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まため
まため
第1課
図書館で授業の準備を終え、窓の外で雪が降っていたり、周りのけしきを白一色に染め
ていたり、生まれて初めての雪を飽きずに眺めていた。
次の日、白い世界だし、空気が清々しい、いつもとはまるっきり違っていたり、四季の
はっきりしない暑いところで育っているので、心がときめるを感じの朝だった。
たくさん降るとき何もかもが止まったり、事故で命を落とす人が毎年後を絶たないたり、
雪には厳しい冬の暮らしを強いるもう一つの顔があることを知った。
物を知るのは経験して知識の一部でしかないと、自分の世界を狭くする限り物事の本当
の姿を知ることはできない。
第2課
バス停に着いたとき、私を立たせていたのだと勘違いしているから若い女性がベンチの
端に移動し、私に席を空けてくれた。
電車に乗ると若い男性が席を譲ってくれたがまた動く気配がなくて、若い者のさりげな
い振る舞うのにじんわりと胸にしみた。
二人は「知らない人から声をかけられても無視しなさい」とか、「見ず知らずの人につ
いて行くなんてもってのほか」と厳しく言われて育った世代のはずなので、この優しい
いたわりは不思議に思った。
温かい気持ちになるのは小さな思いやりやいたわりが社会に潤いを与えてくれて、長い
時間をかけて育て、身に付け、社会に根付かせていく、次の世代にも思いやりやいたわ
りの気持ちが育っている。
第3課
アルバイト先のそば屋で、「マジですか」と返事をして痛い目に遭う、「マジ」詞は使
うとき、失礼極まりないから厳しい口調でちゅういされた。
別の日には、晩ご飯を食べて「メッチャおいしい」と言ったときご主人の気に障ったが、
うちでそばを食べる客も、年齢、性別を問わず「メッチャ」と使っているのにと納得が
いかなかった。
マジ」や「メッチャ」という言い方は、周りの人とすぐに打ち解けられて使い勝手がい
くて、失礼にならないだろうかと慎重だった、みんな平気で使っているのにそば屋のご
主人が目くじらを立てる思い寄らなかった。
周りの人が「日本語がじょうずですね」と言ってくれるとき気が緩んでいたのに「外国
人にしては」という条件付きのお世辞だ、また場所や相手を考えることなしに、日本語
はまだまだだ。
第4課
若者は周りの出来事に興味を持っているために新聞記事を使った授業があったり、彼女
は外国での爆弾事件の記事と国内で殺人事件の記事に比べて、納得がいかない。
娘は「報道をどう受け止めるべきか」という本質的な質問をしているのだ、何も答えず
にいるわけにはいかないので、答えた末に、的外れで答え方ので娘は納得しかねる様子
だった
私の会社で思いも寄らぬ事故が起こり、いかに報道の自由といえども、報道関係者が個
人情報が聞かれるとき、許せないと思った
今度の事を通して、私は、当事者のひとりとして取材を受けたり、すんなり受け入れ難
い報道のされ方をしたりして、報道の実態の一部を見たような気がした