You are on page 1of 6

関係者各位 2023 年 05 月

伊藤忠ベトナム会社
ICT 部

【ベトナム市場ニュース】
【ベトナム―車両】 国 産 車 の 特 別 消 費 税 、 納 付 延 長 提 案 = 財 務 省
ベトナム財務省はこのほど、国内で組み立て生産され た自動車に対する特別消費税(SCT)につい
て6~9 月分の納付期限を延長することを提案した。ファム・ミ ン・チン首相およびレ・ミン・カイ副首
相宛てに文書を 送付し、納付期限を 11 月 20 日まで延長することを求め た。4月 28 日付トイバオ・
タイチン電子版が伝えた。 政府は 2020~22 年にも、新型コロナウイルス禍や、 世界的なサプライ
チェーン(供給網)の混乱による部品 不足の影響を受けた国産車メーカーの資金繰り支援策 とし
て、特別消費税の納付期限延長を実施している。今 回の提案が承認されれば、4年連続の実施とな
る。 昨年同時期に猶予された税額は9兆 6,030 億ドン(約 4億 1,000 万米ドル、550 億円)に上っ
た。 登録料の半減措置は改めて否定 財務省は、国産車に対する登録料の半減措置の実施に は
改めて否定的な立場を表明した。世界貿易機関(WT O)や各自由貿易協定(FTA)の内国民待遇
の原則に 抵触する懸念があるとし、「業界支援策として特別消費 税の納付期限延長は、国産車に
対する登録料の半減措置 よりは実施の余地がある」との見解を示した。一方で、 納付期限の延長
が続く場合も同原則に抵触する可能性 はあると述べた。 半減措置を実施するのであれば国産車
だけでなく輸 入車にも適用する必要があり、その場合地方政府の税収 への影響が大きくなると指
摘。輸入車に対する登録料も 半減した場合は、輸入車の購入を優先する傾向が生じ、 地方自治体
の税収が計 15 兆~16 兆ドン減少する可能性 があると説明した。

【ベトナム―IT】 海 底 ケ ー ブ ル 、 6 月 に 全 面 復 旧 = 情 報 省
ベトナム情報通信省はこのほど、昨年末から不具合が 続いている同国と海外を結ぶ5本の光海底
ケーブルが 6月までに全面復旧するとの見通しを明らかにした。5 本のうち2本がこれまでに復旧し
たという。タインニエ ン電子版などが報じた。 情報通信省のグエン・タイン・フック電気通信局長は
5日の定例記者会見で、「イントラ・アジアケーブルネ ットワーク(IA)」と「SMW3」の2本の海底ケー
ブルが復旧したと明らかにした。残る「アジア・パシフ ィック・ゲートウエー(APG)」「アジア・アフリカ・
ヨーロッパ1(AAE―1)」「アジア・アメリカ・ゲー トウエー(AAG)」の3本については5~6月にかけ
て復旧する予定という。 ベトナムでは昨年末以降、5本ある全ての海底ケーブ ルで相次ぎ不具合
が確認され、インターネットの接続ス ピートが大幅に低下した。ケーブルの修復作業には関係 国の
同意も必要なため、通信障害が長引き経済活動への 影響が広がっていた。情報通信省はデータ通
信容量を事 業者間で融通するよう指示するなど対策に努めてきた。

【ベトナム―IT】 広 達 電 脳 、 ナ ム デ ィ ン 省 で 2 4 年 か ら P C 量 産
ベトナム北部ナムディン 省人民委員会は5日、台湾E MS(電子機器の受託製造サ ービス)大手の
広達電脳(ク アンタ・コンピューター)に パソコン工場建設の投資認 可を付与したと発表した。広
達電脳は2兆 8,300 億ドン (約1億 2,000 万米ドル、163 億円)を投じ、年 450 万台の デスクトップ型
パソコンとノートパソコンを生産する。 国営ベトナム通信(VNA)が報じた。 省人民委のチャン・ア
イン・ズン副委員長によれば、 広達電脳はミートゥアン工業団地に 226 ヘクタールの 敷地を確保し、
2024 年第4四半期(10~12 月)から生 産を開始する。生産台数は 25 年は 260 万台で、28 年ま で
に 450 万台に引き上げる目標だ。 広達電脳はミートゥアン工業団地に入居する最初の 企業とな
る。ズン氏は、ナムディン省はハイテク企業の 誘致に力を入れており、広達電脳の事業が円滑に進
むよ う省を挙げて努力すると強調した。 クアンタは米アップルのノートパソコン「マックブッ ク」な
どの製造を請け負っており、中国や米国、ドイ ツ、日本など世界8カ所に大規模な工場やサービス拠
点 などを保有する。年間の売上高は約 400 億米ドルとされ る。

