You are on page 1of 51

◉さまざまな健康 考え方について例をあげて説明できる。

◉健康を成り立たせている要因について例をあげて
説明できる。

世界保健機関(WHO)憲章/生活 質/主体要因/
環境要因/自然環境/社会環境
健康と どういうも だろう?

あなたが考える健康と ?
健康 さまざまなとらえ方
●世界保健機関(WHO)憲章
健康と ……
身体的,精神的,社会的に
完全に良好な状態

病気あるい 虚弱でないこ

例)・風邪気味だ
・障害がある
●身体症状
●体力 例)・体力がある
●抵抗力 ・体力がない
など
例)・抵抗力が高い
・抵抗力が低い
例)・いきいきと
している
・やる気が起きない
●精神症状
●知的能力 例)・知的能力が高い
●満足感 ・知的能力が低い
など
例)・満足感が高い
・満足感が低い
例)・良好だ
・トラブルがある

●人間関係 例)・役割を
●社会的役割 果たしている
●社会 しくみ ・役割を
など 見つけづらい

例)・しくみが
整っている
・しくみが
未整備だ
権利として 健康

●WHO憲章
・到達しうる最高基準 健康を享有すること ,(略)
差別なしに万人 有する基本的権利 1つである

人種・宗教・政治的理念・経済的条件・社会
的条件で差別されない
権利として 健康

●日本国憲法 第25条
・「健康で文化的な最低限度 生活を営む権利」を
すべて 国民に保障
・「国 ,すべて 生活部面について,
社会福祉,社会保障及び公衆衛生 向上及び
増進に努めなけれ ならない」=国 義務
健康 社会的な権利
障害があったら健 慢性的な病気 あ
康で ない? るけれど……

やりがい ある
いきいき 仕事や役割
とした生活
充実した人生
「健康と病気 連続したも 」とする考え方。
半病気状態と 、病気 発症していないが、病気 潜在しているという状態。
半健康状態と 、外見 健康だが病気になる要素をかかえているという状態。
理想 姿
●世界保健機関(WHO) 定義 (1946年)
「健康と 、身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、
たんに病気あるい 虚弱でないことで ない」


●生活 質(QOL)を重視した健康観
=1人ひとりが自分なり 目標をもち,
生きがいや満足感をもった生活を送ることができる状態
健康 成立要因
●年齢、性別 ●運動、食事、休養・睡眠
遺伝、免疫など 喫煙、飲酒など
自然環境
●大気
●水
●土壌
●動植物
など
社会環境
●経済的・文化的環境
所得,職場,人間関係,
交通機関 発達,メディア
普及 など
●保健・医療サービス
保健所,保健センター,
病院,診療所,保健・医療に
関する政策・ 制度 など
主体と環境 要因 互いに影響しあっている
◉わが国 健康水準 変化とそ 背景について説明できる。
◉わが国 現在 健康問題について例をあげて説明できる。

健康水準/平均寿命/乳児死亡率/健康指標/感染症/
生活習慣病
●健康指標と
集団 健康状態を かるも さしを健康指標という
健康指標によって示された健康 程度を健康水準という
代表的な健康指標

〇平均寿命…0歳児 平均余命 こと。


現在生まれた子が,あと何年生きられるか

〇乳児死亡率…出生した1,000人 赤ちゃん うち,


生後1年未満で死亡した数 割合
〇受療率…人口10万人 うち,ある1日(調査日)に
通院・入院した人 数

●健康水準と
健康指標によって示された健康 程度を健康水準という
平均寿命 国際比較

世界最高水準

低い水準
●平均寿命 び 要因

〇かつて…乳児死亡率 低下

〇最近 …高齢者 死亡率 低下

日本 健康水準 向上している!

過去と現在における年齢別にみた死亡率 比
どうして健康水準 向上した だろう?

経済 発展による
●栄養状態・衛生状態 改善
・病気に対する抵抗力アップ
・感染症 大幅減
科学技術 発展による
●保険・医療サービス 充実
死亡率全体 低下
●乳児死亡率 低下
●高齢者 死亡率 改善
平均寿命を した要因

ただ「長生き」とい
うだけで
よい だろうか?
●疾病構造 変化
〇感染症
結核など

〇生活習慣病(生活習慣と関連 深い病気)
がん・心臓病・脳卒中(現在 三大死因)
で死亡する人が全体 約50%を占める

●要因
・栄養状態・衛生状態 改善→感染症 減少
・食べ過ぎや運動不足→生活習慣病 増加
おもな死因による死亡割合 推移
●心 健康問題
・学習環境や労働環境など 変化によるストレス 増大
・精神疾患 増加(うつ病、統合失調症、アルコール依存症など)
自殺 背景となっている病気も

●社会全体 高齢化
・高齢者 増加(65歳以上 人 割合)
・元気な高齢者 増加、同時に介護や援助が必要な高齢者も増加

●新たな感染症
・新型コロナウイルス感染症 出現
健康寿命

平均寿命と比べると
10年程度短くなる

新たな健康課題
◉生活習慣病 種類と要因について説明できる。
◉生活習慣病 一次予防,二次予防について例をあげて説明
できる。

生活習慣病/心臓病/脳卒中/一次予防/二次予防/
三次予防
現在 日本人 おもな死亡原因 ?

がん,心疾患,脳血管疾患が
日本人 死亡原因 5割
●生活習慣(食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒)が、
そ 発病・進行に関連する病気 ことを生活習慣病という
かつて 「成人病」と呼 れていた

がん・心臓病・脳卒中・糖尿病・脂質異常症・歯周病など
〇若いころから 生活習慣 積み重 が関係している
・心臓病,脂質異常症,糖尿病,高血圧症
→運動習慣や食習慣と関係あり
・歯周病
→食習慣やブラッシング,喫煙などと関係あり
※生活習慣病に相当するも として
・心臓病で 、虚血性心疾患
・糖尿病で 、2型糖尿病
(インスリン非依存型糖尿病)
を取り上げている

代表的な生活習慣病
動脈硬化 進行
●メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)

→動脈硬化が急速に進む
心臓病や脳卒中 リスクが高くなる
一次予防 …発病を未然に防ぎ,健康増進に努める

●調和 とれた健康的な生活習慣を続けること
・適度な身体活動・運動、バランス とれた食事
・十分な睡眠をとる、喫煙 しないなど

→高校生 時期から健康的な生活習慣を確立しておくことが重要
標準体重=BMI 22
二次予防 …病気を早期に発見し,早期に治療する
●定期的な健康診断
・生活習慣病 早期発見と治療につながる
・進行を食い止める,改善させる

三次予防 …治療・重症化予防・社会復帰
●治療を継続し生活習慣 改善に努める 再発や重症化を予防
・生活習慣を健康的なも にする指導
・医薬品による治療など
●リハビリテーション
→社会復帰,生活 質 低下を防止
社会的対策

●一次予防
運動を手軽にできるような環境整備,子ども ころから 健康
教育,敷地内禁煙 推進など
●二次予防
健康診断を受けやすくするしくみづくり,経済的支援,受診を促
進する啓発活動など
●三次予防
後遺症 ある人でも働きやすい職場環境 整備など
病気になるリスクを減らすと ?

リスク=自ら 判断や
行動などにより好ましく
ないことが起こる可能
性 こと

You might also like