DeepL Proに登録すると、より大きなサイズの文書ファイルを翻訳できます。

詳しくは、www.DeepL.com/pro をご覧ください。

規制 基本的な裏付けとなる心理診断法（BAPD NIP
）

2009年2月5日にオランダ心理学者協会総会で採択され、2014年2月7日に改正され
、2020年10月1日に最終改正された。

2020年10月1日から有効です。

BAPD NIP規定、2020年10月 1
はじめに

本規定は、BAPD NIP（Basisaantekening Psychodiagnostiek van het Nederlands Instituut voor

Psychologen）を取得するために、申請者が満たすべき要件を定めています。心理診断学とは、人の
感情、認知、行動に関する記述を目的とした研究プロセスである。このプロセスの結果として、意
思決定、治療の実施、および/または助言がなされることがある。心理診断には、（インテーク）イ
ンタビューの実施、心理調査の実施、レポートの作成、フィードバックの提供などが含まれます。

心理診断学は、個人の生活に多大な影響を及ぼす可能性のある心理学の専門的応用である。したが
って、心理学者は、責任を持って心理診断学を実践するために、十分な理論的・実践的訓練を受け
る必要があります。BAPD NIPは、心理診断の分野におけるエントリーレベルの資格である。BAPD
NIPの所持は、心理士が一般的な心理診断の分野で必要な基本的能力を有していることを宣言するも
のとみなされるべきである。心理診断学のさらなる訓練と専門化は、修士課程終了後のプログラム
または特定のコースで追求することができます。BAPD NIPは、特定の心理診断行為を行うための認
可を証明するものではありません。

この規定の目的は、一般的に受け入れられている、根拠に基づいた枠組みに従って、心理診断学を
どのように教えるべきかを示すことである。

エスタブリッシュメント
1993年6月、NIPの会員総会で「心理診断学の基本的な標識に関する規則」が採択され、1994年1月1
日に施行された。この規則は、ザール委員会の勧告に従ったものである。この委員会は、心理学者が
研究の第一段階で心理診断学の十分な専門知識を身につけるべき方法を示したものである。これには
、さらなる現場志向の心理診断学トレーニングのための優れた基礎知識とスキルが含まれる。

2008年、NIPの委託を受けた広範な委員会により、現行規定の根幹に関わる意見が出されました。
その結果、規定の改定が行われ、2009年2月5日のNIP理事会で採択され、2009年6月1日に施行され
た。放送大学卒業生に対するBAPD NIPの委譲、10年規定の導入、理論要件の調整、BAPD NIPスー
パーバイザー登録の廃止により、2020年10月1日に新たな改定が行われることになりました。

BAPD NIP規定、2020年10月 2
レギュレーション 基本的な裏付けとなる心理診断 NIP
(BAPD社NIP規則)

第1章：一般

第1条：定義

eneral board：定款で言及されているNIPの一般理事会、BAPD

： Basic Authorisation for Psychodiagnostics NIPの こと；

committee: the committee Basisaantekening Psychodiagnostiek NIP；

講師・指導教官：認定大学に所属し、症例報告書の審査に署名する者；

intervision： 定期的なミーティングを行い、関係者の専門的な行動を平等に反映させる
ための体系的なアプローチを行う、 相互の品質向上のための形態です；

NIP：一般社団法人オランダ心理学者協会（NIP）の ことです；

statutes：NIPの現行規約 ；

スーパービジョン：スーパー バイザーの指導の下、スーパーバイジーが行う個人的な学習
プロセス。 スーパービジョンのミーティングでは、スーパーバイジーが
自身の学習プロセスや職業上の行動を振り返ることが 奨励され、自
己啓発と職務経験が直接的かつ相互に影響し合う；

supervisor:監督を受ける 人；

スーパーバイザー：スーパービジョン会議を統括する 者で、本規定で定める基準を
満たす 者。

第2条：目的
BAPDおよびBAPD NIPの規制は、以下を目的としています：
a. 一般的な心理診断の知識・技能のレベルを評価するための一般的に認められた枠組み
を作成する；
b. 一般的な心理診断に関する最低限の知識・技能を確保していること；
c. 心理学の学問的研究および各専門分野において、心理診断学への関心を確実に高める。

第3条：タスク
1. 理事会は、心理学の修士号を有する申請者に対する第2条の目的の実施を、第9条の規約を締
結したオランダ王国内の大学およびオランダ語圏のベルギーの大学に、また卒業後にBAPD
の取得を希望する者については放送大学に委任している。
2. により、第2条の目的の達成を図るものとする：
a. BAPDの発行に関する要望を決定する；
c. 大学の診断学教育プログラムを認定する；
d. BAPD発行の要請を決定する権限を持つ大学と定期的に協議を行う。

BAPD NIP規定、2020年10月 3
第2章：BAPD NIP委員会

第4条：構成
1. 委員会は、委員長を含む3名以上5名以内の委員で構成されます。
2. この委員会は、心理学の中のさまざまな専門分野を代表する広範な委員会である。
3. 委員は、NIPの会員であり、BAPDを保持し、できれば（指導）監督者であり、心理診断の
分野における専門知識と心理診断法の適用に関する豊富な経験を有することが望ましい。
4. 委員のうち1名は、一般的な心理診断の分野で大学講師としての豊富な経験を有しているこ
とが望ましい。

第5条：任命
1. NIPの一般取締役会は、委員長を含む委員を3年の任期で任命します。
2. 会長を含むメンバーは、その後、3年間、1回だけ再任される資格があります。

第6条：セクレタリー
1. 委員会は、委員会に属さず、議決権を持たない秘書によって補佐されています。
2. 秘書はNIP事務局から任命されます。
3. 秘書は、上位の登録に基づくBAPDの依頼を処理することを任務とする。
4. 幹事はBAPDの登録簿を管理する。
5. 幹事は大学と連絡を取り合い、大学への委嘱業務の見直しを準備する。
6. 委員会の事務局は、NIPの事務所に置かれています。
第7条：意思決定
1. 委員会は多数決で決定する。
2. 委員会の意思決定は、3名以上の委員が出席した会議においてのみ行うことができる。

第8条：ハードシップ条項
個々の事案においてBAPD NIPの規定を適用した結果が、規定の趣旨に照らして著しく不釣り
合いである場合、委員会は、これらの規定から逸脱することを決定することができます。

第3章：デレゲーション

第9条：委任状
1. NIPは、同委員会が認定した心理学の学士号および修士号を提供する大学に、BAPD発行の権
限を委譲しています。
2. 委任は、NIPと当該大学との間で締結される誓約書によって行われます。
3. BAPDを発行する権限を委任された大学は、当該大学で心理学の修士号を取得した申請者に
対してのみ、BAPDを発行することができます。
4. 当該大学がBAPDを発行するのは、心理学修士号取得時または最長9ヶ月以内です。
5. 卒業後にBAPDを取得するために、NIPは放送大学と協定を結んでいます。
.

