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ミスミ
板金部品の使い方
詳細マニュアル
1. 対象部品 ......................................................................... 4
1.1. 見積可能な形状例..................................................................... 4
1.2. 見積可能な材質・表面処理・サイズ ........................................ 5
1.2.1. 鉄系・アルミニウム .............................................................................. 5
1.2.2. ステンレス系・パンチングメタル材 ..................................................... 7
1.2.3. 透明樹脂 ................................................................................................ 8
1.3. 見積可能な塗装色の種類 .......................................................... 8
1.4. 見積可能な穴加工..................................................................... 9
1.5. 見積できない形状..................................................................... 9
1.6. 1 日目出荷の対象形状・対象材質・板厚 ................................ 10
1.6.1. 1 日目出荷の対象形状について ........................................................... 10
1.6.2. 1 日目出荷の対象材質・板厚............................................................... 11
1.6.3. 1 日目出荷の特徴と注意点 .................................................................. 12
1.7. 薄板・シムプレートの対象形状・材質・板厚 ........................ 13
1.7.1. 薄板・シムプレートの対象形状について ............................................ 13
1.7.2. 薄板・シムプレートの対象材質・板厚 ............................................... 14
1.8. 透明樹脂の対象形状・対象材質・板厚 ................................... 15
1.8.1. 透明樹脂の対象形状について .............................................................. 15
1.8.2. 透明樹脂の対象材質・板厚 ................................................................. 16
2. 設計ガイドライン ......................................................... 17
2.1. 全般 ........................................................................................ 17
2.2. 穴認識の仕様 .......................................................................... 18
2.2.1. タップ穴の認識 ................................................................................... 18
2.2.2. タップ穴のサイズ選択......................................................................... 19
2.2.3. バーリングタップのモデリングルール ............................................... 20
2.2.4. バーリングタップのサイズ選択 .......................................................... 20
2.2.5. 皿穴のモデリングルール ..................................................................... 21
2.2.6. 皿穴の認識........................................................................................... 21
