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Japan Economic

2005 年 8 月
Monthly
2006 年 2 月

第 23 号
- 目 次 -

1. ビジネストピックス:ロボット産業の新しい可能性
···································································································· 1

2. 産業レポート:日本の葬祭業の動向 ······················································· 6

3. 地域経済レポート:中国に活路を見出す秋田県の木材関連ビジネス
秋田貿易情報センター 浅元 薫哉 ······················································ 20

4. 今月の注目指標:海外での特許出願の増加で
「知的財産立国」実現に前進 ······························ 24

日本経済主要指標 ·································································································· 25

日本貿易振興機構
(ジェトロ)
日本経済情報課

* 本レポートは、利用者の判断・責任においてご利用ください。万が一、本レポートに基づく事業展開で不利益等
の問題が生じた場合、ジェトロは一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
* 本レポートは 2006 年 2 月 17 日までに入手されたデータをもとに作成されています。
* 当レポートに関するお問い合わせは(電話)03-3582-5178、もしくはE-Mail ERC@jetro.go.jp までお願い

いたします。
Business Topics (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

ロボット産業の新しい可能性

日本のロボット産業は、2025年には6 兆円を超える市場になると見込まれている。世界をリードする産業用ロボットの一
層の需要拡大とともに、実用化が進むサービスロボット分野でも競争力の強化に取り組んでいる。高度部材産業が集
積するという日本の強みを活かしつつ、国際的な連携を強化拡充していくことで、ロボット産業は着実に発展していくこと
が期待される。

20 年後には 6 兆円市場に

日本のロボット産業は、1960 年代後半を黎明期として、70 年
代の実用化時代を経て、80 年が「普及元年」といわれている。そ
の後、市場は順調に拡大したが、90 年代のバブル経済の破綻、
家電品を中心とする生産拠点の海外シフトなどにより、国内需
要は伸び悩んだ。しかし、日本経済が徐々に回復するのに伴い、
2003 年以降は再び拡大基調に転じ、2004 年のロボット出荷額
は輸出向けを含めて 5,767 億円に達した。特に、産業用ロボット
は製造業における生産の効率化、経費の削減といった面で大き
く貢献している。
2004 年末時点における日本の産業用ロボット設置台数は約
35 万 6,500 台だった。第 2 位の米国はその 3 分の 1 程度の約
12 万 2,000 台であり、日本の産業用ロボットの普及度合は世界
でも際立っている。また、日本のロボット出荷額の 4~5 割は輸
出に向けられている。日本は世界最大のロボット普及国であり、
かつ世界最大のロボット輸出国なのである。
経済産業省は2004年5月に公表した「新産業創造戦略」の中で、ロボット産業を重点分野の一つとして位置づけ、
一層の発展を推進する姿勢を明確にした。また、同省の次世代ロボットビジョン懇談会は2004年4月に報告書を取り
まとめ、国内ロボット市場が 2010 年には約 1 兆 8,000 億円、2025 年には約 6 兆 2,000 億円に拡大するとの見通しを
示すなど、日本のロボット産業は、今後一層の拡大が見込まれている。

キラーアプリケーションの強化が課題

ロボット産業には非産業用ロボット(サービスロボット)分野もあるが、日本が圧倒的に強い産業用ロボット市場とは
異なり、欧米に遅れを取っている。日本ロボット工業会が産官学のロボット専門家の意見をまとめた「ロボットの応用分
野別国際競争力比較」によると、日本が国際競争力を有する分野は、製造業応用(産業用ロボット)、建設・土木、
エンターテインメントの 3 分野が挙げられるが、宇宙、原子力、エンターテイメント、海洋、探査、福祉、農業、畜産とい

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Business Topics (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

った分野で欧米が強いと判定されている。
その理由として日本ロボット工業会の矢内重章総務部長は、「例えば医療用や原子力向けなどニッチな市場では、
毎年代替需要があるわけでもない。そういう小規模市場でオーダーメイド的な要素の大きいものは、ロボットに限らず
日本は得意とはいえない。それもハード技術で弱いわけではなく、ソフトやネットワークの技術でやや遅れている」と指
摘している。
サービスロボットが産業用ロボットと明らかに異なる点として、例えば、人々の生活の中で身近に使われることが多い、
移動性が高い、反復作業が少ない、などが挙げられる。人と接するロボットであれば安全性が大きな問題になるし、
移動性という面では人なら簡単にできる階段の上り下りもロボットにとっては至難の業となる。同じ作業を正確に何度
も繰り返すことはロボットの得意技だが、その都度異なる動作をしなければならないとなると判断能力が求められる。こ
れもロボットには苦手なことだ。
この点についてユニークなロボット事業を展開している日本 SGI の戦略事業推進本部ロボット事業推進オペレーショ
ン統括の秋元大氏は、アプリケーションの強化が課題と指摘する。
「日本では、ハードのデザインに関心が集中し、新しい形をしたロボットを作ることに企業の取り組みが集中する傾向が
ある。しかし、アプリケーションの完成度が低いと、形だけ作ってそれで終わりとなってしまう。次世代ロボットについては、
もっとアプリケーション寄りで考えるべきだ。」
例えば、本田技研工業の「アシモ」に代表されるヒューマノイド型ロボットの開発で日本は世界のトップ水準にある。し
かし、“彼ら”に何をさせるのかということになると、未だにはっきり見えてこない部分がある。そこが見えてこなければ、需
要を喚起することは難しい。日本ロボット工業会の矢内部長もサービスロボットを普及させるには、ユーザーに本当にほ
しいと思わせるようなキラーアプリケーションが必要と述べている。

医療用ロボットを米国ベンチャーと共同開発

その中で、先進的な開発に取り組み、ロボットのビジネス化に向けて着々と前進している企業もある。光学機器メー
カーのオリンパスもそうした 1 社だ。
同社は 2001 年、米国の Intuitive Surgical 社(以下、IS 社)と共同で、内視鏡手術に使う超音波手術システム「ダ・
ビンチ超音波凝固切開シザース」を世界で初めて開発した。2003 年には、IS 社のロボット内視鏡手術システム向けに
3D・2D映像システムを開発し、同社に供給している。医師はこの医療ロボットを使うと、縫合など奥行き感が必要な
作業の時には 3D映像を見て内視鏡を操作し、術部と鉗子の位置関係を知りたい時などには 2Dの広角映像を見な
がら操作するというように、3D・2Dを簡単に切り替えることができるという。
「当社は 6 年ほど前、独自の医療ロボットを開発し、学会で技術展示したことがある。ただこのときは時期尚早で、商
品化に至らなかった。IS 社との事業については、当社の技術を使いたいとの申し入れがあり実現した」とオリンパスの高
山修一執行役員研究開発統轄室長は述べる。
オリンパスは、産官学が連携して日本発の新しい医療機器開発による医療機器産業の国際競争力強化を目指す
医療技術産業戦略コンソーシアムにも参加している。同コンソーシアムが重点テーマの一つに掲げている「内視鏡手術
ロボット等の高機能手術ロボットや画像技術を活用した低浸襲治療機器」委員会では、高山執行役員が主査を務
めている。

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Business Topics (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

内視鏡手術は、開腹手術に比較すると患者の負担がはるかに少ない。これは、治療・入院期間の短縮につながり、
医療費の低減にも貢献する。しかし、その一方で、内視鏡手術は見える範囲が限定される上に、遠隔操作であるた
め大変な集中力が要求され、術者(医師)の負担はむしろ重くなっているといわれる。それをロボット化すれば、例えば
医師がアームを 10 センチ動かした時、内視鏡に取り付けられた鉗子は 1 センチだけ動くというように、動きをより精度よ
く伝えることが可能になる。動きの精度を高めていけば、処置が必要な患部以外を傷つけたりする危険性が低くなると
ともに、医師の負担を軽減する効果も期待できる。
オリンパスメディカルシステムズ商品企画本部研究部・鈴木明部長は、「実際の手術では、ロボット手術から開腹手
術へ変更する可能性もあるが、そうした時に予期せぬことが起きることもある。その際、今のような大型のロボットでは、
即座にロボットから人間の手による作業に切り替えるのが難しい面もあるため、解決すべき課題はたくさんあるが、医療
の現場でもロボットの果たす役割はこれからますます重要になっていく」と述べる。
現段階では、患部を触った時の触覚までは医師に伝わらないのがロボットの弱点ともいえる。また日本の場合、安全
性に対する審査が厳格で、医療機器として認可されるのに時間を要することも、医療用ロボットのビジネス化に当たっ
て解決すべき課題となっている。

ユニークなマネキンロボット

一方、日本 SGI はロボットの新しい可能性を感じさせるユニークなビジネスを展開している。その一つがマネキン型ロ


ボット「Palette」だ。同社がロボットデザイナーの松井龍哉氏(フラワー・ロボティックス代表)と共同で開発したこのロボッ
トは、モーション・キャプチャーによってスーパーモデルの数十種類のポージングを記憶しており、センサーで人を感知する
とさまざまな動きをする。店舗のショーウインドーなどに置いておけば大きなディスプレイ効果を発揮するという。また、ユ
ビキタス技術と融合させ、ショーウインドーのロボットが店舗に出入りする人の数や動きを検知してマーケティングデータ
を得たり、セキュリティに活用したりすることも可能になる。
「Palette は技術的な先進性を謳っているわけではない。しかし、私たちはマーケットの声を聞いて作っているので自信
があり、実際に投資したいとか量産、販売したいという話もいくつかきている。スペック(性能)ばかり気にする日本よりも
欧州での評価が高い傾向がある」と前出の秋元氏は語る。
また同社は、ロボット開発を支援するプラットフォーム「BlackShip」も開発し、販売を開始した。4 輪の台車とバッテリー、
サンプル・ソフトウェアなどで構成されたこのプラットフォームを利用すれば、企業や大学などのロボット研究者は基本的
なハードやソフトの開発に時間をとられることなく、アプリケーションの開発など本来の研究テーマに専念できるという。こ
の「BlackShip」は、同社が電気通信大学と共同開発したレスキューロボット「FUMA」が土台になっている。

部材産業集積の強み

サービスロボットの分野で日本には欧米に劣らぬ強みもある。
「新産業創造戦略」でロボット分野は、機械、エレクトロニクス、情報通信、材料など幅広い技術の統合システムで
あり、個々の製品ごとに技術の擦り合わせを要する垂直連携型産業である、と規定されている。つまり、高度部材産
業が集積している日本は、大きなアドバンテージを持つと言える。もともと小型化・軽量化の技術は日本が得意とする

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Business Topics (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

ところであり、生産技術も日本は優れている。産業用ロボットで培った技術、ノウハウをサービスロボット分野へ展開す
ることも可能だろう。
経済産業省では、ロボット産業を日本のリーディング産業として発展させ、ロボット分野でも「ジャパン・ブランド」を確
立することを政策目標に、「21 世紀ロボットチャレンジプログラム」を推進している。実用ロボットシステムの研究開発を
支援するこのプログラムでは現在、「共通基盤開発プロジェクト」、「次世代ロボット実用化プロジェクト」、「人間支援型
ロボット実用化プロジェクト」などが稼働中だ。総務省、文部科学省、国土交通省などでもロボットに関わるさまざまな
プロジェクトが推進されている。日本ロボット工業会の調査によれば、生産実績のある国内のロボットメーカーは 130 社
あり、官民ともにロボットに対する関心が高い。
今後はこうした日本の強みを活かしながら、外国企業との連携、外国の技術や製品の導入などにも積極的に取り組
むことで、日本のロボット産業は、さらに大きく発展していく可能性が高い。

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Business Topics (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

<参考>
・日本 SGI 株式会社(SGI Japan. Ltd.)
http://www.sgi.com
戦略事業推進本部(Strategic Business Development)
ロボット事業推進オペレーション統括(Robot Business Promotion)
秋元大 氏 (Director Akimoto Dai)

・オリンパス株式会社(OLYMPUS CORPORATION)
http://www.olympus.co.jp
研究開発センター研究開発統括室(R&D Planning Division)
執行役員 高山修一 氏 (Executive Officer & Division Manager Shuichi Takayama)

・オリンパスメディカルシステムズ株式会社(OLYMPUS MEDICAL SYSTEMS CORP.)


商品企画本部研究部(Research Department)
部長 鈴木明 氏 (General Manager Akira Suzuki)

・日本ロボット工業会(JAPAN ROBOT ASSOCIATION)


http://www.jara.jp
総務部(Administration Department)
総務部長 矢内重章 氏 (General Manager Yanai Shigeaki)

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Industrial Report (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

日本の葬祭業の動向

日本経済情報課
【要約】
・ 日本の葬祭業は高齢化を背景に葬式件数は増える見込みとなっているが、消費者の簡素化
ニーズの高まりに伴い平均単価は下落傾向が続いており、市場規模は横這い傾向で推移。
・ こうしたなか、価格の明瞭化・パッケージ化をセールスポイントとした新規業者の参入が業界構
造にも影響を与えており、再編の動きともあいまって、業界に新陳代謝をもたらしている。
・ 外資系企業の数は多くないが、順調に業績を伸ばしているケースが見受けられる。
・ 消費者サイドのニーズの変化を受け、業者格付けの動きやサービス向上のための資格制度が
導入されている。

1.葬祭業の市場概況
(1)日本では火葬、世界的には土葬が多い葬儀習慣
現在における日本の葬儀の最も大きな特徴は、ほぼ 100%火葬によって遺体が処理されていることに
ある。欧米各国やアジアの周辺国では、日本のように火葬ではなく、その大半が土葬中心である。
日本でも古来は、中国の生活習慣を伝承し、古墳などに埋葬する土葬が中心であったが、西暦 700
年頃、火葬が始まったといわれている。僧「道昭」の葬儀が火葬によって行われたのがその始まりで、以来、
火葬が徐々に広まっていったが、未熟な火葬技術は衛生上の問題が多いということと、一部の神道家な
どから火葬が残虐な葬儀法である、との反対もあったことから、火葬が国内葬儀の主流となったのは明治
時代以降のことである。
明治時代に入ると、(a)葬儀関連者が火葬普及のために尽力した、(b)仏教では火葬を貴ぶ、(c)都市
部に人口が集中して土葬を行うに十分な広い土地が確保できなくなった、などの理由により火葬は急速
に普及していき、日本は世界で例を見ないほど火葬率の高い国となった。他方、古来の葬儀にまつわる
風習が残っている地域も一部で存在している。特に沖縄では洗骨葬(遺体が腐敗したのち骨を洗い埋
葬する)の風習が長年根強く残っており、現在こそ沖縄本土では火葬が中心となっているが、周辺の
島々では今もなお洗骨葬が行われている地域がある。
葬儀規模について地域別にみると、都市部から地方へ行くに従い、地縁・血縁関係の強さから葬儀の
規模が大きく、かつ費用も大きくなる傾向が強いが、地域によっても異なるため、一概に地方の葬儀すべ
ての費用が高いとはいえない(愛知県など都市部であっても葬儀費用が高い地区もある)。
世界へと目を向けると、葬儀の方式は圧倒的に土葬が多い。特にイスラム教、ユダヤ教、キリスト教が
浸透している国においては、復活信仰のために火葬を忌み嫌う国も多い。ただ、葬儀の方法は宗教観だ
けでは一概に整理できるものではなく、仏教が有力宗教の一つである中国においては土葬が中心となっ
ているほか、同じキリスト教国であっても、土地の広いアメリカでは土葬が中心だが、土地の狭い欧州では
土葬に比較的こだわらないなど風土による違いも見受けられる。しかしながら、最近では世界的な墓地の
土地不足、環境問題への関心の高まりなどにより世界各国において火葬率が高くなる傾向にある。

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Industrial Report (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

(2)高齢化により葬儀件数増えるも市場規模は横這いから微減傾向へ~
以上、葬祭における習慣について簡単に整理したが、以下ではビジネスとしての葬祭業に焦点をあてて
いく。日本では、葬祭業は高齢化による葬儀件数の増加が見込まれるため成長産業の 1 つと捉えられる
傾向にある。その結果、近年では多方面の業界から葬祭市場への参入が相次ぎ、現在の参入企業数
は 6,500 社にもなるといわれる。従来の葬祭専門業者、冠婚葬祭業者に加え、ホテルや電鉄各社、農
協、生協などからの参入も相次ぎ、そして最近では、家族葬パックを目玉商品に FC(フランチャイズ・チェ
ーン)を拡大するエポック・ジャパンや、「葬儀にサプライズと感動を」をキャッチフレーズに独自の演出を売り
物にするアーバンフューネスコーポレーションなど、事業展開の手法も多様化している。
葬儀件数の増加が見込まれる一方で、葬儀単価はむしろ下落傾向にある。これは、後述するようにユ
ーザーサイドの意識に変化が起こりつつあることに加え、参入業者の増加、とりわけ従来の不透明な価格
設定に対し、パッケージによる価格の明瞭化をセールスポイントとする新興業者が台頭するなど、業界構
造が変革期に差し掛かっていることが背景にある。結果として、葬祭業の市場規模自体は横這いないし
微減の傾向にはあるが、このような事業展開の多様化と新興業者の参入は、業者の淘汰再編を含め、
業界構造自体を大きく変えていく可能性を秘めている。

