You are on page 1of 2

名古屋大学(特殊講義)財務・金融行政実務

期 末 試 験 問 題

◆問1:記述問題(50点)
我が国の構造的な財政赤字の要因について述べたうえで、どのように財政健全化を図
ったら良いか、歳出、歳入の両面から自分の考えを述べなさい(500字程度)

◆問2:記述問題(30点)
現在のコロナ禍の状況を踏まえ、金融機関はどのような役割を果たすべきか、自分の考
えを述べなさい(300字程度)。

◆問3:○×式問題(各2点)
以下の記述について、正しいものには「○」、誤っているものには「×」を記入しなさい。

(1)国の予算は、大きく「一般会計予算」と「特別会計予算」の 2 種類に分けられ、こ
のほか「政府関係機関予算」を含めた 3 つが国会の議決対象になっている。

(2)税制の基本原則は「公平」、
「中立」、
「簡素」である。このうち「公平」には、負担能
力の大きい者にはより多く負担してもらうべきという「垂直的公平」
、負担能力が同
じ者には等しい負担を求めるべきという「水平的公平」、高齢者・若年者・将来世代
の間で負担が公平であるべきという「世代間公平」の3つの考え方がある。

(3)国税庁では、国際戦略トータルプランの各取組を推進しており、1,000 万円超の国外
への送金及び国外からの受金については、国外送金等調書により、把握に努めている。

(4)国有財産のうち、行政財産は各省庁の長が管理し、普通財産は原則として財務大臣が
管理処分を行う。また、国有財産の総括は財務大臣が行う。

(5)新型コロナウイルスのパンデミックへの備え・対応等について議論するため、G20 で
初の試みとして、2020 年 9 月に G20 財務大臣・保健大臣合同会議が開催された。
(6)米州開発銀行(IDB)グループや欧州復興開発銀行(EBRD)
、アフリカ開発銀行(AfDB)
グループにおいては、日本を含む地域外の国々も加盟しており、日本も出資している。

(7)税関関連の国際機関である WCO(世界税関機構)に日本は、1964 年に加入し、WCO の


運営や税関手続等に係る議論に積極的に参画し、税関の国際標準の策定等に貢献し
ている。

(8)全国税関の収入額は、2018 年度において、約 7.9 兆円であり、国税収入の約 12%を


占めている。

(9)平成 17 年4月以降、預金保険制度において、普通預金に加え新たに定期預金が全額
保護の対象となった。

(10)10 万円の借入れがあり、借入金利が複利で年率 20%の場合、返済をしないと、この金


利では、5年で借入残高が倍になる。

以 上

You might also like