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                  目次

 特許出願の手順概要 1
 特許翻訳の種類 1
 特許翻訳の態度と文体 1
 各部分の翻訳上の注意点 2
【発明の名称】 2
①【特許請求の範囲】クレーム 2
②【発明の属する技術分野】 5
③【従来の技術】 5
④【発明が解決しようとする課題】 6
⑤【課題を解決するための手段】 6
○【作用】 6
⑥【発明の実施の形態】 6
⑦【実施例】 7
○【発明の効果】 7
⑧【図面の簡単な説明】 7
⑨【符号の説明】 8
⑩ 要約書 8
○ 図の訳 8
 
 PCTにおける訳語と表現 9
 特許でよく使われる用語 9
 PCT記載項目の和訳 10
 フランス語、ドイツ語における主な用語 10
 電子出願記載項目の英訳 11
 特許明細書の入力規則 11
 表記規則 12
 参考書 13
 辞書 13
 電子出願書式 15

特許翻訳の手引(和訳編) Patehint       version3.0  2000/6/6   by N. Okada

 特許出願の手順概要
出願  出願番号        出願人  第三者  特許庁
 ↓
公開  公開番号  公開公報   補正  情報提供
 ↓廃止           審査請求      拒絶 審判
(公告)  (公告番号) (特許公報) 補正  異議申立
 ↓    ↓     ↓
登録  特許番号  特許公報 〃   無効審判請求

 特許翻訳の種類
-和訳
出願用 国内出願 外国語出願(英語のみ) 日本語訳文を後日(3ヶ月以内)提出 原文の誤りも補正書で訂正。
         日本語出願 外国出願をベースにして日本語訳文で出願 誤りは訂正して訳す。
順序の入れ替えが必要、記載項目名が指定されている、段落番号などを付ける    
    PCT国際出願(自国での1回の出願で複数国で保護を受けられる)日本語訳文も提出(出願後18ケ月以内)
以前は基本的に原文の体裁のまま翻訳したが、2000年から電子化、国内出願とほぼ同じ形
式に。 
ただし、改段の際には原文に関わらず段の冒頭を一字字下げする。
参照用 関連特許の調査、外国への出願の訳文内容チェック、紛争の際の証拠書類としてなど
体裁をかまわないのでPCTと同じく原文通りでよい
-外国訳 
外国出願用 一般出願    出願先の外国の書式で訳す。米国出願などほぼ同じ。
      PCT国際出願 元の書式通り訳す。忠実に訳す。
優先権証明用 EPO欧州特許やオーストラリアなど一部の国では、(ある国で出願してから1年以内に別の国で出
願すると、先取権に関して最初の出願日に出願した
       ものとして扱われる。有効期間は別の国での出願日に基づく。) 
       順序や段落番号も含めて電子出願の書式通り訳す。忠実に訳す。
-中間処理 特許庁とのやりとりなど、審査、審判関係の翻訳の仕事もあるが、法律関係の表現も多く難しい。
 特許翻訳の態度と文体
 実務翻訳一般にそうであるが、特許翻訳では特に、原文の内容に忠実である、つまり原文の諸要素とその相互の関係
を忠実に再現することが求められる。基本的態度としては、直訳を基にして、原文との等価性を失わない形で書き換え
必要な修正を加えて、日本語として読むに耐える訳文にすべきである。なお、技術内容に関係しない地の文については、
日本語でなら普通はこう書くというスタイルにやや大胆に修正してもよいと考える。
特許明細書も含めて英語科学技術文の特徴は、受身文と名詞構文の多用である。受身文は、その行為が、著者や実施
者などの人間の意図的、主体的行為である場合は、能動文に直すべきである。はっきりしない場合は受身のまま。また
動詞の動名詞や名詞形を使う名詞構文は、「~を~する」という動詞構文に直した方がわかりやすい訳文ができる。(意
味上の)目的語など(意味上の)述語に係る修飾要素が多い場合は特にそう。
特許明細書の英文は、契約書などと同様に多数の要素の複雑な関係を厳密に規定しなければならないため、関係詞
や分詞構文を多用する長くて複雑なものになりがちである。特に、関係詞の先行詞は直前にはないことが多い。前置詞
句が連用修飾なのか連体修飾なのか、どこにかかるかも判断が難しい。その上、原稿は口述タイプして校正も不十分な
ものも多く、スペルミスや番号ミス、舌足らずな文章もよくある。
日本語特許明細書の文体は、特に機械関係などでは弁理士特有の用語や言い回しがよく見られるが、強いて真似る
必要はなく、コンピュータやバイオなどハイテク関係の特許も増えている今日、一般の技術論文の文体でよい。
 なお、特許翻訳では、特許法施行規則などで用語が定められているものもあるが、ある表現にいくつかの訳し方があ
り、各企業や特許事務所でいずれかのやり方を好んで使っている場合が多い。従って、仕事を受ける際に、サンプルを
貰うなど依頼元のスタイルを確認しておくとよい。

