You are on page 1of 12

帝国書院 新詳 世界史B(世B-312) 年間指導計画案

時数 単元名 学習の目標および内容 評価の観点 評価規準 評価方法 評価のポイント


関心 思考 技能 知識
態 ノ 発 提 考 小

意欲 判断 理解   ー 出
度 ト 表 物 査 ス

態度 表現

3 世界史への扉 【目標】世界史を実質的に初 【関】それぞれの主題に対し,意欲的に *新しい科目に興味・関心をもち,意欲的な態度で取り組んでいる。


めて学ぶことを考慮し,過去 取り組もうとしている。
のできごとが現在の自分た
ちの生活と結びついている 【思】教科書の問いかけに対し,自ら考 *教科書の問いかけに積極的に答え,発表しようとしている。
ことを理解させ,興味と関心 えつつ,教科書の文章や,グラフ・絵・
をもたせる。教科書で投げ 地図から適切な解答を見つけて発表で
かけられている問いに答え きる。
ることを通じて,歴史を学ぶ
意義に気づかせる。
【内容】「自然環境と人類の 【技】グラフや絵・地図などから適切な *教科書の資料から適切な内容を引き出して,指摘することができる。
かかわり」①②では,気候変 内容を読み取ることができる。
動が歴史に与えた影響に気
づかせるとともに,各地の事
例を通して人類の環境への 【知】それぞれの主題が設定された理 *現代の状況と比較して,主題に述べられた時代の特徴を明らかにすることがで
主体的なはたらきかけを学 由を考え,理解することができる。 きる。
ぶ。「日本の歴史と世界の
歴史のつながり」①②③で
は,日本の歴史と東アジア
や世界の歴史との関わりを
知り,陶磁器,銀,毛皮など ◎ ○ ◎ △ 4 2 2 2
「もの」を通して行われた人
々の交流について学ぶ。「
日常生活にみる世界の歴史
」では,「コロンブスの交換」
によってもたらされたアメリ
カ大陸原産の食物が,ヨー
ロッパやアジアの食生活に
大きな影響を与えたこと,同
時にアメリカ大陸にもち込ま
れたさとうきびがプランテー
ションを発達させたことに気
づかせる。

1 1部 諸地域世 【目標】人類の出現から文明 【関】人類の出現と進化の過程,並びに *獲得経済から生産経済に変化したことにより,人類の生活が大きく変化したこと


界の形成と交 の成立にいたるまでの先史 生産経済の開始に伴う大きな変化に関 に関心をもてる。
流 時代を概観し,獲得経済か 心をもち,追究している。
序章 人類の ら国家の形成に至る過程を
出現 学び,歴史時代へのつなが
りを認識させる。 【思】生産経済の成立と,国家組織の *生産経済の成立が人類社会にどのような変化をもたらしたかを考察し,表現で
【内容】人類の出現と進化, 成立につながる過程を考察し,表現し きる。
石器時代の進展および生産 ている。
経済の進展を学び,分業の ◎ ○ ◎ ○ 2 2 6
成立による社会構造の変化 【技】人類の進化や移動を,グラフや地 *人類や動植物の分布・移動図を適切に読み取ることができる。
と国家および文明の成立の 図から読み取ることができる。
過程を確認し,歴史時代へ
のつながりを把握させる。 【知】人類の出現と進化,農耕・牧畜の *人類の出現と進化の過程,および農耕・牧畜の開始とそれに伴う社会の変化に
開始とそれに伴う人類の生活,並びに ついて理解している。
歴史上の変化について理解している。
時数 単元名 学習の目標および内容 評価の観点 評価規準 評価方法 評価のポイント
関心 思考 技能 知識
態 ノ 発 提 考 小

意欲 判断 理解   ー 出
度 ト 表 物 査 ス

態度 表現

9 1章 オリエント 【目標】オリエント世界と地中 【関】オリエント・地中海両世界とそれを *イスラームやヨーロッパに受けつがれたこの時代の社会・宗教・文化について関


世界と地中海 海世界の特質を気候・地形 まとめあげたヘレニズムおよびローマ 心をもてる。
世界の形成   などと関連させてとらえると について関心をもち,追究している。
  2章 サハラ ともに,それが統合されて,
砂漠以南のア 西アジアとヨーロッパの原型
フリカ がつくられていく様相を,ア 【思】オリエント世界と地中海世界の風 *風土の違いによって,異なる性格の文明が発達することを考察できる。
フリカを含めて歴史的・地域 土・社会・政治・文化・宗教について比
的にとらえさせる。 較し,その共通点と相違点を示すこと
【内容】オリエント世界では, ができる。
乾燥地域の大河流域に農
業を基盤とする文明が生ま 【技】地図などの各種資料を活用して, *地図・資料を用いて,オリエント世界と地中海世界を比較できる。
れ,最初の世界帝国が形成 各地域における特色と相違点を把握で
されたことを把握させる。ま きる。
た,交易などを通じた地中
海世界の成立,および後世 ◎ ○ ○ ◎ 1 2 6 1
に大きな影響を与えたギリ 【知】オリエント・地中海両文明とサハラ *オリエント世界と地中海世界およびサハラ砂漠以南のアフリカの特色を,風土を
シア・ローマ文化とキリスト 砂漠以南のアフリカの文明の特色を理 ふまえつつ理解できている。
教の成立・発展を把握させ 解している。
る。さらに,サハラ砂漠以南
のアフリカにも独自の文化
が形成されたことに気づか
せる。

