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1.

高齢者に対する次の見方のうち、エイジズム(ageism)に該当するものを 1 つ選びなさい。
1. 心身機能の個人差が大きくなる。
2. 視覚機能が低下する。
3. 流動性知能が低下する。
4. 認知機能が低下する。
5. 頑固な性格になる

2. 嚥下障害(えんげしょうがい)に関する次の記述のうち、適切なものを 1 つ選びなさい。
1. 歩く時に胸が痛くなる。
2. 食事の時にむせる。
3. 食後に上腹部痛が生じる。
4. 立ち上がった時に目の前が暗くなる。
5. 咳(せき)をした時に疫(たん)に血が混じる。

3. A さん(86 歳、男性)は、介護老人福祉施設に入所している。2 か月前に転倒骨折で入院


し、歩行訓練を経て施設に戻ってきたばかりである。施設では、転倒の危険性に配慮して、
車いすを使用している。A さんが車いすから立ち上がろうとするたびに、介護福祉職が、
「危ないから座っていてくださいね」と声をかけるようにした。その結果、A さんは、入院
以前よりも口数が少なくなり、元気がなくなった。A さんは、家族や施設の職員、他の入所
者との関係は良好である。A さんの現在の心理的状態をマズロー(Maslow、A.H.)の欲求
階層説に基づいて説明した次の記述のうち、最も適切なものを 1 つ選びなさい。
1. 生理的欲求が充足されていない状態である。
2. 安全欲求が充足されていない状態である
3. 承認欲求が充足されていない状態である
4. 所属・愛情欲求が充足されていない状態である。
5. 自己実現欲求が充足されている状態である。

4. キューブラー・ロス(Kübler-Ross、E.)が提唱した死の受容過程における「取り引き」に
該当するものとして、適切なものを 1 つ選びなさい。
1. 死ぬのがなぜ自分なのかと怒る。
2. 自分が死ぬことはないと思う。
3. つらい治療を我慢して受けるの 3 助けてほしいと願う。
4. 安らかな気持ちで死を受け入れる。
5. もう助からないと思って絶望する。

5. エリクソン(Erikson、E.)の発達段階説において、青年期の発達課題として、正しいもの
を 1 つ選びなさい。
1. 生殖性の獲得
2. 信頼感の獲得
3. 同一性の獲得
4. 自発性の獲得
5. 親密性の獲得

6. 加齢の影響を強く受ける記憶として、最も適切なものを 1 つ選びなさい。
1. 個人の生活の中で生じる出来事や体験に関する記憶
2. 学習や経験によって獲得された知識の記憶
3. スポーツなど、自分の体で覚える記憶
4. 過去の社会的事件など、自分の体験とは直接関わらない記憶
5. 人の顔や風景など、自覚せずに残されている記憶

7. エリクソン(Erikson、E.)の発達段階説に関する次の記述のうち、最も適切なものを 1 つ
選びなさい。
1. 誕生から 1 歳頃までは、自分の行動のコントロールを身につける段階である。
2. 3 歳頃から 6 歳までは、自発的行動を通して主体性の感覚を学ぶ段階である。
3. 12 歳頃から 20 歳頃までは、勤勉性を身につける段階である。
4. 20 歳頃から 30 歳頃までは、心身共に自分らしさを身につける段階である。
5. 30 歳頃から 60 歳頃までは、社会全体や他者への信頼感を持つ段階である。

8. 日本高血圧学会のガイドラインで、それ以上が高血圧(度)とされる収縮期血圧値拡張期
血圧値(mmHg)として、正しいものを 1 つ選びなさい。
1. 120/70
2. 130/80
3. 140/90
4. 150/100
5. 160/110

9. 流動性知能に関する次の記述のうち、正しいものを 1 つ選びなさい。
1. 新しい場面に適応するときに要求される問題解決能力である。
2. 学校教育などの環境条件の影響を受けやすい。
3. 生活習慣や訓練によって維持することが可能である。
4. 60 歳代が最も高く、80 歳代以降に低下する。
5. 過去の人生経験の蓄積によって形成される。

