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コロケーションで増やす語彙


「労力」

手が空く(あく、すく)

1) すみまんが、手が空いたらこちらの仕事を手伝ってください。
2) 手が空いている人間が、忙しい人を手伝うのが、皆自然にできるようになっているので、
効率的に作業が進む。

手がふさがる (何かをしている最中でほかのことができない)

1) あいにく今は手がふさがっていて、手伝ってあげられないです。
2) 荷物がたくさん あって手がふさがっているから、ドアを開けてくれますか。

手に余る(自分の能力を超えている。どう処理してよいか分からない)

1) そのドアは特殊な工具がないと修理できないもので、僕の手には余る。
2) この仕事は量・内容双方から考えても、新入社員の私の手に余るものだ。

手も足も出ない。(やってみたら、無理だ)

1) 昨日の試験は難しくて、手も足も出なかった。
2) 頑張ってはみたが、相手は世界強豪チームで、結局手も足も出なかった。

「面倒、世話」

手がつけられない(処置の施しようがない)

1) あの子は昔、手がつけられないような悪ができました。
2) 火事を発見したときは、もうあちこちに燃え広がっていて手がつけられなかった。

手がかかる(大変、面倒)

1) 3歳ぐらいになると親の言うことを聞かなく、手がかかる。
2) 人工芝に比べて天然の芝は気持ちがいいが、いい状態を維持するにはとても手がかかる。

手に負えない(自分の力では扱いきれない)

1) 本当に手に負えない子供で、母親が苦労している。
2) この仕事は私の手には負えないので、誰か専門家に加わってもらいませんか。

「関係」

手が切れる、手を切る(関係を絶つ、縁を切る)

1) あの会社とはもうずいぶん前に手が切れている。
2) どうしてもその男と手が切れないで、悩んでいる。
3) あんな男とは手を切って、新しい人生を歩み出した方が前向きな生き方だ。

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手を染める。(始める)

1) どうも後ろ暗いと思うような話には手を染めないほうがいい。
2) ゴルフは手を染めたばかりだが、面白くて夢中になりそうだ。

手を引く(手を取って導く。続いていた関係を断ち切るなどして退く)

1) こんな先行きの危ない仕事からは手を引かせてもらうよ。
2) 自分が立ち上げた会社だが、そろそろ若い人に譲って、会社の営業から手を引こうと考
えている。

「技術」

手が込む (手間がかかる)

1) 手が込むんだ模様だから、このセーターは念段が高いだろう。
2) 子供のいたずらにしては、ずいぶん手が込んでいる、何か犯罪のにおいがする。

手を加える、手を入れる (よい状態にするために、補ったり、直したりする)

1) この作品にははまだ満足できない。もう少し手を加えたい。
2) この家も建ててから 20 年。そろそろ手をいれる必要がある。
3) 彼は自分に都合がいいように、報告書に手を加えたらしい。

手を抜く(手を抜いていい加減におわらせてしまうこと)

1) 家を建てるときは、手を抜いた工事をされないように、信用のあ業者を選ぶことが大切
だ。
2) 忙しいときは、家事の手を抜くのもやむをえないだろう。

「所有」

手が出ない(自分の能力ではとりかかることができない)