【ベトナム―IT】 ザ ロ 運 営 V N G 、 5 四 半 期 連 続 赤 字
ベトナムの会員制交流サイト(SNS)「Zalo(ザ ロ)」を運営するVNGコーポレーションの 2023 年第1
四半期(1~3月)連結決算は、900 億ドン(約 380 万 米ドル、約5億 1,400 万円)余りの純損失を被
り、前年 同期から5四半期連続の赤字になった。5日付ベトナム ネットが報じた。 事業収益は1兆
8,520 億ドンと前年同期から 11.1% 増えたものの、売上原価が7%、一般管理費が 24%かさ むな
どして税引き後損益(純損益)が 900 億ドンの赤字 となった。前年同期の赤字額 1,300 億ドンから
は改善し た。 VNGはここ数年、電子商取引(EC)の連結会社へ の投資に力を入れており、◇シ
ンガポールを拠点とする オープンコマース・グループ(OCG)◇企業間取引 (BtoB)のECサイトを
運営する地場新興企業テリ オ(Telio)◇デジタルギフト事業のゴットイット(Got It)を運営するデイワ
ン(DayOne)――の3社に出資し ている。うちテリオへの出資分の累積赤字は、3月末に 年初から
90 億ドン余り膨らんで 900 億ドン近くに達し ている。

【ベトナム―IT】 S N S ア カ ウ ン ト 、 本 人 登 録 義 務 化 を 提 案 へ
ベトナムのグエン・タイン・ラム情報通信次官による と、フェイスブックなどソーシャルネットワーク(S
N S)のアカウント開設者に対して本人情報の登録を義務 化する方向で年内に法改正が見込まれ
る。8日付タイン ニエン電子版が報じた。 同日開かれた人身売買防止の法制度に関する国会司
法委員会の会議で、ラム氏はSNSなど国際的なOTT (オーバー・ザ・トップ)アプリを通じたメッセー
ジが 犯罪に利用されているが、取り締まりや捜査が困難な現 状を説明。近く改正が見込まれる通
信法では、国内のS NSとともに海外のSNSの利用にも管理を強化する 方向であることを明らかに
した。 これに関連して、情報通信省は今年末、フェイスブッ クやユーチューブ、TikTok(ティックトッ
ク)な ど海外SNSも含めて、アカウント開設者が個人か組織 かを問わず本人情報の登録することを
義務化するよう 政府に提案する予定だという。

【ベトナム―IT】 中 国 B Y D 、 フ ー ト 省 の 電 子 機 器 工 場 を 拡 張
中国の電気自動車(EV) 大手、比亜迪(BYD)がベ トナム北部フート省でタブ レット端末を量産す
る工場 を拡張し、電子部品やタブレ ットのバッテリーなどを製 造する。投資額は1億 8,370 万米ドル
(約 248 億円)で、 月内に着工する。9日付ベト ナム・インベストメント・レ ビュー(VIR)が報じた。
拡張部分は、フーハー工業団地で現地法人BYDエレ クトロニクス(ベトナム)が運営する工場の第2
期とな る。投資額のうち1億 7,820 万米ドルは、セラミックや ガラス、金属部品からなる電子部品の
製造ラインの整備 に、残る 550 万米ドルはタブレット端末や携帯電話のバ ッテリーの製造ラインの
整備に充てる。 第1期は 2022 年7月に稼働し、タブレット端末とプ リズム製品を製造している。生
産能力はタブレットが年 432 万点で、プリズム製品が 5,000 万点。タブレットは 米アップルの「iPad
(アイパッド)」とされる。第1期 の投資額は2億 6,900 万米ドルだった。
【ベトナム―IT】 鴻 海 、 ゲ ア ン 省 に ア イ フ ォ ー ン 生 産 工 場 建 設 か
台湾のEMS(電子機器の 受託製造サービス)世界最大 手、鴻海精密工業(フォック スコン)が、ベ
トナム北中部 ゲアン省で新たに 48 万平方 メートルの土地使用権を取 得する手続きを進めている
もようだ。情報筋によると、 同社が現在生産を受託して いる米アップルが中国から ベトナムやインド
に生産拠 点を分散させる動きを受けて、新たにベトナムでスマー トフォン「アイフォーン(iPhone)」を
生産する可能性 があるという。10 日付ザンチーなど複数の地元メディア が伝えた。 鴻海は今年
2月にも子会社を通じて、北部バクザン省 のクアンチャウ工業団地に 45 万平方メートルの土地使
用権(期間は 2057 年までの 35 年間)を取得し、6,250 万米ドル(約 83 億 9,000 万円)を投じて工
場の建設に 着手している。バクザン工場ではアップルのノートパソ コン 「マックブック」などを生産す
るとみられている が、ゲアン省ではアイフォーンとその部品などを製造 し、中国からベトナムやインド
への生産拠点分散を一層 進める意向だという。3月には、同社が新工場の建設に 7億米ドルを投
資する意向が報じられている。 ゲアン省の新工場でアイフォーン生産の観測が広が っているのは、
鴻海の劉揚偉(ヤング・リウ)董事長が 最近、中国でアイフォーンを生産する四川省成都市の工場の
従業員に対して、アップルの意向でベトナムとイン ドへの生産拠点分散の動きを進めていることを認
める 一方、成都の工場については「引き続き重要な生産拠点 であり、しばらくは存続する」と雇用の
継続を約束する 発言をしたことが発端だという。 鴻海は3月に、ゲアン省にキャンパスがあるビン
技術 教育大学で、数百人の技術者を募集する面接を実施した という。 鴻海は今月8日、インドの
子会社が同国南部カルナタ カ州ベンガルール(バンガロール)で工場用地約 121 万 平方メートル
を取得したことを発表している。

