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関係者各位 2023 年 02 月

伊藤忠ベトナム会社
ICT 部

【ベトナム市場ニュース】

【ベトナム―IT】 光 海 底 ケ ー ブ ル 、 主 要 4 本 で 故 障 発 生 ベトナムと海外をつなぐ主な光
海底ケーブル5本の うち4本で故障が発生中で、インターネット通信に深刻 な問題が起きている。1
月 30 日付タインニエン電子版 が報じた。 国内のインターネット接続業者(ISP)によると、 「イント
ラ・アジアケーブルネットワーク(IA)」は1 月 28 日に故障が発生。シンガポール沖 130 キロメート ル
の地点でケーブルが破断し、通信が全て途絶えてい る。 昨年から今年初めにかけて故障が発生
した「アジア・ アフリカ・ヨーロッパ1(AAE―1)」「アジア・アメ リカ・ゲートウエー(AAG)」「アジア・
パシフィッ ク・ゲートウエー(APG)」も修復中で、今回故障中 のケーブルは計4本になった。 この
ほかに、国内と海外をつなぐ光海底ケーブルは 「SJC2」「ADC」「SMW3」があるが、SJC2 とADC
はまだ正式な運営が始まっておらず、SMW3 は老朽化して廃棄待ちの状態だ。 今回故障したIA
は総延長が 6,800 キロメートルで、 シンガポール、ベトナム、フィリピン、香港、日本をつ なぎ、2009
年 11 月から運用されている。

【日本―IT】 半 導 体 調 達 、 見 直 し 迫 ら れ = ウ ク ラ イ ナ 侵 攻 1 年 【共同】ロシアのウク
ライナ侵攻から 24 日で1年。 半導体などの重要性がより認識されるようになり、中国 を念頭に置い
ていた経済安全保障の概念が拡大した。国 際秩序が揺らぐ中、日本政府は調達先の見直しを迫ら
れ 友好国との連携に軸足を置く。自由貿易体制は岐路を迎 え、経済の分断で先行きに不透明感が
増している。 戦況を左右 ロシア軍は当初、首都キーウ(キエフ)攻略を試みた が、予想を上回る反
撃に遭った。兵士の数で優位に立つ ロシア軍の侵攻は、もくろみ通りに進んでいない。戦況 を左右
した一因が半導体だ。 半導体を巡る国家間の攻防を描いた「チップウォー」 (半導体戦争)の著
者クリス・ミラー米タフツ大准教授 によると、米国は高性能半導体を搭載したミサイルや衛 星通信
機器などをウクライナに供与しロシア軍を圧倒 した。同氏は「半導体が戦争の形を変えた」と指摘す
る。 途絶 日本では昨年5月に経済安全保障推進法が成立し、政 府は有事や災害を想定した重
要物資の安定確保に乗り 出した。注力するのが半導体だ。同 12 月に重要物資に 指定し、補助金
を出して企業に増産を促す。 半導体製造で世界をリードする台湾は、中国が統一を 強行する脅
威にさらされている。供給が止まる恐れもあ り、日本政府は法制化に向け準備を進めていた。そのさ
なかにウクライナ侵攻が起きた。政府筋は「半導体は軍 事とも密接に結びついている」と安全保障
の観点からも 確保を急ぐ考えだ。 海外に大きく依存するエネルギーも課題が表面化し た。日本
が権益を持つロシア極東の液化天然ガス(LN G)拠点から供給が途絶えかねない事態に直面。政
府は 経済安保の対象を広げ、LNGも重要物資に指定した。 余剰分を確保する仕組みを導入する計
画だ。経済産業省 幹部は「ウクライナ侵攻が重要物資の選定に与えた影響 は大きい」と打ち明ける。

【韓国―IT】 I G A ワ ー ク ス 、 ベ ト ナ ム 社 と 供 給 契 約 締 結 ビッグデータ解析などを手が
ける韓国のIGAワー クスは 16 日、ベトナムのデジタルマーケティング企業 であるクレバーグループ
と東南アジア地域における製 品の供給契約を締結したと発表した。 IGAは今後、クレバーグルー
プを通じて自社開発の データ解析プラットフォームなどを販売していく。ベト ナム国内での販売や
マーケティングはクレバーグルー プが担当する。 近隣国への進出も模索 IGAは今回の海外進出
を足がかりに、中長期的には インドネシアやフィリピンなど近隣国にも進出する計画だ。