2 3章 南アジア 【目標】海洋と山脈に囲まれ 【関】南アジア世界が多様性に富むこと *多民族・多言語の南アジア世界に関心をもてる。


世界の形成 ,モンスーン気候の影響を に興味をもち,追究している。
大きく受けて,独自の文明
世界を形成した南アジア世
界の特色を把握させ,同時 【思】南アジア世界の多様性を,民族・ *南アジア世界の多様性を含んだ統一的世界像を,民族・風土・宗教などの視点
に他地域との交流もつかま 風土・宗教などの視点をふまえつつ総 から考察し,まとめることができる。
せる。 合的に考察している。
【内容】南アジア世界の多様
性を民族・身分制・社会構 【技】各種資料から諸王朝の変遷や他 *南アジア世界の風土や諸王朝の変遷・交易路などを読み取り,インドが果たし
造・宗教・南北の地域差の 地域との交流,社会構造を読み取るこ た役割を明らかにできる。
視点から把握させる。なか とができる。
でも,仏教とヒンドゥー教な
どの宗教の特徴や,ヴァル
ナとジャーティの関係などを ○ ◎ ○ ◎ 【知】南アジア世界の風土・政治・社会・ 2 2 6 *インダス文明から始まり,諸王朝が興亡する中,多様性とともに一つの世界を
理解させる。また,ゼロの概 文化について総合的に理解している。 築いた南アジア世界を総合的に理解している。
念にみられるインド文化の
先進性に気づかせる。さら
に,ローマ帝国との交易や
東南アジアへの文化的影響
に触れる。
時数 単元名 学習の目標および内容 評価の観点 評価規準 評価方法 評価のポイント
関心 思考 技能 知識
態 ノ 発 提 考 小

意欲 判断 理解   ー 出
度 ト 表 物 査 ス

態度 表現

1 4章 東南アジ 【目標】人口密度が低く,全 【関】東南アジアの複雑多様な地域性 *東南アジア世界独特の流動性の高い社会について興味・関心をもてる。


ア世界の形成 域を支配する国家・宗教・民 に関心をもち,追究している。
族は出現しなかったが,水
上交通網の発達により商業 【思】インドや中国の文化的影響を受け *東南アジア世界各地の風土・交易・文化の交流について比較考察し,表現でき
と人の移動が活発で,外に て成立した東南アジア世界の独自性に る。
開かれた流動性の高い独 ついて,具体例をあげて考察できてい
特な社会が形成されてきた る。
ことを把握させる。
【内容】港市国家の成立の 【技】インド洋・東アジア海域とつながる *港市の成立と地理的条件について,地図を用いて把握できる。
背景にある,気候・地理的 港市国家成立の背景を,地図などの各 2 2
特徴に着目させる。インドや ○ ◎ ○ ◎ 6
種資料から把握できる。
中国の文化的影響を受けな
がらも,それらを融合させた
独自の文化が生み出された 【知】東南アジア世界の風土と位置関 *東南アジア世界が大陸部と島嶼部からなること,また南アジア世界と東アジア
ことや,諸国の興亡を把握さ 係から,南アジア世界や東アジア世界 世界とを結ぶ位置関係から外部とのさかんな交流が生まれ,その中で外部文化
せる。 とつながり,その影響を受けつつ独自 の影響を受けつつも,独自の世界を形成していったことを理解している。
の世界を築いたことを理解している。

3 5章 東アジア 【目標】北の乾燥・畑作と南 【関】東アジア世界における,多様な古 *古代文明の発生から漢字文化による結びつきにいたるまでの動きに関心をもて


世界のあけぼ の湿潤・稲作という二重の 代文明の発生と,その中での日本の位 る。
の 農耕世界が広がるが,それ 置づけに関心がもてる。
を漢字文化が結びつけ,統
一王朝が成立したことを把
握させる。同時に周辺の国 【思】古代文明の成立から変動期にお *中国における統一王朝成立の背景に,社会変動と,それに伴う新しい思想・文
家形成にも留意する。 ける思想・文化について,歴史的背景 化があったことを考察し,表現できる。
【内容】古代文明の発生から から考察し,表現できる。
,春秋・戦国時代の変動期
を経て,さまざまな思想・文 【技】南北の農耕地域と周辺地域との
化が生まれたことをつかま ○ ◎ ○ ◎ 結びつきを,本文やコラムから理解で 1 2 6 1 *地図を利用して東アジア世界の風土が大きく二つに区分されること,またそれ
が時代の推移とともに一つの世界として統一されていくことを理解できる。
せる。また統一王朝と周辺 きる。
諸国が成立し,それらが政
治的・文化的に結びついて
いたことを把握させる。 【知】中国における統一王朝成立にい *中国における統一王朝成立にいたるまでの政治・経済・文化を総合的に理解す
たるまでの政治・経済・文化を総合的 るとともに,日本をはじめとする周辺諸国との関係を理解している。また東アジア
に理解するとともに,日本をはじめとす に大きな影響を与えた文化・思想の形成について理解している。
る周辺とのつながりを理解している。

2 6章 中央ユー 【目標】遊牧民とオアシス民 【関】遊牧民(移動生活)とオアシス民( *遊牧民(移動生活)とオアシス民(定住生活)とを比較し,それぞれの特徴ある


