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卒論 目次
卒論 目次
何名かおっしゃっていたのですが、AI の倫理規定とは、人間社会の倫理規定のことだろうと私も考えます。
汎用型 AI の開発・研究が進み利活用段階にある時代、AI が人間の意思決定のパートナーとして不可欠
な存在となる時代(所謂シンギュラリティの時代)では、人間がどのアルゴリズム、データを用いて、AI にどん
な倫理観を教えるかが深刻な議論の対象になると言われています。つまり近い将来、人間社会で何十年、
何百年も未解決の倫理問題と真正面から向き合わざるを得ない時代が到来するということです。
中間発表では、「AI の開発・利活用における企業や社会の利益と個人の公平性」に関する議論に関してお
話しました。どう折り合いをつけていけるか(両立していけるか)を考察すると言っていましたが、卒論の終着
点を明確にするために「AI との共存社会でどんな哲学(公共哲学)、倫理観が必要となるか」を考察するこ
とにしました。
今後は、卒論で扱う倫理問題(人間の人生や命の選別に関わる倫理的問題)を1つに絞る予定でいます。そ
の後、選択した倫理問題に関わる倫理観・道徳観の形成に大きな影響を与えた政治哲学(公共哲学)の歴
史を遡ってみようと思います。公共哲学者・倫理学者であるマイケル・サンデルの著書を主な参考文献とし
て取り扱う予定です。
目次は以下になります。
1. 序論
1-1 研究の背景
1-2 研究の目的
1-3 論文の構成
2. 導入
AI、シンギュラリティの定義/ 人間社会の倫理問題に関して
3. 本論 1. 選択した倫理問題に関して
2. 選択した倫理問題に関わる政治哲学(公共哲学)と倫理観
公共哲学の歴史や価値観からどんな倫理観・道徳観が生まれたかを探る
“Justice ~what’s the right thing to do?~(Michael J. Sandel)”を参考文献として扱う
考察 選択した倫理問題に対応していくために、今後どんな哲学、倫理観が必要となるか論じる
参考文献
「Justice ~what’s the right thing to do?」Michael J. Sandel
「AI 倫理」 西垣通、河島茂生
etc
新しい倫理問題 AI によって解決できる倫理問題
表紙、概要
AI(人工知能)倫理
文化構想学部多元文化論系 4 年
中原珠実
まずは近い将来実装される特化型 AI の意思決定の基準となる倫理観、社会規制に関し考察する。
知能の定義、
序論
1. 研究の背景
[ 」を考察する。
2. 研究の目的
3. 論文の構成
準備
1. 人工知能(AI)研究開発の歴史と動向
AI ブームを振り返る。第三次 AI ブームの AI は一次、2次と何が違うか。
2. AI 社会とは
準備 1 で述べたように、AI に意思決定、判断を委ねる未来がくるが、この判断は人間が何をどう AI に教え
るかによって決まる。その指針が必要でありそのベースになるのが倫理観、社会規範だ。つまり、AI に意思
決定を委ねる社会とは、人間の本質や倫理観を問わざるをえない時代ということになる。
・実用段階に落とし込むためには一貫したルールが必要、ルールがなければ何が起こるか。
本論
1. 問題提起
人工知能社会が到来し改めて問い直されている倫理問題の1つであるトロッコ問題を題材に、AI 社会に
必要な倫理観を考察する。
2. 研究の説明
考察
Etc
結論
参考文献
https://www.nature.com/articles/d41586-018-07135-0
正義は決められるのか
AI(人工知能)倫理
文化構想学部多元文化論系 4 年
中原珠実
1.序論
1-1 研究の背景
1-2 研究の目的
1-3 論文の構成
2.導入
AI、シンギュラリティの定義/ 人間社会の倫理問題に関して
3.本論
3-1. 問題提起
3-2. 研究の説明
4.考察 選択した倫理問題に対応していくために、今後どんな哲学、倫理観が必要となるか論じる
参考文献
「Justice ~what’s the right thing to do?」Michael J. Sandel
「AI 倫理」 西垣通、河島茂生
etc
新しい倫理問題 AI によって解決できる倫理問題
表紙、概要