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本書をお読みになり、お使いの構成に適切なアップデート手順を選択してください。
本書は、PRIMERGY の BIOS / iRMC ファームウェアアップデートツール(以後、本アップデートツールと略しま
す)の使用手順について記述しています。下記を熟読し、適切なアップデート手順を選択してください。
オンラインアップデート
対象サーバの OS 上でアップデートツールを実行します。稼働サーバの電源を落とさずにアップデート作業を
実施することが可能です。
Windows OS 用、Linux OS 用のオンラインアップデートツールを収録しています。
対象サーバのローカルコンソール上でのみ動作します。ネットワーク経由の操作では実行できません。
仮想環境のゲスト OS 上では動作しません。
BIOS アップデート後、反映するにはシステム再起動が必要となります。
オフラインアップデート
アップデートツールを書き込んだ USB メモリから起動し、アップデートを実施します。インストール OS に依存
せずアップデート作業を実施することが可能です。
事前にオフラインアップデート用 USB メモリを作成する必要があります。
※ 使用できる USB メモリについては、オフラインアップデート手順書をご覧下さい。
リモートアップデート
iRMC S4 Web インターフェースを利用してアップデートします。稼働サーバの電源を落とさずにアップデート
作業を実施することが可能です。
インストール OS に依存せずアップデート作業を実施することが可能です。
システム管理者、ネットワーク管理者、およびハードウェアとソフトウェアに関する相応の知識のある方が
対象となります。
リカバリアップデート
予期せぬ理由によりアップデートが失敗し、BIOS/iRMC が動作しなくなった際に使用します。
事前にリカバリアップデート用 USB メモリを作成する必要があります。
※ 使用できる USB メモリについては、オフラインアップデート手順書をご覧下さい。
各作業にて使用する文書およびアップデートツール
アップデート手順により使用するツールおよび手順書が異なります。実施したいアップデート手順によって、下記の
フォルダに収録された手順書およびツールを準備してください。
アップデートツール
文書ファイル名 記載内容・作業内容
収録フォルダ
はじめにお読みください.pdf (本書) アップデート手順の選択・部材の準備・版数確認 -
release-note_[対象サーバ名 対象製品・改版内容・お問い合わせ先等、各 -
称]_[PGYxxxx].txt BIOS/iRMC ファームウェア固有の情報
オンラインアップデート手順書.pdf オンラインアップデート(Windows) ASP_Windows
オンラインアップデート手順書.pdf オンラインアップデート(Linux) ASP_Linux
オフラインアップデート手順書.pdf オフラインアップデート Offline
リモートアップデート手順書.pdf リモートアップデート Remote
オフラインアップデート手順書.pdf リカバリアップデート Recovery
装置固有のドキュメント 特定のサーバにてアップデート作業を実施する 対象により異なる
※収録されない場合もあります 際、追加で必要な作業手順
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事前準備
部材の準備
「1.本書をお読みになり、お使いの構成に適切なアップデート手順を選択してください。」を参照して、実施するア
ップデート方法に応じたアップデートツールおよびアップデート手順書を準備します。
USB メモリを使用したオフラインアップデートを実施する場合、『オフラインアップデート手順書.pdf』記載の
手順より、アップデート用 USB メモリを作成する必要があります。
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2.2.2. iRMC Web インターフェースを使用した版数確認
1. Web ブラウザを起動します。
2. 対象サーバの iRMC IP アドレスにアクセスします。
3. ユーザ名とパスワードを入力し、ログインします。
4. 左部ツリーより[システム情報]→[システムの概要]を選択します。
5. 右ペイン「システム情報」部の「BIOS バージョン」項に表示される BIOS 版数を確認してください。
下記表示例の場合、BIOS バージョンは R1.25.0 となります。
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2.2.3. BIOS セットアップユーティリティを使用した版数確認
1. POST(Power-On Self-Test:電源投入時自己診断)中に次のメッセージが表示されたら、[F2]キーを押下
して、BIOS セットアップユーティリティを起動します。
2. [Main]→[System Information]を選択します。
3. 「BIOS Revision」項に表示される BIOS 版数を確認してください。
下記表示例の場合、BIOS バージョンは R1.25.0 となります。
4. [Server Mgmt]メニューを選択します。
5. 「Firmware Version」項に表示される iRMC ファームウェア版数および、「SDRR Version」項に表示される
SDR 版数を確認してください。
下記表示例の場合、iRMC ファームウェア版数は 8.05F、SDR 版数は 3.64 となります。
以降は、各アップデート手順書に従い、作業を実施してください。
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付録A: 改版履歴
版数 改版内容
1版 初版作成
2版 脆弱性対応版数からの FW ダウン手順を追記
3版 脆弱性対応版数からの FW ダウン手順を削除
4版 改版履歴情報を復活
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