmbHに関する製品仕様や品質を表すものではありません。Volume Graphics GmbHの書面に
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本書に記載されている全ての製品名は同定目的にのみ用いられており、各社の商標または登録商標である場
合があります。本書で使用されている登録商標および商標は各所有者の財産です。Volume Graphics GmbHで
はそれらの商標を主張したり、故意または過失により誤用または悪用することはありません。
目次

1 イントロダクション 1

2 システム要件 2
オペレーティングシステム 2
プロセッサ 2
RAM 2
グラフィックカード 3
ディスプレイ 4
スワップ領域 4
ディスク容量 5
ユーザ権限 5
推奨設定: 5
サードパーティのソフトウェア 5

3 CT再構成用システム要件 7
RAM 7
グラフィックカード 7
ディスプレイ 8

4 ヒントと注意 9
一般 9
グラフィックカード 9
RAM 9
リモートアクセス 9

5 トラブルシューティング 10

シ ス テム要件 VGSTUDIO MAX 3.4 i


1 イントロダクション

VGSTUDIO MAXはボクセルデータの可視化や解析用のソフトウェアパッケージです。産業用
CT、医学研究、ライフサイエンス、アニメーションなど様々な分野で利用可能です。
表 1-1: 製品詳細

機能 詳細

製品名 VGSTUDIO MAX

リリース 3.4

オプションモジュールa • 欠陥 / 介在物解析
• アドバンスド欠陥/介在物解析(P 202/VW 50093および
P 201/VW 50097)
• 座標計測
• 設計値/実測値比較
• 肉厚解析
• 繊維配向解析
• 移動現象シミュレーション
• フォーム/パウダー解析
• メカニカルシミュレーション
• 構造メカニカルクラスター拡張b
• ジオメトリ補正
• リバースエンジニアリング
• ボリュームメッシュ
• ボリューム相関
• CT再構成(コーンビーム、ファンビーム、平行ビーム)c
• IARd、e
• CT再構成特殊アルゴリズム(ヘリカル、ART)f
• CT再構成(プラナー)g
• CADインポートh、i
• CADインポートPMIj、k
Document ID SystemRequirements-1036-v004-001-ja
a 有償にてご利用いただけます。お使いのライセンスには含まれないことがあります。詳細はボリュームグラフィッ
クスまでお問合せください。
b 構造メカニカルシミュレーションでのみ使用できます。ただし、別途インストールする必要があります。
c 利用できるのは Windows および Linux 版のみです。
d Fraunhofer EZRTから技術ライセンス提供 。
e 利用できるのはWindows版のみです。
f 利用できるのは Windows および Linux 版のみです。
g 利用できるのは Windows および Linux 版のみです。
h Tech Soft 3DによるCAD変換技術サポートするCADフォーマット:CATIA V5(~V5 R2020)、Creo(~7.0)ベー
タ版:CATIA V4(~4.2.5)、JT(~10.3)、Pro/ENGINEER(~19.0)、Unigraphics/NX(Unigraphics 11.0~NX
1926)、Solid Edge(V19~V20、ST1~ST10、2019~2020)、SolidWorks(97~2020)。
i
Windows版のみで利用可能。
j
Tech Soft 3DによるCAD変換技術。PMIインポートではCATIA V5とCreoをサポート。ベータ版では
Pro/ENGINEERとSiemens PLM Software NXにも対応。
k
Windows版のみで利用可能。

シ ス テム要件 VGSTUDIO MAX 3.4 1


2 システム要件

オペレーティングシステム
ソフトウェアのテストを実施し、サポートしているオペレーティングシステム:
表 2-1: サポートするオペレーティングシステム

プラットフォーム オペレーティングシステム

Windows a: Windows 7 Professional SP1 64 ビット


Windows 8.1 Professional 64 ビット
Windows 10 Professional 64 ビット
Linux b: Ubuntu 18.04 LTS 64 ビット

Macc、d: macOS Mojave 10.14


macOS Catalina 10.15
a
Windows 7とWindows 8.1のサポートは終了します。
b
Linux 版では次の機能はご利用いただけません: OCR 解析, Excelレポート, AVI/ASF ムービー出力, FARO ファイルの
読み込み.
c
Mac版では、OCR解析、Excelレポート、AVI/ASFムービー出力、FAROファイルの読み込み機能はご利用いただけ
ません。
d
PDF文書には、デフォルトのMac PDFプレビュープログラムでサポートされていない機能(他PDFへのリンクな
ど)を含む場合があります。この機能を利用するには、Adobe Acrobat ReaderなどのPDFビューアが必要です。

