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光・熱・風のパッシブ手法に機械力を添える、複層的な環境デザインをめざします 屋根上融雪装置

3 け
屋根勾配 屋根上
ハゼ立上がり ねじれ越屋根: 10 6 散水装置 木製框ガラス
671

H=60 荒組障子: 両袖引込み戸:


大屋根同材 1.5 越屋根上部の大きな高窓から北側か ヒノキ材
大屋根: らの安定した昼光を室内に導入 檜 耐候性塗装
人が入り込め、機器メンテ 1 強化障子紙 空 ペアガラス・網戸
フッ素樹脂カラーガルバリウム鋼板 く ナンスが容易な出梁フレーム 中山道こみちや執務空間の昼間照明 気
t=0.4 立ハゼ葺(山高60) 上部の設備用配管スペース 使用頻度を下げ消費電力量を節約 下枠: 孔 窓台:
ゴムアスファルトルーフィング t=1.0 越屋根外壁から設備 天井: ヒノキ無垢材 ヒノキ125×60
唐草: 野地板 t=12 B 配管を外部へ接続する 構造用合板 t=24 表し t=45 テーパー加工
屋根同材 フェノールフォーム保温板2種 t=95 木製材梁表し ガルバリウム鋼板
2019

構造用合板 t-24 浸透性木材保護塗料 越屋根の高い天井高 曲加工 かぶせ


唐松 90×150 軒天: 垂木 120×210 @910 天井扇で を利用した重力換気 2 屋根勾配
シナ合板 t24 空気を循環 窓台受け:
浸透性木材 メンテナンスが容易で積雪 融雪装置を設置 10 輻射式
6 1.5 等辺山型鋼
保護塗装 G 時に影響が少ない屋 E ・雪下ろし作業の軽減 部分的に壁梁とすることで 冷暖房パネル 75×75
根中央部に設置する ・積雪時でも雨水利用可 屋根上 設備配管スペース
執務室や待合スペースの柱の 溶融亜鉛メッキ
※1: 軒先詳細s=1:10 散水装置 少ない長スパンに対応する 出梁フレーム上部の壁 ※2: ペリメーター詳細s=1:10
屋根勾配 屋根上融雪装置 屋根上融雪装置 面に給換気、空調
軒出が浅い部分に 太陽光発電パネル 10 照明設備をまとめ B
雨樋を設置する場合 1.5 配管長の合理化 ペリメーターゾーンの熱 夏の日射

火山灰や火山岩によ 面戸板: を効果的に排出 5
1911

って破壊されること 浸透性木材 内壁: EA・OA・AC


を想定し、更新可能 保護塗料
最高高さ:8591

〜1FL+530mm 冬の日射
な露出型を検討する ヒノキ t=60 浸透性木材保護塗料 え
唐松羽目板張り t=21
A GB-R t=12.5 設備配管スペース
タスク&アンビエント 1FL+530〜 F
照明計画 漆喰ペイント GB-R t=12.5 OA
軒樋: エアコン空調 軒下の低温
ガルバリウム鋼板
※1:軒先詳細 設備配管スペース 外気を導入 EA い
箱型樋 見切: 天井: 越屋根のねじれた 軒天: 十分に軒が張り出
ヒノキ 45×55 GB-R t=12.5 塗装 垂木組が見える 構造用合板 t=24 表し している部分は
浸透性木材保護塗料 軒樋を設けず開放
お 木製建具
外壁: 両袖引込み
軒高さ:3990

〜1FL+3000mm
浸透性木材保護塗料 高台から
唐松羽目板張り t=21 執務室は輻射式冷 防火壁 ハの字
開口高さ:3000

輻射式冷暖房パネル 暖房パネルを採用し 山並みの眺め


1FL+3000〜 筋交
漆喰ペイント C 輻射式冷暖房パネル 執務スペース 安定した温熱環境 テラス キッズスペース ワンストップ窓口 3 障子: ※2:
ファイバーコート t=3 を実現する ヒノキ荒組 開口部
ガラス繊維ネット入 強化障子紙 詳細
セメントモルタル板
通気胴縁 t=15
GL鋼板水切
透湿防水シート
巾木:
C 輻射式冷暖房パネル
構造用合板 t=12
タイル t=10.5 床: あ 700 雨水集水溝:

