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K 9004F
Cómo ajustar la placa de prueba para pintura
制定 昭和 35. 7. 6
塗料用試験板の調整方法
改正 平成 16.12.22
1. 適用範囲 この規格は,塗料の試験用標準試験板(以下,試験板という。
)の調整方法について規定す
る。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。
)を適用する。
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3303 ぶりき及びぶりき原板
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS K 1402 三酸化クロム
JIS K 2435 ベンゼン・トルエン・キシレン
JIS K 5600-1-4 塗料一般試験方法-第 1 部:通則-第 4 節:試験用標準試験板
JIS K 5633 エッチングプライマー
JIS K 8101 エタノール(99.5)(試薬)
JIS K 8810 1-ブタノール(試薬)
JIS K 8839 2-プロパノール(試薬)
JIS K 9005 りん酸(試薬)
JIS R 3202 フロート板ガラス及び磨き板ガラス
3. 試験板の種類 試験板の種類は,次のとおりとする。
a) 鋼板
b) ぶりき板
c) アルミニウム
1) アルミニウム板
2) アルミニウム合金板
3) アルミニウム合金合わせ板
d) ガラス板
4. 材質・寸法
4.1 鋼板 試験板に用いる鋼板は,JIS G 3141 の SPCC-SB とし,寸法は,表 1 のとおりとする。
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表 1 鋼板の寸法
単位 mm
寸法
試験項目
長さ 幅 厚さ
作業性 約 500 約 200 約 1.0 又は 0.8
耐候性 約 300 約 150 約 1.0 又は 0.8
促進耐候性 約 150 約 70 約 1.0 又は 0.8
耐屈曲性 約 150 約 50 約 0.3
その他 約 150 約 70 約 1.0 又は 0.8
5. 調整方法
5.1 鋼板
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b) a)のりん酸溶液から取り出した試験板(2)を暖かい流水ですすぎ洗いした後,直ちに 85±2℃に保った
JIS K 1402 の無水クロム酸の 0.1%水溶液に 1 分間浸す。試験板を取り出し清浄な吸い取り紙又は布で
付着している溶液を吸い取って乾かし,105±2℃に保った恒温器に入れて 5 分間乾燥した後,取り出
して室温まで冷やし直ちに試験に用いるか又は乾燥剤を入れたデシケータに入れて保管し,24 時間以
内に試験に用いる。
注(2) 調整の終わった試験板には直接手を触れてはならない。持ち運びには竹ばさみか綿手袋を用い
る。
5.1.3 金属前処理塗料による処理 金属前処理塗料による処理を規定したものは,試験板の表面に,は
けで JIS K 5633 の 1 種エッチングプライマーを乾燥塗膜の厚さが 5~10μm になるように均等に塗り,仕
様書に規定された時間内に試験に用いる。
5.2 ぶりき板 ぶりき板は,JIS K 5600-1-4 の 5.2.2 の溶剤洗浄による調整によって洗浄し,清浄性を確
かめた後直ちに試験に用いるか,乾燥剤を入れたデシケータに入れて保管し,48 時間以内に試験に用いる。
5.3 アルミニウム
5.3.1 洗浄 洗浄は,試験板(2)を,JIS K 8101 のエタノールと JIS K 2435 のキシレンの等容量混合液で,
十分に洗って乾かし,JIS K 5600-1-4 の 5.4.2 によって清浄性を確かめる。
5.3.2 りん酸処理 りん酸処理を規定したものは,次による。
a) 5.3.1 に規定した方法で洗浄を行ったアルミニウム板は,約 80℃に保った表 5 のりん酸-アルコール
溶液に 10 分間浸す。
表 5 りん酸-アルコール溶液の混合割合
単位 容量 %
りん酸(85%)
(JIS K 9005) 10
1-ブタノール(JIS K 8810) 40
2-プロパノール(JIS K 8839) 30
蒸留水 20
計 100
b) この溶液から取り出した試験板(2)は,室内に立て掛けて 2 時間置き,柔らかい綿布で軽くこすり,水
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K 9004F
b) 溶液から取り出した試験板(2)を柔らかい綿布でこすりながら,流水で洗ってから 50℃に保った恒温器
に入れる。1 時間置いた後取り出して,直ちに乾燥剤を入れたデシケータに入れて保管し,48 時間以
内に試験に用いる。
5.4 ガラス板 ガラス板は,JIS K 5600-1-4 の 5.5.2 によって洗浄し,清浄性を確かめた後,試験に用
