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マーダーミステリー

狂気山脈
陰謀の分水嶺

Rule Book
ようこそ、陰謀の分水嶺へ

 P.4 以降にネタバレが
含まれます。プレイヤー
はじめに
として参加予定の方はご
 マーダーミステリーとは、与えられた役を演じながら殺人事件の真
注意ください。
相を追う卓上ゲームです。本作はプレイヤー 1 人 1 人が配役(キャ
ラクター)を担当し、南極で発見された『狂気山脈』という山で起き
た殺人事件を解き明かしていくこととなります。担当するキャラク
ターごとに個別の目標(ミッション)が設定されており、その達成を
目指しながら全員で物語を作っていくのを目的としています。

ストーリー概要
 南極最奥地に発見された新たなる世界最高峰「狂気山脈」。
 そこで発見された異常な死体……そして、その死体の調査のために
狂気山脈に乗り込んだ調査登山隊の中で起きた殺人事件。
 ブリザードのせいで山脈に閉じ込められた登山隊は、疑念と狂気を
はらんだまま調査を開始する。

 記載の内容物以外に、
内容物
プレイアビリティ向上の
ためファイルが追加され
◆冊子
る場合があります。
・ルールブック(本書)
・エンディングブック
◆プレイヤー配布資料
・①バックストーリー(5 枚)
・②ハンドアウト(5 枚)
・②ハンドアウト(狂気) (5 枚)
・③追加ハンドアウト(9 枚)
・プロローグ、プレイ上の注意(各 1 枚)

◆盤面カード
・ボード(1 種)
・マーカー(6 種)
・フェイズ(ゲーム進行説明用画像 1 枚)
・情報カード ※それぞれ表・裏あり
 ・練習用カード(1 枚)
 ・山カード(6 枚)
 ・探索カード(14 枚)
 ・キャラクターカード(PC 各 3 枚× 5 人分 + 被害者 4 枚)
 ・スキルカード(6 枚)
 ・特殊カード(EX アイテム A/B、狂気の洞察、神秘の隠匿)

2
プレイ概要
◆プレイ人数
・ゲームマスター(GM) 1人
・プレイヤー(PL) 5人

◆プレイ時間  本編は 3 時間程度。事


・4 ~ 5 時間程度 前説明や質問への対応、
エンディングの処理にか

配役 かる時間によってプレイ
時間が異なります。

◆登山家
山岳地帯の踏破やルート開拓のために招集された、
山岳踏破の専門家。

◆記者
僻地や極地など、サバイバルを伴う環境での取材を専門とする記者。

◆調査員
現地調査の他、隊員のサポートなど調査運営業務に幅広く尽力する
オールラウンダー。

◆医者
調査登山隊のメンバーのメディカルケアを担当する医者。

◆教授
しょうへい
狂気山脈の極めて特殊な地質環境を調査するために招聘された地質学
者。

プレイ上の注意
 ゲームを成立させるためにプレイヤーに守ってもらうべき注意事項
です。ゲーム開始前に、必ず説明をしてください。

◆キャラクターシートについて
 キャラクターシートは、ゲーム中は他人に見せてはいけません。自
分だけが閲覧するようにしてください。
 記載内容について不明点がある場合は、他の PL に内容が漏れてし
まわぬよう、GM に個別に相談してください。
 また、キャラクターシートに記載されている内容は、そのまま読み
上げると嘘をついていないとわかってしまいます。書かれた内容を
いったん読み込んでから、自分の言葉で言い換えてみてください。
 自分のキャラクターシートの内容は、プレイ中いつでも確認できま
す。確認してから回答したい場合は、「ちょっと思い出すから待って」
など声をかけるとよいでしょう。

3
◆ミッション(個人目標)をそのまま伝えない
 各キャラクターには、目指すべき目標がミッションとして定められ
ています。ミッションの内容を「そのまま伝える」のは控えてくださ
い。ただし、言い換えによって内容を匂わせたりするのは問題ありま
せん。

(例) 【 プ リ ン 】を 食 べ る こ と が ミ ッ シ ョ ン の キ ャ ラ ク タ ー を 担 当 し
て い る 時 、他 の 人 が 冷 蔵 庫 の 中 か ら【 プ リ ン 】を 見 つ け た
「 そ れ を 食 べ る こ と が 私 の ミ ッ シ ョ ン な の で 私 に く だ さ い ! 」→ N G  
「【 プ リ ン 】大 好 き !   ど う し て も 食 べ た い か ら く だ さ い ! 」→ O K