 原文誤りの処理
原文に明確な誤り、番号ミスやスペルミスなどが見つかった場合、前記のように指定に従って、訂正前の形(可能な場
合)または訂正後の形で訳すが、それと同時に誤りの場所と内容を別紙に列挙する。定訳語の不明な単語、文意のはっ
きりしない個所も(許されるなら、解釈に自信がないところなども)同様にコメントする。完璧な原文も少ないし、完
璧な翻訳者もあり得ないので、これは翻訳一般における礼儀でもある。(ただし、個人的疑問は1頁以内) 
 英文 p.12, l.5 (訳文 p.15, l.8) processing systemの参照番号504は、540の誤りと思われます。
 p.18, cl.3, l.5 (p.2, l.11) inverterの前の anは andに訂正しました。
各部分の翻訳上の注意点
【発明の名称】
 processには、
「工程 processus」、
「処理」などの他に「方法 procédé」という意味もある。
【発明の名称】や【特許請求の範
囲】中などでは主題語は必ず「方法」と訳すべきである。

①【特許請求の範囲】クレーム
 原文と同じく、名詞(主題)で終わる一文の形に訳す。従って、長々とした修飾語句が名詞の前に乗ることになるが、
これを欧米語と構造が異なる日本語に訳すために、様々な工夫がなされている。もちろん、どんな訳し方をしても、原
文の諸要素およびその相互の関係が忠実に再現されていなければならない。

「~装置(方法etc.)であって(において)、~ことを特徴とする装置(方法etc.)。」というスタイルを使用する。
 どこまでを「であって、」の前に置くかは、characterized in thatまたは wherein が使われている場合は、できればその直
前までとする。ない場合は適当な切れ目までにすればよいが、前で切るほど訳しやすい。
 クレームには characterized (in that) に相当する語句を使うものと使わないものがあるが、前者のスタイルのものは欧州でよく使用され、
ジェプソン・クレームと呼ばれ、この句より前を前提部分 (プレアンブル )、後を特徴部分と称する。プレアンブルはその発明の属する範疇、
上位概念を述べたもので公知部分に当たり、特徴部分はその発明の主体、独自の部分である。
なお、原文に characterized がない場合でも「特徴とする」という表現を使うと文章が落ち着くので普通はこれを使ってよいが、
★characterized がない場合は「特徴とする」を使わないでくれという依頼元もある
 もちろん、前提部分が簡単なものであれば、二段式に訳す必要はない。
逆に、前提部分が複雑なものは、それを二分して、次のように三段式に訳すことができる。
「~方法において、~方法であって、~ことを特徴とする方法。」というスタイルを使用する。
 「において」 は、次のような場合に使うのが本来の使い方である。 
In a computing system comprising ~, a method for~ 「~コンピュータ・システムにおいて、~方法であって、」
 次のような場合は、「改良」という抽象的な表現は好まれないので、具体的な表現に言い換える。
In a computing system comprising ~, the improvement wherein ~ 
「~コンピュータ・システムにおいて、~である改良型のコンピュータ・システム。」

 主題などを構成する諸要素をクレーム中で列挙する場合、
 A,B(,)andC「Aと、Bと、Cと」の形を使うと並列の語句が、したがってその修飾の範囲が正確に限定できる。ただ
し、節の場合は使わない。(orの場合の か も同じ関係になるが、語感の点でお勧めできないし、必要も少ない)
×~ことと、~ことと、・・・、~ことと → ~こと、(ならびに)~こと、・・・、ならびに~こと (orおよび)

 並列接続詞のandとorは、入れ子構造になっている場合に階層をはっきりさせる訳し方がある。
and および(標準形) < と < ならびに     A およびBと、CおよびD (A+B)+(C+D)
or  もしくは < または(標準形) < あるいは  AもしくはB、またはCもしくはD (A/B)/(C/D)
入れ子構造でない場合は、標準形を用いる。 なお、A as well as B は and の強調形で「AならびにB」

 said 前記(上記、該) saidを多用するものもほとんど使わないものもあるので、saidは必ず「前記」と訳すが、文脈上
必要な場合は theも「前記」と訳す。なお、主題などの定義が未完成なうちは前記を付けるとおかしい。
 クレーム中の各文の主語は副文の主語に当たるので、対比を表す場合以外は「は」でなく、
「が」を使うべきである。特
に、特徴とするの直前に来る節の主語。

 comprise 「を備える(具備する)、含む」 ≒ include, have  下記の語群と混同してはならない。


≠ consist of, be composed of, be comprised of 「からなる、から構成される」
なお、compriseの基本義は「備える」、includeは「含む」、haveは「有する」、withはそのどれかであるが、目的語の性質に応
じて、外付けの部品など追加的な要素の場合は「備える」、processの stepなら「含む」、特徴や属性なら「有する」と訳さな
いとおかしい。cf.例を列挙する include は、「~には...が含まれる、としては~などがある」と訳す。
 comprising the steps of doing..... この構文は、各項目にstepを分配して訳す。
×~し、~し、・・・、~する工程からなる~ → ~する段階(ステップ)と、・・・、~する段階(ステップ)とを含む~
なお、the stepsの語句が省略されていることもよくあるが、その場合でも stepを補って訳してよい。事実、後の従属クレ
ームでは said step of と引用される例も多い。
また stepを細分したものは substepであるが、区別せずに stepで済ませている場合が多い。
operation(操作)などの語が stepの代わりに使われることもある。