2.葬祭市場の市場規模動向
(1)葬祭業の市場規模は 1 兆 6 千億円台で推移
葬祭業の市場規模については、サービス対象の範囲の違いにより大きく 2 通りの見方がある。一方は、
業界関連団体の見解としての市場規模である。葬祭業者 1 社あたりの平均年商規模である 1 億 1 千
万円に参入企業数 6,500 社をかけ合わせると 7,000 億円強となるが、これに関連付帯サービス分を加え
た 1 兆円前後を葬祭業としての市場規模とみるものである。この場合、2004 年の死亡人口が約 102 万
人であったことから考えると、葬儀 1 件当りの平均単価が約 100 万円となる。ただし、この単価にはギフト、
バス等の運送、飲食のサービス費用(葬儀施行そのものには影響のない参加者へのサービス費用であり、
仲介手数料のみ得る)は含まれていない。これらサービス費用までを含めた市場規模が他方の見方であ
る。これらサービス費用の平均単価は約 65 万円と推察され、これを加えると 1 葬儀 1 件当りの平均単価
が約 165 万円となる。先の 2004 年の死亡人口が約 102 万人であることから、市場規模は 165 万円/
件×102 万件=1 兆 6,830 億円と算出できる。
どちらの市場規模推定値も葬祭業のサービス範囲をどのように定義するかによって異なるわけであるが、
昨今では大手葬祭業者がギフト、運送業、飲食業までサービス範囲を拡大しつつあるため、本レポート
では市場規模 1 兆 6,830 億円を基準とする。
国立社会保障・人口問題研究所が 2002 年 1 月に推計したところによると、日本国内の死亡人口は
2005 年実績の 107 万 7 千人(厚生労働省による推計)から 2035 年には 170 万人へと増加すると予測
されており、葬儀件数自体は増加傾向にあるとみられるものの、平均単価については、(1)ユーザーの経
済感覚に変化がみられること、(2)核家族化、あるいは少子高齢化の進行、(3)都市部を中心に親族、
近隣との関係が希薄化、(4)新興企業などによる葬儀料金の明瞭化(料金のパッケージ化)、などの要
因もあって、下落傾向にある。

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Industrial Report (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

図表 1 葬祭業の市場規模予測
これらの要因は、マクロ経済動向に 20,000 億円 千人 1,200
19,000
1,000
左右される側面は大きいものの、それ 18,000
17,000
800
ぞれ密接に関連した現象でもある。す 16,000
15,000 600
なわち、家計における経済的合理性 14,000
400
13,000
への要請は、上記(2)や(3)の要因によ 12,000
市場規模 死亡人口
200
11,000
って一段と高められ、そうした消費者 10,000 0

2005年(予)

2007年(予)

2010年(予)
2001年

2002年

2003年

2004年
ニーズへに応える形で、料金の明瞭
化をセールスポイントとして売り込む新
(注)市場規模は矢野経済研究所の推定値
興企業の参入余地を広げているとい (資料)死亡人口は、厚生労働省人口動態統計、国立社会保障・人口問
える。 題研究所推計より抽出

(2)新規勢力の参入により業界構造に変化
新興企業の登場は、業界構造にも大きな影響を与えており、これまで閉鎖的であるともいわれた葬祭
業界に新陳代謝をもたらしている。他方、大手葬祭業者においても葬儀価格の明瞭化に注力している
が、新興企業では従来の慣習(神聖なる儀式を価格評価することはタブー)を打ち破るほど明確で、かつ
わかりやすい料金プランを打ち出したことに特長がある。
かつて、葬祭業界の料金体系は今ひとつ明確でないとの声が聞かれていた。極端な事業者では、同じ
葬儀を行っても裕福そうな顧客とそうでない顧客では請求金額が異なるなどの事象も指摘されていた。こ
れは葬儀が神聖な儀式であり、葬儀業者に対して事前に葬儀費用を尋ねる(儀式を金銭で評価する)
ようなことがタブーであるとの認識があったことにもよる。しかしながら、消費者における宗教観も時代ととも
に希薄となり、このようなタブーがタブーでなくなってきている。結果として、他のサービス産業と同様に、葬
儀においても料金体系の明瞭化を求めるニーズが年々強くなってきた。
これらの背景を受け登場しているのが先の新興企業であり、特に都市部においては葬儀 1 件当たり 30
万円規模の葬儀も増えている。ただし、これはごく一部の傾向であり、格安プランを打ち出している事業
者の葬儀であっても、実際にはオプション経費を含めて 160~170 万円といった業界平均単価に落ち着く
ケースが多くなっている。
以上より、葬祭業の市場規模は死亡人口が増加傾向にあっても、当面平均価格の下落が続くため、
市場規模は横這いから微減傾向で推移すると予測される。具体的には、2005 年が 1 兆 6,710 億円、
2007 年では 1 兆 6,470 億円、2010 年は 1 兆 6,320 億円の市場規模で推移すると予測される(業界団
体へのヒアリングなどをもとに、矢野経済研究所が推定)。

3.葬祭業界の業界構造・流通構造とその動向~業界再編が進展~
(1)冠婚葬祭互助会の統合化及び農協の勢力拡大化が進行中
従来葬祭業界は葬祭事業に特化した専門事業者と、冠婚も含めた冠婚葬祭業者の 2 者を中心に
構成されていた。ここに昨今では農協や生協、あるいは電鉄各社、ホテルなど他業種からの参入が相次
いでいる。さらにここ数年の間には、FC による葬儀専門事業者の台頭なども加わっている。

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Industrial Report (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

これらの売上高のシェアは、概ね図表 2 に示
図表 2 葬祭業の売上高シェア
すとおりだが、そのトレンドは、専門事業者が微
新規参入事
減、冠婚葬祭業者が減少する一方、新規参 業者 専門事業者
20.0% 40.0%
入事業者が増加となっている。
このなかで、今後再編の動きが予想される
のが冠婚葬祭互助会である。互助会の運営
主体は冠婚葬祭業者であり、その運営資金
は、互助会を構成するメンバーの前受金で成 冠婚葬祭業
り立っているが、前受金制度の顧客メリットを 者
40.0%
整理すると図表 3 の通りとなる。
(資料)矢野経済研究所による推計
このような顧客(互助会会員)メリットがある
反面、運営費や斎場設立等の先行投資の
図表 3 冠婚葬祭互助会における前受金制度のメリット
多くがこの前受金によって賄われている点が問
(1) 月会費 1,000 円程度で料金パッケージ化等のメリット
題とされている。冠婚葬祭業者の純資産は互
を享受
助会による前受金の約 10~20%程度といわ
(2) 料金支払いのクレジット化
れているが、運営主体である冠婚葬祭業者が
(3) 斎場、ホール等の施設の充実
倒産した場合、互助会会員への前受金の返
(4) 前受金の保全措置(前受金の半金を法務局に営業
済が滞るリスクが想定される。このため、互助
保証金として供託)
会に対しては消費者保護の観点から金融、ク
(5) 会員の解約の自由化(解約時、手数料を差し引いて
レジット会社等を対象にしている割賦販売法
払い戻しされる)
が適用されることとなっており、経済産業省で
も冠婚葬祭互助会の再建を支援すべく、実態把握のため立ち入り検査を実施している。国内の人口が
減少するなかでは、新規会員の獲得がより困難となり、サービス充実に必要な先行投資が行い難い状
況になることが予想される。会員数が増加し続けない限り運転資金が増えないという互助会の仕組みか
ら、結果として中小規模の互助会の経営が行き詰まるケースが増加することが予想される。このような背
景から、今後冠婚葬祭業者(互助会)同士の吸収合併が進み、現在 300 社あまりある業者数が長期
的には 3 分の 1 程度になるとの見方も示されている。
一方、葬祭専門事業者にとっては農協(農業協同組合)の参入が脅威となっている。農協が葬祭業
に参入している地域では葬祭専門業者はかなり苦戦を強いられているという。特に地縁・血縁のつながり
が強い地方の場合、農協の組織力は強固であり、農協メンバーの葬儀はほぼ 100%近く農協により取り
仕切られているが、組合員以外の新規ユーザーの獲得にも注力している。
農協の葬祭業に関する売上高は、現在、葬祭業市場規模の 7~8%のシェアを占めると想定され、
今後もシェアを拡大する勢いである。
その他の参入業者は、生協、ホテル、そして電鉄業者などがあげられるが、農協のように地縁・血縁的
に基づいた強固な体制ではないため、それ程の脅威とはなっていない。また、広告代理店などの参入例も
あるが、その対象は著名人の団体葬などに限られており、団体葬の数、規模とも縮小傾向にある現在、

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Industrial Report (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

その影響力は限定的といえる。

図表 4 参入業態別にみる参入形態と現在の事業実態
参入業者 参入の形態 現在の事業実態
最も古くから葬祭をビジネスとして 昨今では、ユーザーの葬儀や宗教観に対する意識の
行ってきた専門事業者。約 6,500 変化とともに業界全体も、価格の明朗化、顧客の囲い
社といわれる葬儀業界参入企業 込みなど、徐々に変化しつつある。
の 2/3 を占めており、その 99%が また葬儀市場規模が縮小傾向にあることから、大手企
100 人以下の中小・零細企業であ 業中心の総合サービス化と、中小企業中心の徹底し
葬祭専門事業者
る。葬儀自体がもつ特性もあって、 たアウトソーシング化の二極化が進行している。全体の
閉鎖的な体質が強かった。 傾向として市場占有率は横這いにある。斎場やホール
の自社保有がユーザー獲得の大きな決め手になってい
るため、資本力に乏しい中小企業は淘汰される方向に
ある。
互助会制度による展開を基本とす 昨今では多くの企業で運営資金の大半が会員からの
る。冠婚業と葬祭業兼務の組織 前受け金によって賄われている点に大きな問題がある。
がほとんどであり、準専門業者とい 現在、前受け金の半分を預かるという法的規制の元に
える。現在約 300 社が市場参入し あるが、今後は先行投資に関する規制がさらに進むと
冠婚葬祭業者
ていると推測される。互助会制度 推測される。また会員獲得の状況は現在頭打ち状態
やセミナーによる営業など新しい手 にある。会員が増えないと運転資金が増えないという互
法で急成長し葬祭専門業者と並 助会の仕組みから、今後は中小規模の互助会は統
ぶ2大勢力となった。 合される傾向にあると考えられる。
地縁・血縁の結束力が強固であり一般の葬祭業者よ
基本的に組合員へのサービスの一 りも低価格サービスを提供できる。
環として葬祭業を行っているが、地 地域密着型で知名度・信頼性が高く会員以外のユー
農業協同組合
区内の組合員以外への営業を行 ザー獲得力も強い。現在、JA団体の 6 割強が葬祭業
っているケースも多い。 に参入し、市場規模は 7~8%である。葬祭専門業
者、冠婚葬祭互助会の強力なライバルである。
基本的に組合員へのサービスの一
農業協同組合に比べて地縁・血縁の結束力は弱い。
環として葬祭業を行っているが、地
生活協同組合 現段階では葬祭専門業者との提携・斡旋に止まって
区内の組合員以外への営業も行
いる。
っている。
もともとグループ内のOBの出向 貸会場的な発想からの参入が始まりであった。参入経
先、あるいは人員、遊休不動産の 歴は浅いが、豊富な資金力と施設面での充実を強み
有効活用が目的であった。現在は に急成長するグループも見られる。ユーザー最大のニー
電鉄関連
グループ従業員以外の一般ユーザ ズである「低価格サービス」と「斎場・ホールの保有」に
ー へ 営 業 を 行 っ て い る と こ ろも 多 応えられるだけの力を持ち、今後は葬祭専門業者や
い。 冠婚葬祭互助会のライバルとなる可能性が高い。
施設、サービス面(接客、飲食など)において優位性が
本業以外の副業的な意味合いの あるが低価格サービスを提供しにくい。寺院や葬祭専
ホテル
参入例が多い。 門業者との提携によって副業に止まっているケースが多
い。
大手企業においては副業的な意
葬祭業周辺業者
味合いの参入例が多い。しかし中 多くが副業の範囲に止まっている。しかし、本業よりも
(墓地・墓石、仏壇・
小企業の中では葬祭専門業者が 葬祭業が中心になり本格参入している企業も見られ
仏具、生花、ギフト、
サービス範囲を拡大し競合となり、 る。
霊柩運送業等)
その防衛策としての参入例もある。
著名人の団体葬を主体に参入し
ている広告代理店、斎場の警備を
その他 現状は副業の範囲に止まっている。
行っている警備業者などの参入が
見られる。
(資料)矢野経済研究所が作成

(2)葬祭サービス体制は二極化へ
以上が葬祭業における業界構造とその動向の概況であるが、既述のように葬儀 1 件当りの平均単価
が抑制される傾向にある現在、参入事業者にとって経営を好転させる方策は、(a)サービス範囲を拡大し
て 1 件あたりの受注単価を高める、(b)徹底したアウトソーシングによりランニングコストを縮小する、といった

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Industrial Report (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

方法である。
現在の葬祭参入業者はこのいずれかの方法を選択しつつあり、業界におけるサービス体系は二極化
する傾向にあるといわれている。業界最大手の公益社(本社:大阪市)では、従来、その事業領域に返
礼品事業、運送事業を含めており、さらに仏壇仏具の販売や、飲食事業、あるいはエンバーミング(遺体
衛生保全)事業などを業務範疇として、「総合葬祭業化」の方向へ事業展開を行っている。また、ユーザ
ーの予算に応じた葬儀価格をメニュー化し、明瞭化するなどの工夫も行っている。ちなみに料金体系は
基本料金となる祭壇価格にホール使用料、飲食・返礼品といった変動・オプション費用を合わせたものと
なっている。公益社のような業界大手企業の多くは、「総合化」、「明朗会計化」によりハード、ソフト両面
でのサービスの充実を図ることによって、ユーザーニーズに応える方向で事業展開している。
大手企業の「総合力」に対抗し、中小規模事業者の中には収支の改善を図るため、コアとなる業務
以外の付帯サービス業務すべてのアウトソーシングに徹する事業者も多く見られるようになっている。この戦
略では、ランニングコストの縮小、人件費の削減、少ない資本金で業務展開が可能などのメリットが考え
られるが、付帯サービスの品質を十分にコントロールできなくなる可能性も指摘されている。

(3)営業戦略のトレンドは地域密着、会員制度
従来、参入事業者は病院など限られたルート以外は、特に営業ルートを持っていなかった。しかしなが
ら昨今、医者が死亡時期を事前に告知し葬儀に関する準備ができるようになったこと、葬儀に携わること
自体を忌避する意識が薄れ親族が葬儀会社を直接選択するようになったことにより、病院ルートへの営
業はあまり重要ではなくなっている。病院の紹介による葬儀受注率は地方へ行くにしたがって高くなる傾
向にあるが、現在、都市部で 20%前後ととどまっている。したがって、参入事業者はセミナーやカルチャー
スクールなどの開催により、直接ユーザーにアプローチする傾向が強くなっている。逆に新規参入事業者で
は、この手薄になった病院ルートへのアプローチを強化することにより、新規ユーザー獲得を図るケースも多
いようだ。
葬祭業者が現在行っている主要な営業戦略には、顧客の(事前の)囲い込みや、葬儀などに関する
セミナー、研修会などがあげられる。この手法は、冠婚葬祭互助会が過去に顧客の囲い込みやセミナー
の開催などによって互助会員とのコミュニケーションを図ることにより、葬祭業市場で大きくシェア拡大したこ
とにより定着したものである。葬祭業は不特定多数のユーザーよりも地域の特定ユーザーとより深く接する、
いわゆる「地域密着型」の産業としての性格が強く、限られたユーザーへ細かいサービスを行うことによって、
事前に顧客を囲い込み、そして良質なサービスの提供によって口コミでさらにユーザーを拡大する、という
営業手法が効果的である。
この最たるものが「会員制度」である。現在、互助会以外の葬祭業者においても多くの葬祭業者が
「会員制度」を取り入れており、行き届いた会員サービスによってユーザーとのコミュニケーションを深める方
向で営業展開している。近年になって構築されてきた制度のため、まだまだ会員組織力においては互助
会のそれに及ばないものの、今後会員制度が定着すれば、ユーザーが葬儀に関わることへの忌避意識が
薄れてきたことにも助けられ、自社会員の囲い込みが進むものと考えられる。