1) 素敵な茶碗だが,高すぎて、私にはとても手が出ない。
2) 会社の近くに住みたいが、都内の家は一戸建てもマンションも高くて手が出ない。

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「行く,向かう」

足止め

1) 悪天候で、空港に2時間も足止めされた。
2) 電車が事故のため止まってしまい、新宿で足止めを食ってしまった。

足が遠のく

1) 会社が辞めて以来、東京には足が遠のいていた。
2) 卒業してしまうと、どうしても学生のころ遊んでいた場所から足が遠のいてしまう。

足が棒になる。

1) 仕事の間中ずっと立ちっぱなしで足が棒になった。
2) 今日は足が棒になるほど歩きっぱなしだった。

足が向く

1) 忙しくて、あんなに好きだったのに、最近はなかなか展覧会に足が向かない。
2) 帰宅途中に自然と盛り場に足がむいていしまう。

足を運ぶ

1) 何度も先方に足を運んで、ようやく仕事をひきうけてもらった。
2) せっかく足をはこんでいただいたのに、留守にしておりまして、申し訳ありませんでし
た。

足踏み

1) 難題が多くて、工事は足踏みしています。
2) 発売当初は順調だったが、今月に入った売り上げが足踏み状態である。

「作業」

足を引っ張る

1) 仕事が遅い私は、いつもみんなの足を引っ張ってしまう。
2) 彼の不調がチームの足をひっぱってしまっている。

足かせ

1) 住宅ローンが足かせとなって転職することもできない。
2) 現状では、日本の中小企業は、円高が足かせとなっている。

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足が重い

1) 仲間の足手まといにならないように頑張るつもりです。
2) 加害者側の関係者である私には、被害者を訪れるのは足が重い。

足を洗う

1) 人から後ろ指を指されるような仕事から人生をやり直そうと思う。
2) こんな不安定な浮き草稼業からは足を洗おう。

「落ち着く」

足が地に着く

1) その人の第一印象は、浮ついたところがなく、足が地に着いているなというものだった。
2) すっかり 緊張してしまって、足が地に着かない。

足固め

1) 今度の東京進出は本社が悲願の全国チェーンを展開するための足固めとなる重要な仕事
だ。
2) 地元のボランティア団体に参加するなどを繰り返し、彼は選挙の足固めをすすめていっ
た。

足並みが揃う

1) チーム内の足並みが揃わないと、実力が発揮できない。
2) 消費税の問題にしても、年金の問題にしても、与党内で足並みが揃っていない印象だ。

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「参加する,会う」

顔を出す(顔を見せる)

1) 「仕事が終わってからでいいから、顔を出してくれないか」と母からメールが来た。
2) 飲み会があったが、疲れていたので、ちょっと顔をしただけで、すぐ帰った。

顔向けできないす

1) 人のものに手をつけるなんて、世間に顔向けできないだろう。
2) お世話になった先生にこんな迷惑をかけてしまって、顔向けできない。

顔合わせ

1) 今年の新入会員と課長の顔合わせが会った。
2) 決勝戦は、東京代表あチームの顔合わせになった。

「知り合う」

顔が売れる

1) あの美容評論家は、最近マスコミで顔が売れていて、テレビで見ない日はない。
2) 将来立候補することを考えているならば、政界に顔を売っておくことは絶対必要だろう。

顔が広い

1) あの人なら顔が広いから、スポンサーになってくれそうな人を知っているかもしれない。
2) 父は顔が広いので、どこへ行っても声をかけられる。

顔見知り(顔馴染み)

1) 駅で顔見知りのおばさんに挨拶した
2) 週一回ペースで同じ店に通っていたから、程なく店員と顔見知りになった。

「プライド、面子」

顔を立てる

1) 彼の顔を立、ここは黙って引き下がってくれ。
2) ここは主催者の顔を立てて、最後の挨拶は彼に頼むことにしよう。

花を待たせる

1) ベテランになったら、たまに若い者にも花をまたせてやるぐらい余裕がほしい。
2) 先輩に花を待たせて、共同研究も成果を、先輩の名前で発表した。

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顔が潰れる

1) お前を式を台無しにしたおかげで、俺の顔を潰れしてしまった。
2) 息子が盗みをして、裁判官の父の顔をつぶしてしまった。

面目を失う

1) 新しいプロジェックトが失敗し、面目を失った。
2) 今度失敗したら、完全に面目を失い、彼は完全に失脚してしまうだろう。

顔に泥に塗る

1) 馬鹿なまねをして、親の顔に泥に塗る気か。
2) みんなの目で俺の昔の罪をばらして、よくも顔に泥に塗ってくれたな。

顔負け

1) 彼女のプロも顔負けの歌唱力に、会場はどよめいた。
2) 少年の堂々たる弁論は大人顔負けのものだった。

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「見る、見える、見えない」

目を通す

1) 知事は朝から、膨大な量の書類に目を通している。
2) 毎朝、新聞に目を通してから出勤するのが父の習慣だ。

目がくらむ(めまい)

1) 高いところからしたを見ると、目がくらんで足がすくむ。
2) 彼は金に目がくらみ、親友を裏切ってしまった。

目を背ける

1) 事故現場のあまりの惨状に,新入の記者は思わず目を背けた。
2) 現状から目を背けることなく、地道に取り組んでいきたいと思う。

目を盗む

1) 高校生のとき、親の目を盗んでタバコをすったことがある。
2) 先生の目を盗んで、カンニングしていたが、なぜかばれてしまった。

「気がつく」

目が覚める

1) 昼過ぎになって、やっと目が覚めて、時計を見て驚いた。
2) 今まで、どうしていいのか分からなかったが、君の一言でやっと目が覚めたよ。

目から鼻へ抜ける。

1) 彼は、子供のころから、目から鼻へ抜ける利発な子だった。
2) 彼女は目から鼻へ抜けるような人だから、簡単な計画書を見ただけでプロジェクト全体
のことが直ぐつかめる。