 クレームのスタイルには、構成要素を列挙する列挙式と、分詞構文や関係文を使って前出の諸要素の説明を次々に
加えていく追加説明式がある。列挙式の場合、
「~と、~と、」とすればよい。追加説明式の場合は、
「であって」で前提部
分を切った後は、「前記~が~し、前記~が~し、...」と淡々と訳せばよい。

 列挙式が入れ子になっている場合や、列挙項目中またはその間に追加説明式の部分が混ざっている場合は厄介なこ
「~であって、~と...~とを含む~」や「~であって、~であ
ともある。このような場合にいつでも使える便利な方法は、
る~」と、項目内を二段に分けて訳す方法である。ただし、
「特徴とする」は使わない。また、その段落の最後までその要
素の定義が完成していないので、その要素の前に「前記」は付けない。
 その他、入れ子式では、上位レベルのものを「と」または「ならびに」でつなぎ、下位レベルのものを「および」または
「と」でつなぐなど接続詞でレベルを区別する方法がある。
 最後の項目だけが入れ子式の場合は、「~と、...~とを含み、前記~は、~と、...~とを含む」とすればよい。
「~と、...~とを含み、前記~は、~と、...~とを含み、...前記~は、~と、...~とを含む」と、まず上位
 その拡張として、
レベルのものを訳し、その後に下位レベルのものを次々に列挙していく方法もある。上位レベルの各要素が長い修飾
語句を伴わない簡単な表現である場合は有効であるが、順序の入れ替えを伴うだけに、各要素に提示の順序に関して
不都合が生じる場合は使えない。
 なおインデントの字数で区別する方法もあるが、公報印刷時には段落分けがなくなり無効になるので採らない。
 列挙項目中の追加説明は、できれば形容詞節として前に置くのがよいが、so that構文など副詞節の形で修飾させるの
が可能な場合もある。いずれも無理なら二段式にする。
「~と、...~とを含み、
 列挙式と追加説明式の混合は、段落を別にしてあるだけで本質的には前項と類似しているが、
前記~は~であり、さらに~と、...とを含む」と割り込み式にする方法が基本である。
 また、列挙項目だけ先に訳し、追加説明を後でまとめて訳すという方法もあるが、やはり各要素に提示の順序に関し
て不都合が生じる場合は使えない。
 なおこの混合方式の場合、the, saidで始まる段落は、同じ「名詞+~ing」の形でも列挙項目(aで始まる)ではなく、既
出の要素の追加説明であることに注意すること。

 関係詞の訳し方であるが、コンマの有無とは無関係に限定用法と接続用法を区別する必要がある。クレーム中では
接続用法的に前から訳すと、要素間の関係ははっきりするが全体の流れが掴みにくくなり、逆に限定用法的に後ろか
ら訳すと、読みやすいが修飾関係が曖昧になる。なお、前置詞付きの関係詞は、とりあえず関係詞の位置に「それ」など
を入れて訳し、それと意味が等価でよりわかりやすい表現が見つかればそれを使う。
the apparatus from which the signal is sent「信号がそこから送られる装置」→「信号の送信元の装置」

 クレームは最終的には段落分けしない形で提出することが多かったが、翻訳のレベルでは、校閲の便宜も考えて原
文に準じて段落分けする。もちろん、指定があればそれに従う。電子出願では、各段落の頭の2字以上の字下げや段落
のインデント、「-」「・」などの箇条書き記号は無視する。また、部品の参照番号は付けたままにしておく。

 従属クレームの訳し方   他のクレームを引用しているクレームを従属クレームという。
A(The) ~ system (method etc.) according to (of, as recited in, as set forth in, as defined in, as claimed in) claim 1, wherein ~ 
「~ことを特徴とする、請求項1に記載の(請求項1記載の、請求項1の)システム(方法etc.)。」
引用部分を前に出して「請求項1に記載のシステムにおいて、~ことを特徴とするシステム。」などとする方式も行わ
れている。
according to any one of the preceding claims は、直訳すると「前記各請求項のいずれか一項に記載の」となるが、★具体的に
書き直して、それが請求項10ならば「請求項1ないし9のいずれか一項に記載の」とすることがある。

 修飾諸要素の配列順序 -日本語として通りのよい一般的順序 英文と特にforの位置が違う。
(所在) にあって、(接続) に接続され、(構成要素) を備え、(付帯状況) である、(目的) するための (主題) 装置etc.  
    in      connected to    comprising   being/wherein    for
以下発明の実施の形態までの「発明の詳細な説明」の各部分の範囲は指定されないことも多く、その場合は自分で内
容から判断して区切らなければならない。時には該当する部分が原文に含まれないこともあり、その場合は最終的に
は作文することになるが、訳者としては通常はその部分に該当する原文がないと指摘するだけでよい。
また、原文では独立した段落になっていないこともあるが、その場合は訳文では改段する。