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Industrial Report (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

4.葬祭業における商品・サービスの動向~斎場、ホールでの葬儀施行が定着~
葬儀に要する費用をさまざまなサービスメニューに分類してみると、現在の平均費用、参加人数のトレ
ンドは図表 5 の通りとなる。平均費用について見てみると、祭壇や斎場費用に関しては基本料金であり、
総じて横這いあるいは微減傾向にあるが供花や物流費、諸経費などは必要経費外として減少傾向にあ
る。なかでも心づけなどは関連協会等の指導により禁止される方向にある。また、ギフトや飲食料金は料
金としては横這いだが、参加人数は減少傾向にある。
サービスメニューのうち、斎場、ホールについては利用者が増えており、いまや葬祭業者にとってなくては
ならない施設となっている。その背景には、従来葬儀は自宅や地域の集会所・公民館か、もしくは寺、神
社、協会などの宗教施設で実施するのが通例であったが、図表 6 に掲げる理由と、消費者意識において
葬儀の準備・片付けのわずらわしさを避けたいという利便性へのニーズが高まっていることから斎場、ホール
の利用者が増加している。
図表 5 葬儀のサービスメニュー別費用の内訳およびトレンド
 費用項目 2004年平均価格 価格のトレンド 参加人数のトレンド
祭壇 600,000 微減(年率1%程度) ―
斎場・ホール 200,000 横ばい 微増
供花・花輪 120,000 減少(年率2%程度) ―
霊柩車等の物流 80,000 減少(年率2%程度) ―
ギフト @1,000×180人 横ばい 減少(年率3%程度)
飲食 @4,000×100人 横ばい 減少(年率1%程度)
その他諸経費 80,000 減少(年率1%程度) ―

(資料)矢野経済研究所による推計

図表 6 斎場、ホール利用者増加の背景
葬 儀 を 施 行 す るだ けの スペー スが 確 保 しにくくなっ ている
自宅や
マンションなど の 高 層 の 建 物 では 葬 儀 施 行 が 困 難 である
地 域 の 集 会 所 ・公 民 館
地 域 コミュ ニ テ ィの 弱 ま りに よ っ て 近 隣 との 関 係 も 希 薄 に な っ て い る
寺 、神 社 、教 会 などの 消 費 者 の 宗 教 へ の 関 心 が 弱 ま り檀 家 等 との 関 係 も 希 薄 になっ ている
宗教施設 寺 、神 社 、教 会 等 によって費 用 に差 が あり、費 用 面 で不 透 明 である

(資料)矢野経済研究所が作成

このような傾向は人口密集している都市部ほど強く、斎場、ホールの有無が葬祭業者の集客力を左
右するほどになっており、大手、中小企業を問わず斎場、ホールの保有数は増加し続けている。他方で、
斎場、ホール数の保有は事業者にとってコスト増要因となる。特に中小の事業者においては葬儀施行数
に対して保有している施設の運営経費が大きすぎ、経営状況が悪化し倒産する企業も多いという。中
小、零細規模の事業者にとって斎場、ホール設立のための投資資金は企業の存続を左右するほど膨大
なものであるうえ、維持運営資金もかなりの負担となる。とはいえ斎場、ホールを保有しないことには昨今
のユーザーニーズに応えることが難しく、新規ユーザーを獲得できないばかりか既存ユーザーをも失うことに
なる。こうした板ばさみ状態の中で中小、零細規模の事業者が複数集まり、共同で施設を保有するケー
スも増えている。しかしながら、その実情は事業者同士の利害関係をはじめとする諸問題が生じ、成功に
結びつかない例が多いという。もちろん葬儀件数自体は増えているため営業機会は多くなり、上手く機能
すれば発展する可能性も残されているが、斎場、ホールの保有が事業者の収益力を左右する状況は、

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Industrial Report (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

中小事業者の再編を促す要因となろう。

5.新規参入事業者の参入により閉鎖的業界から開放的業界へシフト中
次に消費者ニーズの動向について触れ
図表 7 自らの葬儀の規模に関する意識調査
ていく。図表 7 は、東京都が 2001 年に実
20代(n=91) 8.8 56.0 17.6 2.2 14.3

施した葬儀に対する都民へのアンケート結
30代(n=203) 9.9 59.1 14.3 2.0 14.3

果の一部であり、自らに対する葬儀規模
40代(n=243) 7.8 59.7 16.0 2.5 14.0

の意向を年代別に整理したものである。ご
50代(n=297) 12.1 59.6 16.8 3.0 7.1

覧のように各年代層にわたって「親しい人
60代(n=356) 16.3 58.7 11.0 4.2 4.8 4.8

とこぢんまりしてほしい」という回答が 50%
70歳以上(n=154) 18.2 59.7 7.8 5.8 3.2 3.9

を超えている。“簡素化”という視点で、 0% 20% 40% 60% 80% 100%


お金をかけてでも立派にしてほしい
「行ってほしくない(家族だけで埋葬)」を含 多少のお金はかかっても人並みにしてほしい
親しい人とこぢんまりとしてほしい

めると 40 代以降の年代では自分の葬儀 行ってほしくない(家族だけで埋葬)


その他
考えたことがない
の簡素化を 7 割強の消費者が望んでいる 無回答
(資料)葬儀にかかわる費用等調査報告書(東京都)より抜粋
という結果である。
このように消費者の間では、葬儀の簡素化を希望する傾向が一段と強まりつつある。加えて葬儀事業
者への葬儀価格不明瞭さへの不信感もより鮮明なものとなっている。葬儀価格の不明瞭さに対する不
信感を推察するための 1 つのデータとして、矢野経済研究所が 2002 年に実施した葬儀に関する消費者
アンケートの結果がある(図表 8、9)。
図表 8 が葬儀を実際に施行した際の事前費用説明の実態、図表 9 が葬儀施行未経験者の事前費
用説明への要望である。未経験者の要望の高さに対し、実際の葬儀時における費用説明はかなり簡略
化されており、葬儀費用の不明瞭さに消費者の不満が高まっていることを推察するのは容易である。こう
した消費者の不満の高まりに対して、葬祭関連業者が何ら施策を打ち出さないと業績を大きく揺るがす
ほどの情勢となってきた。この問題点にいち早く目をつけたのは、冠婚葬祭業者である。しかしながら、これ
ら冠婚葬祭業者が料金体系のパッケージ化や価格割引で対応しようとしたのは、自らの互助会員に対し
てであり、長年、業界全体として一般の消費者ニーズに応えようとする動向はほとんど見られなかった。し
かしながら、新規参入業者が業界へ続々と参入してきた昨今、閉鎖的な業界も変化せざるを得ない状
況になりつつある。特に格安パッケージ料金を前面に打ち出して参入してきた FC 事業者などは業界その
ものに非常に大きなインパクトを与えている。大手参入事業者などでも、これら消費者ニーズに対応して
「料金のパッケージ化」などを行って葬儀サービスを提供する方向となってきており、ようやく業界全体として
一般のサービス業と同様に消費者ニーズを反映させる努力がスタートしたといえる。

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Industrial Report (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

図表 8 葬儀施行未経験者における費用の事前 図表 9 葬儀施行経験者における費用の事前説
説明への要望 明の実態
66.7 44.1
詳しい価格一覧表を提示しての説 56.0 詳しい価格一覧表を提示しての説 21.9
61.3 36.4
明が欲しい 76.1 明があった 26.1
61.3 44.1
50.6 55.9
基本プランなどの大まかな価格表 54.7 基本プランなどの大まかな価格表 53.1
45.3 51.5
を提示しての説明が欲しい 44.3 を提示しての説明があった 43.5
51.6 3.3
42.0 47.1
祭壇・棺などのカタログを提示して 28.0 祭壇・棺などのカタログを提示して 37.5
34.7 36.4
の説明が欲しい 39.8 の説明があった 34.8
40.9 26.5
53.1 23.5
49.3 31.3
見積書を提示しての説明が欲しい 48.0 見積書を提示しての説明があった 24.2
48.9 30.4
44.1 20.6
0.0 5.9
1.3 6.3 福岡県
口頭の説明だけでよい 1.3 福岡県 口頭だけの説明であった 0.0
0.0 4.3 大阪府
2.2 大阪府 5.9 愛知県
1.2 愛知県 5.9 東京都
何の提示もなく口頭の説明もいら 0.0 東京都 何の提示もなく口頭の説明もな 3.1
0.0 0.0 北海道
ない 0.0 北海道 かった 4.3
0.0 0.0

0 20 40 60 80 0 20 40 60
(%) (%)

(資料)図表 8、9 とも矢野経済研究所

6.業界参入に際しての関連法規制・留意点
(1)関連法規制
葬祭業界においては、参入障壁となるような関連法規制は特に存在しない。官庁による許認可制度
もなく、言い換えれば誰でも葬祭業を営むことが可能である。実際に留意すべき法規制としては、(a)互助
会組織における割賦販売法規制、および(b)「墓地、埋葬等に関する法律」、という二つが存在する程度
である。これらの法規制についても、割賦販売法規制については互助会の仕組み(前受金制度)をビジ
ネスモデルに組み込まなければ問題なく、さらに「墓地、埋葬等に関する法律」については火葬場設置の
許認可や遺体埋葬(墓地)に関するものであり、多くの葬祭事業者で事業領域としてないため、コアとな
る葬祭業(いわゆる葬儀施行)では特に規制対象とはならない。

(2)業界参入に際しての留意点・課題
外国企業が、業界へ参入するに際し、特に留意すべき点をあげるとすれば、まず、葬儀そのものが閉
鎖的な特性を持つものであり、日本的習慣から大きくかけ離れた葬儀が行われるケースはごくまれである
ことがある。
また、ビジネスとしての難しさをあげるとすれば、葬祭業という業務の性質上、地域密着型の性格が強く、
ユーザーへの浸透に時間とコストがかかる点を指摘できる。さらに、格安プランを提示しても埋葬までに必
要な手順に大きな差はなく、そこに複数の関連事業者(特に飲食、運送、ギフトなど)が介在しなくては
十分なサービスができない点も業務の難しさとしてあげられよう。さらに、季節変動をはじめ葬儀施行数の

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Industrial Report (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

増減は著しく、ノウハウの蓄積がなければ安定した経営が困難となる点もある。この点を解決するために、
パートタイマーなどの採用で変動幅を吸収することも考えられようが、サービスの低下に繋がりかねない点
も留意する必要がある。
こうした困難さを克服し、安定した収益を上げるためには、まず地域コミュニケーションの構築や、他の
付帯サービス事業者とのネットワーク構築が不可欠なポイントとなってこよう。さらに、不安定な需要量をど
のようにカバーし、経営を安定させるのかという点については、長年の蓄積やノウハウをいかにして獲得して
いくかという点が課題となってこよう。

7.外資系企業の参入動向
~2004 年に参入した 1 社が業績を順調に拡張~
葬祭業における外資系企業の参入事例はほとんどみられないが、2004 年に初めて外資系企業 1 社
の参入が実現している。2004 年 11 月に日本上陸したオールネーションズ・ソサエティ(所在地:東京都中
央区)がそれであるが、同社の代表、ジョン・キャム氏は、ある取材に対して次のようにコメントしている。
「日本の葬儀料金が不透明なところは米国の 20 年前と同じ。料金体系をはっきりさせればビジネスが
できる。」
同社は“シンプル”、かつ“明朗会計”を売り物に、葬儀の生前予約で 30 万円台という格安プランを打
ち出して参入、順調に業績を伸ばしている。日本の消費者ニーズをよく分析し、日本の葬祭業者の最大
ウイークポイントである「価格の不透明」に対応したことが主たる成功要因となっている。また、元々米国で
葬祭業を展開していたこともあり、葬祭業の何たるかを熟知していたことも大きな成功要因であろう。同社
の葬祭業界への参入は、閉鎖的体質にある業界に大きなインパクトを与えるに至っている。
さらに近年では、米国の葬祭業界有数の大手 FC チェーン SCI(サービス・コーポレーション・インターナシ
ョナル)が近年、台湾、韓国など東アジアに進出し、急速な勢いでアジア圏でのネットワークを拡大してい
る。同社は、火葬を中心とした葬祭業者であり、M&A により事業規模を拡大、世界各国へ進出中であ
る。仮に、同社のように母国において一定の実績を積み、かつ M&A を通じて日本における葬祭ビジネスの
ノウハウなどの蓄積を短期間のうちに獲得できれば、日本でも成功を収める可能性は十分ありえよう。現
時点では、外資系企業の対日進出計画の有無や、仮に進出した場合の事業展開の内容などは明らか
ではないが、近い将来、日本へ進出する可能性も十分に想定されるところである。

8.その他業界トピックス
「家族葬のファミーユ」というブランドで、格安プランを売り物に FC チェーンを拡大するエポック・ジャパンや、
セルフメードの葬儀を提言し、ブライダル産業において培ったノウハウを基に躍進するアーバンフューネスコー
ポレーションなど、注目すべき新規参入企業はいくつかあげられる。ただ、他のビジネスとは異なり、大々的
に取り上げられるトピックスは決して多いとはいえない。これは葬祭事業者の多くが「死」という厳粛な事実
と向かい合い、遺族の情緒面を尊重しなければならず、またそのような社員教育が行われてきたことにもよ
るだろう。ユーザー層においても、葬儀に直接的に携わることを忌避する意識は薄れているものの葬儀が
喜ばしいセレモニーである筈がない。

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Industrial Report (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

ただ、最近では FC 業態の参入、格付機関の台頭、エンバーミング、自然葬、葬祭ディレクター資格の
導入などの動きが見られることから、これらを簡単に整理していく。

●FC 業態は近年のユーザーニーズにマッチするも発展途上~
昨今では FC 制の仕組みを導入している葬祭業
図表 10 FC 制採用のメリット
者は、既述したエポック・ジャパン以外にも、平安レ
・ 価格の平準化⇒明朗化
イサービスなどいくつかみられるが、元々FC 制は 30
・ 価格のセット化⇒低価格化
年以上前から試みられてきた。しかしながら、今日
・ サービスの平準化
までは従来の葬祭業界の閉鎖的な体質が障壁と
・ システムの平準化⇒ランニングコストの軽減
なり、なかなか定着するには至らなかったようだ。そ
・ ブランド化⇒PR効果⇒ユーザーからの信
の FC 制採用に関するメリットは、図表 10 の通りと
頼性獲得
なる。特に「価格明朗化」及び「地域密着サービ
ス」については、近年のユーザーニーズにマッチし、かつ地域コミュニケーションを確保しやすいため営業効果
は大きい。ただし FC 加盟事業者にとってライセンス料の負担や、業務システムにおける規制などのデメリッ
トもいくつかあるようだ。FC 制度のさらなる普及のためには制度に関する改善が必要と思われ、葬祭業に
おける FC 制度はまだまだ発展途上といえる。

●スタートしたばかりの格付制度、本格的な機能はもう少し時間が必要
葬祭業界において近年スタートした格付制度ついては、株式会社 JECIA(日本儀礼文化調査協会、
http://www.jecia.co.jp/)による格付が代表的な事例としてあげられるが、まだまだ発展途上の段階にあ
るようだ。同社の場合、「格付」ライセンス獲得のために 20 万円ほどの費用がかかり、認定ランキングを 5
段階で設置している。現在、70~80 事業者ほどが格付けを受けており、最上ランクの 5 つ星認定を得た
事業者がホームページ上で公表されている。また葬祭専門事業者の団体組織である社団法人全日本
葬祭業組合連合会(全葬連、http://www.zensoren.or.jp/)においても、連合会加盟事業者を対象に
安心度調査を行って格付を実施している。
葬祭業者にとって、消費者からの信頼性獲得は、今後の事業展開の上で最も重要な要素となってき
ており、格付けにより一定の評価を受けることは、企業イメージの向上のためにも効果的である。今後とも
消費者の葬儀業に対する評価の厳しさが増していくとみられることから、「格付」がより普及していくものと
考えられる。

●新サービス「エンバーンミング」の国内普及は限定的
業界最大手の公益社、一部の冠婚葬祭互助会など 10 数社が付加価値サービス充実のためにエン
バーミング(遺体衛生保全)を行っている。新しいサービスとして今後の日本に定着、浸透していくかが注
目されているが、ここ 2、3 年の業界動向を見ると参入企業数、施設数ともほとんど変化がない、というの
が実状のようだ。
エンバーミングは古代のエジプトのミイラから始まって、キリスト教信仰国、中国など土葬を行う国々で行