400
木軸組 t=120 フローリング t=20 年輪の床 砕石 t=100
断熱材 グラスウール 基礎立上がり
う 中山道こみち D
530

OAフロア (H200) 備蓄 グレーチング


400

直張り
▽1FL コンクリート金コテ 床下冷暖房システム ベンチ st-38

雨水ピットヘ キッズスペースで子供を遊ばせながら
7 ワンストップ窓口のサービスを受けられる
歩廊幅:1500 動線に沿った ピット 断熱材:押出法ホリスチレンフォーム 歩廊幅:3300
井 書類収納 執務室奥
の職員動線 保温板3種B t=30mm 既存地盤レベル 床:
戸 防湿材:ポリエチレンシート t=0.15
井水貯水槽
圧縮材フローリング t=20
乾式二重床 (H200)
ピット 6 雨水貯水槽
断熱等級4を満 7 [中山道こみち]の床は来庁者 溶雪装置により冬季も貯水可能
[地中熱利用] OAフロアや配管ピットに 床下冷暖房層 熱貫流率の低い木製サッシを採用し、障子
たす断熱材を選 4 よって設備の更新性を確保
への身体負荷に配慮し、 [中水利用]トイレ洗浄水・散水
を設けて簡易的なダブルスキンを構成
定する(3地域) 床下冷暖房の採用を検討する フェノールフォーム保温板2種 t=30
窓下に輻射式冷暖房パネルを設けて複合 3 4 け
コンクリート金コテ
的にコールドドラフトを緩和
455 1365 1820 1820 1820 2730 1820 1820 910 2730 910 1820 3640 1820 1820 1365 455
軒出:1820 11830 4550 7280 軒出:3640
29120
断面詳細パースペクティブ

自然の恵みを活用し、ハイブリッドなエネルギー計画の検討を行います パッシブ手法にアクティブ手法を添え、ライフラインの選択肢を準備します 複層的なライフサイクルコストの低減策(イニシャルコスト・ランニングコスト)


自然エネルギー利用熱源をベースロードとする 建築計画の工夫 構造
8 木質バイオマスボイラー小屋:
木曽町で推進されている 井水 電気 バイオマス ガス あ
・効率的なプランニング か
・小断面製材を組合わせた構造体による材料コストの低減
バイオマス産業の活性化を視野に入れ
1・高窓による昼間自然光の導入 サポート A・タスク&アンビエント照明 交差する十字中廊下型 4寸材(120mm幅)を基本断面とします
木質チップ利用のベースロードとする 直接 水冷 チップ 給湯器 パ を採用し動線の最小化 き
・徹底したモジュール化による製材コストの低減
利用 チラー ボイラー 2・重力換気による自然通風 サポート B・機械換気
空調システムの構築を検討し、 ッ を図ります
イニシャル・ランニングコストと合わせて 自 シ ・高効率井水ヒートポンプ 電 一般的木造モジュール1820mmを基本スパンとします
3 3・障子ダブルスキン い
・軒樋の省略
検証します 冷水 温水 然 ブ 電
A け エ 手 C・輻射式冷暖房パネル
ア 深い軒出部分は積雪や火山灰による破損の危険性を低減 設備
蓄電池: H 4・外壁/開口部の高断熱化 サポート 力 ク 気
太陽光発電と連動し
タスクライトを中心
とした照明計画
C 輻射式冷暖房パネル ペリメーターへの配慮 ネ 法 う
・基礎立ち上がり確保による柱礎部の腐食軽減 く
・配管スペースの確保による設備機器更新の容易さ
障子ダブルスキン D・床下冷暖房層 テ エ
災害時72時間以上の 冷温水パネル ル 5・深い軒による熱負荷の軽減 供 ィ
地面近傍の腐食を避ける基礎立ち上がりを設けます 余裕のある設備配管スペースを確保します
最高高:8600

