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交流文化学科 4 年田中飛路

学籍番号 18157104

国際協力論第二回レポート
対象国 ケニア共和国
人口、4760 万人
GDP、955 億米ドル
一人当たり GDP 2,006.30252 米ドル
主要産業
(農)コーヒー、紅茶、園芸作物、サイザル麻、綿花、とうもろこし、除虫菊
(工)食品加工、ビール、タバコ、セメント、石油製品、砂糖
(鉱)ソーダ灰、ほたる石
(外務省 ケニア基礎データ:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/kenya/data.html)

〈はじめに〉
私はケニアを当レポートにおける対象国とし、経済成長を推し進めて1人あたりの GDP を
10 年間で 2 倍以上に発展させるための中・長期的な開発プランを提案します。

ケニアは、都市化による貧困層の増加、若年層を中心に深刻化する失業問題、国土の 8 割が
乾燥・半乾燥地であり自然災害が頻発するといった課題を抱えています。同国は、他の東ア
フリカ諸国と比較すると工業化が進んでいる一方、園芸作物、紅茶を主要作物とする農業が
主 要 産 業 で あ り 、 GDP の 約 20 % 、 労 働 人 口 の 半 数 を 占 め て い ま す 。
(https://www.jica.go.jp/kenya/index.html)
外務省や JICA の調べによると、アフリカ諸国と比較し工業化へと進んでいるが主要産業は
第一次産業となっています。第一次産業への経済的依存は水害や干ばつなどの影響を受け
やすく、脆弱です。そこで私は産業セクターの均一化。特に第三次産業に注目した開発プラ
ンを提案したいと思います。経済的開発の一般的方法は第一次産業から第二次産業への工
業化ですが、天然資源に恵まれず都市化による貧困層の増加と格差問題、現在の新型コロナ
ウイルスの影響を大きく受け若者の失業問題が懸念されているケニアでは別のアプローチ
が有効なのではないかと考えます。そこで私はケニア南部のアンボセリ地域(アフリカを代
表する野生動物観光の目的地)に着目したケニアの観光立国化を考えました。しかし、イン
フラ整備が整っていないことや、政府の汚職や 2019 年に起きたホテル襲撃事件など治安面
で問題が多く残されています。また、コロナウイルスによる影響で観光産業は危機にありま
す。そこで私は、
「持続可能な開発」として職を失ってしまった若者中心の援助を提案しま
す。

〈概要〉
交流文化学科 4 年田中飛路
学籍番号 18157104

若者中心の援助を提案する理由は、今後の国家を担っていくのは若者であるからです。問題
点である若者の失業をどう解決するのか。どのように GDP を 2 倍以上に発展させるのかを
本段落で説明します。
まず、具体的にどのような援助をするのか。私は IT 産業に光明を見出します。IT 革命・IT
バブルという言葉が生まれたことからも理解できるように、IT 業界は私達の社会に大きな
変革をもたらしています。 さらに IT 業界にはドッグイヤー(犬は人間の 7 倍の早さで成
長する)という言葉もあり、常に革新的なサービスが生まれる非常に変化の激しい業界でも
あります。(http://www.toha-search.com/it/it.htm)新型コロナウイルスが世に示したよ
うに、今の時代対面でなくてもワーケーションという言葉が流行したようにどんな場所に
いても仕事ができます。
IT 業界は、ハードウェア業界、ソフトウェア業界、情報処理サービス業界、Web・インター
ネット業界の 4 つに分類されています。そして今注目されているのは AI(人工知能)を活
用した技術です。
まだまだ発展する IT 業界に参入する機会を開発援助によって作ることで、
職を作りケニアが抱える貧困、失業などの課題を解決できないかと考えます。今までの開発
協力は ODA、IMF などによる資金援助やインフラ整備などに注目されてきましたが、私はそ
れを一過性の開発だと考えています。資金援助やインフラ整備は国家が抱える問題の根本
的な解決には結びつきません。
「持続可能な開発」とはなにかを考えたときに、私は国が自
分で立ち上がる力を援助することだと考えました。今回提案した IT に着目した援助は教育
を受けられないことで繰り返される貧困層の「知の再生産」を脱却させ、中長期的な開発に
結び付くと考えています。
しかし、課題としてハードウェア(PC)などの初期設備などの費用などがあげられます。そ
こを援助することで「持続可能な開発」に結び付くと考えます。

〈参考文献〉
外務省 ケニア基礎データ(https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/kenya/data.html)
JICA ケニア(https://www.jica.go.jp/kenya/index.html)
IT とは(http://www.toha-search.com/it/it.htm)

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