プロセッサ
 最小:
Intel® Core™2 Penryn、Intel® Core™ i、またはAMD Bulldozer.
 推奨:
最新のIntelまたはAMDマルチコアプロセッサ(例:Intel® Core™ i7またはXeon® E5プロ
セッサ(2.4 GHz以上))

RAM

 最小:
VGSTUDIO MAXの利用には4GB以上のメモリが必要です。データセットのサイズや実
行する解析によっては、プロジェクトの作成または読み込み時に必要な実際のメモリは
著しく異なることがあります。
— 可視化には、データセットのサイズの2倍のメインメモリが必要です。データ
セットが複数あるプロジェクトの場合は、データセットのサイズの合計の2倍が
必要です。
— 解析、セグメンテーション、面の定義などの操作には、更にメモリが必要となり
ます。
— 移動現象やメカニカルシミュレーションなどには、20 GB以上が必要です。
— 利用する主なデータセットや解析は評価版ソフトウェアで動作テストをご実施く
ださい。評価段階でのご不明点は、弊社サポートチームまでお問合せください。
 専門的な使用における推奨システム:
— スライス画像1024枚のデータセット1024x1024ピクセルのスライス画像10243 =
2 GBのデータ

シ ス テム要件 VGSTUDIO MAX 3.4 2


2 システム要件
グラフィックカード

=> 可視化のみ:4 GBメモリ以上


=> 専門的なデータ解析:8 – 16 GBメモリ
— スライス画像2048枚のデータセット2048x2048ピクセルのスライス画像20483 =
16 GBのデータ
=> 可視化のみ:32 GBメモリ以上
=> 専門的なデータ解析:64 – 96 GBメモリ
— 移動現象やメカニカルシミュレーションなどには、50 GB以上を推奨します。

グラフィックカード
 最小:
OpenGL3.3をサポートする1 GB VRAM以上搭載のNVIDIAまたはAMD製の拡張グラ
フィックカード

FARO点群を読み込むにはOpenGL 4.1以上をサポートするグラフィックカードが必要です。

 推奨:
— AMD FirePro™ D700
— AMD Radeon™ Pro Vega 48
— AMD Radeon™ Pro WX 7100
— AMD Radeon™ Pro WX 9100
— AMD Radeon™ RX 5700 XT
— NVIDIA® GeForce® GTX 1080
— NVIDIA® GeForce® GTX 1080 Ti
— NVIDIA® GeForce® RTX 2070
— NVIDIA® GeForce® RTX 2070 SUPER™
— NVIDIA® GeForce® RTX 2080 Ti
— NVIDIA® Quadro® P3200
— NVIDIA® Quadro® P4000
— NVIDIA® Quadro® P4200
— NVIDIA® Quadro® RTX 4000
— NVIDIA® Quadro® RTX 5000
— NVIDIA® Quadro® RTX 6000
— NVIDIA® TITAN RTX
 ボリュームグラフィックスでテスト済みのドライバ:
— AMD FirePro™ D500(macOS Catalina 10.15.3用)
— AMD FirePro™ D700(macOS Catalina 10.15.5用)
— AMD Radeon™ Pro Vega 48(macOS Catalina 10.15.6用)
— AMD Radeon™ Pro WX 5100:ドライババージョン20.Q3.1(Windows 10用)
— AMD Radeon™ Pro WX 9100:ドライババージョン20.Q2(Windows 10用)
— AMD Radeon™ R9 M395X(macOS Catalina 10.15.5用)
— AMD Radeon™ RX 5700 XT:ドライババージョン20.4.2(Windows 10用)
— Intel® Iris® Pro Graphics P580:ドライババージョン26.20.100.8142 (Windows 10用)