◆全員が嘘をついてOK
 マーダーミステリーで  この作品は「全員が嘘をついて OK」なシナリオです。犯人以外も、
は、作品によっては嘘を 自由に嘘をつくことができます。
つくことが制限されてい
 ただし、キャラクターシートを相手に直接見せられないことから、
る場合があります。
あまりに突飛すぎる嘘をついてしまうと誰も真相を推理できなくな
り、ゲームが崩壊してしまいます。程いいところで留めてください。

◆一番の目標は「みんなで楽しむこと」
 本作は各キャラクターに目標と点数が定められており、最終的に採
点なども行いますが、一番の目標は「みんなで楽しむこと」です。推
理ができたかどうかや、点数による勝敗で一喜一憂するのも楽しむた
めの一要素ですが、何よりもゲームを通して楽しい時間を過ごせるの
が一番大事なことです。PL と GM で、あなたたちだけの物語を紡い
でください。

本作の重要ギミックについて

 本作は「毎回犯人が変わるマーダーミステリー」です。
 通常のマーダーミステリーは犯人が固定ですが、この作品では GM
が「最初の犯人はどの配役か」を決める必要があります。犯人がどの
配役になるかに応じ、初期配置する情報カードの内容が変わります。
 また、上記に加えて「ゲームの途中で犯人が入れ替わる」要素があ
ります。こちらは初期配置には影響せず、前半・後半の間に処理を行
います。
 詳細な背景設定については、エンディングブックの解説部分を参照
してください。

4
ゲームの準備

今回の実行犯となる配役の決定
 【登山家】【記者】【調査員】【医者】【教授】の 5 つの配役のうち、
誰が「隊長を殺した実行犯」となるかを決定します。

情報カードの準備
 実行犯として選んだ配役に応じ、盤面上に情報カードを配置します。
 情報カードの配置位置は「基本配置図」の画像(別ファイル)を参
照してください。
 一部カードは犯人に応じ、適切なものを配置してください。犯人に
対応するカードは以下の通りです。

探索 5000m ① 探索 7000m ① 探索 7000m ② 被害者 7000m

登山家 【死体見分】A 【殺害現場の確定】A 【ボイスレコーダー】A 【銀色の筒】A

記者 【死体見分】B 【殺害現場の確定】B 【ボイスレコーダー】B 【銀色の筒】A

調査員 【死体見分】C 【殺害現場の確定】B 【ボイスレコーダー】A 【銀色の筒】A

医者 【死体見分】B 【殺害現場の確定】A 【ボイスレコーダー】B 【銀色の筒】B

教授 【死体見分】A 【殺害現場の確定】B 【ボイスレコーダー】A 【銀色の筒】A

◆探索 5,000m ①

【死体見分】A 【死体見分】B
表:4_ 探索 5000-1_A.png 表:4_ 探索 5000-1_B.png

【死体見分】C
表:4_ 探索 5000-1_C.png

5
◆探索 7,000m ①

【殺害現場の確定】A 【殺害現場の確定】B
表:4_ 探索 7000-1_A.png 表:4_ 探索 7000-1_B.png

◆探索 7,000m ②

【ボイスレコーダー】A 【ボイスレコーダー】B
表:6_ 探索 7000-2A.png 表:6_ 探索 7000-2B.png

◆被害者 7,000m

【銀色の筒】A 【銀色の筒】B
表:1_ 被害者 7000_A.png 表:1_ 被害者 7000_B.png

キャラクターシートの準備
 各配役には、実行犯だった場合と、犯人ではない場合の 2 種類ずつ
キャラクターシートが用意されています。初期配布時に使用するのは
2 種類のうちいずれか 1 枚になりますので、誤った方を配布しないよ
う事前に準備をしておいてください。

6
共通ルールについて
 メインフェイズでは調査を行うことで情報をカードの形で取得する
ことができます。その際、以下のルールが存在します。

◆マーカーが置かれているカードは「誰かの所有物」として扱う  元々は誰かの持ち物で
も「調査する中で物証を
 調査を行った時、カードの上にマーカーを置いてください。カード
抑えた」のような形で所
はマーカーを置いた人の持ち物になります。 有者が移動しています。
 最初からマーカーが置かれているカードは【スキル】【山 5,000m】 その標高に落ちているの
【EX アイテム B】です。「?」のマーカーが置かれているカードは、 ではなく、登山を進めて
いくうちに調査が進んだ
持ち主はいるが不明な状態として扱います。また、
【山 5,000m】
はゲー
ものとして扱います。
ム開始時に開示されます(説明を求められた場合は、
【隊長】
のものだっ
たとしておくとよいでしょう)
 カードの譲渡を行う場合は、マーカーを交換してください。

