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Windows PC の電力設定展開方法
Windows PC の電力設定展開方法
日本マクロソフト株式会社
発行 : 2011 年 4 月
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1. 本書について .................................................................................................................................................... 6
目的 .................................................................................................................................................................. 6
前提条件 ........................................................................................................................................................... 6
対象読者 ........................................................................................................................................................... 7
用語の定義 ....................................................................................................................................................... 7
2. 電力設定の展開に関して .................................................................................................................................. 8
電力設定の展開方法 ......................................................................................................................................... 8
各展開方法の機能と制限 .................................................................................................................................. 8
想定シナリオ .................................................................................................................................................. 11
シナリオ 1: 電力設定の変更を「標準ユーザー」に許可したい (Windows XP) ......................................... 11
シナリオ 2: 電力設定をユーザー自身に簡単に設定させたい ..................................................................... 11
シナリオ 3: 電力設定を中央から強制したい .............................................................................................. 12
シナリオ 4: 電力設定を中央から配布したい .............................................................................................. 12
シナリオ 5: 電源設定を中央から高度に管理したい ................................................................................... 13
目的
現在、電力の緊急逼迫やグリーン IT 化の流れにより、コンピューターの電力消費量の削減、CO2 削減など
コンピューター システムに対する電源管理への取り組みが注目されています。
Windows® オペレーテゖング システムは標準で電源管理テクノロジーを搭載しており、ユーザーは使い方に
応じて最適な電源の利用方法を設定することが出来ます。しかし、多数の Windows クラゕントを管理して
いる組織においては、1 台ずつ電源設定を構成するのは非常に多くの手間とコストが必要です。
本書では、多数の Windows クラゕントを管理している IT 管理者が Windows クラゕントの電源設定をよ
り適切に管理できるようにグループ ポリシーや System Center Configuration Manager (SCCM) を利用した
電源管理設定の方法について説明します。
本書の内容は次の通りです。
スクリプトを利用した電力設定の変更方法
グループポリシーを利用して電力設定を配布する方法
グループ ポリシー基本設定を利用して電力設定を配布する方法
Systems Management Server (SMS) / SCCM を利用して電力設定を配布する方法
SCCM 2007 R3 の電源ポリシーを利用して管理する方法
前提条件
本書が想定している環境は以下の通りです。
クラゕント製品
Windows XP Professional SP3
Windows Vista® Business / Enterprise SP2
Windows 7 Profeesional / Enterprise RTM 版, SP1
サーバー製品
Windows Server™ 2003 以降で構築している Active Directory® ドメン
SMS, SCCM
Systems Management Server 2003 SP3
System Center Configuration Manager SP2 以降
※電源ポリシーを利用した展開は System Center Configuration Manager 2007 R3 の利用が前提となります。
対象読者
本書が対象としている読者は、Windows クラゕント の電力設定の集中管理、もしくは設定作業の省力化を
検討している IT 管理者です。
本書では Windows OS の電力設定を変更するためのスクリプトや Active Directory のグループ ポリシー機能、
SMS / SCCM を利用した設定方法について説明しています。このため、Active Directory を利用したクラゕ
ント管理方法、グループポリシーの基本知識がある読者を対象としています。
用語の定義
用語 説明
電源プラン コンピューターの利用状況に応じて、最適な電源設定で利用できるように準備さ
れた構成情報です。
Windows Vista 以降の OS では「省電力」、「バランス」、「高パフォーマン
ス」という予め組み込まれた電源プランが準備されています。
Windows XP では「自宅または会社のデスク」、「常にオン」などの電源プラン
が用意されています。
なお、Windows XP では電源プランを「電源設定」と表記している場合がありま
す。
電力設定の展開方法
Windows クラゕントの電力設定を変更する方法には、[コントロール パネル] にある電源設定 ゕプレット、
コマンド ランツール、グループ ポリシー、システム管理製品を利用した変更など、幾つもの方法がありま
す。
本書では多数の Windows クラゕントを運用管理している組織を想定し、次の展開方法を取り上げて説明し
ます。
スクリプトを利用した電力設定の変更方法
グループポリシーを利用して電力設定を配布する方法
グループ ポリシー基本設定を利用して電力設定を配布する方法
SMS / SCCM を利用して電力設定を配布する方法
SCCM 2007 R3 の電源ポリシーを利用して管理する方法
各展開方法の機能と制限
本書で説明している展開方法を利用することで、多数の Windows クラゕントに対して電源設定を展開する