BAPD NIP規定、2020年10月 4
第10条：診断プログラムの認定
1. BAPD発行の権限が委譲された大学の診断プログラムは、委員会の認定を受ける必要があ
ります。
2. 診断プログラムの認定は、第11条およびその付属書に記載されたBAPDの発行条件に基づ
いて行われる。
3. 大学は毎年、認定診断プログラムに変更があったかどうか、また変更があった場合
はその内容を委員会に報告する必要がある。
4. 第3項の診断プログラムに変更があった場合、委員会は認定を更新するか否かを評価する
。
5. 委員会は、研修機関を訪問する権利を有する。

第4章：BAPDの発行について

第11条：BAPD発行の手続き
申請者は、大学での認定修士課程中に、または卒業後、放送大学の個別ルートでBAPDを取得す
る。条件については、第12条を参照のこと。

第12条：BAPDを取得するための条件
1. BAPDを取得できるのは、以下の条件を満たした申請者のみです：申請者は、以下の条件を
満たしています。
a. は、付録Aに記載された方法で、心理診断に必要な知識・技能を習得した；
b. は、付録Aに記載された方法で、少なくとも200時間の監督された心理診断業務
を行った；
c. 付録Bに記載された方法で作成された、BAPDを発行する機関に提出されたスーパーバ
イザーが承認した3つのケースレポート；
d. は、付録Bに記載された方法で、20時間以上のスーパービジョンに参加した。
2. 心理士を卒業した日が、個別進路を開始する日から10年以上前の場合は、10年ルールで対
応可能です。条件については、第13条を参照してください。
3. 同規則の付属書 A および B は、BAPD 規則の不可欠な部分を形成しています。
第13条：10年ルールの条件
心理士として卒業した日が個別パスウェイの開始日より10年以上前の場合、放送大学の個別パス
ウェイ内の10年スキームを利用してBAPDを取得することができます。
申請者は、以下の場合に10年スキームの条件を満たします：
1. 過去 10 年間に証明できること：
a. 心理診断の分野における学術的な継続教育を100時間以上受け、そのうち50％は委員会が
認定した継続教育および研修であること（証明書および参加証明書により確認可能）。
b. 心理診断の分野で750時間の実務経験（履歴書と雇用者の声明で証明可能）。
2. 申請者は3つの症例報告書を提出した：
a. は、BAPDガイドラインに従って実施されたか、その時点でBAPD症例として症例報告
をサインオフした（認定）トレーニングコースからの声明がある；
b. を付録Bの要領で作成し、放送大学に提出し、審査を受ける。

第14条：BAPDレジスタへの追加
2018年12月より、BAPD取得者の個人データ（氏名、生年月日、卒業大学、BAPD取得日など）
は、AVGの忘却権に訴えない限り、NIPの名簿Basisaantekening Psychodiagnostiek（基礎心理診
断士）に保管することになりました。

BAPD NIP規定、2020年10月 5
第15条：権利放棄
委員会は、申請者が以下の条件のいずれかに該当する場合、必ず心理診断士登録基本署名への登
録を進めるものとする：
a. 個別医療専門職法（BIG）にいう医療心理士名簿に登録されていること；
b. 個別医療専門職法（BIG）にいう医療心理士という基本職の専門家登録のいずれかに
登録されている者である；
c. 児童・青少年心理士名簿NIPに登録されている；
d. 児童・青少年心理専門家登録NIPに登録されていること；
e. Stichting Kwaliteitsregister Jeugd（SKJ）のYouth Quality Registerに、児童・青少年心理
学者SKJとして修士課程修了後に登録されていること。

第5章：最終規定

第16条：BAPD規則の存続期間および改正について
1. BAPDのレギュレーションは無期限で有効です。
2. 一般理事会は、BAPD規程の改正を決定することができる。
3. 改正の決定は、一般取締役会が改正案について委員会に意見を求めた後でなければ実施
することができません。

第17条：発効
本規定は、2009年2月5日にオランダ心理学者協会（NIP）の一般理事会によって採択され、2020
年10月1日に最終改正された。本規則は、「BAPD 規則」として引用されることがある。

BAPD NIP規定、2020年10月 6
付録A．BAPD NIPのための理論的・実践的な要求事項

1. 一般
BAPD を取得するためには，申請者は，心理診断の分野において十分な理論的能力を有していなけ
ればならない。これは、申請者が以下の2.及び3.に掲げる知識及び技能を習得している場合、いかな
る場合においても同様である。

理論パートの学習負荷は、合計で27EC以上（2参照）。この学習負荷は、心理学修士号を取得中の
申請者が大学ルートでBAPDの取得を希望する場合と、すでに心理学修士号を取得している申請者が
放送大学経由で申請する場合で同じである。これらはカリキュラムの要件であり、すなわち、記載
された単位数について、申請者は記載された科目のコースワークに出席していなければならない。
インターンシップなどの実務はこれとは別です（4.を参照）。

2. 理論部分の構成要素
心理診断の知識とスキルの要件は、以下の構成要素を含み、合計で27EC以上である：
• 心理診断の理論的知識（EC5～8範囲）；
• 本人に関するデータの収集：診断用インタビューの実施、診断用測定器の採取（4～8ECの
範囲）；
• 心理測定学と意思決定科学（5～8ECの範囲）；
• 心理診断に関する理論的知識を応用できること（EIS 1で命名）：診断サイクルの実施-テ
スト受験以外-、内省と倫理（EC6-9の範囲）。