 段落番号
 この部分では、最終的には原文の段落分けに従って【0001】から順に番号を振っていく。ただし、
★依頼元で番号付けを行い、訳者がしなくても良い場合もある。(変更するのが面倒なため)
 本文中の任意の(指定外の)サブタイトルは、独立の段落とせず、次の文章と同じ段落に含める。
 箇条書きの部分は、各条が1~2行の短いもので名詞の羅列であれば前の文章と同じ段落に含め、やや長い独立し
た文章であればそれぞれ独立の段落として扱う。その他、判断に迷う場合は常識に従う。

②【発明の属する技術分野】 
relates to (concerns to) 「本発明は、~に関する(関するものである、係わる)。」 
(more) particularly 「(より)詳細には(具体的には)」 directs to 「を対象とする。」
本発明、本出願、本明細書、本発明者、本出願人など、その書類全体を通じて同じものを指す言葉には、 「本」をつける 。
this (the, the present, the instant) invention  引用したものとはっきり区別するためである。逆に、方法、装置などいくつも
出てくる(可能性のある)ものは、必要なら「この」「その」で受ける。

③【従来の技術】 出願の発明と対比すべき従来の技術の内容、改善すべき問題点を記す。
この部分は他の部分に比べて訳しにくく、直訳調では訳しきれないことが多い。
 引用文献
 以前は、日本の公文書という性格からすべて日本語化することが求められていたこともあったが、一般に、原文の棒
打ちでよい。★指定された場合は、人名などの固有名詞の音訳、雑誌名の音訳なども併記する。英文以外の書籍、論文の
タイトルは、指定がなくても括弧に入れて訳すと親切。
 英数字は原則全角。公報印刷の際に自動的に半角に変換される。

U. S.Pat. No. 4,170,501 米国特許第4170501号(7桁)


U.S.(Patent)Application Serial Number(Ser.No., S.N.)(07/)960,742 米国特許出願第960742号(6桁)
U.S.P., U.S.P.A.は、米国特許、米国特許出願の省略形。
A-1 など、国名の略号+A, B, C...+1,2,3...という形の記号は、特許、実用新案、意匠登録、またはその出願、公開後の
出願、公告後の出願などを示す記号であるが、統一されていず国ごとに意味が違うので、そのまま書く。
本出願人に譲渡された、本願と同時係属の1995年8月7日出願の Chiu 他の「 A Method for Creating a Hypertext
Language for a Distributed Computer Network 」という名称の米国特許出願第512205号(整理番号ST99502
5)

★日本語明細書では特許や出願を番号だけで示す習慣があるので、訳文では発明者、発明の名称など他の記事は省略
するよう指示を出す依頼元もある。それに関連して、先に引用した明細書の再引用は、英文では人名で行うことが多い
が、訳文では番号で行うやり方がスマートである。番号を略記する場合は、「 '205号特許」などとする。
★なお、明細書の引用を原文通りにすることを求める依頼元もある。Document US-A4917286 文書US-A4917286

 論文、著書の引用は、通常のやり方に準ずる。原文とは順序を変えてよい。
R.W.Hammingの論文 「Error Detecting and Error Correcting Codes」, Dell Systems Technical Journal,vol.29, No.1, pp.147-160,
1950年1月 、
Wayne Ause著「Instant HTML Web Pages」,Ziff-Davis Press,ISBN 1-56276-363-6, pp.1-15の第1章
著者名の後のetc.は、明細書では「他」 (論文等では「等」)原綴り不要

described in に記載されている  described that と記述されている  ×説明 


その他、地名、人名、会社名などの固有名詞は、有名なものはカタカナでよいが、そうでないものは英字で書く。( )
内に原文を入力するやり方、原文を先に入力して( )内に訳を付けるやり方もある。

(the disclosure of) which is incorporated herein by reference


「その開示を参照により本明細書に合体する(に組み込む、の一部とする)。」
「その開示を本明細書中で参考として援用する。」

④【発明が解決しようとする課題】 発明の目的を示す。
It is an(another) object of the invention to 「本発明の一目的(他の目的)は、~ことである。」 
目的が沢山ある場合、anotherに続いて、still another, yet another, further, still further, yet furtherなどが使われることがあるが、
いちいち訳し分ける必要はなく、すべて「他の」でよい。
 この部分が独立した段落になっておらず、従来の技術の最後の段落の末尾に該当する文章がある場合は、そこを段
落として独立させる。~ Therefore, there is a need for ~ .「(改行)□したがって、~が求められている。」

⑤【課題を解決するための手段】 目的を達成するための発明の構成を記す。 
典型的には「本発明によれば、上記の目的は、~によって達成される。」
「本発明は、(その一態様において、)~を特徴とする。」 「本発明(の一態様)によれば、~が提供される。」
クレームと類似の文章を含むことが多い。同じ文章は同じに訳す、つまりコピーすること。
 この部分と課題の部分の順序が逆になっていることがあり、その場合は、順序を入れ替える。
課題と手段が一つづつ交互に書いてあることもある。その場合は最終的には順序を入れ替えて、課題は課題、手段は手
段でそれぞれまとめる。改段や入れ替えを行った場合はもちろんコメントを付ける。

