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(1)本門暦 21 年(2021) 12 月 16 日 本 門 正 宗 (毎月 16 日発行) 定価一部 200 円 第 414 号

本門正宗は、本佛の魂魄の留まる『本因妙大本尊』常在まします、富士山本門寺の宗号
であり御金言「在世四十二年並びに法華経迹門十四品に之を秘して説かせ給はざりし大
法本門正宗に至って説き顕わし給うのみ」(如来滅後五五百歳始観心本尊抄)の趣意に依
るもので「三大秘法抄」に「三国並びに一閻浮提の人懺悔滅罪の戒法のみならず大梵天
王・帝釈等も来下して踏給うべき戒壇なり」と仰せ述べられている処であります。
月刊
編 集 本門正宗宗務院
発行所 宗教法人太平教団
禁無断複写転載
〒 244-0004
横浜市戸塚区小雀町 1226
tel :045-852-8521
fax::045-852-8522
富士山久遠常在院本門寺法主上行院日了上人
観心本尊抄に曰く「当に知るべし此の四菩薩折伏
を現ずる時は賢王と成って愚王を誡責す」の態

アルゼンチン会員からの質疑に応える
―本門の広宣流布―
=く =
日了大聖人の説法
二〇二一年十二月十二日、南米アルゼン
チンの会員よりお便りがあり、「南無妙法
蓮華経」について、隣国のチリのメンバー
達から尋ねられました。御指導ください。
① 南無の意味は?
② なぜ私たちはそれを長く唱えるのか?
③ なぜ本尊のマークに妙法が書かれているの
か?妙法の意味が不可分であることを示唆
していますか? (参考図案の添付)
④ 妙法の意味はなんですか?
⑤ なぜ妙詠唱は長く、法は短いのか?
⑥ 蓮華経の意味は?
⑦ なぜ蓮が長く、華が短く、經が短いのか
⑧ 遠くチリにまで到達した本門題目の意義
は?
A、右の八項目は新しい信徒の質問の内容と
思われますのでお答え致します。

一、南無の意味は?
A.南無に関して一般的仏教界では、
「本尊への帰命」と称していますが、本門正
宗では、人類文明の古典であるスメール文明
で生命を司る神とされた「アン」デンギルの
実態は妙法蓮華経、即ち「ア」は五十音の初
の発声であり、「ン」は最終の閉じる音声で、
この組み合わせの中に生命の意志は全て含ま
れるのである、故に、「アン」の発声音を全生
命を司る象徴神とした。
二、なぜ私たちはそれを長く唱えるのか?
A.南無、全てである故に全ての事象を己を
取り込むように南無「ナアーム」と発声し
大気と己の気を一体とする為である。
故に、本因妙大本尊の「南無」には、「南」の
頭の部分に左写真の「神璽」=人類の生命に
対する願いを象徴化した最初の形が付与され
ています。
ています。
神璽

本因妙大本尊

三、なぜ本尊のマークに妙法が書かれているの
か?妙法の不可分であることを示唆している
のか?
A.妙法は「不二」、即ち、不可分で、それ故に
点は、「」を表現しています。
他門ではふすべ点と称して意味不明です。
四、妙法の意味はなんですか?
A.妙法とは物質の極限の最少質量で「法華経
寿量品」には「一塵一劫我成仏已來」と示さ
れています。即ち、生命体の本質を法華経で
は、「妙」と云う質量に具すエナジー波を
「法」と名付け表しているのです。
故に日蓮大聖人は「妙法」に鍵カッコを付け
不二、即ち、一体となし、色心の分離不可を
現したのです。
冨士(不二)山本門寺とは、生命の眞実を
明に教えるという意味です。他門の教学では
色心分離・妙法分離であり、故に死して体は
失なはれ、霊魂は分離し今世に留まると云う
教説が殆どであります。
五、なぜ妙詠唱は長く、法は短いか?
A、生命の姿形とは、妙という質量に具わる
エナジー波が形成することは、ド・ブロイ博士
の近代物理論に依って五〇年程前に世に知られ
る様になり、人類は既に三〇〇〇年以上前にそ
れを知り妙法蓮華経と生命の働きを表現してい
たのです。
妙とは物質の極限の質量であり、
法はその質量に具するエナジー波でありま
す。
六、蓮華経の意味は?
A、蓮の「 」の部位は自然の生命を現して
います。
七、なぜ蓮が長く、華が短く、經がながくなる
のか?
即ち、「蓮」とは、妙に具す法というエナジ
ー波に依って連鎖するという物理の道理を
表現しています。
「華」とは、生命が左右上下のバランス良
く形成された姿を示していますが、
その体形は、一刻〱の時の変化により、少し
づつそれぞれの環境に即した変化を遂げてい
るのです。
「経」とは、過去・現在・未来の三世とい
う生命体系は完全に連がっているという意味
で、生命の連鎖行為の永遠性を述べ大局的に
捉えた絶対物質量の不変を表現し,それを基
本とした道理であり、
即ち、生命を根本とした教えと云うことです。
八、遥か遠距離チリまで到達した本門の意義は?
A・日蓮大聖人は、文永十年(一二七三)年、
顕佛未来記を著され、その文中に、