ラシア世界の が共存する中央ユーラシア 定住生活)の生活の違いや,両者の共 活動に興味・関心をもてる。
形成と展開 世界が諸地域をつないでき 生関係について関心をもち,追究して
たこと,その中心的役割を いる。
担った騎馬遊牧民への理解
を深めさせる。 【思】騎馬遊牧民がなぜ交易で活躍で *軍事力として有益な馬を駆使できる遊牧民はオアシス民の交易を保護し,その
【内容】遊牧民が定住民を きたのか,オアシス民との関係を含め かわりにオアシス民は遊牧民に穀物・生活用品を提供するという共生関係にあっ
支配して形成される遊牧国 て,その理由を具体的に考察し,表現 たことを考察し,表現できる。またシルクロードが,「ルート」(線)ではなく「ネットワ
家の構造を理解させる。ス できる。 ーク」(網)であることを地図から考察できる。
キタイ・匈奴や柔然・突厥・
ウイグルなど騎馬遊牧民の ◎ ○ △ ◎ 【技】地図を用いて,遊牧民の移動や 1 2 1 5 1 *地図や地球儀を用いて,遊牧国家がユーラシアの東西南北を結びつける役割
興亡を軸に,遊牧国家の成 東西交易に果たした役割を把握できる を果たしたことを把握できる。
立からトルコ化・イスラーム 。
化までの動きを把握させる。
また,チベットの位置と役割 【知】ユーラシア大陸各地の古代帝国と *騎馬遊牧民・オアシス民・国際商人が結びつき,農耕世界と異なる形の地域世
についても注目させる。 中央ユーラシアの騎馬遊牧民との交流 界を形づくっている中央ユーラシアの特徴を把握している。
と衝突を把握している。
時数 単元名 学習の目標および内容 評価の観点 評価規準 評価方法 評価のポイント
関心 思考 技能 知識
態 ノ 発 提 考 小

意欲 判断 理解   ー 出
度 ト 表 物 査 ス

態度 表現

5 7章 東アジア 【目標】遊牧民の活動の活 【関】遊牧民の活動と中華王朝の変遷 *ユーラシアの変動の中,中国には多くの遊牧民が移動・移住し,東アジアにお


世界の変動と 発化と中国の分裂時代が重 との関連に関心をもち,追究している。 いて新たな秩序が形成されたことに興味・関心をもてる。
再編 なり,大きく変容した東アジ
ア世界の状況を総合的にと
らえさせるとともに,周辺地
域の自立を把握させる。 【思】遊牧民の活動と中華王朝の変遷 *遊牧民の活動が中華王朝に大きな影響を与えたことを,王朝の変遷とかかわら
【内容】魏晋南北朝から隋唐 が深く関連していることを理解し,考察 せながら考察し,表現できる。
世界帝国の形成および唐宋 できている。
変革をユーラシアの変動と
いう視点からとらえさせる。 【技】地図などの各種資料を活用し,東 *東アジア諸地域の動向について,地図や年表を用いて指摘できる。
さらに,東アジア諸地域に武 アジア諸地域の動向を理解できる。
人政権が成立し,小中華思 ○ ◎ ○ ◎ 1 2 6 1
想も生まれるなど,自立化
が進んだことをとらえさせる 【知】魏晋南北朝から宋までの中華王 *魏晋南北朝から宋代にかけてのユーラシア東方の歴史は,遊牧民の中国への
。その際地図を活用し,ユー 朝と遊牧民の活動を関連づけて理解し 移動・移住の流れと深くかかわっていること,および周辺諸民族が,中華王朝の強
ラシア東方について具体的 ている。中華王朝と周辺諸国の関係を い影響を受けながらも独自の文化を形成していったことを理解している。
なイメージをもたせる。 理解している。

4 8章 イスラー 【目標】交易を重視し都市を 【関】狭義の宗教には収まらないイスラ *社会生活全般を規定しているイスラームの特徴について関心をもてる。


ム世界の形成 背景に生まれたイスラーム ームの“社会性”に関心をもてる。
と拡大 が,アジア・アフリカの各地
に広がり新しい文明を築く様
相を把握させる。 【思】イスラームが地域・民族をこえて *征服活動だけでなく,アッバース朝以後はアラブ人でなくてもムスリムであれば
【内容】イスラームの誕生・ 拡大できた理由とその影響について考 対等であったこと,異教徒でも社会的な上昇の機会があったこと,通商や文化交
拡大を,アラブ人による征服 察し,表現できる。 流などを拡大の理由にあげて,表現できる。
の段階と,多くの民族に受
容されたイスラーム帝国の
時代とに区分して理解する ◎ ◎ ○ ○ 1 2 6 1
。その際,シーア派とスンナ 【技】資料・地図などを活用して,イスラ *イスラーム=ネットワークの形成と広がりについて,地図などの各種資料を活用
派の形成と対立をつかませ ームの特色・広がりを考察できる。 して指摘できる。
る。またイスラーム文明を各
地域の文化を吸収した高度
な文明として総合的にとらえ 【知】イスラーム成立の背景と,地域・ *イスラーム成立の背景および拡大の歴史と,文化的な貢献が地域・民族をこえ
させる。 民族の枠をこえて拡大する理由につい て行われたこと, およびシーア派とスンナ派の形成と対立を理解している。
て,イスラームの普遍性という観点から
理解できている。

7 9章 ヨーロッ 【目標】ヨーロッパ世界が,ロ 【関】ゲルマン人とスラヴ人の移動,イ *ヨーロッパ世界はゲルマン人やスラヴ人の移動,イスラーム諸国との接触,ビザ


