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定義文を書いてから解答する習慣をつけよう。
久々に教室だよりをお届けします。
中学1年生ならば解ける(解いてもらいたい)おもしろい問題を見つけましたので、紹介
します。ぜひ解いてみてください。正解は次号で解答します。
【問題A】
右の図のように、正方形の中にぴったりおさまる円をかいたとき、
円の面積は、正方形の面積の何倍になりますか。
図形が関係する問題を解くとき、文字を使って式をつくり、計算などをして解答すること
が多いですね。
解答用紙に、答えだけでなく、解答過程も書くようになっているときには、自分が使う文
字が何を表しているかを説明する「定義文」を書く習慣をつけましょう。
たとえば、求積問題(面積を求める問題)を解くとき、「辺 AB の長さを x とする。」と
いうように、文字を定義する文から書き始めるのです。
上の問題の場合、何を文字に表しますか?
2種類の定義文が考えられますね。
①正方形の一辺の長さを x とする場合
②円の半径を r とする場合
①の場合でも②の場合でも、結果(答え)は同じになります。両方の定義文で実際に解い
て、答えが同じになることをたしかめてみてください。
次の問題も定義文を書いてから解いてみましょう。
【問題B】
修学旅行の部屋割りで、1部屋6人ずつにすると7人が入れず、1部屋7人ずつにすると
6人の部屋が2部屋できる。部屋の数と生徒の人数を求めなさい。
この問題の定義文は「部屋の数を x とする。」にするといいでしょう。
「7人が入れず」と「6人の部屋が2部屋できる」を図に表して考えると、解けますよ。
とけますよ。
たいくつな臨時休校のなか、問題の解法を楽しみましょう。
では、3月24日にお会いしましょう。
わさん練成塾