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B
20232023 = 72023 · 174046 である.以下,正の整数 p, n について,p が n を割り切る最大の回数を
vp (n) で表す.q = 7, 13 とする. 条件は avq (a) + bvq (b) + cvq (c) + dvq (d) が偶数となることと同値
である.ここで a, b, c, d が奇数であるから,これは vq (a) + vq (b) + vq (c) + vq (d) が偶数となること,
すなわち vq (a), vq (b), vq (c), vq (d) のうち偶数個が奇数であることと同値である.0 ≤ v7 (x) ≤ 2023,
0 ≤ v17 (x) ≤ 4046 (x = a, b, c, d) だから,そのような組 (a, b, c, d) の個数は
C
n−1
−1 n−1
−1
an = a1 (a1 + b1 )2 , bn = b1 (a1 + b1 )2 とおくと,
1−1
−1 1−1
−1
a1 = a1 (a1 + b1 )2 = a1 , b1 = b1 (a1 + b1 )2 = b1 ,
n−1
−1 n−1 n
−1
an+1 = an (an + bn ) = a1 (a1 + b1 )2 (a1 + b1 )2 = a1 (a1 + b1 )2 ,
n−1
−1 n−1 n
−1
bn+1 = bn (an + bn ) = b1 (a1 + b1 )2 (a1 + b1 )2 = b1 (a1 + b1 )2
だから,これが一般項である.よって
99
−1 99
−1 99
−4
b100 − a100 = 21 · 322 − 11 · 322 = 5 · 25·2 ·
だから,Fermat の小定理より
1
.
D
赤い点からなる四角形を赤い四角形,青い点からなる四角形を青い四角形と呼ぶことにし,正
100 角形の外接円の周の長さが 100 であるとする.また, 赤い四角形の 4 頂点を R1 , R2 , R3 , R4 と
し,辺 R1 R2 が最長であるとする.孤 R1 R2 のうち,赤い点をすべて含むほうの長さを r とすれ
ば青い四角形と赤い四角形が共通部分を持たないことから 3 ≤ r ≤ 49 である.点 R1 R2 の取り
方は 100 通り, それに対応する青い四角形の点の取り方は 99 − 2r 通りある.点 R3 R4 の取り方
(r − 1)(r − 2)
は 通りであり,それに対応する青い四角形の点の取り方は R3 R1 = R2 R4 となる
⌊ ⌋ 2
r−1
通りに対して 1 通り,そうでないとき 2 通りである.したがって求める値は
2
∑
49 ( ⌊ ⌋)
(r − 1)(r − 2) r−1
100(99 − 2r) ×2−
r=3
2 2
( 24 )
∑ ∑
23
= 100 (97 − 4r)(2r(2r − 1) − r) + (95 − 4r)(2r(2r + 1) − r)
r=1 r=1
( 23 )
∑ ∑
23
= 100 (−16r3 + 400r2 − 291r) + (−16r3 + 376r2 + 95r) + 4 · 242 − 3 · 24
r=1 r=1
( 23 )
∑
= 100 (−32r + 776r − 196r) + 2232
3 2
= 86592800
r=1
である.
E
p = 3001 とおく.以下合同式はすべて p を法とし,数 x を 3001 で割った余りが書かれたカード
をカード x と呼ぶことにする.p は素数だから,
である.
S = {1, 2, · · · , p − 1} とおく.p は素数だから,任意の a ∈ S に対して,ab ≡ 1, ac ≡ −1 なる
b, c ∈ S がそれぞれちょうど 1 つ存在する.このとき c ≡ −b である.
2
(i), (ii), (iii) から,先頭から 2 枚ずつカードをペアにしていけば,各ペアのカードに書かれた数
を s, t として s2 t2 ≡ 1 が成り立っていることがわかる.(1, 3000) および (k, l) はペアをなす.(iii)
における 749 組 (a, b) それぞれについて,(a, −a, b, −b) から 2 つのペアに分ける方法は 2 通りあ
り,1500 個のペアを並び替える方法が 1500! 通り存在する.さらにペア内での並び替えが 各ペア
について 2 通りあるから,求める並べ方の総数は
F
以下,三角形 P QR の外接円を (P QR) などと表す.
線分 CK ′ の中点を L , 点 C に関して D と対称な点を D′ とする.このとき
= 180◦ + ̸ EN M − ̸ EN B
1
= 180◦ − ̸ BN M = 180◦ − ̸ BN C
2
したがって N は (BXC) の中心であり,N X = N C が成り立つ.
1
KB = 2x, M X = y と お く.EM L = (360◦ − ̸ BM N ) − ̸ N M C = 45◦ だ か ら,EM =
√ √ 2
2M L = 2(1 + x) である.(EK ′ C) と点 M に関して方べきの定理より M X · M E = M K · M C,
すなわち
√
2(1 + x)y = 1 + 2x
3
を得る.この 2 式から 2x(x + 2)(2x + 1) = 1 がわかる.ここで,求める面積を S とすれば,
△XBC と △BN C に分けてそれぞれ底辺を BC として考えると
1 1 3 + 4x
S= ( √ y + 1)(2 + 2x) =
2 2 2
2S − 3
だから,x = となる. 2x(x + 2)(2x + 1) = 1 に代入すると 8S 3 + 4S 2 − 34S − 1 = 0 となり,
4
これは有理数解を持たないことがわかるから,S の最小多項式 f (x) は f (x) = 8x3 + 4x2 − 34x − 1
である.よって解答すべき値は f (100) = 8036599 である.