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Industrial Report (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

われてきた「遺体保存」の習慣である。その背景には「死者の復活」という宗教的なものもあった。また、こ
うした土葬を行う風土として広大な国土をもつ大陸であるという点があげられる。米国などにおいても、国
土の広さによる葬儀参加者集合までの時間的配慮という側面でエンバーミングを施行する側面が強くな
っている。他方、古来より米国のような広大な土地を持たなかった欧州においては、キリスト教への信仰が
意識の中に強く根付いているにもかかわらず、米国ほどエンバーミングについて盛んではなかった。このよう
な「死者の復活」という宗教的背景を持たず、国土の狭い日本においては一部の地域を除いて火葬が主
流となっている。
近年では、米国、中国などエンバーミングが盛んな国・地域おいても火葬での遺体処置が急速に浸透
している。米国では、火葬率が 30~50%まで増加しており、中国においても火葬を奨励する傾向にある。
また、オランダでは、エンバーミングを禁止しているが、これはエンバーミングを施した遺体を土葬にすると注
入した防腐剤などが海抜よりも低い国土全体に広がり、公害の原因になりかねないという理由によるもの
だ。このような火葬の急速な浸透やエンバーミングの禁止措置などにより、北米などからエンバーマー(エン
バーミングを施行する職人)たちが、職探しのために多く来日している。彼らの目的は日本において新しい
サービスとしてエンバーミングをPRし、日本国内に浸透させていくことにある。
ただ、日本におけるエンバーミングサービスは火葬を行うまでの一時保管といったケースに限定されている
のが現状だ。むろん、(1)遺体保全を施すことで、海外赴任している人が葬儀に間に合う可能性が高くな
る、(2)国内で働く外国人が亡くなった場合に、海外へ遺体を移送できる、など、未だ十分に発掘されてい
ないニーズがあることも確かであるが、本格的に普及するようなことは想定しづらく、今後も限定的な範囲
内での普及にとどまると考えられる。

●自然葬(散骨)の定着にはルール造りが必要不可欠
葬儀が簡素化するにしたがって「自然葬」への希望者が増えている。自然葬の中心は海や山林への
「散骨」であるが、遺骨をカプセルに収めて衛生ロケットに乗せる「宇宙葬」なども行われている。このような
自然葬サービスは JASDAQ 上場企業であるサンライフグループなど数社が取り扱っている。宇宙葬につい
ては簡素化の流れとマッチせず、行われるケースが極めてまれなため、ここでは「散骨」に言及する。
図表 11 は、自分の散骨についての意向を調査したものだが、40 代以下では散骨希望者が 30%を超
え、60 歳代以上では 20%未満となっている。また、「葬儀を行って欲しくない」と回答した人の 53%が散
骨を希望している。自然葬における散骨については、「遺骨は墓地に埋葬しなければならない」という法規
に触れるものの、従来の埋葬の法規にあてはまらないため禁止する決定的な理由もない。あくまでも「節
度をもっておこなう」という暗黙の了解のもとに施行されているのが現状である。
散骨には簡単で経費がかからないというユーザーメリットがある反面、散骨が行われる地域のイメージが
悪くなるといった問題もある。過去に散骨をめぐって地元とのトラブルが発生した例がいくつかみられ、散骨
が盛んに行われていた北海道の某地区では「散骨の禁止条例」を設けた。これをきっかけに各地で散骨
に対する禁止あるいは規制法規を策定しようとする動きがでてきており、ルール造りが散骨定着のために
は必要不可欠であると思われる。

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Industrial Report (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

図表 11 散骨に関する消費者の意識調査

自分の散骨について (自分の葬儀規模の意向別)
自分の散骨について( 年代別)
お金をかけてでも立派にしてほし
0.0 75.0 25.0
20代(n=91) 31.9 68.1 0.0 い(n=4)
多少のお金はかかっても人並み
4.7 94.1 1.2
30代(n=203) にしてほしい(n=169)
30.5 68.0 1.5 親しい人とこぢんまりとしてほしい
25.2 72.8 2.0
(n=794)
40代(n=243) 35.0 63.0 2.1 行ってほしくない(家族だけで埋
53.0 42.2 4.9
葬)(n=185)
50代(n=297) 27.6 69.4 3.0
考えたことがない(n=119) 12.6 83.2 4.2
60代(n=356) 15.4 79.5 5.1 その他(n=45) 35.6 55.6 8.9

70歳以上(n=154) 18.8 77.9 3.2 無回答(n=28) 17.9 71.4 10.7

0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100%

したい したくない 無回答 したい したくない 無回答

(資料)葬儀にかかわる費用等調査報告書(東京都)より

●葬祭ディレクター資格の導入により業界全体のレベルアップを図る
葬祭事業者の最大の課題は人材育成にある。葬祭業が無形サービスを基本とする「サービス業者」で
ある限り人材の質の向上は重要、かつ永遠のテーマである。
全葬連では「if共済会」という会員制度を 1995 年に設けるとともに、「葬祭ディレクター」という資格制度
を設け、ユーザーの信頼性を得られる質の高い人材の育成に注力している。
この準国家試験として厚生労働省認定されている「葬祭ディレクター技能審査」は、1996 年に導入さ
れ、1 級資格は実務経験 5 年以上、2 級資格は実務経験 2 年以上を資格対象としている。実務能力
から接客マナー等業務に係わるすべての要素を審査し、基準を上回ったものには資格を与えるという仕組
みになっている。
従来、葬祭業界内においても、顧客である消費者にとっても、葬儀事業者の事業レベルを図る基準と
なるようなものは何もなかった。この資格制度は、全葬連と冠婚葬祭業者の団体組織ともいえる社団法
人全日本冠婚葬祭互助協会が中心となって葬祭ディレクター技能審査協会を設立し、葬儀業界全体
のレベルアップを図ったものである。
創設以来 9 年を経て一般消費
図表12 葬祭ディレクター資格の受験者数及び合格者数の推移
者にも認知されつつあり、資格獲 葬祭ディレクター年度別試験結果(1級・2級)
1級 2級
得の試験もレベルの高いものとなっ 年度 受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
1996年度 1,804 1,463 81.1% 987 859 87.0%
ている。葬祭ディレクターという資格 1997年度 1,495 924 61.8% 732 565 77.2%
が、顧客の信頼性を獲得するため 1998年度 1,165 767 65.8% 650 495 76.2%
1999年度 1,441 965 67.0% 712 451 63.3%
に役立つと関係者は見ている節も 2000年度 1,074 538 50.1% 703 568 80.8%
2001年度 1,036 476 45.9% 616 470 76.3%
あるが、本来の目的である葬祭業 2002年度 1,178 591 50.2% 701 482 68.8%
2003年度 1,175 581 49.4% 870 611 70.2%
界全体のレベルアップのためには、よ 2004年度 1,215 616 50.7% 972 667 68.6%
りいっそうの研鑽が必要と考えられ (資料)全葬連ホームページより抜粋

18
Industrial Report (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

る。そこで、全葬連ではさらなる人材教育の機関として産業能率大学と提携して「フューネラルビジネスス
クール」を創設した。このスクールの内容は、葬祭業に必要な様々な技能向上のための研修が主なもの
であるが、受講者はテキストにしたがって年 3 回、2 年間にわたって講座を受けることにより卒業ライセンス
が与えられる仕組みとなっている。また事業レベルに応じたテキストの作成に取り組み、現在は、大手企
業等を対象にした上級講座のテキストが完成し、中級、初級レベルのテキスト作成を計画中である。

9.参考文献等
~統計資料~
経済産業省:平成 14 年特性サービス産業実態調査:葬祭業
厚生労働省:平成 16 年人口動態調査:年次別にみた性別死亡数・率(人口千対)及び死亡性比
国立社会保障・人口問題研究所:平成 14 年将来人口推計:出生、死亡および自然増加の実数なら
びに率(中位推計)

~調査資料~
東京都生活文化局:平成 13 年度流通構造等分析調査<葬儀にかかわる費用等調査報告書>
矢野経済研究所:2002 年版 葬祭ビジネス白書

※本報告書は、矢野経済研究所に調査を委託し、日本貿易振興機構(JETRO)がとりまとめたもので

ある。

19
Regional Trends (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

中国に活路を見出す秋田県の木材関連ビジネス
ジェトロ秋田
浅元 薫哉

【要旨】

日本の北東北に位置する秋田県は、豊富な木材資源を有する。日本での木材利用は外材が国産材を上
回っている状況にあり、秋田県でも同様である。秋田県では、県産材、特に秋田スギの海外販路拡大を目指
し、県庁、木材業界をあげて中国向け輸出に取り組み始めた。県内企業の中には中国で秋田スギを活用した
日本庭園付き木造和風住宅のモデルハウスをオープンする企業や、中国に拠点を設立し木材加工の分業を開
始した企業もあり、海外ビジネス意欲が高まっている。

県挙げて秋田スギで中国市場攻略

秋田県は、日本の北東北地域に位置し、広大な秋田スギ林や、世界最大のブナ原生林で世界自
然遺産に指定されている白神山地など豊かで美しい自然を持っている。地場産業は電子部品製造、食
品加工、木材・木製品加工などが中心である。秋田県では、秋田港を基点として、ロシア極東地域、
韓国、中国などを含む環日本海地域との経済交流・貿易促進を柱の一つに据え、産業振興を行ってい
る。
その秋田県は、豊富な木材資源を持ち、県北を中心に江戸時代から秋田スギの集散地として栄え、
木材加工関連企業が多く立地している。それらはもともと秋田スギなど県産材加工を中心としていたが、
近年、県内では素材入荷量において自県材を外材が上回るという状態が続いている。農林水産省の
「木材需給報告書」によると、秋田県の自県・他県・外材別素材入荷量では、1995 年から自県材を外
材が上回っており、2003 年には自県材の約 2 倍の外材が素材として入荷されている(グラフ参照)。このよ
うに、県産材の需要が減少していることから、需要拡大策として県産材の販路を海外に広げる動きが出
ている。2008 年の北京オリンピック、2010 年の上海万国博覧会を控え建設ラッシュが続く中国での木材
需要に目をつけ、県庁、木材業界あげて中国向け秋田スギ輸出の取り組みに乗り出し、県庁を事務局
として県産材海外需要開拓推進協議会を組織した。この協議会事業のバックアップを受けて木材関連
企業の中で、中国市場にビジネスチャンスを窺う企業が出始めている。
住宅建築メーカーである株式会社松美(秋田市)が、中国国家林業局の研究機関・中国林業科学
研究院の木造家屋建設プロジェクトに参画し、秋田スギを使用した和風木造モデルハウスを 2005 年1
月、安徽省に建設した。同じく住宅建築メーカーの伊藤県友株式会社(由利本荘市)は 2004 年 7 月、
浙江省に中国の照明器具メーカーとの間で住宅建設分野の合弁会社を設立し、同社の工場敷地内に、
天井、床柱、障子の桟などに秋田スギをふんだんに使用した日本庭園付き木造和風住宅モデルハウス
を 2005 年 7 月にオープンさせた。8 月には現地不動産業者、地元有力者などをモデルハウスへ招待し、
内覧会を行っている。両社とも中国の高所得者層に向けて、和風木造住宅の建築受注を目指している。

20
Regional Trends (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

このように秋田県では秋田スギの海外販路拡大に積極的に取り組んでいる。

秋田県の自県・他県・外材別素材入荷量

(1,000立方メートル)
1600

外材 国産材(自県材+他県材) 自県材 他県材


1400

1200

1000

800

600

400

200

0
1982 1985 1990 1995 2000 2003

(注)製材・合板・パルプ等に使用される自県・他県・外材別素材入荷量をみると、1995年から自県材を外材が上回る状
況が続いており、2003年には自県材の約2倍の外材が素材として入荷された。このことが海外進出への足がかりとなっ
た。
(出所)農林水産省「木材需給報告書」

長期的な視野から進出を決断

木都と称される秋田県能代市に立地する丸石銘木有限会社は 1979 年に創業以来、和室向け天


井板などの内装材を主に製造し、不燃材などの合板加工を得意としてきた。新築住宅の和室需要の低
下から、国内市場が縮小するとともに、売り上げの減少が続いていた。経営の指揮を執る深井範保専務
取締役は、「20~30 年の長期で自社の将来や成長性を考えた結果、中国進出を決断した」と言う。
中国進出の目的は,①国内市場縮小に伴う販路の海外への移転,②同社社員が定年退職のピー
クを迎えることへの対応,③生産コストの縮減などである。2000 年ごろから資材の海外調達を始め,海外
ビジネスへの視野が広がったこともあり、選択肢の一つとして検討してきた結果だ。

約1年で現地法人を設立

中国進出を検討し始めたのは 2003 年のことだった。翌 2004 年 3 月、中国・青島の経済技術開発区


に 100%出資子会社の独資法人「青島丸石木材有限公司」を設立。検討を始めて約1年で現地法
人設立を成し遂げた。迅速な対応を可能にした背景として深井専務は、中国当局関係者とのアクセス
を可能とした人脈があり、彼らと密接な信頼関係を築き上げたことを挙げる。
進出用地の紹介や人材雇用の手配、設立手続き面でのサポートやアドバイスなど会社設立に関する
あらゆる支援を開発区から受け、100%単独出資(独資)法人での企業設立を勧められた。青島での独
資法人設立を決めたのは、開発区からの手厚い支援に加え、①北京や上海などの大都市と比べ物価
が比較的落ち着いている、②梅雨がなく湿気が少ない気候でリゾート地として位置付けられ、別荘の建

21
Regional Trends (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

設も進んでいるため、別荘向けの内装材として供給できる可能性があるなどの要因も重視したためである。
日本でも青島ビールで有名な青島は、海水浴場やドイツ様式の都市建築などの観光資源があり、中国
でも有数の観光地である。青島市統計月報によれば、2004 年には国内から 2,157 万人、海外から 52
万人の観光客が訪れている。
開発区から全面的な支援が受けられたのは,人脈をもとに信頼関係を築いたことに加え、同社が不燃
材加工の独自技術を保有していたことによる。「小さなメーカーでもノウハウがあるという点が開発区に評
価された」と深井専務は分析する。

日中分業と海外販路拡大を狙う

2004 年 3 月に現法を設立してから工場設立までの1年間で、現地での資材の調達、電力や設備な
どのインフラのチェックを行うと同時に、現地で雇用した従業員を能代の本社工場に研修生として受け入
れて技術移転を行うなど、工場稼働に備え地道で周到な準備を行った。
2005 年 3 月、平屋建て約 2,500 平方メートル、従業員 20 人の現地工場を設立し、能代と青島の
日中分業体制のスタートを切った。現在はマレーシアからベニヤ板を、日本から接着剤や秋田スギ材など
を中国へ輸出している。中国ではナラ、タモの広葉樹材を調達して不燃合板の半製品を製造し、日本へ
輸出して最終加工を行っている。今年 3 月から試験操業を開始し 7 月から本格的な生産体制に移行し
ている。
独資法人の董事長兼総経理(会長兼社長)には深井専務が就任し、日本の大学に留学経験のあ
る中国人副経理(副社長)が指揮を執る。日本からは検品スタッフを1人派遣し、現地で採用した工場
長とともに日本へ出荷する前に検品を行う体制を整えた。今後は深井専務も定期的に中国に出向き、
経営や生産体制のチェックを行う。将来的には、中国では規格品の生産、日本ではオーダーメード品の
生産や不燃材の開発といった分業体制に徐々に移していく考えである。
現在も中国から研修生を受け入れ、加工技術や品質管理の教育を行っており、現地作業スタッフの
研修には熱心に取り組んでいる。研修スタッフは技術を習得し上達すると、賃金など待遇面での要求が
高まるという。これに対し、同社は寮を整備し食堂を設けたほか、「習得した内容ではなく、結果で評価を
行う」と作業員との間でコンセンサスを取るなど人材マネジメント面でも十分気を配っている。
現在は現地法人への委託加工形式をとり、全量を日本へ輸出しているが、海外販路を拡大するため
に現地販売や第三国への輸出も検討している。

「身の丈経営」をモットーに前進

「10 年前と比べ現在の年間売上高は約半分だが,今はこれが自社の最適規模と感じている。海外進
出をしても背伸びをせずに身の丈経営を続けるだけ」と深井専務は自社の針路を冷静に描いている。
苦境に立たされている木材加工企業は多い中で、深井専務は「後ろ向きでなく常に前向きに考えてい
ればビジネスチャンスが生まれる」「大企業だけでなく小さい企業でもやる気とチャンス、独自のノウハウ・製