◆調査済の【山カード】の標高 以下のカードしか選択できない
 マーカーが置かれた段
 
【山カード】には「標高」が記載されています。調査の際は、既に 階で「調査済」とみなし
誰かが調査した「標高」以下に配置されているカードしか選択するこ ます。誰か 1 人が調査
とができません。 済ならば、カードの内容
は全体公開していなくて
(例1) 【 山 カ ー ド 】の 標 高 6 , 0 0 0 m が 未 調 査 の 場 合 は 、全 員 一 番 下 の OK。
段しか対象にできない。
(例2) 【 山 カ ー ド 】の 標 高 7 , 0 0 0 m が 調 査 済 の 場 合 、登 山 家 の 5 , 0 0 0 m
~ 6 , 0 0 0 m が 未 探 索 で あ っ て も 、登 山 家 の 7 , 0 0 0 m を い き な り 調 べ る
ことが可能。

◆自分自身のキャラクターカードは選択できない  他人が取得したあと、
 殺人事件が起きた現状では、お互いが警戒しあっています。キャラ 譲渡を受けることは問題
クターの情報カードはそのキャラクターの持ち物や隠したい情報など ありません。

です。自分で調査することはできません。

◆取得に条件が設定されている情報カードが存在する
 【神秘の隠匿】【狂気の洞察】は標高 8,000m 以上にありますが、
【山
カード】が調査済なだけでは足らず、カードの表面に書かれている条
件を満たさないと選択できません。また、【EX アイテム】は調査で
は取得できません。 

7
ゲームの流れ

オープニングフェイズ

1 ルール・注意事項説明
「プレイ上の注意事項」をプレイヤーに伝えてください。

2 配役の決定・キャラクターシート読み込み
 各プレイヤーがどのキャラクターを担当するか決定します。
 決定後、キャラクターシートを配布します。この際、配布間
違いにはくれぐれも注意しましょう。
 配布されたら、PL はキャラクターシートの内容に目を通し
てください。

3 ミッション配点
 キャラクターには個別の目標(ミッション)が複数設定され
ています。
 各 PL は、
自分の担当するキャラクター(以下 PC)のミッショ
ンに「合計 10 点」になるように配点を行います。どのミッショ
ンにも必ず 1 点以上割り振ってください。
 ボーナスミッションと書かれているものは、配点の必要はあ
りません。

4 導入:プロローグ
 配点が終わったら、「プロローグ」
(別ファイル)を読み上げ
てください。

メインフェイズ:前半
 メインフェイズは、以下の図のように進行します。

8
0 行動順の決定
 各キャラクターシートに書かれたミッションのうち、一番上
を「イニシアチブミッション」とします。全員のイニシアチブ
ミッションの配点を確認してください。この際、内容は読みあ
げる必要はありません。
 メインフェイズでは、この配点が大きい PC から順に行動し
ます。同値 PC が複数いた場合は、その都度誰が先に動くか決
めることができます。

1 ソロ調査
 プレイヤーキャラクター(以下 PC)がバラバラに調査を行っ
ている状態です。オープン無線は通じているので会話は可能で
すが、【密談】やカードの譲渡はできません。
 ソロ調査の制限時間は、GM の合図後 5 分間です。
 最初のソロ調査開始時に【山 5,000m】を開示してください。

▼手順
①行動順に従い、取得したいカードを選択します。
②全員がカードを選択したら、GM の合図により一斉に内容を
確認します。制限時間内で自由に会話が可能です。
また、カードの内容を全体に対して開示することができます。

2 バディ調査
 雪山での調査活動は、時に危険を伴います。1 人では危険が
伴う場所などもあるので、ここではパートナーと一緒に周辺を
調査します。2 人きりでいる間に、周りに聞かれたくない話を
しておいてもいいかもしれません。これを【密談】と言います。  特定の相手にだけカー