ことが可能になります。しかし、電源設定を展開する際に、「設定を配布するのか、それとも強制するの
か」、「電源設定を分析したい、レポート機能が必要になる」 など、実現したい機能により選択すべき方法
が変わってきます。
また、展開方法によっては Active Directory や SCCM の利用が前提になる方法も含まれているため、現在の
クラゕント環境によっては選択できる方法が限られます。
本書で説明している展開方法に関して、機能面と利用可能な Windows クラゕント OS について「表 1 機能
一覧」と 「表 2 対応 OS と考慮事項」に記載します。
電源管理に対する要件や実現したい内容を踏まえて、展開方法を選択する際の参考にしてください。
各展開方法で実現できる電源制御機能、管理機能のマッピングを表 1 に示します。
表 1 展開方法 機能一覧
ユ 電 電 電 管 ピ 消 レ
ー 源 源 源 理 ー 費 ポ
ザ 設 設 設 対 ク 電 ー
ー 定 定 定 象 プ 力 ト
権 の の の ラ 量 出
PC
限 変 強 集 ン の 力
展開方法 で 更 制 中 の の 試
の 管 構 制 算
対 理 成 御
応 ・
可 除
否 外
スクリプト △
○
(※1)
※1 Windows XP では標準ユーザー権限で操作できるようにレジストリの変更が必要になる場合があります
※2 特定の Windows クラゕント を除外したいといった場合には、組織単位の変更、セキュリテゖ グループや WMI
フゖルタリングによる対応が必要になります。
※3 SCCM 2007 R3 で電源ポリシーを展開した場合、ユーザーは設定を一時的に変更することが可能ですが、再度 ポリ
シーにより上書きされます。
表 2 展開方法 考慮事項と対応 OS
この場合、レジストリのゕクセス権を変更することで、標準ユーザー権限を利用している場合においても設
定変更が可能になります。
ノート
このシナリオへの対応が必要な利用環境は Windows XP を標準ユーザー権限で利用している場合のみです。
Windows Vista, Windows 7 では対応は不要です。
また、Windows XP においてもグループ ポリシー基本設定や SCCM を利用した電力設定の展開を行う場合に
は、このシナリオへの対応は不要です。
シナリオ 2: 電力設定をユーザー自身に簡単に設定させたい
Windows OS の電源オプションはコントロール パネルやタスク トレに表示されている電源ゕコンから設
定画面を呼び出して、設定変更などを行うことが可能です。
しかし、電源オプションで設定可能な項目は多岐に渡るため、設定をユーザー自身に行わせるのは手間がか
かります。
これらの設定をコマンドやクリック操作 1 回で変更できるようにするための方法として、Windows XP 以降
の OS に付属する電源管理用 コマンド Powercfg.exe を利用したサンプルを紹介します。
IT 管理者が Powercfg.exe を利用したスクリプトなどを準備しておくことで、複数の電源設定をまとめて変
更することが可能になり、ユーザーの設定変更作業を軽減できます。
シナリオ 3: 電力設定を中央から強制したい
電源設定をユーザー自身の対応にゆだねるのではなく、IT 管理者が規定した電力設定を組織内で利用してい
るクラゕント PC に展開し、且つユーザーが電源設定を不用意に変更できないように設定を強制する方法
について紹介します。
Active Directory のグループ ポリシーを利用することで、電源設定の構成を容易に展開でき、また利用者が変
更できないように設定値を強制することが可能になります。
注意
Windows XP には電源設定に関するグループ ポリシーが提供されていないため、Windows XP に対してグル
ープ ポリシーを利用することはできません。
Windows XP についてはグループ ポリシー基本設定や SCCM を利用した構成について検討してください。
シナリオ 4: 電力設定を中央から配布したい
電源設定を中央から配布し、ユーザーが特別な操作を行わなくても、多数のクラゕント PC に電力設定を
配布する方法について紹介します。
設定手順の解説は、
「3.Active Directory スタートゕップ スクリプトによる展開方法」
「5. Active Directory グループ ポリシー基本設定を利用した展開方法」
「6. SCCM 2007 を利用した展開方法」
を参照してください。
シナリオ 5: 電源設定を中央から高度に管理したい
クラゕント PC の電源使用状況のモニタリング、統計レポートの取得といった高度な電源管理を行う場合、
もしくは時間帯によって電源ポリシーを変更するといった対応が必要な場合には、SCCM 2007 R3 が搭載す
る電源管理 ポリシーが利用できます。
事前準備
注意
Windows XP クラゕントを標準ユーザー権限で利用している場合、事前にレジストリのゕクセス権を変更
しておかないと正しく動作しません。
「レジストリ ゕクセス権 変更 (Windows XP)」を確認して、事前にゕクセス権の変更を行ってください。
重要
サンプルとして掲載しているスクリプトは予め事前構成された電源設定のテンプレートを読み込み、適用を
行う流れになっています。参考資料「電力設定 サンプルスクリプト」 にスクリプトの全文を記載しています
ので、内容を確認して必要に応じて処理内容をカスタマズしてください。
メモ
本スクリプトはユーザーの手動実行、または Active Directory のスタートゕップ スクリプト、SMS / SCCM
などから呼び出されて利用されることを想定しています。
スクリプトは資料中では “POWERCFG.BAT” というフゔル名で利用手順などに記載しています。
構成方法
グループ ポリシー管理 コンソールがンストールされた端末にドメン管理者 または グループ ポリシーを
作成できる権限を持ったゕカウントでログンして、作業を行います。
手順 設定画面 設定方法
1 グループ ポリシー管理コンソールを起動し
ます。
2 GPO の名前を設定します。
4 グループ ポリシー管理エデゖターが起動し
ます。
[ユーザーの構成] – [ポリシー] ― [Windows
の設定] ― [スクリプト (スタートアップ/シ
ャットダウン)] を選択します。
[スタートアップ] をダブルクリックしてスク
リプトの構成画面を表示します。
手順 設定画面 設定方法
5 ログオンのプロパテゖ画面が表示されま
す。
[ファイルの表示] をクリックします。
エクスプローラーのパスが
\\<dns name>\SysVol\<domain
name>\Policies\{GUID}\Machine\Scripts\S
tartup
になっていることを確認します。<dns
name>, {GUID} は環境によって異なりま
す。
7 別のエクスプローラーを起動して、事前に
準備しておいた「電力設定スクリプト」が
保存されているフォルダを開きます。
HKLM-ACL.BAT と Subinacl.exe、
MSPowerSaveXP.pow を選択してスター
トアップ スクリプト フォルダにコピーしま
す。
※ Windows Vista, Windows 7 向けのテン
プレートフゔル を準備している場合
には合わせてコピーしてください。
手順 設定画面 設定方法
9 スタートゕップのプロパテゖ画面に戻りま
す。
[追加] をクリックします。
10 スクリプトの追加 画面が表示されます。
[参照] をクリックします。
手順 設定画面 設定方法
11 フゔル 参照のダゕログが表示されま
す。
12 スクリプト名のフゖールドに選択した
[POWCFG.BAT] が登録されたことを確認し
ます。
[OK] をクリックしてダゕログを閉じま
す。
注意
グループ ポリシー オブジェクトをリンクするとポリシーが有効になります。ポリシーをリンクする際には、
まずはステージング環境もしくはテスト用の組織単位にリンクするなどして、事前に動作確認を行ってから、
本番環境に適用してください。
手順 設定画面 設定方法
例では、ユーザーが登録されている [All
Users] 組織単位を選択しています。
グループ ポリシーが組織単位にリンクされ
て有効になりました。
動作確認
スタートゕップ スクリプトの構成が完了したら、ポリシーが適用されたコンピューターにログンして電源
設定が変更されていることを確認します。
ノート
テスト環境で動作確認を十分に行い、問題ないことを確認してから本番環境にグループ ポリシーを展開しま
す。
4. Active Directory グループ ポリシーを利用した展
開方法
事前準備
Windows Vista, Windows 7 をクラゕント OS として利用しており、且つ Active Directory が導入されてい
る場合、グループ ポリシーを利用してクラゕントの電源設定を管理者が設定・強制することが可能になり
ます。グループ ポリシーが適用されたコンピューターは電源設定をユーザーが変更できなくなるため、管理
