比較文化レポート

今井 愛白　学籍番号:228129 月曜 2 限 木曜 3 限

『比較文化とは』、文化人類学を基礎とする比較文化とはどのような学問かを理解し、文化を比較して研究していく方法や分析の基本的な歩みを理解すること。国際視野を理解し、身につけさせ
る。現代社会は多様な制度、機会を通して様々な文化が混在する社会、いわゆる多文化社会である。わたしたちはその文化を受け入れる側であり、発信者でもある。そもそも文化とは人間の営み
の全てを指す広い概念である。文化は特定の社会集団において共有される場合が多い。文化は人類それぞれの文化圏に即して成立し、固有の発展を遂げる。まず、異文化を理解するのに必要な四
つの準拠概念を紹介しよう。一つ目は「自己理解」二つ目は「他者理解、三つ目は「自文化理解」そして最後は「異文化理解」である。「自己理解」異文化に対する見方や理解は学習者の価値観
によって大きく影響されるため学習者自身が自己の心理面に対する理解が必要である。「他者理解」社会における人間関係のあり方を“内と外の二重の立場”で学習する。「自文化理解」異文化
学習においてまず自国の社会と文化に対する深い理解が必要。自国の歴史、経済、政治、宗教、教育など広範な自己の文化、社会に対する一般常識、教養を自分自身が持っている。」「異文化理
解」様々な偏見から解放され、選択の余地のない“共生への知恵”を異文化理解として学習する。文化の違いとは“行動様式”の違いでもある。行動様式とは、特定の個人ではなく「日本人の行
動様式」「社員の行動様式」といった具合に特定のグループや集団などに共通の特徴的な行動の様式のことを指す。日本人にとって重要な社会的通念が「公と私」「上と下」「建前と本音」「裏
と表」「貸借と贈答」関係である。下位文化を支える自然の条件、体的生理的欲求、社会的、文化的要求。社会が成り立つ上で必要な条件を備える必要がある。それはどの社会にも当てはまる真
理的条件と社会的、文化的条件であり以下の条件はそれにあたる。生命の維持関するもの「食欲」「睡眠欲」。種族維持に関するもの「性欲」「母性、父性行動への欲求」。-安全の維持に関す
るもの「予防、防衛」「健康」「危ないもの、異質なものの排除」「攻撃」「同化への欲求」。これらの欲求は個人や集団、組織の発達段階に応じて社会的、文化的な要求や成長、完成への要求
へと発展していく。集団への所属に関するもの「規律を守る」「親しくしたい」「仲間外れになりたくない」。知識や情報に関するもの「知りたい、知らせたい」「理解したい、されたい」「思
考したい」「作りたい」である。