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『エネルギア文化・スポーツ財団助成事業』

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『第九』

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ご挨拶 ‐Ч

本日は、 「はじめての第九たまの」演奏会にご来場下さいまして誠 にありがとうございます。


この会は、市内のオーケス トラ、合唱団の有志が、かねてから要望のあった、 「ベー トーヴェン
の第九に取 り組みたい」 との願いを叶えるべ く、市制80周 年を機に発足いたしました。
当初より「たまの地域人づ くり大学」の講座の一環 として、始動すべ く準備をしてお りました
が、重なる未曾有のパ ンデ ミックに、延期、中止を余儀なくされ心折れる日々でした。
ようや く、今年3月 より練習が可能になり、公募で集まって くださった合唱団員 と、今 日まで懸
命に前へ進んで参 りました。
何もかもが手探 りで、手作 りのコンサー トではございますが、演奏者の熱意が、お聞きくださ
る皆様の心に届けば幸いでございます。
そして、諦めずに、無事にこの日を迎えることができましたのも、多 くの方々のご支援、 ご協
力、お励 ましの賜物 と、心から深 く感謝申し上げます
はじめての第九たまの 実行委員長 長尾節子
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交響曲第9番/二 短調 作品 125番 「合唱付」
第 1楽 章/Allegro ma non troppo,un poco maestoso
第2楽 章/Molto vivace
第3楽 章/Adagio molto e cantabile
第4楽 章/Presto
指 揮 /加 門伸行
管弦楽/玉 野フィルハーモニー管弦楽団 0瀬 戸内祝祭管弦楽団
ソリスト ソプラノ/柴 田久美子 アル ト/脇 本恵子 テノール/柾 本和敬 バス/片 桐直樹
合‖昌/は じめての「第九」たまの合唱団 合唱指揮/長 尾節子
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歓喜の うた
日本で は年末恒例 の 「第九」ですが、先 日の北京 五輪閉会式を始 め、震災復興支援、 ドイツ統 一 時、EU
国歌 な ど様 々 な場面で想 い を乗せ て演奏 されて い ます。 1824年 に この 曲 は作曲 され ま した。 シ ラー の詞
「自由讃歌」 を書 き直 した 「歓喜 に寄す」を元 に、 ベー トー ヴェンが書 き加えた物が 「第九」の歌詞 にな っ
て い ます。彼 は この 曲で、友人や愛す る人の い る人生 の素晴 らしさ、平和 の尊 さを伝 えたか ったのか も知
れ ませ ん。不穏 な幕開 け と絶 望感の第 一 楽章、ティ ンパニー の音 が 印象的な第 二 楽章、穏や かな天国 の様
な音 の重 な りの第 二 楽章、 全 て を否定 したかの よ うな音 か ら始 ま り、大合 唱で歓 び と兄弟愛 を謳 う第 四
楽章。今、閉塞感 の 中、人 と人 が戦 ってい る この 時だか ら 「第九」 が心 に響 きます。 (長 尾節子 )
歌 詞 (抜 粋 )
Freude schё ner Gё tterfunken9 歓喜よ 美 しき神 々の御光 よ
Tochter aus Elysium, 楽園の乙女よ
Wir betretenた uertrunken, 我等 は情熱 と陶酔の中
Himmlische dein He■ gtum! 天界の汝の聖殿 に立ち入 らん
Deine Zauber binde,wied9r, 汝の威光の下 再び一つとなる
Was die Mode streng geteilt; 我等を引 き裂 いた厳 しい時代 の波
Alle Menschen werden Brflder, すべての民 は兄弟 となる
Wo dein sanfter Fltigel weilt. 汝 の柔 らか な羽根 に抱 かれて
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ベー トーヴェン 引ヽい “

ベー トヴェンは1770年 12月 、 ドイツ西部 の街 ボ ンに、祖 父 は宮廷楽長、父 は宮廷歌手 とい う音楽家一家 に


生 まれ た。祖 父 は立派 な音楽家 で、 ルー トヴィ ヒ・ ヴァン・ベー トー ヴェン とい う名 は祖父 の名 を継 いで い
る。 ベー トヴェンは幼 い頃 よ り父 か ら音楽 の訓練 を受 け、 さらにネ ー フェに学 んで い る。大酒飲 みで収入が
途絶 えがちであ った父 に代 わって音楽活動 で家計 を支 えて いた。青年 時代 には貴族 の援助 も得 てウィーンの
モー ツァル トを訪 問 した りして い る。 また、 ボ ンを訪 れたハ イ ドンか ら作曲を頑張 るよ うに励 まされて い
る。 この頃 シラーの 「歓喜 の頌歌」 に出会 い、以来 この詩 に作曲す る こ とをずっ と温 めて いた。22歳 で
ウィーンに出、ハ イ ドンが多忙 で弟子 になれなかったが、 シェンクな どについて作曲 も習 つて い る。最初新