シ ス テム要件 VGSTUDIO MAX 3.4 3


2 システム要件
ディスプレイ

— Intel® UHD Graphics 630:ドライババージョン24.20.100.6286、 26.20.100.7262、


27.20.100.8280(Windows 10用)
— NVIDIA® GeForce® GTX 1050:ドライババージョン436.48(Windows 7用)
— NVIDIA® GeForce® GTX 1080:ドライババージョン432.00、436.48(Windows 10用)
— NVIDIA® GeForce® GTX 1080 Ti:ドライババージョン451.48、452.06(Windows 10
用)
— NVIDIA® GeForce® RTX 2070:ドライババージョン451.67(Windows 10用)
— NVIDIA® GeForce® RTX 2070 SUPER™:ドライババージョン441.20、441.87
(Windows 10用)
— NVIDIA® GeForce® RTX 2080 Ti:ドライババージョン442.23、442.50、432.00
(Windows 10用)
— NVIDIA® Quadro® K2000::ドライババージョン331.82、390.65(Windows 7用)
— NVIDIA® Quadro® K2200:ドライババージョン442.50(Windows 10用)
— NVIDIA® Quadro® K620:ドライババージョン361.91、391.33、441.66(Windows 7、
ドライババージョン391.25、431.02、442.74、442.92、452.06(Windows 10用)
— NVIDIA® Quadro® M5000M:ドライババージョン 389.08、442.83(Windows 10用)
— NVIDIA® Quadro® P400:ドライババージョン441.66(Windows 7用)、ドライババー
ジョン391.25、397.93、441.12、441.28、441.66、442.05、442.92、452.06
(Windows 10用)
— NVIDIA® Quadro® P3200:ドライババージョン431.70、441.28、442.74(Windows 10
用)、ドライババージョン440.64.00(Ubuntu 16.04用)
— NVIDIA® Quadro® P4000:ドライババージョン431.02、441.66(Windows 10用)
— NVIDIA® Quadro® P4200:ドライババージョン389.08、398.26、412.16,、451.48
(Windows 10用)
— NVIDIA® TITAN RTX:ドライババージョン436.48(Windows 7用)
オンボードのグラフィックチップは推奨しません。拡張グラフィックカードが利用でき
ない場合は、十分に評価してください。
複数のグラフィックカードがある場合は、SLIモードをオフにしてください。

ディスプレイ
最小解像度は100%スケールで1400 x 1050、推奨解像度は100%スケールで1920 x 1080です。
実際の画面解像度は表示スケールx最低解像度となります。表示スケールが200%の場合、最低
でも画面解像度2800 x 2100を使用してください。
VGSTUDIO MAX は4Kモニターをサポートします。

スワップ領域
スワップ領域のサイズは、RAMと同程度にしてください。可能であれば、スワップ領域をSSD
に設定することを推奨します。

シ ス テム要件 VGSTUDIO MAX 3.4 4


2 システム要件
ディスク容量

ディスク容量
ディスクにテンポラリファイル用の十分な空き容量があることを確認してください(編集
(Windows/Linux)またはVGSTUDIO MAXメニュー(Mac)から設定 > 一般 > エキスパートをご覧
ください))。このディレクトリで利用可能容量が1 GB以下になると、警告メッセージが表示
されます。ディレクトリが削除された場合にも警告メッセージが表示されます。

ユーザ権限
ソフトウェアの使用には、ユーザまたは管理者権限が必要です。ゲストアカウントではライセ
ンスが動作しない場合があります。

推奨設定:
産業用途に最適なPC:
 最新のIntel® Xeon®プロセッサ2個および32GBのRAM
 64ビットのハードウェア
 64ビットのオペレーティングシステム
 64ビット版のVGSTUDIO MAX

仮想マシンはサポートされていません。VGSTUDIO MAXは物理的なコンピュータで実行する
必要があります。

サードパーティのソフトウェア
 Excelでレポート
Excel アドインを利用するレポート機能がサポートするMicrosoft® Excel:
— Microsoft® Excel 15(Microsoft® Office 2013の一部)、32 bit
— Microsoft® Excel 16(Microsoft® Office 2016の一部)、32 bit
— Microsoft® Excel 365(Microsoft® Office 365 Businessの一部)、32 bit