【ベトナム―IT】 シ リ コ ン シ テ ィ ー 計 画 、 認 可 取 り 消 し へ ベトナム南部トゥードゥック市
(ホーチミン市直属) のサイゴン・ハイテクパーク(SHTP)内にIT産業 の集積地として計画されてい
た「サイゴン・シリコンシ ティー」の建設事業は、着工から7年も停滞しているこ とから、今年中に認
可が取り消される見通しになった。 14 日付トイチェー電子版が報じた。 ホーチミン市人民委員会
のボー・バン・ホアン副委員 長が 14 日、SHTPの今年の計画実行会議で明らかに し、関連部局に
対してSHTPと協力して認可取り消し 手続きを進めるよう求めた。 サイゴン・シリコンパーク社を
事業主として 2016 年 8月に着工。4,000 万米ドル(約 53 億円)を投じて面積 52 ヘクタールの用地
に、米シリコンバレーにならったI T産業の集積地を建設する計画だった。その後建設は停 滞し、SH
TP管理委員会は 21 年 10 月、認可の取り消 しを市人民委に提案していた。

【ベトナム―IT】 E C 納 税 代 行 、 業 界 団 体 や 専 門 家 が 困 難 指 摘 ベトナム電子商取引
協会(VECOM)は、電子商取 引(EC)プラットフォーム運営会社に販売事業者の納 税を代行させ
る財務省案について、現実的ではないと強 調した。国営ベトナム通信(VNA)が 14 日伝えた。 同
協会は、◇大半のプラットフォーム運営会社は販売 各社の商品に適用される税コードと税率全般に
関して 知識が乏しく、納税額を適切に計算できない◇プラット フォームが販売各社の代理で税を申
告・納付でき、税務 当局が個別取引による売り上げの有無を確認できるデ ジタルシステムは存在し
ない◇ベトナムの消費者は代 金引換払いを好むため、プラットフォーム側が販売各社 の実際の売
上高を把握しにくく、納税額の算出が一層複 雑になる——という3点を障害に挙げた。 専門家ら
は、複数のプラットフォームを利用する販売 会社への課税に伴う困難を指摘。税計算を助けるため、
プラットフォーム上の販売管理ソフトウエアの使用か、 売上高や利益、取引件数、販売品目といった
データの共 有を販売各社に義務付ける必要があるとの見方を示し た。また、プラットフォーム運営
会社に源泉徴収の権限 を与え、売り上げ発生時に徴税させることも求められる とした。

【ベトナム―IT】 ザ ロ V N G 、 連 日 ス ト ッ プ 高 で 史 上 最 高 値 に ベトナムの会員制交流
サイト(SNS)「Zalo(ザ ロ)」を運営するVNGコーポレーションの株価が、未 上場株式の公式店頭
市場「UPCoM」で取引を開始し た2月1日以降、11 営業日連続で値幅制限いっぱいまで 上昇する
ストップ高となった。15 日の終値は1株当たり 135 万 8,700 ドン(約 57 米ドル、約 7,650 円)だった。
2000 年にホーチミン証券取引所(HOSE)が開設さ れて以降、国内市場で1株当たり 100 万ドンを
超える銘 柄は他になく、連日過去最高を更新している。 VNG株は、今年1月5日にUPCoMに登
録され、 しばらく取引がなかったが、2月に入って売買されるよ うになった。公開価格は1株当たり
24 万ドンだった。

