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1.一般論

1.1. 目的の定義
イタリアに住む外国人からイタリア語の「自発的な」習得の構造をみてみる。

1.2. 第2言語のデータについて
1 理論的な考え方
2 社会言語学的な考え方
3 教育学的な考え方
1.2.1. 第2言語習得の理論的な形
第2言語習得は、語用的方法と統辞的方法の2つの軸が中心となっている。

1.3. ヨーロッパの第2言語習得研究の分野から見た外国人のイタリア語
varieta の種類は、理解の段階への流れから習得に様子を見てみる。

2.イタリアの移民社会における社会的・教育的な問題
2.1. イタリア語のレパートリーの varieta における外国人のイタリア語の位置
イタリア語の理解に対する指標は、時制・空間・コミュニケーションのへんかによる広範
囲の varieta に含まれる。

2.2. 社会的な諸問題
習得や移民先の言語への接近による社会的状況は、言語の類似的な距離よりも重要

2.3. 第2言語習得の個人的な要因の重要度
個人的な習得は、動機付けが大きな役割を持つ
2.3.1. 社会的・社会心理学的要素
イタリア語習得は、社会的に細かく影響される変化の結果である。

2.4. 教育的な問題
学校は、子供にも成人にもよい機会となる。
2.4.1. 外国人の幼児と学校
元の国と移民先の国とのバランスが難しい。

3.教育方法論の序論と一般的な問題
3.1. データ収集の教育方法論
習得者は習得が起こる背景で何をしているかは、主にネイティブ・スピーカーや他の習得
者との相互作用である。

3.2. 習得の連続性
習得は、1つの段階から次の段階へ徐々に移行する。

3.3. 類型学的な距離の重要性
習得者は、母語と第2言語の距離が、近いか遠いかを判断している。

3.4. 語彙要素の転移性は、指標的な要因や原型の要因と関係しているようであるが、接触し
た言語の距離を知覚することも、同様に重要である。

4.外国人のイタリア語
4.1. 展開されている研究
パヴィア大学での研究を中心に様々な研究者が外国人のイタリア語を研究している。

4.2. 理論の前提
「形式から機能への」接近と「機能から形式への」接近から動詞の習得を見てみる。

4.3. 外国人のイタリア語での動詞の構造と時制関係の表現
イタリア語の動詞構造の習得順序は、現在>近過去>半過去>未来>条件法>接続法
4.3.1. 第一の段階
語彙の要素からなり、語尾変化はみられない。しばしば3人称単数の形があらわれるが、こ
れは基本的な形と言える。
4.3.2. 第二の段階
過去分詞の発達。これは、時制より完了のアスペクトが先に習得され、その後近過去が発達
する
4.3.3. 第三の段階
半過去の発達。Ero, era がまず現れ、その後、永続的・継続的な述語を拡張するようはっき
りとした形で徐々に現れる。
4.3.4. 第四の段階
「可能性」の概念の登場。まず、未来時制が現れ、その後、仮定法、接続法が現れる。
4.3.5. 動詞の他の形
命令形は、一般的に2人称単数に限られ、半過去に付随して起こる。不定詞は一般的な形と
して普通の動詞に代わって出てくる。ジェルンディオは、進行形の表現として使われる。
4.4. 名詞とそのカテゴリー
4.4.1. 性と数
数のカテゴリーは、性のカテゴリーより早く現れ、性のカテゴリーは母語の影響を受ける。

4.4.2. 代名詞について
イタリア語の人称代名詞は、主語の機能が目的語の機能より早く生じる。

4.5. 統語のいくつかの問題について
4.5.1. 語の順序
イタリア語の語順の規則は、大きな困難もなく現れるが、しばしば母語からの影響を受ける。
4.5.2. 従属関係の発達
接続詞は、イタリア語との距離が遠い学習者には習得が難しい。関係詞は自然な習得者には
習得が遅く、限られた部分で使われる。

4.5.3. 仮定とモジュール
se の習得は、比較的早い段階に起こるが、条件法、接続法の習得は、比較的遅い段階での習得
となる。

4.6. 音韻
音韻の習得は、母語からの干渉が特徴的である。

4.7. 語彙
語彙は習得者の社会的環境、母語と第2言語の距離などが関係している。

4.8. 習得の停滞と衰退
化石化は、言語的状況と社会文化的状況をつなぐものとなる。

4.9. 結論
習得の進歩を示す可能性の中には、社会文化的状況や、環境の影響が含まれる場合もある。

5.応用の問題:結果と教育への助言
習得での研究の知識から期待される多くの分野は、教師の態度の変化により影響される。
教師が生徒に違う言語でのコミュニケーションにおける個人性を期待することについての
知識の要素が最も意味深いものである。

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