Microsoft® Excel64ビットバージョンはサポートしていません。

Excelアドインを使用したレポート機能は現在Windowsでのみサポートされています。

 フローティングライセンス
フローティングライセンスはFlexNet Licensing Serverを使用してインストールする必要
があります。FlexNetライセンスサーバーのインストールにはJava Runtime Environment
(64ビット版)1.6以降またはOpenJDK 9(64ビット版)が必要ですが、これはライセン
スまたはインストールパッケージには含まれていません。

シ ス テム要件 VGSTUDIO MAX 3.4 5


2 システム要件
サードパーティのソフトウェア

FlexNetライセンスサーバーのインストールにはJava Runtime Environment 64ビット版が必要で


す。

シ ス テム要件 VGSTUDIO MAX 3.4 6


3 CT再構成用システム要件

CT再構成モジュールには、グラフィックカードとRAMに関する特定の要件があります。他の
システムハードウェアに関しては、上記に記載のシステム要件をご参照ください。Windows
7/8.1でCT再構成を実施する際は、最適なシステムパフォーマンスを発揮できるようAero
テーマを無効にしてください。

RAM

 最小:
データセットが非常に小さい場合は、2GBでも再構成を実行できます。
 推奨:
4GB以上

ボリューム(x*y*Z)と投影(x*y)のサイズと投影枚数を基に最適なメモリサイズを計算しま
す:
メモリサイズ=(ボリュームサイズ*4)+(投影サイズ*投影枚数*4)
結果が最適なメモリサイズ(バイト)です。1,000,000で割ることで、MBに変換できます。
例:
体積:1024 * 1024 * 1024
投影サイズ:1024 * 1024
投影枚数:720
メモリサイズ = (1024 * 1024 * 1024 * 4) + (1024 * 1024 * 720 * 4) = 7,314,866,176
7,315MBまたは7.315GBとなります。

グラフィックカード
 最小:
— NVIDIA® Quadro® K620
— NVIDIA® Quadro® P400
 推奨:
— AMD Radeon™ Pro WX 5100
— AMD Radeon™ Pro WX 7100
— AMD Radeon™ Pro WX 9100
— NVIDIA® GeForce® GTX 1080
— NVIDIA® GeForce® GTX 1080 Ti
— NVIDIA® GeForce® RTX 2070 SUPER™
— NVIDIA® GeForce® RTX 2080 Ti
— NVIDIA® Quadro® P4000
— NVIDIA® TITAN RTX
 Volume Graphicsでテスト済みドライバ:
— AMD Radeon™ Pro WX 5100:ドライババージョン20.Q3.1(Windows 10用)
— AMD Radeon™ Pro WX 9100:ドライババージョン20.Q2(Windows 10用)
— NVIDIA® GeForce® GTX 1080:ドライババージョン432.00、436.48(Windows 10用)

シ ス テム要件 VGSTUDIO MAX 3.4 7


3 CT再構成用システム要件
ディスプレイ

— NVIDIA® GeForce® GTX 1080 Ti:ドライババージョン451.48、452.06(Windows 10


用)
— NVIDIA® GeForce® RTX 2070 SUPER™:ドライババージョン441.20、441.87
(Windows 10用)
— NVIDIA® GeForce® RTX 2080 Ti:ドライババージョン442.23、442.50、432.00
(Windows 10用)
— NVIDIA® Quadro® K620:ドライババージョン361.91、441.66(Windows 7用)、ドラ
イババージョン431.02、442.74、442.92(Windows 10用)
— NVIDIA® Quadro® M5000M:ドライババージョン442.83(Windows 10用)
— NVIDIA® Quadro® P3200:ドライババージョン431.70、441.28(Windows 10用)
— NVIDIA® Quadro® P400:ドライババージョン397.93、441.12、452.06(Windows 10
用)
— NVIDIA® Quadro® P4000:ドライババージョン 441.66、431.02(Windows 10用)
— NVIDIA® Quadro® P4200:ドライババージョン389.08、412.16、451.48(Windows 10
用)
— NVIDIA® Quadro® P4000
— NVIDIA® TITAN RTX:ドライババージョン436.48(Windows 7用)
1つのシステム上で複数のタイプのグラフィックカードを使用することは推奨されません。

ディスプレイ
デュアルモニタ設定のグラフィックカードにおいてCT再構成のパフォーマンスが低い場合は、
2台目のモニタを取り外し、コンピュータを再起動してください。