【ベトナム―IT】 海 底 ケ ー ブ ル 、 年 内 に 2 本 追 加 で 7 本 体 制 へ ベトナムと海外をつな
ぐ主要な光海底ケーブルが年 内に新たに2本追加で稼働する予定だ。既存のケーブル と合わせて
7本体制になる。国際インターネット通信の 利用増に対応し、ケーブル破損時のバックアップ体制を
強化する。トイバオキンテー電子版が 13 日伝えた。 新たに設置する海底ケーブルは「サウスイー
ストアジ ア・ジャパン・ケーブル2(SJC2)」と「アジア・ ダイレクト・ケーブル(ADC)」。 米テレジオ
グラフィーによれば、SJC2はベトナム のほか中国や日本、シンガポール、韓国、台湾などを結 ぶ総
距離1万 500 キロメートルのケーブルで、通信容量 は 144 テラビット毎秒(Tbps)。各国企業による
総 投資額は4億 3,900 万米ドル(約 579 億円)。 ADCは中国や日本、フィリピン、シンガポールな
ど をつなぐ 9,800 キロのケーブルで、容量は 140 Tbp s。総投資額は2億 9,000 万米ドル。 ベトナ
ムではどちらも中南部ビンディン省クイニョ ンがケーブルの陸揚げ地点となる。SJC2は国営ベト ナ
ム郵政通信グループ(VNPT)、ADCは軍隊通信 グループ(ベトテル)が運営に参加している。 計
画によればベトナムでは 2025 年までにさらに2~ 4本の光海底ケーブルを追加稼働させ約 10 本
体制にし、 30 年までにはさらに4~6本のケーブルを追加する予 定だ。 現在ベトナムでは5本中
4本で故障が発生しており、 国際通信速度に遅れが発生している。

【マレーシア―IT】 ギ フ テ ィ 、 ア ル プ ロ の e ギ フ ト 販 売 を 開 始 商品と交換可能なギフト
券をオンラインで贈るサー ビス(eギフト)を手がけるギフティ(東京都品川区) は 13 日、マレーシア
で薬局・診療所事業などを展開す るアルプロ・ファーマシーのeギフト販売を開始した。 券種は 10
リンギ(約 303 円)、20 リンギ、50 リンギ の3種類で、有効期間は購入から 90 日。法人が実施す る
アンケートの謝礼や交流サイト(SNS)上での販促 キャンペーン、ポイント交換、来店促進のキャン
ペーン の報酬としてeギフトを提供する「ギフティ・フォー・ ビジネス(giftee for Business)」で取り扱う。
マレー シア国内のアルプロ・ファーマシー 183 店舗で利用でき る。 ギフティは 2018 年 10 月に、
マレーシアで現地法人ギ フティマレーシアを設立。これまでにアルプロ・ファー マシーを含む 27 事業
者がeギフト販売システム「eギ フト・システム(eGift System)」を導入しており、45 事業者のeギフト
をギフティ・フォー・ビジネスで提供 している。 ギフティはマレーシアのほか、ベトナム、インドネシ ア
でもeギフトビジネスを展開している。 アルプロ・ファーマシーは 02 年の創業。22 年7月に は、スギ
薬局を展開するスギホールディングスと業務提 携し、同社のプライベートブランド(PB)や日本のメ
ーカーのヘルスケア・パーソナルケア商品の輸入・販売 を開始した。

【ベトナム―IT】 サ ム ス ン 現 法 社 長 、 当 地 の 調 達 網 拡 大 に 意 欲 韓国サムスン電子の
現地法人サムスン・ベトナムのチ ェ・ジュホ社長は 12 日、ベトナムのファム・ミン・チ ン首相が主催
する会議で、ベトナム企業を同社の世界的 サプライチェーン(調達・供給網)に組み込んでいくこ と
に意欲を表明した。政府公式サイトが 12 日付で伝え た。 会議は「2030 年までの北部平野の経
済・社会発展およ び国防・治安維持」に関する会議で、チェ氏は外資系企 業の代表者としてはただ
一人出席した。 チェ氏によると、同社のサプライチェーンにおけるベ トナムの1次下請けと2次下
請けの企業数は、14 年の 25 社から 22 年末には 257 社へと 10 倍に増えた。15 年 以降、サムスン
の専門家がベトナム企業約 400 社の競争 力向上に協力している。3カ月あまりのコンサルティン グ
で、効率は生産効率は 40%上がり、不良品は 50%減 ったという。 チェ氏は昨年末ハノイ市に完
成した研究・開発(R& D)センターが世界における同社の主なセンターの一つ であるとし、ベトナム
のIT人材の養成にも力を入れて いると述べた。 同社は 19 年の商工省との覚書に基づき、4年間
で金 型の分野の専門家 200 人を養成する事業を進めている。 22 年に同省との間で交わしたス
マートファクトリー構 築に関する覚書では、同分野の専門的な知識を2年間で 50 社に広める計画
だという。
【ベトナム―IT】 マ サ ン 、 シ ン ガ ポ ー ル A I 企 業 株 の 2 5 % 取 得 ベトナムのコングロマ
リット(複合企業)マサン・グ ループは、シンガポールのソフトウエア開発企業トラス トIQの発行済み
株式の 25%を取得する。子会社ザ・シ ェルパを通じて1億 500 万米ドル(約 138 億円)を出資 し、小
売り・消費分野での人工知能(AI)導入を加速 する。VNエクスプレスが 10 日伝えた。 ベトナム計
画投資省が 10 日、ファム・ミン・チン首 相によるシンガポール公式訪問の枠組みで、投資登録証 を
交付した。 マサンは傘下の「ウィン」ブランドのコンビニエンス ストアやスーパーマーケットなどの
展開を通じて、国民 の消費需要の 80%を満たせるエコシステム(生態系)を 構築する戦略を掲げ
ており、今回の投資はその一環。 トラストIQはソフト開発やテクノロジー、アプリと いった分野の事
業を手がけ、米セコイア・キャピタルや 日系ビーネクストなどのベンチャーキャピタルから資 金を調
達している。 同社の子会社トラスティング・ソーシャルは融資利用 者の信用スコアや財務能力を
AIで分析・評価するサー ビスで知られ、ベトナムで事業を展開している。マサン は 2022 年、6,500 万
米ドルをかけてトラスティング・ソ ーシャル株の 25.1%を取得していた。