進気鋭 の ピアニ ス トとして人気 を博 し、数年後 にはハ イ ドンに次 く作曲家 と評 され るようになって いた。 し
か しこの頃か ら耳 が聞 こえな くな り、 自殺 も考 えてハ イ リゲ ンシュタッ トで遺書 も遺すのだが、創作 の意欲
に助 けられ、交響曲 3番 「英雄」や交響曲 5番 「運命」な どの傑作 を生み出 して い く。40歳 頃 には完全 に耳
が聞 こえな くな り、甥 カールの問題 もあって創作 も減退 して いた。 そ して50歳 を超 えた晩年 に長年温 めて い
たシラーの 「歓喜 の頌歌」 に作曲 したのが第 9交 響曲であった。初演時 には、指揮者 の横 で演奏 を見守 って
いたが、曲が終 わった時の聴衆 の大歓声 に気がつかず、 アル ト歌手 のウ ンガーが手 を取 って後 ろに振 り向か
せ、初 めて気づいた とい う逸話 が残 って い る。

プロフィール
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指揮

玉野市出身。筑波大学卒業後、東京音楽大学にて指揮を紙谷一衛 0広 上淳一、声楽を高橋啓三、
音楽理論 を成田和子、 ピアノを岩津章子の各氏 に師事。
卒業 と同時 に渡独 し、Hochschule fur Musk und Theater Mllinchenで Jacques DelacOte氏
(バ イエルン州立歌劇場・ ザクセン州立歌劇場・読売 日本交響楽団・ 東京 フィルハ ーモニー
管弦楽団客演指揮者 )の 薫陶 を受 ける。
その後、研鑽 の場 をHochschule i■ Musk Franz Liszt Wem‐ へ移 し、PЮi Gunter Kane■
門下 に在籍 して指揮 を専攻す る傍 ら、 ピアノ、オペ ラ伴奏法、 リー ト伴奏法、合唱指揮やチェ
ンバ ロ他 を並行 して学 んだ。
卒業 に際 してディプロムを取得 し、翌年 「魔笛」 を指揮 してデ ビュー。
これ まで、国内においてはローマ歌劇場 日本公演、東京室内歌劇場定期公演、石川県音楽
文化振興事業団・金沢芸術創造財団 ×東京芸術劇場共同制作公演な a日 本初演 を含む数多
くのオ ラ公演やオー ケス トラ演奏会 に携 わる一方、海外 において も ドイツ、 チ ェコ、ハ ンガ リー、 ポー ラン

ド等 、 ヨーロ ッバ各地 のオーケス トラを指揮 してい る。元東邦音楽大学講師(2006-2019)。
著書 に 「大事な こ とは楽譜 に書 かれていない!?」 (Amazon限 定販売)が ある。
玉野 フィルハ ーモニー管弦楽団へ は、草創期 の1996-98年 および2013年 以降、定期的 に客演中。
ソプラノ 柴田久美子 アル ト 脇本恵子
中国短期大学専攻猟 声楽ИI夕 了。 くらしき作陽大学オペ ラマ Ⅶ彦了、大阪芸術大学芸術学部卒
中国短期大学卒業、専攻不
イスター クラス修了。 業。 ライプツィヒ 。バ ロ ック 。オーケス トラ、新イタリア合
佐 々木英代、近藤安全、故・木下武久、大島洋子 の諸氏 に 奏団、岡山 フィルハ ーモニ ック管弦楽団 と共演 な よ 宗教
師事。 曲、第九のソリス トとして多数出演。オペ ラでは、 「ヘ ンゼ
NH← FMコ ンサー ト、広島アステールプラザ第 10回 オペ ラ k 「ワカ ヒメ」カツラギ・巫女、
ル とグレーテル」 ヘ ンゼノ
ガラコンサー トにおいて広島交響楽団 と共演。全国二期会サミットコンサー 「アマール と二人の王様」母親を演じる。'03、 '08、 '12、 '19年 リサイタル開
)、 kジ ョ
トI o III・ VIc譲 ミ いかさ:第 九の会.第 )10回 ソプラノソロ、リサイタ′
,福光IOXAROSA声 楽セミナー奨励賞、近藤指揮者賞受賞:
催望
イントリサイタルを7回 開催もまた、オペテ公演にも多数出演。
現在、岡山バ ッハカンタータ協会会員、日本演奏連盟会員、岡山県合唱連盟
平成 21年 度文化庁芸術団体人材育成事業 「畑中良輔 日本歌曲マス ター クラ
常任理事、 くらしき作陽大学非常勤言
削軋
ス」オー ディシ ョン合格・受講。第 11回全国童謡歌唱 コンクール グランプリ