【ベトナム―IT】 イ ン ド ネ シ ア の エ ド テ ッ ク 、 越 同 業 を 買 収
インドネシアのエドテック(ITを活用した教育サー ビス)新興企業ルアングルはこのほど、ベトナムの
同業 の新興企業Mクラスを買収した。東南アジア市場での事 業拡大が目的だ。起業家向け情報配
信サイト、テック・ イン・アジアが 10 日伝えた。 Mクラスは 2019 年に、2人のベトナム人が共同で
創 立した。数学、科学、国語の各科目のオンライン授業と 英語能力判定試験「IELTS」などの試験
準備コース を提供している。ベトナムの高等教育における主要なオ ンライン教育プラットフォームと
評価されており、オン ラインクラスには8万 5,000 人の生徒が参加した。 ルアングルは 14 年の設
立。19 年にベトナムに進出し 「キエングル」の名称でサービスを開始した。キエング ルでは 250 万
人余りの生徒が学んでいる。
【ベトナム―IT】 米 ア ッ プ ル 、 オ ン ラ イ ン ス ト ア を 1 8 日 に 開 設

米アップルはこのほど、18 日からベトナムで初めて公 式オンラインストアを営業すると発表した。


アップルはこれまでベトナムでは、デジタル機器販売 最大手テーゾイ・ジードン投資(モバイル・ワー
ルド・ インベストメント、MWG)傘下のアップル製品専門店 「トップゾーン」や家電販売大手デジ
ワールド(DGW) など代理店を通じて販売してきた。今後アップルが直営 の実店舗を開くかどうか
は明らかにされていない。アップルはベトナムでのオンラインストア開設に先 立って、4月にインドの
ムンバイとデリーで初の実店舗 を開いた。ベトナムとインドはサプライチェーン(供給 網)でもアップ
ルにとって重要な市場とされる。

【ベトナム―IT】 9 9 万 枚 の S I M カ ー ド 無 効 化 、 番 号 再 利 用 へ

ベトナム情報通信省通信局は 15 日、利用者情報が正 しく登録されていない携帯電話のSIMカード


98 万 5,000 枚が無効化されたと発表した。無効化された電話 番号は3カ月後に新たな利用者に再
利用される。同日付 タインニエン電子版が報じた。 無効化されたのは、14 日までに利用制限が
かけられて いたSIMカード 115 万枚のうち 85%余り。 通信局によると、4月 15 日に利用を停止
されたSI Mカードのうち、情報登録をやり直したケースは多くな かった。 情報通信省の初期調査
結果によると、1,000 枚以上の SIMカードを所有している個人は 260 人余り、100 枚 以上は 5,700
人余りに上る。今後6月にかけて範囲を拡 大して調査を実施し、同省指導部に処分を要請する。
無効化されたSIMカードの番号は、携帯電話番号の ストックに戻され、約3カ月後に新たな利用者
に再利用 される。