10. B さん(82 歳、男性)は、大企業の営業部長を務めていたが、退職した後も会社のこと


をいつも気にしている。足が少し不自由なので長男が同居を勧めているが、世話になりたく
ないと拒否している。B さんは、自分の庭で野菜を作っている。地域との交流はほとんどな
い。ライチャード(Reichard、S.)の老年期における人格の 5 類型のうち、B さんに相当す
るものとして、正しいものを 1 つ選びなさい。
1. 円熟型
2. 安楽椅子(ロッキングチェアー)型
3. 装甲(自己防衛)型
4. 憤慨(外罰)型
5. 自責(内罰)型

11. ハヴィガースト(Havighurst、R.)の示した児童期(中期児童期)の発達課題に関する次
の記述のうち、正しいものを 1 つ選びなさい。
1. 排泄のコントロールを習得する。
2. 読み書き計算などの基礎的技能を習得する。
3. 両親や他の大人たちから情緒面で自立する。
4. 善悪の区別を習得する。
5. 社会的に責任のある行動をとる。

12. 2010 年(平成 22 年)の「国民生活基礎調査」で示されている、介護が必要となった主


な原因として、最も多いものを 1 つ選びなさい。
1. 心疾患(heart disease)
2. 呼吸器疾患(respiratory disease)2 骨折(fracture)
3. 転倒
4. 脳血管疾患(cerebrovascular disease)
5. 認知症(dementia)

13. A さん(73 歳、男性)は、最近、電話番号が覚えられないとこぼすようになった。自宅


へ電話するときは間違えないが、普段はあまり電話しないような場所にかけるときは、メモ
を見て一つ一つの数字を確認しながらでないと番号を間違えることが多い。受診したが認知
症(dementia)ではないと言われた。障害されている記憶として正しいものを 1 つ選びなさ
い。
1. 短期記憶
2. エピソード記憶
3. 意味記憶
4. 手続き記憶
5. 遠隔記憶

14. 高齢者の年齢に関する次の記述のうち、正しいものを 1 つ選びなさい。


1. 高齢社会とは、全人口に占める 70 歳以上の人口の割合が 14%以上の社会をいう。
2. 後期高齢者とは、75 歳以上の高齢者をいう。
3. 普通自動車対応免許を有する 65 歳以上の者は、その運転する自動車に指定の標識をつ
ける義務が生じる。
4. 介護保険制度で第 2 号被保険者になる年齢は、65 歳以上である。
5. 「高齢者虐待防止法」では、60 歳以 5 上を高齢者としている。
15. 高齢者の肺炎(pneumonia)に関する次の記述のうち、最も適切なものを 1 つ選びなさい。
1. 日本の高齢者(65 歳以上)の死因順位(2011 年(平成 23 年))で第 1 位である。
2. インフルエンザ(influenza)に合併することはまれである。
3. 初発症状は高熱である。
4. 呼吸数は減少する。
5. 誤職性肺炎(aspiration pneumonia)の予防には口腔ケアが有効である。

16. 褥瘡(じょくそう)の発生部位として、最も頻度の高いものを 1 つ選びなさい。


1. 大転子部
2. 肩甲骨周辺
3. 仙骨部
4. 踵部(しょうぶ)
5. 肘関節(ちゅうかんせつ)

17. 脱水時の状態として、正しいものを 1 つ選びなさい。


1. 徐脈 2
2. 血圧の上昇
3. 皮膚緊張の増加
4. めまい
5. 体重の増加

18. プロダクティブ。エイジング(productive aging)に関する次の記述のうち、最も適切な


ものを 1 つ選びなさい。
1. バルテス(Baltes、P.)が最初に提唱した。
2. 高齢者の経済的自立を目指した概念である。
3. エイジズム(ageism)による高齢者のとらえ方を肯定した概念である。
4. 主観的幸福感とは無関係である。
5. プロダクティブ(productive)な活動には、セルフケア(self- care)が含まれる。