目に付く

1) 最近、校則違反をしている学生が目に付く。
2) 結婚して10年、最近、夫のあらばかりが目に付いてイライラする。

目に留まる

1) その強烈な個性が監督の目に留まり、彼は主役に抜ふ擢された。
2) 二人が親しそうに話しているが、ふとに留まった。

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目の付け所

1) さすがに専門家だけあって、素人とは目の付け所が違う。
2) この新商品を考案した人は、目の付け所がいい。

「遠慮する」

目が届く

1) 私一人で家事をこなしているので、目が届かないことがあります。
2) この保育園は保母が多いので、子供によく目が届く。

目を配る

1) あの先生は、毎朝校門のところに立って、学生の服装や挙動に目を配っている。
2) 開店直前、店長は 準備にもれはないか、目を配って、歩いている。

「驚く」

目からうろこが落ちる。

1) 師の言葉に目からうろこが落ちる思いがした。
2) 講義を聞いて、国際経営と暮らしの関係がよく分かり、目からうろこが落ちる思いが
した。

目も当てられない

1) 舞台初出演のその女優は、ただ声を張り上げるばかりで目も当てられない演技だった。
2) 勉強不足だったので、今度の試験は目も当てられない成績だった。

目も疑う

1) 彼らが仲よく手をつないで歩いている姿に目を疑った。
2) それは、思わず我が目も疑う出来事で、目の前で見ていたにもかかわず、すぐには信じ
ることができなかった。

目を白黒させる

1) 普段は大人しい兄が、私と言い合う姿を見て、母は目を白黒させていた。
2) 食べ物がのどにつかえて、目を白黒させる。

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「怒る」

腹を立つ

1) 無神経な人には腹を立てるだけ損だ。
2) なんでこんな失敗をしたのかと、自分で自分に腹が立って仕方がなかった。

腹に据えかねる(ひどく腹が立って、心にしまって置けない)

1) 彼の仕打ちはなんとも腹に据えかねる。
2) 今度という今度は腹に据えかねた。怒鳴り込んでやろう。

腹の虫が収まらない(腹が立って我慢できない)

1) 一ヶ月の働きにこの給料じゃ、腹の虫が収まらない。
2) 彼にされたことをそのまま仕返してやらないうちはどうしても腹の虫がおさまらない。

「本心、決心」

腹を割る

1) 腹を割って話し合えば、どんな相手だって、必ず分かり合えるはずだ。
2) 喧嘩別れした友人と再会し、お酒を腹を割って話し合ったおかげで、双方の誤解を解く
ことができた。

腹を決める(決心する、覚悟する)

1) 市長選に出馬することに腹を決めた。
2) 色々迷ったが、最後にはどうにでもなれと腹を決めた。

腹をくくる:(どんな結果になっても、だじろないように、心を決めること)

1) 腹をくくって、評判も実力かなうはずの相手との対決に臨んだ。
2) 会社の状態もここまでくれば、社員一丸、腹をくくるしかない。

腹を探る

1) お互いの腹の探りあいで、精神的に疲れてしまった。
2) 彼女の物言いはこちらの腹を探られているようで、決して気持ちのいいものではなかっ
た。

腹に収める(他人に言わず心の中にしまっておく)

1) このことはお前の腹にだけ収めて、誰にも話さないでくれ。
2) その場にいた者すべて、今の話を腹に収めて口外するまいと思った。

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腹の底(心の中で思っていること、本心)

1) あの人は何を考えているのか、表情にまったく表れず、腹の底の知れない人だ。
2) 彼女は終始ニコニコしていたが、腹のそこでは何を考えているのか分からない。

「お金を払う」

自腹を切る(自分のお金で支払う)

1) 会社からは何の援助も得られなかったので、自腹を切って研修に励んだ。
2) 得意先の接待に自腹を切って、飲食代はもちろんゴルフや宿泊代まですべて賄った。

太っ腹(細かいことにこだわらないこと)

1) あの人は太っ腹だから、安心して頼っていいと思いますよ。
2) 太っ腹なところを見せたくて、つい後輩に無理してご馳走してしまった。

「笑う」

腹を抱える(おかしくてたまらず大笑いする)

