２０１９年８月２０日 発行

教室だより 「数学に王道なし」 中１数学クラス No.011 通算第 242 号

A
の形の式（分数）の代入問題は「分子 A に分母 B の逆数をかける」と
B
覚えよう！

※分子 A と分母 B は文字式や数値が入ります。

（例題）
1 1 a
a   のときの を求めなさい。
3 2a

1 だいにゅう
この例題は、はじめから a に  を 代入 （文字式の中の文字に数をあてはめること）し
3
てしまうと、次のように複雑になってしまいます。
1
1  ( )
1 a 3 これでは解答しづらくなってしまいますから、次のようにします。
＝
2a 1
2  ( )
3
1 a 1
 (1  a )  2a  (1  a ) 
2a 2a
1 2 1 2
ここで1  a  1  (  )  であり、 2a  2  (  )   です。
3 3 3 3
よ しき
これらの値を与式（問題文で与えられた式）に代入します。
1 a 1 2 3
 (1  a )  2a  (1  a )    (  )  1 解は  1 （終）※
2a 2a 3 2

※計算が数行にわたる場合、高校数学では最後に（終）と書くことがあります。

中学数学では÷を×にして後ろの数を逆数にすることを習っていますが、上の例題は、
すでに習っていることを実際に使えるかどうかを試す良問です。

知っておくと便利な円や級の公式

① 円周＝直径×3.14＝（半径 r ×2）×  ＝ 2r （２パイ・アール）

2 2
② 円の面積＝半径 r ×半径 r ×3.14＝ r   ＝ r （パイ・アール２乗）
2
③ 球の表面積＝ 4r （４パイ・アール２乗）
3
4r み うえ しんぱい さんじょう
④ 球の体積＝ （３分の４パイ・アール３乗→身の上に心配あるの 参上 ）
3

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