「月は西より出でて 東を照らし、
日は東より出でて 西を照らす。
佛法も又以って是の如し、
正・像には西より東に向かい
末法には東より西に往く。」
と御予言されています。
従前に他の日蓮宗経団を通しての法華仏教
は「名体宗用教」と云う天台智者の論で、天
台智者は、『妙法蓮華経入疏』に「所言妙者
妙名不可思議也」と答えています。
最初の妙が理解出来ずに妙法蓮華経の全体が
正しく解読可能でありましょうか?
結果、天台智者の如来寿量品の文低秘は、
「名体宗用教」の五重玄となりました。
我レ慈父と自覚された日蓮大聖人は、
「妙体宗用教」と示されたのであります。
妙体とは、「本因妙大本尊」様を示され、
宗とは、本因妙大本尊を宗(根本)とな
す、その用と教であり、
即ち「五重玄」では無く、「三大秘法」なの
であり、正しく全世界の人々の生命を救済す
る事が出来るのは
此の「本因妙大本尊」様にのみ末法の五濁悪
世を正し、全世界の人々の生命を救済する事
の唯一可能な「本門題目」と称するエナジー
波が籠められているのであります。

地涌の声
小野寺日了先生との出会い
静岡県文化財調査員 故 山口 稔 氏

小野寺先生が日達猊下
(日蓮正宗総本山、大石寺
第六十六世法主)に初め
て御会いになられた時、
日達猊下は「お師匠さん
きていたらさぞお喜びであったのに」と非常
に残念がっておられたとの話でしたが、私の日蓮
宗富士門流の「宗門史」研究も既に三十年になり
ますが、「宝匿印塔」の返還交渉などで日達猊下に
報告などをさせていただいた折に、
「山口さん、日目上人の御子孫で小野寺直さんと
いう方が深く宗門史を研究されている。会ってみ
ませんか。」と何度もお話があったが、日達猊下は
突然御遷化になられました。
その後、在る人物を介して冨士市のホテルで初
めてお会いした。日達猊下から小野寺先生の富士
門流の「宗門史」に関する造詣の深さは聞き及ん
でいたが、特に小野寺家に代々語り継がれて来た
という大石寺に関する物語は、此れ迄の私の富士
門流の宗門研究の疑問点の殆どを解決するに充分
であった。
小野寺日了先生は昭和六十年度より日蓮大聖人
のご遺命に随って、その出世の本懐、
「本因妙大本尊」を根本として正統血脈の仏法を
現在布教されている。その合間、時折り富士にお
見えになりご先祖の史跡を調査されている。先日
も前記の沼津市東井出を御伴して調べた処、前年
の士詠山大泉寺の調査に依る小野寺左京(長寿院)
の位牌や墓石、種々の遺品の発見に次いで、今度
は富士門の古文献に「大石寺の三箇の重宝」
日蓮大聖人の御影
円城寺申狀
後醍醐天皇の下し文
を秘かに隠し伝えていると記録されている「東台
がいと・東光寺」の遺跡を発見することが出来た。
この東光寺に富士門流の伝説では一時期「本門
事の戒壇の大本尊」を隠し込めたと伝えている。
それは、私が富士門流の「宗門史」研究を志す
動機となっている。一閻浮提の御座主、日目上人
の御産館の正嫡であり後醍醐天皇の正統であらせ
られる小野寺左京と左京建立の士詠山大泉寺。
日蓮大聖人の出世の本懐、「本門戒壇の大本尊」
様が今、日目上人ご産佛館の正統血脈であられる
日了上人のもと、富士山本門寺に再出世あそばさ
れ本門正宗として広宣流布し始まったと云うこと
に当然の思いを深めている一人です。(中略)
富士山本門寺機関誌(四一三号より)
マレーシア・馬來西亜信徒
Mr Lee K ee Ming