22
Regional Trends (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

品があれば海外でもやっていける」と中小企業にエールを送る。
同社の経営姿勢は「身の丈経営」を心掛けつつも、「常に前向きの姿勢」をとるというもの。中国事業
が軌道に乗れば現地工場の拡張も考えており,海外ビジネスに対する意欲は高まっている。

23
Economic Indexes (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006

今月の注目指標

海外での特許出願の増加で「知的財産立国」実現に前進
日本経済情報課

世界知的所有権機関(WIPO)は 2006 図表 1 特許の国際出願状況


年 2 月 3 日、2005 年の国際特許出願状 米国 日本 ドイツ フランス 英国
韓国 オランダ スイス スウェーデン 中国
況 1 を発表した(図表 1)。日本は前年比 160,000
カナダ イタリア オーストラリア フィンランド その他
140,000 134,073
24.3%増の 2 万 5,145 件で、米国に次いで、 (件数) 122,607
120,000 108,231 110,390 115,198
3 年連続の 2 位となった(図表 1)。出願者 100,000 93,240

上位 50 位中、日本企業は、松下電器(2 80,000
15,255
15,870
14,031 14,326 14,682
60,000 25,145
12,582 20,223
位)、ソニー(16 位)、三菱電機(17 位)、ト 40,000 9,567
11,904 14,063 17,393

ヨタ自動車(19 位)、富士通(23 位)など、 20,000 38,007 43,055 41,292 41,023 43,464 45,111

0
15 社が含まれる。2005 年は、日本を含む 2000 2001 2002 2003 2004 2005 (予測)
(資料)WIPO
北東アジア諸国からの出願が急増したのが
特徴で、韓国は前年比 33.6%増、中国は同 43.7%増と、それぞれ伸びが大きかった。2000 年の出願状
況から比べると、その伸びは著しく、日本は 2.6 倍、韓国は 3.0 倍、中国は 3.1 倍に達している。
日本企業・団体等による、PCT を含む外国への特許出願が増加した背景には、企業活動のグローバ
ル化の進展に伴い、国際的に権利を取得することを目指す企業戦略を反映している。欧米のみならず、
近年では、ビジネス関係の緊密化著しい中国での出願が急増している(図表 2)。外国への出願が増加
し、海外でも知的財産の保護が図られることで、日本の企業・産業の国際競争力の向上が期待でき
る。

図表 2 日本の企業・団体等による米国、中国における特許出願状況
80,000
70 63 61 61 65 中国 (件数)
(1,000件) 62,780
60 米国 54 60,000
50 47 47 46
43 44 36,221
38 36 37 40 40,000
40 36 30,444
24,241
30 18,275
20,000 13,736
20
0
10
85- 2001 2002 2003 2004 2005
0 2000
91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05
(資料)米特許商標庁(USPTO)、中国国家知識産権局(SIPO)

政府は 2002 年に知的財産戦略大綱を策定。技術、デザイン、音楽、映画等のコンテンツといった無


形資産の創造を産業の基盤に据えて、経済・社会の再活性化を図る「知的財産立国」の実現を掲げた。
これに基づき、特許制度の国際的調和に向けた話し合いや中小企業による国際出願の支援などの取り
組みが展開されている。こうした取り組みが、海外における知的財産権保護をもたらし、知的財産立国
の実現に一歩ずつ近づけるものとなることが期待されている。

1
特許協力条約(PCT)を利用した国際出願数。直接、各国に出願することも可能。

24
日本経済主要指標
付表1 国内総支出

国内需要
財貨・サー 名目国内総支出
実質国内
ビスの
総支出 民間需要 公的需要 財貨・サー 財貨・サー
純輸出
民間最終 民間企業 民間在庫品 政府最終 公的固定 公的在庫品 ビスの輸出 ビスの輸入
民間住宅 10億円 前期比
消費支出 設備 増加 消費支出 資本形成 増加
暦 年 1995年 1.9 2.5 2.5 1.8 △ 4.8 3.1 0.6 2.6 3.9 0.6 △ 0.0 △ 0.5 4.3 13.3 493,271.7 1.4
1996年 2.6 3.1 2.8 2.3 11.8 1.8 △ 0.0 4.0 2.9 5.7 0.0 △ 0.5 6.2 13.1 502,608.9 1.9
1997年 1.4 0.3 1.1 0.8 △ 12.0 6.6 0.1 △ 2.2 0.8 △ 7.5 △ 0.0 1.1 11.3 0.7 512,248.9 1.9
1998年 △ 1.8 △ 2.2 △ 2.7 △ 0.8 △ 14.2 △ 5.2 △ 0.2 △ 0.4 1.8 △ 4.2 △ 0.0 0.4 △ 2.4 △ 6.7 502,972.8 △ 1.8
1999年 △ 0.2 △ 0.1 △ 1.5 1.1 0.1 △ 4.3 △ 1.1 4.7 4.1 5.9 △ 0.0 △ 0.2 1.5 3.7 495,226.9 △ 1.5
2000年 2.9 2.5 3.3 1.1 0.9 7.9 0.7 △ 0.1 4.3 △ 10.3 0.1 0.5 12.2 8.5 501,068.1 1.2
2001年 0.4 1.2 1.3 1.4 △ 5.2 1.3 0.2 1.1 3.0 △ 3.0 △ 0.0 △ 0.8 △ 6.7 0.9 496,776.8 △ 0.9
2002年 0.1 △ 0.6 △ 0.9 1.1 △ 4.1 △ 5.3 △ 0.4 0.4 2.4 △ 4.9 0.0 0.7 7.6 0.9 489,618.4 △ 1.4
2003年 1.8 1.2 1.9 0.6 △ 0.9 5.9 0.3 △ 1.1 2.3 △ 10.8 0.0 0.6 9.0 3.9 490,543.5 0.2
2004年 2.3 1.5 2.2 1.9 1.9 4.9 △ 0.2 △ 0.4 2.0 △ 8.6 0.0 0.8 13.9 8.5 496,050.3 1.1
2005年 2.8 2.6 3.4 2.2 △ 0.8 8.4 0.1 0.2 1.7 △ 5.7 0.0 0.2 6.8 6.1 503,183.9 1.4
四半期 2000年1-3 1.8 1.3 1.3 0.6 1.2 5.2 0.2 △ 0.0 1.3 △ 4.2 0.1 0.5 4.7 △ 0.3 501,052.6 1.3
4-6 0.4 0.4 0.3 △ 0.2 2.0 △ 2.7 0.7 0.2 1.5 △ 1.1 △ 0.0 △ 0.0 3.3 4.3 501,206.5 0.0
7-9 0.2 0.3 0.3 △ 0.1 △ 2.4 3.7 △ 0.1 △ 0.0 0.9 △ 2.4 △ 0.0 △ 0.0 1.4 2.2 500,340.0 △ 0.2
10-12 0.9 1.2 1.4 0.7 2.5 5.2 0.1 △ 0.2 0.6 △ 3.9 0.0 △ 0.3 △ 0.2 3.3 502,756.6 0.5
2001年1-3 0.7 1.1 0.6 0.8 △ 0.6 △ 1.3 0.4 0.5 0.3 7.3 △ 0.0 △ 0.4 △ 3.6 0.0 507,125.3 0.9
4-6 △ 0.9 △ 0.7 △ 0.4 0.2 △ 7.2 △ 0.5 △ 0.2 △ 0.3 1.2 △ 6.4 △ 0.0 △ 0.2 △ 3.6 △ 2.2 499,188.5 △ 1.6
7-9 △ 0.9 △ 0.9 △ 0.9 △ 0.1 △ 0.5 △ 0.9 △ 0.7 △ 0.0 0.2 △ 0.6 0.0 △ 0.0 △ 2.7 △ 2.5 492,709.7 △ 1.3
10-12 △ 0.4 △ 0.5 △ 0.6 0.4 0.1 △ 6.5 0.1 0.1 1.3 △ 2.5 0.0 0.1 △ 2.1 △ 2.9 488,441.3 △ 0.9
2002年1-3 0.1 △ 0.4 △ 0.5 △ 0.1 △ 2.1 0.1 △ 0.4 0.2 0.2 2.1 △ 0.0 0.5 5.4 0.8 490,110.7 0.3
4-6 0.9 0.5 0.6 0.9 1.0 △ 1.1 0.2 △ 0.1 0.4 △ 2.7 0.0 0.4 6.6 3.3 488,865.3 △ 0.3
7-9 0.7 0.9 0.8 0.7 △ 1.2 1.2 0.3 0.1 0.8 △ 1.5 0.0 △ 0.2 0.3 2.7 490,294.3 0.3
10-12 0.3 0.1 0.2 △ 0.2 △ 0.9 1.6 0.1 △ 0.1 0.1 △ 1.9 △ 0.0 0.3 3.3 1.1 489,655.6 △ 0.1
2003年1-3 △ 0.2 △ 0.2 △ 0.1 △ 0.1 △ 0.8 0.5 △ 0.1 △ 0.1 0.4 △ 2.9 0.0 0.0 1.3 1.2 486,451.9 △ 0.7
4-6 0.7 0.4 0.5 △ 0.2 0.4 3.3 0.1 △ 0.0 1.1 △ 4.1 0.0 0.3 0.4 △ 2.3 490,760.4 0.9
7-9 0.5 0.3 0.5 0.4 2.1 △ 0.4 0.2 △ 0.1 0.5 △ 3.6 △ 0.0 0.2 3.4 1.9 491,716.2 0.2
10-12 1.5 1.1 1.1 1.1 △ 1.5 6.8 △ 0.4 △ 0.1 0.8 △ 2.7 △ 0.0 0.4 4.8 2.1 493,999.3 0.5
2004年1-3 0.9 0.6 0.1 0.8 0.8 △ 4.0 0.1 0.5 0.4 8.6 0.0 0.3 5.0 3.3 497,724.3 0.8
4-6 △ 0.2 △ 0.4 0.2 0.1 1.4 3.7 △ 0.4 △ 0.6 0.7 △ 13.4 0.0 0.2 3.2 2.1 495,841.4 △ 0.4
7-9 0.2 0.3 0.5 0.4 0.1 0.7 0.2 △ 0.2 △ 0.2 △ 3.7 0.0 △ 0.1 0.5 1.7 496,389.8 0.1
10-12 △ 0.3 △ 0.2 △ 0.4 △ 0.6 0.4 0.0 △ 0.1 0.1 0.6 △ 0.1 0.0 △ 0.1 1.2 2.3 494,293.4 △ 0.4
2005年1-3 1.5 1.5 1.4 1.3 △ 1.3 3.9 0.1 0.1 0.8 △ 0.4 △ 0.0 △ 0.0 △ 0.3 0.0 497,995.9 0.7
4-6 1.3 1.1 1.0 0.8 △ 1.9 2.4 0.3 0.1 0.3 1.1 △ 0.0 0.2 3.5 2.2 503,586.9 1.1
7-9 0.3 0.3 0.2 0.4 1.6 1.8 △ 0.4 0.1 0.4 0.4 0.0 0.0 3.0 3.2 503,553.2 △ 0.0
10-12 1.4 0.8 0.8 0.8 1.9 1.7 0.0 △ 0.0 0.2 △ 1.7 0.0 0.6 3.1 △ 1.3 507,936.7 0.9
(注1)データは2005年10-12月の1次速報値での公表値に基づく
(注2)実質GDPの項目は全て前期比、%
(注3)四半期名目GDPは季節調整系列の年率換算値
(注4)民間在庫品増加、公的在庫品増加、財貨・サービスの純輸出は実質国内総支出への増減寄与度
(出所)内閣府