太陽光パネル
停電に対応できる 木製建具 E・融雪装置 ネ
ギ 再 ブ
ル え
・深い軒の出による木材露出部の腐食軽減・熱負荷低減 6・雨水/井水利用 屋根上散水 打ち水
50kW出力の蓄電システム
の 6・雨水利用 洗浄水/屋根上散水 熱源供給 手 日射、雨水が直接当たらないことで腐食を低減します
をまかないます 生 F・空気熱源ヒートポンプ(エアコン) 給 ギ 蒸発潜熱を利用し、屋根上散水による打ち水効果
執務 中山道 執務 活 可 法
6m 7・井水熱利用・井水還元・井水利用 お
・外装木質範囲を限定することによる再塗装の容易さ 7・井水熱利用 ヒートポンプ 輻射式冷暖房 床下冷暖房層
3000

駐車場幅員
スペース こみち スペース
用 能 G・太陽光発電
エ サポート 目線の高さの範囲を羽目板張 梁貫通部 井水還元を行い、カスケード利用とします
床下冷暖房層 8・木質チップ燃焼によるバイオマスボイラー H・蓄電システム りの木仕上げとし、梁貫通の
ネ 漆喰 8・バイオマスボイラー
井水
D ル ある上部を漆喰仕上げとする
9・薪ストーブによる局所暖房/薪炭所 木曽町で推進している木質チップを活用します
6 ギ ことで、建築的な納まりが良 羽目板
く、メンテナンスしやすくかつ木曽 け
・ペリメーターゾーンの熱負荷軽減
給湯・融雪装置・災害時の 井水のカスケード利用 OAフロアや配管ピットによって 雨水・井水貯水槽
バックアップ熱源として利用可 設備の更新性を確保 排水槽  設備ピット 町らしい外装デザインとします コールドドラフトを低減します
7 基礎立上り

季節に応じたオペレーションで快適な室内環境づくり エネルギーマネージメント
窓や障子・建具の開け閉め・設備機器類の選択肢が多いことで、季節や気候の 検討委員会の設置
変化を感じとりながら細やかな調整が可能になります 竣工後にエネルギーコストを観測し継続的な計
太陽光パネル 屋根上に散水 画意図の評価をするため、各種専門家
夏 夏は日射を遮る 夏は日射を遮る
高窓から
を含めた検討体制の構築をめざします
熱たまりを排熱 エネルギーマネジメント検討委員会
換気ファンを併用
データ分析設計者 木曽町
設計者 施工者
町議会
説明
意匠 意匠
設備 設備 指導
給湯 貯水槽 事務局
井水・雨水を貯留 構造 構造

地域 関係
安定した採光を 意見 各部課
融雪装置を設置 住民 各種
太陽光パネル 得られる北側の高窓 運用管理者 専門家 要望
冬 冬でも影になら
ない位置に設ける
・雪下ろし作業の軽減
・積雪時でも雨水利用可
建築家
職人
地域
住民
木曽町役場

冬は日射
を導入 システム調整期 運用安定期 運用改善期
天井扇で暖気を循環 薪ストーブ 竣工後2年 3∼6年 7∼9年 10年∼
システムの構築 設計思想に 運用状況に 中長期保全
空調・融雪装置・給湯
雪を溶かした雪水を貯留 評価の実施 基づく実践 対する提案 省エネ対策 切妻の越屋根の反復は広場側に向かって緩やかにねじれ、広場側では水平の軒の稜線となる。低く垂れるねじれた屋根の軒先と透過性のある屋根材で仕上げられた付け庇が来庁者をむかえる
【「木曽町役場本庁舎・防災センター建設」に伴う基本設計業務委託に係る公募型プロポーザル】

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