蓮藏坊日目上人之富士大石之原法華寺依上人
的天奏,伏願、今上皇帝、宝祚万歳・征夷将
軍・武運長久、天下泰平・国土安穏、風雨順
時・五穀豊穣、災害悉除・会識快楽・尽未来
際・広宣妙法・無辺妙界・平等利益・本門精
舎・三嗣法明謹誌・元亨元(一三二一)年二月
九日返答を受け再参上奏の結果、
嘉曆三年<一三二八>十一月廿一日,
後醍醐天皇勅宣。
(本門之寺勅願所旨)云之勅宣所賜。
(本門之寺勅願所旨,任支證被
聞食訖奉祷,爾四海泰平可抽精誠者,
天氣執達如件,
嘉曆三年十一月廿一日
(權律師)
富士山久遠常在院本門寺成立,
日蓮大聖人(三大秘法禀承事) 示,戒壇者,王法
佛法冥,佛法王法合,王臣一同,本門之三秘蜜
法持,將由有德國王,覺德比丘之昔日行儀,乃
往重現末法濁惡之未來時出現,三國並一閻浮提
的道場信仰的完成。
並本佛樣 (法華経如來壽量品)示,
此大良藥御示完成全世界的衆生救濟的大良藥,
即(我レ慈父)之立場自覺日蓮大聖人顯。
(文永十年(一二七三)四月即(如來滅後五五百歲
始觀心本尊抄)所著示,这當是大本尊,廣宣流
布於時明確顯示,弘安二年(一二七九)年十月十
二日造立。(本因妙大本尊)作為,開眼完成,確
實地至如今,廣宣流布之時,理當是西曆二零零
零年即是,本門元年恭迎日蓮大聖人的佛法即佛
教的正統思想及和傳持之系譜至今日至經過,揭
明顯示澄清所思。
今日,佛教各派傳來,如來,即是釋迦出生於
印度,佛教的教祖作為佛教史的説明的歷史。
另外一方面日蓮大聖人顯,释迦是個人名的代名
詞,了解你等所依据教義,容易為人解答, 開示
者行為是釋迦,區別佛教的意識之原點即中華的
西域,天山山麓的月氏(周)族明芽產生,其文
化意識即日月信仰誕生信仰之象徵,天照大神的
魂魄作為月氏之玉 (神壐)造立,其祭司者的文
化之意識,但其次第的生命即妙法蓮華經意味着
科學的思考集大成區別意識。天照那是全人類 幽
明 漸進清澈意識,月氏之佛的象徵即 (神壐)明
鏡,還原月氏周族之正法徵。周族周巡各部落之
間生存環境條件,人与人之間互相扶濟為要,弱
肉強食禁止,人類史之本,天皇所称完成達日本
所至,類此思想的集大成的流程,它的究極即日
蓮大聖人的佛法所称。日蓮大聖人示(顯佛未來
記)中,
(月自西出照東,日自東出照西,佛法又以如是,正像
自西向東,末法自東往西) 御示,因此神壐溶化於周族的
傳統之魂魄正統傳承,日蓮大聖人持。(法華経如來壽量
品)示(是時其父)之立場 我レ慈父 意味着如來御自
覺緣起造立御開眼完成 (本因妙大本尊)樣貌全世界的
(我レ慈父)作為日蓮大聖人的魂魄。(法華経如來壽量
品)示(我今當設方便) 法華経自我偈 示(方便) ,
(本因妙大本尊)现涅槃,而實不滅度常在此(本因妙大
本尊)說法,我常住於此(本因妙大本尊代表) (方) ,即
是,長方形之板。(我) ,日蓮大聖人御自我御本之魂作
多刻畫達入,本因妙大本尊樣。
富士山本門寺機関誌(四一三号より)

総本山 一月(睦月)主要行事
年始の行事
⦿大晦日・元旦二十四時~一時半程
=元朝祝祷祈願・四方杯=
⦿一月一日~三日迄(賀詞交換会)
⦿一月十五日天長節
新春御説法会
●一月十六日(第三日曜)午後一時~三時
***************
※尚、天長節につきましては、信徒皆様との打
ち合わせの上、詳細を決めたいと存じますので
ご協力の程お願い致します。(宗務院)

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