【ベトナム―IT】 企 業 管 理 ソ フ ト の 新 興 企 業 、 マ イ ナ ビ が 出 資
ベトナムで企業管理ソフトウエアを手がけるワンオ フィス(1Office)はこのほど、シリーズAラウ ンド
(事業開始段階での本格的な資金調達)で、日本で 就職情報サイトを運営するマイナビから数百万
米ドル (100 万米ドル=約1億 3,800 万円)を調達したと発表し た。地場ネットメディアのベトナムビ
ズなどが 22 日伝 えた。 シンガポールの新興メディア、ディールストリート・ アジアによると、金額
は発表されていないが、マイナビ の過去の出資実績から 500 万米ドル程度と推定されて いる。
ワンオフィスは 2015 年に設立された。19 年にERP (統合基幹業務システム)市場で成功し、1,000
社近くの 企業から7万人余りのユーザーを獲得した。1カ月当た りの売上高は 15 億ドン(6万
4,000 米ドル、約 887 万 円)~20 億ドンに上る。 ワンオフィスの創立者で最高経営責任者(CEO)
の レ・ベト・タン氏は、ベトナム企業の 95%を占める中小 企業が3~4種類の個別の管理ソフトを使
用している ため、データを有効活用できていないとの認識の下、コ ストの高い外国のソフトウエアの
代わりとなるERP ソフトを開発し、好評を得たという。

【ベトナム―IT】 米 ア ッ プ ル 、 2 2 年 は ア プ リ 8 千 本 余 り 削 除

米アップルがこのほど公開した「App Store(アップ・ ストア)透明性リポート」によると、ベトナムでは


2022 年に 8,462 本のアプリが削除された。不正行為を理由と した削除本数はワースト2位だった。
22 日付トイバオキ ンテー電子版が報じた。 削除理由別では、設計規則違反(4,657 本)が最も多
くワースト6位、次いで不正行為(3,626 本)でワース ト2位だった。 削除数が最も多い国は中国の
4万 1,000 本余り。米国 の3万 2,000 本余り、インドの1万本余りが続いた。 アプリの削除後に開
発者が苦情を申し立てた件数で、 ベトナムは 416 件と上位 10 カ国に入っている。審査後 に削除が
撤回されたアプリは 11 本にとどまる。 アップ・ストア全体では 22 年は約 178 万本のアプリ が公
開され、そのうち 18 万 6,195 本が削除された。削 除されたアプリの分類はゲームが3万 8,883 本、
ユーテ ィリティー(実用)が2万 45 本と多かった。

【ベトナム―IT】 海 底 ケ ー ブ ル A A G 、 香 港 方 面 支 線 は 復 旧
ベトナム情報通信省通信局は 24 日、同国と海外を結 ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウ
エー (AAG)」のうち 2022 年6月から故障していた香港方 面の支線「S1I」が完全復旧したと発表
した。AAG のシンガポール方面の3つの支線や、「アジア・パシフ ィック・ゲートウエー(APG)」は修
復中だ。同日付ベトナムネットが報じた。 AAGは 09 年の運用開始以来故障が頻発し、最近だ け
でも 22 年2月と6月に故障している。シンガポール 方面の「S1B」「S1D」「S1G」の3支線は5月中
に修復を終える予定だ。APGは6月の復旧を目指して いる。 ベトナムと海外を結ぶ光海底ケーブ
ルは5本で、AA G、APGのほか、「イントラ・アジアケーブルネット ワーク(IA)」「SMW3」「アジア・ア
フリカ・ヨー ロッパ1(AAE―1)」がある。2月までに5本すべ てで不具合が見つかったが、IAとSMW
3は5月初め までに修復した。 東南アジアから米国につながるAAGは全長2万キ ロメートル余り。
このうちベトナムに通じる支線は 314 キロメートルで、南部バリアブンタウ省に陸揚げされて いる。

【ベトナム―IT】 電 子 ウ ォ レ ッ ト 浸 透 率 、 M o M o が 首 位
ベトナムの電子ウォレット市場では 2023 年第1四半 期(1~3月)、新興企業Mサービスが展開する
「Mo Mo(モモ)」の市場浸透率が 68%に上り、ブランド別 の首位を獲得した。ベトナム・インベスト
メント・レビ ュー(VIR)が伝えた。 2位以下は◇会員制交流サイト(SNS)Zalo (ザロ)の「ザロペ
イ」(53%)◇ベトナム軍隊通信グル ープ(ベトテル)の「ベトテルペイ」(27%)◇電子商 取引(EC)
サイトのショッピーが運営する「ショッピ ーペイ」(25%)◇地場決済代行サービスのベトナム・ ペイメ
ント・ソリューションズが運営する「VNペイ」 (16%)◇東南アジアの配車最大手グラブと提携してい
る「Moca」(7%)——の順だった。 ベトナムの市場調査会社ディシジョン・ラボとベトナ ム・モバイ
ル・マーケティング協会が、調査報告「コネ クテッド・コンシューマー」の中で発表した。

