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Lesson 2

LabVIEW 基本操作

TOPICS
A. LabVIEW プロジェクト G. ブロックダイアグラム
B. 仮想計測器 H. パレット検索
C. VI の構成要素 I. ツール選択
D. LabVIEW 起動 J. データフロー
E. プロジェクトエクスプローラ K. VI の試作
F. フロントパネル L. LabVIEW ヘルプについて
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A. LabVIEW プロジェクト

• プロジェクト
– LabVIEW 関連ファイルの統合
– ターゲットにアプリケーションを
  ダウンロード
• プロジェクトの保存
以下の情報をプロジェクトファイル
(.lvproj) に作成
– プロジェクトへのリファレンス
– 構成情報
– ビルド情報
– 配置情報

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B. Virtual Instruments (VIs) --- 仮想計測器
LabVIEW のプログラムは、
オシロスコープなどに外観や動作が類似しているため
Virtual Instruments  又は  VI と呼ばれています

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C. VI の構成要素

LabVIEW VI は、三つの要素を含みます
• フロントパネル
• ブロックダイアグラム
• アイコン / コネクタ

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C. VI の構築要素 – フロントパネル

• VI のユーザインタフェ
ースです

• 制御器(入力)と表示
器(出力)から構成され
ます

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C. VI パーツ– ブロックダイアグラム

• グラフィカルソースコード
、「プログラム」部分を表
します

• フロントパネルに配置し
たオブジェクトがブロック
ダイアグラムに表示され
ます

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C. VI パーツ – アイコン / コネクタ
• VI をサブ VI として使用で
きます
• サブ VI とは、 VI の中で
使用される別の VI です(
他のプログラム言語の
関数やサブルーチンに
類似)
• VI をサブ VI として使用
するには、アイコンとコネ SubVIs
クタの設定が必要です

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C. VI パーツ – アイコン
• フロントパネルとブロックダ
 イアグラムの右上に表示さ
 れています
• アイコンは、サブ VI として VI
 を使用した際の表示として
 使用されます
• アイコンは、イメージとテキストの両方を含む事ができます
• デフォルトアイコンはアイコン内に数値を表示しますが、この
数値は LabVIEW を立ち上げてから開いた新規 VI の数を表し
ています

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C. VI パーツ – コネクタ
• VI をサブ VI として使用す
るには、コネクタの設定を
行う必要があります
• コネクタは、 VI 内の制御
器、表示器に対応するタ
ーミナルです
• コネクタは、フロントパネ
ルの右上にあるアイコン
を右クリックしてアクセス
できます

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D. LabVIEW 起動

• ブランク VI 又は
、プロジェクトか
ら立ち上げる
• 既存の VI やプ
ロジェクトを開く
• テンプレートを
開く

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D. LabVIEW 起動
• 新規プロジェクトを開く際、空のプロジェクトを選択し
ます
• 新規ブランク VI を開きたい時は、スタートアップウィ
ンドウのブランク VI を選択します
• テンプレートで開くにはテンプレートから VI より開き
ます
• 新規プロジェクト、新規ブランク VI 、テンプレートは「
ファイル」メニュからも開けます

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D. LabVIEW 起動– テンプレート

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D. LabVIEW 起動– 既存 VI を開く
• スタートアップウィンドウまた
はファイルから既存 VI を開
きます
• このコースで編集する VI は
以下のディレクトリにありま

 ¥デスクトップ¥ Exercises
• VI をロードしている間、右の
ようなロード画面が現れます

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E. プロジェクトエクスプローラ

• LabVIEW プロジェクトを作成 / 編集する為に、


プロジェクトエクスプローラを使用します
• ファイル→新規プロジェクトを選択して表示し
ます
• スタートアップにて、新規→空のプロジェクト
を選択して開く事もできます

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E. プロジェクトエクスプローラ

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Demonstration

Project Explorer

プロジェクト上でファイルの追加や削除を行います
GOAL

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F. フロントパネル プロット凡例
アイコン
メニュバー

ツールバー 制御器パレット
トグル
スイッチ

波形グラフ
のラベル

波形グラフ

スケール
凡例
グラフパレット

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F. フロントパネル – 表示器と制御器

• 制御器
– ノブ、ボタン、ダイアル、数値制御器など
– 計測器への入力パラメータと同様な扱いであり、
ブロックダイアグラムへデータを出力します
• 表示器
– グラフ、 LED 、温度計表示器など
– 計測器の出力と同様の扱いであり、ブロックダイ
アグラム上で生成、集録された値を表示します