【ベトナム―IT】 電 話 ・ 部 品 輸 出 が 停 滞 、 回 復 は 7 月 以 降 か ベトナム税関総局による
と、2022 年の電話・電話部品 の輸出額は 579 億米ドル(約7兆 6,000 億円)で、前年 比 0.8%増に
とどまった。米国や欧州連合(EU)、日本 など主要な輸出市場で景気減速やインフレの影響によ り
需要が減少しており、少なくとも今年第2四半期(4 ~6月)までは輸出の伸び悩みが続くとみられて
いる。 8日付国営ベトナム通信(VNA)が伝えた。 輸出先別では、中国が前年比 7.1%増の 162
億 6,000 万米ドル、米国が 22.5%増の 118 億 8,000 万米ドル、E Uが 15.1%減の 67 億米ドル、韓
国が 5.3%増の 50 億 5,000 万米ドルだった。 英系大手金融機関HSBCのリポートによると、ベト
ナムでは 22 年第4四半期(10~12 月)から主要な輸出 産業に「停滞」が訪れている。世界的な受
注減により、 電話・電話部品だけではなく、電子・電子部品、繊維・ 衣類、履物、家具などの産業でも
輸出の落ち込みがみら れている。HSBCは、少なくとも今年第2四半期まで は電話・電話部品をは
じめとした主要産業の輸出停滞が 続くと予測している。 中長期的には、電話・電話部品分野で世
界の輸出市場 をリードできる可能性が高いと指摘。鴻海精密工業(フ ォックスコン)や歌爾(ゴア
テック)など大手サプライ ヤーが中国からの生産移管および生産拡大を進めてお り、今後も世界的
な輸出拠点となるとみられている。

【ベトナム―IT】 故 障 中 の 海 底 ケ ー ブ ル 、 4 月 ま で に 3 本 復 旧 ベトナムと海外をつな
ぐ主な光海底ケーブル5本の うち4本で故障が発生している問題を受けて、地場大手 通信業者の
代表者は7日、3~4月までに「イントラ・ アジアケーブルネットワーク(IA)」、「アジア・パシ フィック・
ゲートウエー(APG)」、「アジア・アメリ カ・ゲートウエー(AAG)」の3本が復旧する見込み であるこ
とを明らかにした。7日付国営ベトナム通信 (VNA)が伝えた。 IAは3月中旬、APGとAAGは4月
上旬までに修 復作業が完了する予定。IAは全長 6,800 キロメートル の光海底ケーブルで、シンガ
ポールや香港、日本などを 結んでおり、南北アメリカや欧州への接続を中継する重 要なケーブルに
なっている。APGは全長1万 400 キロ で、中国や香港、日本、韓国、シンガポール、タイなど を結んで
いる。AAGは全長2万キロで香港や米国など を結ぶ。いずれも昨年末から今年にかけて断線などの
故 障が発生していた。 同様に故障が発生している「アジア・アフリカ・ヨー ロッパ1(AAE―1)」に
関しては復旧時期が未定と なっている。 7日付タインニエン電子版によると、軍隊通信グルー プ
(ベトテル)の代表者は、「ベトナムでは、毎年 10 回 程度の光海底ケーブルの断線が生じている」と
説明した が、ベトナムと海外をつなぐ主な光海底ケーブル4本で 同時に故障が発生したのは初め
て。同社は常に国際接続 容量の最低 40%を確保できるようバックアップ体制を 整えているものの、
投資コストや運用部門の負荷が大き くなっているという。

