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General
Specifications
LHM5100
ビルダ基本機能 R3
GS 33Q02B30-31

■ 概要
この一般仕様書(GS)
はシステムを生成するためのビルダ基本機能の仕様を解説します。

■ 機能仕様
ビルダ基本機能は,プロジェクト共通機能,操作監視機能,制御機能 (FCS機能) の生成のためのソフトウェアです。
本ビルダ基本機能で制御機能を生成できるステーションは,AFF30□,PFC□-E,PFC□-Sです。
ビルダ機能を使って定義できる項目を次表に示します。

GS 33Q02B30-31
2003.09.24 初版
(YK)
2006.10.27 7版(YK)
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分類 ビルダ名 内容
ステーション構成 システムの各種ステーションのアドレス,形名などの一覧を表示する。
セキュリティ HISのユーザ管理やタグのアクセス権限を決めるセキュリティを定義する。
オペレーションマーク HISで使用するオペレーションマークの定義を行う。
複数プロジェクト結合 複数プロジェクト結合にするための定義を行う。
プラント階層 プラント階層を定義する。
工業単位記号 工業単位記号を定義する。
プロジェクト
スイッチ位置ラベル スイッチ位置ラベルを定義する。
共通
状態遷移マトリックス ユニット計器の状態遷移マトリックスを定義する。
アラーム処理 アラーム発生時の動作を定義する。
アラーム重要度 アラーム重要度を定義する。
ユーザ定義ステータス文字列 ブロックステータスとアラームステータスを定義する。
システム固定ステータス文字列 システム固定のステータス文字列を表示する。
ステータス変更指令文字列 ステータス変更指令を定義する。
プロセス管理構成 プロセス全体および処方グループごとの各種定義を行う。
コモンブロック コモンブロックの定義を行う。
バッチ機能 ユニットコモンブロック ユニット/単位シーケンスとコモンブロックの紐付け定義を行う。
系列 系列を定義する。
プロダクトコントロール プロダクトコントロールウィンドウの定義を行う。
FCS定数 FCSが持つ各種定数の定義を行う。
設備 設備の定義を行う。
IOM IOMの各端子の定義を行う。
フィールドバス フィールドバス機器の定義を行う。(*1)
通信入出力 サブシステム通信でつながる機器の各点の定義を行う。
コモンスイッチ コモンスイッチの定義を行う。
グローバルスイッチ グローバルスイッチの定義を行う。
アナンシエータ アナンシエータメッセージの定義を行う。
制御機能 オペガイド オペガイドメッセージの定義を行う。
(FCS) 印字メッセージ 印字メッセージの定義を行う。
シグナルイベント シグナルイベントの定義を行う。
機能ブロック一覧 機能ブロックの実行順,タグ名,形名の定義を一覧形式で行う。
制御ドローイング 機能ブロックの実行順,タグ名,形名,結合をグラフィカルに定義を行う。
機能ブロック詳細 機能ブロックごとの詳細定義を行う。
状態表示 制御ドローイング,ロジックチャートの状態表示ウィンドウの定義を行う。
SEBOLユーザ関数 SEBOLユーザ関数の定義を行う。
SFCシーケンス SFCシーケンスの定義を行う。
ユニットプロシジャ ユニットプロシジャの定義を行う。
T01.EPS

All Rights Reserved. Copyright © 2003, Yokogawa Electric Corporation GS 33Q02B30-31 2005.02.18-00
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分類 ビルダ名 内容
HIS定数 HISが持つ各種定数の定義を行う。
トレンド収集ペン割り付け トレンド収集用のペン割り付けを行う。
スケジューラ Windowsアプリケーションのスケジューリングを定義する。
シーケンスメッセージ
操作監視機能 リクエスト機能 FCSからのシーケンスメッセージに対応した処理を定義する。
(HIS)
ファンクションキー割り付け ファンクションキーの割り付けを定義する。
グラフィックウィンドウ グラフィックウィンドウを定義する。
パネルセット パネルセット用のウィンドウなどの組み合わせの定義を行う。
ヘルプダイアログ タグおよびウィンドウのヘルプの定義をする。
BCV(プロパティ) BCVが持つ各種定数の定義を行う。
CGW(プロパティ) CGWが持つ各種定数の定義を行う。
その他 HISからの操作監視を行う旧ステーションのタグおよびメッセージの定義を
タグリスト生成 行う。
ProSafe-RSのSCSのタグリスト生成を行う。(*2)
T03.EPS
*1: ソフトウェアダウンロード機能を使用する場合は,HIS-OPCサーバが必要です。
*2: R3.06以降でサポートしています。
注: HIS:ヒューマンインタフェースステーション FCS:制御ステーション IOM:入出力モジュール
BCV:バス変換器 CGW:コミュニケーションゲートウェイユニット