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F. フロントパネル – 数値制御器 / 表示器
• 数値データタイプは、整
数や実数を表すことがで
きます

増分 / 減分ボタン 数値制御器

数値表示器

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F. フロントパネル – ブール制御器 / 表示

• ブールデータタイプは、 True 又は、 False ( ON 又
は、 OFF )の状態のみを表します
• ブール制御器と表示器を使用し、ブール値  True 又は、
False  を使用できます
• ブールのオブジェクトには、スイッチ、ボタン、 LED があり
ます

ブール制御器 ブール表示器

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F. フロントパネル – 文字列
• 文字列データタイプは、 ASCII を使用しています
• パスワードやユーザネームといったテキストデータを扱
うことができます

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F. フロントパネル – 制御器パレット
• フロントパネルを構成する
制御器 / 表示器が用意さ
れています
• 表示→制御器パレットを選
択して、制御器パレットを表
示できます
• パレットの中の区切りをカ
テゴリやサブパレットと呼び
ます

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F. フロントパネル – ショートカットメニュー
• すべてのオブジェクトには
、ショートカットメニューが
あります
• ショートカットメニューへの
アクセスは、オブジェクト
上で右クリックです
• フロントパネルやブロック
ダイアグラムのオブジェク
トの外観や動作を変更で
きます

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F. フロントパネル – プロパティダイアログボック

• フロントパネルのオブジェ
クト上で右クリックし、ショ
ートカットメニューからプ
ロパティを選択
• プロパティダイアログボッ
クスの選択項目は、ショ
ートカットメニューの選択
項目に類似しています

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F. フロントパネル – フロントパネルツールバー

VI が実行中であることを表します。これは、実行
VI がメイン VI でサブ VI ではないことを示してい
ます
サブ VI として実行されている VI であれば、左図
の様なボタンが表れます
左図の様なボタンが出ている場合、 VI は構築
中であり、実行できない事を示しています

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G. ブロックダイアグラム
ツールバー

ブロックダイアグラムは、以下のものを含みます :
• ターミナル
• サブ VI
• 関数
• 定数
• ストラクチャ
• ワイヤ

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G. ブロックダイアグラム – ターミナル(端子)
• フロントパネルのオブジェクトは、ターミナルとしてブロ
ックダイアグラムに現れます
• 入出力の箇所でフロントパネルとブロックダイアグラム
間のデータの受け渡しを行っています
• テキストベースプログラミング言語のパラメータや定数
に類似しています
• ターミナルのタイプは、制御器 / 表示器のターミナルと
ノードターミナルを含みます

足し算関数のノードターミナル

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G. ブロックダイアグラム – ターミナル
• 制御器 / 表示器のターミナルの外観をアイコン / デー
タタイプターミナルのどちらかで表示する事ができます
• ターミナルを右クリックし、アイコンとして表示をクリッ

アイコン ターミナル データタイプターミナル

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G. ブロックダイアグラム – ノード
• ノードはブロックダイアグラム上で入出力を持ち
、 VI が実行された際、動作するオブジェクトです
• テキストベースプログラミング言語のステータス、
演算子、関数、サブルーチンに類似しています
• ノードは、関数、サブ VI 、ストラクチャになりえま

関数 サブ VI ストラクチャ

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G. ブロックダイアグラム – 関数ノード
• 関数は LabVIEW の基本的な処理要素
です
• 関数には、フロントパネルやブロックダ
イアグラムはありませんが、コネクタが
あります
• 関数をダブルクリックすると、その関数
だけを選択します
• 関数は、淡い黄色をアイコンの背景色
に使用してます

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G. ブロックダイアグラム – サブ VI ノード
• サブ VI は、他の VI の中で使用する VI です
• どの VI でもサブ VI として使用できます
• サブ VI をダブルクリックして、その VI のフロン
トパネルとブロックダイアグラムが表示します
• フロントパネルとブロックダイアグラムの右上
のダイアグラムが VI のアイコンを表しています
• このアイコンが VI をサブ VI としてブロックダイ
アグラムに配置した時に出てくる表示になりま