2.2.7. 皿穴のサイズ選択 ................................................................................ 22
2.2.8. だるま穴のモデリングルール .............................................................. 22
2.3. メッキ・塗装用の吊り穴 ........................................................ 23
2.4. パンチングメタルのモデリングルール ................................... 23
2.5. 加工限界 ................................................................................. 24
2.5.1. 穴と端面・穴間の最小距離 ................................................................. 24
2.5.2. 通し穴の最小径、長穴・角穴の最小幅 ............................................... 26
2.5.3. 切欠形状の最小サイズ......................................................................... 27
2.5.4. 穴と曲げの最小距離 ............................................................................ 29
2.5.5. 曲げ線上の開口部(内角 90°未満の鋭角曲げを除く) ............................ 31
3. 精度規格 ....................................................................... 41
3.1. 許容寸法公差 .......................................................................... 41
3.1.1. 板金部品 .............................................................................................. 41
3.1.2. 透明樹脂 .............................................................................................. 42
3.2. 穴加工仕様 ............................................................................. 43
3.2.1. バーリングタップの加工仕様 .............................................................. 43
3.2.2. 皿穴の加工仕様 ................................................................................... 43
3.3. 切断面仕様 ............................................................................. 43
3.3.1. 抜き方向のバリ・かえり ..................................................................... 43
3.4. 曲げ加工仕様 .......................................................................... 44
3.4.1. 曲げ部分の規格値・参考値 ................................................................. 44
3.4.2. 曲げによる膨らみ ................................................................................ 44
3.4.3. 曲げによるキズ ................................................................................... 44
3.5. パンチングメタル加工仕様 .................................................... 45
3.6. 透明樹脂加工仕様................................................................... 45
3.6.1. 加工 R の取り扱い ............................................................................... 45
3.6.2. 透明樹脂の寸法変化 ............................................................................ 45