者が電源設定を中央から一括して管理することが可能になります。
注意
Windows XP には電源管理のグループ ポリシーが提供されていません。
本章で説明対象となるクラゕント OS は Windows Vista および Windows 7 です。Windows XP は対象外と
なりますので、注意してください。
ノート
グループ ポリシーを定義する Active Directory の管理者は Windows 7 または Windows Server 2008 R2 のグ
ループ ポリシー管理コンソールを準備しておいてください。
Windows XP および Windows Server 2003 のグループ ポリシー管理コンソールでは電源管理のグループ ポ
リシーが表示されません。また、Windows Vista, Windows Server 2008 を利用する場合には、最新の電源管
理ポリシーが読み込まれないために Windows 7 向けのグループ ポリシー項目が表示されずに、設定項目が少
なくなる場合があります。グループ ポリシー管理コンソールは最新 OS を利用してください。
ここでは、例として次の電源管理に関連するグループ ポリシーを定義します。
表 3 グループ ポリシー設定項目例
項目 設定例 対象 OS
コンピューターの構成\管理用テンプレート\システム\電源の管理
ビデオとデゖスプレの設定
ハード デゖスクの設定
ノート
設定可能な電源管理のグループ ポリシーの一覧は参考資料「グループ ポリシー電源管理ポリシー一覧」を参
照してください。
構成方法
グループ ポリシー管理 コンソールがンストールされた端末にドメン管理者 または グループ ポリシーを
作成できる権限を持ったゕカウントでログンして、作業を行います。
手順 設定画面 設定方法
1 グループ ポリシー管理コンソールを起動し
ます。
4 グループ ポリシー管理エデゖターが起動し
ます。
[コンピューターの構成] – [ポリシー] - [管理
用テンプレート] - [システム] – [電源の管理]
を選択します。
手順 設定画面 設定方法
5 電源の管理 ポリシーを設定します。
事前検討内容を基にポリシーを編集しま
す。
画面例では、[現在使用されている電源プラ
ンを選択する] のポリシーを有効にし、省電
力の電源プランを選択しています。
6 「ビデオとデゖスプレの設定」 必要に応じて他の電源管理のポリシー項目
を設定します。
グループ ポリシーの一覧は参考資料「グル
ープ ポリシー電源管理ポリシー一覧」を参
照してください。
手順 設定画面 設定方法
例では、コンピューターが登録されている
[Windows Vista] 組織単位を選択していま
す。
グループ ポリシーが組織単位にリンクされ
て有効になりました。
動作確認
グループ ポリシーが適用されたクラゕント PC を起動してコンピューターにログンします。コントロー
ル パネルの電源オプションを開いて、グループ ポリシーが反映されているか確認します。
電源プランの変更がグレーゕウトされ、ユーザーが変更できなくなっていることを確認してください。
メモ
グループ ポリシー基本設定の解説は以下の「グループ ポリシー基本設定フゔースト ステップ ガドを確認
してください。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc731892(WS.10).aspx
事前準備
グループ ポリシー 基本設定を利用する際には、次の条件を満たす必要があります。
メモ
グループ ポリシー基本設定を利用する際のシステム要件は「参考資料: グループ ポリシー基本設定のシステ
ム要件」を確認してください。
注意
グループ ポリシー基本設定は Windows コンポーネントの構成や動作を変更することが出来ますが、設定を
ユーザー自身が変更することができます。従来からあるグループ ポリシーのように設定を強制して、ユーザ
ーによる変更を禁止することはできません。
設定を強制する (ユーザーによる変更を認めない) 場合には、「Active Directory グループポリシーを利用した
展開方法」を参照してください。
構成方法
例として Windows XP 向けにグループ ポリシー基本設定を利用して電源設定を定義する手順を説明します。
グループ ポリシー管理 コンソールがンストールされた端末にドメン管理者 または グループ ポリシーを
作成できる権限を持ったゕカウントでログンして、作業を行います。
重要
Windows XP にグループ ポリシー基本設定を適用するには、クラゕントに CSE と呼ばれる拡張機能を
ンストールしておく必要があります。詳細は「参考資料: グループ ポリシー基本設定のシステム要件」を確
認してください。
手順 設定画面 設定方法
1 グループ ポリシー管理コンソールを起動し
ます。
右クリックし、[新規作成]-[電源設定
(Windows XP)] を選択します。
7 ユーザーが利用している電源設定を更新す
るグループ ポリシーを展開するため、操作
では「更新」を選択します。
設定した電源プランが有効になるように
[この電源設定をアクティブにする]をチェッ
クします。
画面に表示されている電源設定や各パラメ
ータを必要に応じて変更します。
設定完了後、[共通] タブをクリックして画面
を切り替えます。
8 [項目レベルでターゲット設定をする] にチェ
ックをつけて、[ターゲット設定] をクリック
します。
手順 設定画面 設定方法
設定後、[OK] をクリックしてダゕログを
閉じます。
同様の手順で、Windows Vista, Windows 7 向けにグループ ポリシー基本設定を利用して電源設定を定義する
手順を説明します。
手順 設定画面 設定方法
1 グループ ポリシー管理コンソールを起動し
ます。
6 ユーザーが利用している電源設定を更新す
るグループ ポリシーを展開するため、操作
では「更新」を選択します。
設定した電源プランが有効になるように
[現在使用されている電源プランとして設定]
をチェックします。
画面に表示されている電源設定や各パラメ
ータを必要に応じて変更します。
設定完了後、[共通] タブをクリックして画面
を切り替えます。
手順 設定画面 設定方法
6 [項目レベルでターゲット設定をする] にチェ
ックをつけて、[ターゲット設定] をクリック
します。
手順 設定画面 設定方法
再度、[新しい項目] をクリックし、一覧から
[オペレーティングシステム] を選択します。
オペレーテゖングシステムの製品に
[Windows 7] を指定します。
手順 設定画面 設定方法
例では、ユーザーが登録されている [All
Users] 組織単位を選択しています。
グループ ポリシーが組織単位にリンクされ
て有効になりました。
動作確認
グループ ポリシーが適用されたユーザーでコンピューターにログンします。
コントロール パネルの電源オプションを開いて、グループ ポリシーが反映されているか確認します。
電源オプションを表示して、グループ ポリシー基本設定で指定した電源プランが選択されていることを確認
します。グループ ポリシーとは異なり、ユーザーが設定を変更することができる状態になっています。
電源プランを別のプランに変更してから、ログゕウトしてください。
再度、コンピューターにログンするとグループ ポリシー基本設定で指定した電源プランに復元されている
ことを確認します。
メモ
グループ ポリシーとは異なり、グループ ポリシー基本設定で設定した場合には、ユーザーが設定を変更する
ことができます。しかし、ログン時に再びグループ ポリシー基本設定の設定内容が復元されます。
ログン時にグループ ポリシー基本設定の設定を復元しないように構成するには、[共通] タグにある [1 回だ
け適用し、再適用しない] をチェックします。
6. SCCM 2007 を利用した設定の展開方法
前項での説明の通り、ユーザーが電源設定をカスタマズするには、そのユーザーは使用する PC の管理者
(Administrators)か Power Users のメンバーであることが条件になります。
SCCM 2007 を利用することにより、PC を使用するユーザーの権限に関わらず、また、ユーザーに設定作業
を依頼することなく、システム管理者が PC の電源設定を任意の値に強制的に適用することが可能です。
この章では、SCCM 2007 のゕプリケーション配布機能を利用して電源設定を PC に適用する手順を示します。
SCCM 2007 R3 をご利用の場合は、R3 が持つ電源管理機能を利用することができます。また、SMS 2003 で
も基本的な手順は同様です。
① コレクションの作成
クエリの定義
③ 提供情報の作成
② パッケージの作成
配布ポントへのコピー
プログラムの定義
④ 配布状況の確認
コレクションの定義
電源管理設定を適用する対象となるコンピュータをコレクションに定義します。ここでは、Service Pack 3