3. セクションごとのコンテンツ
理論部分の構成要素の内容について、申請者は以下の能力を有している。

心理診断学に関する理論的知識（要件1）
(注：この知識を応用すると請求項2〜4に帰着する。)出願人は、持っている
：
• 心理診断学の歴史と現在の発展に関する知識。
• 心理診断の多様性（例：仮説検証型と仮説創出型、個人中心型とシステム中心型、問題
駆動型と強度駆動型、プロセス診断型とケア診断型）の知識を持ち、長所と短所、使い
やすさと限界、有用性について考察できる。
• 目的、有用性、限界、規制・経験サイクルの知識。
• 一般的な質問と調査タイプの区別（認識、説明、指示、予測、選択、割り当て）の知識を
持ち、適用と限界について考察できる。
• 様々な専門分野/フィールドで最も一般的な診断の質問と実践に関する知識。
• 分野横断的な構成要素または診断横断的な要因（例：人格発達、文化的影響、知能、対処
、生命機能、実行機能など）の基礎知識
• 心理診断におけるさまざまなデータ収集源に関する知識を持ち、それぞれ有用性と限界に
ついて考察することができる。
• 健康な行動の発達/特徴、および精神病理学の発達/特徴に関する基本的な理論的知識を有し
ている。
• 診断の意思決定に使用される、自身の専門分野／領域内の主な理論モデルに関
する知識
• 診断薬を取り巻く法的・倫理的側面に関する基礎知識。

BAPD NIP規定、2020年10月 7
本人に関するデータの収集：診断用インタビューの実施、診断用測定器の採取（要件2）
(注：解釈と報告は要件4で扱う）診断面接のためのスキル：
申請者が持っている：
• 診断のための会話において、様々な会話テクニックを自ら名乗り、認識し、応用するための
基本的なスキル。
• 診断の会話で適切な観察を行い、診断のプロセスに含めるための基本的なスキル。
応募者は、できる：
• コンタクトにおける会話術の効果を基本的に振り返り、可能な代替表現を考案する
。
• 基本的なインタビュー技法を、クライアント（または調査対象者/組織/システム）の
能力および状況に応じて効果的に適応させることができる。
• 自分の専門分野に共通する様々なタイプの診断面接（例：インテーク、アウトカム面接、診
断面接）を基本レベルで実施することができる。
診断用測定器を取るためのスキル：
申請者が持っている：
• 自分の専門分野に共通する各種の診断用測定機器を、少なくともすべての心理診断領域（
パフォーマンステスト、質問紙、観察機器など）を網羅して、1回で実施、採点、解釈、報
告できる基本的なスキルを有している。
• 試験検査中に関連する観察を行うための基本的なスキル。

サイコメトリクスと意思決定科学（要件3）
注：「方法・技術」「統計学」の一般科目はここに含まれません！申請者は持っています：
• 古典的および現代的なテスト理論から重要な概念を知っている。
• 様々な形の妥当性、信頼性、利用可能な標準の有用性など、心理学的特性に関
する知識。
応募者は、できる：
• COTANの仕組みについて基本的な知識を持ち、心理測定特性に基づいた機器の品質を基本的
なレベルで評価することができる。
• 測定器の心理測定特性と結論の妥当性・範囲との関係について考察する。測定器の心理測定
特性の限界を、収集したデータの解釈と意味に「翻訳」する。

診断サイクルの実施-テスト受験以外-、内省、倫理（要件4）（心理診断学の理論的知識は要件1に
名を連ねる：）
応募者は、できる：
• 案件のヘルプや診断のための質問を見極め、形にする。
• 理論モデルや経験的なデータに基づいて、自分の専門分野内の一般的な疑問に対して、個
々のケースヒストリーに対して適切な仮説を立て、基準を検証することができる。
• 研究成果に基づき、仮説の可否について論証し、意見を述べ、結論・意見について考察す
ることができる。
• 脆弱性や問題点、保護要因や強みに着目して統合的なイメージを形成し、収集したデータと
理論・経験則に基づく仮説を評価し、結論を出してクライアントに助言する。
• 口頭と文書で報告する。
• 診断プロセスのステップを振り返る。申請者は
• 判断や意思決定において陥りやすい落とし穴やバイアスに関する知識を持ち、診断
の文脈でそれらを認識することができる。
• 診断学を取り巻く法的・倫理的側面に関する知識を持ち、それらを個人に関する診
断学の文脈に置き換えることができる。

BAPD NIP規定、2020年10月 8
4. 実践的なインターンシップ
BAPDを取得するためには、申請者（スーパービジョンの文脈ではスーパーバイザーと呼ばれる）は
、心理診断の分野で少なくとも200時間のスーパービジョン業務（実習）を行っていなければならな
い。この文脈では、「心理診断学」は単なるテスト研究ではなく、より広く解釈されるべきである。
例えば、インテークの文脈で（半）構造化面接や苦情のアナムネシスを実施することも含まれます。
BAPDを申請する際には、インターンシップや雇用者の声明によって、この業務を証明します。

BAPD NIP規定、2020年10月 9
付録B．BAPD NIPを目的としたスーパービジョンとケースレポート

1. 一般

実習では、申請者は3つのケースを選択し、規則、より具体的には本付属書第3項に記載された方法
で開発を行います。
スーパービジョンは、スーパーバイザーの指導のもと、スーパーバイジーの個人的な学習プロセス
を含む。スーパービジョンのミーティングでは、スーパーバイジーが自身の学習プロセスや職業上
の行動を振り返ることが奨励され、自己啓発と職務経験が直接的かつ相互に影響し合うことになり
ます。
選ばれた3つのケースの心理診断に関するスーパービジョンは、合計20時間以上、様々な可能な方法
（ライブコンタクト／ビデオ通話／テストの実施／レポートの確認など）で行われ、規則、より具体
的にはこの付録の第2項に記載されている条件を満たしています。
必要な監督時間は、複数人で埋めることができます。
スーパービジョンは、BAPDの申請時にスーパービジョン・ステートメントによって証明される。

2. 20時間のスーパービジョン

a. スーパーバイザー選択

スーパーバイジーは、自分に適したスーパービジョンの形態を選択することができます。選択する形態は、
以下の通りです：
1. 個人スーパービジョン（最低20時間）；
2. グループ・スーパービジョン：スーパービジョンのグループは、最大3人のスーパーバイザ
ーで構成される。2人のスーパーバイザーで構成されるグループの場合、少なくとも30時
間、3人のスーパーバイザーの場合は少なくとも40時間のスーパービジョンがフォローさ
れている必要があります。