3.7. 品質管理について................................................................... 46
3.7.1. 外観の品質保証範囲 ............................................................................ 46
3.7.2. 検査項目 .............................................................................................. 46
3.7.3. 寸法保証範囲 ....................................................................................... 47
①板金・シムの寸法保証範囲 ............................................................. 47
②透明樹脂の寸法保証範囲 ................................................................ 48
4. 材料情報 ....................................................................... 49
4.1. 材料特性 ................................................................................. 49
4.2. 表面処理 ................................................................................. 52
4.3. 塗装処理 ................................................................................. 54
4.3.1. 塗装仕様 .............................................................................................. 54
4.3.2. 塗装品の穴加工部 ................................................................................ 54
4.4. 外観仕上げ ............................................................................. 55
4.4.1. 切断面 .................................................................................................. 55
1.1. 見積可能な形状例
以下の様な形状に対応しています。
※ 形状や寸法によっては、上記形状でも加工できない場合があります。
加工できない場合には、弊社よりご連絡致します。
1.2.1. 鉄 系 ・ ア ル ミ ニ ウ ム
※1 シム用材質・透明樹脂を除き、板厚公差は±10%が目安となります。
※2 曲げの形状によって上下限寸法に制限があります。
※3 塗装色は「塗装色の種類」よりご選択ください。
※4 表面処理によって縦横高さ上限寸法(別表)が異なります。
※5 前処理材の為、加工面にはメッキがのりません。
※6 シムプレート系の材質は平板部品のみでご利用いただけます。
※1 シム用材質・透明樹脂を除き、板厚公差は±10%が目安となります。
※2 曲げの形状によって上下限寸法に制限があります。
※3 シムプレート系の材質は平板部品のみでご利用いただけます。
※4 保護シート(片面のみ)が貼付けされています。
※5 孔径、孔ピッチの規格については下図を参照ください。ただし孔ピッチ方向は任意となります。
※1 透明樹脂は平板部品のみでご利用いただけます。
1.3. 見積可能な塗装色の種類
以下の近似マンセル値から選択できます。
※ 塗装面のツヤは、近似マンセル N9.5 を除き、半ツヤになります。
近似マンセル N9.5 のみ全ツヤです。
1.5. 見積できない形状
以下形状は、今後の開発にともなって順次対応予定としています。
また、以下形状は、レーザー加工による溶け落ちの発生や加工形状が正確に抜けず、保証でき
ない事などから製作不可の場合があります。
1 日目出荷を選択するための形状要素、材質・板厚には条件があります。
以下より詳しい仕様をご確認下さい。
1.6.1. 1 日 目 出 荷 の 対 象 形 状 に つ い て
対象の形状は以下からご確認ください。
現状は、以下の材質のみで対応しております。
※1 表面処理は 1 日目出荷の対象外ですが、前処理材はお選び頂けます。
・ 見積設定時は、基本情報タブの希望納期欄から
【1 営業日で出荷(左図参照)】を選択して、
お見積りください。
・ 曲げがある製品等、1 日目出荷の対象外商品は
標準納期のみとなり、希望納期を変更する事は
できません。
・ 1 日目出荷可能な対応材質に【1 日出荷可能】と
表示されるようになります。(左図参照)
※ 標準納期の価格に、特急料金分が加算されます。
お急ぎでない場合は、標準納期のままでお見積
ください。
・ 見積期限を 30 日としております。期限超過後にご注文いただく際は、再度アップロード
