泉大津の議員になろうとしたのは、結婚・子育てがきっかけ

ボクシングに打ち込むのと同じくらい、仕事にも情熱を注ぎたいと大学卒業後、東京の大手水産
会社に就職。その後、会社経営をしている父を手伝うため、実家のある泉大津へ。その後結婚し、
現在は二児の父。もっとまちのことを知りたい、地域貢献をしたいと思ったんだそう。
泉大津のことを知るうちに、「財政がやばい。日本の流れとして、地方がきびしい。議員の高齢化が
進んでいて、平均年齢が 60 歳以上。これでは 5,10 年後を担う議員がいない」と。
身内（父の従兄弟）に市の幹部がいて、70 歳代の議員が辞め、後継者を探しているとの情報が。
身内より、その議員に思いが伝わり、役員会に呼ばれたそう。
先祖が信頼関係（政治家の家系と祖父の参謀）を作ってくれていたので、使命感と責任感を感じて
議員になることを決意。1 年弱で当選。発信力がいかに強いかを実感したと南出議員。

泉大津への思い
政治家は夢を語らなければ。夢を語るところに人は集まる。
市民の潜在能力をいかに引き出すか。意欲的な人を増やす。
5～10 年先を見据えると、従来のまちづくりに危機感をおぼえる。
泉大津は潜在能力があるから、成功事例をつくりたい。
あきらめている大人には、成功体験・経験をしてもらいたい。
市民と協働し、ビジョンを掲げて、道筋を立てるためのマーケティングと施策を。

泉大津（南大阪）のビジョン
①泉大津臨海部埋め立て（H31 完成予定）が早まりそう→企業を誘致
　国家戦略としては、関空のハブ化。ベイエリアを作る。CSR に力を入れる。
　カジノを作る計画も。イベント会社ともパイプを持っている。
②南海本線高架下の活用（H28 完成予定）
　駅の西側にある商店街にどう動線を作るか。また、地元だけではなく、外から来てもらう
　ことを考えなければ。高架下に店舗を作る場合、どういうお店にするかだけでは弱い。
○元気なまちの条件
　学生（大学生が理想）の流れをいかに作るか。

北大阪と南大阪とのまちづくりの比較
北大阪・・・所得層が高い→税収が多い→教育が盛ん→大学生が多いのサイクル
南大阪は、文化力が劣っている。
そこで、教育をテーマに若者を引き込む仕掛けをつくる（イメージ戦略）
☆高架下に大学のサテライトやインキュベーターを作る。→この案は極秘。次回の議会で発表。
　学生を取り込みやすい。動線を作りやすい。　
　商店街でも実践。教育は子育てともつながる。
とにかく、攻めの種まきをすべき。
＊神社側のホルモン屋の近くに、カラオケボックスを設置
＊携帯を使って商店街再生（他でもやっているが）
　やり方ひとつでアクセス数も違ってくる。歴史・伝統を大切にしながら、新しいことを取り入れる。

泉大津の地場産・毛布について
市の若い主婦にアンケート調査。
地場産品は？との問いにほぼ「毛布」と回答。
だが、泉大津の毛布を使ったことがあるか？の問いには、ほとんどが NO。
泉大津の毛布のイメージは「お粗末品、B 級品」だったそう。
理由を聞くと・・・
市役所の地場産品コーナーの毛布の横にタイヤがあり、高級感がない。
毛布まつりやテクスピアのイベントの展示に魅力がない。
→視覚でイメージを判断。
　実際に毛布を触れてもらったり、使ってもらうと、イメージは UP。
　「見た目や手にした時の印象で、イメージは決まる」

商店街に対して
今まで問題意識を持ちながら、タッチできていなかった。
物事を根っこから見ようと思った。WIN（買い物客）×WIN（商店街）×WIN（私たち）
（今後紹介することが可能な方）
なにわの伝統野菜　担当：山下さん（部署のトップ）
大阪農政事務所　担当：中尾さん　
　親子料理コンテストなどの体験型をやっているから、NATURA に興味を示すと思う。
　コラボもできるかも。商店街への思いを伝えてみたらよいのでは。
日本一明るい経済新聞　竹原社長
　NHK「おはよう関西」や「ちちんぷいぷい」を製作。観察眼はプロ。
　以前に泉大津の商店街を視察。「全長から 2、3 店舗力入れたら再生できる」
☆日本ストリートダンススタジオ協会の立ち上げ（文部科学省認可）

自身の関心は、日本の食糧問題を解決すること
学生時代からボクシングをしていて、体脂肪率をおさえるため、カロリーコントロールを
しているうちに、食に対する執着心が。それから、食に関心を持つようになった。
自給率が少ないのは、人の意識や価値観の変化。
北海道の鮭や東北のキノコは、ビタミン D が多い（カルシウムの精製に必要）
日照時間が長い近畿で、食べ過ぎると、ぜんそくやアトピーに（生活習慣病）
健康のためにも、地産地消。親の習慣が身についてしまうので、食の教育を。
農協が農薬の市場を作った。農地の運用などお金にはしってしまった。

林英臣政経塾 4 期生　
自らで組織を作って、国民の力を使って、政権をとる。
メンバーは、関東・関西で 30 名。来年 100 名・九州・中四国
自分のまちだけよければいいだけではダメ。
地元での仕事を 100%しながら、全国行脚。
若者の社会の意識を変えるため、学生たちとシンポジウム。選挙投票率を上げる。
塾長が講演で入った収入を活動費にあてているが、ほとんど持ち出しでやっている。
現在、全国キャラバン隊で、大物を集め、人材発掘・人材育成を計画中。
大阪の若手議員から鎌倉市長や石垣島の議員にも呼びかけ。

中央から地方へ
まず地方にお金を流す。橋下府知事が「メンバーで政党を作ったら」と提案された。
民の思いを受けた組織→新しい議員のカタチ
僕たちを踏み台にしてもらってもかまわない。
何かあったら、ブレるのは中心力がないから。変革するときに共有できるのは、
中心力（ミッション）があってこそ。
国民の意識改革と教育。政治家が腹をくくる。そこから市民を変える。
知恵を出し合う。文明は発達したけど、人の本質は変わらない。地域性によって人は違う。
国会議員・府会議員・市役所のビジョンが違うのは問題。

先日、石垣島へ。国防を考えるのは重要。
外資系が入ってくると、経済がダメになる。国境が近い。
中央から地方へ　日本の歴史、原点を見直して、テクニックは通じない。
その場かぎりでなく、5～10 年先を見つめ、種まき。
「国民ニーズ」という言葉に踊らされている。（こわさを含んでいる）
それに従うだけではダメ。