1) 私たちは彼の歌を聞いて、腹を抱えた。
2) ひさしぶりに寄席へ出かけて、漫才を見て腹を抱えて笑った。

腹の皮がよじれる

1) あの人の話があんまり面白てくて、腹の皮がよじれてしまった。

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「匂いを嗅ぐ、臭い」

鼻が利く(嗅覚が敏感である)

1) 人間に比べて動物は、何十倍も鼻が利く。
2) 彼は鼻が利くのか、今日はご馳走と言う時に限って現れる。

鼻が曲がる

1) くさやを焼く匂いは、鼻が曲がるほど強烈だ。

「距離が近い」

鼻を空き合わす

1) 狭い家に鼻を空き合わて住んでいる。
2) 相手側の担当者と鼻を空き合わせて話し合ったが、結論は出なかった。

目と鼻の先

1) 病気だからここから目と鼻の先だから,すぐ行ってきた方がいい。
2) そのパートなら、私のうちと目と鼻の先にありますよ。

「自慢する、馬鹿にする」

鼻が高い

1) 息子の出来がよいので、鼻が高い。
2) 彼のような人を恋人にもって、鼻が高いです。

鼻を高くする

1) あまり鼻を高くしていると、へし折られるぞ。
2) 彼は営業成績がいいので鼻を高くしている。

鼻にかける

1) 彼は東大出身で、学歴を鼻にかけていて、みんなに嫌われている。
2) あいつは生まれがいいのを鼻にかけて、何も努力をしようとしない。

鼻を折る(鼻をへし折る)

1) ひどいふり方をして、高慢な男の鼻を追ってやった。
2) 生意気な口ばかりきくので、鼻をへし追ってやった。

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鼻を明かす

1) 父親の鼻を明かしてやりたい一応で、彼は死ぬほど努力をした。
2) 兄はいつも僕の走るのが遅いと馬鹿にするから、100m を 11 秒台で走って、鼻を明かし
てやろう。

鼻で笑う

1) 鼻で笑って防衛戦に臨んだが、予想外の苦戦を強いられた。
2) 人が転んだのを鼻で笑っていたら、自分が同じ失敗をしてしまった。

鼻であしらう

1) ビザのことで入管に相談に行ったが、鼻であしらわれた。
2) みすぼらしい身なりで高級レストランへ行って、鼻であしらわれた。

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「姿勢,構え」

腰かける

1) 老人は疲れたように、ベンチに腰掛けて休んだ。
2) 彼女は大学院に進みたかったが、経済的に苦しかったので、2,3年の腰かけのつもり
で、会社に勤めた。

腰を上げる

1) 網棚の荷物を降ろすために腰を上げた。
2) ずっと家の仕事だけしていた母も、とうとう腰を上げて近くの会社へ勤め始めた。

腰を下ろす

1) 公園の芝生に腰を下ろして休憩する。
2) 駅のベンチに腰を下ろして、次の電車を持った。

腰が重い

1) 母は腰が重いので、旅行に連れ出すのも大変です。
2) 家族みんなの腰が重くて、母親が一人で家事をして忙しがっている。

腰が砕ける

1) 計画を実行に移す直前に横槍が入って、腰が砕けしてしまった。
2) 訴えてやろうと勢い込んでいたが、相手の態度に腰がくだけてしまった。

本腰を入れる

1) 今まではどうもやる気のなかった彼だが、ようやく仕事に本腰を入れる気になったらし
い。
2) 本腰を入れて、年金制度や社会保険制度の改革に取り組む必要がある。

腰を据える

1) もっと腰を据えて仕事をしないと腕は上がらない。
2) その件については、近々腰を据えて話そう。

「気持ち」

腰が軽い

1) 隣のおじいさんは腰が軽くて買い物でも掃除でもどんどん引き受けている。
2) 彼は誘われると何にでも飛びつく腰が軽い男だ。

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腰が低い

1) 山田さんは一見怖そうに見えるが、実は腰が低いいい人だ。
2) あの人は社長になっても従業員に挨拶して回るような腰が低い人だ。

腰を抜かす

1) 幽霊かと思って腰を抜かした。
2) 暗がりで突然声をかけられ、腰が抜けそうになった。

腰抜け

1) いざとなると人の後ろに隠れるなんて、とんだ腰抜けだ。
2) 彼は上から命令されれば、悪いことでもいやとは言えない腰抜けだ。

弱腰

1) 今度の大統領は、経済対策は巧を奏しているが、弱腰の外交姿勢を批判されている。
2) うちの会社は、新しいことを始めようとすると、すぐ弱腰になる。

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