【ベトナム―IT】 台 湾 志 超 科 技 、 2 6 億 円 投 じ 電 子 部 品 工 場 建 設 へ

台湾の電子部品メーカー の志超科技(タイワンPCB テクベスト、TPT)は 26 日、ベトナム子会社が


4,324 億ドン(約5億 6,300 万台湾 ドル、1,842 万米ドル、25 億 8,200 万円)投じて工場を建 設する
と発表した。台湾の聯 合新聞網が伝えた。 志超科技はベトナム子会 社に工場設備を売り渡す予
定。取引額は約3億 3,781 万 台湾ドルで、推定処分利益は約 1,689 万 1,000 台湾ドル となる見込
み。 ベトナムの地元紙によると、志超科技は 2022 年 11 月 に北部ハナム省で事業登録証を付与
された。同省タイン リエム工業団地の8万 4,000 平方メートルの敷地にプ リント基板工場を建設す
ることを計画しているとみら れる。昨年末時点では、第1期は早ければ 23 年3月ま での着工、第2期
は 25 年末までの着工、26 年半ばの稼 働とされていた。 志超科技は 1998 年設立で、台湾桃園
市に本社がある。 台湾のEMS(電子機器の受託製造サービス)大手、鴻 海精密工業(フォックスコ
ン)や仁宝電脳工業(コンパ ル・エレクトロニクス)、韓国のLG電子やサムスン電 子などに向けてプ
リント基板を製造している。

【ベトナム―IT】 企 業 間 E C の カ ラ バ ン 、 C P ベ ト ナ ム と 提 携
ベトナムで企業間取引(BtoB)の電子商取引(E C)プラットフォームを運営する新興カラバンと、タ
イ 食品最大手チャロン・ポカパン・フーズ(CPF)の子 会社CPベトナム(CPV)はこのほど、戦略提
携を結 んだと発表した。CPが扱う加工食品や冷凍食品、生鮮 食品などをカラバンのプラットフォー
ムを通じて伝統 的な小売店に流通させる。29 日付VNエクスプレスが報 じた。 カラバンのスリウ
ス・バゴール社長は、食品供給業者 と日用消費財業者を小企業と結び付けて支援したいと 説明し
た。システムを使えば小売業者は商品をより安く 迅速に仕入れることができ、QRコードの電子決済
や販 売時点情報管理(POS)端末を使えるようになるとい う。 CPベトナムのモントリ・スワンポス
リ会長は「カラ バンが当社の食品流通の発展を後押ししてくれること を期待している。この提携が
両社のみならず、関連中小 企業や消費者にも利益をもたらすとみている」と述べ た。 カラバンは
2021 年にベトナムで設立された。過去1 年間に急速に成長し、流通取引総額は毎月 20%のペース
で伸びている。

【ベトナム―IT】 ラ ン サ ム ウ エ ア 、 半 年 で 7 . 7 万 台 が 感 染
ベトナムのインターネットセキュリティー大手バッ クコア(Bkav)の顧客支援センターは 29 日、今年
1月からこれまでに国内のコンピューター7万 7,000 台余りがランサムウエア(身代金要求型ウイル
ス)の攻撃を受けたと明らかにした。29 日付トイバオ・タイチン 電子版などが報じた。 バックコアに
よれば、経験豊富なITチームを擁する ある大企業は今月初旬、10 テラバイトのデータがランサ ムウ
エアの攻撃を受けて暗号化され、ハッカーから複合 キーと引き換えに 40 億ドン(17 万米ドル、約
2,390 万 円)余りを要求された。 今月中旬には別の企業の複数のサーバーや個人用パ ソコンの
データが暗号化され、ハッカーから1台ごとに 9,000 米ドルを要求された。バックコアの専門家は新し
いランサムウエア「Jianliang」に攻撃された とみている。 バックコアによれば、ランサムウエアの
「STOP/ DJVU」や「FARGO3」が、会計データ管理ソフ トを使用している企業を狙った攻撃に使
われている。 バックコアのマルウエア研究センターのグエン・ティ エン・ダット所長によると、支援を
求める企業や個人の 50%余りがウイルス対策ソフトを使用していないか、セ キュリティー効果の低
いソフトをインストールしてい るという。ダット氏は、暗号化されたデータの回復は困 難で、身代金を
払って複合キーを入手できたとしてもデ ータが元通りになる保証はないと警告している。

You might also like