シ ス テム要件 VGSTUDIO MAX 3.4 8


4 ヒントと注意

一般
 複数のアプリケーションを同時実行する際などにシステムリソースが不足しないか、ア
プリケーション起動時に、メインメモリやプロセッサ数などがチェックされます。シス
テムリソースが不足する場合には、警告メッセージが表示されます。ある特定の条件で
は、アプリケーションが起動できない可能性があります。
 ソフトウェアの使用には、スクロールホイール付きの3ボタンマウスが必要です。3Dマウ
ス機能は、3D画面で3DConnexionマウスデバイスを使用したサポートしています。
 ソフトウェアを複数のインスタンスで実行すると問題が発生する可能性があります。
代表的な影響として例えば、インターフェース要素の不完全または誤配置など、ユー
ザーインターフェースの問題が挙げられます。プリセットやワークスペースレイアウト
等のユーザー設定が意図せず上書きされることがあります。プロセッサ性能とメインメ
モリはアプリケーションのインスタンス間で共有されるため、不足することが考えられ
ます。メモリの大量消費によって情報がディスクにスワップされることで、システムパ
フォーマンスの著しい低下や、アプリケーションのクラッシュが発生することがありま
す。

グラフィックカード
 最新のグラフィックカードドライバがインストールされていることを確認してください。
 ノートパソコンの場合は、製造元でインストールされたグラフィックカードデバイスが
旧型のことがあります。グラフィックカード製造元のウェブサイトで最新のグラフィッ
クカードドライバを確認してください。
 オンボードのグラフィックチップは推奨していません。
 Volume GraphicsではGPUのプログラミングにOpenGLやOpenCLなどの、プラットフォー
ムから独立した業界標準APIを使用しています。CUDAやDirectXのようなベンダー独自
のAPIは現在サポートしていません。

RAM

 RAMに読み込まれた際のデータセットサイズが、RAM要件の計算に適切か注意してくだ
さい。データがJPEG 2000(.jp2)などの圧縮ファイルの場合、ハードディスク上での
データセットサイズがRAMに読み込まれる際のサイズに対して極端に小さいことがあり
ます。
 スワップ領域を常に有効にしてください。RAM容量が不足し、有効なスワップ領域がな
い場合、アプリケーションクラッシュを引き起こす原因となります。

リモートアクセス
VGSTUDIO MAXはリモートアクセスをサポートしていません。ソフトウェアはローカルで使
用してください。VGSTUDIO MAXをリモートアクセスで実行すると、ユーザインターフェー
スの誤表示、パフォーマンス低下、アプリケーションのクラッシュ等、様々な問題の原因とな
ります。

シ ス テム要件 VGSTUDIO MAX 3.4 9


5 トラブルシューティング

よくある問題と対処法
表 5-1: トラブルシューティング

問題 考えられる原因 対処法

3D画面が正しく(または全 • 古いグラフィックドライ 最新のグラフィックカード


く)表示されない、保存さ バがインストールされて をインストールしてくださ
れた画像が正しくない等、 いる。 い。
レンダリングに関する問題
が起きる。

• オンボードのグラフィッ オンボードのグラフィック
クカードがインストール カードが、お使いのVG製品
されている。 を起動するための条件を満
たしていない可能性があり
ます。

• インストールしたグラ 編集(Windows/Linux)また
フィックカードが正しく はVGSTUDIO MAXメニュー
認識されていない。 (Mac)の設定 > 一般 > エキ
スパート > ハードウェアレ
ンダラーでメモリ指定を
チェックし、お使いのグラ
フィックボードのメモリサ
イズを入力してください。

オブジェクトを移動しても WindowsでAeroが無効な 個人設定(Windows コント


3D画面の一部しか更新され テーマが選択されています。 ロールパネル)画面で、
ない。 Aeroテーマに変更してくだ
さい。

パフォーマンスが低い。 他アプリケーションの同時 他アプリケーションを全て


起動により、RAM容量が不 停止したうえでVGSTUDIO
足しています。 MAXを使用してください。

大容量データセットを扱う データセットのサイズが • 可能であれば、RAMを増


際、パフォーマンスが著し RAM容量を上回り、ハード 設してください。
く低下する。 ディスクへスワップされて • 条件に適した読み込み設
います。 定を使うなどして、デー
タセットのサイズを減ら
してください。

