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2018/12/2 【薬学がわかる】タンパク結合式について徹底解説(Langmuirの吸着等温式、Scatchard式、両辺逆数式)

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Scatchard式、両辺逆数式)

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Langmuirの吸着等温式、Scatchard式、両辺逆数式とは?それ
ぞれの式について解説していきます!

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管理⼈ : あつゆみ
6年⽣薬剤師国家試験を
 Langmuirの吸着等温式
勉強に役⽴つコンテンツ
まずはじめに、Langmuirの単吸着モデルについて考えていきます。 少しでも役に⽴つものを

こんな内容のページがほ
前提条件として わかりにくい箇所、誤っ
①吸着媒体表⾯に有限の数の結合サイトSがあるとする。 絡して頂けると助かりま

②結合サイトSにリガンドLが吸着したものをSLとする。
③会合平衡定数をKとすると、吸着平衡ではそれぞれのモル濃度について以下の平衡式が成
⽴する。
 メニュー⼀覧
K = [SL] / [S] [L]
 【衛⽣】薬剤師国家試

吸着媒体上のサイト数をn、吸着媒体ごとの吸着量をγとすると、  【製剤学】薬剤師国家

γ / n = [SL] / [S] + [SL] = K[S][L] / [S] + K[S][L] = K[L] / 1 + K[L]  【病態⽣理学】薬剤師


(5)
ここで[L]を遊離リガンド濃度[Df]と表し、γについて整理すると、
 【薬理】薬剤師国家試
r = n K[ Df ] / 1 + K [ Df ]
r:タンパク 1mol 当たりに結合している薬物の mol 数(0 ≦ r ≦ n)  【薬学がわかる】薬剤
n:タンパク 1mol 当たりの結合部位数 問の解説 (1)

K:結合定数
[Df]:⾮結合型薬物濃度  最新記事

 【薬学がわかる】地
このような式が得られ、これがLangmuirの吸着等温式に相当します。 ち

 【薬学がわかる】溶
度(Nernst-Noyes-

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式だけを⾒てもわかりにくいと思いますので、次は図を⾒ながら理解していきましょう。 ンスト-ノイエス-ホ
式)
n=3の場合(結合部位数が3カ所)
 【薬学がわかる】臨
は?〜クラフト点、

 【薬学がわかる】コ
チンダル現象、ブラ

 【薬学がわかる】分
分散系、コロイド分
系について

 Twitter

@yakugakuatuyumiさんのツ
薬学がわかる〜薬剤師
@yakugakuatuyumi

国家試験本番に向けてやるこ
ん。この範囲が出やすいとか
に惑わされないで 全体か
かな点数ですよ^_^
基本をしっかり押さえて勉強
#薬剤師国家試験 #薬学


薬学がわかる〜薬剤師
この図で確認しておいてほしいことは、r の最⼤値は n であるということです。
@yakugakuatuyumi
薬物濃度がいくら多くなったとしても、結合部位数以上に薬物は結合できないという、当
第104回薬剤師国家試験につ
たり前のことを理解しておけば⼤丈夫です。 た!
【試験期⽇】
平成31年2⽉23⽇(⼟)及び

【合格発表】
平成31年3⽉25⽇(⽉)午後

ゴールが設定されましたね
#薬学⽣

薬学がわかる〜薬剤師

埋め込む

この図からも、薬物濃度を上げていくことで、r=nになることがわかります。

次にScatchard式、両辺逆数式について⾒ていきましょう。
Langmuir式より、Scatchard式、両辺逆数式を求めることができます。これらの式は、結

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2018/12/2 【薬学がわかる】タンパク結合式について徹底解説(Langmuirの吸着等温式、Scatchard式、両辺逆数式)

合定数やタンパク質1分⼦当たりの薬物結合部位数を求める時に⽤います。

 Scatchard式

r = nK[Df] / 1+K[Df] から
r(1+K[Df] )=nK[Df]
r+r K[Df] =nK[Df]
r =nK[Df]-r K[Df] 
r = (nK-r K)[Df]
r / [Df] =nK-Kr

 両辺逆数式

r = nK[Df] / 1+K[Df] から
1/ r =1+K[Df] / nK[Df]
1/ r =1/ nK[Df] +1/ n

以下にそれぞれの式の図がありますので確認しましょう。

このグラフから数値を読み取らなければならないのですが、覚えておくべきポイントがあ
ります。

①-Kで出てくる
② r の最⼤値は n

この2点を意識してグラフを読み取るようにしましょう。

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このページで確認しておくことのまとめ

覚えておきべき式は、Langmuirの吸着等温式

Scatchard plot、両辺逆数 plotの図より、数値を読み取れるようになる

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