 残りの PC はキャンプで待機状態です。待っている間、オー ドの中身を見せること


は、【密談】でしかでき
プン無線で 3 人で自由に会話可能です。【密談】やカードの譲
ません。
渡はできませんが、持っている情報を全体公開することは可能
です。
 バディ調査の制限時間は、
【密談】に入ってから 3 分間です。

 GM は「犯人」枠の PC が誰をパートナーに指名したか必ず 「指名された」かどうか


は関係ありません。重要
控えておいてください。
なのは「犯人が誘った相
 前半にバディ調査のタイミングは 2 回あります。「犯人」枠
手」です。
が指名した 2 人が、この事件の【黒幕】の候補になります。

9
▼手順
①手番 PC がパートナーを指名します。
② 2 人で密談場所に移動します。
③調査する情報カードを指定します。
何を調査するか 2 人で相談しても構いませんが、決定権は手番
PC にあります。
④情報カードは 2 人で閲覧し、手番 PC が入手します。
 バディ調査で【神秘の ここで調査した情報カードは、パートナーに内容を隠すことが
隠匿】のカードを調査し できません。所有権は手番 PC にありますが、譲渡することは
た場合、
【EX アイテム A】 可能です。制限時間内であれば、内緒話・他の情報カードの譲
の内容もバディに見せる
渡・相手にだけ情報を見せることもできます。
必要があります。

 前半では「バディ調査」を 2 回行いますが、この時、同じ相
手をパートナーに指名できません。これは、事件後に同じ相手
とだけずっと一緒にいると隊員間の疑心暗鬼が深まるため、み
んなで決めた規則です。誘う側が異なるなら、組み合わせが同
じでも問題はありません。
 後半は再指名が可能です。また、違う手番 PC から連続でパー
トナーとして指名される分には問題ありません。

( 例 )1 回 目 の バ デ ィ 調 査 で【 登 山 家 】が【 教 授 】を パ ー ト ナ ー に
指名した。
・次 に 行 動 す る【 調 査 員 】が【 教 授 】を 指 名 す る → O K
・【 教 授 】が 行 動 す る 時 も 、【 登 山 家 】を パ ー ト ナ ー に 指 名 → O K
・2 回 目 の バ デ ィ 調 査 で も【 登 山 家 】が【 教 授 】を パ ー ト ナ ー に
指名しようとした→NG

3 ソロ調査

4 バディ調査
 上記の「ソロ調査」と「バディ調査」をもう一度繰り返します。

5 全体会議
 探索して集めた情報を元に、全員で会議を行います。行動順
は特に関係ありません。
 情報カードの全体公開や、
カードの譲渡が可能ですが、
【密談】
はできません。【密談】したい相手がいた場合、次のチャンス
は後半に入ってからとなります。
 前半の全体会議の制限時間は 10 分間です。
 時間になると吹雪が訪れ、視界が真っ白に染まります。

10
6 ホワイトアウト(前半終了)

 休憩を取る間に、GM 側で「犯人が入れ替わる」処理を行います。  背景情報の詳細につい


ては、エンディングブッ
 【寄生生物】は隊長を殺した実行犯に寄生していますが、このまま
クの解説部分を参照して
事件の調査が進めば他の隊員に怪しまれてしまいます。そこで【寄生
ください。
生物】は新たな宿主となる相手を見定め、ホワイトアウトを機に肉体
を移ることにしました。これを「宿主替え」と呼びます。
 新たな宿主として選ばれたキャラクターと【寄生生物】をセット
で【黒幕】として扱います。

◆宿主替え
「犯人」枠(前半の宿主)の PC がバディ調査でパートナーに指名し
た 2 名のキャラクターのうち、以下の優先度を元に、【寄生生物】の
次の宿主を決定します。

①前半で【薄明石】を入手したキャラクターがおり、それが前半
の密談相手だった場合、最優先で所有者が宿主となる。

②前半で【ペンデュラム】の所有権が変更されていた場合、その  譲渡もしくは【調査員】
のスキルが的確に使用さ
所有者が宿主となる。
れた場合に発生します。
③【発狂】状態であることを【医者】に見破られた場合、【医者】
が宿主となる。

④上記 3 つが当てはまらない場合、パートナーのうちどちらを選  自分が【寄生生物】だっ


たらどう考えるか、とい
ぶかは GM の裁量となるが、以下のような点を判断基準とする
う観点でもいいですし、
とよい。
ゲーム的な盛り上げを重
 ・ミッションのポイント割振りが極端に神秘に寄っている 視しても構いません。
 ・山を登ることに意欲的である  例えば、前半のうちに

