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1. はじめに
本ドキュメントには、Opescope Activo/Pleno の C アーム台車内にある WHACONT-200 基
板のファームウェアをアップデートするための手順が書かれています。
2. ファームウェアアップデートに必要なもの
ファームウェアアップデートを行うためには、以下のものが必要です。
a) シリアルクロスケーブル(Dsub 9pin – Dsub 9pin)
b) PC(Windows 2000 または Xp がインストールされているもの)
c) ファームウェア書き込み用 S/W
ファームウェア書き込み用の S/W として、WhaWrite.exe を使用します。あらかじめ書き込
みを行う PC に本 S/W がインストールされている必要があります。
d) アップデート用のファームウェアデータ
メンテナンス CD 内に WHA200*-EVx_xx.s (*はモデルタイプ。L: Activo/H: Pleno。
x_xx はファームウェアのバージョンを意味します。)が含まれています。
3. ファームウェアアップデート手順
以下の手順で、ファームウェアアップデートを行います。
a) WhaWrite.exe のインストール
インストールに使用する PC に WhaWrite.exe をインストールします。すでにインストールさ
れている場合には、以下の作業は不要です。
1) メンテナンス CD 内のフォルダ WhaWrite 内のファイル WhaWrt xxx.exe (xxx は
S/W のバージョンを意味します。) を実行します。
2) WhaWrite.exe 用のインストーラが起動します。
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3) WhaWrite.exe のインストール先を指定します。
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b) シリアルケーブルの接続
インストールに使用する PC のシリアルポートと、ファームウェアをアップグレードする装置の書き
込み用シリアルポートをシリアルクロスケーブルで接続します。
装置の書き込み用シリアルポートの位置は、以下のいずれかです。
・ モニター台車内 Monitor I/F 基板上の Dsub 9pin コネクタ J5
J5
JMC
JCON
c) 装置の電源を入れます。
d) WhaWrite を起動します。
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e) ユーザープログラムモードのタブを選択します。
f) 「参照」ボタンをクリックし、アップデート用のファームウェアデータを開きます。
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g) 「接続開始」ボタンをクリックし、ファームウェア書き込みプログラムを WHACONT-200 基板に
送信します。
「接続開始」をクリックしても、書き込みプログラムの転送が行われない場合(WhaWrite 下
部のプログレスバーが変化しない場合)は、4章の「WHACONT-200 基板のファームウェア強
制書き換え」を実行してください。
h) ファームウェア書き込みプログラム転送が完了すると、現在のファームウェアとアップデートするファ
ームウェアの比較を行い、更新されているアドレス領域に「更新あり」を表示します。「更新あり」
が表示されているアドレス領域がファームウェアを更新する必要のある部分です。
ファームウェアを更新するアドレス領域のチェックボックスをチェックします。その後、「書き込み」
ボタンをクリックします。
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i) 「書き込み」ボタンをクリックすると、ファームウェアの書き込みを開始します。ファームウェアの書き
込みが完了するまでは、絶対に装置の電源を切らないでください。
j) ファームウェアの書き込みが完了すると、以下のダイアログボックスが現れます。
k) 装置の電源を切り、再度電源を投入します。装置が正常に動作することを確認し、かつ、調
整用 S/W にてファームウェアのバージョンが更新されていることを確認してください。
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4. WHACONT-200 基板のファームウェア強制書き換え手順
ファームウェア書き込み中に電源を遮断してしまった場合など、ファームウェアの書き換えが完全に行
われなかった場合には、3章のアップデート手順は使用できなくなります。その場合には、以下の手順
にてファームウェアの強制書き換えを行ってください。
3章のファームウェアアップデートが正常に行われた場合には以下の作業は不要です。
a) WHACONT-200 基板の DIPSW1-8 を ON にします。その後装置の電源を入れます。
DIPSW1
b) WhaWrite を起動します。
c) ユーザープログラムモードのタブを選択します。
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d) 「参照」ボタンをクリックし、アップデート用のファームウェアデータを開きます。
「接続開始」をクリックしても、書き込みプログラムの転送が行われない場合(WhaWrite 下
部のプログレスバーが変化しない場合)は、5章の「WHACONT-200 内蔵フラッシュ ROM
初期化」を実行してください。
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f) ファームウェア書き込みプログラム転送が完了すると、現在のファームウェアとアップデートするファ
ームウェアの比較を行い、更新されているアドレス領域に「更新あり」を表示します。「更新あり」
が表示されているアドレス領域がファームウェアを更新する必要のある部分です。
ファームウェアを更新するアドレス領域のチェックボックスをチェックします。その後、「書き込み」
ボタンをクリックします。
g) 「書き込み」ボタンをクリックすると、ファームウェアの書き込みを開始します。ファームウェアの書き
込みが完了するまでは、絶対に装置の電源を切らないでください。
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h) ファームウェアの書き込みが完了すると、以下のダイアログボックスが現れます。
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5. WHACONT-200 内蔵フラッシュ ROM 初期化手順
新規基板などのため、CPU 内蔵のフラッシュ ROM が初期化されていない場合には、以下の手順
にて CPU 内蔵のフラッシュ ROM の初期化を行ってください。
3章または4章のファームウェアアップデートが正常に行えた場合には以下の作業は不要です。
DIPSW3
OFF 1 M2 OFF 1 M2
2 M1 2 M1
3 M0 3 M0
4 MD3 4 MD3
5 MD2 5 MD2
6 MD1 6 MD1
7 MD0 7 MD0
8 FWP 8 FWP
SW3
b) WhaWrite を起動します。
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c) ブートモードのタブを選択します。
d) 「参照」ボタンをクリックし、アップデート用のファームウェアデータを開きます。
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e) 「接続開始」ボタンをクリックし、ファームウェア書き込みプログラムを WHACONT-200 基板に
送信します。
内蔵 ROM 領域のチェックボックスがチェックされていることを確認した後、「書き込み」ボタン
をクリックします。
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g) 「書き込み」ボタンをクリックすると、ファームウェアの書き込みを開始します。ファームウェアの書き
込みが完了するまでは、装置の電源を切らないでください。
h) ファームウェアの書き込みが完了すると、以下のダイアログボックスが現れます。
OFF 1 M2 OFF 1 M2
2 M1 2 M1
3 M0 3 M0
4 MD3 4 MD3
5 MD2 5 MD2
6 MD1 6 MD1
7 MD0 7 MD0
8 FWP 8 FWP
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j) 4章の「WHACONT-200 基板のファームウェア強制書き換え」を行い、WHACONT-200
基板のファームウェアを書き換えます。
k) 装置が正常に動作することを確認します。
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