■ SmartPlant Instrumentationとの連携 CS 3000側のエンジニアリング機能側から見た場合,


具体的には以下のデータベースが交換できます。
DCSエンジニアリングの上位工程には計装設計エン
FIO入出力モジュールを実装できるFCSのデータ
ジニアリングがあります。DCSエンジニアリングと計
・システムビューに関するデータ
装設計エンジニアリングでは,タグ名やスパンなど同
FCS名,ノード番号,スロット番号,カード名,
じデータを扱います。CENTUM CS 3000(以下CS 3000)
カードの二重化
は,Intergraph社のSmartPlant Instrumentationとのインタ
・IOMビルダ
フェース機能を用意しており, C S 3 0 0 0 のビルダと
端子番号,I/O名称,信号変換,P&IDタグ名,IOM
SmartPlant Instrumentationで共通に扱うこれらのデータ
レンジ下限,IOMレンジ上限,IOMレ
を互いに再利用できます。SmartPlant Instrumentationが
ンジ工業単位
持つデータベースをマスタとすることで,SmartPlant
・制御ドローイング(シングルループ)
Instrumentation側でDCSであるCS 3000のエンジニアリン
I/O名称,機能ブロックタグ名,ドローイング番
グデータを含んだプラントのエンジニアリングデータ
号,計器形名,結合端子,レンジ下
を一元管理することができます。
限,レンジ上限,工業単位,I/Oコメ
データベースを一元管理し,SmartPlant Instrumenta-
ント,機能ブロックタグコメント,入
tionとCS 3000間の双方向のインタフェースを提供する
力処理
ことで,同じデータをSmartPlant Instrumentation,CS
FOUNDATION fieldbus Deviceのデータ
3000で入力する作業の重複や,修正の漏れ,ミスを防
・システムビュー
ぐことができ,効率的なエンジニアリング作業を実現
FCS名,ノード番号,スロット番号,カード名,
します。
カードの二重化,セグメント番号
● エンジニアリングデータの交換機能 ・フィールドバスビルダ
CS 3000のエンジニアリング機能は,SmartPlant In- デバイスタグ名,製造者名,デバイスタイプ,デバ
strumentationとの間で双方向にエンジニアリングデータ イスレビジョン,F O U N D A T I O N
を交換します。双方向のデータ交換により,SmartPlant fieldbusフェースプレートブロックタ
Instrumentationのデータベースの修正は,CS 3000に反映 グ名,ノードアドレス,ブロックID
できます。また,SmartPlant Instrumentationが新規に導 ・制御ドローイング
入された際にもCS 3000からSmartPlant Instrumentationに FOUNDATION fieldbusフェースプレートブロックタグ
エンジニアリングデータを反映できます。 名,ドローイング番号,計器形名,
● データ交換の対象 OUT_SCALE下限,OUT_SCALE上
SmartPlant InstrumentationとCS 3000の間でデータ交換 限,O U T _ S C A L E 工業単位,
の対象となるデータは以下のデータです XD_SCALE下限,XD_SCALE上限,
FIOのデータ X D _ S C A L E 工業単位,タグコメン
FOUNDATION fieldbus Deviceのデータ ト,入力処理

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● データの転送単位 ■ DevicePanel
データの転送単位は,以下の中から選択できます
本ツールは,フィールドバスのエンジニアリング機
・FCS
能のパッケージの中に含まれる機能です。本ツールを
・ノード
使うことによりエンジニアリング作業で作成した機器
・I/Oカード
のデータベースを実機器に適用する作業を効率的に行
・ドローイング
えます。また,フィールド機器の交換を効率的に行う
● Export機能 ための機能も多く有しています。
E x p o r t 機能により,C S 3 0 0 0 のデータベースを FOUNDATION fieldbusのフィールドバスシステムのエン
SmartPlant Instrumentation側に取り込めるように変換し ジニアリング作業では,フィールドバスエンジニアリ
ます。SmartPlant Instrumentationを導入した際にCS 3000 ングツールを使ってフィールドバスシステム中の機器
側のデータベースをマスタに転送するために用いま のデータベースを作成します。このときは実際の
す。 フィールドバス機器を接続する必要はなく,オフライ
ンで作業を行います。その後,スタートアップ作業の
● Import機能
段階で,エンジニアリング作業で作成された機器の
SmartPlant Instrumentation側のデータベースをマスタ
データベースを現場の機器に対して適用します。この
とした場合,SmartPlant Instrumentation側での変更をCS
結果,CS 3000システムと組み合わせて実際に稼動する
3 0 0 0 側のデータベースに反映する必要があります。
フィールドバスのシステムが完成します。
SmartPlant Instrumentation側のデータベースと,CS 3000
側のデータベースの差分を検出して,差分の情報をCS ● DevicePanelの機能
3000側に反映します。 ・機器情報(データベース)登録に関する一連の作業を
DevicePanelのみで行えます。(*1)
・機器パラメータ値や,その設定の手順に関わる情報
をテンプレート化し,それを同一タイプの機器に利
用することで,システム構築/運用を効率化できま
す。(*1)
・フィールドバスセグメントに接続された実際の機器
の状態 (実機にエンジニアリングデータベースが反映
されているか否か,CS 3000システムに結合されてい
るか否か,通信異常が発生しているかなど)を管理
し,機器に対してその状態に応じた作業ができま
す。
・セグメントに接続されている機器の情報を視覚的に
表示できます。
・エンジニアリング作業で作成したデータベースを実
際に存在する機器に簡単な操作で適用できます。そ
のため機器の交換作業が容易にできます。
・リモート操作監視サーバを利用して,フィールド作
業をする際にも使用できます。
*1: R3.08以降でサポートしています。