25
付表2 消費関連指標

大型小売店 百貨店
全国勤労者世帯家計収支
販売額 売上高
乗用車販売台数
実質消費 平均消費
実収入 消費支出 可処分所得 店舗調整済 店舗調整済
支出 性向
前年比 前年比
円 円 前年比(%) 円 % 前年比(%) 前年比(%) 1,000台 前年比(%)
(名目,%) (名目,%)
暦 年 1995年 570,817 0.6 349,663 △ 1.0 △ 0.7 482,174 72.5 △ 1.9 △ 2.1 4,444 5.6
1996年 579,461 1.5 351,755 0.6 0.6 488,537 72.0 △ 0.3 1.3 4,669 5.1
1997年 595,214 2.7 357,636 1.7 0.1 497,036 72.0 △ 1.5 △ 0.8 4,492 △ 3.8
1998年 588,916 △ 1.1 353,552 △ 1.1 △ 1.8 495,887 71.3 △ 4.4 △ 4.7 4,093 △ 8.9
1999年 574,676 △ 2.4 346,177 △ 2.1 △ 1.7 483,910 71.5 △ 4.3 △ 3.1 4,154 1.5
2000年 560,954 △ 2.4 340,977 △ 1.5 △ 0.6 472,823 72.1 △ 4.6 △ 2.5 4,260 2.5
2001年 551,160 △ 1.7 335,042 △ 1.7 △ 0.8 464,723 72.1 △ 3.0 △ 0.5 4,290 0.7
2002年 538,277 △ 2.3 330,651 △ 1.3 △ 0.2 452,501 73.1 △ 2.2 △ 2.1 4,441 3.5
2003年 524,542 △ 2.6 325,823 △ 1.5 △ 1.2 440,461 74.0 △ 3.2 △ 2.6 4,716 6.2
2004年 530,028 1.0 330,836 1.5 1.5 444,966 74.4 △ 3.5 △ 2.8 4,768 1.1
2005年 522,629 △ 1.4 328,649 △ 0.7 △ 0.3 439,672 74.7 △ 2.3 △ 0.5 4,748 △ 0.4
四半期 2000年1-3 479,698 △ 3.2 337,357 △ 1.2 △ 0.4 401,944 83.9 △ 3.2 △ 0.8 1,258 2.5
4-6 575,646 △ 2.4 337,479 △ 0.9 0.0 471,424 71.6 △ 5.0 △ 3.0 974 3.8
7-9 529,743 △ 1.7 335,036 △ 2.8 △ 1.9 446,497 75.0 △ 5.3 △ 3.4 1,018 0.6
10-12 658,731 △ 2.4 354,037 △ 1.1 △ 0.4 571,427 62.0 △ 4.9 △ 2.7 1,010 3.4
2001年1-3 469,577 △ 2.1 338,790 0.4 1.0 394,261 85.9 △ 3.4 △ 1.8 1,255 △ 0.2
4-6 569,909 △ 1.0 323,623 △ 4.1 △ 3.1 469,502 68.9 △ 2.9 0.3 981 0.7
7-9 516,543 △ 2.5 328,875 △ 1.8 △ 0.8 434,238 75.7 △ 2.4 △ 0.1 1,051 3.2
10-12 648,613 △ 1.5 348,881 △ 1.5 △ 0.2 560,892 62.2 △ 3.4 △ 0.5 1,003 △ 0.7
2002年1-3 476,959 1.6 328,970 △ 2.9 △ 1.2 399,606 82.3 △ 2.7 △ 1.0 1,260 0.4
4-6 555,893 △ 2.5 324,237 0.2 1.3 455,539 71.2 △ 1.4 △ 1.6 1,022 4.2
7-9 502,395 △ 2.7 331,390 0.8 1.7 420,127 78.9 △ 2.3 △ 2.5 1,115 6.1
10-12 617,861 △ 4.7 338,009 △ 3.1 △ 2.6 534,731 63.2 △ 2.2 △ 3.0 1,045 4.2
2003年1-3 448,925 △ 5.9 321,361 △ 2.3 △ 2.0 374,766 85.7 △ 1.9 △ 2.0 1,443 14.6
4-6 543,093 △ 2.3 320,804 △ 1.1 △ 0.9 444,291 72.2 △ 3.4 △ 3.3 1,041 1.9
7-9 493,203 △ 1.8 323,719 △ 2.3 △ 2.0 415,881 77.8 △ 4.2 △ 2.9 1,152 3.3
10-12 612,945 △ 0.8 337,407 △ 0.2 0.2 526,907 64.0 △ 3.2 △ 2.3 1,080 3.3
2004年1-3 458,141 2.1 330,694 2.9 3.0 388,550 85.1 △ 2.2 △ 1.1 1,469 1.8
4-6 551,399 1.5 332,282 3.6 4.0 448,379 74.1 △ 3.9 △ 3.0 1,007 △ 3.3
7-9 502,699 1.9 326,600 0.9 1.0 423,306 77.2 △ 3.4 △ 3.0 1,179 2.3
10-12 607,874 △ 0.8 333,769 △ 1.1 △ 1.7 519,627 64.2 △ 4.5 △ 3.8 1,113 3.1
2005年1-3 457,317 △ 0.2 331,064 0.1 0.3 388,185 85.3 △ 4.0 △ 3.0 1,450 △ 1.3
4-6 549,562 △ 0.3 326,198 △ 1.8 △ 1.7 449,768 72.5 △ 2.4 △ 0.4 1,091 8.4
7-9 485,976 △ 3.3 319,806 △ 2.1 △ 1.7 409,840 78.0 △ 2.4 △ 0.1 1,171 △ 0.7
10-12 597,661 △ 1.7 337,526 1.1 1.9 510,894 66.1 △ 0.6 1.2 1,036 △ 7.0
月 2003年1月 436,443 △ 5.2 319,809 △ 2.5 △ 2.0 365,040 87.6 △ 2.3 △ 1.8 315 12.2
2月 454,249 △ 4.6 293,966 △ 1.9 △ 1.6 378,505 77.7 △ 0.6 0.0 442 12.3
3月 456,083 △ 7.7 350,306 △ 2.5 △ 2.3 380,753 92.0 △ 2.7 △ 3.6 686 17.2
4月 473,191 △ 2.6 343,254 △ 1.0 △ 1.0 391,682 87.6 △ 3.9 △ 4.7 303 △ 2.6
5月 429,663 △ 2.6 307,078 △ 2.1 △ 1.8 341,005 90.1 △ 3.6 △ 3.0 341 4.6
6月 726,426 △ 1.9 312,081 △ 4.9 0.4 600,185 52.0 △ 2.9 △ 2.1 397 3.1
7月 575,142 △ 1.4 326,772 △ 2.0 △ 6.0 479,433 68.2 △ 4.0 △ 2.1 426 5.6
8月 474,041 △ 2.5 328,498 △ 0.9 2.2 405,063 81.1 △ 3.4 △ 1.7 280 △ 1.1
9月 430,427 △ 1.7 315,887 0.3 △ 1.9 363,146 87.0 △ 5.5 △ 5.2 446 4.1
10月 466,543 △ 1.4 322,098 0.4 △ 1.1 398,750 80.8 0.3 0.6 370 7.9
11月 436,041 △ 0.4 307,084 1.4 0.4 370,843 82.8 △ 5.6 △ 4.1 357 △ 2.1
12月 936,252 △ 0.7 383,037 △ 3.6 1.1 811,127 47.2 △ 4.0 △ 3.0 353 4.6
2004年1月 444,130 1.8 329,574 3.1 3.4 377,827 87.2 △ 2.0 △ 0.1 329 4.2
2月 472,839 4.1 314,355 6.9 6.9 403,940 77.8 0.5 2.3 442 △ 0.0
3月 457,455 0.3 348,152 △ 0.6 △ 0.5 383,884 90.7 △ 4.7 △ 4.5 698 1.8
4月 487,026 2.9 366,027 6.6 7.2 402,209 91.0 △ 3.3 △ 1.0 302 △ 0.4
5月 445,993 3.8 322,716 5.1 5.6 347,884 92.8 △ 3.5 △ 2.4 319 △ 6.3
6月 721,178 △ 0.7 308,104 △ 1.3 △ 1.3 595,043 51.8 △ 5.0 △ 5.4 385 △ 2.8
7月 595,323 3.5 335,623 2.7 2.9 498,269 67.4 △ 1.5 △ 0.8 431 1.2
8月 473,222 △ 0.2 327,142 △ 0.4 △ 0.2 399,416 81.9 △ 5.4 △ 4.7 292 4.2
9月 439,551 2.1 317,035 0.4 0.3 372,234 85.2 △ 3.5 △ 4.2 456 2.2
10月 466,815 0.1 324,273 0.7 0.1 400,271 81.0 △ 4.2 △ 3.5 350 △ 5.3
11月 442,086 1.4 307,563 0.2 △ 0.7 374,804 82.1 △ 5.3 △ 5.4 391 9.6
12月 914,720 △ 2.3 369,470 △ 3.5 △ 3.8 783,807 47.1 △ 4.2 △ 2.8 372 5.5
2005年1月 449,725 1.3 338,183 2.6 2.6 381,133 88.7 △ 1.2 0.7 325 △ 1.1
2月 469,941 △ 0.6 301,371 △ 4.1 △ 3.8 400,103 75.3 △ 6.7 △ 7.2 441 △ 0.4
3月 452,284 △ 1.1 353,639 1.6 1.7 383,318 92.3 △ 4.5 △ 3.2 685 △ 1.9
4月 492,832 1.2 354,991 △ 3.0 △ 3.1 417,554 85.0 △ 2.3 △ 0.5 329 8.9
5月 438,629 △ 1.7 317,010 △ 1.8 △ 2.0 336,653 94.2 △ 3.1 △ 1.4 345 7.9
6月 717,224 △ 0.5 306,591 △ 0.5 0.1 595,098 51.5 △ 1.9 0.7 417 8.3
7月 572,399 △ 3.9 323,515 △ 3.6 △ 3.3 480,128 67.4 △ 1.7 0.6 422 △ 2.0
8月 459,994 △ 2.8 321,682 △ 1.7 △ 1.3 389,573 82.6 △ 3.0 △ 1.1 291 △ 0.3
9月 425,536 △ 3.2 314,221 △ 0.9 △ 0.4 359,818 87.3 △ 2.7 0.0 458 0.4
10月 462,155 △ 1.0 325,501 0.4 1.3 395,606 82.3 △ 3.3 △ 0.4 345 △ 1.6
11月 431,508 △ 2.4 307,309 △ 0.1 0.9 365,707 84.0 0.8 3.1 366 △ 6.6
12月 899,321 △ 1.7 379,769 2.8 3.2 771,370 49.2 0.6 0.9 326 △ 12.4
(注1)乗用車販売台数は、普通乗用車、小型乗用車、軽乗用車の新車販売台数の合計。
(出所)総務省、経済産業省、日本自動車販売協会連合会

26
付表3 生産関連指標

法人企業統計 第3次産業 全産業活動


鉱工業生産・出荷・在庫指数(原指数) 稼働率指数 機械受注
(全産業) 活動指数 指数 企業倒産
(製造工業・ 新設住宅着工戸数
生産者 生産者 生産者 件数
生産 原系列) (民需、船舶・電力を除く) 設備投資 営業利益 (原指数) (原指数)
出荷 製品在庫 在庫率
前年比 前年比 前年比 前年比 億円(原系 億円(季調
前年比(%) 1,000戸 前年比(%) 前年比(%) 前期比(%) 前年比(%) 前年比(%) 前年比(%) 前年比(%) 件
(%) (%) (%) (%) 列) 済)
暦 年 1987年 3.4 3.9 △ 2.8 △ 5.8 0.1 1,674 22.7 - - - - 5.4 19.3 - - 12,655
1988年 9.6 9.0 4.6 △ 5.3 5.7 1,684 0.6 111,730 - - - 19.8 25.7 - - 10,122
1989年 5.9 5.8 8.1 2.6 2.0 1,662 △ 1.3 130,163 16.5 - - 24.3 12.7 6.1 - 7,234
1990年 4.1 4.8 △ 0.9 △ 1.2 1.0 1,707 2.7 143,670 10.4 - - 15.5 7.9 5.3 - 6,468
1991年 1.7 1.5 13.3 6.8 △ 2.0 1,370 △ 19.7 140,132 △ 2.5 - - 6.3 △ 1.3 3.7 - 10,723
1992年 △ 6.1 △ 5.1 △ 1.1 9.9 △ 8.2 1,402 2.4 121,647 △ 13.2 - - △ 5.4 △ 19.9 0.7 - 14,069
1993年 △ 3.8 △ 2.9 △ 2.6 1.1 △ 5.1 1,485 5.9 106,431 △ 12.5 - - △ 13.4 △ 13.3 0.6 - 14,564
1994年 0.9 0.9 △ 4.4 △ 4.0 △ 0.4 1,570 5.7 109,355 2.7 - - △ 10.8 2.5 1.5 1.0 14,061
1995年 3.3 2.6 5.7 1.7 2.6 1,470 △ 6.4 116,672 6.7 - - 1.7 6.2 1.7 1.5 15,108
1996年 2.2 2.7 △ 0.2 1.1 1.0 1,643 11.8 130,930 12.2 - - 8.3 7.5 2.7 2.5 14,834
1997年 3.6 4.0 6.0 △ 1.0 3.4 1,387 △ 15.6 129,939 △ 0.8 - - 7.4 2.5 1.0 0.7 16,464
1998年 △ 6.9 △ 5.6 △ 7.5 10.4 △ 7.5 1,198 △ 13.6 109,074 △ 16.1 - - △ 11.6 △ 25.4 △ 1.4 △ 3.0 18,988
1999年 0.2 1.1 △ 6.9 △ 8.4 △ 0.3 1,215 1.4 101,318 △ 7.1 - - △ 8.7 15.9 0.1 0.4 15,352
2000年 5.7 5.8 2.1 △ 3.2 4.4 1,230 1.3 120,558 19.0 - - 3.2 24.4 1.8 2.1 18,769
2001年 △ 6.8 △ 6.3 △ 0.7 10.4 △ 7.6 1,174 △ 4.6 113,512 △ 5.8 - - △ 0.2 △ 16.3 1.1 △ 0.9 19,164
2002年 △ 1.3 △ 0.2 △ 8.0 △ 7.6 1.2 1,151 △ 1.9 99,875 △ 12.0 - - △ 8.8 △ 3.1 △ 0.1 △ 0.4 19,087
2003年 3.3 4.0 △ 2.4 △ 4.0 4.1 1,160 0.8 110,545 10.7 - - 2.7 12.5 0.9 0.9 16,255
2004年 5.6 5.3 △ 0.3 △ 2.6 4.8 1,189 2.5 115,442 4.4 - - 9.6 23.1 2.4 2.4 13,679
2005年 1.3 1.4 5.7 4.3 1.9 1,236 4.0 123,649 7.1 - - - - - - 12,998
四半期 2000年1-3 5.3 5.6 △ 2.8 △ 6.8 5.9 276 4.2 32,308 11.7 28,676 8.3 3.3 28.5 1.5 2.0 4,539
4-6 6.9 7.6 △ 1.1 △ 5.0 6.4 321 △ 0.9 26,577 20.2 29,111 1.5 2.2 30.3 1.7 2.3 4,621
7-9 5.5 5.7 △ 0.8 △ 2.1 4.0 311 △ 2.6 32,383 25.3 31,587 8.5 0.2 15.3 1.6 2.0 4,895
10-12 5.2 4.6 2.1 1.7 1.5 322 4.7 29,290 19.9 31,531 △ 0.2 7.1 23.5 2.5 2.4 4,714
2001年1-3 △ 0.2 0.0 2.3 5.3 △ 3.4 260 △ 6.0 33,778 4.6 30,100 △ 4.5 2.5 △ 3.5 2.1 1.6 4,557
4-6 △ 4.6 △ 4.6 4.7 11.1 △ 5.8 301 △ 6.2 26,793 0.8 29,372 △ 2.4 2.3 △ 4.2 1.6 △ 0.4 4,749
7-9 △ 9.5 △ 8.8 3.6 13.3 △ 9.4 310 △ 0.2 28,969 △ 10.5 28,343 △ 3.5 5.4 △ 27.2 0.7 △ 1.9 4,670
10-12 △ 12.6 △ 11.5 △ 0.7 11.9 △ 11.8 303 △ 5.9 23,971 △ 18.2 25,525 △ 9.9 △ 10.6 △ 31.1 0.0 △ 2.8 5,188
2002年1-3 △ 9.8 △ 8.4 △ 6.1 3.7 △ 7.7 259 △ 0.2 26,888 △ 20.4 24,269 △ 4.9 △ 11.4 △ 16.6 △ 0.6 △ 2.6 4,598
4-6 △ 3.4 △ 1.9 △ 11.3 △ 8.5 △ 1.1 307 2.0 23,070 △ 13.9 25,040 3.2 △ 10.1 △ 11.7 △ 0.2 △ 0.8 4,780
7-9 3.3 3.4 △ 9.9 △ 12.4 5.7 291 △ 6.2 26,433 △ 8.8 25,530 2.0 △ 12.2 11.7 0.7 1.0 4,763
10-12 6.0 6.7 △ 8.0 △ 12.6 8.5 295 △ 2.7 23,485 △ 2.0 24,814 △ 2.8 △ 0.6 14.2 △ 0.2 0.9 4,586
2003年1-3 5.5 5.7 △ 5.8 △ 9.5 6.9 253 △ 2.2 29,677 10.4 27,022 8.9 △ 1.7 11.7 0.6 1.1 4,458
4-6 2.2 3.0 △ 2.8 △ 3.4 3.9 313 2.2 25,300 9.7 26,792 △ 1.2 6.3 4.6 0.8 0.7 4,328
7-9 1.0 2.0 △ 1.6 △ 0.1 1.6 289 △ 0.5 27,801 5.2 27,245 1.7 1.5 10.3 0.2 0.1 3,855
10-12 4.1 4.9 △ 2.4 △ 2.4 4.2 304 3.0 27,768 18.2 29,589 8.6 6.0 22.0 1.8 1.5 3,614
2004年1-3 6.9 7.0 △ 1.3 △ 4.9 6.0 267 5.4 30,210 1.8 27,768 △ 6.2 10.1 20.8 2.5 2.7 3,669
4-6 7.2 7.1 △ 0.8 △ 3.1 5.6 302 △ 3.7 28,303 11.9 29,856 7.5 10.7 33.4 2.5 2.9 3,403
7-9 6.4 6.3 0.8 △ 1.8 5.6 317 9.4 28,847 3.8 28,258 △ 5.4 14.4 29.4 2.4 2.8 3,310
10-12 1.8 1.6 △ 0.3 △ 0.1 2.1 304 △ 0.1 28,082 1.1 29,856 5.7 3.5 12.8 2.0 1.6 3,297
2005年1-3 1.4 0.6 2.7 4.9 1.6 271 1.5 33,059 9.4 30,088 0.8 7.4 10.7 2.1 1.6 3,176
4-6 0.3 0.2 2.4 2.8 2.6 308 2.1 28,875 2.0 30,318 0.8 7.3 5.2 1.8 1.4 3,225
7-9 0.1 0.6 3.3 4.5 0.6 333 4.8 31,351 8.7 30,951 2.1 9.6 3.7 2.3 1.7 3,163
10-12 3.4 4.2 5.7 4.8 2.9 325 7.0 30,363 8.1 32,208 4.1 - - - - 3,434
月 2003年1月 7.9 8.1 △ 5.5 △ 9.6 10.4 83 △ 1.7 7,439 18.8 9,371 11.0 - - 0.7 1.7 1,444
2月 4.7 6.2 △ 6.6 △ 10.2 5.4 83 △ 2.8 7,967 1.4 8,600 △ 8.2 - - 0.9 1.2 1,454
3月 4.0 3.3 △ 5.8 △ 8.3 5.2 87 △ 1.9 14,271 11.7 9,052 5.3 - - 0.2 0.6 1,560
4月 3.0 3.3 △ 4.3 △ 4.5 4.9 100 1.4 7,602 4.3 8,723 △ 3.6 - - 0.3 0.4 1,495
5月 1.1 0.9 △ 3.4 △ 2.5 2.6 98 △ 7.7 7,954 12.2 9,185 5.3 - - 0.6 0.4 1,452
6月 2.6 4.6 △ 2.8 △ 3.1 4.2 115 13.4 9,744 12.1 9,402 2.4 - - 1.6 1.4 1,381
7月 △ 0.1 0.8 △ 1.5 0.5 1.5 99 2.6 8,069 6.1 9,178 △ 2.4 - - △ 1.3 △ 0.9 1,377
8月 △ 1.3 △ 0.3 △ 1.8 1.4 △ 0.5 92 △ 5.4 7,691 12.2 9,002 △ 1.9 - - △ 0.1 △ 0.6 1,266
9月 4.0 5.2 △ 1.6 △ 2.7 3.5 98 1.2 12,041 0.6 8,843 △ 1.8 - - 1.7 1.6 1,212
10月 3.9 5.6 △ 2.5 △ 5.4 4.5 105 1.0 8,917 23.1 9,974 12.8 - - 2.5 2.1 1,368
11月 2.8 1.4 0.3 3.1 2.5 98 △ 0.3 8,563 13.4 9,385 △ 5.9 - - 0.5 0.4 1,114
12月 5.8 7.9 △ 2.4 △ 4.9 5.3 101 9.4 10,288 18.4 9,952 6.0 - - 2.4 2.1 1,132
2004年1月 5.4 6.4 △ 4.7 △ 7.1 4.8 89 7.3 7,213 △ 3.0 9,150 △ 8.1 - - 2.5 2.5 1,181
2月 6.7 5.7 △ 1.9 △ 2.5 5.5 85 1.9 8,704 9.3 9,409 2.8 - - 2.7 2.9 1,159
3月 8.4 8.5 △ 1.3 △ 5.2 7.5 93 6.9 14,293 0.2 9,089 △ 3.4 - - 2.1 2.8 1,329
4月 8.6 8.3 0.3 △ 3.4 6.7 96 △ 4.1 8,889 16.9 9,978 9.8 - - 3.4 3.8 1,236
5月 3.8 4.4 △ 1.3 △ 1.2 3.1 99 0.9 8,654 8.8 9,813 △ 1.7 - - 1.0 1.3 1,089
6月 9.1 8.6 △ 0.8 △ 5.0 7.2 107 △ 7.4 10,760 10.4 10,076 2.7 - - 3.0 3.4 1,078
7月 6.2 7.4 △ 3.5 △ 3.9 4.7 106 7.8 8,093 0.3 9,226 △ 8.4 - - 3.4 3.2 1,123
8月 9.6 7.6 △ 0.8 △ 2.3 8.4 102 10.5 8,109 5.4 9,637 4.5 - - 2.6 3.5 1,097
9月 4.0 4.1 0.8 1.1 4.1 108 10.1 12,646 5.0 9,400 △ 2.5 - - 1.6 1.8 1,090
10月 △ 0.9 △ 1.3 0.3 4.0 △ 0.2 106 1.5 8,033 △ 9.9 9,515 1.2 - - 0.5 0.0 1,124
11月 4.4 5.1 △ 0.3 △ 4.1 5.6 99 0.2 9,857 15.1 10,555 10.9 - - 3.0 2.7 1,064
12月 1.9 1.1 △ 0.3 0.2 1.2 99 △ 2.0 10,193 △ 0.9 9,805 △ 7.1 - - 2.4 1.9 1,109
2005年1月 2.0 0.4 2.5 4.3 1.6 95 6.9 7,556 4.8 9,644 △ 1.6 - - 3.1 2.1 1,022
2月 1.0 △ 0.1 3.3 5.4 1.8 85 0.4 9,329 7.2 10,121 4.9 - - 1.5 1.0 1,014
3月 1.2 1.4 2.7 4.8 1.4 91 △ 2.7 16,174 13.2 10,311 1.9 - - 2.0 1.5 1,140
4月 0.3 0.6 1.1 2.1 2.6 97 0.6 9,114 2.5 10,207 △ 1.0 - - 1.7 1.2 946
5月 0.3 △ 0.6 2.8 3.4 2.9 102 3.0 8,422 △ 2.7 9,525 △ 6.7 - - 1.8 1.4 1,072
6月 0.2 0.6 2.4 3.1 2.3 109 2.4 11,339 5.4 10,585 11.1 - - 1.9 1.6 1,207
7月 △ 2.3 △ 2.6 5.1 7.9 △ 1.0 115 8.3 8,906 10.0 10,133 △ 4.3 - - 1.2 0.5 1,024
8月 1.5 3.3 4.2 2.0 1.7 109 7.0 9,197 13.4 10,959 8.2 - - 3.2 2.6 1,152
9月 1.2 1.3 3.3 4.0 1.0 108 △ 0.2 13,248 4.8 9,859 △ 10.0 - - 2.1 1.9 987
10月 3.0 3.9 2.6 2.5 2.4 116 9.1 8,718 8.5 10,337 4.8 - - 3.1 2.9 1,171
11月 3.4 4.1 3.8 4.9 2.5 111 12.6 9,878 0.2 10,575 2.3 - - 2.9 2.9 1,114
12月 3.7 4.4 5.7 6.9 3.5 98 △ 0.9 11,768 15.5 11,297 6.8 - - - - 1,149
(注1)斜体の数字 は速報値。
(注2)機械受注は,87年4月以降調査対象社数が178社から280社に増え,またNTT,JR関係7社の受注額計上は官公需から民需に変更された。
(注3)法人企業統計の暦年、年度は四半期原指数の平均の伸び率。
(注4)全産業活動指数は農林水産業を除いたもの。
(出所)経済産業省、国土交通省、内閣府、財務省、東京商工リサーチ