多くの場合、大学の講師兼スーパーバイザーとインターンシップ先のスーパーバイザーの両方がスー
パービジョンを行っています。講師・スーパーバイザーは、ケースレポートを承認する最終的な責任
を負います。講師兼スーパーバイザーは、大学の手続き、インターンシップ先での適格なスーパーバ
イザーの有無、大学・インターンシップ先・申請者間の合意事項によって、純粋に評価する役割から
集中的に監督する役割まであります。監督の一部を有資格の監督者に委ねる場合、その監督者は以下
の条件の少なくとも1つを満たすものとする：
• NIP委員会「心理診断学の基本的な署名」によって認められたスーパーバイザー資格（遅くと
も2022年1月1日まで）。
• 医療心理士または臨床（神経）心理士のBIG登録。
• 監修児童・青少年心理士登録 NIP
• 児童・青少年心理士NIP登録／登録心理士NIP登録
• 登録心理士NIP/雇用・組織NIP登録
• スーパーバイザー登録 NVO Orthopedagoog-Generalist
• NVO Orthopedagoog-Generalistとして登録。
• は、関連する業務分野における心理診断学の実証可能な豊富な実務経験と専門知識に基づい
て、免除されます。免除の決定は、BAPDを発行する大学の裁量に委ねられる。

以下の場合、スーパーバイザーとして活動することは許されない：
1. 監督者と被監督者の間に、家族法上の関係、同等の関係、または経済的パートナ
ーシップが存在する場合；
2. スーパーバイザーとスーパーバイジーは、雇用関係にある。

b. 指導教員の役割と課題

BAPDの枠組みの中で、（講師）スーパーバイザーは、一般的な心理診断の分野における知識と技能
のレベルの開発に関連する個人的な学習プロセスにおいて、スーパーバイジーを指導する責任を有し
、これをインターンシップ先のスーパーバイザーに多かれ少なかれ委任することができるものとしま
す。

BAPD NIP規定、2020年10月 10
教師）スーパーバイザーは、BAPD規則の規定を遵守するための共同責任を負う。

ティーチング）スーパーバイザーは、BAPDに必要なケースレポートの書き方をスーパーバイザーに
指導する。指導は、以下の点に重点を置いて行われます：
a. ケースの内容品質
b. 報告書のデザイン・構成
c. ケースレポートが規定に従って満たすべき正式な要件。

報告書については、スーパーバイザーが独自に調査した実際の事例に関するもので、BAPDの要件に
照らして十分なレベルのものでなければならず、これは監督声明に記録されなければならない。

認定された大学は、BAPDの発行プロセスの品質を確保する責任を負う。承認されたすべての症例報
告は、関連大学の指定された最終管理者によって、実質的および科学的な品質について審査される
。この結果、（1つまたは複数の）症例報告が（暫定的に）却下される場合がある。適切な場合、申
請者は、当該大学の規則に従って、BAPDの資格を維持するために調整する機会を与えられることが
ある。

3. 3つの症例報告

a. ゼネラル
3つの症例報告は、質問と心理診断ツールによって、できるだけ広い分野をカバーする必要がある。
ケースレポートは、提出時点で2年以上前のものであってはならない。希望により、認定大学は、3つ
のケースレポートのうち1つについて、ストラテジー・アサインメントという形で、文献調査を伴う
的を絞った研究計画を用いることができる（指示書は各大学に請求することができる）。ケースレポ
ートの種類に関する要件については、特に3.d.項を参照されたい。

BAPDは、一般的な心理診断の知識と技能を対象としている。非臨床と臨床の心理診断の区別はない
。したがって、両者のケースレポートは同じ形式をとり、非臨床と臨床の両方で適用可能な用語で要
素を示している。ただし、要素を説明する際には、必要に応じて文脈によって用語の区別を行う。

報告する場合、原則として「検査使用一般基準」（NIP, 2017）が有力である。しかし、診断の意思
決定プロセスの検証可能性を目的として、報告は他の追加的な要件を満たす必要がある（3.2項、3.3
項参照）。症例報告は、研究結果に基づく結論や提言が、疑問や診断仮説とどのように結びつくのか
、また、この点に関して科学的・専門的評価からどのようなコメントができるのかが明確になるよう
な書き方であるべきです。報告書の要素は、診断の意思決定プロセスの中で行われたステップに関連
するものである。報告書は、診断医が（臨床）実践に関連する知識源を責任を持って使用したことを
明確にする必要がある。これらの知識源は、関連する研究分野の理論的・経験的知識、関連する領域
の診断検査に考慮された機器群、非武装の（臨床）判断と推論におけるエラーとバイアスに関する知
識、ガイドライン、プロトコル、ケーススタディに記録されている専門家の経験的知識である。検討
、選択、決定を明確にするために、使用した文献を参照する。また、クライアントやプリンシパルに
対する口頭および書面による報告とその方法にも注意が払われている。以上のような要件から、
BAPDの報告書は、実務で一般的に作成される報告書とは異なります。ケースレポートは、生得点と
参考文献を除き、最大7000ワードで構成される。

b. 事例報告の要素
ケースレポートには、以下の要素が含まれています：
1. クライアントデータ

BAPD NIP規定、2020年10月 11
 2. しゅつがんりゆう
3. インテーク
4. 研究計画
5. かんそう
6. 研究
7. 総括と統合的見解
8. 結論と助言
9. 評価
10. りんりがく
11. 添付書類

以下、各要素の内容を簡単に説明する。以降のセクションでは、診断プロセスについて、内容および
プロセスの両面からさらに詳しく説明する。

1. クライアント情報
年齢、性別、家族構成、職場・学校の種類、研究環境、届出人など、案件に関連するすべての個人デ
ータを含める必要があります。組織による課題の場合、依頼者は（潜在的な）従業員であり、通常マ
ネージャー、ディレクター、人事アドバイザーが代表を務める組織が、届出人および依頼者として行
動する。組織による譲渡の場合、依頼者は組織の代表者または依頼者である。情報のプライバシーの
機密性を考慮する。データが匿名化されていることを明示する。機関名や（クライアント）組織名を
使用しない。家族の名前、調査日、生年月日、職業、地名などを削除または調整する。