【ベトナム―IT】 デ ー タ セ ン タ ー 賃 料 で 高 評 価 、 H C M 市 米不動産サービス大手クッ
シュマン・アンド・ウェイ クフィールド(C&W)が発表した世界主要都市のデー タセンター市場の競
争力ランキング最新版で、ベトナム 南部ホーチミン市は賃料の価格競争力で世界 10 位圏に 入っ
た。ベトナム・インベストメント・レビュー(VI R)が7日付で報じた。 アジア太平洋地域で賃料の競
争力が 10 位以内に入っ たのはホーチミン市のみだった。同市以外では、米オハ イオ州コロンバス
やチリのサンティアゴ、南アフリカの ヨハネスブルクなどがランクインしている。 C&Wは主要都市
について市場規模や電力コスト、環 境リスクなど 13 の指標で評価しており、アジア太平洋 地域で
はシンガポールが1位、香港が2位、オーストラ リア・シドニーが3位だった。 上位にベトナムの都
市は入っていないが、C&Wベト ナムのブイ・チャン代表は「人口規模やインターネット サービスに対
する需要に対して、データセンターは未整 備だが、それだけに発展の余地が大きい」と今後に期待
する。 ホーチミン市では既に将来を見越したデータセンタ ーの開設の動きが相次いでいる。IT大
手CMCテレコ ムは昨年8月、7区のタントゥアン輸出加工区内にセン ターを開設した。オーストラリ
アのエッジ・センターは ベトナム国家大学と協力して同市にデータセンターを 設置したばかりだが、
市中心部1区でも開設を計画して いる。 通信大手、ベトナム軍隊通信グループ(ベトテル)は 2億
6,000 万ドル(約 340 億円)を投じてホーチミン市 3カ所目のセンターを建設する計画を明らかにし
てい る。

【ベトナム―IT】 ザ ロ 運 営 V N G 、 株 価 が 5 日 連 続 ス ト ッ プ 高 ベトナムの会員制交流サ
イト(SNS)「Zalo(ザ ロ)」を運営するVNGコーポレーションの株価が、未 上場株式の公式店頭市
場「UPCoM」で取引を開始し た2月1日以降、5日連続で値幅制限いっぱいまで上昇 するストップ
高となった。7日の終値は1株当たり 58 万 7,500 ドン(25 米ドル、約 3,290 円)だった。 VNG株は、
今年1月5日にUPCoMに登録され、 しばらく取引がなかったが、2月になって取引が始まっ た。公開
価格は1株当たり 24 万ドンだった。1日当た りの取引数は 100 株で、売り出されるとすぐに最高値
で 買われる状況が続いている。 同社の株主構成は、3組の大株主が 79.1%を保有して いる。内
訳はVNGリミテッドが 61.1%、同社創業者で 元会長のレ・ホン・ミン氏が 12.3%、ビッグVテクノロ
ジーが 5.7%。 22 年の通年決算は売上高が前年比2%増の7兆 8,000 億ドン、税引き後損益(純
損益)は 8,580 億ドン の赤字で、前年の 4,140 億ドンの黒字から1兆 3,000 億 ドン近く落ち込んだ。
【ベトナム―IT】 科 学 技 術 省 、 「 国 家 技 術 取 引 所 」 を 開 設 へ ベトナム科学技術省は、
2021 年 11 月に開設し運営中 の「情報・技術・設備取引所」を発展させる形で首都ハ ノイに「国家
技術取引所」を開設する計画だ。国の科学 技術発展のニーズに応えることを目指す。6日付サイゴ
ンタイムズが報じた。 政府公式サイトによると、国家技術取引所では技術の 需給に関するデータ
や統合データベースの構築、知的財 産の移転結果の発表、仲介サービスやコンサルティング を行
う組織の支援などを行う。このほか、地方の技術取 引所との連携や国際市場へのアクセスを通じて、
情報提 供や技術移転などを支援する。 科学技術省によると、全国の科学技術市場には 800 以
上の仲介組織が存在しており、15~20 年に地方で開設さ れた技術取引所は 20 カ所に上る。 情
報・技術・設備取引所ではこれまでに、1万件以上 の技術や専門家などのデータベースを収集・提
供してき た。

