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用言の活用
用言 ( 動詞・形容詞・形容動詞 ) は 下に続く言葉によって形が変わる。
そもそも活用とは?
これを活用と呼ぶ。
読む + ず→読ま - ず
読む + て→読み - て
読む + 。→読む - 。
読む + 時→読む - 時
読む + ど→読め - ど
読む + !→読め - !
語幹 活用語尾
変わらない部分を語幹
変わる部分を活用語尾
という。
活用形には6種類あって、
それを順 ( ここでは右から ) に
未然 連用 終止 連体 已然 命令
という。
動詞には大きく9つの活用がある。
動詞の活用
正格活用5つ ( 規則性がある )
変格活用4つ ( 規則性がない ) だ。
正格活用
〇行四段活用
〇行上一段活用
〇行下一段活用
〇行上二段活用
〇行下二段活用
変格活用
カ行変格活用
サ行変格活用
ナ行変格活用
ラ行変格活用
〇行には活用語尾の行が入る。
動詞は必ずこのどれか に当てはまる。 例:読む→活用語尾は「む」→マ行
動詞を見かけたらまず 落つ→活用語尾は「つ」→タ行
「何段活用だ?」 と考えるべし。
しかし、変格活用4種類は限られる
動詞の活用
カ行変格活用 ( カ変 )→ 来 のみ①
サ変→す・おはす のみ②
ナ変→死ぬ・去ぬ ( 往ぬ ) のみ②
ラ変→あり・をり・侍り・いまそかり
干る← のみ④
い
射る・鋳る←
※ これ↑は全部覚える
着る←
い
似る・煮る←
はべ
→ ということは動詞はだいたい正格活用
見る← く
と思いきや、上一・下一の動詞は少ない
居る・率る←
上一→ひいきにみゐ - る ⑥
下一→蹴る のみ①
ひる / いる / きる / にる / みる / ゐる 上一
ける 下一
く カ変
す / おはす サ変
しぬ / いぬ ナ変
あり / をり / はべり / いまそかり ラ変
を暗記して↓これじゃないなら
四段・上二・下二 のどれか!!
四段・上二・下二の見分け方
基本的には「 - ず」をつけて考える
( これは未然形を考えるのと同じ )
四段はア段音になる
例:読ま - ず 書か - ず 打た - ず
上二はイ段音
例:落ち - ず 老い - ず 朽ち - ず
下二はエ段音
例:越え - ず 植ゑ - ず 流れ - ず
※四段は現代語に似るが、
上二・下二は現代語に似ない。
「現代語だと何かな?」と
考えてみよう。
落つ→落ちる 老ゆ→老いる
朽つ→朽ちる 越ゆ→越える
植う→植える 流る→流れる
流るる 老ゆる 植うる
気持ち悪いかもしれないが、 それであってる。
実際にやってみよう あとは実
際に動詞
を活用し
てみよう。
正格活用
にはルー
ルがある。
このルー
ルを覚え
謎の余りスペース てしまお
う。
• 四段活用
四段
• 四段活用は
未然形 連用 終止 連体 已然 命令 の順に
a i u u e e
となる。これに〇行を組み合わせると…
読む→マ行四段活用
語幹 未然 連用 終止 連体 已然 命令
読む 読 ま み む む め め
となる。同様に
語幹 未然 連用 終止 連体 已然 命令
書く 書 か き く く け け
語幹 未然 連用 終止 連体 已然 命令
立つ 立 た ち つ つ て て
こんな風になる。
それぞれカ行とタ行。