パ世界の形成 ーマ=カトリック圏とギリシア スラームの地中海進出,ビザンツ帝国 ンツ帝国との関係の中で形成されてきたことに関心をもてる。
正教圏に分かれながらも, の動向がヨーロッパ世界の形成につな
ローマ帝国の伝統とキリスト がったことに関心をもてる。
教によって独自の世界を形
成していったことを把握させ
る。 【思】ヨーロッパにおける地域差を比較 *西ヨーロッパ史の軸をなす教皇権と皇帝権や,それらと王権とのバランスの変
【内容】ヨーロッパの風土, し,その共通点と相違点を考察できる。 化について考察し,表現できる。
ゲルマン人,ローマ=カトリッ
ク教会,封建社会の形成と 【技】地図などの各種資料を活用し,ヨ *アジア系を含む民族の移動,キリスト教や交易の広がりなどについて,地図を
変容,農村や商業の成長に ○ ◎ ○ ◎ ーロッパ世界の形成と変容のようすを 1 2 6 1 活用して指摘できる。
ついて,地域差をふまえて 把握できる。
具体的事例にそくして確認
する。またビザンツ帝国がス
ラヴ人に影響を与え,ギリシ
ア正教圏を形成していった 【知】ヨーロッパ社会の形成を封建社会 *数度に及ぶ民族移動の過程や封建社会の成立・変容などをふまえて,ユーラシ
ことを把握させる。 の成立と変容,教皇権と皇帝権や王権 アの西端で形成されたヨーロッパ世界の独自性を理解している。
との対決などの観点から総合的にとら
えることができている。
【内容】ヨーロッパの風土,
ゲルマン人,ローマ=カトリッ
ク教会,封建社会の形成と
変容,農村や商業の成長に ○ ◎ ○ ◎ 1 2 6 1
ついて,地域差をふまえて
時数 単元名 学習の目標および内容
具体的事例にそくして確認 評価の観点 評価規準 評価方法 評価のポイント
する。またビザンツ帝国がス 関心 思考 技能 知識
ラヴ人に影響を与え,ギリシ 態 ノ 発 提 考 小

ア正教圏を形成していった 意欲 判断 理解 【知】ヨーロッパ社会の形成を封建社会   ー 表 出 査 ス
度 ト 物
ことを把握させる。 態度 表現 の成立と変容,教皇権と皇帝権や王権 ト
との対決などの観点から総合的にとら
えることができている。
時数 単元名 学習の目標および内容 評価の観点 評価規準 評価方法 評価のポイント
関心 思考 技能 知識
態 ノ 発 提 考 小

意欲 判断 理解   ー 出
度 ト 表 物 査 ス

態度 表現

2 10章 ユーラシ 【目標】モンゴル帝国は従来 【関】ユーラシア大陸の大部分を支配し *ユーラシア大交流圏を成立させるにいたったモンゴルの特質と各地域への影響


ア大帝国の出 から内陸交易で結ばれてい たモンゴル帝国の成長・発展の過程に 力に興味・関心をもてる。
現 たユーラシア大陸の農耕・ ついて関心をもち,追究している。
牧畜両世界を統合したもの
であり,世界の一体化の過
程において一大画期となっ 【思】モンゴル帝国と交易の活性化の *モンゴル帝国の成立により,既存の交易ネットワークが結ばれ,ユーラシア規模
たことを把握させる。 関係について,またモンゴルが南進に の交易ネットワークが出現したことを考察し,表現できる。教科書74ページを参照
【内容】モンゴル世界帝国の 手間どった理由について考察し,表現 し,淮河・長江の守りにより南宋がモンゴルの南進を阻止したことを指摘できる。
成立過程を学ぶとともに,国 できる。
家システムがウルスの集合
体として成り立ったものであ 【技】地図を用いて,モンゴルの活動に *“パクス=モンゴリカ”の規模と実像について,地図などの各種資料を用いて指摘
り,多元的・開放的な性格を ○ ◎ ○ ◎ よってユーラシア大陸の内陸交易と海 2 2 6 できる。
もつものであったことを把握 上交易が一体化したことを指摘できる
させる。さらにモンゴル時代 。
のユーラシア大交流圏が14 【知】モンゴルによりユーラシア大陸が *一族の諸国家による連合体としてのモンゴルがユーラシアの大部分を一つにま
世紀に危機を迎えたことを 一体化したことで,ユーラシア規模で人 とめたことと,陸上だけでなく海上進出も行ったこと,および東西文化の交流が一
つかませる。 の交流やものの流通が起こったこと, 段と深まったことを理解している。また,14世紀の危機の様相とその原因,および
および14世紀の危機を理解している。 モンゴル帝国の遺産について理解している。

7 2部 海洋によ 【目標】モンゴル帝国の後継 【関】東アジアにおける明・清を中核とし *明・清における東アジアの国際秩序とその変化,およびイスラーム諸王朝の繁


る世界の一体 国家としての明・清,またオ た国際関係と,イスラーム諸王朝が各 栄に興味・関心をもてる。
化 スマン帝国などのイスラー 地で独自の文明を成熟させたことに関
1章 アジア諸 ム諸王朝が,強大かつ柔軟 心をもち,追究している。
地域の栄華と な統治体制をつくりあげ,独
成熟 自の文明を発展させたこと
を理解させる。 【思】どちらも多民族国家であり,世界 *世界帝国としての清・オスマン帝国の特質や,イスラームの広がりによる文化融
【内容】明・清の成立過程と 帝国であったオスマン帝国と清の外交 合について考察し,表現できる。清朝の君主のあり方と現代の状況を関連づけて
,日本・朝鮮・琉球など周辺 や内政のあり方を比較考察し,表現で 表現できる。
国家との関係を理解させる きる。
。特に清朝の君主のあり方 ○ ◎ ○ ◎ 1 2 6 1
に着目し,現代の状況との 【技】地図などの各種資料を活用して, *モンゴル以後のユーラシア大陸の状況について,地図・資料を活用して指摘で
関係について考えさせる。ま 各地における特色と相違点を指摘でき きる。
た東南アジアへの華僑・ヨー る。
ロッパ人の進出,およびイス
ラーム各王朝の動きとインド 【知】明・清を中核とした国際関係と,ヨ *モンゴル以後のユーラシア大陸の状況やヨーロッパ人のアジア進出を地図など
洋貿易ネットワークを学ぶ。 ーロッパ人のアジア進出,各地で独自 で確認して理解している。明・清とイスラーム諸王朝でそれぞれの独自の文明が
の文明を築いたイスラーム諸王朝とそ 形成されたことを理解している。特に,世界帝国となった清の君主の多様なあり方
の関係について理解している。 を理解している。

