You are on page 1of 1

「は」と「が」の違いは難しいですよね。

日本人でも難しい問題なのに、
日本語を勉強中の学生に、下手に説明すると、余計混乱しかねないと思います。

お友達は、どんな文を見て疑問を感じたのでしょうか?

漠然とした「はとがの違い」について、私はいつも、
「山田さんは先生です」
「山田さんが先生です」というような文で説明しています。

「山田さんは先生です」←「彼女は学生ですか?先生ですか?」
「山田さんが先生です」←「先生は山田さんですか?木村さんですか?」
要するに、「は/が」の前のものは話し手も聞き手も知っていて、
後にくるものを話し手が聞き手に伝える、というときは「は」になります。
例文では、「山田さん」という人物は知っているけれど、聞き手は「山田さん」が何をしている人
なのか知らない、それを話し手が聞き手に説明する、というような状況ですよね。
逆に、「は/が」の後のものは話しても聞き手も知っていて、
前にくるものについてを話し手が聞き手に伝える、というときは「が」を使います。
例文では、何人か人がいる中に先生がいることは知っていても、誰が先生なのか聞き手は知らない、
それを話し手が聞き手に教える、というような状況です。

同じように、
自己紹介のとき、
「新しい先生です」と紹介され、学生がまだ名前(と顔)を知らないことを前提としているときは
「私は山田です」となり、
「山田先生です」と紹介され、学生が(顔は知らなかったが)名前を知っているときには
「私が山田です」となります。

疑問詞を使うともっと明白になります。
「何」のときの答えは「は」で、
(これは何ですか?→○これは私の本です。×これが私の本です)
「どれ・どこ・誰・・・」のときは「が」になります。
(どれが私の本ですか?→×これは私の本です、○これは私の本です)
そこに何がありますか」
「本があります」などの文もありますから、「疑問詞にはハはつかない」と
いう程度でいいのではないでしょうか。

You might also like