した上で、再見積と型番の再発行を行っていただけますよう、お願い申し上げます。
標準納期は 2 日目出荷となります。シムプレートを選択するための形状要素、材質・板厚には
条件があります。以下より、詳しい仕様をご確認下さい。
1.7.1. 薄 板 ・ シ ム プ レ ー ト の 対 象 形 状 に つ い て
対象:切り欠き・通し穴(角穴・長穴など) 非対象:曲げ
対象:切り欠き・通し穴(角穴・長穴など) 非対象:成形穴・中抜穴
材もお選びいただけますが、SUS304(H) (シム用)の方が高精度となります。
出荷となります。透明樹脂を選択するための形状要素、材質・板厚には条件があります。
以下より、詳しい仕様をご確認下さい。
1.8.1. 透 明 樹 脂 の 対 象 形 状 に つ い て
対象:通し穴・角穴・だるま穴 非対象:曲げのある部品
対象:切り欠き、皿穴、長穴 非対象:タップ穴、中抜き(自由形状穴)
透明樹脂は、PET、アクリル、ポリカーボネート、塩ビの 4 材質からお選びいただけます。
スタンダードグレードのほか、帯電防止効果を有する制電グレードがあり、それぞれ透過率の
異なる 2 色(透明・ブラウンスモーク)をご用意しておりますので、用途に応じてご希望の材
質をお選びください。(※塩ビのみブラウンスモーク取り扱いなし。)
※1 目安値であり保証値ではありません。
2.1. 全般
下記のモデリングルールに従った板金部品の CAD データをご用意ください。
・板厚は一定としてモデリングしてください
2.2.1. タ ッ プ 穴 の 認 識
meviy の穴情報データベースは、アップロード可能なファイル拡張子毎にタップ穴の呼び径に
対応する穴径が登録されており、検出された穴径と照合されます(下表 1)。
※ 検出された穴径がタップ穴 呼び径の対応表に引き当たらない場合、通し穴として扱われ
ます。穴種や呼び径は見積設定中に変更できますが、板厚毎の対応サイズ(2.2.2 に掲載)に
ない呼び径は選択できません。
※ 複数の呼び径に引き当たる穴径(例:5.00mm)の場合、大きい呼び径(M6)が優先して選択され
ます。
表1) デフォルト設定時:ファイル拡張子によるタップ穴認識の対応穴径表
※ 以下で、設定方法を紹介しています。
5.7.4. ユーザー設定:③タップ識別方法設定
※1 SOLIDWORKS 穴の仕様オプション「ねじ下穴ドリル直径」「ねじ山」のとき
※2 SOLIDWORKS 穴の仕様オプション「ねじ山削除」のとき
2.2.2. タ ッ プ 穴 の サ イ ズ 選 択
材質・板厚ごとに選択できるサイズが異なります。なお、パンチングメタル材やシムプレート材
(SPCC(シム用),SUS304(H)(シム用)、透明樹脂ではタップ穴を選択できません。
※ A5052(アルミ)に限る
円筒フランジ形状を検出したとき、バーリングタップとして識別されます。
・内径 d は、前述の"タップ穴の認識"と同じルールが適用されます
・フランジ高さ h と厚み t は板厚以下でモデリングしてください
2.2.4. バ ー リ ン グ タ ッ プ の サ イ ズ 選 択
材質・板厚ごとに選択できるサイズが異なります。下表を参照してください。
なお、パンチングメタル材やシムプレート材(SPCC(シム用),SUS304(H)(シム用)、透明樹脂
ではタップ穴を選択できません。
皿(円錐形状)を検出したとき、皿穴として識別されます。
・皿(円錐形状)の角度は 90°でモデリングしてください
・穴径の比率 D/d は、d が 4.0[mm] 以下のとき 1.4 を超える比率、
d が 4.0[mm] を超えるとき 1.7 を超える比率にしてください
2.2.6. 皿 穴 の 認 識
meviy の穴情報データベースには、アップロード可能なファイル拡張子ごとに皿穴の下穴径が
登録されており、検出された穴径と照合されます(下表)。
※ 検出された穴径が下穴径のリストに引き当たらない時は、通し穴(またはタップ穴)として
扱われます。ただし、穴種や穴径は見積設定中に変更する事ができます。
材質・板厚ごとに選択できるサイズが異なります。下表を参照してください。なお、パンチン
グメタル材やシムプレート材( SPCC(シム用), SUS304(H)(シム用) )では皿穴を選択できま
せん。
※ A5052(アルミ)に限る
2.2.8. だ る ま 穴 の モ デ リ ン グ ル ー ル
だるま穴形状を検出したとき、だるま穴として認識されます。
・だるま穴は下記条件式をすべて満たすようモデリングしてください
※ φ4~φ5.2mm 程度の穴をモデリングしてください。
注記:部品のサイズや形状によっては、吊り穴の追加や変更が
必要になる事があります。
その場合は、弊社よりご連絡致します。
2.4. パンチングメタルのモデリングルール
パンチングメタルで見積もる部品は、穴が無い形状、または通し穴(取付穴)のみの形状で
モデリングして下さい
(パーツ上にパンチングメタル特有の千鳥状/格子状の穴群を設ける必要はありません)
2.5.1. 穴 と 端 面 ・ 穴 間 の 最 小 距 離
注記:
内角 90°未満の鋭角曲げ形状の場合は、保証値範囲内
であっても加工不可になる事があります。その場合は
弊社よりご連絡致します。
加工致します。ただし長穴・角穴の場合は曲げズレを起こすため保証値を下回ると自動見積できません。
※2 保証値を下回った場合、リタップ加工となり、遊びが生じる恐れがあります
前述の「穴と曲げの最小距離」が穴位置の限界値となります。
※2 開口部高さが b または曲げ部の外R(フィレットサイズ)よりも小さい場合は自動見積ができません。