19. A 君は、積み木を飛行機に見立てて B 君と遊んでいた。大人が A 君と B 君の目の前で、


おやつのジュースを一人 150 ml ずつになるように計った。しかし、同じ大きさのコップが
なかったので、それぞれ形の違うコップに入れて与えた。A 君にジュースを入れたコップを
渡したところ、A 君は、「B 君の方が量が多い」と言って泣き出した。ピアジェ
(Piaget、J.)による A 君の認知発達段階として、適切なものを 1 つ選びなさい。
1. 形式的操作期
2. 感覚運動期
3. 前操作期
4. 再接近期
5. 具体的操作期

20. 高齢者の年齢規定に関する次の記述のうち、正しいものを 1 つ選びなさい。


1. 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律では、高年齢者を 75 歳以上としている。
2. 「高齢者虐待防止法」では、高齢者を 65 歳以上としている。
3. 高齢者の医療の確保に関する法律では、後期高齢者を 65 歳以上としている。
4. 道路交通法では、免許証の更新の特例がある高齢運転者を 60 歳以上としている。
5. 老人福祉法では、高齢者を 55 歳以上としている

21. 老年期の記憶と注意機能に関する次の記述のうち、最も適切なものを 1 つ選びなさい。


1. 自分の若い頃の記憶では、40 歳代の頃の出来事をよく覚えている。
2. 数字の逆唱課題で答えられる数字の個数は、加齢による影響を受けない。
3. 複数のことを同時に行う能力は、加齢によって低下する。
4. 騒がしい場所での作業効率は、若年者より高齢者が高い。
5. エピソード記憶は、加齢による影響を受けない。

22. 医療や福祉の法律での年齢に関する次の記述のうち、正しいものを 1 つ選びなさい。


1. 35 歳の人は、老人福祉施設に入所できる。
2. 50 歳の人は、介護保険の第一号被保険者である。
3. 60 歳の人は、医療保険の前期高齢者である。
4. 70 歳の人は、介護保険の第二号被 4 保険者である。
5. 75 歳の人は、後期高齢者医療の被保険者である。

23. 高齢期の喪失体験と悲嘆に関する次の記述のうち、最も適切なものを 1 つ選びなさい。


1. 喪失体験とは、加齢に伴う身体機能の低下のことである。
2. 悲嘆過程とは、病的な心のプロセスのことである。
3. 死別後の悲嘆からの回復には、喪失に対する心理的対処だけでなく生活の立て直しへの
対処も必要である。
4. ボウルビィ(Bowlby、J.)によれば、悲嘆過程には順序性はない。
5. 身近な人との死別後に生じる病的悲嘆への支援では、亡くなった人への愛着をほかに向
けることを目標にする。

24. 意欲が低下した高齢者の動機づけに関する次の記述のうち、最も適切なものを 1 つ選び


なさい。
1. 高い目標を他者が掲げると、動機づけが強まる。
2. 本人が具体的に何をすべきかがわかると、動機づけが強まる。
3. 本人にとって興味がある目標を掲げると、動機づけが弱まる。
4. 小さな目標の達成を積み重ねていくと、動機づけが弱まる。
5. 本人が自分にもできそうだと思う目標を掲げると、動機づけが弱まる。
25. 高齢者の転倒に関する次の記述のうち、正しいものを 1 つ選びなさい。
1. 介護が必要になる原因は、転倒による骨折(fracture)が最も多い。
2. 服用する薬剤と転倒は、関連がある。
3. 転倒による骨折(fracture)の部位は、足首が最も多い。
4. 転倒の場所は、屋内では浴室が最も多い。
5. 過去に転倒したことがあると、再度の転倒の危険性は低くなる。

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