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アプリシエイト 勤怠管理で付加価値額 仕事作業量を

「見える化」 今春販売開始

茨城新聞 2020/01/30

ソフトウエア開発のアプリシエイト(本社水戸市、和田幸哉社長)は、仕事の作業量を「見える
化」するクラウド型勤怠管理システムを開発し、今春に本格販売を開始する。従業員が業務ごとの作
業時間を入力し、それぞれの1時間当たりの「付加価値額」が算出できるようにする。これらのデー
タを基にした収支管理に加え、従業員の「働き方改革」にも役立ててもらいたい考えだ。
開発したのは「iTime(アイタイム)」。導入先の従業員はIDとパスワードでログインし、出
退勤の時刻のほか、業務ごとにかかった時間を原則15分単位で入力する。
同システムの導入で、業務の売り上げを作業時間で割って「付加価値額」を算出できるようにするの
が特徴。付加価値額が低下するなどした場合、人員の配置を変えたり、何かトラブルが発生していな
いか確認したりと対策を講じることができる。
さらに、従業員やグループごとの時間外労働時間を月別や年間で表示することも可能。有給休暇の取
得状況も確認できる。今春から始まる中小企業の残業規制などに役立ててもらう。
利用料は1人当たり月額330円(税込み)で、導入支援として初期費用がかかる。初年度は年間3
千ユーザーの利用を目指す。
同社は2011年3月創業。大手の自動車メーカーや電機メーカーなどのシステム開発に携わる。
今回は初の自社製品で、もともと社内で利用していたシステムを製品化した。セキュリティーを強化
したり、汎用(はんよう)性を高めたりと改良。今後はパソコンを立ち上げた時間と連動させるなど
多機能化を図る。
和田社長は「経営支援ツールとして、生きた数値をリアルタイムで見える化する」としている。(小
野寺晋平)
【写真説明】
どの業務にどの程度の時間がかかったのか把握できる勤怠管理システム「iTime」

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