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G. ブロックダイアグラム – サブ VI ノード
• サブ VI は Express VI にも変更できます
• ダイアログボックス内で設定を行うので、 Express VIs の
ノードには、最低限の配線だけ必要になります
• 一般的な計測タスクに Express VIs を使用してください
• Express VI の設定をサブ VI として保存する事ができま

• Express VIs のアイコンは
  ブロックダイアグラム上
  でブールの背景色を、
  サブ VI の場合は、黄色の
  背景色を使用しています
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G. ブロックダイアグラム – アイコン / 拡張ノー

アイコン

拡張

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G. ブロックダイアグラム – ワイヤ(配線)

• ブロックダイアグラム上のオブジェクト間ではワイヤを通し
て、データを受け渡ししています
• ワイヤには、データタイプによって異なった色、スタイル、
太さ、が決められています
• 壊れたワイヤは破線と赤い × で表します

DBL 数値 Integer 数値      文字列


スカラ
1D 配列
2D 配列

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G. ブロックダイアグラム – 配線テクニック
• <Ctrl>-B で画面上のすべての壊れた配線を削除
• ワイヤ上で右クリック→ ワイヤを調整 で配線を見やすい
ように配線しなおすことも可能

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G. ブロックダイアグラム – 関数パレット

• 関数パレットは、ブロックダイアグラム
で使用する VI 、関数、定数、を含みま

• 表示→関数パレットで関数パレットを表
示できます

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H. 制御器、 VI 、関数の検索

• 関数や VI の場所を慣れるまで
、検索機能を使用することもで
きます
• 次の練習問題で関数パレット
と制御器パレットより慣れてい
ただきます。

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Exercise 2-1: VI の構成を理解する

目標時間: 10 分
ページ : 2 - 26

既存 VI のパーツを定義します
GOAL

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Exercise 2-2: パレットの操作

目標時間: 5 分
ページ : 2 - 29

パレットの使用方法を学習し、制御器、関数、 VI を
検索します
GOAL

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I. ツールパレット
• LabVIEW が提供するツールを使用し
て、 VI を構築、編集、デバッグなどが行え
ます
• ツールはマウスカーソルに特殊機能を追
加します
• 選んだツールに対して、カーソルの実行
モードが変わります
• LabVIEW が現在のマウスカーソル位置に
おいて必要なツールを自動的に選択して
くれます

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Exercise 2-3: ツールの選択

目標時間: 10 分
ページ : 2 - 36

自動ツール機能の使用方法を学習します
GOAL

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J. データフロー – クイズ
どのノードが最初に実行され
   
ますか? :

a) 和
b) 差
c) ランダム数
d) 商
e) sin

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Exercise 2-4: データフロー

目標時間: 5 分
ページ : 2 - 42

データフローによってVIの実行順番が決定される
仕組みを理解します。
GOAL

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K. VI の試作

• 多くの LabVIEW の VI には、三つの大きな役


目があります :
– データ集録
– 解析
– 結果出力
• Express VI を使用することによって、上記三つ
のタスクを簡略化することができます

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K. VI の試作: Express VI の使用例

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K. VI の試作– データ集録 の Express VI

• DAQ アシスタント
• 計測器 I/O アシスタント
• 信号シュミレーション
• 計測ファイルから読み込み

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K. VI の試作– 解析 の Express VI

• 振幅とレベル計測
• 統計
• スペクトル計測
• トーン計測
• フィルタ

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K. VI の試作– 結果出力

• LabVIEW で結果を出力するには、フロントパネル上
の表示器にデータを表示させたり、 Express VI など
を使用します
• 良く使われる表示器の例としては、波形チャート、波
形グラフ、 XY グラフなどがあります
• 表示以外にも、計測ファイル書き込み、テキスト作
成、 DAQ アシスタント、計測 I/O アシスタントなどの
Express VI で結果を出力することもできます

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K. VI の試作– 実行

• Express VI のダイアログボックスで設定を終えた後、
Express VI を配線で結び実行可能な状態にします
• VI が完成したら、ツールバーにある実行ボタンを押
します

• VI 実行中は、実行ボタンの表示が変わります

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K. VI の試作– 壊れた実行ボタン
• VI が実行出来ない場合は、 VI
を修正する必要があります
• 壊れた実行ボタンをクリックす
ると、エラーリストのダイアロ
グボックスが現れます
• エラーリストのダイアログボッ
クスは、エラーとその原因をリ
ストします
• エラー項目をダブルクリックす
るとブロックダイアグラム上の
問題箇所に移動します

