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プランメカ Emerald™ スキャナー + プランメカ PlanCAD® Easy ソフトウェア

全顎スキャンガイド
スキャンの準備
ソフトウェアのセットアップ
1. Planmeca Romexis® ソフトウェアを開きます。Patient
Management(患者管理)で,リストから正しい患者を検
索してダブルクリックで選択します。
2. モジュールメニューの CAD/CAM をダブルクリックしま
す。
3. 補綴をデザインするか,あるいは歯のスキャンのみを行
うかにより,Scan & Design(スキャン & デザイン)また
は Scan(スキャン)を選択します。
4. フルアーチスキャンの場合,Non Restorative(非修復)
を選択し,トップメニューの Scan(スキャン)タブをク
リックして続行します。
スキャンのウインドウが開きます。スキャンタイプには
Upper(上顎)が自動選択されています。

スキャン前の患者様の準備
• 開口器を使って唇と頬にスキャナーが近づかないように
することを推奨します。
• スキャン開始前に歯を乾燥させます。
• 患者様が水平位の場合,スキャンが容易になります。

スキャンの一般的な手順
スキャナーの持ち方
• ハンドピースを持つ時と同じように,スキャナーの先端
近くを持ちます。
• スキャナーの首を隣接する歯にそっと置きます。

ボタンとマウスコントロール
アクションの選択
• スキャナーの 2 つのボタンを同時に押しながら,スキャ
ナーを動かして様々なアクションを選択します。ボタン
から手を離して希望のアクションを選択します。

スキャンしたモデルの回転とズーム
• プランメカ Emerald™ S でスキャンしたモデルの回転やズ
ームをする場合,スキャナー上部のボタンを長押ししま
す。
• プランメカ Emerald™ では,スキャンしたモデルの移動と
ズームにマウスを使用します。モデルを移動したい場
合,マウスの右ボタンを押しながらカーソルをドラッグ
します。モデルをズームするには,スクロールホイール
を上下に操作させます。

ソフトウェアの設定と各ツール
口内の反射しやすい箇所(メタル,ブラケットなど)や石膏
模型のスキャンでは,Scan Model(モデルスキャン)のシン
ボルをクリックしてスキャニングモードを暗くします。

スキャン中,Active Delete(アクティブディレート)機能を
有効にして不要データを削除することができます。機能を有
効にするには,スキャナー下部のボタンを 1 回押してから不
要データのある箇所を再スキャンします。

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スキャン後,Eraser(消しゴム)ツールを使ってスキャン画
像から舌や頬を除去ししたモデルを作成できます。

スキャンの手順 – 上顎
上顎のスキャン
スキャナー上部のボタンを 1 回押してスキャンを有効にしま
す。

スキャナーの先端を遠心側に向け,咬合面からスキャンを開
始します。
上顎全体の咬合面をスキャンします。
前歯では,ステッチングのエラーを防止するために,舌側か
ら頬側に向かって前後に回転させ,3 つの表面データすべて
を採取します。

頬側面全体をスキャンします。
スキャンはデータ取得済みの咬合面から継続され,咬合面に
重なります。

舌側面全体をスキャンします。
スキャンはデータ取得済みの咬合面から継続され,咬合面に
重なります。

スキャナー上部のボタンを 1 回押してスキャンを停止しま
す。

2
モデルの作製と評価
上顎のスキャンが終わったら,スキャナーの 2 つのボタン
を同時に押しながら GENERATE Model(モデルの作製)が選
択されるまでスキャナーを動かします。ボタンから手を離す
とモデルが作製されます。
または,スクリーン上の Generate Model (モデルの作製)
をクリックするか,キーボードの M を押しても同じ操作を
行うことができます。

モデルにスキャンできていないデータがないかを評価する場
合,スキャナーの 2 つのボタンを同時に押しながらスキャ
ナーを動かして DATA Density(データ密度)を選択しま
す。

次に,モデルを回転させて分析します。スキャンできていな
いデータがある箇所は青で表示されます。
• 濃い青はスキャンできていない部分を示しています。採
取が必要な箇所がスキャンできていない場合は,再度ス
キャンする必要があります。
• 水色の部分は,データ密度は低いものの十分スキャンで
きているので,通常,再スキャンは不要です。

必要に応じて,スキャンデータが欠落している(濃い青の)
部分を再スキャンします。
スキャナーをスキャン済みの箇所に配置し,上部のボタンを
押してスキャンを開始します。
スキャナーによるデータ取得が再開されると音が聞こえま
す。

準備ができたら,スキャナーの下部にあるボタンを押して反
対側のアーチに移動します。その際,スキャンのタイプとし
て Lower(下顎)が有効になります。
モデルを再スキャンすると,モデルは自動的に再作製されま
す。

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スキャンの手順 – 下顎
下顎のスキャン
スキャナー上部のボタンを 1 回押してスキャンを有効にしま
す。
上顎スキャンと同じ側からスキャンを開始します。

