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平成 二十 二年度 修 士論文要旨

、 ド イ ッ の >品“資
て 澪 留LK は 、﹃日本 語速 習 ﹄ を 執筆 す る際
ハンガ リ ー 語 で の最 初 の日本 語 の教 科 書 の成 立 に つい 、 口
ア ルベケ ル ・ア ンド ラー シ r一Os と いぅ 言 語学 者 の著 述 した ﹃実 用的 日本 文典 ﹄ ﹃日本
、 し
語 文典 ﹄、﹃日本 文 語 文典 ﹄ ﹃日本 口語体 系的 辞 書 ﹄ を参 照 た
。 、
ことが 明 ら か にな った ∽住OS は 例 文 と読 み物 を 日本 の書 籍
一九 〇 五 年 に ハンガ リー で ] 6N
∽a 斗 ︵ロジ ュ ニャイ︶ 出版
5 し 日 から 引 用 した ので、 そ の 一部 は ﹃日本 語速 習 ﹄ の会 話篇 と 文字
社 が 独 学 用 の ﹃外 国 語速 習 ﹄ シリー ズ の第 1巻 日と て ﹃ 本 、
。 め の

篇 に利 用 さ れ た 文法 説 明 は Pい02 に基 づ いて いる ので 印 欧
語速 習 ﹄ を 出版 した これ は ハンガ リ ー 語 で書 か れた 初 て 、 で、
。 は で 語 文法 の影 響 が 強 いが 著 者 は副 詞と後 置 詞 ・接 尾 辞 の章
日本 語 の教 科 書 であ る 本 稿 では ﹃日本 語速 習 ﹄ の著 者 誰
日本 語と 同 じく膠着 語 であ る ハンガ リ ー 語 と 対 照 し て説 明 を試

‐91‐
った
あ る か、 著 者 が ど のよう な資 料 を参 照 し て執筆 した か と い
。 みた と思 わ れ る。
成 立 の問 題 解 決 を試 みた 、
4ぺ︲ジ で、 そ の内 容 を 文法篇 。会 話篇 ﹃日本 語速 習 ﹄ に は誤 謬 と 不完 全 な 説 明 もあ るが ハンガ リ
﹃日本 語速 習 ﹂ は全 6
し 料 であ
来 ー 語 で書 か れ た初 め て の日本 語 の教 科 書 と て貴 重 な 資
・辞 書 篇 ・文字 篇 のよ う に 四 つの部 分 に分 割 す る こと が 出
日本
、 る。 り、 ハンガ リ ー 語 と対 照 し て説 明 しよう とす る点 で欧 米 の
る。 文字 篇 の 一部 を除 き 全 書 が ロー マ字 で書 か れ て い 。
苺9 貧∞R︲ もあ ︶ で、ブ ダ ペ シ ュト大学 語 の教 科 書 と異 な る性 格 を持 って いる
著 者 は 澪 営LK く”
、 、 ト 、 [

付記日本稿に基づく論文が 本誌第 2号 ︵
6 今号︶ に掲載された。
で哲学 と法 学 を学 び 、卒 業 後翻 訳者 作家 イ ラ ス レー ター

画家 、 書 籍修 復 師 な ど と し て生 計 を立 てた
、 日し
来 日 の有 無 、 日本 語学 習 経 験 に ついて情 報 はな いが 来
、 あっ
た ことが な くと も ブ ダ ペ シ ュト で 日本 人と接 す る機 会 が
、 を与 え
た と考 え ら れ る。 しか し 著 者 に ついてよ り多 く の情 報
、 現在 何 処 に所 蔵 さ れ て いる
ら れ る はず の 一九 二五年 の自伝 が
か 不 明 であ る。
ISSN 1345-1723

¨

芥川 文 学 の変 容 田鎖 数馬 ︵一︶


京 都 大学大学院文学研究 科国語学国文学研究 室
中村 ともえ
谷 崎 源 氏 ︶ 考 ︵二︶
︿ ︵一七 ︶
三嶋 潤 子

==¨ ="======="=¨
︱︱ ﹃潤 一郎新 訳源 氏 物 語﹄ 愛 蔵 本 に おけ る
改 訂 に 関 す る 調査 報告 ︵
続 ︶︱ ︱
=¨ ========"="="="==========¨

︿
谷崎源 氏﹀ 考 ︵
三︶ 中村 と もえ 二 五︶

支 學論

平成 23年 (2011)9月
﹃潤 一郎新 訳源 氏 物 語﹄ 愛 蔵 本 に お け る

改 訂 に関 す る調 査 報告 ︵
補 ︶︱ ︱

第 26号

豫 楽院 近衛 家 熙 公 年 譜 稿 ︵
四︶ 緑川 明憲 三九 ︶

¨

雌鰤 議肝 菊 池 三渓 自 筆 稿 本 国録 ︵
一一一
︶ 福井 辰彦 五七 ︶

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平 成 二十 二年度 修 士論 文 要 旨 ︵
九 一︶

ロジュ ニャイ ﹃日本 語速 習 ﹄ の


│コ 著 者 と 出典 に ついて ︰ >ごo庁o﹁ヽ
イこふ∽ 3

====="=""¨
芥川龍 之介 ﹁
切支 丹物﹂ の材源 ︵
二︶ 須田 千里 ①
︱ ︱ ﹃さ ま よ へる猶 太 人﹄︱ ︱

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