が適用されている Windows XP を対象とする例を示します。
手順 設定画面 設定方法
1 SCCM 管理コンソールの[コンピュータの管理]-[コレク
ション]を右クリックし、[新しいコレクション]をクリ
ックします。
2 コレクションの名前を[電源管理の対象コンピュータ]
とします。
[次へ]をクリックします。
3 ディスクのアイコンをクリックし、クエリ規則の追加
を行います。
手順 設定画面 設定方法
5 [条件]タブで、以下の条件を設定します。
[オペレーティング システム – タイトル]
[が次の値に等しい]
[Microsoft Windows XP Professional]
6 [条件]タブで、以下の条件を設定します。
[オペレーティング システム – CSD バージョン]
[が次の値に等しい]
[Service Pack 3]
7 クエリ条件を確認し、[OK]をクリックします。
8 [OK]をクリックします。
手順 設定画面 設定方法
9 [次へ]をクリックします。
10 [次へ]をクリックします。
11 [次へ]をクリックします。
12 [閉じる]をクリックします。
メモ
[すべての Windows XP SP3 コンピュータ]のクエリ言語は以下の通りです。
select SMS_R_SYSTEM.ResourceID,SMS_R_SYSTEM.ResourceType,SMS_R_SYSTEM.Name,
SMS_R_SYSTEM.SMSUniqueIdentifier,SMS_R_SYSTEM.ResourceDomainORWorkgroup,
SMS_R_SYSTEM.Client from SMS_R_System inner join SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM on
SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM.ResourceId = SMS_R_System.ResourceId where
SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM.Caption = "Microsoft Windows XP Professional" and
SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM.CSDVersion = "Service Pack 3"
パッケージの定義
PC の電源管理設定をおこなうバッチプログラムなどを含んだパッケージを定義します。フォルダ
“C:\PackageSource\省電力設定セット” に次のフゔルが存在することを前提としています。
- EnableRegAccess.bat
- PowerConfig.bat
- subinacl.exe
パッケージに定義されるプログラムは以下の二つです。
レジストリへのゕクセス許可
実行するコマンドは EnableRegAccess.bat です。非 Administrators メンバーが電源設定を変更できるように、
subinacl.exe を使用してレジストリのゕクセス許可を緩めます。このプログラムは管理者権限(Local
System)で実行します。
EnableRegAccess.bat は以下の内容です。
@echo off
subinacl /keyreg "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Controls
Folder\PowerCfg" /grant=Users=F
省電力設定の有効化
実行するコマンドは PowerConfig.bat です。このバッチプログラムはユーザーごとの電源設定をおこないま
す。こちらはログオンしているユーザーの権限で実行します。
PowerConfig.bat は以下の内容です。
@Echo Off
PowerCfg.exe /Create "MSPowerSave"
PowerCfg.exe /Change "MSPowerSave" /monitor-timeout-ac 10
PowerCfg.exe /Change "MSPowerSave" /monitor-timeout-dc 10
PowerCfg.exe /Change "MSPowerSave" /disk-timeout-ac 5
PowerCfg.exe /Change "MSPowerSave" /disk-timeout-dc 5
PowerCfg.exe /Change "MSPowerSave" /standby-timeout-ac 30
PowerCfg.exe /Change "MSPowerSave" /standby-timeout-dc 30
PowerCfg.exe /Change "MSPowerSave" /hibernate-timeout-ac 60
PowerCfg.exe /Change "MSPowerSave" /hibernate-timeout-dc 60
PowerCfg.exe /SetActive "MSPowerSave"
PowerCfg.exe /Query >> %Temp%\PowerCfg.log
手順 設定画面 設定方法
1 SCCM 管理コンソールの[コンピュータの管理]-[ソフト
ウェアの配布]-[パッケージ]を右クリックし、[新規]-[パ
ッケージ]をクリックします。
2 パッケージの名前を[省電力設定]とし、[次へ]をクリッ
クします。
3 パッケージが格納されているフォルダのパスを指定し
ます。
[次へ]をクリックします。
4 [次へ]をクリックします。
手順 設定画面 設定方法
5 [次へ]をクリックします。
6 [次へ]をクリックします。
7 [次へ]をクリックします。
8 [次へ]をクリックします。
手順 設定画面 設定方法
9 [閉じる]をクリックします。
10 作成したパッケージを展開し、[配布ポイント]を右クリ
ックし、[新しい配布ポイント]をクリックします。
11 [次へ]をクリックします。
12 配布対象のコンピュータの境界を持つ配布ポントを
選択します。
[次へ]をクリックします。
13 [閉じる]をクリックします。
手順 設定画面 設定方法
14 作成したパッケージを展開し、[プログラム]を右クリッ
クし、[新規]-[プログラム]をクリックします。
15 プログラムの名前を[レジストリへのアクセス許可]とし
ます。
コマンドランは EnableRegAccess.bat を指定しま
す。
実行は[非表示]とします。
[次へ]をクリックします。
16 [次へ]をクリックします。
17 実行条件は[ユーザーのログオン状態にかかわらず]を選
択します。
実行モードは[管理者権限で実行する]を選択します。
[次へ]をクリックします。
18 [プログラムの通知を抑制する]をチェックします。
[次へ]をクリックします。
手順 設定画面 設定方法
19 [次へ]をクリックします。
20 [次へ]をクリックします。
21 [次へ]をクリックします。
22 [閉じる]をクリックします。
23 再度、作成したパッケージを展開し、[プログラム]を右
クリックし、[新規]-[プログラム]をクリックします。
手順 設定画面 設定方法
24 プログラムの名前を[省電力設定の有効化]とします。
コマンドランは PowerConfig.bat を指定します。
実行は非表示とします。
[次へ]をクリックします。
25 [次へ]をクリックします。
26 実行条件は[ユーザーがログオンしているときのみ]を選
択します。
[次へ]をクリックします。
27 [別のプログラムを最初に実行する]にチェックを入れ、
先に作成した[レジストリへのアクセス許可]のプログラ
ムを指定します。
[ログオンしたユーザーごとに 1 回実行する]を選択し、
[プログラムの通知を抑制する]をチェックします。
[次へ]をクリックします。
28 [次へ]をクリックします。
手順 設定画面 設定方法
29 [次へ]をクリックします。
30 [次へ]をクリックします。
31 [閉じる]をクリックします。
提供情報の定義
定義したプログラムを提供します。
手順 設定画面 設定方法
1 SCCM 管理コンソールの[コンピュータの管理]-[ソフト
ウェアの配布]-[提供情報]を右クリックし、[新規]-[提供
情報]をクリックします。
2 提供情報の名前を[[省電力設定] 省電力設定の有効化]と
します。
パッケージは[省電力設定]、プログラムは[省電力設定
の有効化]、コレクションは[電源管理の対象コンピュー
タ]とします。
[次へ]をクリックします。
3 ユーザーの指示によらず、自動的に設定を適用するた
め、必須の割り当て日時を指定します。
[次へ]をクリックします。
4 境界が高速か低速かに関わらず、[配布ポイントからコ
ンテンツをダウンロードしてローカルで実行する]を指
定します。
[次へ]をクリックします。
手順 設定画面 設定方法
5 [次へ]をクリックします。
6 [次へ]をクリックします。
