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翻訳 1

BÀI DỊCH TUẦN 3

「郷に入れば郷に従え」(郷に入っては郷に従え)
外国人留学の皆さんが日本に来てみると、女性の夜の一人歩きもあまり危険でな
いとか、写真撮影が禁止されている場所もほとんどないとか、街には一年中公衆電話
や自動販売機が表に出ていることに気付き驚くことでしょう。また、テレビや新聞等
の報道内容などに驚くことも少なくないと思います。
このように、日本は安全で自由で人権などが比較的よく尊重された国です。しか
し、一方で社会的ルールをよく守り、個人個人の良識の上に成り立つ社会であること
も知る必要があります。
留学生の皆さんはこれまで生活してきた故郷と文化も気候も生活習慣も違う日本
で生活するわけですが、日本には昔から「郷に入らば郷に従え」という諺があります。
人は新しく住むことになった土地の風俗習慣に従って生活すべきだといった意味で
す。
新しい土地には特有の風俗や習慣があり、早く知り早く従う心掛けが必要です。
ただ、全ての風俗や習慣に必ず従い守る必要があるわけではありませんので、次のよ
うに区別して考えた方がよいでしょう。
① 必ず従わなければならないもの
② 時と場所により使い分けてもよいもの
③ 一応しておく必要があっても、必ずしも従わないで済むもの
安全ルールや家庭ゴミの出し方などは必ず従わなければならないルールです。食
事は必ずハシを使わなければならないものではありません。留学生だけの私的な食事
の場合には母国の習慣に従い指で食べてもよいものです。ただ、他の日本人も同席し
たレストランではハシなどを使うほうがよいでしょう。
日本人は宗教と食事の関係についてほとんど知識を持っていません。イスラム教
の留学生が、豚肉入りのハムやソーセージなどを出されても食べられないことを知ら
ない人も多いのです。
このような場合には、日本人からご馳走された場合であっても、理由を説明すれ
ば食べられない義務を守ることは失礼になりません。
どのような場合に従い、どのような場合に従わなくてよいのかは、意識を持ちつつ日
本で生活を送っていくうちに自然に分かるものと思います。

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