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Exercise 2-5: 簡単なデータ集録、解析、表示VI

目標時間: 20 分
ページ : 2 - 47

データ集録、解析、表示といったタスクを含む、シ
ンプルな VI を作成します
GOAL

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L. LabVIEW ヘルプ – ヘルプ表示
• 詳細ヘルプウィンドウは、調
べたいオブジェクトの上にカ
ーソルを移動すると基本的
な使用方法をウィンドウ内
に表示します
• ヘルプウィンドウを表示また
は非表示するには、
ヘルプ→詳細ヘルプを表示

または、 <Ctrl-H>

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L. LabVIEW ヘルプ

• LabVIEW ヘルプ はパレット、メニュー、ツール、 VI 、


関数の詳細な使用方法を表示します
• LabVIEW ヘルプには、 LabVIEW の簡単なチュートリ
アルも含まれています。 ( 目次→スタートアップ )
• LabVIEW ヘルプへのアクセス方法 :
– ヘルプウィンドウ内のオンラインヘルプをクリック
– ヘルプ→ LabVIEW ヘルプを検索
– 関数などの上で右クリック→ヘルプ

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L. LabVIEW ヘルプ– NI サンプルファインダ

• インストールされたサンプルと NI Developer
Zone にあるサンプルを使用するツール
• 作成中のプログラムに、サンプルの一部を編
集して再利用する事も可能です
• NI サンプルファインダへのアクセス方法 :
– ヘルプ→サンプルを検索
– スタートアップウィンドウのサンプルを検索

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L. LabVIEW ヘルプ– NI サンプルファイン

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Exercise 2-6: ヘルプの使用

目標時間: 10 分
ページ : 2 - 61

LabVIEW のヘルプ機能について学習します
GOAL

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まとめ
• 仮想計測器( Virtual instruments : VI) は、フロントパネル、ブロッ
クダイアグラムから構成される
• フロントパネルは、 LabVIEW プログラムのユーザインタフェース
であり、ブロックダイアグラムは実行コードを含むものである。
• ブロックダイアグラムには、ノード、端子、ワイヤから構成され
たグラフィカルなソースコードが含まれている。
• ブロックダイアグラム上で Express VI や標準の VI 、関数を使い
、コードを作成する。最低実行すべきことは、 Express VI のイン
タラクティブな構成ダイアログボックスを使ってアプリケーション
を定義する。
• フローティングパレット:ツールパレット、制御器パレット(フロン
トパネルウィンドウがアクティブな場合のみ)、 関数パレット(ブ
ロックダイアグラムウィンドウがアクティブな場合のみ)
• ヘルプウィンドウや LabVIEW ヘルプなど、さまざまなヘルプ機
能を搭載

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まとめ(続き)
• フロントパネルウィンドウに制御器(入力)や表示器(出力)を配置する。
• 操作ツールを使い、パネルのオブジェクトを操作する。位置決めツールを使
い、オブジェクトを選択、移動、サイズ変更する。ワイヤ接続ツールを使い、
ダイアグラム上のオブジェクトを配線する。
• 制御器の端子は、表示器の端子よりも、太い枠で囲まれている。
• フロントパネル上のオブジェクトにはすべて、プロパティのページとショートカ
ットメニューがある。
• 配線は、データフローを制御し、 LabVIEW プログラムを作成するためのメカ
ニズムである。
• 壊れた実行ボタンは、 VI を実行できないことを表す。ダブルクリックすると、
全ての原因がリストされる。
• プローブを設定、ブレークポイントを設定、実行のハイライト、シングルステッ
プなど、さまざまなデバッグツールやオプション機能がある。

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まとめ—クイズ
1. どの関数が最初に実行さ
れますか?
a) 和
b) 差
c) 不明
2. どの関数が最初に実行
されますか?
a) Sine
b) 商
c) 不明

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まとめ—クイズ
3. どの関数が最初に実行さ
れますか?
a) ランダム数
b) 商
c) 積
d) 不明
4. どの関数が最後に
実行されますか?
a) ランダム数
b) 不明
c) 積
d) 商

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まとめ—クイズ
5. VI の三つのメインパーツは ?
a) フロントパネル
b) ブロックダイアグラム
c) プロジェクト
d) アイコン / コネクタ

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