それに伴い寸法も不正確になりますが、そのまま加工致します。
2.5.7. 最 小 曲 げ 高 さ
2.5.9. 鋭 角 曲 げ の 最 小 角 度
鋭角曲げの角度 θ は 45°以上にしてください。
ただし、以下の材質・板厚でのみ、θの要件が異なります。
2.5.11. 曲 げ 加 工 の 干 渉
meviy 板金部品のシステム内部では、曲げ加工時の金型干渉解析が行われています。当解析で
金型等への干渉が見つかった場合は、加工不可と判定されます。
例1) 正常時における曲げ加工前後のモデルイメージ
例2) 金型干渉が発生する際のモデルイメージ
金型への干渉
※ 注意
材質の変更によっても金型干渉の状況・製作可否が変わる可能性がございます。
今一度、お見積中の材質が合っている事をご確認ください。
①コの字曲げの設計ガイドライン
事前に金型干渉を回避するためには、以下の標準形状を参考にモデルを設計してください。
内寸 B の寸法は A 以上としてください
・外寸 A と C の寸法は最小曲げ高さ以上
としてください
(2.5.7 最小曲げ高さを参照)
事前に金型干渉を回避するためには、以下の標準形状を参考にモデルを設計してください。
足した寸法としてください
・A 寸法は最小曲げ高さ以上としてください
(2.5.7 最小曲げ高さを参照)
曲げ加工時の干渉解析では、曲げ加工を行う際のバックゲージとパーツの突き当てを考慮して
います。曲げ線に対して平行な突き当てが存在しない場合、曲げ加工時のパーツの角度が安定
せず、曲げ位置がずれる恐れがあります。
以下のメッセージが出力された場合には、曲げ線に平行な突き当て部をモデリングするように
形状の変更をご検討ください。
例1) 平行な突き当て部がない場合
3.1. 許容寸法公差
3.1.1. 板 金 部 品
※ 塗装をご指定された場合、生地状態での規格値となります
許容寸法公差が適用される箇所は、同じ面の穴間や、曲げによって隣接した端面・垂直面との
寸法に限ります。隣接していない面にある(複数の曲げ加工部をまたぐ)穴間・穴-端面の寸法に
ついては許容寸法公差は適用されません。(以下例 1、例 2 参照)
外形の許容差は、±1.0 となります。その他箇所の許容差は下表ご確認ください。
3.2.1. バ ー リ ン グ タ ッ プ の 加 工 仕 様
3.2.2. 皿 穴 の 加 工 仕 様
※六角穴付き皿ボルト(JIS-B1194)を使用したとき頭部が飛び出ないよう製作いたします。
ねじを通し、ねじが通ることを確認いたします。
3.3. 切断面仕様
3.3.1. 抜 き 方 向 の バ リ ・ か え り
3.4.1. 曲 げ 部 分 の 規 格 値 ・ 参 考 値
3.4.2. 曲 げ に よ る 膨 ら み
3.4.3. 曲 げ に よ る キ ズ
3.6. 透明樹脂加工仕様
3.6.1. 加 工 R の 取 り 扱 い
3.6.2. 透 明 樹 脂 の 寸 法 変 化
樹脂は金属に比べ、温度や湿度の影響で変形や寸法変化が起き易い材質です。
下記の通り精度保証をいたします。
・検査は温湿度管理された環境にて行っております
・精度保証は出荷時点の検査結果に基づくものとなります
3.7.1. 外 観 の 品 質 保 証 範 囲
3.7.2. 検 査 項 目
①板金・シムの寸法保証範囲
4.1. 材料特性
4.3.1. 塗 装 仕 様
環境に優しく耐候性に優れた粉体塗料を使用した塗装品です。厚膜塗装が容易なため、
塗装焼付工程が少なく経済性も良好です。カラーは標準 10 色(近似マンセル指定)から
選択いただけます。塗装面のツヤは近似マンセル N9.5 を除き、半ツヤになります。
近似マンセル N9.5 のみ全ツヤです。
4.3.2. 塗 装 品 の 穴 加 工 部
塗装時の吊り治具痕が残る場合があります。
4.4.1. 切 断 面
加工方法によって、切断面の外観は異なりますのでご留意ください。
(加工方法の指定はできません)
パーツ単位
★ネイティブフォーマット
Autodesk Inventor (.ipt), CATIA V5・V6 (.CATPart), Creo (.neu/.prt/.xpr), Pro/Engineer
(.prt/.neu/.xpr), Siemens PLM-NX (.prt), SolidEdge (.par/.pwd), SOLIDWORKS (.sldprt),
I-deas (.arc/.unv), iCAD SX (.icd)
★中間フォーマット
STEP (.step/.stp), Parasolid (.x_t/.x_b/.xmt/.xmt_txt),
ACIS (.sat/.sab), JT (.jt), PRC (.prc)
プロジェクト表示設定
: プロジェクト一覧の表示形式を切り替えます
(サムネイルによる表示、リストによる表示)
: プロジェクト並べ替えを設定できます
(プロジェクト名順、作成日順、変更日順、見積金額順)
: 1ページに表示するプロジェクト数を設定できます
検索ボックス、フォルダ一覧の機能については、以下の章で詳細を紹介しております。
5.7. プロジェクトの管理
5.7.1. 検索ボックスの使用
5.7.2. フォルダ機能
3D データのファイルをドラッグ&ドロップして下さい。
5.3.3. サ ー ビ ス の 選 択
アップロード後に、見積もりサービスを選択します。
板金部品を見積もる場合は、「板金部品」を選択します。
CAD データの読込が開始されてプロジェクトが生成されます。
【見積り条件指定を続ける】をクリックしてパーツビューを開きます。
