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 Chapter 2 

SOL2 / XGworks STとの違い

Chapter 2
このChapterでは、曲を作成するにあたり、
SOL2 / XGworks STとCubaseシリーズ
とのウィンドウやメニュー、操作の違いにつ
いて解説していきます。

MIDI ウィンドウ編

SOL2 / XGworks STのピアノロールウィンドウ(図1)


 Cubaseシリーズでは
「キーエディタ」
に相当します。キーエディタはCubaseシリー
ズでのMIDI入力/編集のメインとなるウィンドウです(図2)。

図1 図2
SOL2 / XGworks ST のピアノロールウィンドウ Cubase シリーズのキーエディタ

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〈操作〉 図3

 トラックのパートを選択した状態で、メニューの
「MIDI」→「キーエディタを開く」をクリックしま
す(図3)。

SOL2 / XGworks STのドラムウィンドウ(図4)


 Cubaseシリーズでは「ドラムエディタ」に相当します(図5)。

図4 図5
SOL2 / XGworks ST のドラムウィンドウ Cubase シリーズのドラムエディタ

〈操作〉
 トラックのパートを選択した状態で、メニューの「MIDI」→「ドラムエディタ
を開く」をクリックします(図6)。
図6

SOL2 / XGworks STのリストウィンドウ(図7)


 Cubaseシリーズでは「リストエディタ」に相当します(図8)。

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図7 図8
SOL2 / XGworks ST のリストウィンドウ Cubase シリーズのリストエディタ

Chapter 2
〈操作〉 図9

 トラックのパートを選択した状態で、メニューの
「MIDI」→「リストエディタを開く」をクリックし
ます(図9)。

SOL2 / XGworks STのスタッフウィンドウ(図10)


 Cubaseシリーズでは「スコアエディタ」に相当します(図11)。
図 10 図 11
SOL2 / XGworks ST のスタッフウィンドウ Cubase シリーズのスコアエディタ

図 12
〈操作〉
 トラックのパートを選択した状態で、メニューの
「MIDI」→「スコアエディタを開く」をクリックしま
す(図12)。またメニューの「スコア」→「選択したファ
イルを開く」をクリックしてもスコアエディタを開くことができます。
※ Cubase シリーズのスコアエディタには、SOL2 / XGworks ST の コントロールセクションに該当するような機能
はございません。

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MIDI入力/編集用ウィンドウの拡大/縮小
 各エディタのウィンドウの拡大/縮小(スコアエディタの拡大/縮小はChapter
3をご覧ください)は、ウィンドウ右下にある2つのズームスライダで行います。
横方向への拡大/縮小は横向きのズームスライダを右へドラッグする、あるいは
「+」マークをクリックすることで拡大し、ズームスライダを左へドラッグする、
あるいは「-」マークをクリックすることで縮小します。
 縦方向への拡大/縮小は、縦向きのズームスライダを下へ 図 13

ドラッグ、あるいは「+」マークをクリックすると拡大し、ズー
ムスライダを上へドラッグ、あるいは「-」マークをクリック
することで縮小されます(図13)。

 また、ツールバーにある「ズーム」ツールをクリックして選択(図14)し、画面
上でクリックすると横へ拡大し、コンピュータのキーボードの「Alt」キーを押し
ながらクリックすると縮小します(図15)。作業しやすい大きさに設定してください。
図 14 図 15

SOL2 / XGworks ST のMIDIミキサー(図16)


 Cubaseシリーズでは「ミキサー」に相当します(図17)。
 SOL2 / XGworks STではMIDIトラック用の「MIDIミキサー」とオーディオト
ラック用の「オーディオミキサー」とに分かれていましたが、Cubaseシリーズで

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は統合されたミキサーになっています。

図 16 図 17
SOL2 / XGworks ST の MIDI ミキサー Cubase シリーズのミキサー

Chapter 2
〈操作〉 図 18

 メニューの「デバイス」→「ミキサー」をクリックしま
す(図18)。

インプレイスエディタ
 SOL2 / XGworks STにはありませんが、CubaseシリーズにはMIDI入力/編集
のための「インプレイスエディタ」というウィンドウが用意されています(図19)。
図 19
Cubase シリーズのインプレイスエディタ