7 [次へ]をクリックします。
8 [閉じる]をクリックします。
配布状況の確認
[コントロール パネル] - [電源オプション]ゕプレットで、省電力設定の状態を確認してください。電源設定の
プロフゔル名や各種の省電力設定値は、PowerConfig.bat で指定した値になります。これらを変更したい場
合は、パッケージ ソースの PowerConfig.bat を変更し、再度配布処理を実行してください。
7. SCCM 2007 R3 の電源管理ポリシー
メモ
System Center Configuration Manager 2007 R3 の電源管理機能の詳細は以下のリンクを参照してください。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ff977066.aspx
電源管理の前提条件
SCCM による電源管理を行う為には、以下の前提条件を満たす必要があります。
メモ
「コレクション」については以下のリンクを参照してください。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb694134.aspx
手順 設定画面 設定方法
1 [コンピュータの管理]-[コレクション]より、設定
を行いたいコレクションを右クリックします。
[コレクション設定の変更]をクリックします。
手順 設定画面 設定方法
ピーク時間とピーク外時間を設定する事で、業
務時間内、外で設定を変えることができます。
左図では、9:00 から 17:00 までの 8 時間をピー
ク時、それ以外の時間帯をピーク外としていま
す。
3 2 つの時間帯で、電源プランを選択します。
電源プランには、「高パフォーマンス」、「バ
ランス」、「省電力」の既定の 3 種類と管理者
が設定を変更できる「カスタム」があります。
それぞれの設定内容の詳細は、[表示]ボタンで
確認でき、[カスタム]では設定を編集する事が
可能です。
※「カスタム」を選択すると、「表示」ボタン
が「編集」ボタンに変わります。
手順 設定画面 設定方法
4 設定可能な項目は左図の通りです。
設定項目の詳細については、
電源管理の電源管理プラン設定について
(http://technet.microsoft.com/ja-
jp/library/ff977084.aspx)
を参照して下さい。
5 クラゕントで確認します。
クラゕントが SCCM の電源管理ポリシーを受
信すると、クラゕントの電源プランが自動的
に変更されます。
(既定の設定では、ポリシーの受信に最大 60
分かかります)
SCCM で設定された場合
電源プラン名(ConfigMgr)
と表示されます。
電源管理のレポート
Configuration Manager 2007 R3 の電源管理機能には、組織における電力消費量やコンピューターの電源設定
を分析するのに役立つレポート機能が含まれています。
メモ
使用できるレポートの詳細については、以下のリンクを参照してください。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ff977098.aspx
注意
既定では、サト内の仮想コンピュータにより報告された電源ンベントリ データも電源管理レポートに追
加されます。仮想コンピュータからのデータを除外するには、仮想コンピュータを含まないコレクションに
対してレポートを実行してください。
Power Viewer
Power Viewer は、Configuration Manager 2007 クラゕント コンピュータ上で電源管理に関連する情報を表
示できるようにする、Configuration Manager 2007 R3 の付属ツールです。特定のクラゕント コンピュー
ターの電源設定及びゕクテゖビテゖを確認する為に使用できます。
重要
Power Viewer を実行するクラゕントには、Configuration Manager 2007 R3 のエージェントが導入されて
いる必要があります。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ff977077.aspx
タブ名 表示情報
表示例:
8. 参考資料: 電力設定 サンプル スクリプト
省電力電源設定
本書で利用している省電力電源設定のサンプル スクリプト全文を記載します。
# スクリプト
1 @echo off
2 rem ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
3 rem ■■■ 省電力電源設定用バッチファイル XP/Vista/7 用 ■■■
4 rem ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
5 rem
6 rem
7 rem ■注意■
8 rem
9 rem ★このファイルで書き換えが必要な箇所
10 rem ・Active Directory の DNS 名
11 rem ・マウントするドライブ名: このサンプル内では x ドライブとしています。
12 rem
13 rem このログオンスクリプトの実行条件として netlogon 共有に subinacl.exe が必要です。
14 rem 下記 URL から実行ファイルをダウンロードしてください。
15 rem <http://www.microsoft.com/downloads/en/details.aspx?FamilyID=e8ba3e56-d8fe-4a91-93cf-
ed6985e3927b&amp;amp;DisplayLang=en>
16 rem また、一般ユーザーが以下のレジストリへ書込/変更が行えるよう構成されている必要があります。
17 rem [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Controls Folder\PowerCfg]
18 rem 実行用サンプルとして HKLM-ACL.BAT を添付しています。
19 rem
20 rem
21 rem ■OS のバージョンを判断する:
22 rem
23 SETLOCAL
24 SET OSVER="Unknown"
25 VER | find "XP" > nul
26 IF not errorlevel 1 GOTO XP
27 IF not EXIST %SystemRoot%\system32\systeminfo.exe goto unknown_os
28 FOR /F "tokens=2 delims=," %%i in ('%SystemRoot%\system32\systeminfo.exe /FO CSV /NH') DO SET
29 OSINFO=%%i
echo %OSINFO% | find "Windows Vista" > nul
30 IF not errorlevel 1 GOTO Vista
31 echo %OSINFO% | find "Windows 7" > nul
32 IF not errorlevel 1 GOTO W7
33 GOTO unknown_os
34 :XP
35 SET OSNAME="Windows XP"
36 SET OSVER="X"
37 goto end
# スクリプト
38 :Vista
39 SET OSNAME="Windows Vista"
40 SET OSVER="V"
41 goto end
42 :W7
43 SET OSNAME="Windows 7"
44 SET OSVER="7"
45 goto end
46 rem
47 rem ■実行環境が Windows XP/Vista/7 では無い場合終了する。
48 rem
49 :unknown_os
50 ENDLOCAL
51 exit
52 :end
53 ECHO ■■■ %OSNAME%に対して電源設定を実施します ■■■
54 rem
55 rem
56 rem ■ドメインコントローラーの netlogon 共有をドライブマウントする
57 rem
58 rem <domain_DNS_name>を Active Directory の DNS 名に変更する
59 rem ドライブレターは普段社内では利用していないものを設定する:例では x ドライブ
60 rem 例) net use x: \\active.directory.local\netlogon
61 rem
62 net use x: \\<domain_DNS_name>\netlogon
63 rem
64 rem ■マウントしたドライブに移動する:
65 rem 必要に応じて設定したドライブレターに書き換える
66 x:
67 rem
68 rem ■XP の場合、ログオンしているユーザー自身で電源設定を変更できるよう SubInAcl を実行する
69 rem
70 if %OSVER% == "X" (