大会第2位、榛名 「日本 の歌」スプ リンクセ ミナーにおいて奨励賞受賞。
現在、岡山市立福田公民館混声合唱団、玉野 くれない合唱団指導。
岡山県演奏家協会会員、中国二期会会員、理事。

テノール 柾本和敬 バ リ トン 片桐直樹


国立音楽大学声楽科卒業。エ ウロペ ア音楽 アカデ ミー プロ 京都教育大学音楽科卒業。東京芸術大学大学院オペ ラ不 湘疹
フェ ッシ ョナル コース修了 (イ タリア)。 ス ロヴェニア国立 了。第38回 京都府文化賞功労賞受賞。第22回 藤堂音楽褒賞
ル ブリアーナ歌劇場で歌劇 聰 島 でデ ビュー し、 ヨーロッ 受賞。関西二期会オペラ公演 《ドン 。ジョヴァンニ》でレポ
パ各国でオペ ラ公演 に出演。イタ リアで はブス コル ド市立 レッロ役 としてデビュー。 その後、関西二期会を中心 に
歌劇場 と契約。プッチーニ作曲歌劇 「外套」、 「 トスカ」 な 《フィガロの結婚》 《蝶々夫人》なこ 数々のオペラに出演、
どに主役テノール として出演、またミラノ・スフォルセスコ城やクザーニ宮
などを始め、イタリア各地で コンサー トに出演する。日本でも首都圏を始
め、各地で数々のオペ ラに主役テノール として出演。またべ■ トーヴェン第
九演奏会や宗教山のソリス トとしても多数出演する。福武教育文イ 職辰興財団
文化奨励賞、マルセン スポーツ・文化振興財団文化賞受賞。藤原歌劇団団
員。岡山県立玉野光南高等学校出身。
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玉野 フィル八―モニー管弦楽団・ 瀬戸内祝祭管弦楽団 ― ― ― ― ― ―

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上 Vnl 長坂拓 己 小林佐知 奥山晃子 上月 恵 中井太 一 二


奥川真 理 森原すみれ │

Vn2 濱田 南 赤追智奈 大倉 リサ 河野園子 岸田謙太郎 │


岡 幸代 │

Va 仁熊美鈴 杉 山みゆき 大道真 弓 家守康代 野田卓也 暑


藤原和子
Vc 柳橋泰志 佐藤 陽一 長原 由加子
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嶋田真志 嶋田泉 │

Picc 藤巻奈緒子
l Fl 銭本清美 小林陽香 1
Ob 沼住名子 赤松 由紀子

Cl 綱川則枝 寺谷育 己 │

Fg 小野 エ リコ 中村登樹康 │

Cfg 太 田茂樹 │

Hr 山下咲希 前谷美空 岡 裕美 太河原千恵 四


通田楓

: Tp 崎谷由住利 三 原 一孝
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原田直郎 山下真穂 宇佐見朋子


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永礼 さ とみ │

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玉川貴浩 佐藤快音 仁城英子


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はじめての 『第九」 たまの合唱団 3‐ ローーー



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合 唱 指 揮 :長 尾 節 子 練 習 ピ アニ ス ト :文 裕 理 、 森 分 真 由
ソプラノ 青木多恵子 明石知子 植松登 三 子 大賀美智代 大森幹子
本村豊子 小西利恵子 小橋芳子 小林紗絵子 高津成子

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高橋悦子 田戸久美子 谷澤多美子 津川美奈子 長崎由美


西嶋佳子 西谷圭子 濱越久美子 深井喜代美 福原厚子

藤 目み の り 古川恵美子 前田美恵子 松 岡千恵子 三 宅史子


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︱ 一
宮田菊代 室井厚子 八本好恵 山本 まさみ 横 山由紀子
︱ 一︱

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アル ト 相浦百合子 阿部真理子 池田澄子 伊藤麻子 井上恵子
岩崎寿美子 大 山久恵 大山秀美 小笠原和奏 表 知世
︱ 一

川上 ひ とみ 近藤礼夏 ︱ 一
︱ 一

河村 都 小泉則子 近藤照恵 ︱ ¨

阪西敬子 高本洋子 高畑 いづ み 瀧本千恵 武田恵子


立 花恵子 谷美紀子 谷畑佳子 千葉秀子 長尾節子
西村帆乃 長谷井美佐子 浜 口千枝子 林登志恵 原 昭子
藤原梅野 藤原 正子 藤原美子
松岡二 三 子 松下奈津恵 道廣睦子
村 上元子 目尾心音 本村静子

田岡般夫 綱川敬治
四宮 貴久
菫原浩人

多賀栄一
原目 一郎

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