2. 応募・譲渡の理由
応募理由や課題などを数文で記載しています。
3. インテーク
研究開始前に、申込書、紹介状、転送されたファイルデータ、インテークアンケート、およびクライ
アントまたは本人との（電話）インテークインタビューで得られたデータから、すでに判明している
データの概要を数文で説明すること。苦情経験（現在の苦情/問題に対する主観的見解）、苦情/問題
の経時的経過、関連するアナムネティックデータまたはクライアントの見解について説明する。イン
テーク・インタビューの最後には、クライアントの不満やクライアントのビジョンに沿った具体的な
要望や質問を述べる。

4. 研究デザイン
各（ヘルプ）質問について、質問と研究タイプを示す。これには、3.4節の表1の分類法を参考にし
てください。3つのケースの合計で、少なくとも3つの質問タイプを提示すること。顧客・依頼者の
不満や質問に基づき、そこから導かれるいくつかの仮説とリサーチクエスチョンを立てる（この例
外については、3.5を参照）。これらは、科学的な文献や発表された事例、経験的な知識などを参考
にすること。仮説やリサーチクエスチョンをどのように調査するのかを示す。質問票、テスト、観
察法、インタビューなどの手段を用い（3.6節の表2参照）、場合によってはケースファイル分析で
補う。測定器は、心理学的品質や対象領域との関連性によって異なる場合がある。ケースごとに少
なくとも2つの方法を導入し、3つのケースの合計で、3つの方法のそれぞれを少なくとも1回は使用
する。
仮説やリサーチクエスチョンごとに、結論に至るために満たすべき基準（評価基準）を明記する。関
連する場合は、リサーチツールの使用（または使用しないこと）に対する考慮と選択について議論す
る。これは、特に、（心理学的）品質が限定的な調査ツールを使用する場合や、調査ツールがもとも
と意図され、標準化されたものとは異なる（文化的）背景を持つクライアントを扱う場合に関連する
ものです。

5. 観察・感想
印象」の下に、調査中にクライアントが人としてどのように提示するかについての最初の印象と観察
を記述する（外見、接触、姿勢、訴えの提示と調査員から喚起される感情、意図しない混乱に対する
クライアントの反応など）。

BAPD NIP規定、2020年10月 12
研究状況）、「観察」では、研究・テストの指示に対するクライアントの反応や課題の遂行状況な
どを対象とした観察を行う。ここで注意すべき点は、クライアントの認知機能だけでなく、感情や
情緒的な反応、感覚や運動機能なども含まれます。観察結果は、印象的で、質問の答えに関連する
ものだけに言及する。ポジティブな所見」と「ネガティブな所見」の両方が、観察と印象に関連し
得ることに留意すべきである。最初のカテゴリーは明白な現象を含み、2番目のカテゴリーは、まさ
にそれがないために目立つ現象に関わる（例えば、重度の記憶障害の自己申告例で、以前の研究接
触からの詳細情報を予想を超えて再現する能力など）。結果（3.3節の図1）を解釈する際には、観察
や印象が他の研究結果とどの程度一致しているか、あるいはどの程度矛盾しているかを、常に体系
的に評価する必要がある。特定の仮説を検証するために（より構造化された）観察法が使用される
限り、これらは研究方法の一部である。その場合は、「研究」の項（3.2.6）で説明する。

6. 研究内容
各研究課題および仮説について、各研究機器の結果を記載すること。該当する場合は、標準スコアと
信頼区間を記載し、その意味を説明する。ここでは、マニュアルにある資格をコピーするだけでは不
十分である。結果の解釈において、観察結果をどのように考慮したかを示す。結果が事前に設定され
た評価基準にどの程度合致しているかを示す。どの仮説が受け入れられ、拒否され、あるいは保持さ
れるかを述べ、正当化する。

7. 統合的なイメージ
記述的診断において、知見と研究結果を互いに関連付ける統合的な絵を策定する。この絵を包括的な
解釈の枠組みとして提示し、統合をサポートするために使用された知識ベースに言及する。図式に当
てはまらないデータを含めることで、過度なまとまりを避ける。

8. 結論とアドバイス
リサーチ機器の結果と統合的なイメージに基づき、結論が導き出され、介入やさらなる研究の可能
性について提言がなされます。

9. 評価
このセクションでは、このケースの診断プロセスをどのように扱ったのか、また、その中であなたに
とって重要な学びの瞬間は何だったのかについて、洞察を示してください。言い換えれば、あなたの
ケースを包括的な視点から見ることが求められているのです。診断プロセスを経る中で、あなたの個
人的な学習や機能について振り返ることになります。何が難しく、なぜそう思ったのか？どのような
気づきがあったのか？そして特に、「次回は何を変えてやるか？これには、例えば、専門知識（の程
度）、クライアントシステムとの関係、異文化の側面、スーパービジョンにおけるフィードバックへ
の対処と学習、検査機器の選択とその解釈、選択した行動指針の正当化／説明など、あなたが遭遇し
たであろう専門的・個人的な限界や境界線が含まれるかもしれません。

10. エシックス
このセクションでは、このケーススタディで倫理的な問題にどのように対処したのか、また、この中
であなたにとって重要な学びの瞬間は何だったのかを明らかにする必要があります。このセクション
では、職業倫理をこのケースに関連付ける。これには、専門家としての責任、クライアントに対する
平等な扱いと開放性、診断士としての役割の明確化、クライアントのプライバシーと機密保持の権利
の尊重、自身の専門知識の限界の遵守などが含まれます。また、心理測定上問題のある測定器の使用
、ベストプラクティス診断法や国のガイドラインからの逸脱、測定器の標準的な投与、採点、解釈の
逸脱、結果を歪める要因の存在、生じた複雑な質問など、研究自体の弱い側面や複雑さがもたらしう
る結果やその対処にも注意を払うことができます。