スキャナーの先端を遠心側に向け,咬合面からスキャンを開
始します。
下顎全体の咬合面をスキャンします。
前歯では,ステッチングのエラーを防止するために,舌側か
ら頬側に向かって前後に回転させ,3 つの表面すべてのデー
タを採取します。

頬側面全体をスキャンします。
スキャンはデータ取得済みの咬合面から継続され,咬合面に
重なります。

舌側面全体をスキャンします。
スキャンはデータ取得済みの咬合面から継続され,咬合面に
重なります。

スキャナー上部のボタンを 1 回押してスキャンを停止しま
す。

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モデルの作製と評価
上顎のスキャンが終わったら,スキャナーの 2 つのボタン
を同時に押しながら GENERATE Model(モデルの生作製)が
選択されるまでスキャナーを動かします。ボタンから手を離
すとモデルが作製されます。
または,スクリーン上の Generate Model (モデルの作製)
をクリックするか,キーボードの M を押しても同じ操作を
行うことができます。

モデルにスキャンできていないデータがないかを評価する場
合,スキャナーの 2 つのボタンを同時に押しながらスキャ
ナーを動かして DATA Density(データ密度)を選択しま
す。

次に,モデルを回転させて分析します。スキャンできていな
いデータがある箇所は青で表示されます。
• 濃い青はスキャンできていない部分を示しています。採
取が必要な箇所がスキャンできていない場合は,再度ス
キャンする必要があります。
• 水色の部分は,データ密度は低いものの十分スキャンで
きているので,通常,再スキャンは不要です。

必要に応じて,スキャンデータが欠落している(濃い青の)
部分を再スキャンします。
スキャナーをスキャン済みの箇所に配置し,上部のボタンを
押してスキャンを開始します。
スキャナーによるデータ取得が再開されると音が聞こえま
す。

準備ができたら,続いて両頬側咬合面のスキャンに進み,咬
合した状態でスキャンします。スキャナー下部のボタンを押
し,スキャンのタイプとして Buccal 1(頬側 1)を有効にし
ます。

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スキャンの手順 – 咬合面
咬合のスキャン
スキャナー上部のボタンを押してスキャンを有効にします。
前したスキャンと同じ側からスキャンを開始します。

上顎大臼歯の頬側面からスキャンを開始します。
スキャナーをしっかり持ち,前回スキャンした上顎のデータ
がスクリーンに表示され,シグナル音が聞こえるまでスキャ
ンを行います。
モデルが表示されない場合は,スキャナーをゆっくりと前歯
に向かって 1 歯ずつスキャンするようにゆっくりと動かしま
す。

前回スキャンした下顎のモデルがスクリーンに表示され,シ
グナル音が聞こえるまで,上記手順でしたスキャンと同じ側
から下顎大臼歯をスキャンします。

咬合データがきちんと揃わない場合,Delete All Data(全て


のデータを削除)を選択して再スキャンしてください。
データを削除してもモデルデータが表示されない場合は,ス
キャンを中断し,Planmeca Romexis ソフトウェアの Align
Buccal (頬側の調整)ツールを使用してモデルを手動で合わ
せます。
詳細は Planmeca FIT® ユーザーマニュアルを参照してくださ
い。

片方の頬側データが生成されたら,スキャナー下部のボタン
を押し,Buccal 2 に移動して Buccal 1 と同じ手順で反対側の
頬側スキャンをします。

モデルの作製と評価
両側の頬側のスキャンが完了したら,スキャナーの 2 つの
ボタンを同時に押しながら GENERATE Model(モデルの作
製)が選択されるまでスキャナーを動かします。ボタンから
手を離すとモデルが生成されます。
または,スクリーン上の Generate Model (モデルの作製)
をクリックするか,キーボードの M を押しても同じ操作を
行うことができます。

咬合データを確認し,必要に応じて Refine Alignment(微調


整)ツールを使用して自動微調整します。
Refine Alignment(微調整)ツールの使い方の詳細は
Planmeca FIT® ユーザーマニュアルを参照してください。

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スキャンの終了
スキャンが完了したらソフトウェアの最終結果(画像)を確
認します。

色によりスキャンモデルのタイプを特定できます。
• 白:上顎
• 緑:下顎
• 青:Buccal 1(頬側 1)ビュー(頬側データ調整のため,
スキャナーでスキャンをした部分を示します)
• 紫:Buccal 2(頬側 2)ビュー(頬側データ調整のため,
スキャナーでスキャンをした部分を示します)

すべて完了したら,左上隅の Exit(終了)をクリックし,ス
キャンしたモデルを保存してスキャンを終了します。

必要に応じてデジタル印象の作業に進んでください。

詳細な手順についてはユーザーマニュアルを参照してください。著作権者:Planmeca 無断転用禁止。

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