27
付表4 労働

現金給与総額(製造業,
有効求人倍 規模30人以上) 月間労働時間
労働力人口 就業者総数 完全失業者 完全失業率
率 (製造業,規模30人以上)
名目 実質

万人 万人 万人 季調値,% 季調値,倍 前年比(%) 前年比(%) 合計 所定外 前年比(%)

暦 年 1995年 6,666 6,457 210 3.2 0.63 3.3 3.6 164.0 13.3 10.7
1996年 6,711 6,486 225 3.4 0.70 2.5 2.5 165.8 14.8 9.7
1997年 6,787 6,557 230 3.4 0.72 2.8 1.2 165.5 15.9 7.7
1998年 6,793 6,514 279 4.1 0.53 △ 1.1 △ 1.7 162.7 13.5 △ 15.2
1999年 6,779 6,462 317 4.7 0.48 △ 1.0 △ 0.6 161.9 13.5 0.6
2000年 6,766 6,446 320 4.7 0.59 2.0 3.0 164.7 15.4 14.8
2001年 6,752 6,412 340 5.0 0.59 0.0 0.9 162.9 14.1 △ 7.9
2002年 6,689 6,330 359 5.4 0.54 △ 1.2 △ 0.1 163.8 15.3 4.2
2003年 6,666 6,316 350 5.3 0.64 2.4 2.8 165.6 16.9 10.4
2004年 6,642 6,329 313 4.7 0.83 1.8 1.7 167.7 17.8 7.5
2005年 6,650 6,356 294 4.4 0.95 0.6 1.2 166.8 17.7 △ 0.3
四半期 2000年1-3 6,665 6,337 328 4.8 0.52 2.4 3.2 159.9 14.7 14.9
4-6 6,814 6,482 332 4.7 0.57 2.7 3.5 165.6 15.0 16.9
7-9 6,796 6,483 312 4.7 0.61 1.7 2.4 163.8 15.4 14.8
10-12 6,790 6,483 307 4.8 0.65 1.6 2.4 169.7 16.4 13.0
2001年1-3 6,690 6,364 326 4.7 0.64 0.6 1.2 159.0 15.1 3.1
4-6 6,800 6,455 345 4.9 0.61 0.6 1.6 164.4 14.1 △ 5.4
7-9 6,772 6,430 341 5.1 0.58 △ 0.2 0.8 161.6 13.5 △ 11.1
10-12 6,745 6,399 346 5.4 0.53 △ 0.7 0.5 166.6 13.5 △ 17.0
2002年1-3 6,630 6,271 360 5.3 0.52 △ 1.1 0.6 156.5 13.9 △ 11.8
4-6 6,727 6,354 373 5.4 0.52 △ 0.7 0.6 164.5 15.0 2.6
7-9 6,725 6,366 359 5.4 0.54 △ 1.9 △ 1.0 164.7 15.6 10.5
10-12 6,675 6,331 344 5.4 0.57 0.3 0.9 169.5 16.6 17.5
2003年1-3 6,584 6,221 363 5.4 0.60 1.8 1.9 160.2 16.2 16.6
4-6 6,732 6,359 373 5.4 0.61 2.9 3.2 166.9 16.3 8.6
7-9 6,703 6,362 340 5.2 0.64 2.0 2.3 165.3 16.9 8.3
10-12 6,647 6,322 325 5.0 0.73 2.1 2.5 170.4 18.3 10.2
2004年1-3 6,565 6,236 329 4.9 0.77 1.9 1.9 164.0 17.5 8.0
4-6 6,693 6,372 321 4.6 0.80 1.7 2.1 168.9 17.7 8.6
7-9 6,693 6,379 314 4.8 0.83 2.0 2.2 167.8 17.7 6.0
10-12 6,617 6,327 290 4.6 0.91 1.6 0.9 170.1 18.2 △ 0.5
2005年1-3 6,554 6,248 306 4.6 0.91 0.5 0.6 162.0 17.4 △ 0.6
4-6 6,701 6,402 299 4.3 0.95 0.5 0.6 167.8 17.4 △ 1.7
7-9 6,703 6,417 286 4.3 0.97 △ 0.1 0.3 166.9 17.5 △ 0.9
10-12 6,643 6,356 287 4.3 0.99 1.6 2.4 170.6 18.5 1.8
月 2003年1月 6,560 6,203 357 5.5 0.58 1.1 1.6 149.0 15.1 19.5
2月 6,542 6,192 349 5.3 0.59 1.9 2.3 167.1 16.6 17.2
3月 6,649 6,266 384 5.4 0.60 2.7 2.9 164.6 17.0 13.4
4月 6,691 6,306 385 5.4 0.61 1.8 1.8 168.8 16.8 9.1
5月 6,736 6,361 375 5.4 0.61 2.4 2.8 159.8 15.8 8.4
6月 6,772 6,411 361 5.3 0.62 4.5 5.0 172.0 16.4 7.3
7月 6,723 6,381 342 5.2 0.63 3.7 4.0 172.4 16.9 8.5
8月 6,694 6,361 333 5.1 0.65 0.8 1.3 156.7 16.5 8.0
9月 6,692 6,345 346 5.1 0.67 1.4 1.6 166.7 17.3 7.6
10月 6,680 6,338 343 5.1 0.70 2.4 2.5 171.2 18.0 9.4
11月 6,654 6,323 330 5.1 0.73 0.7 1.4 171.9 18.4 9.1
12月 6,607 6,307 300 4.9 0.75 3.3 3.7 168.2 18.5 9.6
2004年1月 6,544 6,221 323 5.0 0.76 1.2 1.5 151.1 16.2 10.0
2月 6,539 6,208 330 5.0 0.76 2.0 2.0 168.8 17.9 10.6
3月 6,612 6,278 333 4.7 0.76 2.2 2.3 172.2 18.4 11.1
4月 6,688 6,354 335 4.7 0.78 1.2 1.8 176.8 18.2 10.6
5月 6,708 6,388 319 4.6 0.79 2.2 2.7 156.1 17.0 9.9
6月 6,683 6,374 309 4.6 0.83 1.8 1.8 173.7 17.8 11.5
7月 6,691 6,373 318 4.9 0.84 1.7 2 174.1 17.8 7.6
8月 6,709 6,396 314 4.8 0.84 2.8 2.9 159.9 17.3 7.1
9月 6,678 6,369 309 4.6 0.86 1.6 1.6 169.4 18.0 6.4
10月 6,663 6,352 311 4.6 0.89 0.4 △ 0.2 167.9 18.2 4.0
11月 6,612 6,322 290 4.6 0.91 3.5 2.5 172.8 18.3 2.3
12月 6,576 6,306 270 4.5 0.90 0.8 0.5 169.7 18.1 0.2
2005年1月 6,557 6,261 296 4.5 0.91 0.0 0.0 151.4 16.3 0.7
2月 6,532 6,224 308 4.7 0.91 0.1 0.5 166.3 17.7 △ 1.0
3月 6,573 6,260 313 4.5 0.91 1.3 1.4 168.3 18.1 △ 1.6
4月 6,662 6,352 310 4.4 0.94 0.8 0.7 175.0 18.0 △ 1.1
5月 6,742 6,435 307 4.4 0.94 0.1 △ 0.1 154.4 16.6 △ 2.4
6月 6,698 6,418 280 4.2 0.96 0.5 1.1 173.9 17.6 △ 1.1
7月 6,699 6,410 289 4.4 0.97 2.5 2.8 172.1 17.7 △ 0.5
8月 6,689 6,405 284 4.3 0.97 △ 2.7 △ 2.3 159.6 17.2 △ 0.5
9月 6,722 6,437 285 4.2 0.97 △ 0.1 0.4 169.0 17.7 △ 1.6
10月 6,713 6,409 304 4.5 0.98 0.4 1.3 167.6 18.3 0.5
11月 6,636 6,344 292 4.6 0.99 2.7 3.8 172.8 18.6 1.6
12月 6,580 6,315 265 4.4 1.00 1.6 2.0 171.3 18.7 3.4
(注1)斜体の数字は速報値。
(注2)月間労働時間の合計、所定外は、暦年は1997年以前、四半期、月次は2003年以前は旧基準。
(出所)総務省、厚生労働省

