You are on page 1of 5

はじめにお読みください

PRIMERGY BIOS / iRMC ファームウェア アップデート作業について


4版
富士通株式会社

本書をお読みになり、お使いの構成に適切なアップデート手順を選択してください。
本書は、PRIMERGY の BIOS / iRMC ファームウェアアップデートツール(以後、本アップデートツールと略しま
す)の使用手順について記述しています。下記を熟読し、適切なアップデート手順を選択してください。

 オンラインアップデート
対象サーバの OS 上でアップデートツールを実行します。稼働サーバの電源を落とさずにアップデート作業を
実施することが可能です。
 Windows OS 用、Linux OS 用のオンラインアップデートツールを収録しています。
 対象サーバのローカルコンソール上でのみ動作します。ネットワーク経由の操作では実行できません。
 仮想環境のゲスト OS 上では動作しません。
 BIOS アップデート後、反映するにはシステム再起動が必要となります。

 オフラインアップデート
アップデートツールを書き込んだ USB メモリから起動し、アップデートを実施します。インストール OS に依存
せずアップデート作業を実施することが可能です。
 事前にオフラインアップデート用 USB メモリを作成する必要があります。
※ 使用できる USB メモリについては、オフラインアップデート手順書をご覧下さい。

 リモートアップデート
iRMC S4 Web インターフェースを利用してアップデートします。稼働サーバの電源を落とさずにアップデート
作業を実施することが可能です。
 インストール OS に依存せずアップデート作業を実施することが可能です。
 システム管理者、ネットワーク管理者、およびハードウェアとソフトウェアに関する相応の知識のある方が
対象となります。

 リカバリアップデート
予期せぬ理由によりアップデートが失敗し、BIOS/iRMC が動作しなくなった際に使用します。
 事前にリカバリアップデート用 USB メモリを作成する必要があります。
※ 使用できる USB メモリについては、オフラインアップデート手順書をご覧下さい。

各作業にて使用する文書およびアップデートツール
アップデート手順により使用するツールおよび手順書が異なります。実施したいアップデート手順によって、下記の
フォルダに収録された手順書およびツールを準備してください。
アップデートツール
文書ファイル名 記載内容・作業内容
収録フォルダ
はじめにお読みください.pdf (本書) アップデート手順の選択・部材の準備・版数確認 -
release-note_[対象サーバ名 対象製品・改版内容・お問い合わせ先等、各 -
称]_[PGYxxxx].txt BIOS/iRMC ファームウェア固有の情報
オンラインアップデート手順書.pdf オンラインアップデート(Windows) ASP_Windows
オンラインアップデート手順書.pdf オンラインアップデート(Linux) ASP_Linux
オフラインアップデート手順書.pdf オフラインアップデート Offline
リモートアップデート手順書.pdf リモートアップデート Remote
オフラインアップデート手順書.pdf リカバリアップデート Recovery
装置固有のドキュメント 特定のサーバにてアップデート作業を実施する 対象により異なる
※収録されない場合もあります 際、追加で必要な作業手順

1/5
事前準備

部材の準備
「1.本書をお読みになり、お使いの構成に適切なアップデート手順を選択してください。」を参照して、実施するア
ップデート方法に応じたアップデートツールおよびアップデート手順書を準備します。
 USB メモリを使用したオフラインアップデートを実施する場合、『オフラインアップデート手順書.pdf』記載の
手順より、アップデート用 USB メモリを作成する必要があります。

BIOS / iRMC ファームウェア版数の確認


BIOS / iRMC ファームウェアがすべて最新の場合、本アップデートツールを適用する必要はありません。現在動
作中の BIOS / iRMC ファームウェア版数は、下記いずれかの手順にて確認してください。
 サ ー バ が 稼 働 中 で 、 ServerView Operations Manager が 使 用 可 能 な 場 合 : 「 2.2.1 ServerView
Operations Manager を使用した版数確認」
 ServerView Operations Manager では、SDR 版数を確認することはできません。SDR 版数は、その
他の手順にて確認する必要があります。
 iRMC S4 Web インターフェースより確認する場合:「2.2.2 iRMC Web インターフェースを使用した版数確
認」
 サーバが停止中の場合:「2.2.3 BIOS セットアップユーティリティを使用した版数確認」

2.2.1. ServerView Operations Manager を使用した版数確認


1. ServerView Operations Manager を起動します。
2. シングルシステムビューの[ステータス表示/設定]メニューから[システム]-[システム情報]を選択します。
3. 「BIOS バージョン」項に BIOS 版数、「ファームウェア」項に iRMC ファームウェア版数が表示されます。
 下記表示例の場合、BIOS バージョンは R1.11.0, iRMC ファームウェア版数は 7.37F となります。

2/5
2.2.2. iRMC Web インターフェースを使用した版数確認

iRMC S4 Web インターフェースへのログインの詳細については、『iRMC S4 - integrated Remote


Management Controller 取扱説明書』 (MANUALS (http://manuals.ts.fujitsu.com/index.php)の
x86 Server - Software - ServerView Suite – Out-Of-Band Management) を参照してください。

1. Web ブラウザを起動します。
2. 対象サーバの iRMC IP アドレスにアクセスします。
3. ユーザ名とパスワードを入力し、ログインします。
4. 左部ツリーより[システム情報]→[システムの概要]を選択します。
5. 右ペイン「システム情報」部の「BIOS バージョン」項に表示される BIOS 版数を確認してください。
 下記表示例の場合、BIOS バージョンは R1.25.0 となります。

6. 左部ツリーより[iRMC S4]→[iRMC S4 情報]を選択します。


7. 右ペイン「動作中ファームウェア」部の「iRMC バージョン」項に表示される iRMC ファームウェア版数および、
「SDRR バージョン」項に表示される SDR 版数を確認してください。
 下記表示例の場合、iRMC ファームウェア版数は 8.05F、SDR 版数は 3.64 となります。

3/5
2.2.3. BIOS セットアップユーティリティを使用した版数確認

BIOS セットアップユーティリティ使用方法の詳細については、各本体装置の『BIOS セットアップユーティリテ


ィ リファレンスマニュアル』 (MANUALS(http://manuals.ts.fujitsu.com/index.php?l=ja) の x86 Servers
- PRIMERGY Servers のメニューから該当装置を選択)を参照してください。

1. POST(Power-On Self-Test:電源投入時自己診断)中に次のメッセージが表示されたら、[F2]キーを押下
して、BIOS セットアップユーティリティを起動します。

2. [Main]→[System Information]を選択します。
3. 「BIOS Revision」項に表示される BIOS 版数を確認してください。
 下記表示例の場合、BIOS バージョンは R1.25.0 となります。

4. [Server Mgmt]メニューを選択します。
5. 「Firmware Version」項に表示される iRMC ファームウェア版数および、「SDRR Version」項に表示される
SDR 版数を確認してください。
 下記表示例の場合、iRMC ファームウェア版数は 8.05F、SDR 版数は 3.64 となります。

6. [Exit]→[Discard Changes & Exit]を選択し、BIOS セットアップユーティリティを終了します。

以降は、各アップデート手順書に従い、作業を実施してください。

4/5
付録A: 改版履歴
版数 改版内容
1版 初版作成
2版 脆弱性対応版数からの FW ダウン手順を追記
3版 脆弱性対応版数からの FW ダウン手順を削除
4版 改版履歴情報を復活

5/5

You might also like