【ベトナム―IT】 ビ ナ フ ォ ン 、 3 日 に 回 線 混 雑 で 通 信 障 害 ベトナムの携帯通信サービス
大手ビナフォンで3日 午後4時ごろ、通信障害が発生した。首都ハノイ市を中 心に複数の地域で通
話やインターネットなどが一時利 用できなくなった。 ビナフォンは同日午後6時 32 分に公式サイ
トで、問 題が解消し通信が正常に戻ったと発表。通信障害の原因 については、通信回線が混雑し
ていたとした。 ハノイ市の利用者は、「午後4時過ぎ、電話中に通話 が切断された」と話している。
しばらしくしてから第4 世代(4G)通信を拾うことができ、午後7時ごろには 通話が可能になったと
いう。南部ホーチミン市でも通信 が切断されたり不安定になったりした。
【日本―IT】 半 導 体 調 達 、 見 直 し 迫 ら れ = ウ ク ラ イ ナ 侵 攻 1 年 【共同】ロシアのウクラ
イナ侵攻から 24 日で1年。 半導体などの重要性がより認識されるようになり、中国 を念頭に置いて
いた経済安全保障の概念が拡大した。国 際秩序が揺らぐ中、日本政府は調達先の見直しを迫られ
友好国との連携に軸足を置く。自由貿易体制は岐路を迎 え、経済の分断で先行きに不透明感が増
している。 戦況を左右 ロシア軍は当初、首都キーウ(キエフ)攻略を試みた が、予想を上回る反撃
に遭った。兵士の数で優位に立つ ロシア軍の侵攻は、もくろみ通りに進んでいない。戦況 を左右し
た一因が半導体だ。 半導体を巡る国家間の攻防を描いた「チップウォー」 (半導体戦争)の著者
クリス・ミラー米タフツ大准教授 によると、米国は高性能半導体を搭載したミサイルや衛 星通信機
器などをウクライナに供与しロシア軍を圧倒 した。同氏は「半導体が戦争の形を変えた」と指摘する。
途絶 日本では昨年5月に経済安全保障推進法が成立し、政 府は有事や災害を想定した重要物
資の安定確保に乗り 出した。注力するのが半導体だ。同 12 月に重要物資に 指定し、補助金を出し
て企業に増産を促す。 半導体製造で世界をリードする台湾は、中国が統一を 強行する脅威にさ
らされている。供給が止まる恐れもあ り、日本政府は法制化に向け準備を進めていた。そのさ なか
にウクライナ侵攻が起きた。政府筋は「半導体は軍 事とも密接に結びついている」と安全保障の観
点からも 確保を急ぐ考えだ。 海外に大きく依存するエネルギーも課題が表面化し た。日本が権
益を持つロシア極東の液化天然ガス(LN G)拠点から供給が途絶えかねない事態に直面。政府は
経済安保の対象を広げ、LNGも重要物資に指定した。 余剰分を確保する仕組みを導入する計画だ。
経済産業省 幹部は「ウクライナ侵攻が重要物資の選定に与えた影響 は大きい」と打ち明ける。揺
らぐ自由貿易 「経済の相互依存は世界のリスクを高めた」。西村康 稔経産相は1月に米首都ワシ
ントンで講演し、冷戦後の グローバル化が平和をもたらすとの考えは「明らかな幻 想だった」と切っ
て捨てた。 日本は米国主導で昨年発足した対中包囲網「インド太 平洋経済枠組み(IPEF)」に加
わり、重要物資の供 給網再編を目指している。海外展開する日系企業の中に は国内に拠点を戻す
動きも出てきた。だが、分断がもた らす未来は重苦しい。 世界が米国陣営と中ロ陣営に分断され
れば、最悪の場 合、2030 年に国内総生産(GDP)がそれぞれ1割前後 落ち込む――。アジア経済研
究所の研究者たちがこのほ ど、経済切り離し(デカップリング)の影響に関する試 算を公表した。両
陣営との貿易が続く中立国だけが上向 くという。「極端な分断は世界経済に重大な影響を与え る」
と警鐘を鳴らしている。