 これはエディタウィンドウが別途開くのではなく、トラックが拡大してキーエ
ディタと同じ構成のエディタが表示されます。
 曲の進行に合わせてデータを入力したり、複数のトラックをこのウィンドウ表示

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にしてトラック同士のデータを見比べたりで 図 20

きる便利なウィンドウです(図20)。

〈操作〉
 トラックをクリックして選択し「MIDI」→
「インプレイスエディタを開く」をクリックし
ます(図21)。
 通常のトラック表示に戻す場合には、ト
ラックの「インプレイス編集」アイコンをク
リックします(図22)。
図 21 図 22

トラックや小節の編集編

SOL2 / XGworks STでのトラック挿入(図23)


図 23
SOL2 / XGworks ST でのトラック挿入

〈操作〉
 ここではすでにMIDI 01というトラックがあり、MIDIトラックをさらにもう1つ
挿入するという想定で解説します。

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1 メニューの「プロジェクト」 図 24

→「トラックを追加」をクリッ
クし、挿入したいトラックの
タ イ プ( こ こ で は「MIDI」

をクリックします(図24)。

Chapter 2
2 「カウント」欄で挿入するト 図 25

ラック数を指定し「OK」をク
リックします(図25)。

3 トラックが挿入されます(図 図 26


26)

SOL2 / XGworks STでのトラック削除(図27)


図 27
SOL2 / XGworks ST でのトラック削除

〈操作〉

1 削除したいトラックをクリックして選択し、メ 図 28

ニューの「プロジェクト」→「選択トラック
を除去」をクリックします(図28)。

35
SOL2 / XGworks STでの小節挿入(図29)
図 29
SOL2 / XGworks ST での小節挿入

〈操作〉
 ここでは2小節目に1小節の長さの小節を挿入する例で解説します(図30)。
図 30

1 トランスポートパネル(図31)にあるロケーターのL(左)の数値の先頭をク
リックして反転させ(図32)、コンピュータのキーボードで「2(半角)
」と入
力します(図33)。
図 31


図 32 図 33

2 次にR(右)も同様に数値の先頭をクリックして反転させ(図34)、「3(半角)」
「Enter」キーを押します。
と入力して(図35)
図 34 図 35

36
  LとR(左右)のロケーターが確定し、2~3小節目が選択された状態になり
ます(図36)。
図 36

Chapter 2

3 メニューの「編集」→「範囲」→「無音部分を挿入」をクリックします(図

37)

図 37

  2小節目に1小節の長さの小節が挿入されます(図38)。
図 38

37
SOL2 / XGworks STでの小節削除(図39)
図 39
SOL2 / XGworks ST での小節削除

〈操作〉
 ここでは2小節目を削除する例で解説します。

1 「小節挿入」の手順で、LR(左右)ロケーターにそれぞれ「2」「3」と入
力します。2~3小節目が選択された状態になります(図40)。
図 40

2 メニューの「編集」→「範囲」→「範囲を詰めて削除」をクリックします(図

41)

図 41

38
  2小節目が削除され、3小節目以降が前へ詰められます(図42)。
図 42

Chapter 2
機能編

SOL2 / XGworks STでのクオンタイズ(図43)


図 43
SOL2 / XGworks ST でのクオンタイズ

〈操作〉
 クオンタイズしたいパートを選択するか、各エディタを開きます。ここではキー
エディタで解説します(図44)。
図 44

39
 クオンタイズ値(クオンタイズする単位/音符)は、プロジェクトウィンドウま
たはエディタにある「クオンタイズ」の値で設定します(図45)。Cubaseシリーズ
ではこの単位を分数で表記しています。
図 45