BAPD NIP規定、2020年10月 13
11. 附属書
解釈プロセスの評価に必要なテスト結果（標準化スコア（デシル、パーセンタイル、Tスコア、IQ）
、信頼区間など）については常に言及し、（マニュアルと異なる場合は）どの基準が使用されたかを
明示する。解釈と結論が読者にとって透明で検証可能である限り、報告書そのものだけでなく、付録
でもよい。APAガイドラインに従って、文献を参照すること。参考文献は、報告書の付録に記載され
ている。

c. 診断のステップの説明
診断のプロセスは、当然ながら登録から始まり、アドバイスの検討で終わります。この開始点と終了
点の間には、診断者の立場からすると、「考える」と「実行する」の切り替えが定期的に行われるプ
ロセスがある。検討とは、仮説を立て、データを解釈し、適切な調査手段を選択し、結果を統合する
ことである。Doingとは、Consideringの結果、決定されたことを実際に実行することである。診断プ
ロセスの大まかな流れは、ケースレポートのアウトラインに反映されます。このアウトラインでは、
通知の理由（診断プロセスの開始）に続いて、インテーク、リサーチデザイン、調査（それに伴う観
察・印象）、統合的なイメージ、結論とアドバイスという見出しが付けられています。これらの見出
しは、診断プロセスの主要なステップを表しています（図1参照）。必要に応じて、主要なステップ
は繰り返され、更新された結果の結論からプロセスはさらに完成されることになります。これらの主
要なステップを構成するサブステップは、ケースレポートの要素を説明する際にすでに暗黙のうちに
扱われており、さらに詳しい説明の中でも述べられています。念のため、ケースレポートの基礎とな
る診断プロセスのステップを、図1に示します。

診断プロセスのステップは、その性質上、観察、帰納、演繹、テスト、評価の段階からなる経験的サ
イクルの基本的な方法論の図式の中で順序付けることができます。アプリケーションとインテークは
、研究デザインを練るための出発材料（観察）を提供します。最初のステップでは、理論的・経験的
な枠組みを選択し（帰納）、それに基づいて検証可能な仮説を立てます（演繹法）。研究の実施によ
り、仮説は検証され（テスト）、その結果は質問に照らして要約され、統合される（評価）。ちなみ
に、診断実務は、科学研究を一直線に実施するものと見なすことはできないことに留意する必要があ
る。ここで重要なのは、経験的サイクルの精神に則って仕事をすることである。そのプロセスは、行
動科学（研究方法論、統計学、心理測定学、意思決定理論など、これらの科学の中で開発された一般
的な支援分野を含む）に可能な限り固定されています。さらに、診断に関わる問題の性質を考慮し、
利用可能な科学的ツールの使用を通じて規律付けが行われる。課題研究は、課題研究のルールに従っ
て実施されるべきであり、例えば、過小評価研究のルールに従ってはならない。診断者は、関係する
質問タイプ（認識、説明、表示、選択、割り当て）のそれぞれについて、適切な理論的、経験的、方
法論的知識の集合体に訴えます。例えば、問題行動の分類体系やそのために開発された道具の知識ベ
ースは、臨床現場での認知診断の過程では適切な要素ですが、生徒を異なる校種の間で分けなければ
ならない割り当て研究には関係ありません。問題行動の探索的診断では、知識ベースは、確立された
基準（例えば、対応するインタビューに基づくDSMシステム内の問題行動の分類）に従って問題行動
を記述し分類するために開発された方法からなる。瞳孔割り付けの研究では、知識ベースは、差分予
測性を持つことが示された変数、使用された予測モデル、および関連する変数を適切に評価するため
に開発されたツールで構成されています。

BAPD NIP規定、2020年10月 14
図1：症例報告モデルによる診断プロセスのステップ

アプリケーショ
↓
インテーク
↓
入手可能な情報をもとにしたアプリケーションの分析
↓
クライアントの認識／クライアントビジョン
↓
質問
↓
研究計画
↓
質問と研究タイプの決定

確認応答文表示選択割付
↓↓↓↓↓
理論的・実証的な知識ベースを導くための論証された選択
↓
仮説とリサーチクエスチョンの策定
↓
楽器の選択
↓
評価基準の設定
↓
研究計画書の作成
↓
研究内容
↓
研究計画を実行する 仮
説を検証する 結果を解
釈する
↓
統合画像
しゅつがんりゆう
↓
質問
↓
リサーチクエスチョン別研究結果
↓
方向性のある理論的・実証的な知識基盤の説
明を含む、相互関連性のある調査結果の解釈
。
↓
結論と助言
↓
研究課題の解決に向けた結論
↓
研究または介入に関する推奨事項を含む、当初の疑問に対
する結論の意味合い
↓
研究評価・倫理の限界
BAPD NIP規定、2020年10月 15
d. (ヘルプ）質問、診断質問、調査タイプ
非臨床では、通常、助けを求めることはなく、個人または組織であるクライアントが質問する。質問
は、組織や特定の個人に関連することもあります。質問は、クライアント（個人または組織）の正常
な発達と発展に関するものである。ヘルプの質問は、混乱した発達や問題のある発達に関連するもの
です。"私の子供に最適な学校のタイプは何ですか？"、"この応募者は仕事の要件を満たしていますか
？"は、非臨床的な質問の例です。"私の子供はディスレクシアですか？"や "問題を解決するためにセ
ラピーが必要ですか？"は、臨床的なヘルプクエスチョンの例である。ヘルプ）質問に答える際に、
役割を果たすのはヘルプ質問の内容だけでなく、ヘルプ質問に答える際に関わる診断質問のタイプや
種類も重要です。
私の子どもはディスレクシアなのでしょうか」というヘルプの要求は、リーディングとスペリングの
領域の内容に関するもので、質問の性質上、問題や障害の認識の要求と特徴づけることができます。
このヘルプの質問は、認識不足の質問として特徴づけられるため、認識不足の研究が必要である。ヘ
ルプの質問 "What is the best type of school for my child? "は、表示（この場合は学校のタイプ）の要
求として類型化することができる。質問の性質上、調査の意図するところは明らかである。ヘルプク
エスチョン「私の子供はディスレクシアなのでしょうか」は、単一質問の一例である。実際には、調
査は1つの単一のヘルプクエスチョンに答えることに限定されるかもしれません。より多くの場合、
複数の（ヘルプ）質問が存在する。複数の（ヘルプ）質問は、異なる質問と対応する調査タイプに関
連しています。クライアントや依頼者が複数の（ヘルプ）質問をそのように紹介することも起こりま
す。質問 "チーム内に生産に影響する緊張感があるのか、もしそうなら緊張感を減らすためにマネー
ジャーとして何ができるのか？"は、認識する質問（チームに緊張があるのか）、説明する質問（緊
張が生産に影響しているのか）、指示する質問（緊張を緩和するために何をすべきか）を連続して含
んでいます。また、最初の（ヘルプ）質問は一見単数だが、議論しているうちに、単数の（ヘルプ）
質問の背後に、他の（ヘルプ）質問が多数あることが判明することもある。母親の「うちの子はどう
したんでしょう」という相談は、質問型、調査型に相当する単発の相談といえるでしょう。インテー
クの過程で、母親は、両親の関係の問題が子どもの成長に与える影響や、家庭内の緊張が次第に母親
にとって過重になってきていることなど、より多くの問題を心配していることが判明することがある
。母親は今、自分の子供がどうなっているのか分からないだけでなく、自分自身もどうすればいいの
か分からないのです。最初の助けの質問（「うちの子はどうしたんだろう」）を認識することで、少
なくとも1つの説明的な質問（「私や私たちの人間関係の問題が、うちの子の問題の原因になってい
るのか」）と2つの指示的な質問（「うちの子はどうすれば一番助けられるのか」「家族の緊張に対
処するために、私はどうサポートすればいいのか」）を策定することになるのです。表1の（ヘルプ
）質問の例は、質問と研究のタイプによって分類されている。表1の（ヘルプ）質問は、単一の（ヘ
ルプ）質問である。これらは、1つの質問と対応する研究タイプの中に分類することができます。