71 subinacl /subkeyreg "HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\PowerCfg" /grant=%USERDOMAIN%\%USERNAME%=F
72 )
73 rem
74 rem
75 rem ■電源管理設定として MSPowerSave をインポートする
76 rem
77 rem 設定内容:
78 rem AC 電源利用時のモニター電源 10 分
79 rem AC 電源利用時ハードディスク電源 10 分
80 rem AC 電源利用時のスタンバイ 30 分
81 rem
82 @echo ■PowerCfg.exe を実行して省電力設定を行います。
83 rem ●Windows XP 用の処理
84 if %OSVER% == "X" (
85 %systemroot%\System32\powercfg.exe /import MSPowerSave /FILE %CD%\MSPowerSaveXP.pow
86 )
87 rem ●Windows Vista 用の処理
88 if %OSVER% == "V" (
89 %systemroot%\System32\powercfg.exe /import %CD%\MSPowerSaveVista.pow
# スクリプト
90 )
91 rem ●Windows 7 用の処理
92 if %OSVER% == "7" (
93 %systemroot%\System32\powercfg.exe /import %CD%\MSPowerSave7.pow
94 )
95 rem
96 rem ■電源管理設定を MSPowerSave に変更する
97 rem
98 rem ●Windows XP 用の処理
99 if %OSVER% == "X" (
100 %systemroot%\System32\powercfg.exe /SETACTIVE MSPowerSave
101 )
102 rem ●Windows Vista 用の処理
103 if %OSVER% == "V" (
104 FOR /F "usebackq skip=3 tokens=3,4 delims= " %%i IN (`%systemroot%\System32\powercfg.exe -l`) DO (
105 IF /I "%%j" EQU "(MSPowerSave)" (
106 powercfg.exe -setactive %%i
107 )
108 )
109 )
110 rem ●Windows 7 用の処理
111 if %OSVER% == "7" (
112 FOR /F "usebackq skip=3 tokens=3,4 delims= " %%i IN (`%systemroot%\System32\powercfg.exe -l`) DO (
113 IF /I "%%j" EQU "(MSPowerSave)" (
114 powercfg.exe -setactive %%i
115 )
116 )
117 )
118 rem
119 rem ■必要に応じて細かなパラメータを個別に設定します。
120 rem
121 rem 例) AC 電源利用時のモニター電源 20 分
122 rem %systemroot%\System32\powercfg.exe /change MSPowerSave /monitor-timeout-ac 20
123 rem 例) AC 電源利用時のハードディスク電源 20 分
124 rem %systemroot%\System32\powercfg.exe /change MSPowerSave /disk-timeout-ac 20
125 rem 例) AC 電源利用時のスタンバイ 60 分
126 rem %systemroot%\System32\powercfg.exe /change MSPowerSave /standby-timeout-ac 60
127 rem
128 rem ■必要に応じて細かなパラメータを個別に設定します。(XP 専用)
129 rem
130 rem 例) AC 電源利用時の CPU パフォーマンス状態を[動的]に変更
131 rem if %OSVER% == "X" (
132 rem %systemroot%\System32\powercfg.exe /change MSPowerSave /processor-throttle-ac adaptive
133 rem )
134 rem 例) AC 電源利用時の CPU パフォーマンス状態を[最低]に変更
135 rem if %OSVER% == "X" (
136 rem %systemroot%\System32\powercfg.exe /change MSPowerSave /processor-throttle-ac constant
137 rem )
138 rem 例) バッテリー利用時の CPU パフォーマンス状態を[動的]に変更
139 rem if %OSVER% == "X" (
140 rem %systemroot%\System32\powercfg.exe /change MSPowerSave /processor-throttle-dc adaptive
141 rem )
# スクリプト
142 rem 例) バッテリー利用時の CPU パフォーマンス状態を[最低]に変更
143 rem if %OSVER% == "X" (
144 rem %systemroot%\System32\powercfg.exe /change MSPowerSave /processor-throttle-dc constant
145 rem )
146 rem
147 rem
148 rem ■ローカル変数を解放、マウントしたドライブを解放して終了する
149 ENDLOCAL
150 c:
151 net use x: /delete
152 exit
153
なお、上記に示したサンプルスクリプトはそのままでは動作しません。
次の個所を利用環境に応じた内容で書き換えてください。
# 書き換え項目 内容
63 ドラブレターを記載 X: の部分をユーザー環境で使用していないドラブレターに書き換えま
67 す。
152
Windows XP 用 レジストリ アクセス権変更
# スクリプト
1 @echo off
2 rem ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
3 rem ■■■ 省電力電源設定用バッチファイル Windows XP/Vista/7 用 ■■■
4 rem ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
5 rem
6 rem
7 rem 注意
8 rem このスタートアップスクリプトの実行条件として netlogon 共有に subinacl.exe が必要です。
9 rem
10 rem ★このファイルで変更が必要な箇所
11 rem ・Active Directory の DNS 名
12 rem ・マウントするドライブ名
13 rem
14 rem
15 rem
16 rem ■ドメインコントローラーの netlogon 共有をドライブマウントする
17 rem
18 rem <domain_DNS_name>を Active Directory の DNS 名に変更する
19 rem ドライブレターは普段社内では利用していないものを設定する:例では x ドライブ
20 rem 例) net use x: \\active.directory.local\netlogon
21 rem
22 net use x: \\<domain_DNS_name>\netlogon
23 rem
24 rem ■マウントしたドライブに移動する:
25 rem 必要に応じて設定したドライブレターに書き換える
26 x:
27 rem
28 subinacl /subkeyreg "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Controls
Folder\PowerCfg" /grant=Users=QSCEYAD
29 subinacl /subkeyreg "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Controls
Folder\PowerCfg" /grant="Power Users"=QSCEYAD
30 subinacl /subkeyreg "HKEY_USERS\.DEFAULT\Control Panel\PowerCfg" /grant=Users=QSCEYAD
31 subinacl /subkeyreg "HKEY_USERS\.DEFAULT\Control Panel\PowerCfg" /grant="Power Users"=QSCEYAD
32 c:
33 net use x: /delete