1/1=全音符
1/2=2分音符
1/4=4分音符
1/8=8分音符
1/ 16=16分音符
1/ 32=32分音符
1/ 64=64分音符

 このほか、連符、付点なども用意されており、分数の
意味(音符の値)は同じです。

1 クオンタイズ値を設定します。ここでは1 / (
4 4 図 46

分音符)に設定します(図46)。

2 メニューの「MIDI」→「標準クオンタイズ」 図 47

をクリックします(図47)

  クオンタイズ値に基づいてクオンタイズされます(図48)。

40
図 48

Chapter 2

SOL2 / XGworks STでのベロシティ変更(図49)


図 49
SOL2 / XGworks ST でのベロシティ変更

〈操作〉
 クオンタイズしたいパートを選択するか、各エディタを開きます。ここではキー
エディタで解説します(図50)。
図 50

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1 メニューの「MIDI」→「機能」→「ベロシティ」をクリックします(図51)。
図 51

  ベロシティのウィンドウが開きます(図52)。 図 52

  「タイプ」の項目では、ベロシティをどのよ
うに操作するかを選択することができます。
初期設定では、現在のベロシティに対してプ
ラスマイナスを行う「加算/減算」になって
います。ここでは、現在のベロシティの数値
「100」に対して20プラスします。

2 「量」の項目をクリックして反転させ、「20」 図 53

「OK」をクリックします(図53)。
と入力し、

 設定した値でベロシティが変更されます(図

54)

42
図 54

Chapter 2
・・・ひとこと

 Cubaseシリーズには、MIDI編集機能が数多くあり、
「MIDI」→「機能」
、または
「MIDI」→「ロジカルプリセット」に用意されています。

オーディオ編

SOL2 / XGworks STのオーディオミキサー(次ページ図55)


 Cubaseシリーズでは「ミキサー」に相当します(次ページ図56)。
 SOL2 / XGworks STではMIDIトラック用の「MIDIミキサー」とオーディオト
ラック用の「オーディオミキサー」とに分かれていましたが、Cubaseシリーズで
は統合されたミキサーになっています。

43
図 55 図 56
SOL2 / XGworks ST のオーディオミキサー Cubase シリーズのミキサー

〈操作〉 図 57

1 メニューの「デバイス」→「ミキサー」をクリックし
ます(図57)。

SOL2 / XGworks STのウェーブエディター起動(図58)


付属ソフト「TWE」でのオーディオ編集

図 58

44
〈操作〉

1 オーディオイベントをダブルクリックすることで「サンプルエディタ」が開き
波形編集を行うことができます(図59、60)。
図 59

Chapter 2
図 60

・・・ひとこと

 SOL2 / XGworks STでは同じ操作でリンクとしてTWEというソフトが別途起動


していましたが、CubaseシリーズではCubaseのオーディオ編集機能としてサンプ
ルエディタが開きます。

SOL2 / XGworks STのミックスダウン(図61)


図 61
SOL2 / XGworks ST のミックスダウン

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〈操作〉

1 トランスポートパネルのLRロケーターでオーディオとして書き出す小節の範
囲を設定します。ここではLを「1」
、Rを「51」とします(図62)。
図 62

2 メニューの「ファイル」→「書き出し」→「オーディオミックスダウン」をク
リックします(図63)。
図 63

  「オーディオミックスダウン書き出し」のウィンドウが開きます(図64)。
図 64

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3 ファイル名称を入力し、
「バス(書き出す場所)
」を指定し、
ファイルフォーマッ
トなどを設定してから「書き出し」をクリックします(図65)。
図 65

Chapter 2

・・・ひとこと

 オーディオミックスダウンについての詳細は巻末のTips集をご覧ください。

SOL2 / XGworks ST にはあり、


Cubase シリー
ズにはない機能

 ピッチベンドウィンドウ、オートアーティキュレーション、コードウィンドウ、
マスタートラック、オートアレンジャー、ボイストゥスコアRなど・・・

残念ながらこれらの機能は搭載されておりません。

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