○【作用】 それぞれの技術的手段、方法が、目的達成のためにどのように働くかを記す。
英文に該当する個所がないことや手段の部分と区別できないことも多い。その場合は省略してよい。

⑥【発明の実施の形態】 技術的手段、方法を、専門家なら実際に製作できる程度に具体的に説明する。
 表と式
本文中に含まれる数式、化学式や表は、それぞれ、
【数1】
【化1】
【表1】で始まる独自の番号をつける。簡単な式は本
文中この番号の下に直接入力しても、また番号なしで普通に入力してもよいが、電子出願で使用できない記号を含む
式や大きな表の場合は、本文中には番号だけを入れておき、本体は別紙に入力して、最終的にはイメージとして提出す
る。番号は特許請求の範囲から発明の効果まで同種のものは通し番号にする。外字も同じ扱い。【外1】
なお、この番号の後では段落を改めなければならないので、それを避けるため、文中のその式の位置では「下記の数
式4」
「下記の化学式3」としておいて段落の終わりまで訳し、次の行に【数4】
【化3】と入力すればよい。もちろん別
紙にその式の本体を入力する。なおPCTでは、入力できないものは貼り込むか手書き。
 なお、X、X、X、Xなどの記号も本文中では使えないので、次のように処理する。
本文中では、Xバー、Xハット、ベクトルX、Xドットなどで表し、それが最初に出てきた段落の最後に、
たとえば次の文言を追加する。
「~なお、数式4をXドットで表し、他も同様とする。
【数4】                     」
別紙に、次の表現を入力する。
【数4】

 数式や化学式の後には、よくwhere で始まる記号の説明文がくる。この場合は、whereを「上式では、」または「ただ
し、」と訳して後を続けるとよい。
なお、「長さをx、幅をyとすると(として)」などこの説明を式の前に持ってくることもできる。

 表については、公報印刷の際に一行の字数が変わるため、表を本文中で組んでも印刷すると表組みが崩れることが
あるので、通常はイメージ扱いにする。

 同じ番号で表される同じ部品は、原文の表現が異なっていても同じ表現で訳すことが本来は求められている。
ただし、最近では特許の範囲の関係から、原文通り訳して、審査官から要求されてから補正する方がよいとされている。
(特許の範囲を広げる補正は認められにくいが、逆は容易なため)

shown for illustrative purposes only and are not intended to limit the present invention.
「例示のために示したものにすぎず、本発明を限定するものではない。」
illustrated by way of example, and not by way of limitation in the figures.
「限定的なものではなく、例示的なものとして図に示す。」

⑦【実施例】 具体例があれば記す。化学物質の合成実験の例など。論文の実験の部に相当。
Example が並んでいる場合に、その冒頭にこの記載項目を付ける。その後、Example 1 を「実施例1」などと訳す。これか
ら Examples について述べるという趣旨の前文がある場合は、【実施例】をその前におく。

○【発明の効果】 発明によって得られる結果を従来の技術と比較して示す。
It is an advantage of the invention to ~ 
英文に該当する個所がないことも多い。その場合は省略してよい。
 
 最後に次のような文言が来るが、日本語では相当するものがないので、訳を省略することもある。ただし、実例など
具体的内容を含む場合は、もちろん省略できない。
While the invention has been described in terms of its preferred embodiments,those skilled in the art will recognize that various changes
and modifications can be made in it without departing the spirit and scope thereof.
「以上本発明をその好ましい実施形態に関して述べたが、その精神および範囲から逸脱することなく、本発明に様々な
変更および修正を加えることができることを、当業者なら理解するであろう。」

「まとめとして、...」とクレームの内容を再掲するところがあるが、
★依頼元によっては、発明の詳細な説明の最後に、
赤字訂正が入ることが多いので、訳者はこの作業を行う必要はない。

⑧【図面の簡単な説明】 
「~図 (表、グラフ)である。」の形で終わらせる。 Fig 1 shows(illustrates) ~  「~を示す図である。」

Figure 1 shows partially(schematically) ~  「~の部分図(概略図)である。」 


Figure 1 shows a plot of pixel values as a function of(versus) column number for one row of an image.
「~ピクセル値を列番号の関数として(に対して)プロットしたグラフである。」
 複数の図の説明がまとめて書かれている場合、電子出願では最終的にはそれぞれ別の文にする。Figures 1 to 3 show★
依頼元によってはこの作業を翻訳段階で行うよう求められることもある。
 その際に、同じ説明なら同文とするが、top view and side view of ~ など複数の説明がある場合は、図面や本文で確認し
た後それぞれに割り当てて訳す。また、show a series of the steps of のような文では、最初の図は「~の一(最初の)段階を示
す図である。」とし、以下順に「~の図nの後の(に続く)段階を示す図である」などとするのが至当であろう。