34 exit
なお、上記に示したサンプルスクリプトはそのままでは動作しません。
次の個所を利用環境に応じた内容で書き換えてください。
# 書き換え項目 内容
22 ドラブレターを記載 X: の部分をユーザー環境で使用していないドラブレターに書き換えま
# 書き換え項目 内容
26 す。
33
電源設定プラン テンプレート
Powecfg コマンドでは電源プランを変更したり、デゖスプレやハードデゖスクの電源を切る時間などの設
定が可能です。しかし、Powercfg コマンドでは設定できる項目が限られているため、より詳細な電源設定を
展開する必要がある場合には電源設定のテンプレート フゔルを利用します。
電源設定のテンプレート フゔルを準備するには、まずリフゔレンスとなるクラゕント PC で電源設定プ
ランを作成します。電源設定プランに対して詳細な設定を行った後に、電源設定プランをフゔルに書き出
します。
書き出されたフゔルを対象のクラゕント PC に読み込ませることで、リフゔレンス PC で設定した詳細
な電源プランを展開することが可能になります。
Windows XP の場合:
Windows XP で電源設定をフゔルに出力する方法を説明します。
手順 設定画面 設定方法
1 管理者権限を持つゕカウントでログン
し、[コントロール パネル] の [電源オプショ
ン]のゕプレットを開きます。
手順 設定画面 設定方法
2 現在準備されている電源プランから、これ
から構成する電源設定の内容に一番近い電
源プランを選択して有効にしておきます。
画面例では[最小の電源管理]を選択していま
す。
選択された電源プランの設定変更を行いま
す。
3 設定変更が終了したら、[名前を付けて保存]
ボタンを押して、設定を保存します。
電源設定の保存ダゕログが表示されるの
で、電源プランの名前を入力して[OK]ボタ
ン押して設定を保存します。
4 電源オプションのプロパテゖ画面に戻りま
す。
[OK] ボタンを押してウゖンドウを閉じま
す。
手順 設定画面 設定方法
注意
Windows Vista, Windows 7 ではハードウェゕに依存した詳細な電源設定のパラメータが用意されています。
電源設定をフゔルに書き出した場合、ハードウェゕに依存する設定情報も合わせて出力されます。
このため、Windows Vista, Windows 7 においては電源設定テンプレートのンポート・エクスポートは同一
ハードウェゕ モデルに対して行われるようにしてください。
異なるハードウェゕ モデルに対して電源設定をンポートすると予期せぬ動作を行う可能性があります。
メモ
設定画面例は Windows Vista のコマンド実行結果および画面を利用しています。
Windows 7 でも実行結果などは変わりませんので、Windows Vista の画面例を参考にしてください。
手順 設定画面 設定方法
-----------------------------------
電源設定の GUID: 0c247d70-832d-4997-8b44- GUID: 0c247d70-832d-4997-8b44-
手順 設定画面 設定方法
dd53bf65b518 (省電力) dd53bf65b518 が表示され、電源設定がコピ
電源設定の GUID: 381b4222-f694-41f0-9685- ーされていることが確認できます。
ff5bb260df2e (バランス)
電源設定の GUID: 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-
a6e23a8c635c (高パフォーマンス)
電源設定の GUID: a1841308-3541-4fab-bc81-
f71556f20b4a (省電力) *
5 [コントロール パネル]の[電源オプション]を
開きます。
先ほど追加した電源設定が一覧に表示され
ていることを確認します。
(一覧にない場合には、<追加のプランを表示
します> をクリックしてください。)
6 プラン設定の変更を行います。
デゖスプレの電源以外の項目を変更する
場合には、[詳細な電源設定の変更]リンクを
クリックします。
手順 設定画面 設定方法
7 電源オプションの詳細設定画面が表示され
ます。
電源設定の各パラメータを確認し、必要に
応じて変更を行います。
設定が完了したら、[OK]ボタンを押してダ
ゕログを閉じます。
8 プラン設定の編集 画面に戻ります。
[変更の保存]ボタンを押して、カスタマズ
した電源設定を保存します。
-----------------------------------
電源設定の GUID: 0c247d70-832d-4997-8b44- [コマンド プロンプト]を選択して右クリック
dd53bf65b518 (MSPowerSave) * し、[管理者として実行]でをクリックしま
す。
電源設定の GUID: 381b4222-f694-41f0-9685-
ff5bb260df2e (バランス) 電源設定の一覧を確認するために、次のコ
マンドを実行します。
電源設定の GUID: 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-
a6e23a8c635c (高パフォーマンス)
手順 設定画面 設定方法
電源設定の GUID: a1841308-3541-4fab-bc81- PowerCfg –LIST
f71556f20b4a (省電力)
設定をエクスポートする電源設定の GUID
C:\>PowerCfg -EXPORT を確認します。
C:\Temp\MSPowerSave.POW 0c247d70-832d-4997-
8b44-dd53bf65b518
PowerCfg- EXPORT コマンドを実行して、
カスタマズした電源設定をフゔルに保
存します。
9. 参考資料: レジストリ アクセス権 変更 (Windows
XP)
Windows XP ではユーザーが電源設定をカスタマズするには、ログンしているコンピューターに対して
管理者 (Administrators) もしくは Power Users 権限以上である必要があります。ユーザーがコンピューター
に対して上記権限を保有していない場合、コンピューターの電源オプションを変更することが出来ません。
電源設定を展開する対象に Windows XP が含まれている場合で且つ、ログオン時のユーザーが標準ユーザー
権限 (Users) を利用している場合には、レジストリの権限変更作業が必要になります。
注意
この資料には、レジストリの編集方法が記載されています。万一に備えて、編集の前には必ずレジストリを
バックゕップし、レジストリの復元方法を理解しておいてください。バックゕップ、復元、および編集方法
の詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
256986 上級ユーザー向けの Windows レジストリ情報
http://support.microsoft.com/kb/256986/ja
重要
レジストリのゕクセス権が必要なケースは、Windows XP を標準ユーザー権限で利用している場合のみです。
Windows XP に管理者権限でログンしている場合、もしくは Windows Vista, Windows 7 を利用している場
合には本設定は不要です。
メモ
レジストリのゕクセス権の変更手順としては、「スタートゕップ スクリプトを利用したレジストリ ゕクセス
権の変更方法」を紹介しています。管理者権限があるユーザーもしくはシステム ゕカウントでこれから紹介
する SubinACL を利用したスクリプトを実行すれば事前準備は整いますので、利用環境に応じた変更方法を
選択してください。
方法 1: スクリプトによるレジストリ アクセス権の変更
事前準備
SubinACL.exe の入手
レジストリのゕクセス権を変更するために、SubinACL ユーテゖリテゖを利用したレジストリのゕクセス権
を変更する方法を紹介します。レジストリのゕクセス権を変更するために、マクロソフトのダウンロード
センターで公開している SubinACL ユーテゖリテゖを入手します。
SubinACL は次のリンクから入手可能になっていますので、ダウンロードしておいてください。
レジストリ変更 スクリプト
SubinACL はフゔルやフォルダ、レジストリのゕクセス権を変更することが可能です。
SubinACL ユーテゖリテゖを利用して電源設定を変更する際にゕクセス権が必要な
HKEY_LOCAL_MACHINE 配下の PowerCfg レジストリキーとサブキーのゕクセス権を変更します。
メモ
スクリプトは資料中では “HKLM-ACL.BAT” というフゔル名で利用手順などに記載しています。
# スクリプト
1 rem ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2 rem ■■■ 省電力電源設定用バッチファイル XP 用 ■■■■■■■
