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私は新型コロナ感染拡大の始まった3年前から学校に通えなくなったが、最初の2ヶ月ぐらいはほとんど

家でゴロゴロしていました。もともと学校に行くのがあまり好きじゃなかったから、落ち込んだりはしな
かったが、自分の将来が不安で、毎日いろいろ考えすぎて、元気がなかったんです。ある日、叔母から電
話があって、日本語教室に誘ってくれました。叔母に「面白くないと思ったら、その時にやめてもいいし」
と言われて、何か言葉ができると、それがきっと将来のためになるだろうから、とにかくやってみようと
思って、日本語を勉強することにしました。日本語はレベルが高くなればなるほど面白くなるから、今は
上級まで頑張ろうと心に決めています。現在はまだ N 3レベルですが、こんな私でも翻訳の仕事の手伝
いができるんです。また、父の仕事はコンピューターを使って映画や動画の編集をすることですが、私も
前からコンピューターを使う作業に興味をもっていました。前は学校の勉強に忙しくて、習う時間もな
かったんですが、今は、登校できない日々をチャンスだと思い、まずは父にコンピューターの使い方を詳し
く教えてもらいました。それから、興味のあるグラフィックデザインをユーチューブを見て習っていたが、今
はおじに教えてもらっています。グラフィックデザインのソフトの使い方はほとんど習ったので、最近は3 D
モデリングの勉強を始めました。ソフトは何となく使えるようになったが、習ったことは練習しなければと
思って、叔母のミャンマー語テキストのデザインを作らせてもらっています。正直に言いますと、学校に
通っていたときの毎日より今のほうがもっと楽しめていると思います。学校に通っていたときは将来何に
なりたいのかが分からなく、それでもちゃんと学校に行って勉強していれば大丈夫だろうと思っていたか
ら、学校に通えなくなったときは自分にもう未来がないと思ってしまいました。今は私立学校に通い始め
た友達を見ると、羨ましく思わないこともないですが、そう思う暇があったら、もっと勉強しろと自分で自
分をしかります。学校に通って青春を楽しみながら、教育が受けられる日々もいつか私のところにやって
くるだろうが、今はそんなことも心配せず、興味のあることを学び続けています。「今を楽しんで、今を学
ぶ」、これがきっと今の私を将来に繋いでくれると信じて、頑張ってまいります。

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