 日本語出願では図1Aなどの枝番は認められないので、最終的には本文中も含めて図番を付け直す。
Fig.1A→図1、Fig.1B→図2、Fig.2→図3、Fig.3A→図4、Fig.3B→図5、
★この作業は訳者が行うよう求められることもあるが、依頼元で行うことも多い。
 日本語明細書では発明に関する図面を最初に置く習慣があり、原文の Fig.1が従来の技術に関するものであるなどの
場合は、かっては図面の番号を付け替えることを求められることがあった。

 図面の説明の前文(および後文)は、原文通りに説明の冒頭には置かず、前の部分【課題を解決するための手段】
(または後の部分【発明の実施の形態】)の段落として扱う。やはり日本語明細書では相当する文言がないので、訳を
省略することもある。
The foregoing and other objects, features and advantages of the invention will be better understood (become more apparent) from the
following detailed description of a preferred embodiment of the invention with reference to the drawings.
「本発明の上記その他の目的、特徴および利点は、図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態についての以下の詳
しい説明を読めば、よりよく理解できよう(より明らかになろう)。」

⑨【符号の説明】本文中に番号付きで出てきた主な部分とその番号を列挙する。【選択図】中の主な部分は必ず。
 同じ名称のものでも番号が変わるごとに改めて書き出す。(添え字やダッシュの有無だけが異なるものは省略可)
同じ番号で同じものが様々の名称で呼ばれている場合は、取りあえず異なる名称を併記しておけばよい。

⑩ 要約書 明細書とは別の文書であり、特許庁へは別ファイルで提出する。
400字以内に制限。★Abstract の全訳ではなく400字以内にまとめるよう求められることがある。
★最終的にはどこかで【課題】と【解決手段】に分けて作成するが、指定がない場合は棒訳でよい。
Abstract の冒頭にある発明の名称は、要約書では不要。
【課題】に該当する文言が Abstract 中にない場合は、本文の【発明が解決しようとする課題】、そこにもなければ【発明の
属する技術分野】から持ってくる。
【解決手段】は、【課題を解決するための手段】と、したがってクレームと類似の文章を含むことが多い。
【選択図】は、その発明を代表する図の番号を書く。公報の p.1に掲載されるもの。(従来技術の図を間違って記さない
こと。流れ図、画面、表等も普通は選択図としない。)

○図の訳 ★指定があれば、図面も訳す。各語句に番号を振って訳を入力する番号処理、または図面への書き込み。
頭字語、略語、コマンド、信号名などやディスプレイ画面内の文字は、通常は翻訳不要。
 PCTにおける訳語と表現
 PCT出願では、1999年12月までは、原文通りのスタイルで訳すことになっていたが、2000年以降、電子
出願とほぼ同じスタイルに改められた。したがって、“請求の範囲第1項”や“実施例 embodiment”など昔の用語は
使わない。
形式上の主な相違点は、以下の通り。
第1に、見出しは所定のものを使わず、原文通り訳し、丸かっこ( )で囲む。
第2に、符号の説明は、原文になければ不要。
第3に、要約書は、Abstract をそのまま訳せばよく、課題や手段に分ける必要はない。
なお、PCTでは原文が正本なので、原則として誤りも訂正せずそのまま訳す。

 フランス語、ドイツ語の主な用語(英語類似形は省略)
特許明細書 Patentschrift
請求の範囲 revendications Ansprüche
請求項  revendication Anspruch
実施形態 form de realisation Ausführungsform
出願 demande Anmeldung
公開 Offenbarung
公告 Bekanntmachung
特許 brevet
出願公告公報 Auslegeschrift DAS
出願公開公報 Offenlegungschrift
特許公報 Patentschrift
発行日 Ausgabetag
教示 renseignement
特徴とする gekennzeichnet durch
好ましい bevorzugt
当業者 ~ habilité moyenne dans la technique Durchschnittsfachmann
従来技術 art anterieur
現況技術 etat d’art Stand der Technik
プレアンブル Oberbegriff
実施する realiser ausführen
要約 abrégé descriptif
 特許明細書の入力規則
電子出願用に使用できるワープロ文字は、JISX 0208-1983情報交換用漢字符号系 (6877字)にあるものだけで、その
他はイメージとして扱って、別ファイルにする。ただし、JIS文字のうちで、
  ▲ ▼ ■は使用不可。(庁内処理用)
 【 】は指定の記載項目と段落番号専用。
  ’”は半角のみ可で、全角字は禁止ではないが好ましくない。
  ∫ √ や罫線記号は、禁止ではないが無理に使わず、なるべくイメージ扱いにする。
英数字は基本的に全角とするが、論文名など長いものは半角(前後のスペースなし)可。
(一般技術文書では、原則半角で、前後に半角スペースを入れる。)
ローマ数字は、組字を使わず、適宜英字の全角または半角で入力する。 III(アイ・アイ・アイ)-Ⅴ(ブイ)族
文字修飾は、横倍角、半角、下線、上付き、下付きが可能
文書形式の制御は、タブ、中央揃え、右揃えが可能
ヤード・ポンド表示などはメートル法に換算する。元の表記を( )に示すとよい。特許明細書は一種の公文書で
あるため。