いるまで乾燥剤を入れたデシケータに入れて保管する。
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K 9004F 解説
塗料用試験板の調整方法 解説
この解説は,本体に規定・記載した事柄,並びにこれらに関連した事柄を説明するもので,規格の一
部ではない。
1. 改正の経緯 この規格は,防衛庁で使用する塗料の品質を統一するために必要な試験方法を確立す
る一環として,昭和 35 年 7 月 6 日に初版を制定して以来,塗料に関する技術の向上及び JIS,NDS,DSP
などの改正によって,平成元年 9 月 6 日に 3 回目の改正を行った。更に,JIS H 4000 のうち A2024P と
A2024PC の板が,塗料用試験板として,入手が困難になってしまった実情等と,引用文書である JIS K 5400
(塗料一般試験方法)の試験項目の内,塗料の成分に関する試験と試験に用いる塗り板が分割されて,
JIS K 5400 が改正され,JIS K 5407(塗料成分試験方法)と JIS K 5410(塗料用試験板)が制定された
ことに伴い,この規格の見直し改正を行った。その改正の主な点は,以下のとおりである。
a) 自衛隊の装備品に用いる材料,部品等は NDS 及び JIS 規格品を使用するのが好ましいが,航空機等
では外国規格品が多用されているのが実情である。航空機の構造及び外観を構築するアルミニウム
材料において,この傾向が著しい。塗料用試験板も前記の実情に鑑み,アルミニウムについては,
その材質が外国規格品(Fed. Spec 及び ALCOA 他)であっても塗料用試験板として使用できるよう
に改めた。
b) ぶりき板は,制定された JIS K 5410 と合せるとともに JIS G 3303 との整合も図り,SPTE-5.6/5.6T-2
を規定した。
c) ガラス板は,JIS R 3201(普通板ガラス)の普通板ガラス及び JIS R 3202 の磨き板ガラスとしてい
たが,両者に品質の差がほとんどなく,かつ現在は,特殊な板ガラス(網入り板ガラスなど。
)を除
いて,大部分フロート板ガラスが生産されている。以上の実情に鑑み,品質と入手性を考慮してフ
ロート板ガラスを規定した。
d) 鋼板は,JIS K 5410 では,一般の塗料試験では厚さ 0.8mm のものが多く用いられている実情から,
厚さ 1.0mm のものを厚さ 0.8mm のものに順次置き換えることにしているので,この規格においても
試験操作や試験結果に影響しない試験項目については,経済性及び取扱いの利便性を考慮して厚さ
1.0mm 又は 0.8mm のどちらかを選択できるように規定した。
今回は,規制緩和推進計画(平成 7 年 3 月 31 日閣議決定)に基づき,塗料試験法に関する JIS の
国際整合化の大巾改正が行われた。具体的には,平成 11 年 4 月 ISO の塗料試験方法関係規格に整合
させた JIS K 5600 シリーズ(塗料一般試験方法)及び JIS K 5601 シリーズ(塗料成分試験方法)
が制定されるとともに平成 14 年 4 月には,従来から広く用いられてきた JIS K 5400(塗料一般試
験方法)及び JIS K 5407(塗料成分試験方法)が廃止され,ここに塗料用試験方法規格の国際整合
化が完成した。今回の改正は,この新しい JIS を全面的に利用することを主な目的として行ったも
のである。
解1
6・
K 9004F 解説
4.4 ガラス板 3.4 JIS R 3202(フロート板ガラ 4.4 JIS R 3202 のフロート板ガ JIS の規格票の様
ス及び磨き板ガラス)のフロート ラスとし, 式 に 準 拠 ( JIS Z
板ガラスとし, 8301)
5.1.1 洗浄 4.1.1 JIS K 5400(塗料一般試験 5.1.1 JIS K 5600-1-4 の 5.1.3 JIS K 5400 の廃止
方法)の 3.3 (2)による。 の溶剤洗浄による調整による。 による変更
解2
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K 9004F 解説
解説付表 1 旧規格と改正規格との主な比較(続き)
解3
8・
K 9004F 解説
3. 改正規格原案調査作業委員会の構成 この規格は技本技術部技術情報管理課制式規格係が主管とな
り,下記に示す(社)日本塗料工業会会員の協力により改正規格原案(案)を作成したものである。
NDS K 9004 塗料用試験板の調整方法改正規格原案調査作業委員会(小委員会)構成表
所属
(委員長) 日本特殊塗料株式会社
(委員) 日本特殊塗料株式会社
財団法人日本塗料検査協会
関西ペイント販売株式会社
神東塗料株式会社
大日本塗料株式会社
中国塗料株式会社
株式会社トウペ
日本ペイントマリン株式会社
日本油脂 BASF コーテイングス株式会社
専門技術者
松平技術士事務所
(事務局) 社団法人日本塗料工業会
解4.