 ・犯人だと疑われていない 頂上に到達したというシ
チュエーションの場合、
 ・マーク付のアイテムをより多く所有している
【登山家】が【黒幕】と
なると新たな目標がで
 その他、「盛り上がりそう」と判断する理由があれば GM の判断で き、モチベーションが生
決定して問題ありません。ただし、エンディング後に理由が説明でき まれます。
るよう、何かしらの基準を元に決定することを推奨します。

◆ EX アイテムの移動の確認
 後半の宿主がなるべく EX アイテムを 1 個は持っている状態になる
よう調整します。前半の宿主からはアイテムが失われ、後半の宿主に
所有権が移ります。
 これは【寄生生物】が寄生先を変更する際にアイテムを持ち出した
扱いで、宿主替えに関わらないキャラクターの所有アイテムには影響
しません。次ページの表を元に処理を行ってください。

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前半の犯人の手元に
【薄明石】を持って帰省先に移動する
【薄明石】がある

前半の犯人の手元に
【ペンデュラム】を持って寄生先に移動する
【薄明石】がない

前半の犯人の手元に
特に移動は発生しない
【EX アイテム】がない

◆追加ハンドアウトの配布
 各 PL に追加ハンドアウトと、黒幕の PL に【スキル:電撃発生装置】
を配布します。
 追加ハンドアウトは大きく分けて「前半の宿主」「後半の宿主」「影
響なし」の 3 種類に分かれています。誤配布に注意してください。宿
主替えに関わる 2 人は、特殊な処理(ミッション内容の変更)が発
生します。ハンドアウト内容をプレイヤーと一緒に確認しましょう。
EX アイテムの移動(前項)も忘れずに行ってください。

前半の宿主 【誰かの記憶、あなたの絶望】

後半の宿主 【狂気到来:〇〇】
〇〇部分は配役によって異なります

【磁気嵐】【氷点下六十度】
【極低気圧】
それ以外の 3 人 特殊な処理なし、ランダム配布

 この処理については、全員と時間を決めて個別に面談することを推
奨します。特定の PL とのみ面談したり、面談時間に差があると、そ
の行動で犯人だと予想できてしまう可能性があります。注意してくだ
さい。

 自力で楽しみたい PL  面談のポイントは以下の通りです。
に積極的に教える必要は ・スキル未使用者がいれば、使用可能タイミングの再確認
ありませんが、情報が多
・ルールやミッションの不明点の確認
いため、求めに応じてア
・宿主替えに伴う【スキル:電撃発生装置】や【EX アイテム】移動
ドバイスをするとよいで
しょう。 の確認

 特に前半の宿主は「他者を害するスキル」を失い、立ち回りについ
て相談されることがあるかもしれません。その場合は
「宿主が出て行っ
たということは、あなたが失ったものを誰かが持っている可能性があ
る」というように示唆してあげるとよいでしょう。

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メインフェイズ:後半
 吹雪が明け、登山隊は再び調査を開始します。

7 ソロ調査
 手順は前半と同じです。

8 バディ調査
 後半のバディ調査は 1 回のみです。誘う相手の制限はリセッ
トされているため、誰でも誘うことができます。

9 ソロ調査
 最後の調査タイミングです。状況により、カードが開示され
ない場合があります。

10 最終会議
 深まる疑惑に、事態は最終局面に突入します。全員で自由に
会話を行います。最終会議の制限時間は 20 分です。
 このタイミングでは、カードの公開、譲渡はもちろん、
【密談】
も可能です。ただし、1 人につき 1 回のみ、2 分間だけ機会が
与えられます。【密談】しなくても構いませんが、権利を譲る
ことはできません。
 また、ラスト 5 分間は【密談】不可となります。

11 推理&投票
 GM は必ず以下の内容を伝えてください。  黒幕とは何か、という
質問には回答しなくて構
・「黒幕」に対し、投票を行うこと
いません。
・この投票は誰かを排除するために行うものではないこと
 制限時間は目安です。
エンディングに時間がか
 投票の方法は GM で指定して構いません。制限時間は 3 分 かるため、休憩を兼ねて

間です。投票中は他のプレイヤーに影響を与えるのを避けるた 時間を調整してくださ
い。
め、発言を控えてください。
 同数であっても決選投票は行わず、エンディングに入ります。
 以降はエンディングブックを参照してください。

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