 表記規則
○仮名遣い・送り仮名 仮名遣い・送り仮名は通行の規則に従う。ワープロででてくる用字は一般に認められる。た
だし少なくとも次のような接続詞・副詞・形式名詞などには仮名を使う。
 ×乃至 ×且つ ×或る ×事 ×為に ×様に
複合語の送り仮名については、動詞は全部送り、名詞形は語尾だけ送り、熟語は送り字なしにしている。
 読み取る 読取り 読取装置  その他も許容。
○音引き
科学技術文書では学術用語やJIS用語など一般に語末音を伸ばさない習慣がある。
 行為者や機械を意味するer/or/arは伸ばさない。 コンピュータ、ユーザ、パラメータ
 接尾語のty/dy/yは伸ばさない。 リソグラフィ メタラジ
 ただし音引きなしだと2音節になる語は伸ばす。 ドナー、フィラー
 固有名詞に由来する語も伸ばす。 ツェナー・ダイオード
 語間の音引きも省略することがある。 インタ(ー)フェース、オーバ(ー)ヘッド
 例外 次のものは伸ばす エネルギー(慣例) ポリマー、エラストマー(mer語尾)
(もちろんマニュアルなどでは音引きが指定されていることも多く、その場合は必ず伸ばす。)
○カナとかな
 生物学用語としての生物名はカナで表す。 ヒト、サクラ
 化学物質名で常用漢字で表せないものはカナ書きする。 フッ素、リン、コハク酸
 外来語でないものはカナ書きしない。 はんだ、めっき、ろう付け
○区切り符号
 句読点などは日本語用のものを使う。対応するもののある「,.“ ”」などは使わない。
 特許明細書などの公文書では、英字や数字を囲む括弧も“ ”ではなく「 」を使う。
 日本語に対応するもののない「?!;:」もなるべく使わない。
 段落冒頭の小タイトルの後などにはダッシュ(-)よりも、コロン(:)やブランク(□)の方が見た目がよい。
また or または and/or の意味のスラッシュ(/)、and を表す/は使うと便利。
A sample and hold circuit サンプリング/保持回路 Analogue to Digital converter A/Dコンバータ
 特許明細書では、括弧は、入れ子の場合も含めて( )だけを使う。(( ) )
 数式、化学式、プログラム・コードなどは、例外ですべて原文通り。 (n=1,2,3) 2,3-ジメチル
○音訳複合語
複合語を音訳する場合、単語間にブランク(□)を置く、中黒(・)で結ぶ、何も置かずに直接続ける、の3方式があるが、
標準としては中黒方式を使用する。もちろん、★依頼元から方式が指定されている場合はそれに従う。
 コンピュータ・プログラム
ただし動詞+単純副詞の組合せでは中黒を入れない。 プルダウン セットアップ
次のような例もある。 シリコン・オン・サファイア
○数字は成語以外は(他の数字に置き換えられる場合は)アラビア数字で可。1つの 第1の 一時に 択一的★依
頼元によっては、できるだけ漢数字を使うことを求める所もある。
○欧文原綴りのまま残しておくべきもの。書籍、雑誌、論文名、 人名、団体名、ポピュラーでない地名などの固有名詞
Homo Sapiens など生物の学名(ラテン語名)もそのまま綴る。和名(日本語の正式名)がわかれば英語名の訳として
記すが、英語名を直訳しても意味がない。なお、Homo の部分を属名(genus)、Sapiens の部分を種名(species)といい、属名
は再出時には H.などと略記する。コンピュータの命令、コマンド、コード、信号名なども各分野の慣習に従って原綴り
をメインにし、求められる場合は初出時に括弧内に訳を付ける。
 参考書
 特許関係の参考書には以下のものがあります。
発明協会     飯田幸郷   英文特許明細書の書き方
  〃        〃     英文明細書作成の実務
  〃        〃     英文明細書翻訳の実務
  〃        〃    ・英文特許用語事典 etc.
  〃              ペーパーレス時代の特許出願早わかり①②
インタープレス  田辺 徹    エンジニア・翻訳者のための 英文特許入門       
AIPPI JAPAN         ・米国特許実務用語事典
ダイアモンド社  竹田和彦   特許の知識 etc.
日経文庫     深沢敏男   特許情報管理の知識 etc.
通商産業調査会         最新版「特許・実用新案」法令集(いわば特許六法)