● 他の機能との関係
・本機能は,CS 3000のフィールドバスビルダから機器
情報一覧表示機能として呼ばれます。(*1)
*1: R3.08以降では,セグメントに新規接続した機
器に対して,機器認識から,データベースへ
の登録,等値化までの一連の作業をフィール
ドバスビルダを用いることなく,Device Panel
だけで実施できます。

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■ 動作環境 ■ エンジニアリングファイルバック
次の仕様の汎用PC(IBM PC/AT互換機)上で動作しま アップ機能
す。 通常はプロジェクト全体をバックアップしますが,
対象となるFCSのプロジェクトデータベースと,FCSに
●ハードウェア動作環境
関係のあるプロジェクト共通ファイルを自動的にバッ
CPU: Pentium 300 MHz以上 (Windows 2000使用
クアップすることもできます。
時)
Pentium 800 MHz以上(Windows XP使用 ● FCS自動バックアップ機能
時) プロジェクトデータベースのディスクが破壊された
主記憶: 96 MB以上(Windows 2000使用時,操作 場合に備え,オンラインロードごとに最新のFCSデータ
監視機能,汎用ソフトウェア使用の場合 ベースを他PCのディスクなどに自動的にバックアップ
は要増設) することができます。
256 MB以上(Windows XP使用時,操作 また,FCSデータベースの不整合が発生した場合,そ
監視機能,汎用ソフトウェア使用の場合 れを検知し次回のジェネレーション時,またはシステ
は要増設) ムビュー起動時にエラーメッセージを出力します(FCS
ハードディスク:4 GB以上 (500 MB以上ユーザ領域確 ジェネレーションチェック機能)。
保) 注: R3.04以降でサポートします。
ディスプレイ解像度:1024×768以上 256色以上
(ビデオメモリ2 MB以上,ディスプレイ ● FCS自動バックアップ機能のハードウェア動
はマルチスキャン17型以上推奨) 作環境
シリアルポート:RS-232C 1ポート以上(D-sub 9pin) マシン機種:IBM PC/AT 互換機 (Windows NT/2000/XP
パラレルポート:1ポート以上(D-sub 25pin) が動作する機種)
拡張スロット:制御バスインタフェース用にPCI用ス CPU:Pentium4 1.8 GHz以上推奨
ロットを1つ使用 主記憶容量:256 MB以上必須
●ソフトウェア動作環境 ディスク性能:UltraATA/100 7200 rpm以上推奨
Windows XP Professional Service Pack 1, 2 ディスク容量:200 MBの空き
Windows 2000 Professional Service Pack 4 通信装置: 100 Mbps対応Ethernetカード必須
Windows 2000 Server Service Pack 4 周辺装置: 100 Mbps対応スイッチングHUB必須
Windows Server 2003 Service Pack 1(*1)
Windows Server 2003 R2 SP1
*1: Service Packなしでも動作可能ですが,Service
Pack 1で使用する場合は,R3.06.10以降とし
てください。

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■ オプションパッケージ ■ その他注意事項
ビルダ基本機能に次のオプション機能を付加するこ HIS上で動作可能なWindows汎用アプリケーションソ
とができます。 フトウェアについては,弊社営業までご相談くださ
LHS5150 グラフィック作成パッケージ い。
LHS5160 CS Batch 3000 ビルダ
LHS5161 CS Batch 3000 処方管理パッケージ
■ ご注文時指定事項
LHM5150 テスト機能パッケージ(*1)
ご注文の際は,形名と仕様コードを指定してくださ
LHM5490 セルフドキュメントパッケージ(*1)
い。
LHS5425 拡張テスト機能パッケージ
LHS5426 FCSシミュレータパッケージ
LHS5427 HISシミュレータパッケージ ■ 商標
LHS5450 複数プロジェクト結合機能定義ビルダ ・CENTUMは,横河電機株式会社の登録商標です。
・SmartPlantは,Intergraph社の登録商標です。
*1: R3.04以降でサポートしています。
・P e n t i u m はインテルコーポレーションの登録商標で
す。
■ 形名・仕様コード ・Windowsは,米国Microsoft Corporationの,米国また
はその他の国における登録商標です。
記事
・“FOUNDATION fieldbus”の“FOUNDATION”は,フィール
ビルダ基本機能
形名 LHM5100 ドバス協会の登録商標です。
[媒体形名LHSKM02-C1□]
-S ソフトウェア基本使用権 ・その他,本文中に使われている会社名,商品名は,
-C ソフトウェア複数使用権 各社の商標または登録商標です。
基本仕様 (2本以上の場合)
コード
1 常に1
0 和文
T02.EPS
注: 本パッケージは,R3.04から対応します。

All Rights Reserved. Copyright © 2003, Yokogawa Electric Corporation GS 33Q02B30-31 2005.04.01-00
記載内容はお断りなく変更することがありますのでご了承ください。

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