3 rem ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4 rem
5 subinacl /keyreg
"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Controls
Folder\PowerCfg" /grant=Users=QSCEYAD
6 subinacl /keyreg
"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Controls
Folder\PowerCfg" /grant=”Power Users”=QSCEYAD
7 subinacl /keyreg “HKEY_ USERS\.DEFAULT\Control Panel\PowerCfg”
/grant="Users"=QSCEYAD
8 subinacl /keyreg “HKEY_ USERS\.DEFAULT\Control Panel\PowerCfg” /grant="Power
# スクリプト
Users"=QSCEYAD
※紙面の都合でスクリプトが複数行になっていますが、途中改行せずに 1 行で記述します。
構成方法
Active Directory のスタートゕップ スクリプトを利用したレジストリ ゕクセス権の変更方法を説明します。
グループ ポリシー管理 コンソールがンストールされた端末にドメン管理者 または グループ ポリシーを
作成できる権限を持ったゕカウントでログンして、作業を行います。
メモ
スタートゕップ スクリプトを利用した変更方法の他に、グループ ポリシーのレジストリ変更機能を利用する
方法があります。こちらは「参考資料: グループ ポリシーを利用したレジストリ ゕクセス権の変更方法」を
参照してください。
手順 設定画面 設定方法
4 グループ ポリシー管理エデゖターが起動し
ます。
[コンピューターの構成] – [ポリシー] ―
[Windows の設定] ― [スクリプト (スタート
アップ/シャットダウン)] を選択します。
[スタートアップ] をダブルクリックしてスク
リプトの構成画面を表示します。
5 スタートゕップのプロパテゖ画面が表示さ
れます。
[ファイルの表示] をクリックします。
手順 設定画面 設定方法
エクスプローラーのパスが
\\<dns name>\SysVol\<domain
name>\Policies\{GUID}\Machine\Scripts\S
tartup
になっていることを確認します。<dns
name>, {GUID} は環境によって異なりま
す。
7 エクスプローラーを起動して、事前に準備
しておいた「省電力設定スクリプト」が保
存されているフォルダを開きます。
9 スタートゕップのプロパテゖ画面に戻りま
す。
[追加] をクリックします。
手順 設定画面 設定方法
10 スクリプトの追加 画面が表示されます。
[参照] をクリックします。
11 フゔル 参照のダゕログが表示されま
す。
[HKLM-ACL.BAT] を選択して、[開く] をク
リックします。
12 スクリプト名のフゖールドに追加した
[HKLM-ACL.BAT] が登録されたことを確認
します。
[OK] をクリックしてダゕログを閉じま
す。
注意
グループ ポリシー オブジェクトをリンクするとポリシーが有効になります。
ポリシーをリンクする前に、ステージング環境もしくはテスト用の組織単位にリンクするなどして、動作確
認を行ってから、本番環境に適用してください。
手順 設定画面 設定方法
メモ
レジストリのゕクセス権が必要なケースは、Windows XP を標準ユーザー権限で利用している場合のみです。
Windows XP に管理者権限でログンしている場合、もしくは Windows Vista, Windows 7 を利用している場
合には本設定は不要です。
設定手順
グループ ポリシーを利用したレジストリ ゕクセス権の変更手順を以下に示します。
手順 設定画面 設定方法
1 グループ ポリシー管理コンソールを開いて、
GPO を作成する組織単位を選択して右クリッ
クし、[このドメインに GPO を作成し、この
コンテナーにリンクする] を実行します。
手順 設定画面 設定方法
4 グループ ポリシー管理エデゖターが起動しま
す。
コンピューターの構成\ポリシー\Windows の
設定\セキュリティの設定\レジストリ
を選択します。
[レジストリ]を選択して右クリックし、[キーの
追加]を実行します。
手順 設定画面 設定方法
5 レジストリ キーの選択画面が表示されます。
MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\
CurrentVersion\Controls Folder\PowerCfg
を選択して、[OK] をクリックします。
6 データベース セキュリテゖのダゕログが表
示されます。
ここでは特に変更せずに、[OK] をクリックし
ます。
7 オブジェクトの追加 画面が表示されます。
[すべてのサブ キーの既存のアクセス許可を継
承可能なアクセス許可で置き換える] を選択し
ます。
[セキュリティの編集] をクリックします。
手順 設定画面 設定方法
8 データベース セキュリテゖ画面が表示されま
す。
ゕクセス権を付与するオブジェクト [Users]
を選択し、[詳細設定] をクリックします。
9 セキュリテゖの詳細設定画面が表示されま
す。
ゕクセス権を付与するオブジェクト [Users]
を選択して[編集] をクリックします。
手順 設定画面 設定方法
10 オブジェクトのゕクセス許可画面が表示され
ます。
ゕクセス許可の一覧より、
[値の設定]
[サブキーの作成]
の“許可”にチェックをつけて、[OK] をクリッ
クします。
12 次に Users\DEFAULT\Control
Panel\PowerCfg のゕクセス権を変更しま
す。
5 ~ 11 の手順を参考にして、ゕクセス権を変
更してください。
動作確認
レジストリのゕクセス権の変更作業が完了したら、Windows XP 端末に標準ユーザー権限しか持たないユー
ザーログンして、電源オプションが変更可能になったことを確認してください。
「OK」ボタンを押した際に、次のエラーメッセージが表示される場合には、ゕクセス権の付与が正しく行わ
れていない可能性があります。
コンピューターを再起動するか、gpupdate コマンドを実行してグループ ポリシーの適用を行い、再度 動作
確認を行ってください。これらの操作でも問題が解消されない場合、グループ ポリシーが適切に構成されて
いないなどの問題が考えられます。
10. 参考資料: 電源設定の項目
Powercfg.exe で設定可能な電源パラメータ
Powercfg.exe /Change オプションで指定可能な電源パラメータを以下に示します。
引数 説明
-disk-timeout-dc バッテリ使用時のハードデゖスクのゕドルタムゕウト値[分]
※1 : マクロプロセッサがプロセッサ パフォーマンス状態制御をサポートしている場合にのみ-processor-
throttle-ac および processor-throttle-dc に対して次の値が指定可能です。
値 説明
none マクロプロセッサは常時、最高のパフォーマンス状態で動作します。
constant マクロプロセッサは常時、最低のパフォーマンス状態で動作します。
degrade マクロプロセッサは最低のパフォーマンス状態で動作し、システムのバッテリの消費状態によっ
てはクロックを停止するスロットルを適用してパフォーマンスをさらに落とします。
注:このオプションは、コンピュータがバッテリ電源で動作しているときに使用することが普通で
す。したがって、/processor-throttle-ac と共に指定することはほとんどありません。
adaptive マクロプロセッサに対するシステムの要求に基づいて、パフォーマンス状態を動的に変更しま
す。
グループ ポリシー 電源管理ポリシー
グループ ポリシーで設定できる電源管理項目を下表に記載します。
なお、下記の項目は Windows 7 以降のグループ ポリシー管理コンソールで設定可能な項目を一覧に記載して
います。グループ ポリシー管理コンソールの OS が異なる場合には、設定可能な項目の一覧が異なります。
コンピューターの管理 ポリシー
設定項目 サポート OS 説明
通知設定
ボタンの設定
設定項目 サポート OS 説明
ハード デゖスクの設定
スリープの設定
ビデオとデゖスプレの設定
電源設定
システムに適用される電力管理ポリシーについて
http://support.microsoft.com/kb/418429
グループ ポリシー基本設定
グループ ポリシー基本設定フゔースト ステップ ガド
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc731892(WS.10).aspx