 辞書
 科学技術文献用の辞書にはたとえば以下のものがあります。(英語以外からも引けるものは略字で示す)
インタープレス 科学技術 25万語大辞典 英和編・和英編 J (縮)(大変便利だが、IPの印が付いているものは雑誌「工業英語」
から転載したもので、玉石混淆なので参考にする程度にし、採用したい場合は盲信せず逐一検討する必要がある) 絶版 必須
アルファベータ インタープレス版130万語大辞典 英和編・和英編  前掲書の増補CD-ROM版
日刊工業新聞社 マグローヒル科学技術用語大辞典 J(よく知らない語の正確な定義を知るのに便利)必須
日本規格協会 JIS工業用語大辞典
日外アソーシエーツ  最新ビジネス・技術実用英語辞典 英和・和英
オーム社 機械術語大辞典 JD(オーム社の専門辞典は一般に訳語が比較的信頼できる)
 〃 電気術語大辞典 JDR (縮)
 〃 情報処理用語大辞典 J (縮) 解説付きで、訳語も信頼でき、コンピュータ翻訳には 必須
日本アイビーエム IBM情報処理用語英和対訳集
大阪書籍 現代数理科学辞典 J(応用数学関係では岩波よりも使いやすい)
インタープレス 図解自動車用語五ヶ国語辞典 JFDR
岩波書店 建築学用語辞典
共立出版 化学大辞典 縮刷版全10巻
森北出版 化学辞典(普)
工業調査会 プラスチック大辞典
工業調査会 英和プラスチック工業辞典(絶版)
東京化学同人 生化学辞典 J
技報堂出版 微生物学辞典
廣川書店 ドーランド図説医学大事典
メジカルビュー社 ステッドマン医学大辞典 J
南山堂 医学英和大辞典(加藤)(縮)
平凡社 工業大辞典 18 巻(絶版)(製鉄や紡績など伝統的な工業諸分野の概要を知るのに便利)

  その他の専門辞書で科学技術文献の翻訳者も持っていると便利なものには以下のものがあります。
PMO 出版 新ビジネス英語大辞典 J(大型だが、経済、ビジネス関係はこれ1冊でほぼ OK)
研究社 英和貿易産業辞典 J (縮)(縮刷版なら小型で、文例が多く応用がきく)
東大出版会 英米法辞典 J(法律関係で待望の書)

なお、翻訳を業とする者なら、辞書は命綱であり、自分の専門以外でも主要各分野の辞書を手元に置いておくのが当然
です。近くによい図書館があればそこを利用するのもよい手です。

  翻訳一般用の辞書では以下のものが現代の略語や慣用語を知るのに役立ちます。
研究社 リーダーズ・プラス 小学館 最新英語情報辞典 2
イミダス etc.の時事事典  〃 トレンド日米表現辞典

 英語以外の外国語の専門辞典には以下のものがあります。
白水社 仏和理工学辞典 白水社 経済フランス語辞典
 〃 仏和医学辞典 三省堂 フランス法律用語辞典
有斐閣 独和経済語辞典 大学書林 ドイツ法律用語辞典
白水社 経済スペイン語辞典 研究社 日・英・西技術用語辞典
たまらいぼ 葡和ビジネス語辞典 宮本書店 ブラジル・ポルトガル技術用語辞典

国防工業出版社 英漢技術詞典 北京
R.Ernst; Dictionnaire Général de la Technique Industrielle Français-Anglais, Cambridge(Fで最良)
〃 Comprehensive dictionary of Engineering and Technology English-French, 〃
Kettridge’s Technical Dictionary, Vol.1 English-French, Routledge &Kegan Paul Ltd., London
Vol. 2 French-English, 〃(Fで良)
Routledge French Technical Dictionary, Vol.1, French-English, 〃(Fで良)
A.F.Dorian, Dictionary of Science and Technology, Français-Anglais (Fで良)
  Anglais-Français, Elsevier,Amsterdam
Louis De Vries; French-English Science and Technology Dictionary, McGraw-Hill
   〃 German-English Technical and Engineering Dictionary,(Dで最良)
  English-German, McGraw Hill
Bosch Fachwörterbuch Deutsch-Englisch, Robert Bosch Gmbh., Stuttgart
Bosch Technological Dictionary English-German,   〃     〃  
Chernoukhin; Russian-English Technical Dictionary, Nauka, Moskwa
Lewis L. Sell; English-Spanish Comprehensive Technical Dictionary, McGraw-Hill
J. L.Collazo, Diccionario Enciclopedico de Terminos Tecnicos Ingles-Espanol, McGraw-Hill
Federico Beigbeder Atienza, Nuevo Diccionario Politecnico de las Lenguas Espanol e Ingles
Marolli; Dizionario Tecnico Italiano-Englese, Le Monnier Editore, Firenze
Renzo Denti, Dizionario Tecnico Italiano-Ingrese, Ingrese-Italiano, Hoepli, Milano
Elsevier(E F I S P D R J etc. )専門分野別 Elsevier’s Dictionary of Computer Science and Mathematics, E G F R
CAV Technical Glossary, CAV Ltd.,London 未見 専門分野別
Brinkmann,Schmidt, Wörterbuch der Datentechnik, Deutsch-Englisch,English-German, Brandstetter Verlag,
Renee Fisher, Dictionnaire Informatique, Vol.2, Français-Anglais, Eyrolle, Paris
M.Gingway, Dictionnaire d’informatique Français-Anglais, Massos, Paris
Duden(D E F I S P Sv J) 一般向けの図解辞典ですが、各国語共通の編成で、辞書が入手しにくい特殊語には役立ちます。
Britanica などの百科事典

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