5 2章 大規模な 【目標】「大航海」により,西 【関】「大航海」・ルネサンス・宗教改革 *「大航海」・ルネサンス・宗教改革により,ヨーロッパで新たな時代が展開される


分業体制の成 欧を中核とする近代世界シ がヨーロッパに変革をもたらすとともに とともに,「世界の一体化」が始まったことに関心をもてる。
立 ステムが形成され始めたこ 「世界の一体化」が始まり,新たな時代
と,および西欧内部でもルネ が展開されていったことに関心をもち,
サンスと宗教改革が起こり, 追究している。
主権国家体制の形成につな
がっていったことを理解させ
る。 【思】「大航海」により始まった西欧中心 *「大航海」時代以後,新旧両大陸にまたがる西欧中心の世界的な分業体制(近
【内容】「大航海」・ルネサン の世界の一体化が「垂直的分業」をも 代世界システム)がつくられていったことを考察し,表現できる。また,アメリカ「発
ス・宗教改革から,ポルトガ たらし,現代の南北問題の起点にもな 見」の世界史上の意義を考察できる。
ル・スペインの盛衰,および ったという点を考察し,表現できる。
オランダの繁栄にいたる過 ◎ ○ ○ ◎ 1 2 6 1
程とともに,主権国家・重商
主義などの概念を学ぶ。ま 【技】主権国家・重商主義などの言葉を *主権国家・重商主義・商業革命などの概念を,具体例にそくして説明できる。
た南北アメリカ大陸の風土 概念図などを用いて表現できる。
と古代アメリカ文明について
学ぶ。
がっていったことを理解させ
る。
【内容】「大航海」・ルネサン
ス・宗教改革から,ポルトガ
時数 単元名 学習の目標および内容
ル・スペインの盛衰,および 評価の観点 評価規準 評価方法 評価のポイント
オランダの繁栄にいたる過 ◎ ○ ○ ◎ 1 2 6 1
程とともに,主権国家・重商 関心 思考 技能 知識 態 ノ 発 提 考 小
主義などの概念を学ぶ。ま 意欲 判断   ー 出 テ
理解
た南北アメリカ大陸の風土 度 ト 表 物 査 ス

と古代アメリカ文明について 態度 表現
学ぶ。 【知】近代世界システムの概念を理解 *「大航海」時代以降,西欧諸国がユーラシア大陸の西端から世界各地に進出し
するとともに,ヨーロッパ内部では,主 ていく過程,および主権国家体制の形成を,できごと・事件をふまえつつ理解して
権国家体制が形成されていったことを いる。
理解している。南北アメリカ大陸の風土
と諸文明について理解している。

5 3章 ヨーロッ 【目標】「17世紀の危機」に 【関】ヨーロッパ各国それぞれの変革と *ヨーロッパ各国それぞれの変革の特徴と,主権国家体制の意味に関心をもてる


パ諸国の主権 対処すべく,ヨーロッパ諸国 ,主権国家体制について関心をもち, 。
強化と大西洋 では変革が行われたこと, 追究している。
三角貿易 主権国家体制にそくした近
代的な国際関係ができてき
たこと,またイギリスとフラン 【思】各国の変革と近代的な国際関係 *ヨーロッパの変革が国内だけでなく,国際関係も変化させていったことを,三十
スが世界各地で覇権を争っ の成立を理解する。また,英仏の覇権 年戦争や第2次英仏百年戦争を通じて考察し,表現できる。
たことを理解させる。 争いがなぜ世界各地に及ぶものであっ
【内容】イギリス革命および たのかを考察し,表現できる。
各宗教戦争から,ウェストフ
ァリア条約にいたる過程を
通じて東欧諸国を含む各国 ○ ◎ ○ ◎ 【技】地図や図表を利用して,ヨーロッ 1 2 6 1 *ヨーロッパの国境の変化や,英仏の世界規模での覇権争いについて,地図を用
の動向と国際関係を学ぶ。 パの国境の変化や,英仏の世界規模 いて指摘できる。
あわせてイギリスではフラン での覇権争いなどを指摘できる。
スとの覇権争いに勝利して
世界最初の産業革命が起こ 【知】ヨーロッパ各国が状況に応じた変 *各国の変革が国内にとどまらず,近代的な国際関係の形成につながっていくこ
る条件が整ったことを学ぶ。 革を行っていく中で近代的な国際関係 と,およびイギリスが奴隷貿易などを基盤として広大な世界帝国を形成したことを
が形成されていったこと,および英仏の 理解している。
覇権争い,大西洋三角貿易について
理解している。