海 底 ケ ー ブ ル 不 調 、 全 面 復 旧 め ど 立 た ず ベトナムと海外を結ぶ光海底ケーブルで昨
年 11 月末 から不具合が相次いでいる問題で、通信各社は一部のケ ーブルでいまだに全面復旧の
めどが立っていないこと を明らかにした。ベトナムを結ぶ海底ケーブルは既存の 5本全てで不具合
が確認されており、国内のネットの接 続速度が低下している。22 日付ダウトゥ電子版が報じ た。
5本のうち「アジア・パシフィック・ゲートウエー (APG)」については「S6」と「S9」の2区間で不 具合
が発生している。S6は3月 23~27 日に、S9は 4月に復旧する予定だ。APGは現在、利用不能な状
況 にある。APGは以前の報道では2月中の復旧とされて いたが、延期されたもようだ。 同じく利
用不能の「アジア・アメリカ・ゲートウエー (AAG)」は2月 26 日~4月 15 日にかけて復旧工事が 行
われる。 部分的な不具合が起きている「イントラ・アジアケー ブルネットワーク(IA)」と「アジア・ア
フリカ・ヨ ーロッパ1(AAE―1)」のうち、IAは4月5~13 日に復旧工事が実施されるが、AAE―1は
工事の時期 が確定していない。 残る1本の「SMW3」の不具合は最近になって確認 されたが、近
く利用停止を検討中の老朽化したケーブル で、接続の依存度は低いため、影響はほとんどないとさ
れる。 ベトナムでは海底ケーブルの断線が毎年 10 回ほど発 生しているが、一斉に不具合が起き
ることは珍しく、動 画配信など大量のデータを使うサービスなどに影響が 出ている。復旧工事は海
底での作業となり、ケーブルの 関係国の同意も必要となるため、通常は1カ月ほどかか る。今回は
特に時間がかかっているようだ。 長引く障害を受けて、通信業界は接続の安定化に向け た企業
間の協力や隣国である中国・カンボジア経由の光 ケーブルの容量の拡大に動いている。 通信各
社の取り組みで状況は一時期より改善されて いるが、抜本的な解決には海底ケーブルの増強が求
めら れている。年内には「サウスイーストアジア・ジャパ ン・ケーブル2(SJC2)」と「アジア・ダイレク
ト・ ケーブル(ADC)」の2本が開通する予定だが、グエ ン・マイン・フン情報通信相は海底ケーブル
を現在の5 本から 2025 年までに 10 本以上に増やすよう関係部署 に指示している。

海 底 ケ ー ブ ル 残 る 1 本 も 不 調 、 影 響 は 限 定 的 国営ベトナム郵政通信グループ(VNP
T)は 21 日、 ベトナムと海外をつなぐ光海底ケーブルで新たな不具 合が見つかったことを明らかに
した。海外とつながる海 底ケーブルの5本全てで不具合が生じていることにな ったが、VNPTはイン
ターネットの接続がさらに影響 を受けることはないとの見解を示している。タインニエ ン電子版など
が伝えた。 新たに不具合が確認されたのは、東南アジアから中 東、西ヨーロッパを結ぶ「SMW
3」のうちベトナムと シンガポールを結ぶ区間。不具合の詳細は明らかでない が、ネット接続での依
存度は低いため、影響は限定的だ という。VNPTは、「(不具合が起きたケーブルは)老 朽化してお
り近く廃棄を予定していた。ブロードバンド サービスにも使っていない」と説明している。 ベトナム
と海外を結ぶ海底ケーブルにはSMW3の ほか、「イントラ・アジアケーブルネットワーク(IA)」 「アジ
ア・アフリカ・ヨーロッパ1(AAE―1)」「ア ジア・アメリカ・ゲートウエー(AAG)」「アジア・パ シフィッ
ク・ゲートウエー(APG)」があるが、いず れも障害からの復旧過程にある。うちIAとAAE―1 は部分
的な不具合で、AAGとAPGは全面的に利用不 能な状態にある。 相次ぐ海底ケーブルの障害に
よりベトナムでのネッ ト接続は不安定になり、速度も低下しているが、通信各 社間の協力や国際通
信の容量の補強により状況は一時 期より改善されている。VNPTは 18 日から、中国や カンボジア
経由の光ケーブルでの容量を3割増強した ことにより、同社のサービス利用はおおむね問題がなく
なったと説明している。 APGは2月中に完全復旧する見込みで、これまでの 報道によればIAとA
AGも4月までの復旧を見込ん でいる。

