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いつから友達言葉にしたらいい?

どう ねん だい
同年代の日本人とせっかく友達になったのに、なかなか友達言葉で話せないとか、いつ
から友達言葉にしたらいいかわからないとかいう話を留学生の友達から聞いた。そんな
ことを今まで考えたことがなかった。それで、私たち日本人はどうだろうと思って、同じ大
学の友達何人かに「初めて会った同年代の人とどんな言葉で話す?」と聞いてみた。す
かえ
ると、次のような答えが返って。
「初めて会った人とタメ口で話さない。相手に最初からタメ口で話しかけられたら
い わ か ん きょうつう
違和感があるよね」「最初は『です・ます』で話すよ。でも、共通の友人がいたら、すぐにタ
メ口になることが多いな」。
たいとう
タメ口同年代とか対等ということ、タメ口というのはつまり同年代の間で使う友達言葉
しょたいめん
だ。これの回答で、同年代でも初対面から友達言葉で話す人は少ないことがわかった。
わだい
また、友達言葉になるタイミングは、出身者や趣味など共通の話題が見つかったときが
多いようだ。例えば、次のような場合だ。
しゅっしん
A:出身はどこですか。
おかやま
B:岡山です。
A:あ、私も。
B:ほんと!岡山どこ?
くらしき
A:倉敷。
たかはし
B:え!近いよ、私、高梁。
「初めてあった人と話すとき、どうやって話題を見つける?」という質問には「自分のこと
まず話して、その中で相手が興味を持ってくれたことを話題にしている」「じゃ、もし相手
が外国人だったら」という質問には「どんなことを話していいかわからないから、相手に
先に話してもらう。国のことから発展させて、相手が得意な分野で自分も話せる話題を
見つけようとするかな」と回答があった。このことからもわかるように、人はどのような相
手でも、まず共通を探そうとするようだ。例のように出身が近いなどの共通の何かがあ
ればより楽しくなれるからだろう。そして、共通の話題で心が近づいたタイミングで自然
に友達言葉になっていく。
ただし、外国人にはいつ友達言葉を使ったらいいかという判断は難しいかもしれない。
親しくなった相手に思い切って直接聞いてみるのも一つの方法だろう。

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