BAPD NIP規定、2020年10月 16
表1：質問・調査タイプによる（ヘルプ）質問の分類

質問-研究タイプ 成長（ヘルプ）質問（開発・キャリア・組 (ヘルプ)質問(開発/キャリア/組織の崩壊また

織）編 は脅威)

了承 - 私のチームには、眠っている／根底にあ - うちの子は数学に障害があるのでしょうか
るコンフリクトがあるのでしょうか？ ？
- この人は自閉症スペクトラム障害な
のでしょうか？
せつめいてき - この生徒は思ったより早く上達してい - その人の精神障害は、罪状に働いてい
ます。これは新しい先生のおかげでしょ るのか？
うか？ - 保護者によると、その子はとても引っ込
- チーム内のどのような緊張が生産に影 み思案なのですが、先生は他の子との違い
響するのか？ に気づかないそうです。それはなぜなので
しょうか？
- この方の集中力の問題は、事故の影響
なのでしょうか？

指示詞 - チームメンバーを次のレベルに引き上げ - このディスレクシアの子どもには、集中

るためには、どのような介入が必要なのか 治療が適切か？
、あるいは望まれるのか。 - TBSの表記はありますか？

選ぶ - このポジションに最も適した応募者は誰 - このような場面で認知療法の形式が最も
ですか？ 有効なのは、どのようなクライアントで
しょうか。

わりつけ - この人に部門のリーダー的な役 - ウェイティングリストのお客様のうち、次

割を任せてもいいのだろうか？ に短期治療を受けるのはどのお客様でしょ
- 他部門への配属の対象者は？ うか？

e. リサーチクエスチョンと仮説
リサーチクエスチョンとは、クライアントの質問（ヘルプクエスチョン）と結びついたテーマ固有の
質問であり、診断者が自身の経験や文献の知識、これまでに収集したデータに基づいて重要と考える
質問を拡張したものである。したがって、「この子はディスレクシアなのでしょうか」というような
一つのヘルプクエスチョンが、診断者に追加的または代替的な学習や発達の問題（例えば「この子は
言語に問題があるのでしょうか」）をも調査するよう求めることがあります。その場合、研究課題は
「この子はディスレクシアなのか」ではなく、「この子はディスレクシアや他のタイプの学習や発達
の問題があるのか」となります。リサーチクエスチョンの正当性は、そこで精緻化された研究仮説に
定式化され、診断者は経験的、理論的、経験的な知識に基づいて、ケースに関して問題の仮説が妥当
であることを示す。この例では、診断者は言語発達の問題を疑い、以下の2つの研究仮説を立てた。
仮説1：教師によると、この子どもは数学に問題はないが、読解とスペリングに問題がある。おそら
くディスレクシアが存在する。仮説2：アナムネシスによると、この子の言語発達は遅く、困難な状
態で始まった。学校での授業にはついていけ、指示もよく理解できるが、語彙が少なく、年齢からす
ると簡単な文章でしか話せない。表現性言語障害があるかもしれない。

一般的に、診断研究の仮説は、個々のクライアントの特性に基づいて帰納的に生成される。これは、
控えめな仮説、説明的な仮説、示唆的な仮説に関しては、臨床診断でも非臨床診断でも同じである。
例えば、クライアントとの面談で、ある従業員が仕事が複雑化した後にミスをするようになったこと
が判明することがある。履歴書に記載されている当該社員の特徴から、例えば次のような（説明的）
研究仮説が考えられます。

BAPD NIP規定、2020年10月 17
を策定することができました：この社員は、タスクシフトや組織再編によって仕事が複雑になった後
、より多くのミスをするようになった。履歴書を見ると、MAVOに続いてMBOの前歴がある。現在の
ポジションはHBO+レベルである。おそらく、この従業員は認知的に過負荷になっているのだろう。
クライアントを事前に定義された基準に基づいてスクリーニングする、選択または割り当てに関して
は、ケースは異なります。リサーチクエスチョンがあっても、帰納的な仮説はない。このような場合
、研究仮説を語ることは人工的であり、診断士は研究質問と関連する基準に限定することができる。