V N P T 、 陸 上 の 国 際 通 信 回 線 を 増 強 国営ベトナム郵政通信グループ(VNPT)は 21
日、 陸上の国際通信回線を 30%増強したと発表した。頻発す る光海底ケーブルの故障に対応する
もので、増強の対象 はカンボジア・タイ経由でシンガポールに至る回線と中 国経由で香港に至る回
線。21 日付トイチェー電子版が報 じた。 ベトナムと海外をつなぐ主な光海底ケーブルは5本 ある
が、2月初めの時点で、このうち4本で故障が発生 した。このほか、21 日には光海底ケーブル「SMW
3」 も、マレーシアからシンガポールにつながる陸揚げ地点 で故障したが、その後早期に復旧した。
依然として主要 5本のうち4本が故障中だという。通信事業者はさまざ まな手段で通信容量の確
保を試みているが、多くの利用 者が通信の質について苦情を寄せている。
I T 人 材 需 要 、 年 1 5 万 ~ 1 9 万 人 に ベトナムのIT人材専門の求人サイト「トップデブ (Top
Dev)」によると、同国では 2023、24 両年、 プログラマーやエンジニアの求人が年間 15 万~19 万人
に上る見通しだ。解雇が相次ぐ米アマゾンなどの世界大 手とは様相が異なっている。ベトナム・イン
ベストメン ト・レビュー(VIR)が 23 日伝えた。 国内最大手のFPTは 22 年に数千人を採用し、23
年 初め時点の従業員数は6万人に達した。CMCテクノロ ジー・グループは 23 年3月までに約 300
人を採用する 見通しで、従業員数は 6,000 人を超える。 外国企業では、独ボッシュがベトナム事
業拡大に着手 しており、ホーチミン、ハノイ両市の研究開発拠点のソ ウフトウエアエンジニア約
1,100 人を採用した。25 年ま でにエンジニアを 6,000 人に増やすことを目指してお り、求人は向こう
2年で約 2,300 人に拡大する見通し だ。 IT人材への需要が旺盛な背景としては、20 年に試行 し
た国家デジタルトランスフォーメーション(DX)戦 略が考えられる。IT分野では、同戦略によって起業
や 既存大手の事業活動が活発化しており、求人につながっ ているとみられる。同戦略にはIT企業
数を 22 年の6 万 7,300 社から 30 年までに 10 万社にする計画などが 含まれている。

F P T 、 米 I T サ ー ビ ス 事 業 を 買 収 ベトナムの情報技術(IT)最大手FPTはこのほ ど、米イ
ンターテック・インターナショナルのITサー ビス部門を完全買収したと発表した。24 日付ダウトゥ電
子版が報じた。 取得額は公表されていない。FPTによると、同社が 世界各地に所有する 22 のIT
サービスセンターにイン ターテックが加わり、英語圏の市場開拓が一層進むとい う。特に短期間で
システム開発を進めるアジャイル(迅 速)型ソフトウエア開発の能力を強化できるとみられて いる。
FPTソフトウェアは 2021 年、インターテック・イ ンターナショナルへの出資を発表し、同社との提携で
中 南米でのソフトウエア開発業務を拡大してきた。北米法 人FPTアメリカの売上高は 17 年から 22
年までに5 倍増、利益は 10 倍増している。FPTは向こう2年間 で中南米の従業員を 1,000 人規模
に拡大する計画だ。

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