5 4章 環大西洋 【目標】イギリスで始まった 【関】産業革命・市民革命の前後で,生 *産業革命・市民革命をはじめとするこの時代の変革が,生活や社会を大きく変


革命~工業文 農業社会から工業社会への 活や社会のあり方がどのように変化し えたこと,および女性の地位に関心・興味をもてる。
明と国民国家 移行(工業化,産業革命)に たかを,さまざまな視点から追究してい
の誕生 ついて理解させる。またアメ る。
リカ独立・フランス革命に始
まり,ラテンアメリカにも波及 【思】産業革命で変化した社会,および *産業革命およびアメリカ独立・フランス革命がどのような影響をもたらしたのか
した国民国家の形成の動き アメリカ独立・フランス革命によって形 について考察し,表現できる。
(環大西洋革命)について理 成された「国民国家」は,従来とはどの
解させる。 ような点で異なるのか説明できる。
【内容】産業革命,およびア
メリカ独立・フランス革命・ラ
テンアメリカ独立などの環大 ○ ◎ ○ ◎ 【技】産業革命の展開や国民意識の広 1 2 6 1
*教科書などに掲載されているこの時代の絵画や地図から,産業革命に伴う社会
西洋革命が相互に関連して がりを,地図や図表などの各種資料を の変化や国民意識の表れを指摘できる。
おり,ナショナリズムの意識 活用して指摘できる。
を広げて国民国家を形成し
ていったことを学ぶ。その際
,女性などのおかれた位置 【知】産業革命による社会の変化のよう *産業革命による社会の変化や環大西洋革命による国民意識の形成が,近代社
について留意する。 すや,環大西洋革命によって国民意識 会の原型をつくったことを理解している。また,人権意識が形成されていったが,
が形成されていくことを理解している。 女性などがそこから排除されていたことを理解している。

5 5章 イギリス 【目標】覇権国家となったイ 【関】イタリア・ドイツなどヨーロッパ各地 *ナポレオン後のヨーロッパにおいて国民国家が形成されていく過程について関


の覇権と欧米 ギリスでは,自由主義思想 で国民国家が形成されていった過程に 心をもてる。
の国民国家建 が主潮になったこと,イタリ 関心がもてる。
設 ア・ドイツを中心に国民国家
形成の動きがさらなる広が
りをみせたことを理解させる 【思】イタリアとドイツの統一を例に,国 *国民国家の形成がイギリスの覇権への対抗であることを考察し,表現できる。
民国家の具体的な形成過程を考察し,
。またロシアやアメリカ合衆
表現できる。
国でも国民国家としての体
制が整えられていったことを
理解させる。 【技】地図や年表などを用いて,国民国 *国民国家の形成過程において,戦争や先住民に対する迫害などがあったことを
【内容】イギリスの覇権につ 家の形成過程を指摘できる。 ,地図や資料を用いて指摘できる。
いて学ぶとともに,ウィーン ◎ ○ ○ ◎ 1 2 6 1
体制が自由主義の広がりの
中で崩壊していく過程と社
の覇権と欧米 ギリスでは,自由主義思想
の国民国家建 が主潮になったこと,イタリ
設 ア・ドイツを中心に国民国家
形成の動きがさらなる広が
時数 単元名 学習の目標および内容
りをみせたことを理解させる 評価の観点 評価規準 評価方法 評価のポイント
。またロシアやアメリカ合衆
国でも国民国家としての体 関心 思考 技能 知識 態 ノ 発 提 考 小
制が整えられていったことを 意欲 判断 理解   ー 出 テ
理解させる。 【技】地図や年表などを用いて,国民国 度 ト 表 物 査 ス

【内容】イギリスの覇権につ 態度 表現 家の形成過程を指摘できる。
いて学ぶとともに,ウィーン ◎ ○ ○ ◎ 1 2 6 1
体制が自由主義の広がりの
中で崩壊していく過程と社 【知】イギリスの覇権の確立,および欧 *イギリスの平和(パクス=ブリタニカ)が自由主義思想に支えられていたこと,欧
会主義思想の形成を学ぶ。 米各国が国民国家としての体制を整え 米諸国では国民国家の形成の動きがさらなる広がりをみせたことを理解している
またイタリア・ドイツ・ロシア・ ていく過程を理解している。 。
アメリカなどの国民国家の
形成過程を学ぶ。

5 6章 世界の一 【目標】ヨーロッパの世界進 【関】アジア各地域の植民地化の過程 *ヨーロッパに対して優位を誇ったイスラーム世界が軍事的劣勢にたたされるよう


体化の進展と 出の中,イスラーム世界は や改革への模索に関心をもち,追究し になったこと,東アジアでも同様であったこと,およびアジア諸国の改革への模索
アジアの変容 軍事的劣勢にたたされたこ ている。 に関心をもてる。
と,南アジア・東南アジアは
植民地化され,東アジアも
圧力を受けた状況を理解さ 【思】欧米諸国の進出に対するアジア *植民地化された地域はその経緯について,植民地化されなかった地域は欧米
せる。しかし,その中で,厳 各地域の動きを考察し,表現できてい 諸国との関係について考察し,表現できる。
しい国際環境に対応する動 る。
きが生まれたことや,日本
の「近代化」が東アジアにお 【技】地図などの各種資料を活用し,欧 *当時のアジア各地域の状況について,地図やグラフなどを活用して,政治面だ
ける国際関係に大きな変化 米諸国の進出にさらされたアジア各地 けでなく経済面も説明できる。
をもたらしたことを理解させ 域の状況を指摘できる。
る。
【内容】欧米諸国によってア
ジアの植民地化が進んでい ◎ ○ ○ ◎ 【知】欧米諸国の進出に対するアジア 1 2 6 1 *欧米諸国の進出がアジア各地に政治的支配だけでなく,経済的従属をもたらし
く状況を地域ごとに学ぶ。ま 各地域の外交・内政について理解する たことを理解している。その反面,アジア内貿易が拡大した面もあることを理解し
た植民地が政治的支配を受 とともに,アジア諸国間の国際関係や ている。
けただけでなく,経済的にも 経済関係について理解している。
従属していった過程を学ぶ
とともに,あわせて植民地化
に対するアジア各地域の改
革への動きやアジア内貿易
について学ぶ。