大容量データセットを扱う データセットのサイズが実 • スワップ領域を有効にし


際、アプリケーションがク 装RAM容量を超過してい てください。
ラッシュする。 る。スワップ領域が無効ま • RAM容量に合わせてス
たは不十分です。 ワップ領域を拡大してく
ださい。
• RAMを増設してくださ
い。
• 条件に適した読み込み設
定を使うなどして、デー
タセットのサイズを減ら
してください。

シ ス テム要件 VGSTUDIO MAX 3.4 10


5 トラブルシューティング

問題 考えられる原因 対処法

大容量の画像スタック保存 グラフィックカードドライ 最新のグラフィックカード


時に、アプリケーションが バのOpenGLが正しく実装さ ドライバをインストールし
クラッシュする(NVIDIAグ れていません。 てください。
ラフィックカードの場合)。

グラフィックカード2枚の グラフィックカードの自動 BIOSのオンボードグラ


ノートブックPC:スプラッ 切り替えが正しく機能して フィックカードを無効にし
シュスクリーンの表示前ま いません。 て、ノートブックの専用グ
たは表示中にアプリケー ラフィックカードを使用し
ションがクラッシュする。 てください。

.aviファイルの保存時、イン • コーデックに選択した • フレームサイズやフレー


ストール済みのコーデック .aviの設定と互換性があ ムレート(fps)など、
が見当たらない。 りません。 .aviファイルの設定を変
更してください。コー
デックの多くでは、画像
の幅と高さを2の倍数に
設定します。
• 他のコーデックを選択し
てください。

• インストールしたコー • 64ビット版のコーデック
デックが(64ビット版で をインストールしてくだ
はなく)32ビット版の可 さい。
能性があります。 • 他のコーデックを選択し
てください。

サードパーティのコーデッ コーデックの多くは開発中 • 別のコーデックを選択し


クパッケージで.aviファイル のため、バグが発生するこ て、アニメーションを
を保存する際、アプリケー とがあります。 .aviファイルで保存して
ションがクラッシュする。 ください。
• 他のコーデックパッケー
ジを利用してください。
• アニメーションを非圧縮
.aviファイルか画像ス
タックで記録し、サード
パーティのソフトウェア
(VirtualDubなど)で圧縮
.aviファイルに変換して
ください。

スリープモードを終了して ドングルマネージャーに問 ドングルを取り外し、コン


もドングルマネージャーが 題がある可能性があります。 ピュータを再起動してくだ
起動しない。 さい。

Windowsエクスプローラーで .vglファイルがVGSTUDIO ソフトウェアを再インス


.vglファイルをダブルクリッ MAXの実行ファイルとリン トールください。
クしてもVGSTUDIO MAXで クしていません。
開けない。

シ ス テム要件 VGSTUDIO MAX 3.4 11


5 トラブルシューティング

問題 考えられる原因 対処法

VGSTUDIO MAXが管理者権 管理者としてプログラムを C:\Users\<ユーザー名>\


限で起動されていません。 実行するかを問うメッセー AppData\Roaming\ Volume
ジで次回から表示しないを Graphics\ディレクトリの
オンのままいいえが選択さ settings_vgstudiomax3.4.ini
れました。 ファイルを削除してくださ
い。

NVIDIA GeForce GTX 1080グ 368.81以降のドライバが 従来のグラフィックカード


ラフィックカードのシステ NVIDIA GeForce GTX 1080グ ドライバをインストールし
ムで大容量データセットの ラフィックカードにインス てください。
CT再構成を行うと、パ トールされている。
フォーマンスが著しく低下
したり、アプリケーション
がフリーズする。

CADインポートまたはCAD Windows 7のSP1がインス Windows 7のSP1をインス


インポートPMIでサポート トールされていません。 トールしてください。
されているCADファイル形
式の読み込みがWindows 7の
コンピュータでできない。

Flexera License Serverをイン Java Runtime Environmentの Java Runtime Environment


ストールする際に、Javaに 64ビット版ではなく、32 64ビット版1.6以降をインス
関連するエラーメッセージ ビット版が使用されていま トールしてください。
が表示されます。 す。

シ ス テム要件 VGSTUDIO MAX 3.4 12

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