5.3.5. パ ー ツ ビ ュ ー を 開 く
パーツビューを開いて、見積条件の確認・変更を行います。
パーツ名をクリックして下さい。
※ プロジェクトにパーツが一つしかない場合、この手順はスキップされます。
この章では、上記タブを使用した見積条件の変更方法を習得します。
数量をプルダウンから選択して、ご希望のお見積数量へ変更できます。
5.4.2. 材 質 ・ 表 面 処 理 を 選 択 す る
材質・表面処理をプルダウンから選択して、板厚に応じてご希望の材質・表面処理へ変更が
できます。
3D ビューワ上またはツリービュー上で、対象の穴をダブルクリックすると以下ダイアログが
立ち上がり、穴径によってご希望の穴種へ変更ができます。
5.4.4. (オ プ シ ョ ン ) お 客 様 注 文 番 号 を 設 定 す る
見積設定に、任意の注文番号(大文字英数字)を設定できます。社内で使用している管理番号を
割り当てる目的等でご利用ください。こちらは見積を確定した後でも、設定・変更できます。
5.5.1. 変 更 内 容 を 見 積 に 反 映 さ せ る
“見積をする”をクリックすると、変更内容が見積結果に反映されて確認が行えます。
見積内容が宜しければ“見積を確定する”をクリックして見積結果を確定させてください。
見積を確定した結果として、商品の型番と出荷日(及び実働日)、見積パーツの合計金額が表示
されます。ご注文いただく際には”注文へ進む”をクリックしてください。または、WOS 上に
直接型番(以下参照)を入力してご注文ください。
※ 修正したモデルは新たなプロジェクトとして作成されますので、元のプロジェクトは
そのまま保持されます
5.6.1. モ デ ル の 修 正 を 始 め る
曲げ部で板厚不均一が検出されると、ツリービューに“モデルを修正する”が表示されます。
こちらをダブルクリックするか、自動でポップアップする後述のダイアログから、モデルの
修正を行います。
5.6.2. 修 正 し た モ デ ル を 追 加 す る
“はい”を選択すると、自動修正されたモデルで新たなプロジェクトが元のプロジェクトと同じ
場所に作成されます。
自動修正されたプロジェクトは、「fixed_“元のプロジェクトの初期名称”」で作成されます。
こちらを開きます。
5.6.4. 見 積 を 再 開 す る
パーツの情報や、板厚規格外が修正されたことを確認しましたら、改めて見積条件の設定から
進めてください。
5.7.1. 検 索 ボ ッ ク ス の 使 用
検索ボックスに指定したワードがプロジェクト名/パーツ名/型番にヒットすると、以下の様に
該当するプロジェクトのみが表示されます。
ヘッダーで【FA 用メカニカル部品】を選択するか、空の検索を行うと元の表示に戻ります。
アップロード済みのプロジェクトをフォルダにまとめて格納して管理することが出来ます。
フォルダを作成するとフォルダ一覧に表示されるようになります。
フォルダ新規作成: 新たに、任意の名称でフォルダを作成できます
作成したフォルダはフォルダ一覧に表示されます
フォルダ一覧: 既存のフォルダが表示されます
フォルダを選択するとフォルダ内のプロジェクトを確認できます
フォルダへ移動: アイコン上をマウスでポイントすると、メニューが開きます
「フォルダへ移動」を選択すると、選択中のプロジェクトを任意
のフォルダへ移動させることができます
5.8.1. 3D ビ ュ ー ワ に つ い て
パーツビューでは、3D ビューワを使用してお見積中のパーツのモデルを確認できます。
表示内容は、設定で変更することができます。
ツールバー: フォントサイズの変更、画面キャプチャ等、便利機能を搭載しています
次項で詳細を解説しています
表示設定: アイコンをマウスでポイントすると表示設定のメニューが開きます
3D モデル形状の表示方法を変更したり、3D ビューワのテキスト情報の
表示/非表示を切り替える事ができます
3D ビューワの上部にはツールバーが配置されています。各機能の概要を紹介致します。
① 寸法追加、他関連機能
寸法が初期表示されていない箇所に、任意の寸法線を追加・削除できます。
② グループ穴分割
アップロード後にデフォルトでグループ化された穴を分割できます。
③ フォントサイズの変更
3D ビューワのフォントサイズを変更できます。
④ 画面キャプチャ
3D ビューワを画面キャプチャした画像ファイルをダウンロードできます。
姿勢は 3D ビューワで見えている通りとなります。
⑤ 簡易 2D 図
3D モデルの各方向のビューをキャプチャした上で、三角法で配置した画像
ファイルをダウンロードできます。
⑥ 体裁面を反転する
体裁面として指示する面を、反転させることができます。
次項より、これらのツールバーの機能の詳細をご紹介します。
[寸法追加]アイコンで寸法が表示されていない箇所に任意の寸法線を追加できます。
寸法追加アイコンを選択後、穴の中心や面を 2 箇所選択し、任意の方向に寸法線を
引き出してください。再度クリックして場所を確定する事で寸法線を追加できます。
※ 寸法保証範囲については、精度規格の許容寸法公差をご確認ください。
[寸法一括追加]アイコンで寸法が表示されていない箇所に、一括で寸法線を追加でき
ます。表示されるダイアログで OK を選択すると、初期表示されていない寸法線が
自動で引き出されます。
※ ただし、当機能で斜め面への寸法追加は行えません。
(次ページ参照)
[グループ穴分割]アイコンを選択して、グループ穴の分割を行えます。
補足:グループ穴について
meviy 板金部品では同じ径・同じ種類の穴が自動的にグループ化されています。