8 3部 地球社会 【目標】世界の一体化が完 【関】帝国主義による世界の一体化が *帝国主義による世界の一体化について興味・関心をもてる。


形成の模索 成していく状況を,産業・社 進む中,それにより圧迫されたアジア・
1章 世界の一 会の変化とともに理解させ, アフリカの動きに関心をもち,追究して
体化の完成と ヨーロッパ各国の動向とアフ いる。
その影響 リカ・オセアニアの分割,ア
ジアにおける体制の変革を 【思】植民地支配=文明化と正当化す *アジアにおけるナショナリズムの高揚を,欧米諸国による世界分割と関連づけ
総合的に考察させる。 るヨーロッパの思想を,批判的にとらえ ながら考察し,表現できる。
【内容】第2次産業革命の中 ることができる。また欧米諸国のアジア
,帝国主義の時代が始まり 進出が,各地域のナショナリズムを高
,欧米諸国による世界分割 揚させる契機になったことを考察し,表
が進むことを学ぶとともに, 現できる。
アジアにおける対応のよう
すを各地域の特色をふまえ ○ ◎ ○ ◎ 1 2 6 1
ながら学ぶ。その際,帝国 【技】交通・通信の発達と世界の一体化 *交通・通信の発達と欧米諸国による世界分割の関連を,地図を用いて指摘でき
主義列強の国内状況の共
との関連を,地図などの各種資料を用 る。また風刺画などを用いて当時の状況を説明できる。
通点と相違点,アジア各国
の対応の特徴に留意する。 いて説明できる。

【知】欧米諸国が植民地を求めた理由 *欧米諸国が植民地を求めた理由(市場と原料確保のため)と国ごとの進出の特
として市場と原料供給地が必要であっ 色を理解している。またアジア各地域の当時の状況を理解している。
たこと,植民地化をまぬかれた国では
欧米諸国の圧力に対する変革が模索
されていたことについて理解している。
アジアにおける対応のよう
すを各地域の特色をふまえ ○ ◎ ○ ◎ 1 2 6 1
ながら学ぶ。その際,帝国
主義列強の国内状況の共
通点と相違点,アジア各国
時数 単元名 学習の目標および内容
の対応の特徴に留意する。 評価の観点 評価規準 評価方法 評価のポイント
関心 思考 技能 知識
【知】欧米諸国が植民地を求めた理由 態 ノ 発 提 考 小

意欲 判断 理解 として市場と原料供給地が必要であっ   ー 出
度 ト 表 物 査 ス
態度 表現 たこと,植民地化をまぬかれた国では ト
欧米諸国の圧力に対する変革が模索
されていたことについて理解している。
時数 単元名 学習の目標および内容 評価の観点 評価規準 評価方法 評価のポイント
関心 思考 技能 知識
態 ノ 発 提 考 小

意欲 判断 理解   ー 出
度 ト 表 物 査 ス

態度 表現

11 2章 世界大戦 【目標】総力戦として行われ 【関】二つの世界大戦がこれまでとは違 *列強の対立は戦争にいたったが,それがこれまでの戦争とは違って,総力戦に


の時代 た二つの世界大戦の原因と う総力戦であることを理解し,追究して なったことに興味・関心をもてる。
影響を把握し,その惨禍を いる。
理解させる。また戦中・戦間
期を通して,世界的に社会
【思】総力戦を支えた社会体制と,総力 *パレスチナ問題・第一次世界大戦とロシア革命など,この時代の現象が政治・
変革が起こったことを学び,
戦がもたらした影響について考察し, 経済・社会の各側面で相互に深く関連し合っていることを考察できる。
20世紀前半の変動を全体と
表現できる。
して考察させる。
【内容】「世界戦争」の時代
においては,アジアのナショ
ナリズムの高揚,社会主義 【技】写真や映像などの資料を活用して *写真や映像などの資料を活用して,総力戦の実態や,戦中・戦後における社会
国家の誕生,大衆社会の出 ,総力戦の実態やそれがもたらした社 的影響を指摘できる。
現,ファシズムの台頭などが 会的影響を例示できる。
相互に関連した現象であっ ◎ ○ ○ ◎
1 2 6 1
たことを理解させ,考察させ
る。国際平和への努力およ
び民族自決と少数民族の問
題もあわせて理解させ,考
察させる。さらに戦後世界の
枠組みが米ソを中心に形成 【知】第一次世界大戦と第二次世界大 *第一次世界大戦と第二次世界大戦とを,戦後処理を含めて比較し,その共通点
されていくことを理解させ, 戦とで,「戦勝国」の,戦後処理を視野 と相違点を把握し,「世界戦争」の時代の特徴を理解している。
考察させる。 にいれた終戦までの動向に大きな相違
があることを理解している。