28
付表5 物価・金利

消費者物価 為替レート 国内銀行 日経平均


国内企業 長期国債
輸出物価 輸入物価 コールレート 貸出残高 株価(225種)
物価 (除. 生鮮食 利回り
(総合)
品) (期中平均) (裁定相場) (末残) 月末値
前年同月比 前年同月比 前年同月比 前年同月比 前年同月比 円/ユーロ(98年 無担保オーバーナイ
(%) (%) (%) (%) (%)
円/㌦ ト,平均 期末値 億円 円
まではECU)
暦 年 1995年 △ 0.8 △ 2.2 △ 0.1 △ 0.1 0.0 94.06 135.14 1.210 3.190 4,863,560 17,298
1996年 △ 1.6 4.8 9.7 0.1 0.1 108.79 145.35 0.470 2.760 4,882,907 21,011
1997年 0.7 1.9 7.5 1.7 1.8 121.00 143.49 0.480 1.910 4,930,232 18,293
1998年 △ 1.5 1.3 △ 4.9 0.7 0.3 130.90 132.80 0.370 1.970 4,888,201 15,276
1999年 △ 1.5 △ 10.1 △ 9.2 △ 0.3 0.0 113.91 102.92 0.060 1.645 4,688,104 16,949
2000年 0.0 △ 4.7 4.7 △ 0.7 △ 0.4 107.75 107.87 0.110 1.640 4,639,163 16,905
2001年 △ 2.3 3.1 2.5 △ 0.7 △ 0.8 121.53 117.32 0.059 1.365 4,482,233 11,987
2002年 △ 2.0 △ 1.2 △ 1.5 △ 1.0 △ 0.9 124.64 125.72 0.002 0.900 4,316,425 10,067
2003年 △ 0.8 △ 4.0 △ 0.9 △ 0.2 △ 0.3 115.93 134.91 0.001 1.360 4,138,534 9,290
2004年 1.3 △ 1.4 4.2 0.0 △ 0.1 108.18 140.96 0.001 1.435 4,040,009 11,232
2005年 1.7 2.0 13.1 △ 0.3 △ 0.1 110.16 137.21 0.001 1.470 4,085,506 16,111
四半期 2000年1-3 0.6 △ 5.3 6.5 △ 0.6 △ 0.2 107.07 103.95 0.020 1.770 4,634,849 19,946
4-6 0.4 △ 7.8 1.7 △ 0.7 △ 0.2 106.61 98.97 0.020 1.760 4,533,347 17,239
7-9 0.0 △ 4.4 3.6 △ 0.6 △ 0.3 107.57 97.08 0.140 1.840 4,601,591 16,112
10-12 △ 0.7 △ 0.9 7.0 △ 0.8 △ 0.7 109.82 99.02 0.250 1.640 4,639,163 14,325
2001年1-3 △ 1.9 3.1 4.0 △ 0.5 △ 0.8 118.09 108.30 0.200 1.270 4,569,652 13,242
4-6 △ 2.0 4.4 6.6 △ 0.7 △ 0.9 122.64 105.15 0.020 1.210 4,472,873 13,389
7-9 △ 2.5 2.8 2.2 △ 0.8 △ 0.8 121.76 108.63 0.008 1.420 4,505,649 10,783
10-12 △ 2.8 2.0 △ 2.8 △ 1.0 △ 0.8 123.65 112.63 0.002 1.365 4,482,233 10,535
2002年1-3 △ 2.6 1.7 △ 1.7 △ 1.4 △ 0.8 132.46 115.42 0.001 1.400 4,406,096 10,537
4-6 △ 2.2 △ 1.4 △ 2.8 △ 0.9 △ 0.9 127.05 116.38 0.001 1.315 4,318,420 11,293
7-9 △ 2.0 △ 3.6 △ 3.6 △ 0.8 △ 0.9 119.19 117.72 0.003 1.175 4,262,056 9,627
10-12 △ 1.3 △ 1.2 2.7 △ 0.5 △ 0.8 122.54 122.73 0.002 0.900 4,316,425 8,812
2003年1-3 △ 0.9 △ 6.3 0.5 △ 0.2 △ 0.7 118.83 128.54 0.002 0.700 4,232,858 8,225
4-6 △ 1.1 △ 3.1 △ 1.3 △ 0.3 △ 0.4 118.44 136.94 0.001 0.820 4,123,578 8,446
7-9 △ 0.7 △ 0.3 2.2 △ 0.2 △ 0.1 117.57 131.01 0.002 1.380 4,137,209 10,042
10-12 △ 0.4 △ 6.4 △ 4.9 △ 0.3 0.0 108.89 130.84 0.001 1.360 4,138,534 10,446
2004年1-3 0.1 △ 3.8 △ 2.8 △ 0.1 △ 0.1 107.22 131.92 0.005 1.435 4,116,938 11,180
4-6 1.1 △ 3.3 3.9 △ 0.3 △ 0.2 109.69 132.58 0.002 1.780 4,017,865 11,619
7-9 1.8 △ 0.8 6.3 △ 0.1 △ 0.1 109.91 135.42 0.005 1.440 4,044,004 11,077
10-12 2.0 2.8 9.5 0.5 △ 0.2 105.89 137.68 0.002 1.435 4,040,009 11,053
2005年1-3 1.4 0.6 6.8 △ 0.2 △ 0.4 104.47 137.81 0.022 1.370 4,019,572 11,593
4-6 1.7 0.9 10.8 △ 0.1 △ 0.1 107.63 134.61 0.001 1.165 3,954,656 11,584
7-9 1.6 1.0 13.7 △ 0.3 △ 0.1 111.24 136.59 0.001 1.475 4,041,190 13,574
10-12 2.1 5.2 21.2 △ 0.5 0.1 117.29 139.84 0.001 1.470 4,085,506 16,111
月 2003年1月 △ 1.0 △ 6.7 △ 1.2 △ 0.4 △ 0.8 118.65 127.74 0.002 0.810 4,272,715 8,340
2月 △ 0.8 △ 6.3 0.8 △ 0.2 △ 0.7 119.27 126.92 0.001 0.780 4,247,986 8,363
3月 △ 0.8 △ 6.1 2.0 △ 0.1 △ 0.6 118.57 130.96 0.002 0.700 4,232,858 7,973
4月 △ 0.8 △ 5.0 △ 1.1 △ 0.1 △ 0.4 119.79 133.71 0.001 0.610 4,156,005 7,831
5月 △ 1.1 △ 3.2 △ 2.5 △ 0.2 △ 0.4 117.26 139.25 0.001 0.530 4,133,853 8,425
6月 △ 1.3 △ 1.1 △ 0.1 △ 0.4 △ 0.4 118.26 137.85 0.001 0.820 4,123,578 9,083
7月 △ 0.8 1.0 3.4 △ 0.2 △ 0.2 118.69 134.88 0.002 0.925 4,095,503 9,563
8月 △ 0.7 0.5 3.4 △ 0.3 △ 0.1 118.83 128.59 0.001 1.470 4,114,743 10,344
9月 △ 0.6 △ 2.5 △ 0.1 △ 0.2 △ 0.1 115.19 129.55 0.002 1.380 4,137,209 10,219
10月 △ 0.5 △ 6.9 △ 6.3 0.0 0.1 109.58 126.26 0.001 1.465 4,086,598 10,560
11月 △ 0.5 △ 6.0 △ 4.7 △ 0.5 △ 0.1 109.20 131.35 0.001 1.310 4,114,304 10,101
12月 △ 0.2 △ 6.3 △ 3.6 △ 0.4 0.0 107.90 134.91 0.001 1.360 4,138,534 10,677
2004年1月 0.0 △ 4.6 △ 2.6 △ 0.3 △ 0.1 106.48 131.95 0.000 1.320 4,108,071 10,784
2月 0.0 △ 4.3 △ 3.8 0.0 0.0 106.55 135.61 0.001 1.220 4,098,286 11,042
3月 0.2 △ 2.7 △ 2.0 △ 0.1 △ 0.1 108.62 128.21 0.001 1.435 4,116,938 11,715
4月 0.6 △ 5.3 △ 0.4 △ 0.4 △ 0.2 107.25 131.96 0.000 1.535 4,044,596 11,762
5月 0.9 △ 1.2 6.7 △ 0.5 △ 0.3 112.35 133.78 0.001 1.525 4,025,947 11,236
6月 1.5 △ 3.4 5.5 0.0 △ 0.1 109.47 132.00 0.001 1.780 4,017,865 11,859
7月 1.7 △ 2.3 4.9 △ 0.1 △ 0.2 109.36 134.85 0.000 1.850 4,030,259 11,326
8月 1.7 △ 1.1 5.3 △ 0.2 △ 0.2 110.35 133.59 0.001 1.535 4,020,628 11,082
9月 1.9 1.0 8.8 0.0 0.0 110.01 137.83 0.001 1.440 4,044,004 10,824
10月 2.1 4.3 11.7 0.5 △ 0.1 108.92 135.27 0.001 1.490 4,009,638 10,771
11月 2.1 2.5 9.5 0.8 △ 0.2 104.90 136.81 0.001 1.445 4,005,789 10,899
12月 1.9 1.8 7.4 0.2 △ 0.2 103.84 140.96 0.001 1.435 4,040,009 11,489
2005年1月 1.4 0.6 5.7 △ 0.1 △ 0.3 103.21 135.19 0.001 1.320 4,003,234 11,388
2月 1.3 1.0 7.6 △ 0.3 △ 0.4 104.88 139.02 0.001 1.470 4,004,578 11,741
3月 1.4 0.4 7.0 △ 0.2 △ 0.3 105.31 139.22 0.001 1.320 4,019,572 11,669
4月 1.9 3.5 13.9 0.0 △ 0.2 107.36 136.80 0.001 1.240 3,989,337 11,009
5月 1.8 △ 1.3 9.0 0.2 0.0 106.91 133.47 0.001 1.245 3,955,800 11,277
6月 1.4 0.8 9.5 △ 0.5 △ 0.2 108.63 133.56 0.001 1.165 3,954,656 11,584
7月 1.5 1.9 14.3 △ 0.3 △ 0.2 111.93 136.11 0.001 1.305 3,987,936 11,900
8月 1.7 0.5 13.1 △ 0.3 △ 0.1 110.72 137.23 0.001 1.335 3,984,720 12,414
9月 1.7 0.6 13.5 △ 0.3 △ 0.1 111.06 136.44 0.001 1.475 4,041,190 13,574
10月 2.0 2.4 18.3 △ 0.7 0.0 114.82 138.78 0.001 1.545 4,019,510 13,607
11月 1.9 6.1 21.9 △ 0.8 0.1 118.41 141.04 0.001 1.445 4,041,879 14,872
12月 2.2 6.8 23.3 △ 0.1 0.1 118.64 139.70 0.001 1.470 4,085,506 16,111
2006年1月 2.7 5.3 23.0 - - 115.45 143.11 0.001 - - 16,650

(注1)斜体の数字 は速報値
(注2)長期国債は10年物新発債。1998年第3四半期以前は東京証券取引所上場国債(10年物)最長期利回り
(注3)銀行計貸出残高は、1993年9月まで旧ベース、10月以降は新ベース
(注4)日経平均株価の四半期、暦年、年度のデータは月次の終値の平均値
(出所)日本銀行、総務省、日本経済新聞社

29
付表6 貿易関連指標

貿易(通関ベース) 国際収支
外貨準備高
原油輸入量 原油価格
(期末残高)
輸出額 輸入額 輸出数量 輸入数量 通関収支 貿易収支 経常収支

億ドル 億ドル 前年比(%) 前年比(%) 億ドル 億ドル 億ドル 百万ドル 100万バレル $/バレル
暦 年 1995年 4,429 3,361 - - 1,068 1,321 1,114 182,820 1,660 18.0
1996年 4,124 3,507 - - 618 836 659 217,867 1,645 20.4
1997年 4,229 3,404 - - 825 1,018 969 220,792 1,687 20.7
1998年 3,863 2,793 - - 1,070 1,222 1,185 215,949 1,605 13.9
1999年 4,174 3,097 2.1 9.6 1,077 1,229 1,141 288,080 1,577 17.1
2000年 4,807 3,811 9.4 11.0 996 1,168 1,197 361,638 1,571 28.5
2001年 4,052 3,511 △ 9.5 △ 2.0 541 703 879 401,959 1,545 25.3
2002年 4,159 3,368 8.0 2.0 790 938 1,125 469,728 1,484 24.6
2003年 4,699 3,815 4.9 7.1 883 1,061 1,359 673,529 1,566 29.2
2004年 5,650 4,547 10.6 7.0 1,104 1,320 1,720 844,543 1,542 36.4
2005年 5,983 5,180 0.8 2.7 803 - - 846,897 1,565 51.1
四半期 2000年1-3 1,158 897 13.3 11.1 261 299 327 305,512 409 26.2
4-6 1,189 918 13.1 11.9 272 313 316 344,846 372 26.6
7-9 1,231 960 8.5 10.9 271 316 326 348,948 377 29.2
10-12 1,229 1,037 3.4 9.8 193 240 229 361,638 413 31.9
2001年1-3 1,089 947 △ 4.2 5.0 142 185 256 361,472 419 25.6
4-6 1,002 880 △ 10.1 △ 0.8 122 164 178 362,666 364 26.5
7-9 982 836 △ 12.0 △ 5.1 146 183 221 397,015 369 26.6
10-12 978 847 △ 11.3 △ 6.1 131 170 221 401,959 394 22.6
2002年1-3 935 768 △ 2.7 △ 5.6 167 201 325 401,518 370 19.9
4-6 1,011 802 8.7 0.5 209 242 280 446,198 339 24.8
7-9 1,084 879 11.7 7.9 205 243 285 460,725 367 26.3
10-12 1,128 919 14.4 5.5 210 252 235 469,728 408 27.3
2003年1-3 1,091 924 7.5 8.2 167 212 298 496,181 426 30.6
4-6 1,125 926 2.6 8.4 199 238 319 545,618 381 28.5
7-9 1,170 944 2.3 5.0 226 272 383 604,873 371 28.4
10-12 1,313 1,022 7.3 7.1 291 340 359 648,122 389 29.3
2004年1-3 1,349 1,069 13.1 9.0 280 331 472 826,577 400 31.4
4-6 1,384 1,097 13.9 6.6 287 342 414 817,951 351 34.9
7-9 1,418 1,151 12.0 6.6 266 325 440 830,992 386 38.5
10-12 1,500 1,230 4.1 5.8 270 322 393 844,543 405 40.5
2005年1-3 1,443 1,213 △ 1.9 2.8 230 262 446 837,718 388 40.7
4-6 1,474 1,276 △ 1.0 3.2 198 237 382 839,378 366 49.7
7-9 1,506 1,331 0.8 4.1 175 216 426 843,563 406 56.1
10-12 1,559 1,359 5.0 0.7 200 - - 846,897 405 57.3
月 2003年1月 321 313 10.0 10.9 8 24 38 478,593 137 28.3
2月 362 285 10.0 4.1 78 91 124 485,265 145 30.6
3月 407 326 3.6 9.3 81 97 137 496,181 144 32.6
4月 385 316 6.5 7.5 69 84 107 499,442 131 30.9
5月 364 305 2.8 4.4 59 70 118 543,088 126 27.4
6月 376 305 △ 1.3 13.7 71 85 96 545,618 124 27.1
7月 392 326 2.4 4.5 67 82 127 556,836 127 27.6
8月 363 298 0.0 △ 0.3 65 80 119 555,088 128 28.4
9月 414 321 4.4 10.8 94 110 137 604,873 116 29.2
10月 440 344 7.4 8.9 96 114 112 626,269 125 27.9
11月 417 326 1.7 3.2 91 106 137 644,569 116 29.5
12月 456 353 12.9 9.2 104 120 110 673,529 148 30.3
2004年1月 400 354 13.1 5.7 46 63 102 741,246 138 30.9
2月 450 318 12.1 3.0 132 146 202 776,857 126 31.9
3月 499 397 14.1 17.5 102 122 168 826,577 136 31.6
4月 480 379 13.2 10.2 101 119 145 814,969 140 33.5
5月 427 344 10.6 △ 0.3 84 102 153 816,848 102 34.4
6月 476 373 17.9 10.0 103 121 116 817,951 109 37.1
7月 488 384 13.2 3.7 104 125 150 819,203 127 36.7
8月 433 381 11.1 13.1 52 71 131 827,954 139 37.7
9月 496 386 11.5 3.7 111 129 159 830,992 120 41.3
10月 496 392 4.4 0.6 105 124 122 837,878 130 39.9
11月 484 427 5.3 14.6 56 72 116 840,087 129 41.9
12月 520 411 2.7 2.8 109 126 155 844,543 146 39.9
2005年1月 426 407 △ 3.1 2.5 19 32 76 840,966 130 38.4
2月 466 362 △ 4.2 4.5 104 117 199 840,564 121 41.1
3月 551 444 1.1 1.6 107 113 172 837,718 137 42.6
4月 514 424 △ 1.4 △ 0.6 89 104 150 843,601 123 48.5
5月 453 425 △ 2.4 8.7 28 41 131 842,468 118 51.2
6月 508 427 0.5 2.0 80 91 101 843,537 125 49.4
7月 500 422 △ 0.8 △ 0.6 78 94 152 839,378 128 53.3
8月 468 458 2.0 9.2 10 21 109 847,766 140 55.5
9月 538 451 1.3 3.9 865 100 167 843,563 138 59.4
10月 522 449 2.3 2.3 723 83 121 841,792 126 59.9
11月 507 456 6.6 △ 2.1 510 60 121 843,268 131 57.6
12月 531 454 6.2 2.1 766 - - 846,897 148 54.7
(注1)斜体の数字 は速報値
(注2)輸出入数量指数は2000年基準。なお2000年基準の月次指数の遡及値は98年1月以降から入手可能なため、年度指数の
前年度比は当該月次指数の平均をもとに99年度以降から作成。
(注3)経常収支は,金融派生商品に関わる利子を所得収支から投資収支に計上替えして1996年1月以降遡及改訂したため,
    95年以前と96年以降では連続性はない。
(出所)財務省、日本銀行

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付表7 景気関連指標

日銀短観(業況判断) 景気動向指数
大企業 大企業
先行指数 一致指数 遅行指数
製造業 非製造業
四半期 1998年1-3 △ 23 △ 36 月 2003年1月 58.3 100.0 50.0
4-6 △ 35 △ 33 2月 50.0 81.8 66.7
7-9 △ 45 △ 39 3月 41.7 86.4 83.3
10-12 △ 49 △ 39 4月 45.8 18.2 100.0
1999年1-3 △ 47 △ 34 5月 58.3 63.6 66.7
4-6 △ 37 △ 28 6月 66.7 54.5 66.7
7-9 △ 22 △ 23 7月 50.0 81.8 50.0
10-12 △ 17 △ 19 8月 58.3 54.5 66.7
2000年1-3 △9 △ 16 9月 66.7 90.9 66.7
4-6 3 △ 12 10月 83.3 100.0 91.7
7-9 10 △9 11月 66.7 81.8 66.7
10-12 10 △ 10 12月 66.7 90.9 83.3
2001年1-3 △5 △ 13 2004年1月 58.3 90.9 100.0
4-6 △ 16 △ 13 2月 83.3 72.7 83.3
7-9 △ 33 △ 17 3月 75.0 63.6 66.7
10-12 △ 38 △ 22 4月 66.7 54.5 83.3
2002年1-3 △ 38 △ 22 5月 75.0 81.8 83.3
4-6 △ 18 △ 16 6月 66.7 90.9 83.3
7-9 △ 14 △ 13 7月 75.0 95.5 66.7
10-12 △9 △ 16 8月 62.5 90.9 66.7
2003年1-3 △ 10 △ 14 9月 33.3 36.4 100.0
4-6 △5 △ 13 10月 33.3 9.1 66.7
7-9 1 △ 13 11月 33.3 36.4 83.3
10-12 7 0 12月 41.7 27.3 66.7
2004年1-3 12 5 2005年1月 54.2 100.0 83.3
4-6 22 9 2月 16.7 36.4 58.3
7-9 26 11 3月 41.7 72.7 58.3
10-12 22 11 4月 31.8 50.0 80.0
2005年1-3 14 11 5月 41.7 63.6 83.3
4-6 18 15 6月 66.7 100.0 83.3
7-9 19 15 7月 45.5 30.0 40.0
10-12 21 17 8月 100.0 80.0 80.0
2006年1-3 19 17 9月 41.7 54.5 50.0
10月 81.8 90.0 75.0
11月 54.5 70.0 50.0
12月 81.8 100.0 50.0
(注1)景気動向指数の斜体の数字は速報値
(注2)短観の2006年1-3月は先行きの業況判断
(注3)短観は本年3月に調査枠組み等の見直しが行われたが、時系列の改訂データが公表されていない
    ため、ここでは旧基準の数値を掲載してある
(出所)日本銀行、内閣府

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