f. インストゥルメント：手法と領域
表2は、心理診断機器の方法と領域による分類を示したものである。この分類は、心理診断機器の分
類法として一般に受け入れられているものがないため、実用的なものとみなすことができる。3つの
基本的な方法（1.パフォーマンスタスク、2.自己報告、3.評価と観察）が区別され、それぞれの方法
の中にいくつかの領域がある。
検査使用に関する一般的な基準に従い、「品質」と「関連性」の一般的な条件が満たされていれば
、心理診断機器を使用することができる。検査機器の品質は、検査委員会（COTAN）による十分な
評価によって証明することができ、また、そうでなければ心理診断医が正当化できるものでなけれ
ばならない。関連性の原則とは、診断上の疑問に対する回答に寄与する可能性が高い機器の選択を
指す。ただし、BAPDの申請には、いくつかの追加ルールがある：
- 1ケースにつき少なくとも2つの方法を導入し、原則として3ケースの合計で、3つの方法のそれぞれ
を少なくとも1回は使用する。ただし、状況によっては（広範な／構造化された）自己申告が不可能
または望ましくない（例えば、（精神）年齢が低すぎるため）。その結果、この方法の使用を減らす
ことができるのであれば、評価の中でそれを正当化する必要がある。その際、この情報源を欠いた場
合の結果について、実質的な考察を行う必要がある。このような場合、少なくとも親族（教育者、保
護者等）の、クライアントの苦情に対する認識について報告書に含めることが推奨される。
- 例えば、パフォーマンスタスクには、自己報告法（社会的望ましさ、限られた自己洞察力など）と
は別の潜在的な妨害要因（疲労、失敗への恐怖など）があります。また、信頼性や妥当性という点で
も、展開された資料は異なっており、（心理学的に）強い資料ほど、発言や結論がより強固で設定さ
れている可能性があります。原則として、心理学的に強い資料から得られた知見は、心理学的に弱い
資料から得られた知見よりも、より中心的な考察に値します。
- ドメインの使用に関しては、表2は、3つの方法のそれぞれについて、質問と特定の診断設定に応じ
て、1つまたは複数のドメインを適用する選択の自由が提供されるように設定されている。1つのメソ
ッドにつき、1つのドメインで十分な場合もあるが、特定の症例の質問には、その特定の症例に対し
て複数のドメインを展開する必要がある場合もある。

BAPD NIP規定、2020年10月 18
表2：テスト方法とドメイン

方法 ドメイン 事例※1
1.パフォーマンス インテリジェンステスト WAIS、WISC、RAKIT、GIT Raven、KAIT、な
タスク ど。
神経心理学的課題・機能検 TMT、Stroop、BADS、15-W、CFRなど。
査

モーター研究 MABC、KTK、MOT'97など。

ディダクティブタスク CITO、AVI、TVK、EMT、Clapper、DST-Nl、PI
ディクテーションテスト、算数のレベルテストな
ど
組織的なパフォーマンスタス デジタルメールボックス演習、Clues、
ク Utopia、MCS、経営シミュレーション、
Highlight、Sea Viewなど。

2.自己申告 クレーム志向／問題志向 SCL、BDI、YSR、PMT、DEXアンケート、

CFQ、CIS、SVL、VBBA、VOS、ASK、（仕事
上の）ストレス・エネルギー源、など。

パーソナリティです：
a. オムニバス a. DAPP、MMPI、NPV、NEO、BIP、OPQ
b. 特異点 b. UCL、SIG、PMTなど。

価値観・考え方／ウェルビ BIT、ZKM、BZO、ドライブアンケート、
ーイング Kidscreen自己申告、SDQ自己申告など。

ファミリー/システム NOSI（K）、FRTなど。

3.評価・観察 行動学的評価（一般） a. の情報提供者です：CBCL、TRF、SCHOBL-R

・解釈 、
BRIEF、DEXアンケート、VISK
b. professional：ABC方式など。
行動学的評価 分類 a. インフォーマントAVL
/精神病理（DSM- IV-TR b. プロフェッショナル：（半）構造化面接（
基準） MINI、DIVA、SCID、Spek interview、CAS）
等。

リスクアセスメント HCR、SVR、PCL-R、SAVRY、SAPROF

行動観察 ゲーム観察（GORS）、学校観察、シミュ
レーション/ロールプレイ（インバスケッ
ト）、交渉/評価/コンサルティング
/コーチングインタビュー、プレゼンテー
ション、ファクトファインディング、トレ
ーニング/レッスン、（戦略）ライティン
グ課題、ABCチャート、KINDL-R、LLRV
、キッドスクリーン情報員など。

組織的なアセスメント BASAM、NIPG、MTO、WEB-Monitorなど。

投影素材 / 表現課題 ZAT、TAT、ロールシャッハ、SIT、PFT、など

。

* 記載されているタスクは一例であり、この表は網羅的なものではなく、また、心理診断士が使用する目的に
対して、これらが最良、あるいは良い機器であることを意味するものではありません。使用している略語の
説明については、心理診断士のマニュアルやCOTANドキュメントを参照してください。

BAPD NIP規定、2020年10月 19
g. 統合的なイメージ
統合された画像は、要約の域を超えています。先に報告された情報の様々な構成要素が、今度は簡潔
なケースフォーミュレーションにリンクされ、統合される。統合的なイメージによって、診断者は、
厳密な意味での研究結果だけでなく、クライアントに関する利用可能なすべての情報が含まれる、い
わば個々のケースの理論を設計する。統合的なイメージは、これまで報告されてきたデータの範囲を
、診断者によるアレンジと解釈の結果である全体から眺めるという意味で、推測的なものです。例示
的な例です。診断士は、ある人が過緊張の期間後に仕事を再開できるかどうかを確認する作業に直面
する。その人の機能は、ある製品の需要の予期せぬピークと谷を特定し、供給ロジスティクスを調整
することである。任務の結果、診断士はクライアントに、当該人物が仕事で満たさなければならない
要件について確認しました。また、インテークでは、本人の職業上のキャリアや家庭の状況、復職の
可能性に関する希望についても相談に乗りました。そして、文献や実際の経験に基づき、診断士は当
該者の性格（感情的な不安定さ、外向性）と認知能力（知能）に関するいくつかの研究質問と仮説を
立てました。統合図では、インテークデータ（職務要件、本人のキャリアと期待、家庭環境）と研究
結果（情緒性、外向性、知能）を簡潔に述べ、これらのデータの相互関係や相互作用からその結果を
解釈しています。例えば、避けられない時間的プレッシャーと職場の上下関係、過去の失敗経験、復
職への非現実的な期待、理解できないパートナー、低・中程度の知能レベル、高い外向性と情緒不安
定性の組み合わせは、同じ人が時間的プレッシャーを調整しやすい仕事をし、職場の関係が同僚であ
り、理解あるパートナーのサポートを求めることができる組み合わせの場合とは、当該者の可能性に
対する異なる洞察をもたらす。どちらの場合も、統合的なイメージは、遭遇した条件の組み合わせが
その人の機能に及ぼす影響の説明で構成される。可能であれば、これらの説明の妥当性は、経験的研
究、理論的洞察、文書化された実践的知識、および自身の実践的経験を参照することで裏付けられる
。

BAPD NIP規定、2020年10月 20