9 3章 東西冷戦 【目標】アメリカの覇権,冷 【関】戦後世界の画期となった動きや事 *冷戦や冷戦後の歴史に興味・関心をもてる。


から多極的国 戦の展開,米ソ二極時代の 件に興味・関心をもてる。
際社会へ 終焉といった一連の流れと
ともに,地域紛争,西欧と日
本の台頭に伴うアメリカの覇
権の動揺,社会主義陣営の 【思】戦後世界における資本主義陣営 *冷戦の始まりと米ソ二極時代の終焉,多極化の動きなど戦後世界の主要な動
分裂と経済の低迷,アジア と社会主義陣営,第三勢力それぞれの 向を,具体的なできごとや事件をふまえて考察し,表現できる。
各地域の動向について理解 動向を考察し,表現できる。
させ,考察させる。
【内容】世界の覇権を握った
アメリカ中心の戦後体制,そ 【技】戦後世界の画期となった動きや事 *世界地図などの各種資料を用いて,戦後世界の展開を指摘できる。
れに対するソ連中心の社会 件について,各種資料を用いて因果関
主義陣営の形成,冷戦の展 係を指摘できる。
開,アジア・アフリカ諸国の ○ ◎ ○ ◎ 1 2 6 1
独立,ベトナム戦争を契機と
したアメリカの覇権の衰退, 【知】戦後世界の画期となった動きや事 *冷戦の始まりと米ソ二極時代の終焉,多極化の動きなど戦後世界の主要な動
ソ連の低迷,アジア経済の 件について理解している。 向を,具体的なできごとや事件とともに理解している。特に,アメリカの覇権の変容
勃興,イスラーム復興など, と社会主義の衰退,東アジアの発展の原因について理解している。
20世紀の世界の画期につい
て学ぶ。
時数 単元名 学習の目標および内容 評価の観点 評価規準 評価方法 評価のポイント
関心 思考 技能 知識
態 ノ 発 提 考 小

意欲 判断 理解   ー 出
度 ト 表 物 査 ス

態度 表現

5 4章 相互依存 【目標】冷戦後の世界につい 【関】地域紛争や新しい形の紛争(テロ *冷戦終結後の世界で起こっている新たな問題や動きに関心をもてる。


を深める世界 て政治・経済・文化・宗教な ),地域統合の進展,新興国の勃興,
どの全体像を学習し,20世 難民問題や地球環境問題などに関心
紀末から21世紀にかけて新 をもち,追究している。
たな世界秩序が模索されて
いることを理解させる。また 【思】地域紛争,地域統合の進展,新興 *グローバル化の動きや,紛争やテロ・難民流出などが起こる理由,南南問題や
グローバル化とその問題点 国の動向,難民問題や地球環境問題 環境問題などを考察し,表現できる。
を考察させる。 などについて考察し,表現できる。
【内容】冷戦の終結がソ連と
東欧社会主義圏を解体させ 【技】新聞の国際面などに報道されてい *ますますグローバル化に伴う相互依存が進行している世界の状況を,キーワー
たこと,地域統合が進展す るできごとの背景を,教科書の説明を ド(グローバル化など)を用いて指摘できる。
るとともに,BRICSのような 参考にしつつ指摘できる。
新興国の伸長がみられるこ
とを理解させる。また,テロ ○ ◎ ○ ◎ 1 2 6 1
や難民問題,国境紛争など 【知】冷戦後も世界には解決すべきさま *冷戦後も世界各地で紛争やテロ,地球温暖化などの問題が見られる一方で,
新たな課題が生まれている ざまな問題がある一方で,ヨーロッパや 国家の枠をこえた新たな地域協力の形を模索する動きがあること,またグローバ
こと,20世紀末から21世紀 アジアなどでは新たな地域協力の形が ル化への反発もみられることを理解している。
にかけてグローバル化が進 模索されていること,反グローバル化
展する中で,新たな世界秩 の動きもあることを理解している。
序が模索されていることに
触れ,これからの世界につ
いて展望させる。
時数 単元名 学習の目標および内容 評価の観点 評価規準 評価方法 評価のポイント
関心 思考 技能 知識
態 ノ 発 提 考 小

意欲 判断 理解   ー 出
度 ト 表 物 査 ス

態度 表現

6 Skillを高める 【目標】設定された主題につ 【関】それぞれの主題に対し,意欲的に *自らの歴史的技能を向上させようと,意欲的な態度で取り組んでいる。


いて,各種資料を収集し教 取り組もうとしている。
科書を参考にしつつ,さまざ
まな側面から考察して再構 【思】教科書の問いかけに対し,自ら考 *教科書の問いかけに積極的に答え,発表しようとしている。
成させる。歴史を把握する えつつ,各種資料や教科書の文章など
技能を習得させることによっ から適切な解答を見つけて発表できる
て歴史的思考力をはぐくみ, 。
主体的に生きる力を養う。
【内容】「時間軸からみる諸 【技】地図や史料,絵画・図版などから *(グループ学習の場合は,班員と協調しつつ,)自分の考えを述べている。
地域世界」(p.70)では,「暦 適切な内容を読み取り,自分の言葉で
の歴史」年表をつくり,暦の 指摘することができる。
役割を考えるとともに,暦の
地域による違い,変化や発
達を調べるなどして,歴史を 【知】それぞれの主題が設定された理 *教科書の本文や資料から適切な内容を引き出して説明することができる。教科
時間軸で整理し表現する技 由を把握し,理解することができる。 書以外の資料を探し出し,報告することができる。
能を習得させる。「空間軸か
らみる諸地域世界」(p.119)
では,「文字の広がり」をテ
ーマに,文字のルーツと広
がりをまとめ,派生文字を調
べてその形成の要因を考え
るなどして,歴史を空間軸で
整理し表現する技能を習得
させる。「資料からよみとく歴
史の世 ○ ◎ ◎ ○ 2 2 3 1 2
界」①②③(p.176,p.194,p.
229)では,それぞれの主題
にそって資料を多面的・多
角的に考察し,読みとく技能
を習得させる。「資料を活用
して探究する地球世界の課
題」(p.326)では,経済格差
の現状と歴史的経緯,およ
び未来への展望を調べさせ
,その成果を発表させたり
討論させたりすることによっ
て,歴史的思考力を身につ
けるとともに持続可能な社
会の実現を展望させる。

You might also like