お見積の設定で穴種変更(通し穴⇔タップ穴等)を行うと、グループ穴全体での
変更が行われます。グループでまとめられた穴群の一部だけを対象に穴種を変更
する場合は、事前に [グループ穴分割] を行う事でご対応頂けるようになります。
上記がグループ穴の一例です。
このモデルで、グループ穴分割の手順例をご紹介します。
(2) 対象のグループ穴が選択されたら、既存のグループから外したい穴を選択します
※ 選択中のグループ穴は水色でハイライトされます
分割する対象として選択した穴は、青色でハイライトされます(下記)
(4) 以下メッセージを確認後、【分割】を選択します
(5) 分割された穴を確認します
この様にグループ穴を分割した後は、個別の穴単位でも穴種をご変更いただけます。
[画面キャプチャ] アイコンで表示中のパーツビューの画像を保存できます。
アイコンを選択すると画像ファイルが自動でダウンロードされます。
画角や、PMI 位置、フォントサイズ等は、全て画面上の表示に従います。
3D 形状のキャプチャ画像を元に、簡易 2D 図の画像を作成する機能を用意しております。
キャプチャが行われます。そのキャプチャ画像群を三角法で配置し、以下の様な
画像ファイルが自動でダウンロードされます。
お見積・ご発注頂いた製品の2D 図面がお手元に必要な場合等に、ご活用ください。
体裁面(濃いオレンジ)はデフォルトで認識された面となっています。よって体裁面が意図と
異なる場合には、反転させた上で、見積の更新を行ってください。
[体裁面を反転する] アイコンを選択して、体裁面の指示方向を反転できます。
※ 特に SUS304(片面#400 研磨)では、体裁面が研磨面となります。
パーツビュー画面にはショートカット機能が設けられております。キーボード操作だけで
3D ビューワの表示変更や、ツールバーの機能を使用することができます。
機能・動作 キーボード操作
寸法追加 w
寸法一括追加 [Shift] + w
PMI 削除 d
グループ穴分割 s
フォントサイズ拡大 [Alt] +↑
フォントサイズ縮小 [Alt] +↓
画面キャプチャ c
簡易 2D 図 [Shift] + c
画面にフィット [Ctrl] + f
アイソメ表示 [Ctrl] + i
パーツ表示拡大 [Ctrl] +↑
パーツ表示縮小 [Ctrl] +↓
meviy をご使用いただく際に便利なメール設定や、穴種の認識に役立つタップ識別方法などを
ご紹介致します。画面右上のアカウント名をクリックすると“ユーザー設定メニュー”が開き
ます。こちらから「ユーザー設定」を選択します。
①マウス操作設定
デフォルトで割り当てられているマウス操作・キーボード操作を、当設定で切り替える事が
できます。各 CAD の操作感に合わせた設定パターンを用意しております。当設定を変える
場合、【変更】ボタンを押して設定内容を保存してください。
メール設定では、meviy 使用中の各タイミングでのお知らせをメールで受け取るかどうか設定
できます。お知らせを受け取りたいタイミングにチェックを入れて、【変更】を押して設定を
保存してください。
③タップ識別方法設定
※ タップ穴の識別に関する詳細な仕様は、以下の章で解説しています。
2.2 穴認識の仕様
2.2.1. タップ穴の認識
※ ユーザー設定の”切削プレート設定”の内容は、切削プレートサービスの操作ガイド、または
詳細マニュアルをご確認ください。
meviy へアップロードして頂いたお見積案件(以降プロジェクト)は、ミスミアカウント毎に
管理されており、他のアカウントのユーザーがアクセスする事はできません。
同じ企業内のお客さま同士(または、同じお客様コードをご使用中のアカウント)であっても、
原則アクセスはできません。ただし、ご要望にお応えして、必要に応じてお客様同士の間で
プロジェクト・型番を共有するための設定をご用意しております。
以下に設定例をご紹介します。
共有プロジェクトの閲覧では、3D ビューワ、見積設定の内容、見積の結果、また生成された
型番をご確認頂けます。(下図参照)
●ご利用環境 ●見積もり対象CADフォーマット
iCAD
- iCAD SX(.icd)
●サービスに関するお問い合わせ窓口
PTC
●ご利用環境
株式会社ミスミ meviyサポート - Creo (.neu / .prt / .xpr)
OS: Windows 7/8/10 - Pro/ENGINEER (.prt / .neu / .xpr)
TEL: 0120-343-626
RAM: 1GB(推奨3GB以上) Siemens PLM Software
営業時間: 10:00~18:00 月曜日~金曜日
ディスプレイ:1,280×1,024(推奨1,600×1,200以上) - Siemens PLM-NX (.prt)
(祝祭日、お盆、年末年始は除く)
インターネット回線: 推奨100Mbps以上 - Solid Edge (.par / .pwd)
meviy
ブラウザ: は株式会社ミスミグループ本社の登録商標です。
Google Chrome(推奨) - I-deas (.arc / .unv)
Internet Explorer 11以上
その他の他社登録商標・商標をはじめ、記載されている
会社名、システム名、製品名は一般に各社の登録商標、
中間フォーマット
または商標です。
STEP (.step / .stp), ACIS (.sat / .sab), JT (.jt),
●ご利用環境
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