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表1

2023/06/10, 2024/04/27
eiya iwata
多極化時代の核戦力均衡点
【 A】 この図は軍事専門家の批判を仰ぎたい 【 B】
圏域の多極化 圏域内での核保有国の増加
可能性・ possibility 圏域内での核保有国同士の核戦争の勃

【 E】

核戦争勃発の 核戦力動態的均衡点
3段階 蓋然性・ probability

【 F】

現実性・ reality 圏域内での核保有の一極化(例:日本


の広島・長崎への米国による原子爆弾
【 C 】圏域内での核保有国の減少 【 D 】の投下)
独占的核保有国の存在または 独占的核保有国の存在または
非対称核保有・非保有状態の存在 非対称核保有・非保有状態の存在

圏域内での核保有国同士の核戦争の勃発

この図は次のことを意味してゐる。

緑色の矢印の上半分の二つの角【 A 】と【 B 】は圏域を問題にしてゐる。赤い矢印のある下半分の二つの角【 C 】と


【 D 】は、文明圏域内での核保有国の多少をいふ。文明圏の地域を縮めて圏域と呼び、圏域および核保有の分類により次
の分類を得る。【 A 】と【 B 】および【 C 】と【 D 】の四つの点の、【 A 】と【 D 】および【 B 】と【 C 】の交差点
が「核戦力均衡点」である。この「動態的均衡点」を上位の方向【 E 】へ持つてゆくよう努力するのが、国際間の政治家
の務めである。静態的な核戦力の均衡などはあり得ない。動態的な核均衡点の発見あるのみ。

圏域の種類:( 1 )古代帝国のあつた文明圏の域内(別途「古代帝國論」参照)
( 2 )その他、この古代帝國に相当し又は擬似的な地域のある場合、その地域
核保有の分類:( 1 )圏域内独占的核保有(核保有一国と他の国との間に強い非対称・不均衡状態が生まれる)
( 2 )圏域内複数国核保有(非核保有国との非対称・不均衡状態が生まれる)
( 3 )圏域内全部国核保有(核保有の核戦力均衡点が動態的に単数または複数生まれる)

( 1 )【 A 】:圏域が多極化すればするほど核戦争の危険性は分散するので、地球的規模での核戦争勃発の現実性は減

少し、蓋然性となり、可能性となる。従ひ、核戦争勃発の可能性は小さくなる、あるいは不可能性が増大
する。例:サウジアラビア・ OPEC +。たとへ一国が核を使用しても、核戦争は域内に留まる。これが
文明圏域多極化の意味の一つである。
( 2 )【 B 】:圏域内での核保有国が増加すれば、核戦争の危険性は減少し、戦争勃発の不可能性が増大する。
例:サウジアラビア・ OPEC +。たとへ一国が核を使用しても、核戦争は域内に留まる。
( 3 )【 C 】:圏域内での核保有国が減少すればするほど、核戦争勃発の可能性が蓋然性になり、現実性になる。
例:サウジアラビア・ OPEC +。一国が核を使用するとしても、核およびその他の通常戦力による戦争は
域内に留まる。
( 4 )【 D 】:圏域の一極化が進めば進むほど、または核の少数国による独占的管理が進めば進むほど、核戦争勃発の
可能性が増大する。例:日本の広島・長崎への米国による原子爆弾の投下。今この歴史的事実を私の環太
平洋造山帯火山帯文明圏・文明論に依つて振り返ると、広大な太平洋といふ海洋を超えて、対岸にある国
家・アメリカが対岸の国である日本国に原子爆弾を投下する動機は、自然環境の観点からは、無い。何故
なら、海洋は地球上で最も大きく広い緩衝帯であるからだ。

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( 4 )【 D 】:圏域の一極化が進めば進むほど、または核の少数国による独占的管理が進めば進むほど、核戦争勃発の
可能性が増大する。例:日本の広島・長崎への米国による原子爆弾の投下。今この歴史的事実を私の環太
平洋造山帯火山帯文明圏・文明論に依つて振り返ると、広大な太平洋といふ海洋を超えて、対岸にある国
家・アメリカが対岸の国である日本国に原子爆弾を投下する動機は、自然環境の観点からは、無い。何故
なら、海洋は地球上で最も大きく広い緩衝帯であるからだ。

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の核保有国同士の核戦争の勃発

での核保有の一極化(例:日本
・長崎への米国による原子爆弾

核保有国の存在または
核保有・非保有状態の存在

分の二つの角【 C 】と
よび核保有の分類により次
【 B 】と【 C 】の交差点
するのが、国際間の政治家

態が生まれる)

まれる)

の核戦争勃発の現実性は減

あるいは不可能性が増大
域内に留まる。これが

可能性が増大する。
留まる。
なり、現実性になる。
の通常戦力による戦争は

ば進むほど、核戦争勃発の
の歴史的事実を私の環太
を超えて、対岸にある国
観点からは、無い。何故

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ば進むほど、核戦争勃発の
の歴史的事実を私の環太
を超えて、対岸にある国
観点からは、無い。何故

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